JP7224875B2 - 箱詰め装置 - Google Patents

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本発明は、例えばポテトチップ、豆、飴、スープ、洗剤などの内容物が袋詰めまたは箱詰めされた複数の物品を外装箱に詰める箱詰め装置に関し、特に複数の物品を整列させて複数の外装箱側に搬送するものに関する。
複数の物品を整列させて外装箱側に搬送する装置としては、例えば特許文献1、2に開示されたものがある。
特許文献1の技術は、複数の物品を、互いに一部が重なりあった差し身状態で、箱詰め位置に搬送するためのものである。特許文献1の技術では、搬送装置に複数の保持板が設けられ、これら物品保持版は、物品を収容可能とする間隔をあけて配置されている。これら保持板間に供給された物品が、上記搬送装置で物品取り出し位置に搬送される。物品取り出し位置に保持板が搬送された状態で、保持板間に収容されている物品が搬送装置の側方の箱詰め位置にプッシャー装置によって押し出される。複数の保持板のいずれもが、物品の搬送方向の後方に上部が倒れる傾斜状とされている。これによって、プッシャー装置で物品が押し出されると、複数の物品は、上記差し身状態で、取り出される。差し身状態で取り出された物品は、1つの箱内に収容される。
特許文献2の技術は、複数の箱にそれぞれ1つずつ物品を同時に箱詰め可能とするものである。特許文献2の技術では、物品配置装置が、複数の物品を並列させて箱詰め位置に配置する。この配置位置の下方に前記物品の数と同数の箱を物品の並列方向に並行するように箱配置装置が配置する。配置位置の上方に物品の並列方向に並行して物品の数と同数の吸着具が配置されている。これら吸着具は相互に前記並列方向に離隔可能であって、かつ全ての吸着具が前記配置位置を通って昇降可能に構成されている。吸着具がそれぞれ物品を吸着した状態で、配置位置の床が開閉装置によって解放され、複数の吸着具それぞれに吸着された物品は、開かれた床を通過して対応する箱へ降下させられる。この降下状態において、吸着具による吸着が中止され、各箱内にそれぞれ物品が収容される。
特開2002-96926号公報 特開2008-143572号公報
特許文献1の技術によれば、複数の物品を差し身状態で取り出すことはできるが、差し身状態の複数の物品は、1つの外装箱にしか箱詰めすることができない。一方、特許文献2の技術によれば、複数の箱に同時に物品を箱詰めすることはできるが、1つの箱には1つの物品しか箱詰めすることはできず、差し身状態である複数の物品を1つの箱に詰めることはできない。
本発明は、差し身状態とした複数の物品からそれぞれがなる複数の物品群を、各物品群に対応する複数の箱に同時に箱詰めすることを可能として、処理能力の向上を図った箱詰め装置を提供することを目的とする。
本発明の箱詰め装置の一態様は、搬送装置を有している。搬送装置としては、例えば上面で物品を支持して搬送するもの、例えばチェーンコンベヤやベルトコンベヤを使用することができる。物品としては、吸着装置によって吸着可能な種々のものを使用することができるが、例えば袋や箱の内部に別の物品を収容している袋詰めや箱詰めのものを使用することができる。複数の物品収容部群が設けられている。物品収容部群それぞれは、複数の物品収容部が前記搬送装置に配置され、その搬送方向に所定の間隔をおいて、複数の物品を差し身状態で保持している。差し身状態とは、複数の物品が互いに一部が重なりあった状態を言う。前記搬送装置の所定位置、例えば停止位置に前記複数の物品収容部が搬送されてきたとき、前記複数の物品収容部から、前記物品収容部群の前記複数の物品を前記差し身状態のまま、押し出し装置が前記搬送装置の側方にある箱詰め位置に押し出す。このとき、前記物品収容部からそれぞれ押し出された物品は、前記物品収容部群ごとに、前記所定の間隔をあけた物品群を構成する。前記箱詰め位置には、前記押し出された物品群を支持可能な支持体が配置されている。この支持体は、前記箱詰め位置から退却することが可能である。前記箱詰め位置の上方に、前記物品群に対応して、前記物品群と同数の吸着具が配置されている。これら吸着具は、対応する物品群を吸着及び非吸着状態とすることができ、前記支持体が退却状態にあるとき、前記箱詰め位置を通過して、前記箱詰め位置の下方に前記物品群に対応して設けられた前記物品群と同数の箱に向かって下降可能である。
