JPH09100021A - グループ分けおよび緩衝装置 - Google Patents

グループ分けおよび緩衝装置

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JPH09100021A
JPH09100021A JP8158707A JP15870796A JPH09100021A JP H09100021 A JPH09100021 A JP H09100021A JP 8158707 A JP8158707 A JP 8158707A JP 15870796 A JP15870796 A JP 15870796A JP H09100021 A JPH09100021 A JP H09100021A
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JP8158707A
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Gerhard Schubert
シューベルト ゲルハルト
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GERUHARUTO SHIYUUBERUTO GmbH
Gerhard Schubert GmbH
Original Assignee
GERUHARUTO SHIYUUBERUTO GmbH
Gerhard Schubert GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が複雑で高価である上、作業速度が遅
く、大きな床面積を必要とする。 【解決手段】 搬入領域１７に個々のワーク２０を連続
的に搬入し、その中間収納および搬出領域１８に搬出グ
ループの状態で搬出するために多数のワーク２０を用意
するグループ分けおよび緩衝装置は、ワーク２０の搬入
コンベヤ１１と、少なくとも１つの搬送路１Ｉ, ２Ｉを
それぞれ持った少なくとも実質的に相互に平行な関係で
延びる少なくとも第１および第２の相互に平行な無端コ
ンベヤ１,２とを具える。各無端コンベヤ１, ２は、搬
入コンベヤ１１からワーク２０を搬入すると共にワーク
２０を搬送するための少なくとも１つのグループの複数
のワーク搭載部材３, ４を有し、これら無端コンベヤ
１, ２は、相互に独立に制御可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、個々のワークを連
続的に搬入し、さらにワークを搬送すると共にその中間
収納およびワークをグループ状態で搬出するためのグル
ープ分けおよび緩衝装置に関する。
【０００２】なお、本明細書の記述は、本件特許出願の
優先権の基礎たるドイツ国特許出願第１９５ ２２ １
８９. ３号（１９９５年６月１９日出願）の明細書およ
び図面の記載に基づくものであって、このドイツ国特許
出願を参照することによって、当該ドイツ国特許出願の
明細書および図面の記載内容が本明細書の一部分を構成
するものとする。
【０００３】
【従来の技術】個々のワークを連続的に搬入し、このワ
ークを搬送すると共にその中間収納およびワークをグル
ープ状態で搬出する形態の搬送機械は、これらのワーク
を個々にそして完全に一定ではない時間間隔で搬出する
製造機械や一次的な包装機械と、比較的大量なこれら個
々のワークをグループ分けした状態でボール紙や段ボー
ル箱の如き１つの外部の容器に搬入する梱包機械との間
での取り合わせのために特に必要とされる。このグルー
プ状態での収納操作は、二次的な包装機械の設計および
制御に不必要な混乱を伴わないように、厳密に時間を制
御することによって行われなければならない。
【０００４】また、しかしながら、この種のグループ分
けおよび緩衝装置は、他の製造ラインと関連付けて使用
されることもあり、例えば逆に厳密に周期的に制御した
方法で複数のグループの状態で用意されたワークが分離
され、そして不規則な時間間隔で次々と搬出される場合
である。これは、例えば電子産業において、必要な個々
の電子部品やデバイスを搭載した電子回路基板のための
自動組み立て装置に供給する場合である。
【０００５】故障および停止の回数、それによる全体的
な生産量および包装ラインの効率は、あらかじめ個々の
独立した複数のワークをグループの形態で連続的に搬入
する操作と、個々のワークの供給に関して時間が不規則
なことによる補償工程とによって、厳密に決定される。
さらに、搬入側および搬出側の両方での搬送速度は、先
行する機械の速度よりもしばしば高くなる場合があるた
め、先行する機械の速度もまた、設備全体の生産量を決
定する。
【０００６】ドイツ特許明細書第５０３ ３４２号は、
水平に配置した２つの方向転換、すなわち案内ホイール
にチェーン搬送のワーク搭載部材を巻き掛けた配置を記
述する。しかしながら、これら案内ホイールは静止状態
で配置されているため、一方の搬送路、例えば搬入側を
停止したり、同時に搬出側である他方の搬送路を駆動す
る可能性はない。
【０００７】ドイツ特許明細書第３７ ２４ ８３９号
は、二つの案内ホイールが長手方向に変位可能なキャリ
ッジに取り付けられ、無端コンベヤの二つの搬送路の一
方が停止したままであるのに対し、他方の搬送路がまだ
動いていることを要求されるような方法において、この
キャリッジが送りねじの回転によりその両側に亙って変
位する同様な機械を記述し、それで、連続的に到着する
ワークは、それにより個別に搬入されることができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】このような構成は、実
際の状況において、おおむね思う通りに動作するが、相
対的に広い床面積を占めると共に、搬入領域および搬出
領域が無端コンベヤの異なる搬送路となり、それにより
この無端コンベヤに搬入したワークが一方の案内ホイー
ルの周りを通過しなければならないという大体において
不利益を受ける。このため、無端コンベヤが高速で運転
