JP7216455B1 - 箱詰め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大容量の軟包装製品であっても高速且つ良好に収納箱に箱詰めすることのできる箱詰め装置を提供する。【解決手段】箱詰め装置1は、軟包装製品5を寝かせた状態で順次供給する製品搬送コンベア10と、複数の軟包装製品5が製品群として集積される複数の集積バケット本体31と、複数の集積バケット本体31を順次周回させる周回コンベア32と、集積バケット本体31内の製品群を排出する集積プッシャー35と、を備える集積バケット部30と、軟包装製品5を吸着保持する吸着ヘッド25を有する移載ロボット20と、製品群を集積バケット本体31内での集積状態のまま収納する挿入バケット本体41と、挿入バケット本体41内の製品群を水平に押し出して収納箱8内に収納する挿入プッシャー45と、を備える挿入バケット部40と、収納箱8を順次供給する収納箱供給部50と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、収納箱内に複数の製品を箱詰めする箱詰め装置に関する。
従来から複数の製品を段ボール箱内に収納するセットアップケーサー等の箱詰め装置が多数提供されている。ここで、シャンプーや液体洗剤等の液体の詰め替え容器として使用されるスタンディングパウチ等の軟包装製品を箱詰めする際に、スタンディングパウチを立てた状態で保持すると、流体である内容物が重量により下方に集まってスタンディングパウチの下部が膨らんでしまう。
このため、収納箱内への収納の際に、スタンディグパウチの膨らんだ下部が収納箱内壁面や既に収納されている他のスタンディングパウチにぶつかってしまい、予定数のスタンディングパウチをスムーズにバランス良く収納できないケースが生じてしまう。
このような問題点に鑑み、スタンディングパウチを横倒しにして寝かせた状態で収納箱内に収納する箱詰め装置が下記特許文献1~3に開示されている。
特開2015-231868号公報 特開2016-13867号公報 特開2016-185817号公報
しかし、特許文献1,2に開示された箱詰め装置では、ロボットアーム先端に設置された吸着ヘッドによりスタンディングパウチを横倒し状態で吸着して、上面が開口した収納箱内に上方から直接降下させて横倒し状態のまま収納させているため、箱詰めに時間がかかる。特に、大容量のスタンディグパウチの場合には1個ずつしか吸着ヘッドに吸着することができず、箱詰め作業に時間がかかる。
特許文献3に開示された箱詰め装置では、横倒しに寝かせた状態で二段重ねに集積したスタンディングパウチを、横倒し状態で側面に開口が位置する収納箱内に水平スライドさせて収納するため、スライドの際のスタンディングパウチと床面との摩擦が大きく、摩擦によりピンホールが開いてしまうおそれがある。特に、大容量のスタンディンパウチの場合には、スライド時の摩擦がより大きくなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、大容量の軟包装製品であっても高速且つ良好に収納箱に箱詰めすることのできる箱詰め装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る箱詰め装置は、軟包装製品を所定の個数ずつ収納箱内に収納する箱詰め装置において、前記軟包装製品を寝かせた状態で順次供給する製品搬送コンベアと、前記収納箱内に収納される状態で複数の前記軟包装製品を集積する集積バケット部であって、複数の前記軟包装製品が製品群として集積される複数の集積バケット本体と、複数の前記集積バケット本体を集積収納位置と集積排出位置とに順次周回させる周回コンベアと、前記集積排出位置にある前記集積バケット本体内の前記製品群を水平に押し出して排出する集積プッシャーと、を備える集積バケット部と、前記軟包装製品を吸引により吸着保持する吸着ヘッドを有し、前記製品搬送コンベア上の前記軟包装製品を寝かせた状態のまま前記集積収納位置にある前記集積バケット本体内に移載して集積する移載ロボットと、前記集積バケット部に隣接して設置され、前記集積排