JP2016185817A - スタンディングパウチの収納容器への充填装置。 - Google Patents

スタンディングパウチの収納容器への充填装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP2016185817A
JP2016185817A JP2015066800A JP2015066800A JP2016185817A JP 2016185817 A JP2016185817 A JP 2016185817A JP 2015066800 A JP2015066800 A JP 2015066800A JP 2015066800 A JP2015066800 A JP 2015066800A JP 2016185817 A JP2016185817 A JP 2016185817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
standing pouch
standing
pouches
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015066800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6429701B2 (ja
Inventor
貴昭 日比
Takaaki Hibi
貴昭 日比
光治 早川
Mitsuharu Hayakawa
光治 早川
忠弘 小西
Tadahiro Konishi
忠弘 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Foods Holdings Co Ltd
Original Assignee
Nissin Foods Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Foods Holdings Co Ltd filed Critical Nissin Foods Holdings Co Ltd
Priority to JP2015066800A priority Critical patent/JP6429701B2/ja
Publication of JP2016185817A publication Critical patent/JP2016185817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6429701B2 publication Critical patent/JP6429701B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】複数のスタンディングパウチを複数段積層して所定のダンボール等に収納容器に充填する方法を開発することを課題とした。【解決手段】複数のスタンディングパウチを順次コンベア装置で搬送させて、所定個数のスタンディングパウチをコンベアライン1より押出して所定の第一領域1Aに移動させ、当該スタンディングパウチを幅寄せしてから、さらに押圧して第二領域に移動させて、当該第二領域に昇降可能な平板部材の可動機構を設けることにより、複数段のスタンディングパウチの積層体を調整できるようにした。当該複数段のスタンディングパウチは前記平板部材を第二領域に戻した後、さらに押圧することで開口部側を向けておいたダンボール等の収納容器に充填する。【選択図】図2

Description

本発明は、所定個数のスタンディングパウチをダンボール等の容器に収納するための充填装置に関するものである。
スタンディングパウチとは、液体シャンプーや液体洗剤の詰め替え用の袋、また、シリアル類のような食品用の容器としても広く用いられており、底部が広がるように工夫された袋で、そのまま棚に自立して立脚することができるという特徴を有しており、広く世界中で普及している。
スタンディングパウチは、柔軟性のある素材により製造されるため、押圧や内容物の移動によって変形等が容易に起こる特徴を有する。このため、複数個のスタンディングパウチを、ダンボール等の収納容器に充填しようとする場合には、パウチの変形によって整列させバランスよく収納させることが困難な場合があった。特に、複数のスタンディングパウチを個別に収納容器に充填しようとすると、バランスよく収納することが困難であった。
このようにスタンディングパウチは、形状が一定となっていないため、ダンボール等の収納容器に充填する場合において、種々の問題があった。
これらの事情に鑑み、ダンボール等に複数パウチを並べて箱詰め方法に関して以下の先行技術が開示されている。
特開2000−229603 上記先行技術は、複数段のテーブルを設けて格段に所定個数のスタンディングパウチを押し出して、順次落下させて複数段のパウチ積層体の状態として、包装箱に一度に挿入するパウチ箱詰め方法である。本方法は、効率的にスタンディングパウチを収納できる優れた方法である。しかし、コンベア等を収納する箱より上部に配置しておく必要があった。また、このようなスタンディングパウチの収納容器への充填については他の構成を検討することも可能であった。
