JP2004155428A - 箱詰装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】立ち姿勢で水平方向に整列した1群の物品X…Xを、開口Oを横にした箱Yに詰める箱詰装置10である。前記1群の物品X…Xを列方向と交差する方向に移動させて、前記開口Oを介して前記箱に押し込む押込手段と、前記箱Yと前記押込手段による物品Xの押込位置とを、上下方向に相対変位させる相対変位手段とを備え、前記箱Yに物品Xを多段詰めする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は袋入商品や箱入商品等の物品の箱詰装置、特に、物品を多段詰めする箱詰装置に関し、物品の包装及び流通の技術分野に属する。なお、本明細書では、箱を立てたとき、すなわち開口を上を向けたときの上下方向の並びを「層」といい、水平方向の並びを「段」又は「列」という。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スナック菓子や即席めん等の袋入商品や箱入商品は、段ボール箱等のケースに所定個数が詰められて、保管・流通される。そのような物品の箱詰装置として、従来、箱を直立させて物品を上から入れるものと、箱を横倒しにして物品を横から入れるものとが知られている。
【0003】
特許文献1に記載の箱詰装置は、前者の形式である。すなわち、立ち姿勢(面積の広いオモテ面又はウラ面を側方に向け、厚みの薄い左右の側面又は上下の端面で下方の支持面と接触している姿勢)で、水平方向に1列に整列した1群の物品を、押し出しプレートでダンパ板の上に押し出して、上面が開口した箱の直上方に位置させる。次いで、前記物品を、一対の保持プレートと、サイドプレート及びストッパプレートとにより、4方から挟み込んで保持する。そして、前記ダンパ板を開状態に後退させた後、押し込みプレートを下降させて、前記1群の物品を箱の中に所定の押込位置(箱詰位置)まで上方から押し込む。
【0004】
特許文献2に記載の箱詰装置もまた、前者の形式である。すなわち、同じく立ち姿勢で、水平方向に1列に整列した1群の物品を、物品プッシャで可動ベッドの上を滑らせて、上面が開口した箱の直上方まで移動させる。次いで、前記物品を、前記物品プッシャの前押送部材と、挟持部材とにより、挟持する。そして、前記可動ベッドを後退させて、前記物品の下面支持を解除した後、突落しプッシャを下降させて、前記1群の物品を箱の中に所定の押込位置まで上方から落し込む。
【0005】
これらに対し、特許文献3に記載の箱詰装置は、後者の形式である。すなわち、側面が開口した箱の側方で、1群の物品を、平姿勢(厚みの薄い左右の側面及び上下の端面を側方に向け、面積の広いオモテ面又はウラ面で下方の支持面と接触している姿勢)で、多段に積み重ねる。次いで、プッシャを水平方向に移動させて、前記1群の物品を列方向と直交する方向に水平移動させて、前記開口を介して箱の中に所定の押込位置まで押し込む。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−211602号公報(図14)
【特許文献2】
特開2001−72007号公報(図5)
【特許文献3】
特開2001−10602号公報(図24、図33)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術は、それぞれ次のような不具合がある。まず、物品を上から入れるものは、押し込みプレートや突落しプッシャで物品を箱に向けて下方に押し込む前に、それまで物品を下方から支えていたダンパ板や可動ベッドを後退させるから、その瞬間に物品がバラバラに箱内に自由落下し、1列に整列した1群の物品をきれいに箱詰めできない、あるいは物品が箱の外にはみ出して箱詰め自体が失敗する、という可能性がある。もっとも、それを避けるためには、保持プレートや挟持部材等による物品の保持や挟持を強くすればよいのであるが、そうすると、物品が壊れたり、物品の内容物が押し潰されたり、あるいは列の中ほどの物品が圧力で飛び出したりする。このような心配は、物品が箱ではなく、例えば合成樹脂製の柔軟な袋の場合に特に顕著となる。
【0008】
さらに、物品を上から入れるものでは、前述したように、箱詰め前の物品と、箱の開口との間に、開閉駆動するダンパ板や可動ベッドが介在するから、どうしても物品と箱との距離が長くなる。その結果、物品を下方に押し出している途中で、保持プレートや挟持部材等による物品の保持や挟持がもうほとんど外れかかっているのに、物品がまだ箱に十分到達していない(箱にまだ完全に収まっていない)というような状態が発生し得る。その結果、前記保持プレートや挟持部材等による保持や挟持が大方解除された瞬間に、それまで整然と整列状態のまま下方移動していた1群の物品が、やはり個々にバラバラに箱内に自由落下して、きれいな箱詰めができなかったり、あるいは物品が箱からはみ出して箱詰め自体が失敗してしまう。このような不具合は、多層詰めの場合で、最下層の物品を箱の底のほうまで押し込むときに、その押込位置までの移動距離が長くなるから、特に顕著となる。もしくは、多層詰めでなくても、箱が深く、そもそも物品の押込位置が遠くに設定された場合等にも顕著となる。
