JP2004196389A - 扁平状物品の搬送方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送装置の構造を複雑化せずに部品点数をできるだけ少なくし、部品劣化による稼働率低下をなくすとともに、駆動源の騒音も低減可能なスタンディングパウチなどの扁平状物品の搬送方法とその装置を提供すること。
【解決手段】スタンディングパウチ(扁平状物品)Pの搬入用コンベア11を備え、搬入用コンベア11の下流位置には、搬入用コンベア11よりも搬送速度の速い高速ジャンプコンベア12を搬入用コンベア11と同じ向きに配置するとともに、高速ジャンプコンベア12の下流位置には、搬出用コンベア13を高速ジャンプコンベア12よりも所定の高さだけ低くなるように段差を与えた状態で高速ジャンプコンベア12と直行する向きに配置し、搬出用コンベア13の高速ジャンプコンベア12と対向する位置には、高速ジャンプコンベア12から投げ落とされるスタンディングパウチPを定位置で係止する位置決め板14を付設した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスタンディングパウチなどの扁平状物品の搬送方法とその装置に関し、より詳しくは、例えば箱詰め作業などに際して、コンベア上を所定の向きに寝かされた状態で送られてくるスタンディングパウチなどの扁平状物品を箱詰め作業などに都合のよい向きや列数に並び替えて搬送するための扁平状物品の搬送方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現今、液体洗剤やシャンプーなどの詰め替え用容器としてスタンディングパウチが多用されている。スタンディングパウチは、その全体が扁平状をした軟質樹脂製の包装品であるため、コンベアなどに載せて搬送する際、スタンディングパウチを起立させた状態で搬送することは困難である。そこで、工場などの製造ラインにおいて、完成品としてのスタンディングパウチを段ボール箱などに箱詰めする際などには、スタンディングパウチを所定の向きに寝かせた状態で箱詰め工程まで搬送し、自動箱詰め機などを用いて箱詰め作業しているのが一般的である。
【0003】
ところで、このような箱詰め作業においては、搬送途中において、搬送されてくるスタンディングパウチの向きや並びを箱詰め作業に都合のよい向きや並びに変える必要が生じるが、従来、このような向きや並びを変えるための搬送装置としては、例えば図8〜図11に示すごとき構成の搬送装置が用いられていた。
【0004】
すなわち、図8の搬送装置は、所定の向きに寝かせた状態で送られてくるスタンディングパウチPの向きを進行方向に対して90度変えて運び出すためのもので、第1のコンベア81と直行する向きに第2のコンベア82を配置するとともに、第1のコンベア81の下流側突き当たり位置にはスタンディングパウチPを定位置で停止させるための係止板83を設け、この係止板83の手前に、エアシリンダー84によって往復進退される押し出し板85を配置したものである。
【0005】
この搬送装置は、第1のコンベア81に載せて送られてくるスタンディングパウチPが係止板83に突き当たった後、所定のタイミングでエアシリンダー84を駆動し、押し出し板85によってスタンディングパウチPを押し出し、第2のコンベア82上に移載することにより、スタンディングパウチPの向きを進行方向に対して90度変え、第2のコンベア82から搬出するようにしたものである。
【0006】
図9の搬送装置は、前記図8の搬送装置と同様の構造において、エアシリンダー84と押し出し板85に代えて、ベルト周面に押し出し板86を立設した押し出し用コンベア87を付設し、この押し出し用コンベア87を所定の速度とタイミングで回転させることにより、回転する押し出し板86によってスタンディングパウチPを前方へ押し出し、第2のコンベア82上へ移載するようにしたものである。
【0007】