出位置にある前記集積バケット本体から前記集積プッシャーにより押し出された前記製品群を受け入れる挿入バケット部であって、前記製品群を前記集積バケット本体内での集積状態のまま収納する挿入バケット本体と、前記挿入バケット本体と別体に設置された、前記挿入バケット本体内の前記製品群を水平に押し出して箱詰め位置にある前記収納箱内に収納する挿入プッシャーと、前記挿入バケット本体を、前記製品群を受け入れる位置である上流側の挿入収納位置と、前記製品群を前記収納箱内に収納する下流側の位置であって、前記挿入バケット本体の下流側の先端部が前記収納箱の内部に入る挿入排出位置との間で水平に往復スライド可能に保持するバケットスライド部材と、を備え、前記挿入プッシャーは、前記挿入バケット本体が前記挿入収納位置から前記挿入排出位置へと移動する動きと連動して前記挿入バケット本体内の前記製品群を前記収納箱内へと押し出すように駆動されると共に、前記製品群の前記収納箱への収納後、先に前記挿入バケット本体が後退した後に遅れて前記挿入プッシャーが後退するように構成されている挿入バケット部と、前記収納箱を開口が前記集積バケット部側の側面に位置するように横倒し状態で前記箱詰め位置に順次供給する収納箱供給部と、を備え、前記移載ロボットは、前記軟包装製品を前記集積バケット本体内に一段分だけ集積し、前記集積プッシャーは、前記集積バケット本体内に一段分の前記製品群が収納されると排出を行い、前記挿入プッシャーは、前記挿入バケット本体内に一段分の前記製品群が収納されると押し出すように構成され、複数の前記製品群を一段ずつ前記収納箱内に収納することを特徴とする。
本発明に係る箱詰め装置によれば、大容量の軟包装製品であっても高速且つ良好に収納箱に箱詰めすることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る箱詰め装置を概略的に示す模式図である。 図2は、本発明の第一実施形態に係る吸着ヘッドの斜視図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係る吸着ヘッドによる吸着保持状態を示す正面図である。 図4は、本発明の第一実施形態の変形例を説明するための図である。 図5は、本発明の第二実施形態に係る箱詰め装置を概略的に示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る箱詰め装置(セットアップケーサー)1について説明する。本実施形態では、軟包装製品5であるスタンディングパウチを横倒し状態で同じく横倒し状態の収納箱(段ボール箱)8内に軟包装製品5同士を一部重畳させた集積状態で箱詰めする装置を例に挙げて説明する。
より詳細には、収納箱8内には、3個の軟包装製品5を瓦屋根状(刺し身状)に一部重畳させて寝かした状態の一段の製品群が二段重ねで収納される。すなわち、本実施形態では、1個の収納箱8には、合計6個の軟包装製品5が二段に分けて収納される。
図1に示すように、箱詰め装置1は、製品搬送コンベア10と、移載ロボット20と、集積バケット部30と、挿入バケット部40と、収納箱供給部50とを備えている。製品搬送コンベア10に供給される軟包装製品5は、図1において細矢印で示すように、順次隣接して設置された移載ロボット20、集積バケット部40、収納箱供給部50へと順次移送される。本実施形態では、軟包装製品5の移送順路に沿って、製品搬送コンベア10側を上流側、収納箱供給部50側を下流側と称する。
移載ロボット20は、パラレルロボット22と、パラレルロボット22のアーム先端に設置された吸着ヘッド25とを備える。図2に示すように、吸着ヘッド25は、複数(本実施形態では6個)の吸着パッド26を備え、吸着パッド26の先端に軟包装製品5を吸引により吸着可能である。
吸着ヘッド25は、軟包装製品5の大きさや質量に従って、1つ又は複数の吸着パッド26により1つの軟包装製品5を吸着保持する。図3(a)は、3個の軟包装製品5を瓦屋根状に一部重畳して吸着保持した状態を示しており、1個の軟包装製品5は2個の吸着パッド26により吸着されている。また、図3(b)は、6個の吸着パッド26により1個の大容量タイプの軟包装製品5を吸着保持した状態を示している。