【0009】
物品を横から入れるものは、前記のような心配がない。しかし、前記特許文献3に記載の箱詰装置では、1群の物品を多段(5〜6段)に積み重ね、これをプッシャで横に押すため、その移動の際に、物品が崩落する可能性があり、よって、物品の移動スピード、つまり箱詰スピードをそれほど上げられないという問題がある。なお、この点、前記特許文献1及び2に記載の箱詰装置は、物品を箱に1列で収納する構成であり、多段詰めする構成にはそもそもなっていない。
【0010】
本発明は、物品を横から入れる形式の箱詰装置において、物品を確実に、きれいに、かつ高速に多段詰めすることを主たる課題とする。以下、その他の課題を含め本発明を詳しく説明する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、立ち姿勢で水平方向に整列した1群の物品を、開口を横にした箱に詰める箱詰装置であって、前記1群の物品を列方向と交差する方向に移動させて、前記開口を介して前記箱に押し込む押込手段と、前記箱と前記押込手段による物品の押込位置とを、上下方向に相対変位させる相対変位手段とを備え、前記箱に物品を多段詰めすることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、立ち姿勢で水平方向に整列した1群の物品を、箱に横から入れる形式の箱詰装置において、前記箱と、該箱内における物品の押込位置(箱詰位置)とを、上下方向に相対変位させるから、例えばその相対変位を物品の高さに相当する距離等とすることによって、前記物品の箱詰位置を、箱の開口の縦方向に、略1列分(1段分)づつ変化させることができる。したがって、整列した1群の物品を、箱の開口の縦方向に1列づつ(1段づつ)順に箱詰めすることができ、物品を、箱に多段詰めすることが可能となる。
【0013】
その場合に、1回につき箱詰めする物品は、多段に積み重ねたものではなく、1列に整列した1段だけの物品であるから、崩落を気にすることなく、高速で該1段だけの物品を箱に向けて移動させることができる。そして、箱の中で1列づつ(1段づつ)順に積み重ねることにより、物品を確実に、きれいに、多段詰めすることができる。
【0014】
次に、本願の請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記相対変位手段は、前記箱を下方に移動させることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、物品と箱のうち、箱のほうを下方に移動させることによって、該箱と、物品の箱詰位置とを相対変位させるから、例えば、箱詰め前の物品の整列機構や、幅寄せ機構、あるいは物品を箱に押し込む押込手段等を、上下方向に移動可能な構造にしなくて済み、箱詰装置の構造の複雑化が抑制される。
【0016】
次に、本願の請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記物品を下方から支持する下方支持部材と、該下方支持部材を前記開口を介して前記箱内に挿入する挿入手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、次に箱詰めする物品と、先に箱詰めした物品との間を、箱内に挿入した下方支持部材で仕切ることができるから、2段目や3段目の箱詰作業中に、列が乱れたり、隣接する列間で物品が入り混じったりすることが防がれ、より一層、確実できれいな多段詰めが達成される。
【0018】
次に、本願の請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記相対変位手段は、前記箱を下方に移動させ、前記挿入手段が前記下方支持部材を前記箱内に挿入した後、前記箱をわずかに上方に移動させることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、次の物品を箱詰めする前に、先に箱詰めした物品を、下方支持部材で少し下方に押し付けるから、2段目や3段目の物品を押し込むスペースが箱内で広く取れ、多段の箱詰作業が円滑・良好に進む。しかも、箱詰作業が終われば下方支持部材を箱から引き抜けばよく、そのとき、箱詰めした物品が箱いっぱいに充満して、隙間のないきれいな整然とした多段の箱詰めが達成される。
【0020】
