JP3067937U - エンジン洗浄装置 - Google Patents

エンジン洗浄装置

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JP3067937U
JP3067937U JP1999007578U JP757899U JP3067937U JP 3067937 U JP3067937 U JP 3067937U JP 1999007578 U JP1999007578 U JP 1999007578U JP 757899 U JP757899 U JP 757899U JP 3067937 U JP3067937 U JP 3067937U
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compressor
gas turbine
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JP1999007578U
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Inventor
能幸 仲矢
孝次 田邊
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石川島ジェットサービス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 場所を選ぶことなくエンジンを洗浄する。 【解決手段】 コンプレッサ9と、洗浄液を注入する注
入部16とコンプレッサ9によって空気が圧縮されて洗
浄液を吐出する吐出部17を備えた溶液タンク8と、コ
ンプレッサ9及び溶液タンク8を載設するキャリーカー
ト7とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エンジンを洗浄するエンジン洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヘリコプター等の飛行物体は、海岸線を飛んだ場合や所要時間飛んだ場合にエ ンジンに海水やゴミ等が入り込み、エンジンの性能を低下させるおそれがあるた め適宜エンジンを洗浄する必要がある。
【0003】 一般に、ヘリコプターに用いられるガスタービン・エンジンを洗浄する際には 、図6に示すごとく、コンプレッサ1と溶液タンク2を備えた所定場所において 、ガスタービン・エンジン3の洗浄口4と溶液タンク2の吐出口5とを洗浄ホー ス6を介して接続し、コンプレッサ1により圧縮された空気によって溶液タンク 2から水、洗剤等の洗浄液をガスタービン・エンジン3内に注入する。
【0004】 ガスタービン・エンジン3に注入された洗浄液は、ガスタービン・エンジン3 の固定フレームの噴出孔(図示せず)から噴出し、ガスタービン・エンジン3を スタータにより回転させることによって、ガスタービン・エンジン3内に雨水が 吸い込まれて流れる場合と同様に洗浄液が流れ、ガスタービン・エンジン3を洗 浄する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、コンプレッサ1と溶液タンク2を備えた場所は限られており、 必要な時にエンジンを洗浄することができないという問題があった。
【0006】 本考案は、上述の実情に鑑み、場所を選ぶことなくエンジンを洗浄できるエン ジン洗浄装置を提供することを目的としてなしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のエンジン洗浄装置は、コンプレッサと、洗浄液を注入する注入部と前 記コンプレッサによって空気が圧縮されて洗浄液を吐出する吐出部を備えた溶液 タンクと、前記コンプレッサ及び溶液タンクを載設するキャリーカートとからな るものである。
【0008】 エンジンを洗浄する際には、溶液タンクに注入部から洗浄液を注入し、吐出部 をエンジンの洗浄口に接続してコンプレッサを起動し、溶液タンク内の空気を加 圧して吐出口から洗浄液を吐出してエンジン内に注入し、エンジン内を洗浄する 。
【0009】 従って、本考案はコンプレッサと溶液タンクをキャリーカートに載設して一体 化及び小型化しているためヘリコプター等の飛行物体に搭載することができ、且 つ如何なる場所でも上記のごとく容易にエンジンを洗浄することができる。
【0010】 本考案のエンジン洗浄装置において、キャリーカートの取手部を上下方向にス ライド可能に設けると、キャリーカートの取手部を最も短い状態にして一層小型 化することができ、容易に飛行物体に搭載することができる。
【0011】 又、溶液タンクの吐出部の吐出口とエンジンの洗浄口と接続し得る洗浄ホース を備えると、エンジン洗浄装置とエンジンの接続が簡単になるため一層容易にエ ンジン内を洗浄することができる。
【0012】 更に、吐出部にストレーナを設けると、洗浄液がストレーナを通過する際にス トレーナのスクリーンにより洗浄液のゴミを取り除くので、ゴミを含有しない洗 浄液でエンジン内を確実に洗浄することができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0014】 本考案の実施の形態におけるエンジン洗浄装置の例を図1〜図5により説明す ると、エンジン洗浄装置は、キャリーカート7に溶液タンク8及びコンプレッサ 9を載設したものである。