図10(a)(b)の搬送装置は、二列横隊で搬送されてくるスタンディングパウチPを一列縦隊に並び換えるもので、二列横隊に並んだスタンディングパウチPの一方の搬送経路上に位置してスタンディングパウチを止めるための係止板92を設け、この係止板92の手前にエアシリンダー93によって往復進退される押し出し板94を配置したものである。この搬送装置は、図(a)に示すように、二列横隊で並んで送られてくる一方のスタンディングパウチPが係止板92に突き当たって係止した後、図(b)に示すように、所定のタイミング位置でエアシリンダー93を駆動し、押し出し板94によって係止されているスタンディングパウチPを押し出し、係止されることなく移送されている他方のスタンディングパウチPの間に係止されていたスタンディングパウチPを押し込むことにより、二列横隊で並んで運ばれてくるスタンディングパウチを一列縦隊に並び換えて搬出するようにしたものである。
【0008】
図11の搬送装置は、多数のコンベアを用意し、4列横隊で入ってくる各スタンディングパウチPの位相をコンベアの速度差によって順次ずらしながら、最終的に一列縦隊に並び換えるようにしたもので、並列配置された4個の供給コンベア95a〜95dの搬送方向下流側に中間コンベア96a〜96dを設けるとともに、この中間コンベアの下流側に2個の出口コンベア97a,97bを配置し、さらに、出口コンベア43a,43bの下流側に中間コンベア98a,98bを設け、この中間コンベア98a,98bの下流側に1個の出口コンベア99を配置したもので、中間コンベア96a〜96d、98a,98bに速度差を設け、出口コンベア97a,97b,99に送り出すようにしている。また、軟包装体であるスタンディングパウチPを傷つけることなく並び替えていくために、出口コンベア97a,97b,99にはスタンディングパウチPの側面を搬送する補助コンベア101a,101b、102をそれぞれ配置している。このため、図示するように、4列横隊で入ってきたスタンディングパウチPは、各コンベアにおいてその位相を少しずつずらされ、最終的に一列縦隊となって出口コンベア99から搬出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の搬送装置の場合、次のような問題があった。
(1)図8や図10の搬送装置のように押し出し用の駆動機構にエアシリンダーを用いた場合、一般的に2000km程度の走行経過でピストンのOリングに摩耗が発生する。また、エアシリンダーに代えて電動モータを用いた場合でも、一般的に5000km程度の走行経過でモータが寿命となる。このため、部品交換などの作業が必要となり、搬送装置の稼働率低下につながる。また、スタンディングパウチの供給量が50袋/分以上の高速搬送になると、エアシリンダー稼働による衝撃音が著しく大きくなり、騒音源となる。
【0010】
(2)図8〜図10の搬送装置は、スタンディングパウチに押し出し板などで直接移動力を与えるものであるため、コンベアの汚れなどによって搬送物品とベルトコンベアとの間の滑りが悪くなった場合、コンベアと移動板との間の隙間に軟包装体であるスタンディングパウチが入り込んで挟まれ、袋が破れるなどのトラブルが発生する恐れがある。
【0011】
(3)図11の搬送装置のように多数のコンベアを用いた場合、多くのモータを使用するため、部品点数が増え、装置制作時のコストが上昇する。また、エネルギー消費量も多くなり、ランニングコストも高くなる。
【0012】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、搬送装置の構造を複雑化することなく部品点数をできるだけ少なくし、部品劣化による稼働率低下を極力なくすとともに、駆動源の騒音も低減し、さらに、押し出し板とコンベアとの間の隙間に扁平状物品が挟まって製品を傷つけるというようなこともない扁平状物品の搬送方法とその装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の搬送方法は、扁平状物品の搬送経路途中に、経路中の搬送コンベアよりも搬送速度の速い高速ジャンプコンベアを配置し、該高速ジャンプコンベアから扁平状物品を該高速ジャンプコンベアと直行配置された搬送コンベアに向けて投げ落として移載することにより、搬入されてきた扁平状物品の向きおよび/または列数を変えて搬出するようにしたものである。
【0014】
また、本発明の搬送装置は、扁平状物品の搬入用コンベアを備え、該搬入用コンベアの下流位置には、搬入用コンベアよりも搬送速度の速い高速ジャンプコンベアを搬入用コンベアと同じ向きに配置するとともに、該高速ジャンプコンベアの下流位置には、扁平状物品の搬出用コンベアを高速ジャンプコンベアよりも所定の高さだけ低くなるように段差を与えた状態で高速ジャンプコンベアと直行する向きに配置し、前記搬出用コンベアの前記高速ジャンプコンベアと対向する位置には、高速ジャンプコンベアから搬出用コンベアに向かって投げ落とされる扁平状物品を定位置で係止するための位置決め板を付設したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に、本発明方法を適用して構成した搬送装置の第1の実施の形態を示す。