次に、本願の請求項5に記載の発明は、前記請求項2から4のいずれかに記載の発明において、箱詰めする前の前記1群の物品を前記開口の幅まで列方向に幅寄せする幅寄部材を備えることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、箱詰め前の整列した1群の物品は、箱へ向けて移動中に、確実に箱の開口の幅まで幅寄せされるから、列が乱れることなく、整然と、整列状態を保って箱内に押し込まれる。
【0022】
次に、本願の請求項6に記載の発明は、前記請求項2から5のいずれかに記載の発明において、前記箱の上下方向の移動経路に前記箱の開口を閉鎖するカバー部材を備えることを特徴とする。
【0023】
この請求項6から8に記載の発明は、箱詰めした物品が圧力等により箱から飛び出すのを防止することを狙いとしている。特に、その結果、箱内の物品個数が不足するのを防止することを狙いとしている。この請求項6に記載の発明によれば、箱を上下方向に移動させている期間中は、箱の開口をカバー部材で覆ってしまうから、この上下移動期間中において、すでに箱詰めした物品が1つ2つ押し出されても、該物品は箱から外に飛び出すことがない。よって箱内の物品個数は保証される。
【0024】
次に、本願の請求項7に記載の発明は、前記請求項2から5のいずれかに記載の発明において、前記箱の上下方向の移動経路は、前記箱の開口がやや上を向くように傾斜していることを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、箱を上下方向に移動させている期間中は、箱の開口がやや上を向くから、やはりこの上下移動期間中において、すでに箱詰めした物品が押し出されても、該物品が開口から外へ飛び出すことが抑制される。なお、箱の移動経路を傾斜させなくても、移動中の箱の姿勢を、開口がやや上を向くような姿勢に維持するようにしても同様の作用効果が得られる。
【0026】
次に、本願の請求項8に記載の発明は、前記請求項2から5のいずれかに記載の発明において、箱詰めが終了した箱を開口が上を向くように起立させる起立手段と、該手段で起立される前に前記箱を開口がやや上を向くように傾斜させる傾斜手段とを備えることを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、箱を横倒し状態から直立状態に起立させる際に、いったん箱の開口がやや上を向くから、この起立作業期間中において、すでに箱詰めした物品が押し出されても、該物品が開口から外へ飛び出すことが抑制される。以下、実施の形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
【0028】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る箱詰システム1の概略構成図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。細い矢印は物品Xの移動方向を示し、太い矢印は箱Yの移動方向を示す。この箱詰システム1は、スナック菓子等の袋入商品Xを、段ボール箱Yに、一定個数、整列状態で多段詰めするものであり、主たる構成要素として、本発明に係る箱詰装置10と、物品Xの搬送装置20とを備える。
【0029】
図2に例示するように、本実施形態では、1列12個の袋X…Xを、2段(2列)、1層に、段ボール箱Yに多段詰めする(箱Y内の袋Xの個数は24)。箱Y内における袋Xの姿勢は「縦の立ち姿勢」である。つまり、箱Yを立てたとき(開口Oを上を向けたとき)、袋Xのオモテ面及びウラ面が側方を向き、袋Xの上下の端部(横シール部)が上下を向き、左右の側部が側方を向いている。これに対し、袋Xの上下の端部が側方を向き、左右の側部が上下を向いている姿勢は「横の立ち姿勢」である。また、箱Yを立てたとき、袋Xのオモテ面及びウラ面が上下を向き、袋Xの上下の端部及び左右の側部が側方を向いている姿勢は「平姿勢」である。
【0030】
この箱詰システム1の上流(物品Xの流れにおいて)には、図示しないが、計量装置、味付装置、製袋包装装置、及び各種の検査装置等が配置されている。この箱詰システム1には、所定重量に計量され、所定の味付けが施された内容物が袋に充填され、重量やシールや異物混入検査等に合格した商品Xだけが供給される(図1に示す矢印ア)。物品搬送装置20は、搬送始端部で前記袋Xを1個づつ受け取り、12個の袋Xをまとめて矢印イ方向に搬送して、箱詰装置10の前で矢印ウ方向に排出する。
【0031】
図3に示すように、搬送装置20は、基本的に、巻掛伝動機構の走行面に、多数の細長いL字状ブラケット21…21を略等間隔で立設した構造である。本実施形態では、巻掛伝動機構として、駆動スプロケット22及び従動スプロケット23間に2条の無端状チェーン24,24(図7参照)を巻き掛けたものを採用している。L字状ブラケット21は前記2条のチェーン24,24間に架設している。走行面(チェーン24)に垂直なブラケット21の縦の面は隣同士を仕切るフィンを構成し、走行面に平行な細長い底の面は袋Xの受け面を構成する。L字状ブラケット21は、搬送始端部において、スプロケット22の円弧により横倒しの姿勢となり、このとき略水平となったフィンの上に1個の袋Xが平姿勢で載せられる(前述の矢印ア)。L字状ブラケット21は、スプロケット22の回転に伴い起き上がり、袋Xは横の立ち姿勢となる。