【0015】 キャリーカート7はフレームの側板10の下端に前方へ延在する底板11を備 え、側板10の後面の両下隅には車輪12,12を夫々設け、側板10の後面の 車輪12,12の上方にはカゴ状の収納部13を取り付け、側板10の上端には 後方側へ湾曲して上下方向へスライド可能な二本の取手部14,14を備えてい る。
【0016】 キャリーカート7の底板11には溶液タンク8を載置して、側板10に締結帯 15を介して固定しており、溶液タンク8は上面中央に注入部16を備え、注入 部16の周囲には吐出部17、圧力計18、ブリードバルブ19、入圧部20を 備えている。
【0017】 溶液タンク8の注入部16は、溶液タンク8を開口した注入口21と、該注入 口21を塞ぐタンクキャップ22と、該タンクキャップ22を押える押え部23 とから構成されており、溶液タンク8の吐出部17は、溶液タンク8内部の底面 近傍から溶液タンク8の上面を貫通する吐出管24と、該吐出管24の上端に位 置するストレーナ25とから構成されている。
【0018】 ここで、ストレーナ25は、図5に示すごとく、吐出管24に接続される流入 側の第一流路26と、無数の小孔を穿設した筒状のスクリーン28が封入される 吐出側の第二流路27とから形成され、第一流路26と第二流路27の間には、 第一流路26から流れてきた洗浄液が全てスクリーン28内に流れ込むようスク リーン28の導入口を着脱可能な着脱部28aが形成されており、スクリーン2 8内の洗浄液は無数の孔によりゴミが取り除かれて第二流路27の吐出口29か ら吐出されるようになっている。
【0019】 又、ストレーナ25の第二流路27の吐出口29には洗浄ホース30が備えら れており、洗浄ホース30の先端はガスタービン・エンジン3の洗浄口4に着脱 可能になっている。
【0020】 一方、溶液タンク8に取り付けられた圧力計18は溶液タンク8内の圧力を表 示し、ブリードバルブ19は、溶液タンク8内の圧力が異常に高くなった場合に 内圧を解放する安全弁であり、入圧部20は、溶液タンク8内に空気を注入する 注入口21である。
【0021】 キャリーカート7の収納部13には、ボルト等を介してコンプレッサ9を載設 しており、コンプレッサ9は、電源スイッチ31、電源ケーブル(図示せず)、 吹き出し口32、圧力計33及び安全弁であるドレンコック34を備えており、 吹き出し口32は、接続ホース35を介して溶液タンク8の入圧部20と接続さ れている。
【0022】 以下、本考案の実施の形態の作用を説明する。
【0023】 ヘリコプターのガスタービン・エンジン3を洗浄する際には、ヘリコプターに 積み込んだエンジン洗浄装置を降して図1に示すごとく直立させる。
【0024】 始めに、溶液タンク8の注入部16から押え部23を取り外してタンクキャッ プ22を取り除き、溶液タンク8内に洗浄液の水を注入する。次いで注入口21 にタンクキャップ22を挿入して押え部23を取り付け、溶液タンク8を密閉す る。
【0025】 続いてエンジン洗浄装置の吐出部17に接続された洗浄ホース30をガスター ビン・エンジン3の洗浄口4に接続し、又、コンプレッサ9の電源ケーブルも電 源に接続する。
【0026】 更に、コンプレッサ9の電源スイッチ31を入れてコンプレッサ9を駆動し、 吹き出し口32より接続ホース35を介して溶液タンク8内へ空気を送り込んで 溶液タンク8内を加圧し、吐出部17の吐出口29を開くことにより洗浄ホース 30を介してガスタービン・エンジン3内に洗浄液を注入する。
【0027】 ガスタービン・エンジン3内に注入された洗浄液は、ガスタービン・エンジン 3の固定フレームの噴出孔(図示せず)から噴出し、ガスタービン・エンジン3 をスタータにより回転させることによって、ガスタービン・エンジン3内に雨水 が吸い込まれて流れる場合と同様に洗浄液が流れ、ガスタービン・エンジン3を 洗浄する。なお、洗浄した後にはガスタービン・エンジン3を通常運転して水分 を蒸発させている。
【0028】 ガスタービン・エンジン3の洗浄を終了した際には、溶液タンク8のブリード バルブ19及びコンプレッサ9のドレンコック34を開放して、溶液タンク8の 圧力計18及びコンプレッサ9の圧力計33を共にゼロにし、次いで洗浄ホース 30をガスタービン・エンジン3の洗浄口から取り外し、更にコンプレッサ9の 電源ケーブルも電源から取り外して、ヘリコプターに搭載する。
【0029】 このため、エンジン洗浄装置はガスタービン・エンジン3を洗浄することがで きる。
【0030】 従って、エンジン洗浄装置は、コンプレッサ9と溶液タンク8をキャリーカー ト7に載設して一体化及び小型化しているのでヘリコプターに搭載することがで き、且つ如何なる場所でも容易にガスタービン・エンジン3を洗浄することがで きる。