している時、これに伴う遠心力によって、ワークは、案
内ホイールの径方向外側に付勢される傾向がある。案内
板などによってワークが無端コンベヤから脱落すること
を妨げることは可能であるが、ワークに対するダメー
ジ、すなわち使用可能な最大速度による制約のため、問
題を起こすことがある。
【０００９】さらに、この装置の製造は、機構的な観点
から、そしてさらにこれに伴う制御に関して複雑であっ
て高価となる。
【００１０】
【発明の目的】本発明の目的は、包装のために不規則に
供給されるワークを搬入し、これを一時的に収納し、そ
してグループの状態で例えば包装機械に搬出するための
簡単で安価な構造のグループ分けおよび緩衝装置を提供
することである。
【００１１】本発明の他の目的は、コンパクトで合理的
な設計形態を伴うことによって、小さな床面積で済むグ
ループ分けおよび緩衝装置を提供することである。
【００１２】本発明のさらなる他の目的は、ワークに対
して高い操作速度を有する簡単な構造のグループ分けお
よび緩衝装置を提供することである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の原理によると、
前述の目的およびその他の目的は、複数のワークを中間
収納のために搬入領域に連続的に搬入し、搬出領域のそ
れぞれの搬出グループに搬出するために前記複数のワー
クを供給するグループ分けおよび緩衝装置によって達成
される。この装置は、少なくとも実質的に相互に平行な
関係でそれぞれ１つの搬送路を有して延びる少なくとも
実質的に平行な少なくとも第１および第２の無端コンベ
ヤに前記複数のワークを搬送するための搬入コンベヤを
具える。各無端コンベヤは、搬入コンベヤから複数のワ
ークを受けてこれをグループの状態で搬送するための複
数のワーク搭載部材の少なくとも１つのグループを有す
る。この装置は、相互に独立してこれら無端コンベヤを
それぞれ制御するための手段を有する。
【００１４】本発明の以下の実施例の詳細な説明から理
解することができるように、複数の受け渡し要素、すな
わち複数のワーク搭載部材が１つの無端コンベヤではな
く、少なくとも２つの別々な無端コンベヤにそれぞれ配
置されているにも拘らず、この装置の搬送領域を一直線
状のラインに沿って動かされるという事実、および二つ
の無端コンベヤが相互に独立して制御可能であるという
事実は、時間に関して必要な補償効果が、以下の操作よ
って達成可能であることを意味する。すなわち、複数の
ワーク搭載部材の第１のグループを搬送する一方の無端
コンベヤが搬出すなわち荷下ろし領域にこの第１のグル
ープを移動させる場合、複数のワーク搭載部材の他のグ
ループを有する他方の無端コンベヤは、これと同時に搬
入領域に他のグループを新たなワークで満たすために前
進移動させる。
【００１５】本発明による装置の原理は、連続的に配列
した個々のワーク搭載部材の１つのグループをそれぞれ
有する２つの平行な無端コンベヤを参照することによっ
て最も容易に説明されることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】好ましくは、この実施形態におい
て、二つの無端コンベヤは、鉛直面と相互に平行な関係
で配置され、機能、すなわち作業搬送路は、それぞれの
場合において、相互に近接して配列されると共に相互に
平行な二つの無端コンベヤのそれぞれの二つの搬送路の
上側である。
【００１７】この実施形態において、複数の無端コンベ
ヤの複数のワーク搭載部材は、単一な一直線状の作業搬
送路に沿って配置される。
【００１８】無端コンベヤの例えばチェーンや歯付きベ
ルトに取り付けられる複数のワーク搭載部材は、それぞ
れの無端コンベヤの外周側に、つまりチェーンや歯付き
ベルトの上向きに配置した機能、すなわち作業搬送路に
配置される。チェーンや歯付きベルトに対する複数のワ
ーク搭載部材の固定具は、各無端コンベヤの二つのチェ
ーンのそれぞれに逆の配置で同じ数のワーク搭載部材を
取り付けることにより、これらが固定される２つの無端
コンベヤの一方に係わりなく、一方のワーク搭載部材が
二つのチェーンに跨がって延びると共に他方のワーク搭
載部材がこれら無端コンベヤの作業搬送面に沿った単一
のライン上に配置されるように、オフセット状態で配置
される。
【００１９】この実施形態において、複数の無端コンベ
ヤは、一方向、より具体的には常に前進方向にだけ移動
される。個々のワークに対する搬入領域は、作業搬送路
の始端に配置されるのに対し、搬出、すなわち荷下ろし
領域は、作業搬送路、すなわち各無端コンベヤの同じ上
向き配置の搬送路のほぼ反対側の端にある。
【００２０】この方法において、第１の無端コンベヤに
固定されるグループの複数のワーク搭載部材に対し、そ
れぞれワークを受け取った後に、間欠的な動作で駆動さ
れるこの無端コンベヤにより、位置を１つずつ搬入領域
にさらに前進させることが可能であり、それで、このグ
ループの複数のワーク搭載部材は、個々のワークの供給
に依存してワークで満たされる。
【００２１】このグループの複数のワーク搭載部材が個
々のワークで完全に満たされた時、複数のワークの完全
な搬出グループがこのグループの複数のワーク搭載部材
から搬出される搬出領域にこの無端コンベヤの作業搬送
路に沿ってさらに動かされる。搬出されるグループは、
複数のワーク搭載部材のグループの数と同じ数であって
もよいし、あるいは、複数のワーク搭載部材の１つのグ
ループの一部であってもよく、複数のワークが搬出され
る時、このグループの複数のワーク搭載部材が、無端コ
ンベヤによってさらに前進移動される。
【００２２】上述に係わりなく、ワークで満たされたグ
ループの複数のワーク搭載部材が搬入されたワークと共
に搬入領域から外れるように移動された直後、今まで待
機位置、例えば、個々の無端コンベヤの下方の使用して
いない戻り搬送路に待機していた他の無端コンベヤの１
つのグループのワーク搭載部材は、搬入コンベヤからワ
ークを受け取るための搬入領域に動かされ、それで時間
に関して不規則な状態で供給される個々のワークは、中