【0032】
搬送装置20は、ブラケット21毎にこのようにして1個の袋Xが与えられるように、等間隔で間欠駆動をする。そして、連続して12個の袋Xが供給されると、これらをまとめて一斉に矢印イ方向に搬送し、箱詰装置10の正面で停止する。次に、櫛状の排出プレート25(図9参照)がブラケット間を通り抜けて、12個1組の物品X…Xを箱詰装置10に向けて一斉に横の立ち姿勢のまま押し出す(前述の矢印ウ)。なお、排出プレートは図9〜図12に示すように、4辺形状のボックスモーションをする。
【0033】
搬送装置20は、このような12個1組のブラケット群21…21を複数組有し、1つの組が箱詰装置10の前で物品Xを排出している間に、他の組が搬送始端部で次の12個1組の物品群Xを受け取る。そして、各ブラケット群21…21はそれぞれ独立した走行が可能である。これにより、立ち姿勢で水平方向に整列した1群の物品X…Xを、遅延することなく、次々と、箱詰装置10に供給することができる。搬送装置20には、搬送用モータ26及び前記櫛状プレート25(詳しくはそのアクチュエータ)を、前述のように駆動制御するコントロールユニット200が搭載されている(図8参照)。
【0034】
図1に戻り、箱詰装置10は、箱水平移動部10Aと、箱上下移動部10Bと、箱排出移動部10Cと、物品水平移動部(物品押込部)10Dとを有する。図4に示すように、箱水平移動部10Aは、箱搬入コンベア11と、箱移送機構12とを含む。箱搬入コンベア11は、開口Oが横を向くように横倒しされた箱Yを、矢印カのように、箱詰装置10の正面方向に運ぶ。箱Yは、図外の製函機等から、搬入コンベア11の始端部に1個づつ供給される。搬入コンベア11としては、例えば平ベルト方式あるいはローラコンベア方式のものが好ましく使用可能である。
【0035】
箱移送機構12は、前記搬入コンベア11の終端部まで運ばれてきた箱Yを、そのままの姿勢で、矢印キのように、箱上下移動部10Bの上端部まで移送する。図5に示すように、箱移送機構12は、箱Yを両サイドから抱える左右一対の吊りブラケット13,13を備える。吊りブラケット13は、逆ネジが切られたボールネジ14により相互に近接離反(幅調整)が可能である。また吊りブラケット13は、走行ベルト15により、前記搬入コンベア11の終端部と、箱上下移動部10Bとの間を、前後に往復移動が可能である。
【0036】
吊りブラケット13の下縁部に、爪部材16が、ヒンジを介して連結されている。爪部材16は、ブラケット13の外面に備えられたエアシリンダ17により、内側に略90°回動する。図5(a)に明示したように、爪部材16は、シリンダ17のプランジャが進出したときに内側に折れ、図5(b)に明示したように、シリンダ17のプランジャが後退したときに真下に伸びる。爪部材16は、内側に折れたとき、箱Yの下の面(開口Oに対しては側面)の左右の縁部を下方からすくい上げ、箱Yを持ち上げる。前記搬入コンベア11の終端部で、このように箱Yを円滑に持ち上げるために(爪部材16,16が箱Yの下の面の左右の縁部と直接接することができるように)、箱Yの下の面は搬入コンベア11より左右に幾分はみ出ている。
【0037】
箱移送機構12は、さらに、吊りブラケット13,13で抱え、爪部材16,16で持ち上げた箱Yの上の面(開口Oに対しては側面)を下方に押し付けて、該箱Yを爪部材16との間で強固に挟持する押付用のエアシリンダ18を備える。図8に示すように、箱詰装置10のコントロールユニット100は、この箱水平移動部10Aにおける、前記搬入コンベア11の駆動用モータ31、箱移送機構12のベルト15の移送用モータ32、ブラケット13の幅調整用モータ33、爪部材16の駆動用シリンダ17、及び箱Yの下方押付用シリンダ18を駆動制御する。明らかに、爪部材16,16が下を向いたり、ブラケット13,13が左右に離反すると、箱Yは下方に落下・放出される。
【0038】
図5に示したように、箱上下移動部10Bは、上下に直列に配置された、相対的に長い第1コンベア41と、相対的に短い第2コンベア42とを含む。これらのコンベア41,42は、前記箱移送機構12による箱Yの移送終端部の略真下において、上下に延びる。両コンベア41,42とも、左右一対の走行面に、受け部材43,43:44,44が立設されている。受け部材43,44は、図5(a)に示したように、各コンベア41,42の上端の走行始端部で待機する。
【0039】
