JP2007186241A - 箱詰め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実に物品間の空隙を抑制することができる箱詰め装置を提供する。
【解決手段】コンベア2上に該コンベア2の搬送方向と交差するよう方向に延在するように並列する一群の仕切板2aの間に物品1を収容することによって、コンベア2上に複数の物品1を整列させる整列コンベア2と、整列コンベア2上に整列した物品1を仕切板2aの延在方向に平行な押出方向Yに押し出して、複数の物品1からなる物品群を所定位置に形成する押出装置と、前記所定位置の下方に外装箱を配置する外装箱搬送装置と、前記所定位置の物品群を前記外装箱内まで押し込む押し込み装置と、を有する箱詰め装置であって、物品1は平面視において長軸を有し、前記押出装置は、前記押し出しの際に、平面視において各物品1の長軸が押出方向Yに交差するように物品1の姿勢を変え、かつ該姿勢を支持するスタビライザ4bを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えばポテトチップ、豆、飴、スープ、洗剤などの内容物がボトル詰め、袋詰めまたは箱詰めされた物品からなる物品群を、段ボールケースまたはダース箱などの外装箱の内部に収容する箱詰め装置に関する。さらに詳しくは、物品を整列させてなる物品群を、下方の外装箱に押し込むことによって、外装箱の内部に物品を収容する箱詰め装置に関する。
複数の物品を、段ボールケースまたはダース箱といった外装箱の内部に収容する場合において、物品間の空隙を極力抑制させることによって、外装箱への物品の収容効率を高めることができる。また、この空隙の抑制は外装箱内部の物品の保護に効果がある。例えば、外装箱の搬送中において外装箱内部で物品が動揺して、相互に接触して、物品が損傷することを抑制することができる。
このような理由から、複数の物品からなる物品群を外装箱の内部に収容する箱詰め装置においては、従来、物品間の空隙が小さくなるように物品同士が積み重なるようにして物品を外装箱の内部に収容する箱詰め装置が提案されている(特許文献1乃至3参照)。
特許文献1及び特許文献2においては、宙吊り状態の物品群を水平方向に移動させて、物品を段積みさせて物品群を形成させた後、物品群を水平方向に移動させて外装箱内に収容させる構造の箱詰め装置が提案されている(特許文献1段落[0011]及び[0019]、特許文献1図2乃至図4参照 また、特許文献2においては、宙吊り状態の物品を水平方向に移動させて、物品を外装箱内に落下して横詰めする構造の箱詰め装置も提案されている(特許文献2段落[0020]及び図9参照)。
さらに、特許文献3においては、横臥状態のスタンディングパウチを数段積み重ねた後、包装箱内に押し出すスタンディングパウチ用の箱詰め装置が提案されている(特許文献3請求項1)。
ところで、出願人は、特許文献4において、物品を整列させてなる物品群を、下方の外装箱に収容させることによって、外装箱の内部に収容する箱詰め装置において、物品の姿勢の乱れを抑制しながら移送して物品群を形成させることができる箱詰め装置を提案している。なお、「物品の姿勢の乱れ」とは、押出部材が各物品を下方に押し出すときに、各物品が左右方向に傾く場合などをいう。
特開平5−193602号公報 特開平6−199303号公報 特開2000−229603号公報 特開2005−8159号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の箱詰め装置では、宙吊り状態の物品群の水平移動から、段積み動作あるいは横詰め動作に伴う略垂直移動への移行の際において、物品の動揺によって物品の重なり合いが消滅したり不均一になったりする場合があった。
また、特許文献3の箱詰め装置では、スタンディングパウチ以外の物品では横臥状態での積み上げが困難な場合があり、かつ物品を複数段に積み上げた場合において、上段物品の重さによって下段の物品あるいは物品の内容物が損傷する場合があり、改善の余地があった。
さらに、特許文献4においては、整列時の物品の姿勢を物品の移送時において維持するだけであり、箱詰め時の物品間の空隙の抑制を図ることはできなかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、より確実に物品間の空隙を抑制することができる箱詰め装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明の箱詰め装置は、コンベア上に該コンベアの搬送方向と交差するよう方向に延在するように並列する一群の仕切板の間に物品を収容することによって、該コンベア上に複数の物品を整列させる整列コンベアと、前記整列コンベア上に整列した物品を前記仕切板の延在方向に平行な押出方向に押し出して、前記整列した複数の物品からなる物品群を所定位置に形成する押出装置と、前記所定位置の下方に外装箱を配置する外装箱搬送装置と、前記所定位置の物品群を前記外装箱内まで押し込む押し込み装置と、を有する箱詰め装置であって、前記物品は平面視において長軸を有し、前記押出装置は、前記押し出しの際に、平面視において前記各物品の長軸が前記押出方向に交差するように前記物品の姿勢を変え、かつ該姿勢を支持するスタビライザを有する。