【0031】 更に、キャリーカート7の取手部14,14を上下方向にスライド可能に設け ると、キャリーカート7の取手部14,14を最も短い状態にして一層小型化す ることができ、容易にヘリコプターに搭載することができる。
【0032】 更に又、エンジン洗浄装置は、底板11を持ち上げるようキャリーカート7を 後方に傾けることによって車輪12のみが地面に接触し、容易にエンジン洗浄装 置を運搬することができる。
【0033】 又、溶液タンク8の吐出部17の吐出口29とガスタービン・エンジン3の洗 浄口と接続し得る洗浄ホース30を備えると、エンジン洗浄装置とガスタービン ・エンジン3との接続が簡単になるため一層容易にガスタービン・エンジン3内 を洗浄することができる。
【0034】 更に、吐出部17にストレーナ25を設けると、洗浄液がストレーナ25のス クリーン28を通過する際にストレーナ25のスクリーン28により洗浄液のゴ ミ等を無数の小孔により取り除くので、ゴミを含有しない洗浄液でガスタービン ・エンジン3内を確実に洗浄することができる。
【0035】 なお、本考案のエンジン洗浄装置は、保管する際にコンプレッサ側が接触する よう倒して保管してもよいこと、溶液タンクに入れる洗浄液は水の代わりにアル コールを加えた不凍液でもよいこと、電源ケーブルを接続する代わりに予め充電 しておいてもよいこと、溶液タンク内の圧力を予め加圧しておいてもよいこと、 洗浄ホースをガスタービン・エンジンに接続する代わりにスプレーガンを用いて もよいこと、洗浄するエンジンは、ガスタービン・エンジンの代わりにどのよう なエンジンでもよいこと、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種 々変更を加え得ることは勿論である。
【0036】
【考案の効果】
本考案のエンジン洗浄装置によれば、下記のごとき、種々の優れた効果を奏し 得る。
【0037】 I)エンジン洗浄装置は、コンプレッサと溶液タンクをキャリーカートに載設 して一体化及び小型化しているためヘリコプター等の飛行物体に搭載することが でき、且つ如何なる場所でも容易にエンジンを洗浄することができる。
【0038】 II)キャリーカートの取手部を上下方向にスライド可能に設けると、キャリ ーカートの取手部を最も短い状態にして一層小型化することができ、容易に飛行 物体に搭載することができる。
【0039】 III)溶液タンクの吐出部の吐出口とエンジンの洗浄口と接続し得る洗浄ホ ースを備えると、エンジン洗浄装置とエンジンの接続が簡単になるため一層容易 にエンジン内を洗浄することができる。
【0040】 IV)吐出部にストレーナを設けると、洗浄液がストレーナを通過する際にス トレーナのスクリーンにより洗浄液のゴミ等を取り除くので、ゴミを含有しない 洗浄液でエンジン内を確実に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエンジン洗浄装置の実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示すエンジン洗浄装置の側面図である。
【図3】図1に示すエンジン洗浄装置の平面図である。
【図4】エンジン洗浄装置の溶液タンクの縦断側面図で
ある。
【図5】エンジン洗浄装置の吐出部に用いられるストレ
ーナの断面図である。
【図6】ガスタービン・エンジンに従来の洗浄装置を接
続した概略図である。
【符号の説明】
3 ガスタービン・エンジン(エンジン) 4 洗浄口 7 キャリーカート 8 溶液タンク 9 コンプレッサ 14 取手部 16 注入部 17 吐出部 25 ストレーナ 29 吐出口 30 洗浄ホース

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサと、洗浄液を注入する注入
    部と前記コンプレッサによって空気が圧縮されて洗浄液
    を吐出する吐出部を備えた溶液タンクと、前記コンプレ
    ッサ及び溶液タンクを載設するキャリーカートとからな
    ることを特徴とするエンジン洗浄装置。
  2. 【請求項2】 キャリーカートの取手部を上下方向にス
    ライド可能に設けた請求項1に記載のエンジン洗浄装
    置。
  3. 【請求項3】 溶液タンクの吐出部の吐出口とエンジン
    の洗浄口とを接続し得る洗浄ホースを備えた請求項1又
    は2に記載のエンジン洗浄装置。
  4. 【請求項4】 吐出部にストレーナを設けた請求項1,
    2又は3に記載のエンジン洗浄装置。
JP1999007578U 1999-10-05 1999-10-05 エンジン洗浄装置 Expired - Lifetime JP3067937U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016125488A (ja) * 2014-12-31 2016-07-11 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ガスタービンエンジン用ダート抽出装置

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