上側の第1コンベア41は、前記箱移送機構12から放出された箱Yを、前記受け部材43,43で受け止めて保持し、そのままの姿勢で、矢印クのように、まっすぐ下方に運ぶ。そして、下端の走行終端部で、受け部材43,43が外側に回り込むことにより、前記箱Yを下方に落下させる。なお、この第1コンベア41による箱Yの下降中に、箱Yは物品押込部10Dを通過する。同様に、下側の第2コンベア42は、前記第1コンベア41から放出された箱Yを、前記受け部材44,44で受け止めて保持し、そのままの姿勢で、矢印クのように、まっすぐ下方に運ぶ。そして、下端の走行終端部に行き着く前に、図5(b)に示したように、箱排出移動部10Cの排出シート(排出椅子)51に、前記箱Yを座らせるようにして受け渡す。
【0040】
各コンベア41,42は、その左右一対の走行面が相互に近接離反(幅調整)可能である。図8に示すように、箱詰装置10のコントロールユニット100は、この箱上下移動部10Bにおける、前記第1コンベア41の駆動用モータ45、第2コンベア42の駆動用モータ46(いずれも受け部材43,44及び該受け部材43,44で受けた箱Yの高さを調整する)、及びこれらのコンベア41,42の幅調整用アクチュエータ(例えばモータ)47を駆動制御する。
【0041】
図6に示すように、箱排出移動部10Cは、L字状の箱排出シート51と、該シート51を、箱詰装置10の正面側と背面側との間で、前後に往復移動させる走行ベルト52とを含む。排出シート51は、支軸53を中心に、略90°回動可能である。排出シート51は、符号(a)で示すように、前記箱上下移動部10Bの第1コンベア41の略直下で待機する。このとき、排出シート51は、第2コンベア42の左右の走行面の間に位置する。
【0042】
排出シート51は、前述したように、第2コンベア42から箱Yを受け渡されると、矢印ケのように、箱詰装置の背面方向に、後退を開始する。その後退期間中に、符号(b)で示すように、排出シート51が少しだけ背面方向に傾斜し、箱Yの開口Oがやや上を向く。そして、排出シート51が走行ベルト52の後端部に到達すると、排出シート51は後退を停止して、符号(c)で示すように、背面方向に完全に90°回動する。これにより、箱Yが横倒し状態から起立して、開口Oが真上を向く。しかる後、箱Yは、箱詰装置10から持ち出される。図8に示すように、箱詰装置10のコントロールユニット100は、この箱排出移動部10Cにおける、前記箱排出シート51の回動用モータ54及び移動用モータ55を駆動制御する。
【0043】
図7及び図9に示すように、物品押込部10Dは、前記搬送装置20から箱上下移動部10Bまで延びる底板61と、該底板61の上面に立設された左右のサイドガイド62とを含む。底板61は、前記搬送装置20から排出された袋Xを、箱上下移動部10Bに至るまで、下方から支持する下方支持面を提供する。サイドガイド62は、その幅が、搬送装置20側で広く、上下移動部10B側で狭くなっていて、前記搬送装置20から前記底板61上に排出された、立ち姿勢の12個1組の袋X…Xを、上下移動部10Bの箱Yに箱詰めする前に、該箱Yの開口Oの幅(詳しくは水平方向の幅)まで列方向に幅寄せをする。
【0044】
物品押込部10Dは、前記立ち姿勢で水平方向に整列した1群の袋X…Xを、上下移動部10Bの箱Yに押し込む押込手段として、2つのプッシャ63,64を備える。1つは、予備プッシャ63であり、搬送装置20側で、前記底板61の下方に備えられている。予備プッシャ63は、支軸65を中心に、押し棒66を約70°の角度で振子運動させて、底板61の下から上面に出没させる構成である。押し棒66は、サイドガイド62の幅以上に左右に水平に延び、袋Xの移動方向ウにおける該袋Xの後端(例えば袋Xの上端部に相当する)を押圧して、該袋Xを搬送装置20から少しだけ遠ざけ、上下移動部10Bに少しだけ近づける。図9に明示したように、サイドガイド62には、前記押し棒66の出没を干渉しないように、弧状の溝67が形成されている。
【0045】
もう1つの押込手段は、本プッシャ64であり、前記底板61の上方に備えられている。本プッシャ64は、押込フラップ68を、搬送装置20側から、上下移動部10B側に、水平移動させることにより、前記予備プッシャ63で少しだけ上下移動部10B側に移動された袋Xの後端を押圧し、該袋Xを開口Oを介して箱Yの中に押し込む。押込フラップ68は、支軸69を中心に、略90°回動可能であり、袋Xを押圧するときだけ下方に突出し、それ以外は邪魔にならないように上方に引き込む。
【0046】
物品押込部10Dは、さらに、前記底板61から、箱Yの中に至るまでの間、袋Xを下方から支持する下方支持面を提供する手段として、下方支持機構70を有する。下方支持機構70は、前記底板61と平行に水平方向に広がる下方支持板71を、前記底板61の下方から上下移動部10B側に出没させ、これにより該下方支持板71を、開口Oを介して箱Yに対し進退させる構成である。
【0047】