そこで、本発明者らは新たに、複数のスタンディングパウチを複数段積層して所定のダンボール等に収納容器に充填する方法を検討した。
本発明者らの鋭意研究の結果、以下のような構成が有効であることを見出した。すなわち、複数のスタンディングパウチを順次コンベア装置で搬送させて、所定個数のスタンディングパウチをコンベアラインより押出して所定の第一領域に移動させ、当該スタンディングパウチを幅寄せしてから、さらに押圧して第二領域に移動させて、当該第二領域に昇降可能な平板部材の可動機構を設けることにより、複数段のスタンディングパウチの積層体を調整できるようにした。当該複数段のスタンディングパウチは前記平板部材を第二領域に戻した後、さらに押圧することで開口部側を向けておいたダンボール等の収納容器に充填することができる。
すなわち、本願第一の発明は、
「1)複数のスタンディングパウチを所定方向の整列状態で、順次搬送するコンベア装置と、
2)該コンベア上の所定個数のスタンディングパウチをその底部を押圧してコンベアライン外の第一領域に押出しする第一押出機構と、
3)前記第一領域に押出された所定個数のスタンディングパウチの幅寄せをする幅寄機構と、
4)幅寄せ後のスタンディングパウチを第一領域に連続する第二領域に押出しする第二押出機構と、
5)前記第二領域とその下方の所定位置の間を昇降可能な平板部材の可動機構と、
6)前記第二領域に載置されたスタンディングパウチを押出しする第三押出機構と、
7)前記第三押出機構により押し出されたスタンディングパウチを収容する収納容器の設置機構と、
を備えたスタンディングパウチの収納容器への充填装置。」、である。
次に、前記スタンディングパウチの容器収納装置について、平板部材の下降状態で第二領域を閉鎖できるような開閉可能のシャッター機構を設けることが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
「前記容器収納装置において、前記平板部材の下降状態で前記第二領域を開閉可能なシャッター機構を、備えた請求項1に記載のスタンディングパウチの収納容器への充填装置。」、
である。
スタンディングパウチの一般的な形状を示した斜視図である。 本発明の第一の実施態様の全体の構成を示した斜視模式図である。 本発明の第一の実施態様におけるスタンディングパウチを幅寄せ工程を示した斜視模式図である。 本発明の第一の実施態様の第一領域と第二領域とその周辺部を示した斜視模式図である。 第二領域におけるスタンディングパウチの積層状態の形成までの動きを示した斜視模式図である。 スタンディングパウチの第一領域から第二領域への押出し及び、第二領域からダンボールへの押出しの状態を示した斜視模式図である。 スタンディングパウチを収納容器(ダンボール)に充填した後の状態を示した斜視模式図である。
1 コンベア
3 仕切板
5 櫛歯板
11 第一枠板
13 幅寄板
15 第二枠板
21 押出ユニット
23 第一板部(押出ユニット)
25 第二板部(押出ユニット)
31 シャッター
1A 第一領域
2A 第二領域
1P 第一押出機構
2P 第二押出機構
3P 第三押出機構
PA 幅寄せ機構
DB ダンボール(収納容器)
SP スタンディングパウチ
ST シャッター機構
以下に、本発明の第一の実施態様について、以下に図面を参照しながら説明する。但し、本発明は以下の第一の実施態様に限定されるものではない。
─全体の構成及び各部の構成─
図1はスタンディングパウチの一般的な形状を示した斜視図である。図2は本発明の第一の実施態様の全体の構成を示した斜視模式図である。図3は本発明の第一の実施態様におけるスタンディングパウチを幅寄せ工程を示した斜視模式図である。図4は本発明の第一の実施態様の第一領域と第二領域とその周辺を示した斜視模式図である。図5は第二領域におけるスタンディングパウチの積層状態の形成までの動きを示した斜視模式図である。図6はスタンディングパウチの第一領域から第二領域への押出し及び、第二領域からダンボールへの押出しの状態を示した斜視模式図である。図7はスタンディングパウチを収納容器(ダンボール)に充填した後の状態を示した斜視模式図である。
図2に示すように本発明の第一の実施態様のスタンディングパウチSPの収納容器への充填装置は、スタンディングパウチSPを搬送するコンベアと、当該コンベアより第一領域1Aに所定個数のスタンディングパウチSPを押し出す第一押出機構1Pと、当該第一領域1Aにおける幅寄せ機構PAと、当該幅寄せられたスタンディングパウチSPを第二領域2Aに押出する第二押出機構2Pと、前記第二領域2Aとその鉛直下方の所定位置の間を昇降可能な平板部材の可動機構と、前記第二領域2Aに載置されたスタンディングパウチSPを押出しする第三押出機構3Pと、前記第三押出機構3Pにより押し出されたスタンディングパウチSPを収容する収納容器の設置機構と、を備えている。
尚、第一領域1Aは、図2に示すように幅寄板13と固定さている第一枠板11により規定されている。また、第二領域2Aは、固定されている第一枠板11及び第二枠板15によって規定されている。尚、図2には各構成の支持部材等を示していないが、各構成を支持する部材は公知の方法で適宜設定できる。