このように構成された箱詰め装置では、複数の物品を差し身状態とした物品群を複数作成し、これら物品群に対応する、物品群と同数の箱内に物品群を刺し身状態のままそれぞれ詰めることができる。
上記の態様において、前記搬送装置の所定位置から前記箱詰め位置までの経路には、前記物品群を仕切る仕切り具を配置することもできる。仕切り具を配置することによって、異なる物品群の物品が、箱詰め位置への押し出し中に互いに交じり合うことを防止できる。
上記の態様において、前記搬送装置の所定位置から前記箱詰め位置までの経路には、前記各物品群において、前記差し身状態にある物品の姿勢を維持して押し出されるように、前記物品を案内する案内が配置されている。このように構成することによって、押し出し中に、差し身状態が崩れることを防止できる。
前記物品収容部は、複数の物品支持体を有するものとすることができる。複数の物品支持体は、前記物品群の各物品に対応して設けられている。複数の物品支持体は、それぞれ間隔を空けて配置されている。前記複数の物品支持体は、対応する前記物品の中途を前記搬送装置よりも上方に持ち上げてそれぞれ支持している。持ち上げられている物品の前記搬送装置の進行方向側の端は、前記搬送装置上に位置している。前記持ち上げられている物品の後続の物品の前記搬送装置進行方向側の端は、前記支持体における前記搬送装置の進行方向とは反対側に前記支持体に接してまたは接近して位置している。このように支持体を構成しているので、物品群の物体は、差し身状態を維持している。
本発明の1実施形態の箱詰め装置の停止位置の部分省略側面図である。 図1の箱詰め装置の物品乗り込み位置の部分省略側面図である。 図1の箱詰め装置の正面図である。 図1の箱詰め装置のトランジションデッキの側面図である。 図1の箱詰め装置の吸着装置の側面図である。
本発明の一実施形態の箱詰め装置では、箱詰めされる物品2は、例えばポテトチップ、豆、飴、スープ、洗剤などの内容物が袋詰めされた包装品である。包装品は、矩形の袋の四方をシールした厚みの薄いもので、対向した表面と裏面とを有している。箱詰め装置は、複数、例えば2個の物品2を刺し身状態とした1つの物品群を1つの箱に詰めるが、複数の物品群、例えば2組の物品群を、物品群の数と同数、例えば2個の箱内にそれぞれ同時に詰める。
箱詰め装置では、供給手段、例えば供給コンベヤによって連続的に搬送されてくる複数の同一種類の物品2から、まず2つの物品2を差し身状態とした物品群を2組作成する。そのため、供給コンベヤから物品2を受ける搬送装置、例えばチェーンコンベヤまたはベルトコンベヤのように上面で物品を支持して搬送する搬送装置4に、少なくとも2組の物品収容部6が取り付けられている。
図1に示すように、1組目の物品収容部6は、物品支持部材、例えば3つのフィン8a、8b、8cを有している。フィン8a、8b、8cは、いずれも搬送装置4の搬送面4aに取り付けられた板状の水平部10を備えている。その水平部10における矢印で示す搬送装置4の進行方向(以後、前側と言う)側の縁から、搬送装置4の進行方向と反対側(以後、後ろ側と言う)に向かって斜め上方に、水平部10と鋭角な角度をなして、板状の起立部12が伸びている。この起立部12の先端縁に、起立部12よりも後ろ側に向かって斜め上方に、支持部14が伸びている。支持部14は、起立部12と水平部10とがなす角度よりも小さい角度を水平部10となしている。これら水平部10、起立部12及び支持部14は、いずれも、搬送装置4の搬送面4aの搬送方向を横切る幅方向の一方の縁から他方の縁まで位置し、搬送装置4の搬送方向に間隔をおいて位置している。