移載ロボット20は、同時に1個又は複数の軟包装製品5を製品搬送コンベア10から集積バケット部30へと移載する。複数の軟包装製品5を同時に移載する場合、吸着ヘッド25は、製品搬送コンベア10上の軟包装製品5を1個ずつ片側から3つの吸着パッド26に順次吸着させることで複数の軟包装製品5を集積しながら同時に移載することができる。
本実施形態では、吸着ヘッド25に吸着保持させて製品搬送コンベア10から集積バケット部30へと軟包装製品5を移載することで、他の部材との接触摩擦により軟包装製品5にピンホールが開くことを確実に防ぐことができる。
集積バケット部30は、複数の集積バケット本体31と、集積バケット周回コンベア32と、集積プッシャー35とを備えている。集積バケット部30は、製品搬送コンベア10の傍に隣接して設置されており、集積バケット周回コンベア32の周回方向が製品搬送コンベア10の周回方向と並行に設置されている。なお、移載ロボット20は、製品搬送コンベア10と集積バケット部30との境界部分に設置されている。
集積バケット本体31は、集積バケット周回コンベア32による周回方向の両端に垂直に設置された側壁31aに囲まれた集積空間内に、収納箱8内に収納される軟包装製品5を一段分集積させて一時的に収納する。
集積バケット周回コンベア32は、複数の集積バケット本体31を順次所定のピッチで周回させる無端コンベアである。集積バケット周回コンベア32の周回により、集積バケット本体31は、移載ロボット20により軟包装製品5が収納される集積収納位置と、集積されている製品群を挿入バケット部40へと排出する集積排出位置とを順次巡回する。
集積プッシャー35は、集積排出位置にある集積バケット本体31内に収納されている軟包装製品5の製品群を下流側に向けて水平に押し出し、後述する挿入バケット部40の挿入バケット本体41内に製品群を収納する。
集積プッシャー35は、集積バケット本体31内に集積された軟包装製品5に上流側の側方から接触する垂直な押出壁35aを備えている。押出壁35aは、集積バケット部30の集積排出位置において、上下動可能且つ上流から下流に向かう水平方向において往復動可能に構成されており(図1の太矢印参照)、下降位置において挿入バケット部側40へと水平に移動することで、集積バケット本体31内の製品群をまとめて挿入バケット本体41内に押し込む。
挿入バケット部40は、挿入バケット本体41と、バケットスライド部材43と、挿入プッシャー45とを備えている。挿入バケット本体41は、集積バケット本体31と同様に上流から下流に向かう方向に直交する方向の両端に設置された側壁41aに囲まれた集積空間内に、集積バケット本体31内での集積状態と同じ状態で軟包装製品5の製品群を収納可能である。挿入バケット部40の両側の側壁41aの上縁は、収納箱供給部50側の先端が低くなるようにテーパ状になっている。
バケットスライド部材43は、図1に太矢印で示すように、挿入バケット本体41を上下及び水平方向(上流から下流に向かう方向)に往復スライド自在に保持する部材である。バケットスライド部材43は、水平方向において、集積バケット部30から軟包装製品5を受け入れる位置である、上流側の挿入収納位置(図1において実線で示す位置)と、軟包装製品5を排出して収納箱供給部50の収納箱8内に収納する位置である、下流側の挿入排出位置(図1において破線で示す位置)との間で挿入バケット本体41をスライド駆動する。
挿入バケット本体41が挿入排出位置にある場合には、軟包装製品5を確実に収納箱8内に挿入できるように、挿入バケット本体41の下流側の先端部が収納箱8の側面の入口の内部に入るように構成されている。上述したように、挿入バケット本体41の側壁41aの上縁が下流側に向けて低くなっているため、挿入バケット本体41の下流側先端部をスムーズに収納箱8内に出し入れすることができる。
また、バケットスライド部材43は、横倒し状態の収納箱8の一段目(下段)へ軟包装製品5を挿入する下方排出位置と、二段目(上段)へ挿入する上方排出位置との間で挿入バケット本体41を上下方向に往復スライド駆動する。