本願の第一の実施態様におけるスタンディングパウチSPとは、図1に示すように軟包材で製造されるパック袋であって、開口部が閉じられており、底部が広がる形状を有する。図1に示したものはスタンディングパウチSPの一例であって、他の種々の形状が可能である。
本願の第一の実施態様においてはコンベアには、図2に示すように複数のスタンディングパウチSPがコンベア上で寝かされた状態で配置されており、コンベアの進行方向に対してその上下方向が垂直の向きになるように載置されている。また、スタンディングパウチSPは、その開口部が後述する第一領域1Aの側を向くように配置され、底部を第一押出機構1Pの側を向くように配置されている。
コンベア上には各スタンディングパウチSPについて、その位置を規定するために、所定間隔をおいて一定個数(5個)の仕切板3が設けられている。当該仕切板3の間にスタンディングパウチSPが各1袋配置されるように構成されており、各スタンディングパウチSPはコンベア上で完全に寝た状態ではなく、コンベアの進行方向に対してその胴部がやや傾斜した角度を採るように構成されている。また、当該仕切板間へのスタンディングパウチの挿入は周知の方法により実現できる。
尚、本実施態様では、平面状のコンベアが実際に移動してスタンディングパウチSPを搬送するタイプを示しているが、本発明おけるコンベアについては、固定状態ラインとしておき、当該ライン上にレールを設けて当該レール上を可動ユニットが移動する構成としておいてもよい。すなわち、当該可動ユニットが複数個数のスタンディングパウチSPを保持し、当該レール上を搬送するようなタイプでもよい。
このように、本発明におけるコンベアラインとは、通常のコンベアタイプだけでなく、複数のスタンディングパウチSPを所定の向きに保持し、搬送できるタイプであれば種々のタイプを選択することができる。
次に、当該コンベアライン1より所定個数のスタンディングパウチSPを第一領域1Aに押し出す第一押出機構1Pが備えられている。本第一の実施態様における第一押出機構1Pは、図2に示すように櫛歯板5が伸縮するように構成されており、コンベア上の所定位置にスタンディングパウチSPが到着すると、当該櫛歯板5が複数のスタンディングパウチSPを一度に底部から押圧できる構成を採っている。櫛歯板5の伸縮についてはエアーシリンダー方式等、公知の方法を用いることができる。本第一の実施態様では4つのスタンディングパウチSPについてその底部を一度に押圧して第一領域1Aに押し出す構成を示している。但し、第一押出機構1Pは、本第一の実施態様に示した構成に限定されることがないことは勿論である。
本第一の実施態様において櫛歯板5はスタンディングパウチSPが静止している状態で作動する必要がある。このため、前記コンベアによるスタンディングパウチSPの移送は間歇的な動きとなっている。
前記第一押出機構1Pによって複数のスタンディングパウチSPは第一領域1Aに押し出される。図4に示すように当該第一領域1Aとコンベアライン1は近接して、略同一平面を形成するようになっており、コンベアライン1から複数のスタンディングパウチSPがスムースに第一領域1Aに押し出されるように構成されている。また、第一領域1Aは平板状の部材で構成すればよく。材質はステンレスやプラスチック等の種々の素材を用いることができる。当該第一領域1Aは、図2又は図4に示すように略垂直状に設けられて固定された枠板1と後述する幅寄板13によってその両端が規定されている。第一領域1Aに押出されたスタンディングパウチSPは、コンベア上の仕切板3が無い状態で第一領域1Aに押し出されるため、やや寝た状態で相互に重なり合った状態に配置されることとなるが、図3に示すように幅寄せ機構PAにおいて幅寄板13が図1の矢印方向に押圧することによってスタンディングパウチSP同士の接触が大きくなり、各スタンディングパウチSPの水平面に対する傾斜角度は大きくなり、略垂直方向に向かう状態となり、幅寄せ状態が完了する。
当該幅寄せ状態となったスタンディングパウチSPは、当該幅寄せ状態のまま、第二押出し機構により第二領域2Aに押し出される。すなわち、幅寄板13がスタンディングパウチSPを押圧している状態で、第二押出機構2PがスタンディングパウチSPをその底部を押圧して押し出すことによって、第二領域2Aに移動させる。図4に示すように第二領域2Aは第一領域1Aと連続しており、当該第一領域1Aは、図2又は図4に示すように略垂直状に設けられて固定された第一枠板11と第二枠板15によってその両端が規定されている。また、スムースに第一領域1A→第二領域2Aの移動が実現できるように略同一平面となるように構成されている。
次に、第二領域2Aにおいては、その鉛直下方向に向かって略直方体状の空間が規定されており、当該空間を平板部材(昇降板33)が昇降できるように、平板部材(昇降板33)の可動機構が設けられている。