この第1の実施の形態は、底部を進行方向前側にして一列縦隊で搬入されてくるスタンディングパウチPの向きを90度変えて一列縦隊で搬出するようにした場合の例を示すものである。
【0016】
この第1の実施の形態に係る搬送装置は、図示するように、スタンディングパウチPの搬入用コンベア11の下流位置に、該第1のコンベア11よりも搬送速度の速い高速ジャンプコンベア12を搬入用コンベア11と同じ向きに配置するとともに、該高速ジャンプコンベア12の下流位置には、スタンディングパウチPの搬出用コンベア13を前記高速ジャンプコンベア12よりも所定の高さだけ低くなるように段差を与えた状態で高速ジャンプコンベア12と直行する向きに配置し、さらに、前記搬出用コンベア13の高速ジャンプコンベア12と対向する位置には、高速ジャンプコンベア12から搬出用コンベア13に向かって投げ落とされるスタンディングパウチPを定位置で係止するための位置決め板14を設けたものである。
【0017】
寝かされた状態で搬入用コンベア11に載せて一列縦隊で送られてくるスタンディングパウチPは高速ジャンプコンベア12に送られ、高速回転する高速ジャンプコンベア12によって大きな投入力(慣性力)を与えられ、高速ジャンプコンベア12から搬出用コンベア13に向けて投げ落とされる。搬出用コンベア13に向けて投げ落とされたスタンディングパウチPは搬出用コンベア12上を滑って位置決め板14に衝突して定位置で止まり、搬出用コンベア13によって搬出される。このため、パウチ底部を進行方向前側にして搬入用コンベア11上に載せられていたスタンディングパウチPは、図示するように、パウチ底部が進行方向に対して90度向きを変えられた状態で搬出用コンベア13から搬出される。
【0018】
一例として、縦方向260mmのワーク長を持つスタンディングパウチPを前後方向の離間距離約250mm、50袋/分で供給する場合を例に採り、その具体的な仕様を挙げると、搬入用コンベア11の搬送速度は14.3〜26m/分、高速ジャンプコンベア12の搬送速度は50〜90m/分程度であり、搬出用コンベア13は高速ジャンプコンベア12よりもその高さを20〜100mm程度低く配置すればよい。
【0019】
高速ジャンプコンベア12から搬出用コンベア13へ投げ落とす際のスタンディングパウチPの挙動は、図2および図3に示すようなものとなる。図2(a)〜(e)はスタンディングパウチPの移載過程を順番に示した平面図、図3(a)〜(e)は図2(a)〜(e)の各図をその右横側から見たときの側面図である。
【0020】
高速ジャンプコンベア12によってスタンディングパウチPに与えられた搬出用コンベア13への投入力(慣性力)の方が、スタンディングパウチPと搬出用コンベア13との間の摩擦力よりも大きい場合、投入されたスタンディングパウチPは、図3および図2に示すように、搬出用コンベア13上を滑ってその底部が位置決め板14に一様に接するように衝突して係止する。このため、搬出用コンベア13に移載されたスタンディングパウチPの姿勢は常に安定したものとなり、スタンディングパウチPは進行方向に対して90度向きを変えられた状態となる。
【0021】
搬出用コンベア13とスタンディングパウチPとの間の摩擦力がスタンディングパウチPに与えられた投入力(慣性力)よりも大きい場合、スタンディングパウチPの滑りが悪くなるので、スタンディングパウチPの底部が位置決め板14に一様に接するように衝突することができなくなり、図4に示すようにスタンディングパウチPの姿勢が安定しない。
【0022】
上記の理由から、搬出用コンベア13のベルト外表面の材質は、スタンディングパウチPに対して滑りの良いものを採用する方が高速ジャンプコンベア12の搬送速度を低くすることができるとともに、搬出用コンベア13への投入時のスタンディングパウチPの姿勢を安定させることができる。例えば、スタンディングパウチPの最外層の材質がナイロン、ポリエチレンテレフタレートなどで構成されている場合、搬送用コンベア13のベルト外表面の摩擦係数は0.3以下(対ミガキ鋼)とし、汎用のベルトコンベアで採用されている摩擦係数(摩擦係数0.3以上、対ミガキ鋼)よりも摩擦係数の小さなベルトを採用することが好ましい。