フィン8aは、図1に示すように或る物品2の裏面の後ろ側の端の近傍に支持部14が接触して、物品2の後ろ側を持ち上げている。フィン8bは、フィン8aの前側に位置し、その後ろ側における水平部10と起立部12との接合部またはその付近に、物品2の前側の端が位置している。フィン8aとフィン8bとの間隔、フィン8aの起立部12及び支持部14の水平部10に対する高さ及び水平部10に対する角度は、フィン8a、8b間に収容された物品2が搬送面4aに対して予め定めた角度で傾斜した状態をなすように設定されている。フィン8cは、フィン8aの後ろ側に位置し、後続の物品2の裏面の後ろ側の端の近傍に支持部14が接触して、別の物品2の後ろ側を持ち上げている。別の物品の前側の端は、フィン8aの後ろ側における水平部10と起立部12との接合部またはその付近に位置している。従って、別の物品2はその前側の部分が、物品2の後ろ側と一部が重なった状態で傾斜している。フィン8aとフィン8cとの間隔、フィン8cの起立部12及び支持部14の水平部10に対する高さ及び水平部10に対する角度は、別の物品2が搬送面4aに対して予め定めた角度をなすように設定されている。従って、フィン8aと8bとの間隔、フィン8aと8cとの間隔は、物品2の種類や、物品2同士の重なり具合によって変更され、異なる間隔になることもあるし、同一の間隔になることもある。
1組目の物品収容部6の後ろ側に、2組目の物品収容部6が配置されている。2組目の物品収容部6も、1組目の物品収容部6と同一の構成であるので、詳細な説明は省略する。但し、前側にある1組目の物品収容部6のフィン8cと後ろ側の2組目の物品収容部6のフィン8bとの間の間隔は、これら物品2が収容される後述する箱の配置間隔を考慮して設定されている。このような2組の物品収容部6が、搬送装置4の搬送面に4aには、複数取り付けることができるし、2組のみ取り付けることもできる。物品収容部6と搬送装置4とによって、整列搬送装置、例えば整列コンベヤが構成されている。
これら物品収容部6のフィン8b、8a間、フィン8a、8c間への供給は、例えば図2に示すように搬送装置4の搬送開始側の端である始端近傍において行われる。始端には、搬送面4aを走行させるプーリ16が配置され、プーリ16は図示しない駆動手段、例えばサーボモータによって回転駆動される。サーボ―モータは、図示していない指示計によって制御される。
搬送装置4の始端よりも更に後ろ側における搬送装置4よりも高い位置に水平に、供給コンベヤ20が配置されている。この供給コンベヤ20が物品2を1つずつその先端側に搬送する。供給コンベヤ20の先端側から搬送装置4の搬送開始側の端の近傍まで傾斜コンベヤ22が、その先端側を搬送装置4側に傾斜した状態で配置されている。この傾斜コンベヤ22は、供給コンベヤ20が搬送して来た物品2を搬送装置4側に1つずつ搬送する。傾斜コンベヤ22の先端側まで搬送された1つの物品2は、傾斜コンベヤ22の先端側から搬送装置4の始端側に配置した渡り板24上を滑走して、搬送装置4の搬送面4aに向かう。このとき、渡り板24の幾分前側にある物品取り込み位置に、1組目の物品収容部6のフィン8aが位置している。その結果、搬送されてきた物品2は、フィン8b、8aの間に図1に示すように収容される。この物品取り込み位置にフィン8aが停止している状態は、サーボモータが指示計によって制御されることによって作り出されている。
物品2のフィン8b、8a間への収容は、渡り板22の前側に配置した物品検出センサ26によって検出される。この検出によって、指示計がサーボモータを制御し、フィン8cを物品取り込み位置に到達させて停止する。その後、次の物品2が上述したのと同様にして図1に示すようにフィン8a、8c間に収容される。物品検出センサ26の物品2の検出によって、指示計は、サーボモータを制御して2組目の物品収容部6のうち、フィン8aを物品取り込み位置まで移動させて、そこで停止させる。