さらに、本第一の実施態様においては当該第二領域2Aにおいて、両開きで開閉可能なシャッター31が設けられている。そして、当該シャッター31が開状態において前記の平板部材(昇降板33)が昇状態で第二領域2A上の平面部を形成するように構成されている。また、平板部材(昇降板33)が降状態ではシャッター31が閉状態とすることが可能となり、当該閉状態においてシャッター自身が第二領域2A上の平面部を形成するように構成されている。
平板部材(昇降板33)は上下に昇降できるように別途可動機構が設けられている(図示しない)。また、図2に示すシャッター31の開閉については公知の機構を用いることができる。尚、図2においては両開きタイプを示しているが、片開きタイプでも可能であることは勿論である。
後に詳述するが、図5に示すように前記平板部材(昇降板33)の上部に複数のスタンディングパウチSPを載置しつつ当該平板部材(昇降板33)を下降させることによって、第二領域2Aに押出された複数のスタンディングパウチSPを当該第二領域2Aの鉛直下の空間に保持しておくことができる。さらに、本願第一の実施態様では、当該状態で上部のシャッター31を閉状態としておき、さらに、第二領域2AにスタンディングパウチSPを第二押出機構2Pによって押出すとともに、閉状態のシャッター31下面の直前まで前記平板部材(昇降板33)上のスタンディングパウチSPの上端が位置するように板状体を上昇させておき、シャッター31を開くと共に、平板部材(昇降板33)を上昇させることによって、平板部材(昇降板33)の上部に載置され、当該第二領域2Aの鉛直下の空間に保持しておいてスタンディングパウチSP(第一層)の上に新たにスタンディングパウチSP(第二層)をさらに載置することができる。
これによって二層のスタンディングパウチSPの積層体を形成させることができる。また、平板部材(昇降板33)を昇状態とすることによって当該スタンディングパウチSP積層体を第二領域2A上に配置することができる。
尚、本第一の実施態様においては、シャッター31を用いた第二領域2Aにおけるスタンディングパウチ積層体の形成について示しているが、シャッター31を利用しない場合においては、第一層のスタンディングパウチSPの上端部が第二領域2A上の平面部となるようにしておき、さらに、第二領域2AにスタンディングパウチSPを第二押出機構2Pによって押出すことによっても二層のスタンディングパウチSPの積層体を形成することができる。
さらに、本実施態様では、2層のスタンディングパウチ積層体について示したが、上述の平板部材(昇降板33)の昇降移動と、シャッター開閉操作を繰り返すことによって3層以上のスタンディングパウチ積層体を形成することも勿論可能である。
次に、本第一の実施態様における複数のスタンディングパウチSPの第一領域1A→第二領域2Aへの押出し機構について説明する。第一領域1A→第二領域2Aへの押出しは、図2及び図6に示すように三面の板状体が断面コ字状に形成された押出ユニット21の第一板部23による押出しによって実現される。
本第一の実施態様における押出ユニット21は図2に示すように第一板部23と第二板部25と、第一板部23と第二板部25を連結する連結板から構成されている。
尚、当該押出ユニット21の移動は、当該押圧ユニットの連結板の上部に設けられた移動駆動装置によって実現される。これらの駆動装置は具体的な構成は図示しないが、公知の機構を適宜採用すればよい。
例えば、第一、第二領域2A間の上部を往復できるような駆動装置の構成にするとともに、当該押出ユニット21の鉛直上下方向の移動はエアーシリンダー等による伸長を利用する態様が挙げられる。
当該押出ユニット21はコ字状の板状体内部に第一領域1AのスタンディングパウチSPを覆うように降下して押出ユニット21の第一板部23と第二板部25の間隔内に第一領域1A上のスタンディングパウチSPが配置される状態となる。次に、押出ユニット21が第二領域2A側(ダンボールDB側)に移動することによって第一板部23の内面に第一領域1A上の幅寄せされた複数のスタンディングパウチSPの底面が接触して押出ユニット21が図6の矢印方向に移動するに伴って、第一領域1A上の複数のスタンディングパウチSPが押出しされて第二領域2Aに移動する。
次に、本第一の実施態様における複数のスタンディングパウチSPの第二領域2A→収納容器(ダンボールDB)への押出し機構について説明する。本第一の実施態様においては、押出ユニット21の第二板部25が第二領域2Aにある複数のスタンディングパウチSPを収納容器(ダンボールDB)側に押出する板状体にもなっている。図6に示すように、前記押出ユニット21が矢印方向の移動をすることで第一領域1AのスタンディングパウチSPを第二領域2Aに押出すると同時に、第二板部25が第二領域2AにあるスタンディングパウチSTに接触して押圧し、第二領域2AのスタンディングパウチSPを収納容器(ダンボールDB)側へ押し出して移動させることができる。