図1では、収納箱8の二段目に収納する状態を示しており、挿入バケット本体41は上方排出位置に位置している。なお、挿入収納位置では、挿入バケット本体41は、下方排出位置と同じ高さの下方位置で軟包装製品5を受け入れており、二段目に収納する場合には、まず上方排出位置と同じ高さまで上昇してから水平スライドするように構成されている。
このように、本実施形態では、軟包装製品5の製品群を二回に分けて収納箱8内に二段で収納するために、挿入バケット部40側を上下動させているが、挿入排出位置における挿入バケット本体41及び挿入プッシャー45の上下方向の位置は固定で、収納箱供給部50側において収納箱8を上下動するようにしても良い。
挿入プッシャー45は、集積プッシャー35と同様に、挿入バケット本体41内に集積された軟包装製品5に上流側の側方から接触する垂直な押出壁45aを備えている。押出壁45aは、上下動可能且つ上流から下流に向かう水平方向において往復動可能に構成されており(図1の太矢印参照)、挿入バケット本体41内の一段分の軟包装製品5の製品群を下流側に向けて押し出して、箱詰め位置に位置する横倒し状態の収納箱8内に収納する。
挿入プッシャー45は、挿入バケット本体41が挿入収納位置から挿入排出位置へと移動する動きと連動して挿入バケット本体41内の軟包装製品5を収納箱8内へと押し出す。このとき、挿入プッシャー45の押出壁45aの移動速度は、挿入バケット本体41のバケットスライド部材43による水平スライドの速度よりも早く設定されており、また、押出壁45aの移動距離が挿入バケット本体41のスライド距離よりも長くなるように設定されている。
挿入排出位置において、挿入バケット本体41の下流側先端が収納箱8の入口内側に入っており、挿入プッシャー45の押出壁45aも収納箱8の入口内側の略同じ位置まで押し出し移動する。
また、収納箱8への収納後に挿入バケット本体41及び挿入プッシャー45が後退する際には、先に挿入バケット本体41が後退した後に、遅れて挿入プッシャー45が後退するように構成されている。これにより、挿入バケット本体41と一緒に軟包装製品5が後退して収納箱8の外に出てしまうことを確実に防止できる。
このように、挿入バケット本体41内の軟包装製品5を排出して収納箱8内に挿入する際に、挿入プッシャー45と、軟包装製品5が収納された挿入バケット本体41とを同時に収納箱8の方向に動かすことで、軟包装製品5のバケット本体41の底面に対する摺動時の摩擦力を低減し、摩擦により包装材にピンホールが開いたりするのを防止することができる。
収納箱供給部50は、収納箱8を順次搬送する搬送路52を備えると共に、図示しない搬送駆動部材、組立部材、テープ貼付部材及び収納箱起立部材等を備える。組立部材は、平らな紙片を立体的な収納箱に組み立てる。テープ貼付部材は、収納箱の所定の箇所にテープを貼り付ける。収納箱起立部材は、軟包装製品5を収納した横倒し状態の収納箱8を開口部分が上方に位置するように起こして立てる。
収納箱供給部50は、搬送路52の箱詰め位置に、開口が側面に位置するように横倒しされた収納箱8を順次供給し、箱詰め位置においては、挿入バケット部40により軟包装製品5の一段分の製品群が収納箱8内に押し込まれる。
以上、箱詰め装置1の構成について説明したが、続いて、箱詰め装置1における箱詰め作業の処理の流れについて説明する。図1に示すように、本実施形態では、製品搬送コンベア10のベルト上を横倒して寝かせた状態で一つずつ順次搬送されてくる軟包装製品5(スタンディングパウチ)3個を瓦屋根状に重畳させた一段の製品群として集積し、収納箱8内に二段で収納する場合を例に挙げて説明する。
移載ロボット20は、吸着ヘッド25により製品搬送コンベア10上のスタンディングパウチ5を横倒し状態のまま1個ずつ一部重畳しながら合計3個のスタンディングパウチ5を瓦屋根状に吸着保持する(図3(a)参照)。
続いて、移載ロボット20は、吸着保持したスタンディングパウチ5の製品群を集積収納位置に位置する集積バケット本体31内に移動させた後に、吸着ヘッド25の吸着を解除し、一段3個のスタンディングパウチ5の製品群を集積バケット本体31内に移載する。