図8に示すように、箱詰装置10のコントロールユニット100は、この物品押込部10Dにおける、前記予備プッシャ63の押し棒66の旋回駆動用アクチュエータ(例えば回転シリンダ)72、前記本プッシャ64の押込フラップ68の回動駆動用アクチュエータ(例えば回転シリンダ)73、同じく押込フラップ68の押込駆動用アクチュエータ(例えば直動シリンダ)74、及び前記下方支持機構70の下方支持板71の進退用アクチュエータ(例えば直動シリンダ)75を駆動制御する。
【0048】
箱詰装置10のコントロールユニット100は、その他、箱Yのフタ(開口Oの周囲にある4つのフラップF:図2参照)を、袋Xの箱詰作業の支障にならないように、例えば箱Yが上下移動部10Bにある間は、完全に上下左右に押し広げる、箱フタ開機構80を駆動制御すると共に、搬送装置20のコントロールユニット200と信号を遣り取りし、また、上流側の計量装置や製袋包装装置、あるいは製函機、もしくは下流側の箱Yのストックヤード管理装置等の、各種の周辺機器及びセンサ類とも信号を遣り取りして、この箱詰装置10の円滑・良好な全体運用を図り、多数の袋(計24個の袋)X…Xを、確実に、きれいに、高速に、箱Yに多段詰めしていく。
【0049】
以下、図9〜図16を参照して、この箱詰装置10の具体的動作の1例を説明する。まず、図9に示すように、立ち姿勢で水平方向に整列した1群の袋X…Xが搬送装置20により箱詰装置10の前まで搬送されると、櫛状プレート25が矢印ウ方向に移動して、図10に示すように、前記1群の袋X…Xを底板61の上に押し出す。次に、予備プッシャ63の押し棒66が、前記1群の袋X…Xを押圧して、図11に示すように、該袋X…Xを一斉に箱Yに向けて少し移動させる。このとき、図7(b)に明示したように、袋X…Xは、左右のサイドガイド62によって、箱Yの開口Oと略同じ幅に、列方向に、整然と幅寄せされる。
【0050】
次に、図12に示すように、本プッシャ64の押込フラップ68が下方に突出し、さらに、図13に示すように、前記押込フラップ68が前進して、前記1群の袋X…Xを、1列体制のまま、上下移動部10Bの箱Yの中に開口Oを介して押し込む(1段目の袋Xの箱詰め)。箱Yは、この時点までに、図9〜図10に示したように、箱水平移動部10Aから、箱上下移動部10Bに受け渡されて、第1コンベア41により、図5(a)に符号αで示す高さまで下降している。この高さαは、下方支持板71が箱Y内に挿入されたとしたならば、該支持板71が前記箱Yの下の内面にちょうど接するような高さである。そして、図11〜図13に示したように、前記箱Y内に、前記下方支持板71が水平に挿入される。図13に示したように、箱Yの中に押し込まれた袋X…Xは、この下方支持板71の上に載せられる。
【0051】
次に、図14に示すように、前記下方支持板71が後退し、また、箱Yが、第1コンベア41により、図5(b)に符号βで示す高さまで、さらに下降する。この高さβは、下方支持板71が箱Y内に挿入されたとしたならば、該支持板71が前記箱Yの中の1段目の袋Xの上方に位置し、該袋Xには接しないような高さである。そして、図15に示すように、前記箱Y内に、前記下方支持板71が再び挿入される。次いで、図16に示すように、前記箱Yが、第1コンベア41により、図5(b)に符号γで示す高さまで、今度はわずかに上昇する。この高さγは、箱Y内に挿入された下方支持板71が、該箱Yの中の1段目の袋Xを上方から少し下方に押し付ける高さである。よって、図16及び図5(b)に符号Hで明示したように、次の2段目の袋Xを押し込むスペースが箱Y内で広く取れ、このような多段の箱詰作業が円滑・良好に進む。
【0052】
そして、図9に戻り、本プッシャ64の押込フラップ68が前進して、次の1群の袋X…Xを、やはり1列体制のまま、前記γの高さにある箱Yの中に、開口Oを介して押し込む(2段目の袋Xの箱詰め)。このときも、図9に示したように、箱Yの中に押し込まれた2段目の袋X…Xは、箱Y内に挿入された下方支持板71の上に載せられ、先に箱詰めした1段目の袋X…Xと入り混じるようなことがない。
【0053】
前記次の2段目の袋X…Xは、図13に例示したように、先の1段目の袋X…Xが箱Yに詰められた頃に、搬送装置20により箱詰装置10の前まで搬送される(図9に略相当)。そして、その後、図14〜図16及び図9に示したように、予備プッシャ63及び本プッシャ64によって、前述したように箱詰めされる(図10〜図13に略相当)。
【0054】
計24個の袋X…Xが、1層・2段に、多段詰めされた箱Yは、図9〜図10に示したように、第1コンベア41から第2コンベア42に受け渡され、さらに、第2コンベア42から箱排出移動部10Cのシート51に載せられた後、前述したように、箱詰装置10の背面方向(ケ)に後退され、さらに開口Oが真上を向くように起立されて、箱詰装置10から持ち出され、例えば下流側に設けられた箱Yのストックヤードに搬入される。