このように構成すると、物品の押し出し動作において物品を所定の方向に振り向いた姿勢に変え、かつ該姿勢を支持することによって、物品間の押出方向における空隙が抑制された物品群を形成させることができるので、より確実に物品間の空隙を抑制することができる。
第2の本発明の箱詰め装置は、前記スタビライザは、前記物品を挟み込むようにして対向する一対のガイド面と支持面とを、有し、前記支持面は、前記ガイド面は、平面視において、前記押出方向に向かうに従って前記支持面との離間距離が大きくなるように傾斜して形成されているとよい。このように構成すれば、本発明の効果をより確実に得ることができる。
第3の本発明の箱詰め装置は、前記スタビライザの支持面とガイド面とは、高さ方向において前記物品の略全体を支持するように形成されているとよい。このように構成すれば、物品の重心位置の変動にかかわらず、円滑に物品を押し出すことができるので、本発明の箱詰め装置の汎用性が向上する。
第4の本発明の箱詰め装置は、前記押出装置は、前記仕切板が通過できるように形成されたスリットを有する押し出しプレートを備え、前記スタビライザは、前記押し出しプレートに交換可能に装着されているとよい。このように構成すれば、物品に応じて押し出しプレートに装着されるスタビライザの形状を選択して交換することができる。
以上のように、本発明の箱詰め装置は、より確実に物品間の空隙を抑制することができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態の箱詰め装置の平面図である。図2は、本発明の実施形態の箱詰め装置の正面図である。図3は、本発明の実施形態の箱詰め装置の側面図である。
本実施形態の箱詰め装置は、無端ベルトからなるコンベア上に該コンベアの搬送方向と交差するよう方向に延在するように並列する一群の仕切板2aの間に物品1を収容することによって、コンベア上に複数の物品1を整列させる整列コンベア2と、整列コンベア2に整列した物品1を仕切板2aの延在方向に平行な押出方向Yに押し出して、物品1からなる物品群を所定位置に形成する押出装置102と、所定位置の物品群を前記外装箱内まで押し込む押し込み装置103と、所定位置の下方に外装箱6を配置する外装箱搬送装置104と、これらの装置を制御する制御装置101とを備える。
ここで、整列コンベア2の仕切板2aは、搬送方向X(図1及び図2参照)に所定数(例えば、5個)の物品1を1つずつ収容可能な間隔に並列する。
押出装置102は、整列コンベア2によって整列された所定数の物品1を押出方向Y、つまり図1において整列コンベア2の側方に前進する押し出しプレート4と、ダンパー板12、12上の所定位置の押出方向Yの前方位置に、押出方向Yに垂直に配設されているストッパプレート13と、押し出しプレート4を駆動させるアクチュエータ等の駆動機構(図示せず)と、を有する。この押出装置102によって、ダンパー板12、12上の所定位置に物品1からなる物品群を形成することができる。
押し込み装置103は、ダンパー板12、12上の所定位置に形成された物品群をその両側から挟み込んで保持する一対の保持プレート5、5と、この保持プレート5、5によって保持された物品群の上端に接触して、物品群を下方に押し下げる押し込みプレート7と、開閉可能なダンパー板12,12と、保持プレート5、5、押し込みプレート7及びダンパー板12,12を駆動させるアクチュエータ等の駆動機構(図示せず)と、を有する。この押し込み装置によって、ダンパー板12,12上の物品群を外装箱6内まで押し込むことができる。
外装箱搬送装置104は、外装箱6を載置し、かつ外装箱6を昇降方向W、すなわち図2において上下方向に移動させる昇降装置8と、この昇降装置8へ外装箱6を搬入する箱搬入コンベア9と、物品1が収容された外装箱6を搬出する箱搬出装置10と、を有する。これによって、所定位置の下方に外装箱6を配置することができる。
そして、制御装置101によって上記の装置は以下のように制御される。