断することなく受け取られることができる。
【００２３】一つのグループ当たりの複数のワーク搭載
部材の数は、必要な時間補償機能を確実にするため、受
け取り、すなわち搬入領域での個々のワークの供給に関
する不規則性あるいは不均一性の度合いに依存する。
【００２４】この点において、無端コンベヤの周方向
に、１つの無端コンベヤの１つのグループの複数のワー
ク搭載部材が他の無端コンベヤの１つのグループの複数
のワーク搭載部材に続く必要がある場合が考慮されるよ
うに、各無端コンベヤに対して１つ以上のグループの複
数のワーク搭載部材を供給することが必要な場合も考え
られる。
【００２５】提供可能な空間に関して必要な補償間隙を
有するように、この装置が２つの無端コンベヤを有する
時、例えば、機能、すなわち作業領域が配置された無端
コンベヤの作業搬送路の長さよりも、機能、すなわち作
業領域が明らかに短いという事実によって、機能あるい
は作業領域、すなわち個々のコンベヤの受け取り、すな
わち搬入領域から搬出領域への部分が、無端コンベヤの
全長の半分よりも明らかに短く設計されることが必要な
場合がある。この方法において、例えば、一方の無端コ
ンベヤのみに２つのグループの複数のワーク搭載部材を
それぞれ配置することが可能である。
【００２６】１つの利点は、搬入領域および搬出領域が
複数の無端コンベヤの同じ搬送路にそれぞれ配置される
ことが可能であるということであり、このため、これら
無端コンベヤによって搬送される複数のワークに対して
方向転換を受ける必要がない。これは、極めて高速での
処理をこれら無端コンベヤに許容する。
【００２７】より特別なさらなる利点は、個々の無端コ
ンベヤが鉛直面に配置される時、必要な床面積が少ない
ことである。
【００２８】また、この方法において、このような複数
のグループ分けおよび緩衝装置に対し、平行な配列した
関係で配置することが可能である。このような場合にお
いて、個々の装置が異なる長さの場合、ワークは、例え
ば無端コンベヤに対して直角にそこへ供給されることが
できるが、相互に長手方向に離れた関係において、個々
の装置の搬出領域が同じ高さで並置した関係にすること
ができ、それで搬出装置、例えば搬出ロボットは、並置
した複数のグループ分けおよび緩衝装置から搬出するた
めに、これら、例えば異なるワーク、例えば別種類のチ
ョコレートキャンディの個々のグループの搬出領域に極
めて容易に接近することができ、それでこのようなワー
クは、共通の外部容器、例えばキャンディ箱に収納する
ことができる。
【００２９】特に、簡単な設計形態において、複数のワ
ーク搭載部材は、すべてまったく同一にすることがで
き、並置した無端コンベヤにそれぞれ対応して並列状態
で設けられる。この場合において、各ワーク搭載部材あ
るいは各グループの複数のワーク搭載部材は、無端コン
ベヤのそれぞれ１つの外周に固定されることができる。
無端コンベヤから複数のワーク搭載部材に動力が伝えら
れる必要があるのは、搬送移動の時のみであるので、複
数のワーク搭載部材が次々と側方ガイドに案内される場
合、特に簡単な構成にすることができる。。
【００３０】また、この点において、無端コンベヤの１
つ、例えば搬送チェーンに結合されることは、それぞれ
個々のワーク搭載部材にとって必要ではない。また、１
つのグループを有する個々のワーク搭載部材にとって、
相互に枢軸回動可能に結合されることは可能であり、ま
た、各グループのただ１つのワーク搭載部材が適当な搬
送手段、すなわち搬送チェーンに結合されることが可能
であり、それで、すべてのグループは、そこに与えられ
る張力あるいは圧縮力によって、常に動きが自由な状態
に保持され、そのグループ内で個々の複数のワーク搭載
部材は、常に相互に長手方向に沿って同じ間隔となる。
【００３１】また、一般に、複数のワーク搭載部材は、
無端コンベヤ、すなわちチェーンの外周に配置されるこ
とができ、すなわちこれらは実質的に環状に動く無端コ
ンベヤから径方向外側に変位しようとする。また、個々
の複数のワーク搭載部材は、相互に回動自在に枢着可能
な複数のワーク搭載部からなることもできる。もし、そ
れぞれ個々の複数のワーク搭載部材が二つだけのワーク
搭載部からなる場合、それぞれのワーク搭載部は、ワー
クを受けてこれを保持するワーク搭載部材の一つの保持
部をこれらの間に形成することができる。
【００３２】これは、例えば、放射状に離れて動くこと
ができるワーク搭載部が案内ローラの回りを通過中に、
外側にＶ字状に開くという利点を有し、それでワークが
その領域に供給される時、このワークは、容易に複数の
ワーク搭載部材に適合させることができ、無端コンベヤ
の直線状の作業搬送路が作動した時、少なくとも実質的
に平行な位置に相互に向けられたこれらワーク搭載部の
動きによって、複数のワーク搭載部材の個々のワーク搭
載部の間に位置するワークに制限付きの固定効果がもた
られされることができる。
【００３３】この形態の装置が有するさらなる利点は、
個々のワーク搭載部、例えば１つのワーク搭載部材の前
部および後部が作業搬送路内で相互に直接連結される必
要がないことである。
【００３４】上述の無端コンベヤとして、相互に平行に
並べた関係に配置される第１および第２のコンベヤ部、
すなわち無端搬送部を使用する場合、例えば複数のワー
ク搭載部材の相互に対応する前部を具えたラインが無端
搬送部の一方に固定されるようにし、また、他のワーク
搭載部、例えば複数のワーク搭載部材の後部を具えるラ
インが他の無端搬送部に固定されるようにすることが可
能である。
【００３５】二つの無端搬送部の相対的な変位が、例え
ば、ワークを受け取って搬送できるように、このワーク
の寸法に応じて相互に変えられる時、全部の無端コンベ
ヤに跨がって個々の複数のワーク搭載部の前部と後部と
の間隔を一様に変化させることができる。
【００３６】また、制限のある広さのため、装置が１つ
の無端コンベヤを使用する場合、以下ような調整もまた
可能である。例えば、ラインが複数のワーク搭載部材の