以下、同様にして、2組目の物品収容部6のフィン8b、8a間、フィン8a、8c間にそれぞれ物品2が収容される。2組の物品収容部6にそれぞれ2個の物品2が収容されると、指示計は、サーボモータを駆動して、図1に示す所定位置、即ち、停止位置に2つの物品収容部6を移動させて、搬送装置4を停止する。停止位置は、図3に示すように、箱詰め位置、具体的には吸着装置28の設置位置の側方の位置である。指示計は、上述したようにサーボモータを制御するようにプログラムされており、また2つの組の物品収容部6のフィン8a、8c及び8b、8aの物品取り込み位置を含む各種設定値が予め入力されている。
図1に示すように、箱詰め位置には、押し出し装置30が配置されている。押し出し装置30は、複数の押し出しプレート32を有している。これら押し出しプレート32は図3に示すように、箱詰め位置とは反対側の搬送装置4の側方に配置されている。押し出しプレート32は、前側及び後ろ側いずれの組の物品収容部6においても、フィン8aと8bとの間に位置するものを有している。この押し出しプレート32は、フィン8aと8bとの間にある物品2の中途に接触する。押し出しプレート32は、フィン8aと8cとの間に位置するものと、フィン8cよりも後ろ側にあるものも有している。フィン8aと8cとの間に位置するものは、これらフィン8a、8cの間にある物品の中途に接触し、フィン8cよりも後ろ側にあるものは、フィン8a、8c間に収容されている物品2のフィン8cよりも後ろ側に突出している部分に接触する。
図3に示すように、これら押し出しプレート32は、搬送装置4の搬送面4aに垂直に立ち上がっており、それぞれの上端が、搬送装置4の搬送方向に沿って配置された連結板34に結合されている。連結板34は、往復テーブル36に結合されている。往復テーブル36は、搬送装置4から吸着装置28の設置位置まで直線状に伸びたリニアレール38によって往復移動可能に案内される。さらに、往復テーブル36は、リニアレール38に沿って配置されたタイミングベルト40に結合されている。このタイミングベルト40は駆動モータ42によってリニアレール38に沿って進退させられる。従って、押し出しプレート32は、吸着装置28と反対側の側方から、搬送装置4上を通過して、吸着装置28側の側方に移動する。押し出しプレート32は、上述したような位置に配置されていたので、この移動に従って2組の物品収容部6にそれぞれ収容されている物品2は、刺し身状態を維持して吸着装置28側の側方に各物品収容部6から押し出される。
図3に示すように、搬送装置4と吸着装置28との間には、トランジションデッキ44が配置されている。このトランジションデッキ44は、搬送面4aと同じ高さ位置にある。図4に示すように、2組の物品収容部6からそれぞれ送り出された物品2が混ざり合うことを防止するために、箱詰め位置に停止している前の組の物品収容部6のフィン8cと、後ろの組の物品収容部6のフィン8bとの間に対応するトランジションデッキ44上の位置に、仕切り具、例えば仕切りプレート46が、図3に示すように搬送装置4側から吸着装置28側まで配置されている。さらに、図4に示すように、トランジションデッキ44の搬送装置4の搬送方向の前側及び後ろ側の端には、押し出しプレート32による押し出し中に、物品2を箱詰め位置に案内するために、それぞれガイドプレート48が取り付けられている。ガイドプレート48も、仕切りプレート46と同様に搬送装置4側から吸着装置28側まで配置されている。