なお、図3(b)に示すような大容量のスタンディングパウチ5の場合には、移載ロボット20は、1個ずつスタンディングパウチ5を吸着保持して集積バケット本体31内に移載して、集積バケット本体31内で3個のスタンディングパウチ5を一部重畳させて集積するようにすれば良い。
集積バケット部30は、集積バケット本体31に一段分の3個のスタンディンパウチ5が移載されると、集積バケット周回コンベア32を作動させて、集積バケット本体31を集積収納位置から集積排出位置へと移動させる。
集積排出位置においては、集積プッシャー35が集積バケット本体31内の製品群を隣接する挿入バケット部40の挿入バケット本体41内へと押し込んで移送する。なお、先の集積バケット本体31が集積排出位置へと移動すると、次の集積バケット本体31が集積バケット周回コンベア32により集積収納位置へと運ばれて来る。
そして、集積排出位置での製品群の排出作業と並行して、集積収納位置では移載ロボット20により次の製品群の収納作業が行われる。このように、集積バケット部30において、集積バケット本体31を複数設置し、集積バケット周回コンベア32により、集積バケット本体31に集積収納位置と集積排出位置とを順次周回させるように構成することで、製品群の収納作業と排出作業を並行して行うことができ、箱詰め装置1全体での箱詰め作業を高速化できる。
次に、挿入バケット部40は、挿入収納位置において、挿入バケット本体41内に3個一段のスタンディングパウチ5からなる製品群が収納されると、バケットスライド部材43及び挿入プッシャー45の駆動により、挿入バケット本体41内のスタンディングパウチ5を収納箱8へと押し出して挿入する。
挿入バケット部40による1つの収納箱8への挿入は、一段ずつ二回に分けて行われる。収納箱8の一段目への挿入の際には、バケットスライド部材43は、挿入バケット本体41を下方排出位置に位置させ、同じく下方排出位置に位置する挿入プッシャー45により一段目の製品群の挿入が行われる。
また、収納箱8の二段目への挿入の際には、バケットスライド部材43は、挿入バケット本体41を上方排出位置に位置させ、同じく上方排出位置に位置する挿入プッシャー45により二段目の製品群の挿入が行われる。上述したように、図1では、二段目の挿入のために、挿入バケット本体41が上方排出位置に位置する状態を実線で示している。
本実施形態では、収納箱8への一段目及び二段目の挿入の際、収納箱8は搬送路52上の箱詰め位置で停止したまま移動しない。箱詰め位置において収納箱8への二段の製品群の収納が完了すると、収納箱供給部50は、搬送路52における搬送を再開し、収納済みの収納箱8を下流側に搬送すると共に、次の空の組立済みの収納箱8を箱詰め位置へと搬送し、挿入バケット部40による次の収納処理が行われる。
以上、本実施形態に係る箱詰め装置1について詳細に説明したが、本実施形態によれば、製品搬送コンベア10上を寝かせた状態で搬送されてくる軟包装製品5を、寝かせた状態のまま横倒しされた収納箱8内に横滑りにより収納させるため、軟包装製品5の一部が膨らんだりすることなく、高速で安定して効率的な箱詰め作業を行うことができる。
また、製品搬送コンベア10上の軟包装製品5を集積して収納箱8に収納する作業を、集積バケット部30と挿入バケット40とに分け、さらに、集積バケット部30には、軟包装製品5を収納するための集積バケット本体31を複数設置して周回するように構成したため、軟包装製品5の集積作業と収納箱8への挿入作業を並行して行うことができ、箱詰め作業を高速に行うことができる。
また、本実施形態では、集積バケット本体31及び挿入バケット本体41内には軟包装製品5を一段分だけ集積して、順次下流側にスライド移送しているため、大容量の軟包装製品5であってもスライド時の床面との摩擦によりピンホールが開いてしまうのを防ぐことができる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。上記実施形態では、軟包装製品5を瓦屋根状に集積して収納しているが、本変形例では、軟包装製品5を交互にずらして一部重畳させるたわら状に集積して収納箱8に収納する。図4は、第一実施形態の変形例を説明するための図である。