一方のワーク搭載部、例えば前部を具え、それで例えば
その前部が無端コンベヤに直結されるのに対し、他方、
このラインは、複数のワーク搭載部材の他方のワーク搭
載部、例えば後部を具えており、これら後部は同じ無端
コンベヤに結合されることは明らかであるが、搬送移動
の方向に関してわずかに移動可能であるか、あるいは調
整可能である。
【００３７】さらに、制御は、移動の長さおよび個々の
無端コンベヤの速度に関してのみ要求され、これは迅速
に制御できるモータ、例えばステッピングモータによっ
て比較的簡単な方法で達成されることができる。これ
は、複雑で高価な機械的構成を必要としない。
【００３８】この点で、他の選択は、それらの作業搬送
路が少なくとも実質的に相互に平行な関係で配置される
限りにおいて、共通に操作する二つの無端コンベヤより
多い操作を伴う。この方法において、各無端コンベヤ
は、それぞれただ一つのグループの複数のワーク搭載部
材と共に与えられることができる。
【００３９】この種の機械の場合、ワークは、通常、無
端コンベヤの搬送移動方向に対して直角に供給され、す
なわち水平に案内されたおおむね上向き配置の作業搬送
路を有する無端コンベヤが鉛直に配置される時、ワーク
の供給は、作業搬送路に対して直角にその側方から水平
にもたらされる。受け取られるワークと対応した空隙あ
るいは空洞を有する複数のワーク搭載部材は、入手しや
すく、しかも必要とする個々のワーク供給方向に少なく
とも開口している必要がある。
【００４０】しかしながら、つねに容器である必要はな
く、それぞれ使用に伴う状態の個々の状況に依存するこ
とができる。
【００４１】それで、例えば、無端コンベヤの作業搬送
路の搬送移動方向に対して直角に、また、無端コンベヤ
の全面に対して直角である必要性はなく、例えば無端コ
ンベヤに突き当たるように径方向外側からその全面にワ
ークが供給されることも可能である。
【００４２】同様に、上に示したように、搬出領域を含
む同じ搬送路と戻り搬送路との間の一方の案内ローラの
周りを通過する部分において、径方向外側から突き当た
るようにワークを供給することが可能である。この形態
は、遠心力およびこの結果、発生し得る損傷によっても
たらされる難点を伴い、また、それらの間に一方の案内
ローラの周りを回るワークの移動方向の変化を明らかに
伴うが、ワークにとって必要であるかあるいは望ましい
１８０度の回転を自動的に伴う。
【００４３】他の可能な選択は、搬出領域を伴う搬送路
でもなく、戻り搬送路でもなく、これら二つの搬送路に
間に配置した方向転換あるいは案内ローラの領域への正
確な搬送に対して提供することである。一方において、
これは搬送方向が作業搬送路あるいは搬出領域を含む搬
送路において、無端コンベヤの搬送運動の方向と平行に
なることを可能にするけれども、複数のワーク搭載部材
の個々のワーク搭載部がその領域に案内ローラから放射
状に離れて拡がる傾向のある多部品の性質のものである
時、それぞれ複数のワーク搭載部材のワーク搭載部の間
の間隔が案内ローラの領域でＶ字状に分かれて開く。こ
れはワークがその領域に導入されることを特に容易にす
るけれども、さらに、このワークは、案内ローラから離
れて移動した後、個々の複数のワーク搭載部材のワーク
搭載部の間の間隙の実質的な減少によって、複数のワー
ク搭載部材に十分な把持効果を受けさせることができ
る。また、次の案内ローラの領域にワークの搬出が可能
な場所をとることができるならば、これは有意義な方法
で特に補足されることもできる。この場合、案内ローラ
は、それぞれの複数のワーク搭載部材のワーク搭載部が
個々のワークを解放するため、ワーク搭載部の開く角度
に依存した適当な大きさの直径にすることが望ましい。
【００４４】無端コンベヤを使用する場合、この装置
は、極めて簡単な設計形態にすることができ、より明確
には、具体的な無端コンベヤの必要な長さに係わりな
く、方向転換あるいは駆動ピニオン、すなわちギヤとし
て一方が与えられる案内ピニオン、すなわちギヤが具体
的な使用状態において、歯などの突出部材にそれぞれ取
り付けられる限りにおいて、適当な長さに単に分割され
ると共にその両端で適当なくぼみあるいは穴を設けなけ
ればならず、それで適当な長さの適当なチェーンを使用
する。平行な関係に配置されると共におおむね鉛直な設
計形態の搬送チェーンユニットは、横位置かつ他のチェ
ーンコンベヤから離れて向かう位置で、駆動ピニオンあ
るいはギヤのそれぞれ一方に取り付けられる個々のサー
ボモータをそれぞれ受け入れることができる。その点に
おいて、この形態は、サーボモータが、相互に一直線状
に並ぶ案内ホイール、すなわちギヤに取り付けられるの
ではなく、むしろ２つのサーボモータが、相互に機械の
反対側に配置されるものであることが好ましい。
【００４５】このような形態のさらなる利点は、無端コ
ンベヤのために使用したチェーンがそれぞれのチェーン
のピンの外側に突出するピンと共に各それぞれの側の側
方に与えられると共に、それぞれ他のチェーンコンベヤ
から離れてさらに向き合うピンに複数のワーク搭載部材
が適当な穴によって外側から容易に適合することができ
ることである。これら複数のワーク搭載部材は、その側
方に簡単に取り付けられ、支持部材にねじ止めされる固
定板によって、横移動あるいは同じ方向へのすべりに対
して影響を受けないようにすることができる。
【００４６】固定板の移動によるこの形態は、無端コン
ベヤに迅速かつ容易に置き換えあるいは減少あるいは追
加することを複数のワーク搭載部材に許容する。
【００４７】また、仮に、この選択が、１台の機械に二
つ以上の無端コンベヤがある時に行われる場合、実際に
機能しない戻り搬送路、例えば中央の無端コンベヤが、
他の二つ以上の外側に配置した無端コンベヤの戻り搬送
路よりも低い場合にのみ可能となる。この方法におい
て、外側に配置した無端コンベヤの複数のワーク搭載部
材の取り付けに関し、それに伴う手順は上述した通りに
することができるのに対し、中央の無端コンベヤの場
合、複数のワーク搭載部材の取り付けは、明らかに同じ