さらに、押し出しプレート32によって物品収容部8から押し出された物品2が、トランジションデッキ44を通過中も差し身状態を維持するように、図4に示すように、案内、例えばガイドレール50が取り付けられている。ガイドレール50は、トランジションデッキ44において、2組の物品収容部6のフィン8b、8a間から押し出された物品2、即ち差し身状態の上側に位置する物品2が通過する位置に配置され、仕切りプレート46と同様に搬送装置4側から吸着装置28側まで配置されている。ガイドレール50は、物品収容部6のフィン8b、8a間から押し出された差し身状態の上側の物品2がトランジションデッキ44を通過している間、その物品2の裏面に接触し、その物品2の後ろ側が持ち上げられた状態を維持する。その結果、上述したように、各物品群において2つの物品2の刺し身状態が維持されている。
このように仕切りプレート46、ガイドプレート48及びガイドレール50が取り付けられているので、収容部6からそれぞれ押し出された合計2つの物品群は、トランジションデッキ44を通過する間も、いずれも2つの物品が刺し身状態であることを維持している。そして、各物品群は、刺し身状態を維持して、箱詰め位置まで押し出される。押し出し終了後に、押し出しプレート32は、図3に示す位置まで後退する。
箱詰め位置では、図5に示すように、支持体、例えばシャッタープレート52a、52bが配置されている。シャッタープレート52a、52bは、図3に示すように、搬送装置4の搬送面4a、トランジションデッキ44と同じ高さ位置に配置されている。シャッタープレート52a、52b上に2組の物品群の物品2が、押し出しプレート32によって押し出される。シャッタープレート52a、52bは、矢印で示すように、箱詰め位置から水平に進退可能である。各シャッタプレート52a、52bの下方には、これらにそれぞれ対応して箱54a、54bが配置されている。
シャッタープレート52a、52bの上方には、吸着装置28が備える吸着具、例えば吸着ヘッド56a、56bがこれらシャッタープレート52a、52bに対応して位置している。これら吸着ヘッド56a、56bの上側には、吸引枝管58a、58bが結合されている。これら枝管58a、58bは、さらに吸引主管60に結合されている。図示していないが、吸引主管60は、吸引装置に結合されている。枝管58a、58b間の水平方向の間隔は、離隔装置62によって変更可能である。また、吸着ヘッド56a、56b、吸引枝管58a、58b及び吸引主管60は、上下方向に進退可能である。
シャッタープレート52a、52b上に2組の物品群が送り込まれていないとき、吸着ヘッド56a、56bは、図5に示す位置よりも上方に位置する。シャッタープレート52a、52b上に上述したように押し出しプレート32によって、2組の物品群が送り込まれる。そのとき、2組の物品群の中心間の間隔は、箱54a、54bの中心間の間隔よりも狭いことがある。この場合、吸着ヘッド56a、56bは、これら2つの物品群の中心間隔に対応した間隔を維持しており、降下して、吸着ヘッド56aが一方の物品群を吸着し、吸着ヘッド56bが他方の物品群を吸着する。その後、離隔装置62が吸引枝管58a、58bの間隔を2つの箱54a、54bの中心間の間隔に広げる。その後、シャッタープレート52a、52bが開かれ、吸着ヘッド56a、56bが降下して、吸着ヘッド56aが吸着している物品群が箱54aに押し込まれ、吸着ヘッド56bが吸着している物品群が箱54bに押し込まれる。その後、吸着ヘッド56a、56bが吸着動作を停止し、上方に上昇し、シャッタプレート52a、53bが閉じて、次の吸着に備える。
以下、同様にして、箱54a、54bには、差し身状態の2つの物品が積層され、所定段数積層されると、箱54a、54bは、図示していない搬送装置によって箱詰め位置から送り出されて、2つの箱それぞれへの刺し身状態の2つの物品を複数積層させた箱詰めが終了する。箱詰めが終了した箱54a、54bの送り出しに連動して、新たな箱54a、54bが箱詰め位置に送り込まれ、同様にして、箱詰めが行われる。
このように、この実施形態の箱詰め装置によれば、2組の物品群の物品をそれぞれ刺し身状態に整列させた上に、それぞれが刺し身状態の2つの物品からなる2組の物品群を同時に2つの箱54a、54bそれぞれに押し込むことができる。