【0055】
このように、この箱詰装置10は、立ち姿勢で水平方向に整列した1群の物品X…Xを、箱Yに横から入れる形式の箱詰装置である。そして、前記箱Yと、該箱Y内における物品Xの押込位置(箱詰位置)とを、上下方向に相対変位させるから、例えばその相対変位を、物品Xの高さに相当する距離等とすることによって、前記物品Xの箱詰位置を、箱Yの開口Oの縦方向に、略1列分(1段分)づつ変化させることができる。したがって、整列した1群の物品X…Xを、箱Yの開口Oの縦方向に1列づつ(1段づつ)順に箱詰めすることができ、物品Xを、箱Yに多段詰めすることが可能となる。
【0056】
その場合に、1回につき箱詰めする物品Xは、最初から多段に積み重ねたものではなく、1列に整列した1段だけの物品Xであるから、崩落を心配することなく、高速で該1段だけの物品Xを箱Yに向けて移動させることができる。つまり本プッシャ64の押込スピードを早くすることができる。そして、箱Yの中で物品Xを1列づつ(1段づつ)順に積み重ねることにより、該物品Xを確実に、きれいに、多段詰めすることができる。
【0057】
また、物品Xと箱Yとのうち、箱Xのほうを下方に移動させることによって、該箱Yと、物品Xの箱詰位置とを相対変位させるから、例えば、箱詰め前の物品Xの整列機構(例えば搬送装置20)や、幅寄せ機構(例えばサイドガイド62)、あるいは物品Xを箱Yに押し込む押込手段63,64等を、上下方向に移動可能な構造にしなくて済み、箱詰装置10の構造の複雑化が抑制される。
【0058】
また、箱Y内に挿入した下方支持板71によって、次に箱詰めする2段目の物品Xと、先に箱詰めした1段目の物品Xとの間を、仕切ることができるから、前記2段目の箱詰作業中に、物品Xの列が乱れたり、隣接する1段目の列との間で物品Xが入り混じったりすることが防がれ、より一層、確実できれいな多段詰めが達成される。
【0059】
また、1段目の箱詰めと2段目の箱詰めとの間に、いったん箱Yを高さαから高さβまで下方に移動させ、前記下方支持板71を前記箱Y内に挿入した後、前記箱Yを再びわずかに高さγまで上方に移動させるから、次の2段目の物品Xを箱詰めする前に、先に箱詰めした1段目の物品Xを、前記下方支持板71で少し下方に押し付けるようになり、前記2段目の物品Xを押し込むスペースが箱Y内で広く取れ、多段の箱詰作業が円滑・良好に進む。しかも、箱詰作業が終われば、前記下方支持板71を箱Yから引き抜くので(図9〜図10参照)、そのとき、箱詰めした物品X…Xが箱Yいっぱいに充満して(図10、図5(b)及び図6参照)、隙間のないきれいな整然とした多段の箱詰めが達成される。
【0060】
また、箱詰めする前の1群の物品X…Xを、箱Yの開口Oの幅まで列方向に幅寄せする、サイドガイド62を備えたから、箱詰め前の整列した1群の物品X…Xは、箱Yへ向けての移動中に、確実に箱Yの開口Oの幅まで幅寄せされ、列が乱れることなく、整然と、整列状態を保って箱Y内に押し込まれる。
【0061】
ところで、図9〜図10及び図14〜図16に例示したように、この箱詰装置10においては、前記箱Yの上下方向の移動経路(詳しくは、箱上下移動部10Bにおいて、物品押込部10Dより下方の部分)に、前記箱Yの開口Oを閉鎖するカバー部材90が配設されている。これにより、せっかく箱詰めした物品Xが、圧力等により、箱Yから飛び出すのが防止できる。特に、その結果、箱Y内の物品Xの個数が不足するのが防止できる。つまり、箱Yを上下方向に移動させている期間中は、箱Yの開口Oをカバー部材90で覆ってしまうから、この上下移動期間中において、すでに箱詰めした物品Xが押し出されても、該物品Xは箱Yから開口Oを経て外に飛び出すことが免れ、箱Y内の物品Xの個数は保証される。
【0062】
なお、この点、図6に示したように、箱詰めが終了した箱Yを、開口Oが上を向くように起立させる前に、前記箱Yを、開口Oがやや上を向くように傾斜させるから(状態b)、箱Yを横倒し状態から直立状態に起立させる際においても、いったん箱Yの開口Oがやや上を向き、この起立作業期間中においても、すでに箱詰めした物品Xが押し出されて、該物品Xが開口Oを経て箱Yから外に飛び出すことが抑制される。
【0063】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図17を参照して説明する。この第2実施形態は、前記カバー部材90に代わる、物品Xの箱Yからの飛出し防止対策のその他の例を示すものである。1つ目は、図17(a)に示したように、前記箱Yの上下方向の移動経路(箱上下移動部10B)を、箱Yの開口Oがやや上を向くように傾斜させることである。こうすれば、箱Yを上下方向に移動させている期間中は、箱Yの開口Oがやや上を向くから、やはりこの上下移動期間中において、すでに箱詰めした物品Xが押し出されても、該物品Xが開口Oから外へ飛び出すことが抑制される。