形態で行うことができるけれども、この取り付け操作
は、これがより低い位置にあるので、側方から近づきや
すい戻り搬送路からのみもたらされることができる。し
かしながら、固定板は、重大な問題が少しもなく、側方
からねじ止めされることができる。
【００４８】それぞれ駆動ピニオン、すなわちギヤに対
して側方に適合することをサーボモータに許容するた
め、個々の無端コンベヤの間のわずかで平行な間隙にも
拘らず、案内ホイールおよびその駆動ピニオン、すなわ
ちギヤは、チェーンコンベヤの長手方向にずらして配置
させることができ、それで、駆動ピニオン、すなわちギ
ヤの外側に隣接して配置されるチェーンコンベヤの他の
一直線状に並ぶピニオンあるいはギヤはない。
【００４９】
【実施例】本発明によるグループ分けおよび緩衝装置の
実施例について、図１〜図４を参照しながら詳細に説明
するが、本発明のさらなる特徴および目的および利点
は、以下説明から明白となろう。
【００５０】本発明による機械の原理を示す斜視図であ
る図１に対して言及が第１になされるが、メインフレー
ム構成、ハウジング、取り付け手段などは省略してい
る。
【００５１】例示の装置において、個々のワーク２０
は、搬入コンベヤ１１のコンベヤベルトに載せられ、そ
れに対してほぼ直角な本発明による装置に水平に搬入さ
れる。搬入領域１７において、ワーク２０は、個々のワ
ーク２０を搬入するための適当な間隙すなわち開口を有
する複数のワーク搭載部材３, ４に載置される。それ
で、装置の長手方向にずれた位置において、ワーク２０
は、搬入コンベヤ１１と同じ側か、あるいはその反対側
にグループとしてもたらすことができる搬出領域１６に
搬出される。
【００５２】搬出領域１６でワーク２０を搬出するため
の搬出装置は、図１に示されていないが、グリッパやプ
ッシャなどの如き適当な装置を用いることができ、搬出
グループを構成するワーク２０の数は、１つのグループ
中の複数のワーク搭載部材３, ４の数と同じか、あるい
はその整数倍にすることができる。
【００５３】複数のワーク搭載部材３, ４が別々の無端
コンベヤ１, ２に固定されるという事実に拘らず、これ
ら複数のワーク搭載部材３, ４は、それぞれ搬送移動方
向に、つまり機能、すなわち作業搬送路１Ｉ, ２Ｉまた
は戻り搬送路１II, ２IIの長手方向に相互に一直線状に
配置される。これは、平行な面で案内される二つの無端
コンベヤ１, ２が、相互にわずかな隙間を隔てて相互に
平行な関係で配置され、無端コンベヤ１, ２の一方の複
数のワーク搭載部材３, ４が無端コンベヤ１,２の他方
にそれぞれ跨がって延びているという事実によって達成
される。しかしながら、この方法において、一方の複数
のワーク搭載部材３, ４が無端コンベヤのそれぞれ他方
に跨がって延びているということは、複数のワーク搭載
部材３,４に対する機能的な観点において、全く必要で
はないということに注意すべきである。例えば、これら
無端コンベヤはさらに相互に離すことも可能であり、複
数のワーク搭載部材３, ４は、無端コンベヤの一方から
２つの無端コンベヤの間の空間領域に突出するようにし
てもよい。しかしながら、これは装置により大きな空間
を占める結果をもたらす。
【００５４】本実施例における２つの無端コンベヤ１,
２が、一般的な駆動チェーンであることは図１から明ら
かである。特に、複数のワーク搭載部材３, ４がその上
に押し付けられるか、あるいはその中に押しこまれるこ
とによってチェーンの側方に水平に結合され、また、そ
れぞれの無端コンベヤ１に複数のワーク搭載部材３,４
を押圧する操作が、特に図４に示されるように、反対側
に配列する無端コンベヤ２, １から離れた無端コンベヤ
１の自由端でもたらされる場合には、複数のワーク搭載
部材３, ４は、無端コンベヤのそれぞれ他方に跨がって
延びる必要がある。
【００５５】個々の複数のワーク搭載部材３, ４は、こ
れがサーボモータ７, ８によって駆動される駆動ギヤ、
すなわちピニオン５, ６か、あるいは案内ギヤ、すなわ
ちピニオン９, １０の周りを通する時に、チェーンに曲
がりを与えることができるように、それぞれ個々に無端
コンベヤ１, ２に連結されている。
【００５６】無端コンベヤ１, ２の搬入領域１７に達す
る前の搬入コンベヤ１１の搬送方向に沿った領域におい
て、搬入コンベヤ１１は、その上に搬送されるワーク２
０の上方に、間隔を隔てた光電セル１３, １４とこれら
の間に配置されると共に搬入コンベヤ１１に対して横切
る方向に作動する押圧部材１５とを有する。この押圧部
材１５は、ワーク２０が搬入コンベヤ１１の上で非常に
密な状態で連続して存在する場合、連続的に移動する搬
入コンベヤ１１の上のワーク２０の間の必要最小限の隙
間を確保するため、一部のワーク２０が押圧部材１５に
よって搬入コンベヤ１１の側方に押し出され、それによ
って、適当な無端コンベヤ１または２がそれぞれの複数
のワーク搭載部材３, ４と対応した間隔で搬入領域１７
に前進することが可能な充分な時間を持つことができる
ように操作され、それで、ワーク２０が空の複数のワー
ク搭載部材３, ４に順次適切に受け取られることができ
る。
【００５７】上述した実施例では、２つの無端コンベヤ
１, ２を設けたが、３つ以上の無端コンベヤを採用する
ことも可能である。このような本発明の他の実施例の概
略構造を図２に示す。
【００５８】この図２は、先の実施例に対して設計形態
が本質的に異なる装置の形態の原理を示し、３つの無端
コンベヤ１, ２, ５０を具えたものである。
【００５９】この場合、一方において、一列状態で延び
る複数のワーク搭載部材３, ４, ５１は、その外側から
当該ワーク搭載部材３, ４, ５１の上の適当な突出部を
囲むＵ字形の案内レール４３ａ, ４３ｂによって、側方
に明確に固定した状態で長手方向に案内される。
【００６０】他方、それぞれ無端コンベヤ１, ２, ５０
にそれぞれ固定した複数のワーク搭載部材３, ４, ５１
のグループ１８, １９, ５５は、ほぼ列状に相互に枢軸