スタンディングパウチSPが収納される収納容器については、図2、図4、図6ではダンボールDBが開示されているが、ダンボール限定されないことは勿論である。また、当該ダンボールDBは、第三押出機構3Pの押出先となるように、押出ユニット21側にその開口部を向けて略水平状態で配置されている。図2においてはダンボールDBの開口部の蓋部分が曲げられる前の状態、すなわち、本体部と蓋部が直線状のダンボールDBの状態を示しているが、ダンボールDBの蓋部を外側に曲げるタイプでも本装置に利用できることも勿論である。
また、当該ダンボールDBの設置については、種々の公知の機構が採用される。本実施態様では、第二領域2Aに向かって開口部を向けたダンボールDBが供給され、スタンディングパウチSPが収納された後には、図7に示す矢印のように開口部が上部を向くようにダンボールDBが90度回転させられて、開口部が鉛直上向きとなるように位置してから、さらに水平方向に移動して別の工程に進むことが予定されている。また、スタンディングパウチSPの充填前の新しいダンボールDBは順次供給されることとなる。
─スタンディングパウチの動作─
次に、本発明の第一の実施態様についてスタンディングパウチSPの動きを追いながら説明を以下に記載する。
本発明に利用できるスタンディングパウチSPは、種々の形態が利用できる。図1に示したタイプは一例にすぎず、例えば、液体を内部に含むスタンディングパウチであれば、注ぎ口を設けてもよいことは勿論である。また、コンベアには、5つごとの仕切板3が所定の間隔を経て設置されている。当該仕切り部材の間にそれぞれ、合計4つのスタンディングパウチがコンベアの進行方向と直行する向きに載置されている。当該スタンディングパウチは、第一押出機構1Pによる押出し板にその底面を向ける方向に載置されており、順次、間歇的に搬送されている。
図1に示すように仕切部材間に載置された複数のスタンディングパウチSPが第一押出機構1Pのセット位置に到達すると、コンベアは停止し、第一押出し機構のプッシャーが作動・伸長して櫛歯板5がスタンディングパウチSPの底面を押圧する形でコンベアライン1からスタンディングパウチSPを第一領域1Aに移動させる。
第一領域1Aは、コンベアライン1とほぼ同一高さとなっており、コンベア面と略同一平面を形成している。第一押出機構1Pによって、スタンディングパウチSPはコンベアライン1からスライドして第一領域1Aに移動する。
当該第一領域1Aに達したスタンディングパウチSPは、仕切板3より離脱するためそれぞれのパウチの側面部の一部が重なり合った状態で第一領域1A内に載置される。当該スタンディングパウチSPは、枠板1との間隔に載置されており、やや寝た状態で相互に重なり合った状態に配置される。次にコンベアと略並行に伸長するように備えられた幅寄板13を伸長させる。当該幅寄板13がスタンディングパウチSPを押圧して、第一枠板11と幅寄板13との間隔が狭くなるにつれて、スタンディングパウチ同士の接触が大きくなる。そして、各スタンディングパウチSPの水平面に対する傾斜角度は大きくなり、略垂直方向に向かう状態となり、幅寄せ状態が完了する。
また、幅寄せは第二領域2Aを規定する枠板1と枠板2の間隔に等しくすることが必要になるため、幅寄せの完了状態において、幅寄板13と枠板1との間隔と、枠板2と枠板1の間隔はほぼ一致するように構成されている。次に、幅寄せが完了した状態で上部より押出ユニット21が降下して、当該押出ユニット21はコ字状の板状体内部に第一領域1AのスタンディングパウチSPを覆うように降下して押出ユニット21の第一板部23と第二板部25の間隔内に第一領域1AのスタンディングパウチSPが配置される状態となる。
また、これと同時に押出しユニットの第二板部25の外側の第二領域2Aに、先のステップで2層に積層されたスタンディングパウチSPが存在するように配置されている。
次に、押圧ユニットが第一領域1A→第二領域2A側に移動すると、押出ユニット21の第一板部23の内面に第一領域1AのスタンディングパウチSPの底面が接触して押出ユニット21が図6の矢印方向に移動するに伴って、スタンディングパウチSPが、第一領域1Aから押出しされて第二領域2Aに移動する。
また、これと同時に押出ユニット21の第二板部25の外側が第二領域2Aにある2層のスタンディングパウチ積層体に接触して当該積層体をダンボールDB側に押出する。
すなわち、押出ユニット21が図6の矢印方向の移動をすることで第一領域1AのスタンディングパウチSPを第二領域2Aに押出するとともに、第二領域2AのスタンディングパウチSPをダンボールDBの中へ移動させることができる。
次に、前記第二領域2Aにおけるスタンディングパウチの積層体の形成について説明する。スタンディングパウチの積層体は、図5に示すような動作によって形成される。尚、図5には説明のため枠板1及び枠板2は省略されて記載している。
まず、前述のように、まずスタンディングパウチSPは、第二押出機構2Pにおいて第一領域1Aより押出ユニット21の第一板部23に接触して押圧されて、第二領域2Aに押し出される。この時、シャッター31は開状態で、昇降板33は開状態のシャッター面と同一平面を形成し、第二領域2Aを形成している(図5−(1))。