【0023】
図5に、本発明方法を適用して構成した搬送装置の第2の実施の形態を示す。この第2の実施の形態は、底部を進行方向前側にして4列横隊で搬入されてくるスタンディングパウチの向きを90度変えるとともに、一列縦隊に並び換えて搬出するようにした場合の例を示すものである。この第2の実施の形態は、基本的に前記第1の実施の形態と同じ構成になり、第1の実施の形態と異なる点は、搬入用コンベア11と高速ジャンプコンベア12のベルト幅を広くし、スタンディングパウチPが横4列に並べるようにするとともに、高速ジャンプコンベア12から搬出用コンベア13へ4個を1組として投入できるようにした点だけである。
【0024】
この第2の実施の形態において、一例として、260mmのワーク長を持つスタンディングパウチを図示のごとく4列横隊に並べ、前後方向の離間距離約250mmとして一列当たりの搬送パウチ量を37.5袋/分で供給する場合を例に採り、その具体的な仕様を挙げると、搬入用コンベア11の搬送速度を10.7〜19.5m/分、高速ジャンプコンベア12の搬送速度を75m/分程度に設定し、搬出用コンベア13は高速ジャンプコンベア12よりもその高さを50mm程度低く配置すればよい。さらに、搬出用コンベア13上におけるスタンディングパウチPの前後方向の離間距離を供給側の搬入用コンベア11と同じ250mmとするには、搬出用コンベア13の搬送速度は、37.5袋/分×4列×ピッチ250mm=37.5m/分とすればよい。
【0025】
上記搬送速度37.5m/分で供給した時の搬出用コンベア13上でのスタンディングパウチPの姿勢データを表1に示す。なお、表中におけるdは、図6に示すパウチ左端位置におけるパウチと位置決め板14との間の離間距離、dは右端位置におけるパウチと位置決め板14との間の離間距離である。なお、姿勢データの測定条件は以下の通りである。
【0026】
(測定条件)
▲1▼パウチ重量(内容物=液体):540g
▲2▼パウチサイズ(幅×厚み×高さ):130mm×60mm×260mm
▲3▼搬出用コンベア13のベルト外表面の摩擦係数:0.1(対ミガキ鋼)
▲4▼高速ジャンプコンベア12の搬送速度:75m/分
▲5▼搬出用コンベア13の搬送速度:37.5m/分
▲6▼高速ジャンプコンベア12と搬出用コンベア13との高低差:50mm
【0027】
【表1】
Figure 2004196389
【0028】
図7に、本発明方法を適用して構成した搬送装置の第3の実施の形態を示す。
この第3の実施の形態は、底部を進行方向前側にして4列横隊で搬入されてくるスタンディングパウチを進行方向に対する向きはそのままで、並びのみを4列横隊から一列縦隊に並び変えて搬出するようにした場合の例である。
【0029】
すなわち、この第3の実施の形態に係る搬送装置は、図7に示すように、スタンディングパウチPの搬入用コンベア11の下流位置に、該第1のコンベア11よりも搬送速度の速い第1の高速ジャンプコンベア12を搬入用コンベア11と同じ向きに配置するとともに、該第1の高速ジャンプコンベア12の下流位置には、横送り用コンベア15を第1の高速ジャンプコンベア12よりも所定の高さだけ低くなるように段差を与えた状態で第1の高速ジャンプコンベア12と直行する向きに配置し、さらに、この横送り用コンベア15の下流位置に、該横送り用コンベア15よりも搬送速度の速い第2の高速ジャンプコンベア16を横送り用コンベア15と同じ向きに配置するとともに、該第2の高速ジャンプコンベア16の下流位置には、スタンディングパウチPを搬出するための搬出用コンベア17を第2の高速ジャンプコンベア16よりも所定の高さだけ低くなるように段差を与えた状態で第1の高速ジャンプコンベア16と直行する向きに配置したものである。
【0030】
さらに、前記横送り用コンベア15の第1の高速ジャンプコンベア12と対向する位置には、第1の高速ジャンプコンベア12によって横送り用コンベア15に投入されるスタンディングパウチPを定位置で係止するための第1の位置決め板18が設けられているとともに、前記搬出用コンベア17の第2の高速ジャンプコンベア16と対向する位置には、第2の高速ジャンプコンベア16によって搬出用コンベア17に投入されるスタンディングパウチPを定位置で係止するための第2の位置決め板19が設けられている。