整列コンベア2は、仕切板2aの間に物品1を収容して、整列コンベア2上の物品押出位置まで移送し停止する。これによって、物品押出位置に物品1が整列する。ここで、物品押出位置とは、整列コンベア2上において押し出しプレート4が整列状態の所定数の物品1を側方に押し出すことが可能な位置をいう。また、物品1は、物品1を導入する物品導入コンベア3から整列コンベア2に供給される。
その後、押し出しプレート4が前進して、所定の列数からなる物品群がダンパー板12、12上に形成される。押し出しプレート4の構造及び物品の押し出し動作の詳細については後述する。
所定の列数からなる物品群がダンパー板12、12上に形成されると、押し込みプレート7は、物品群1に当接する高さまで下降する。これによって、ダンパー板12、12上の各物品1の高さ方向の乱れが修正される。
その後、ダンパー板12、12の上方に揺動自在に配設されたサイドプレート14が、水平位置から垂直位置に揺動して、ダンパー板12、12上の物品群の整列コンベア2側の側縁を押さえる。さらに、物品群の整列方向の両端位置に垂直に配設された保持プレート5、5が、ダンパー板12、12上の物品群を整列方向の両側から挟み込む。これによって、保持プレート5、5、ストッパプレート13およびサイドプレート14が物品群を保持する。
外装箱搬送装置104は、前記所定位置の下方に外装箱6を配置する。 その後、物品群の下側に位置する2枚のダンパー板12、12が閉状態から開状態になる。
その後、押し込みプレート7がさらに下降して、物品群をダンパー板12、12の下方に待機する空の外装箱6に強制的に押し込む。すなわち、ダンパー板12,12上の物品群はそのままの形態をほぼ維持したまま、外装箱6に収容されることとなる。
その後、ダンパー板12、12、保持プレート5、5、ストッパプレート13およびサイドプレート14は元の状態に戻る。
そして、箱搬出装置10は物品が収容された外装箱6を搬出するとともに、箱搬入コンベア9は新たな空の外装箱6をダンパー板12、12の下方に搬入する。
そして、以上の動作が繰り返され、外装箱6への物品1の収容動作が反復継続される。
ここで、本発明の特徴である、押し出しプレート4の構造を図を参照しながら説明する。
図4は、図1の箱詰め装置の押し出しプレートの待機状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
図4に示すように、押し出しプレート4には、物品1を押し出す際に整列コンベア2上に搬送方向Xに所定の間隔で並列して立設された一群の仕切板2aが通過できるように形成されたスリット4aと、前記押し出しの際に、平面視において各物品1の長軸が押出方向Yに交差するように各物品1の姿勢を変え、かつ該姿勢を支持するスタビライザ4bと、が形成されている。そして、この押し出しプレート4は、整列コンベア2の搬送方向Xに対して側方(図4(a)の左側)に、搬送方向Xと略平行に配置されている。また、押し出しプレート4は略鉛直に配置され、押し出しプレート4の物品1を押圧するスタビライザ4bが押出方向Y(物品1を押し出す方向であって、整列コンベア2の搬送方向Xに略垂直な方向)に向くように配置されている。
スリット4aは、図4(c)に示すように、一群の仕切板2aのピッチと略同じピッチで形成されている。スリット4aは、押し出しプレート4の下縁から上方向にそれぞれ延びており、その幅および高さは一群の仕切板2aとの干渉を避けることができるように設定されている。
スタビライザ4bは、図4(a)および(b)に示すように、押し出しプレート4のスリット4a間であって、かつ押出方向Y側に形成されている。このスタビライザ4bは、物品1の縁部を2点以上で支持して、物品1の姿勢の乱れを抑制するとともに、物品1を所定の方向に振り向けて支持するように形成されている。ここでは、屈曲されたステンレス等の金属板4bが押出プレート4にボルトナット、ロウ付け等の一般的な手段によって固定されて、スタビライザ4bが形成されている。
図4(a)に示すように、金属板4bは、4つの矩形の平板部、すなわち第1平板部乃至第4平板部401、402,403,404から構成され、第2平板部402において押し出しプレート4に固定されている。第1平板部401及び第3平板部403は、第2平板部402の左右両端から垂直方向に延伸し、第4平板部404は第3平板部403と鋭角を成すようにして第3平板部403の先端から内側に延伸するように形成されている。
スタビライザ4bは、仕切板2aの間に収容されている全ての物品1を押し出すように、押し出しプレート4aのスリット4a同士の間の部分の全てに形成されている。
なお、スタビライザ4bは、整列コンベア2面上の物品1を円滑に押し出せるように形成されている。ここでは、物品1の重心が物品1の下半部に位置しているので、スタビライザ4bは押し出しプレート4の下半部に形成されている。