次に、昇降板33は下降を開始する(図5−(2))。昇降板33はさらに下降を継続して、載置されたスタンディングパウチSPの上面が第二領域2Aよりも下方に達すると(図5−(3))、シャッター31が閉じる。また、これと共に昇降板33上のスタンディングパウチSPの上端がシャッター31の下面付近まで上昇してスタンバイ状態となる(図5−(4))。
鉛直下方部に昇降板33上にスタンディングパウチSPを載置した状態で、シャッター31の上部に新たに次のスタンディングパウチSPが第一領域1Aより押出ユニット21の第二押出機構2Pによって第二領域2Aに押し出され(図5−(5))。第二スタンディングパウチSPが第二領域2A上に載置される(図5−(6))。この状態でシャッター31が開状態となり(図5−(7))、下方部のスタンディングパウチSPと第二スタンディングパウチの二層のスタンディングパウチSPの積層体が形成される(図5−(8))。これと同時に平板部材(昇降板33)が上昇して二層のスタンディングパウチ積層体が第二領域2Aに配置された状態となる(図5−(9))。
本第一の実施態様では、ダンボールDBに充填するスタンディングパウチSPの積層体は2層であるため、図5−(9)の状態において、図6に示すように押出ユニット21の第二板部25の外側が当該第二領域2AにあるスタンディングパウチSPに接触して、押出ユニット21が矢印方向の移動をすることで、第二領域2AのスタンディングパウチSPを収納容器(ダンボールDB)へ移動させることができる。
尚、本実施態様では2段の場合を示したが、図5-(9)に示す2段状態から昇降板33を下降させて2段のスタンディングパウチSPを第二領域2Aの下方部に移動させて、シャッター31を閉状態として、さらに、第三スタンディングパウチSPを第二領域2Aに移動させて、シャッター31を開として3段のスタンディングパウチとすることも可能である。さらに、当該操作を繰り返すことで、3段以上のスタンディングパウチの積層体を形成することも可能である。

Claims (2)

  1. 1)複数のスタンディングパウチを所定方向の整列状態で、順次搬送するコンベア装置と、
    2)該コンベア上の所定個数のスタンディングパウチをその底部を押圧してコンベアライン外の第一領域に押出しする第一押出機構と、
    3)前記第一領域に押出された所定個数のスタンディングパウチの幅寄せをする幅寄機構と、
    4)幅寄せ後のスタンディングパウチを第一領域に連続する第二領域に押出しする第二押出機構と、
    5)前記第二領域とその下方の所定位置の間を昇降可能な平板部材の可動機構と、
    6)前記第二領域に載置されたスタンディングパウチを押出しする第三押出機構と、
    7)前記第三押出機構により押し出されたスタンディングパウチを収容する収納容器の設置機構と、
    を備えたスタンディングパウチの収納容器への充填装置。
  2. 前記容器収納装置において、前記平板部材の下降状態で前記第二領域を開閉可能なシャッター機構を、備えた請求項1に記載のスタンディングパウチの収納容器への充填装置。
JP2015066800A 2015-03-27 2015-03-27 スタンディングパウチの収納容器への充填装置。 Active JP6429701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066800A JP6429701B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 スタンディングパウチの収納容器への充填装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066800A JP6429701B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 スタンディングパウチの収納容器への充填装置。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016185817A true JP2016185817A (ja) 2016-10-27
JP6429701B2 JP6429701B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=57203000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015066800A Active JP6429701B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 スタンディングパウチの収納容器への充填装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6429701B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021113059A (ja) * 2020-01-16 2021-08-05 株式会社イシダ 箱詰め装置
CN114852417A (zh) * 2022-07-11 2022-08-05 苏州澳昆智能机器人技术有限公司 用于封装有芝士片的包装袋的装箱设备