回動可能にそれぞれ連列され、各グループの外側の１つ
のワーク搭載部材のみ、より明確には、搬送移動方向４
４の前方にあるワーク搭載部材３, ４, ５１が、それぞ
れ連結ピン５２, ５３, ５４によって対応する無端コン
ベヤ１, ２, ５０に連結される。この形態において、連
結ピン５２, ５３, ５４は、無端コンベヤ１,２, ５０
からほぼ直角に外側に向けてそれぞれ複数のワーク搭載
部材３, ４, ５１内に突出するか、あるいはクイックア
クションの固定装置などによって、上方から固定される
ことができる。
【００６１】さらに、この場合の個々の複数のワーク搭
載部材３, ４, ５１は、ワーク２０を受け取ることがで
きるように、このワーク２０に依存して側面がＵ字形断
面である２部品構成であり、それで例えば３ａで示した
ような前部および後部３ｂをそれぞれ具えている。
【００６２】これによって、複数のワーク搭載部材３,
４, ５１がそれぞれ案内ピニオン、すなわちギヤ９, １
０の周りを通過する時、前部と後部（例えば５１ａ, ５
１ｂ）との間の間隔は、Ｖ字形に開いて拡がり、それで
平行六面体の平らな板状をなすワーク２０は、後部案内
ギヤ、すなわちピニオン１０の領域で、それぞれの複数
のワーク搭載部材３, ４, ５１内に極めて容易に導入さ
れることができるのに対し、その後、それぞれ無端コン
ベヤの例えば５０ａで示したような上部搬送路に到達
し、各ワーク搭載部材３, ４, ５１のそれぞれの部分の
間の間隔が通常の大きさになるように、複数のワーク搭
載部材３, ４, ５１が閉じた時、この状態での複数のワ
ーク搭載部材３, ４, ５１と共にそれによってワーク２
０は複数のワーク搭載部材３, ４, ５１の中にそれが正
確にはまるように受け取られ、この複数のワーク搭載部
材３, ４, ５１の中に実際にワーク２０が嵌まり込んで
しまうようなことが起こることはほとんどない。これ
は、それぞれ複数のワーク搭載部材３, ４, ５１に一様
に軽く固定されることを、ワーク２０に許容する。
【００６３】この点のさらなる利点は、通常、無端コン
ベヤ１, ２, ５０に供給されるおおむね板状の水平に横
たわった横起き位置のワーク２０が図１の１１で示した
ような搬入コンベヤから垂直な縦起き位置に９０度それ
ぞれ旋回して収納されることがしばしば望まれるという
事実から明らかとなる。さらに、このワーク２０は、４
４で示したような搬送移動方向と一致した方向に、装置
の搬入領域１７へ供給されることができる。これは、細
長い形態となることを装置に許容し、それで、おおむね
同様な細長い形態となる製造ラインにこれを容易に組み
入れられることを許容する。
【００６４】図面の明確さを高めるため、この装置は部
分的に図２に示され、複数のワーク搭載部材３, ４, ５
１の１つのグループ１８, １９, ５５のみが各無端コン
ベヤ１, ２, ５０に対して例示されている。
【００６５】しかしながら、搬送物品を伴わない装置の
移動を減少するために、複数のワーク搭載部材３, ４,
５１のこのような２つのグループはまた、無端コンベヤ
１,２, ５０のそれぞれに、より明確には各無端コンベ
ヤの搬送路の長さを考慮して１８０度隔てるように、等
間隔で配列させることもできる。それで、例えば図２の
１８で示したようなグループのワーク２０が搬出領域１
６で空になった後、このグループを搬入領域１７に移動
させず、逆に、この搬入領域１７の上流にすでに待機中
の無端コンベヤの１８０度隔てて位置するグループが搬
入領域１７に移動することは、短い距離を移動するだけ
で済むので、この時、搬入領域１７に移動される。
【００６６】上述したグループ分けおよび緩衝装置を複
数組み合わせて使用することも可能であり、このような
本発明の別な実施例の平面形状を図３に例示する。
【００６７】図３の平面図から明らかなように、平行に
並んで配置された関係の３台のグループ分けおよび緩衝
装置は、これらの長さが異なるけれども同じ高さを有し
ている。図３の上端側に位置するこれら３組の装置の階
段状の始端は、９０度の角度でグループ分けおよび緩衝
装置にワーク２０を供給する搬入コンベヤ１１ａ, １１
ｂ, １１ｃが、相互に妨害や干渉することなく、平行移
動した関係で配置されることができるように利用されて
いる。それで、無端コンベヤの３つの搬入領域１７ａ,
１７ｂ, １７ｃは、グループ分けおよび緩衝装置の長手
方向に相互に変位しているけれども、搬出領域１６ａ,
１６ｂ, １６ｃは、一方が他方の側方に平行にずらされ
ている。この場合、これは、グループ分けおよび緩衝装
置からワーク２０を搬出する操作がロボットあるいは簡
単な押圧部材によってもたらされるかどうかに係わりな
く、個々のグループ分けおよび緩衝装置から搬出する必
要のあるワーク２０の搬出グループ２１ａ, ２１ｂ, ２
１ｃに対し、１つの共通容器に搬出されることをより簡
単にする。
【００６８】図２に示した装置と比較して、図３に示し
た形態のさらなる相違は、好ましくは一方が他方の側方
に近接して平行に案内されている例えば１ａ, １ｂで示
したような２つの別々なコンベヤ部、すなわち無端搬送
部をそれぞれ具えた、図３中の例えば１, ２, ５０で示
したようなそれぞれ個々の無端コンベヤである。
【００６９】この形態において、複数のワーク搭載部材
のグループ１８, １９, ５５は、それ自身が枢軸回動可
能な一直線状に形成されるのではなく、各グループが相
互に関連し合う２本のラインを具え、一方のラインは例
えば複数のワーク搭載部材の前部３ａを具えるのに対
し、他方のラインはその後部３ｂを具える。
【００７０】これらのラインのそれぞれは、無端搬送
部、例えばそれぞれ１ａ, １ｂの１つに連結される。図
３に示した平面図において、複数のワーク搭載部材のそ
れぞれ個々の前部, 後部３ａ, ３ｂの一方は、５２, ５
２′, ５３, ５３′, ５４, ５４′で図に示した連結ピ
ンにより表されるように、無端搬送部１ａ, １ｂの一方
に個々に連結されている。しかしながら、上述した図２
の場合と同様に、各ラインの一部のみが無端搬送部の一