図4(a)は、本変形例に係る吸着ヘッド25による吸着保持状態を示す正面図であり、図4(b)は、本変形例に係る集積バケット本体31における集積状態を示す図である。図4(b)の集積状態は、一段分の製品群であり、収納箱8内には二段分の製品群が集積収納される。
このように、たわら状に集積する場合には、吸着ヘッド25は、両側の吸着パッド26に先に2個の軟包装製品5を順次吸着した後に、真ん中の吸着パッド26に3個目の軟包装製品5を吸着させて集積する。なお、たわら状に集積する場合には、軟包装製品5の重心部分を吸着パッド26により吸着させることができる。本変形例によっても上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
(第二実施形態)
続いて、第二実施形態に係る箱詰め装置2について説明する。上記第一実施形態では、移載ロボット20、集積バケット部30及び挿入バケット部40がそれぞれ一つずつ設置されているが、第二実施形態では、移載ロボット70、集積バケット部80及び挿入バケット部90の組合せを第一組と第二組との二組設置し、収納箱8への一段目(下段)の製品群の収納と、二段目(上段)の製品群の収納とを並行して行うように構成し、箱詰め作業をより高速化したことが上記第一実施形態と大きく異なる。
よって、本実施形態では、第一実施形態と同様の構成については説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。箱詰め装置2は、製品搬送コンベア10と、移載ロボット70と、集積バケット80と、挿入バケット部90と、収納箱供給部50とを備える。
箱詰め装置2は、一段目収納用の第一移載ロボット70A、第一集積バケット部80A及び第一挿入バケット部90Aと、二段目収納用の第二移載ロボット70B、第二集積バケット部80B及び第二挿入バケット部90Bとを備える。
第一移載ロボット70A及び第二移載ロボット70Bは、製品搬送コンベア10の傍に設置されており、第一移載ロボット70Aは、上流側において、製品搬送コンベア10上のスタンディングパウチ5を集積収納位置の第一集積バケット本体81Aへと順次移載し、第二移動ロボット70Bは、下流側において、同じくスタンディングパウチ5を集積収納位置の第二集積バケット本体81Bへと順次移載する。
第一集積バケット部80A及び第二集積バケット部80Bにおいても、第一実施形態と同様に、スタンディングパウチ5が順次挿入バケット部90へと移送される。第二実施形態では、第一挿入バケット部90Aは、収納箱供給部50の上流側において、横倒し状態の収納箱8内の下段一段目に瓦屋根状に3個のスタンディングパウチ5の製品群を挿入収納する。
また、第二挿入バケット部90Bは、収納箱供給部50の下流側において、一段目に製品群が収納された収納箱8の上段二段目に同製品群を収納する。本実施形態では、第一挿入バケット本体91A及び第二挿入バケット本体91Bの設置高さは同じであり、収納箱供給部50において、二段目を収納するための第二箱詰め位置P2に位置する収納箱8の高さを図示しないスライド部材により上下動可能に構成している。
第二箱詰め位置P2において二段目を収納する際には、図示しないスライド部材により、一段目を収納するための第一箱詰め位置P1よりも収納箱8の高さを一段分下げることで、二段目への収納を実現している。
以上、第二実施形態について説明したが、本実施形態によれば、収納箱8の一段目と二段目に製品群を収納するための移載ロボット70、集積バケット部80及び挿入バケット部90の組をそれぞれ別途設置し、一段目への収納作業と二段目への収納作業を並行して行うことができるため、箱詰め作業のさらなる高速化を実現できる。