次に、本発明の特徴である、押し出しプレート4による物品の押し出し動作を図を参照しながら説明する。
図7は、物品の概略形状を示す斜視図である。図7に示すように、本実施形態では、物品1はフィルム製袋に内容物が充填されている袋詰め品である。物品1は柱状であって、その横断面が扁平な形状、すなわち長軸を有する形状に形成されている。本実施の形態では、物品1は、扁平な柱状の胴部とこの胴部の両側に形成された胴部より厚みが極薄い帯状の一対の縁部1a,1bとを有している。
図4(a)および(b)に示すように、押し出しプレート4は、整列コンベア2上の一群の仕切板2aが物品押出位置に停止するまで、整列コンベア2の搬送方向Xに対して側方(図4(a)の左側)に待機している。整列コンベア2上の一群の仕切板2aが物品押出位置に停止すると、押し出しプレート4が押出方向Yに前進する。
図5は、図1の箱詰め装置の押し出しプレートが物品をスリット間において押し出している状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図5(a)および(b)に示すように、押し出しプレート4の各スタビライザ4bが各仕切板2a間の物品1に当接し、各物品1を所定の方向に振り向ける。すなわち、全ての物品1の姿勢を変える。そして、該姿勢のまま各物品1を押出方向Yに押し出す。すなわち、物品押出位置の所定数の物品1は姿勢が変えられて整列コンベア2の側方に押し出される。
図6は、図1の箱詰め装置の押し出しプレートが1列目の物品をダンパー板上において押し出している状態を示す平面図である。図6に示すように、押し出しプレート4の各スタビライザ4bが各仕切板2a間を通り抜け、整列コンベア2とダンパー板12、12とを連絡する中継ぎ体11の上及びダンパー板12、12の上まで進出すると、後端側縁部1bは第4平板部404の外面(ガイド面)404aにガイドされて、第1平板部401と第4平板部404との間部に収容されるようにして物品1の姿勢を変え、物品1の胴部が、第1平板部401の内面401aと第4平板部404の外面404aとに接触して物品1の姿勢が確定する。したがって、物品1は、先端側縁部1aが押出方向Yに向かって左側に位置し、かつ後端側縁部1bが押出方向Yに向かって右側に位置するような姿勢、換言すれば、平面視において、物品1の長軸が押出プレート4の押出方向Yに交差するような姿勢となる。そして、物品1は該姿勢のまま押出方向Yに押し出される。このようにして、各スタビライザ4bは、物品1の押し出し動作において、各物品1の胴部を挟み込む過程において、物品1を所定の方向に振り向いた姿勢に変えるとともに、物品1の該姿勢を支持することによって、物品1の姿勢の乱れを抑制することができる。
なお、物品1の形状及び/あるいはスタビライザ4bの形状によっては、各仕切板2aの間においても、各スタビライザ4bが各物品1の胴部を挟み込むことができ、各物品1を所定の方向に振り向かせることができる場合もある。
図8は、図1の箱詰め装置の押し出しプレートが1列目の物品をストッパプレート13まで押し出した状態を示す平面図である。
図8に示すように、押し出しプレート4は、物品1がダンパー板12、12上のストッパプレート13に当接するまで前進して停止する。これによって、物品1はストッパプレート13と押出プレート4との間において一列に揃えられる。
その後、図示しないが、押し出しプレート4は、整列コンベア2上に整列しつつある次の物品1と干渉しないように、整列コンベア2の上方に移動した後、後退して元の位置(待機位置)に戻り、次の押し出し動作の開始まで待機する。
そして、上記の整列コンベア2の動作、押し出しプレート4の動作が所定の回数(例えば、2回)繰り返され、2列目以降の物品1がダンパー板12,12上に整列される。2回目移行の動作においては、押し出しプレート4は、物品1がダンパー板12、12上の物品1に当接する位置まで前進して停止する。この停止位置は、予め調整運転、シミュレーション計算等により特定される。これによって、物品1同士の接触による整列の乱れや物品の損傷が防止される。また、ダンパー板12,12上に物品群が形成される。
ここで、ダンパー板12,12上に形成される物品群について説明する。
図9は、図1の箱詰め装置の押し出しプレートが3列目の物品をダンパー板上において押し出している状態を示す平面図である。
図9に示すように、前列の物品1の後端側縁部1bは押出方向Yに向かって右側にシフトしており、後列の物品1の前端側縁部1aは押出方向Yに向かって左側にシフトしている。したがって、前列の物品1の後端側縁部1bと後列の物品1の前端側縁部1aとは相互に抵触することなく、側面視において重なり合うようにして配列されて物品群が形成される。すなわち、物品群における物品1間の空隙が抑制されることとなる。
