JP3740277B2 - 液体散布車におけるポンプの安全装置 - Google Patents

液体散布車におけるポンプの安全装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は走行路面に水や洗浄液等の液体を散布して走行路面等を清掃したり、街路樹に水を散布する液体散布車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の液体散布車は、車体上に搭載されたタンク下部にポンプを接続し、前記ポンプには吐出管を介して車体後方に配設された散布ノズルを接続してあり、前記ポンプを駆動することによりタンク内の液体を散布ノズルから走行路面等に散布するようにしてある。
【0003】
ところで前記ポンプには排液口を設けてあり、散布作業終了後に前記排液口に接続された手動開閉弁を開くことによりポンプ内に残留する液体を排出し、ポンプ内の液体が凍結してポンプが破損するのを防止するようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、散布作業終了後の排液作業を忘れる場合があり、その場合には夜間になって外気温が低下することにより、ポンプ内に残留した液体は凍結して体積が膨張することからポンプが破損するという問題がある。
そこで本発明は外気温が低下するとポンプ内に残留している液体の排液作業を自動的に行うようにしてポンプ内の液体が凍結してポンプが破損するのを確実に防止できるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1では、車体上にタンクを搭載し、前記タンクにはタンク内の液体を圧送しうるポンプを設け、前記ポンプには散布手段を接続してポンプにより圧送された液体を散布手段から散布するようにした液体散布車において、前記ポンプにはポンプ内に残留した液体を排出しうる排液口を設け、前記排液口には、駆動手段の駆動にて排液口を開閉しうる自動開閉弁を設け、前記駆動手段には、外気温等の所定温度を検知すると駆動手段を駆動させて自動開閉弁を開放しうる温度検知手段を設けるとともに、自動開閉弁が開いたことを検知して作動するタイマを設け、前記タイマにて所定時間経過すると、自動開閉弁を閉鎖するようにしたことを特徴とするものである。
請求項2では、前記駆動手段は、液体散布車のキースイッチに接続され、前記キースイッチをOFFにしたときにのみ、駆動手段を駆動可能な状態としたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2において、1は走行路面に液体を散布して清掃作業を行うための液体散布車で、該液体散布車1は車体2上に液体を収容するタンク3を搭載してある。
【0007】
前記タンク3の側面下部にはタンク3内に収容された液体を圧送するポンプ4を吸引管5を介して設けてあり、前記ポンプ4にはタンク3側方にて車体2の前後方向に延びる吐出管6の一端を接続し、前記吐出管6の他端には車体2後部に車幅方向に延びる散布管7を接続してある。
前記散布管7には散布手段である複数の散布ノズル8を設けてあり、前記ポンプ4を駆動することによりタンク3内の液体を吐出管6、散布管7を介して散布ノズル8から走行路面に散布するようにしてある。
【0008】
前記ポンプ4は図3に示す如くポンプケース9内に一対のロータ10を設けてあり、前記ポンプケース9は前記ロータ10を介して吸引室11と吐出室12とを形成してある。前記吸引室11の側面には前記吸引管5に接続される吸引口13を形成し、また前記吐出室12の上面には前記吐出管6に接続される吐出口14を形成してあり、前記ロータ10を回転させることにより吸引口13から吸引された液体を吐出口14から吐出管6に圧送するようになっている。
【0009】
前記ポンプケース9の下部にはリリーフ弁15を設けてあり、前記吐出管6内の液体が詰まった際に、吐出室12内が高圧になると前記リリーフ弁15が開いて前記吐出室12内の液体を吸引室11へ流出させることにより、吐出室12の圧力が異常高圧にならないようにしてポンプ4の損傷を防止するようにしてある。
【0010】
前記ポンプ4には、散布作業終了後、ポンプ4内に残留した液体を自動的に排出して液体の凍結によるポンプケース9の破損を防止するための安全装置16を設けてある。
以下、前記安全装置16について説明すると、前記ポンプケース9吐出室12の側面下部には排液口17を設け、前記排液口17には排液管18及びT字型の分岐管19を介して手動開閉弁20と、駆動手段であるモータ21の駆動にて開閉されうる自動開閉弁22とを接続してある。
【0011】
前記モータ21は液体散布車1のキースイッチ23と、外気温を検知しうる温度検知手段である温度センサ24とに接続されており、前記キースイッチ23がOFFであって、かつ前記温度センサ24が外気温を検出し、所定温度すなわち液体が凍結する直前の温度まで低下したことを検知すると、前記モータ21が駆動して自動開閉弁22が開くようになっている。
【0012】
前記モータ21には自動開閉弁22が開いたことを検知して作動するタイマ25を接続してあり、前記タイマ25にて自動開閉弁22が開いた後、所定時間経過するとモータ21を駆動させて自動開閉弁22を閉鎖するようにしてある。
尚、本実施の形態では手動開閉弁を設けてあるが、自動開閉弁のみにしても同様の作用効果を有するものである。
【0013】