上記の実施形態では、1組の物品収容部6は、2つの物品を収容したが、これに限ったものではなく、フィンの数を増加させることによって、さらに多くの物品を1つの物品収容部に収容することができる。また、上記の実施形態では、2組の物品収容部6を使用したが、同時に物品を詰める箱の数を3個以上とする場合には、その箱の数と同数の組数の物品収容部6を搬送装置4に取り付ければよい。また、1組の物品収容部6は、3つのフィン8a、8b、8cを有するものとしたが、フィン以外に例えば搬送装置4の搬送方向後側に傾斜した仕切り板を使用することもできる。また、押し出し装置30には、押し出しプレート32によって各物品2を押し出すものを用いたが、押し出しプレート32に限ったものではなく、例えば棒状のものによってトランジション44側に物品を押し出すこともできる。上記の実施形態では、トランジションデッキ44を搬送装置4と吸着装置28との間に設けたが、トランジションデッキ44を省略して搬送装置4の側方に直接に吸着装置28を配置することもできる。また、押し出しプレート32によって、2つの物品群の中心を箱54a、54bの中心に対応する位置まで押し出せるなら、離隔装置62によって吸引枝管58a、58bを水平方向に移動させる必要は無く、2つの物品群を吸着ヘッド56a、56bが吸引すると、直ちにシャッター52a、53bを退却させて、吸着ヘッド56a、56bを降下させることができる。
2 物品
4 搬送装置
6 物品収容部
8a、8b、8c フィン
28 吸着装置
30 押し出し装置
32 押し出しプレート
56a 56b 吸着ヘッド(吸着具)

Claims (4)

  1. 搬送装置と、
    複数の物品収容部群であって、前記物品収容部群それぞれは、複数の物品収容部が前記搬送装置に配置され、その搬送方向に所定の間隔をおいて、複数の物品を差し身状態で保持するものと、
    前記搬送装置の所定位置に前記複数の物品収容部が搬送されてきたとき、前記複数の物品収容部から、前記物品収容部群の前記複数の物品を前記差し身状態のまま、前記搬送装置の側方にある箱詰め位置に押しだし、前記物品収容部からそれぞれ押し出された物品は、前記物品収容部群ごとに、前記所定の間隔をあけた物品群を構成する押し出し装置と、
    前記箱詰め位置には、前記押し出された物品群を支持可能に配置され、前記箱詰め位置から退却可能な支持体と、
    前記箱詰め位置の上方に、前記物品群に対応して配置され、対応する物品群を吸着及び非吸着状態とすることができ、前記支持体が退却状態にあるとき、前記箱詰め位置を通過して、前記箱詰め位置の下方に前記物品群に対応して設けられた前記物品群と同数の箱に向かって下降可能である前記物品群と同数の吸着具とを、
    有する箱詰め装置。
  2. 請求項1記載の箱詰め装置において、前記搬送装置の所定位置から前記箱詰め位置までの経路に、前記複数の物品群を仕切る仕切り具を配置した箱詰め装置。
  3. 請求項1または2記載の箱詰め装置において、前記搬送装置の所定位置から前記箱詰め位置までの経路に、前記各物品群において、前記差し身状態にある物品の姿勢を維持して押し出されるように、前記物品を案内する案内が配置されている箱詰め装置。
  4. 請求項1記載の箱詰め装置において、前記物品収容部は、複数の物品支持体を有し、前記物品支持体は、前記物品群の各物品に対応して設けられ、かつそれぞれ間隔を空けて配置され、対応する前記物品の中途を前記搬送装置よりも上方に持ち上げてそれぞれ支持し、持ち上げられている物品の前記搬送装置の進行方向側の端は、前記搬送装置上に位置し、前記持ち上げられている物品の後続の物品の前記搬送装置進行方向側の端は、前記支持体における前記搬送装置の進行方向とは反対側に前記支持体に接してまたは接近して位置している箱詰め装置。
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