以上、本発明の第一及び第二本実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上述した形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、箱詰め装置を構成する各部材の形状やサイズ、個数等は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、軟包装製品として、自立型のスタンディングパウチを例に挙げて説明したが、例えば、レトルトカレーの包装に用いられる平型レトルトパウチ等、寝かせた状態で移送できる軟包装製品であれば広く本発明を適用することができ、立たせた状態で箱詰めしようとすると下部が膨らんでしまって良好に箱詰めできないという課題を解決することができる。
1 箱詰め装置(セットアップケーサー)
10 製品搬送コンベア
20 移載ロボット
22 パラレルロボット
25 吸着ヘッド
26 吸着パッド
30 集積バケット部
31 集積バケット本体
31a 側壁
32 集積バケット周回コンベア
35 集積プッシャー
35a 押出壁
40 挿入バケット部
41 挿入バケット本体
41a 側壁
43 バケットスライド部材
45 挿入プッシャー
45a 押出壁
50 収納箱供給部
52 搬送路
5 軟包装製品(スタンディングパウチ)
8 収納箱(段ボール箱)
2 箱詰め装置
70 移載ロボット
80 集積バケット部
81 集積バケット本体
90 挿入バケット部
91 挿入バケット本体

Claims (1)

  1. 軟包装製品を所定の個数ずつ収納箱内に収納する箱詰め装置において、
    前記軟包装製品を寝かせた状態で順次供給する製品搬送コンベアと、
    前記収納箱内に収納される状態で複数の前記軟包装製品を集積する集積バケット部であって、
    複数の前記軟包装製品が製品群として集積される複数の集積バケット本体と、
    複数の前記集積バケット本体を集積収納位置と集積排出位置とに順次周回させる周回コンベアと、
    前記集積排出位置にある前記集積バケット本体内の前記製品群を水平に押し出して排出する集積プッシャーと、
    を備える集積バケット部と、
    前記軟包装製品を吸引により吸着保持する吸着ヘッドを有し、前記製品搬送コンベア上の前記軟包装製品を寝かせた状態のまま前記集積収納位置にある前記集積バケット本体内に移載して集積する移載ロボットと、
    前記集積バケット部に隣接して設置され、前記集積排出位置にある前記集積バケット本体から前記集積プッシャーにより押し出された前記製品群を受け入れる挿入バケット部であって、
    前記製品群を前記集積バケット本体内での集積状態のまま収納する挿入バケット本体と、
    前記挿入バケット本体と別体に設置された、前記挿入バケット本体内の前記製品群を水平に押し出して箱詰め位置にある前記収納箱内に収納する挿入プッシャーと、
    前記挿入バケット本体を、前記製品群を受け入れる位置である上流側の挿入収納位置と、前記製品群を前記収納箱内に収納する下流側の位置であって、前記挿入バケット本体の下流側の先端部が前記収納箱の内部に入る挿入排出位置との間で水平に往復スライド可能に保持するバケットスライド部材と、
    を備え、前記挿入プッシャーは、前記挿入バケット本体が前記挿入収納位置から前記挿入排出位置へと移動する動きと連動して前記挿入バケット本体内の前記製品群を前記収納箱内へと押し出すように駆動されると共に、前記製品群の前記収納箱への収納後、先に前記挿入バケット本体が後退した後に遅れて前記挿入プッシャーが後退するように構成されている挿入バケット部と、
    前記収納箱を開口が前記集積バケット部側の側面に位置するように横倒し状態で前記箱詰め位置に順次供給する収納箱供給部と、
    を備え、
    前記移載ロボットは、前記軟包装製品を前記集積バケット本体内に一段分だけ集積し、
    前記集積プッシャーは、前記集積バケット本体内に一段分の前記製品群が収納されると排出を行い、
    前記挿入プッシャーは、前記挿入バケット本体内に一段分の前記製品群が収納されると押し出すように構成され、
    複数の前記製品群を一段ずつ前記収納箱内に収納することを特徴とする箱詰め装置。
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