方に結合されるようにしてもよい。
【００７１】無端搬送部１ａに対する複数のワーク搭載
部材３の前部３ａの連結および無端搬送部１ｂに対する
複数のワーク搭載部材３の後部３ｂの連結によって、前
部３ａから後部３ｂまでの間隔は、相互に多少移動可能
な２つの無端搬送部によって、無端コンベヤ１のすべて
の複数のワーク搭載部材に関連して調整することができ
る。この方法において、前部３ａと後部３ｂとの間の間
隔４５は、矢印によって示したように、拡大あるいは縮
小させることができる。これは、ワーク２０の寸法が変
更されるか、あるいは必要とした構造形態によって最初
から設立されなければならない個々のワーク２０を受け
取るために、複数のワーク搭載部材のそれぞれに与えた
空間の大きさを伴うことなく、ワーク２０のハンドリン
グに関してグループ分けおよび緩衝装置の能率的な利用
のために与えるだけの時に適合を許容する。間隙４５が
正確な大きさであることは、複数のワーク搭載部材を収
納する空間にとって個々のワーク２０を受け取るために
極めて重要であることに注意すべきである。
【００７２】ここで、本発明によるグループ分けおよび
緩衝装置の具体的設計形態を図４に例示する。この図４
は、無端コンベヤ２の側面図であるが、無端コンベヤ２
の後ろに配置されているため、実際に見ることができな
い無端コンベヤ１に対応する部分を鎖線で示している。
【００７３】この場合における無端コンベヤ２は、図４
の時計方向に常に動く。搬入領域１７において、無端コ
ンベヤ２の後方にある無端コンベヤ１の上に例えば固定
される複数のワーク搭載部材３は、搬入コンベヤ１１に
よって、連続的にワーク２０で満たされ、このような目
的のために、後方に配列した無端コンベヤ１は複数のワ
ーク搭載部材３の間隔と対応した距離だけ常に前進され
る。
【００７４】これに対し、図４の右半分に示した複数の
ワーク搭載部材４は、視認し得る無端コンベヤ２に結合
され、あらかじめ搬出領域１６にて包装機械に対してワ
ーク２０をグループ状態で空にされ、それで、これらは
作業搬送路ではない戻り搬送路２ｂの方向に作業搬送路
２ａからギヤ、すなわちピニオン５の周囲を正しく回
る。図４に示した状態において、明らかなように、複数
のワーク搬送部材４は、１つのチェーンリンクと言うよ
りも１つのチェーンの形態で無端コンベヤの長手方向に
著しく長くなっており、これによって長手方向で半分に
分けられ、それで各半分はチェーンリンクに結合され
る。これは、ピニオンの一方の周りを通過中に開くこと
を各複数のワーク搭載部材のそれぞれ二つの半分に結果
として生ずることは明白であるが、無端コンベヤの作業
領域が完全に一方の搬送路２ａ内にあるので、複数のワ
ーク搬送部材がピニオンの周囲を通過中に複数のワーク
搭載部材３, ４にワーク２０が搬入されるようなことは
ないので、何ら問題はない。しかしながら、個々の部分
に分けられている複数のワーク搭載部材３, ４により、
無端コンベヤ２のチェーンに対してその良好な固定およ
び案内を実質的に達成することができる。
【００７５】図４の複数のワーク搭載部材３, ４は、図
１に示した形態と異なっているが、しかし、これらもま
た、無端コンベヤ２の両端で再び上向き、すなわち無端
コンベヤ２の循環チェーンから放射状に離れる方向に開
く。しかしながら、複数のワーク搭載部材３, ４が開く
方向は、搬送および搬出方向と、搬送および搬出操作の
ために使用される付随的な装置とに依存させればよい。
【００７６】
【発明の効果】本発明のグループ分けおよび緩衝装置に
よると、包装のために不規則に供給されるワークを搬入
し、これを一時的に収納し、そしてグループの状態で例
えば包装機械に搬出するための簡単で安価な構造のグル
ープ分けおよび緩衝装置を提供することができる。
【００７７】また、コンパクトで合理的な設計形態を有
するので、小さな床面積で済むグループ分けおよび緩衝
装置を提供することができる。
【００７８】さらに、ワークに対して高い操作速度を有
する簡単な構造のグループ分けおよび緩衝装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるグループ分けおよび緩衝装置の一
実施例の概略構造を表す斜視図である。
【図２】本発明によるグループ分けおよび緩衝装置の他
の実施例の概略構造を表す斜視図である。
【図３】図２に示したグループ分けおよび緩衝装置を複
数配置した本発明による別な実施例の平面図である。
【図４】一方の無端コンベヤの側面図である。
【符号の説明】
１, ２ 無端コンベヤ １ａ, １ｂ 無端搬送部（コンベヤ部） １Ｉ, ２ａ, ２Ｉ 作業搬送路 １II, ２ｂ, ２II 戻り搬送路 ３, ４ ワーク搭載部材 ３ａ 前部 ３ｂ 後部 ５, ６ ピニオン（駆動ギヤ） ７, ８ サーボモータ ９, １０ ピニオン（案内ギヤ） １１ 搬入コンベヤ １１ａ〜１１ｃ 搬入コンベヤ １３, １４ 光電セル １５ 押圧部材 １６, １６ａ〜１６ｃ 搬出領域 １７, １７ａ〜１７ｃ 搬入領域 １８, １９ ワーク搭載部材のグループ ２０ ワーク ２１ａ〜２１ｃ ワークの搬出グループ ４３ａ, ４３ｂ案内レール ４４ 搬送移動方向 ４５ 前部と後部との間の間隔 ５０ 無端コンベヤ ５０ａ 上部搬送路 ５１ ワーク搭載部材 ５１ａ 前部 ５１ｂ 後部 ５２〜５４, ５２′〜５４′ 連結ピン ５５ ワーク搭載部材のグループ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 搬入領域１７に複数のワークを連続的に
    搬入し、前記複数のワークを中間収納し、搬出領域１６
    に搬出グループの状態で搬出するために多数の前記ワー
    クを用意するためのグループ分けおよび緩衝装置であっ
    て、 少なくとも一つの無端コンベヤと、前記複数のワークを
    受けて搬送するための複数のワーク搭載部材３, ４と、
    前記複数のワークのための搬入コンベヤとを具え、 少なくとも１つの搬送路１Ｉ, ２Ｉをそれぞれ有して相