また本実施の形態では自動開閉弁を温度センサ、キースイッチ及びタイマとに接続してあるが、少なくとも温度センサとタイマとを設け、ポンプ内に残留する液体を排出して液体の凍結によるポンプの破損を防止するとともに、自動開閉弁の開放後に自動的に自動開閉弁を閉鎖できるようにして次回散布作業時にポンプケース内に吸引された液体が排液口から外部に洩れるのを防止するいう効果が達成されれば良い。 また本実施の形態では温度検知手段にて外気温を検知するようにしてあるが、ポンプケースの温度またはポンプケース内の液体温度を検知するようにしても同様の作業効果を有するものである。
【0014】
また本実施の形態では走行路面を清掃する液体散布車に安全装置を設けてあるが、街路樹に散水する液体散布車に安全装置を設けても同様の作業効果を有するものである。
さらに本発明は、本実施の形態に限定されるものではなく、ポンプ、散布手段の具体的構造については、発明の要旨の範囲内で種々の応用、変形を加えることは可能である。
【0015】
本発明は前記の如き構成で、次に作用について説明する。
まず、走行路面に液体を散布する際は、ポンプ4を駆動させてタンク3内に収容された液体を吐出管6、散布管7を介して散布ノズル8から走行路面に液体を散布する。
その際、キースイッチ23はONの状態にあるため、仮に温度センサ24が所定温度を検知しても自動開閉弁22は閉鎖状態に保持されることからポンプケース9内の液体が排液口17から排出されることはない。
【0016】
散布作業が終了すると、ポンプ4を停止させて液体の供給を停止させ、手動開閉弁20を開いてポンプケース9内に残留した液体を外部に排出する。
これによりポンプケース9内に液体が残留することがないので、液体の凍結によるポンプケース9の破損を防止することができる。
次にポンプケース9内の液体を排出する排液作業を忘れた場合について説明する。
【0017】
作業終了後、キースイッチ23をOFFにするとモータ21が駆動可能な状態となる。その後、夜間になり外気温が低下して所定温度に達すると、温度センサ24がその温度を検知してモータ21を駆動させて自動開閉弁22が開く。するとポンプケース9内の液体は排液口17から排液管18を介して外部に排出される。そしてタイマ25にて自動開閉弁22が開いた後、所定時間が経過すると自動開閉弁22は閉鎖される。
【0018】
これにより散布作業終了後に排液作業を忘れても、自動開閉弁22が自動的に開いてポンプケース9内に残留した液体が排出されるため、液体の凍結によるポンプケース9の破損を確実に防止することができる。
またタイマ25にて所定時間経過後、自動開閉弁22を閉鎖するようにしたので、次回散布作業時に、ポンプケース9内に吸引された液体が排液口17から外部に洩れるのを防止することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上の如く本発明の請求項1では、タンク内の液体を圧送するポンプに排液口を設け、前記排液口に駆動手段の駆動にて排液口を開放しうる自動開閉弁を設け、外気温等を検知しうる温度検知手段にて所定温度を検知すると、駆動手段を駆動させ自動開閉弁を開いてポンプ内に残留した液体を排出するようにしたので、ポンプ内の液体の排出を忘れたとしても、液体の凍結によるポンプの破損を確実に防止することができる。また、自動開閉弁が開いた後、タイマにて所定時間が経過すると自動開閉弁を自動的に閉鎖するようにしたので、次回散布作業時に、ポンプ内に吸引された液体が排液口から外部に洩れるのを防止することができる。
請求項2では、液体散布車のキースイッチをOFFにしたときにのみ、駆動手段を駆動可能な状態としたので、散布手段から液体を散布する際、温度検知手段が所定温度を検知してもキースイッチはONの状態にあるため、自動開閉弁は閉鎖状態に保持されることからポンプ内の液体が排液口から排出されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体散布車を示す全体側面図である。
【図2】図1のA−A図である。
【図3】図2のB−B拡大断面図である。
【符号の説明】
1 液体散布車
2 車体
3 タンク
4 ポンプ
8 散布ノズル(散布手段)
16 安全装置
17 排液口
21 モータ(駆動手段)
22 自動開閉弁
24 温度センサ(温度検知手段)

Claims (2)

  1. 車体上にタンクを搭載し、前記タンクにはタンク内の液体を圧送しうるポンプを設け、前記ポンプには散布手段を接続してポンプにより圧送された液体を散布手段から散布するようにした液体散布車において、前記ポンプにはポンプ内に残留した液体を排出しうる排液口を設け、前記排液口には、駆動手段の駆動にて排液口を開閉しうる自動開閉弁を設け、前記駆動手段には、外気温等の所定温度を検知すると駆動手段を駆動させて自動開閉弁を開放しうる温度検知手段を設けるとともに、自動開閉弁が開いたことを検知して作動するタイマを設け、前記タイマにて所定時間経過すると、自動開閉弁を閉鎖するようにしたことを特徴とする液体散布車におけるポンプの安全装置。
  2. 前記駆動手段は、液体散布車のキースイッチに接続され、前記キースイッチをOFFにしたときにのみ、駆動手段を駆動可能な状態としたことを特徴とする液体散布車におけるポンプの安全装置。
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