以上のようにして、物品1間の列間方向(押出方向Y)における空隙が抑制された物品群がダンパー板12、12上に形成される。そして、上記のように、物品群は押し込みプレート7によってダンパー板12,12下方の外装箱6に押し込められる。
なお、物品群の列数及び列中の物品の数は、物品群の外形が外装箱6に収容可能な大きさとなるように設定されている。
図10は、物品を収容した外装箱の斜視図である。
図10に示すように、外装箱6内に収容される物品1は、列間方向(押出方向Y)における物品1間の空隙が抑制されているので、外装箱6の物品1の収容効率が向上すると共に、外装箱6内での物品の動揺が抑制されて外装箱6内での物品1の損傷が抑制される。
以上のように、本発明の箱詰め装置は、物品1の押し出し動作において物品1を所定の方向に振り向いた姿勢に変えることによって、物品1間の列間方向(押出方向Y)における空隙が抑制された物品群を形成させることができるので、より確実に物品間の空隙を抑制することができる。
なお、上述した実施形態は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、スタビライザ4bは、物品1を挟み込むようにして対向する一対のガイド面404aと支持面401aとを、有し、ガイド面404aは、押出方向Yに向かうに従って支持面401aとの離間距離が大きくなるように傾斜して形成されていればよい。具体的には、本実施形態の箱詰め装置における押し出しプレート4を変形例1及び変形例2のように変形することができる。
[変形例1]
図11は、変形例1の押し出しプレートの待機状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
図11に示すように、変形例1の押し出しプレート40には、スタビライザ4bに代えてスタビライザ40bが形成されている。
スタビライザ40bは、スタビライザ4bと同様に物品1を支持することができるように成形されている。すなわち、スタビライザ40bはスタビライザ4bの第1平板部401と同様の形状の第2凸部(支持面)40dと、スタビライザ4bの第4平板部404の外面404aと同様のガイド面を有する第1凸部(ガイド面)40cとを有している。また、第1凸部40cと第2凸部40dとの間部は、物品1の後方端部1bが押し出しプレート40による物品1の支持を妨げないように、後方端部1bが収容できるような形状に形成されている。スタビライザ40bは樹脂製とすることができる。
また、スタビライザ4bは、押し出しプレート4の物品1の下半部に当接する部分に形成されていたのに対し、スタビライザ40bは、物品1の高さ全体と略同等の高さを有している。すなわち、スタビライザ40bの支持面40dとガイド面40cとは、物品1の高さ方向の略全体を支持するように形成されている。これによって、押し出しプレート4は物品1の重心位置が変更しても、すなわち、物品1の重心位置の変動にかかわらず、円滑に物品1を押し出すことができるので、本発明の箱詰め装置の汎用性が向上する。
なお、スタビライザ4bは、押し出しプレート4に交換可能に装着されているとよい。例えば、ボルトナットによる接合構造、あるいは押し出しプレート4にスタビライザ4bを掛止させる構造とすることができる。これにより、物品1に応じて押し出しプレート4に装着されるスタビライザ4bの形状を選択して交換することができる。
[変形例2]
図12は、変形例2の押し出しプレートの待機状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
変形例2の押し出しプレート50は、別部材からなるスタビライザを有さずに、屈曲した平板によってスタビライザが一体形成されている。
図12に示すように、押し出しプレート50は、スリット部50a、ガイド部50b、凹部50c及び支持部50dの平面部が順に屈曲して形成されている。そして、物品1の所定数の数だけ平板部50a乃至50dが連続して形成されている。また、ここでは、押し出しプレート50の両端部はスリット部50aによって構成されている。
ここで、ガイド部50bは、スタビライザ4bの第1平板部404の外面404aと同様のガイド面となるように形成されており、支持部50dはスタビライザ4bの第4平板部401の内面401aと同様の支持面となるように形成されている。
また、凹部50cは、物品1が押し出しプレート50に支持された際に、後方端部1bが収容できるような形状に形成されている。これによって、物品1の支持構造を構築することができる。
スリット部50aには、スリット4aが形成されている。