    互に平行に延びる少なくとも２つの無端コンベヤ１, ２
    があり、 これら無端コンベヤ１, ２は、少なくとも前記複数のワ
    ーク搭載部材３, ４の少なくとも１つのグループ１８,
    １９を有し、 前記無端コンベヤ１, ２は、相互に独立に制御可能であ
    ることを特徴とするグループ分けおよび緩衝装置。
  2. 【請求項２】 前記搬入領域１７および搬出領域１６
    は、前記複数の無端コンベヤ１, ２の相互に平行な同じ
    搬送路１Ｉ, ２Ｉにそれぞれ設けられていることを特徴
    とする請求項１に記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  3. 【請求項３】 前記搬入領域１７および搬出領域１６
    は、前記複数の無端コンベヤ１, ２の搬送路にそれぞれ
    設けられ、前記搬送路は、搬送方向に相互に隣接してい
    ることを特徴とする請求項１または請求項２に記載のグ
    ループ分けおよび緩衝装置。
  4. 【請求項４】 一方の無端コンベヤ１に固定される前記
    複数のワーク搭載部材３, ４は、相対的に他方の無端コ
    ンベヤ２に跨がって延びていることを特徴とする請求項
    １から請求項３の何れかに記載のグループ分けおよび緩
    衝装置。
  5. 【請求項５】 前記複数の無端コンベヤ１, ２は、鉛直
    面と平行に案内されることを特徴とする請求項１から請
    求項４の何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  6. 【請求項６】 前記複数のワーク搭載部材３, ４は、交
    換可能であることを特徴とする請求項１から請求項５の
    何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  7. 【請求項７】 １つのグループ１８, １９の前記複数の
    ワーク搭載部材３,４は、相互に枢軸回動可能に連結さ
    れ、各グループ１８, １９の最初あるいは最後のワーク
    搭載部材のみが、前記複数の無端コンベヤ１, ２の一方
    に連結されていることを特徴とする請求項１から請求項
    ６の何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  8. 【請求項８】 １つのグループ１８, １９の前記ワーク
    搭載部材の数は、１つの搬出グループ２１の前記ワーク
    の数の整数分の一であることを特徴とする請求項１から
    請求項７の何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装
    置。
  9. 【請求項９】 前記無端コンベヤの数は、少なくとも３
    つであり、 １つのグループ１８, １９の前記複数のワーク搭載部材
    の数は、１つの搬出グループ２１の前記複数のワークの
    数の整数分の一であることを特徴とする請求項１から請
    求項８の何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  10. 【請求項１０】 １つの無端コンベヤの１つのグループ
    の前記複数のワーク搭載部材３, ４の数は、変更可能で
    あることを特徴とする請求項１から請求項９の何れかに
    記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  11. 【請求項１１】 前記搬入コンベヤ１１の搬入方向は、
    前記複数の無端コンベヤ１, ２の前記平行な搬送路と同
    じ高さでその搬送方向に対して直角に延びていることを
    特徴とする請求項１から請求項１０の何れかに記載のグ
    ループ分けおよび緩衝装置。
  12. 【請求項１２】 前記搬入コンベヤ１１の搬入方向は、
    前記複数の無端コンベヤ１, ２の前記平行な搬送路を先
    行する複数の搬送路と同じ高さでその搬送方向に対して
    直角に延びていることを特徴とする請求項１から請求項
    １０の何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  13. 【請求項１３】 前記搬入コンベヤ１１の搬入方向は、
    前記平行な搬送路に先行する方向変換ローラと同じ高さ
    で前記複数の無端コンベヤ１, ２の前記平行な搬送路の
    方向と平行に延びており、前記複数のワーク搭載部材
    ３, ４は、前記方向変換ローラに対して放射状に離れる
    傾向を有することを特徴とする請求項１から請求項１０
    の何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装置。
  14. 【請求項１４】 １つのサーボモータ７, ８が各無端コ
    ンベヤ１, ２と関係付けられていることを特徴とする請
    求項１から請求項１３の何れかに記載のグループ分けお
    よび緩衝装置。
  15. 【請求項１５】 前記複数のワーク搭載部材３, ４は、
    それぞれ少なくとも二つのワーク搭載部３ａ, ３ｂ, ４
    ａ, ４ｂを具えていることを特徴とする請求項１から請
    求項１４の何れかに記載のグループ分けおよび緩衝装
    置。
  16. 【請求項１６】 前記複数の無端コンベヤ１, ２は、少
    なくとも二つの平行な無端搬送部１ａ, １ｂ, ２ａ, ２
    ｂを具え、 前記ワーク搭載部３ａ, ３ｂ, ４ａ, ４ｂをそれぞれ具
    えたそれぞれ複数の共通補助グループ１８ａ, １９ａ,
    １８ｂ, １９ｂであるそれぞれ無端搬送部１ａ, １ｂ,
    ２ａ, ２ｂに固定されていることを特徴とする請求項１
    から請求項１５の何れかに記載のグループ分けおよび緩
    衝装置。
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