【0064】
2つ目は、図17(b)に示したように、箱Yの移動経路(箱上下移動部10B)そのものを傾斜させなくても、上下移動中の箱Yの姿勢を、開口Oがやや上を向くような姿勢に維持することである。これによっても、同様に、箱Yを上下方向に移動させている期間中に、物品Xが押し出されても、該物品Xが箱Yの外へ飛び出すことが抑制される。
【0065】
なお、この箱詰装置10は、立ち姿勢の袋Xを箱詰めするから、前記実施形態のように、立ち姿勢の袋Xを、集合・整列・搬送・排出する形式の搬送装置20と、好ましく組み合わせて使用することができる。
【0066】
また、箱Yと、物品Xの箱詰位置とを相対変位させるために(高さβからγへの変化を含む)、箱Yのほうの移動に代えて、あるいはそれと共に、物品Xのほうを上下に移動させても、もちろん構わない。また、本発明は、多段詰め、かつ多層詰めの箱詰装置に用いても好適である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、物品を横から入れる形式の箱詰装置において、物品を、確実に、きれいに、かつ高速に、多段詰めすることができる。本発明は、袋入商品や箱入商品等の物品を多段に箱詰めする技術に広く好ましく適用可能であり、物品の包装及び流通の技術分野において幅広い産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る箱詰システムの概略構成図である。
【図2】前記実施形態における箱詰めの態様を示す斜視図である。
【図3】前記箱詰システムに採用される搬送装置の正面図である。
【図4】前記箱詰システムに採用される本発明に係る箱詰装置の箱水平移動部の側面図である。
【図5】前記箱詰装置の箱上下移動部の正面図である。
【図6】前記箱詰装置の箱排出移動部の側面図である(ただし、箱Yの3種の姿勢(a),(b),(c)をすべて明示するために、便宜上、前記すべての姿勢を実線で表している)。
【図7】前記箱詰装置の物品押込部の平面図である。
【図8】前記箱詰システムの制御ブロック図である。
【図9】前記箱詰装置の具体的動作の1例を説明する側面図である。
【図10】同側面図である。
【図11】同側面図である。
【図12】同側面図である。
【図13】同側面図である。
【図14】同側面図である。
【図15】同側面図である。
【図16】同側面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る箱詰システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1 箱詰システム
10 箱詰装置
20 搬送装置
100 箱詰装置コントロールユニット
200 搬送装置コントロールユニット
Claims (8)
- 立ち姿勢で水平方向に整列した1群の物品を、開口を横にした箱に詰める箱詰装置であって、前記1群の物品を列方向と交差する方向に移動させて、前記開口を介して前記箱に押し込む押込手段と、前記箱と前記押込手段による物品の押込位置とを、上下方向に相対変位させる相対変位手段とを備え、前記箱に物品を多段詰めすることを特徴とする箱詰装置。
- 前記相対変位手段は、前記箱を下方に移動させることを特徴とする請求項1に記載の箱詰装置。
- 前記物品を下方から支持する下方支持部材と、該下方支持部材を前記開口を介して前記箱内に挿入する挿入手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の箱詰装置。
- 前記相対変位手段は、前記箱を下方に移動させ、前記挿入手段が前記下方支持部材を前記箱内に挿入した後、前記箱をわずかに上方に移動させることを特徴とする請求項3に記載の箱詰装置。
- 箱詰めする前の前記1群の物品を前記開口の幅まで列方向に幅寄せする幅寄部材を備えることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の箱詰装置。
- 前記箱の上下方向の移動経路に前記箱の開口を閉鎖するカバー部材を備えることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の箱詰装置。
- 前記箱の上下方向の移動経路は、前記箱の開口がやや上を向くように傾斜していることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の箱詰装置。
- 箱詰めが終了した箱を開口が上を向くように起立させる起立手段と、該手段で起立される前に前記箱を開口がやや上を向くように傾斜させる傾斜手段とを備えることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の箱詰装置。
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