JP7216455B1 (ja) 2022-04-20 2023-02-01 大和エンジニアリング株式会社 箱詰め装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000229603A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Lion Corp スタンディングパウチの箱詰め方法および装置
JP2013047123A (ja) * 2006-09-15 2013-03-07 Ishida Co Ltd 箱詰システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000229603A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Lion Corp スタンディングパウチの箱詰め方法および装置
JP2013047123A (ja) * 2006-09-15 2013-03-07 Ishida Co Ltd 箱詰システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021113059A (ja) * 2020-01-16 2021-08-05 株式会社イシダ 箱詰め装置
JP7227616B2 (ja) 2020-01-16 2023-02-22 株式会社イシダ 箱詰め装置
JP7216455B1 (ja) 2022-04-20 2023-02-01 大和エンジニアリング株式会社 箱詰め装置
JP2023159491A (ja) * 2022-04-20 2023-11-01 大和エンジニアリング株式会社 箱詰め装置
CN114852417A (zh) * 2022-07-11 2022-08-05 苏州澳昆智能机器人技术有限公司 用于封装有芝士片的包装袋的装箱设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6429701B2 (ja) 2018-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5434219B2 (ja) ケーサ
EP2611704B1 (en) Device and method for packaging of thin body containers, and loading group of said containers
JP6429701B2 (ja) スタンディングパウチの収納容器への充填装置。
CN105383721B (zh) 吸收性物品的包装设备和包装方法
US10829255B2 (en) Method for transferring items to be packaged into containers and for transporting the filled containers onward
CN102470206A (zh) 用来定位特别是注射器本体或注射器的细长物体的托盘
KR101274587B1 (ko) 튜브 사출성형기용 튜브용기 정렬 공급장치
AU2015317422B2 (en) Flexible packaging container
CN104528112B (zh) 可堆叠的包装箱及包装箱组
JP2000229603A (ja) スタンディングパウチの箱詰め方法および装置
JP2015016876A (ja) 集積装置
JP4403700B2 (ja) スパウト付き充填パウチの梱包構造
JP2005170465A (ja) 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置
JP2019043591A (ja) 卵パックの箱詰めシステム
JP7153892B2 (ja) 卵パックを移載するシステム
CN102673824B (zh) 用于形成香烟组并将其装箱的机器
JP6636709B2 (ja) ピロー包装のエンドシール部の折癖定着装置。
KR200455968Y1 (ko) 식품 보관 용기
JP5908378B2 (ja) 被集積体の集積方法および集積装置
CN203652794U (zh) 一种食品包装罐自动码放装置
CN208053890U (zh) 分体式卷材包装箱
ES2757983B2 (es) Maquina paletizadora de envases y procedimiento de utilizacion de la misma
EP3801075B1 (en) Unloader of rod-like articles of the tobacco industry
JP2007186241A (ja) 箱詰め装置
JP2014037253A (ja) 箱詰め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6429701

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250