【0031】
この第3の実施の形態に係る搬送装置の場合、4列横隊に寝かせられた状態で搬入されてきたスタンディングパウチPは、第1の高速ジャンプコンベア12によって横送り用コンベア15に移載される際に、進行方向に対してその向きを90度変えられると同時に、一列縦隊に並び替えられる。次いで、第2の高速ジャンプコンベア16によって搬出用コンベア17に移載された際に、進行方向に対してその向きを90度変えられる。この結果、搬出用コンベア17から搬出されるスタンディングパウチPは、図示するように、進行方向に対する向きはそのままで、その並びを4列横隊から一列縦隊に並び変えられて搬出されていく。なお、搬出用コンベア17上に投入されたスタンディングパウチPの姿勢が横送りコンベア15の搬送速度でも安定する場合には、第2の高速ジャンプコンベア16は省略することができ、第2の高速ジャンプコンベア16の役目を横送りコンベア15に代用させることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、この種の搬送装置の構造を複雑化することなく部品点数を少なくすることができるので、部品劣化による稼働率低下を極力避けることができるとともに、エアシリンダーなどを用いる必要がないので、駆動源の騒音も低減することができる。また、従来のように押し出し板とコンベアとの間の隙間に扁平状物品が入り込んで挟まり、製品を傷つけるというようなこともないので、箱詰め作業時などにおける製品損傷なども防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用して構成した搬送装置の第1の実施の形態を示す略示斜視図である。
【図2】(a)〜(e)は、図1の搬送装置において、高速ジャンプコンベアから搬出用コンベア13へのスタンディングパウチの移載過程を順番に示した平面図である。
【図3】(a)〜(e)は、図2(a)〜(e)の各図をその右横側から見たときの側面図である。
【図4】高速ジャンプコンベアから搬出用コンベアへ投入されたスタンディングパウチの姿勢が安定しない場合のスタンディングパウチの状態を示す平面図である。
【図5】本発明方法を適用して構成した搬送装置の第2の実施の形態を示す略示平面図である。
【図6】スタンディングパウチの姿勢データの測定位置の説明図である。
【図7】本発明方法を適用して構成した搬送装置の第3の実施の形態を示す略示平面図である。
【図8】従来の搬送装置の第1の例を示す略示斜視図である。
【図9】従来の搬送装置の第2の例を示す略示斜視図である。
【図10】(a)(b)は従来の搬送装置の第3の例を示す略示斜視図である。
【図11】従来の搬送装置の第4の例を示す略示平面図である。
【符号の説明】
11 搬入用コンベア
12 高速ジャンプコンベア、第1の高速ジャンプコンベア
13 搬出用コンベア
14 位置決め板
15 横送り用コンベア
16 第2の高速ジャンプコンベア
17 搬出用コンベア
18,19 位置決め板
P スタンディングパウチ(扁平状物品)

Claims (2)

  1. スタンディングパウチなどの扁平状物品の搬送方法であって、扁平状物品の搬送経路途中に、経路中の搬送コンベアよりも搬送速度の速い高速ジャンプコンベアを配置し、該高速ジャンプコンベアから扁平状物品を該高速ジャンプコンベアと直行配置された搬送コンベアに向けて投げ落として移載することにより、搬入されてきた扁平状物品の向きおよび/または列数を変えて搬出することを特徴とする扁平状物品の搬送方法。
  2. 扁平状物品の搬入用コンベアを備え、該搬入用コンベアの下流位置には、搬入用コンベアよりも搬送速度の速い高速ジャンプコンベアを搬入用コンベアと同じ向きに配置するとともに、該高速ジャンプコンベアの下流位置には、扁平状物品の搬出用コンベアを高速ジャンプコンベアよりも所定の高さだけ低くなるように段差を与えた状態で高速ジャンプコンベアと直行する向きに配置し、
    前記搬出用コンベアの前記高速ジャンプコンベアと対向する位置には、高速ジャンプコンベアから搬出用コンベアに向かって投げ落とされる扁平状物品を定位置で係止するための位置決め板を付設したことを特徴とする扁平状物品の搬送装置。
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