押し出しプレート50は、金属板の成形加工及び/あるいは切削加工によって製作することができる。これによって、押し出しプレート4は単一の部材の加工により製造することができる。したがって、押し出し装置の製造コストを低減させることができる。つまり、本発明の箱詰め装置の経済性が向上する。
また、本発明の箱詰め装置が好適に取り扱うことができる物品1は袋詰め品に限られるものではない。例えば、箱詰め品、ボトルを物品1とする場合にも好適である。図13は、ボトル詰め品の物品の概略形状を例示する斜視図である。図14は、箱詰め品の物品の概略形状を例示する斜視図である。
図13に示すような扁平胴部を有するボトルが物品1である場合においても、扁平胴部の平面視断面の長軸方向における両端部が縁部1a、1bに相当するので、本発明の箱詰め装置が取り扱う物品として好適である。
図14に示すような扁平六角柱の形状からなる箱詰め品が物品1である場合においても、扁平胴部の平面視断面の長軸方向における両端にある一対の角部が縁部1a、1bに相当するので、本発明の箱詰め装置が取り扱う物品として好適である。
本発明は、より確実に物品間の空隙を抑制することができる箱詰め装置として有用である。
本発明の実施形態の箱詰め装置の平面図である。 本発明の実施形態の箱詰め装置の正面図である。 本発明の実施形態の箱詰め装置の側面図である。 図1の箱詰め装置の押し出しプレートの待機状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 図1の箱詰め装置の押し出しプレートが物品をスリット間において押し出している状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1の箱詰め装置の押し出しプレートが1列目の物品をダンパー板上において押し出している状態を示す平面図である。 物品の概略形状を示す斜視図である。 図1の箱詰め装置の押し出しプレートが1列目の物品をストッパプレートまで押し出した状態を示す平面図である。 図1の箱詰め装置の押し出しプレートが3列目の物品をダンパー板上において押し出している状態を示す平面図である 物品を収容した外装箱の斜視図である。 変形例1の押し出しプレートの待機状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 変形例2の押し出しプレートの待機状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 ボトル詰め品の物品の概略形状を例示する斜視図である。 箱詰め品の物品の概略形状を例示する斜視図である。
符号の説明
1 物品
1a 前端側縁部
2a 後端側縁部
2 整列コンベア
2a 仕切板
3 物品導入コンベア
4、40,50 押し出しプレート
4a スリット
4b、40b スタビライザ
5 保持プレート
6 外装箱
7 押し込みプレート
8 昇降装置
9 箱搬入コンベア
10 箱搬出装置
11 中継ぎ体
12 ダンパー板
13 ストッパプレート
14 サイドプレート
40c 第1凸部(ガイド面)
40d 第2凸部(支持面)
50a スリット部
50b ガイド部
50c 凹部
50d 支持部
101 制御装置
102 押出装置
103 押し込み装置
104 外装箱搬送装置
401 第1平板部
401a 内面(支持面)
402 第2平板部
403 第3平板部
404 第4平板部
404a 外面(ガイド面)
X 搬送方向
Y 押出方向
Z 押し込み方向
W 昇降方向




Claims (4)

  1. コンベア上に該コンベアの搬送方向と交差するよう方向に延在するように並列する一群の仕切板の間に物品を収容することによって、該コンベア上に複数の物品を整列させる整列コンベアと、
    前記整列コンベア上に整列した物品を前記仕切板の延在方向に平行な押出方向に押し出して、前記整列した複数の物品からなる物品群を所定位置に形成する押出装置と、
    前記所定位置の下方に外装箱を配置する外装箱搬送装置と、
    前記所定位置の物品群を前記外装箱内まで押し込む押し込み装置と、を有する箱詰め装置であって、
    前記物品は平面視において長軸を有し、
    前記押出装置は、前記押し出しの際に、平面視において前記各物品の長軸が前記押出方向に交差するように前記物品の姿勢を変え、かつ該姿勢を支持するスタビライザを有する、箱詰め装置。
  2. 前記スタビライザは、前記物品を挟み込むようにして対向する一対のガイド面と支持面とを、有し、
    前記支持面は、前記ガイド面は、平面視において、前記押出方向に向かうに従って前記支持面との離間距離が大きくなるように傾斜して形成されている、請求項1に記載の箱詰め装置。
  3. 前記スタビライザの支持面とガイド面とは、高さ方向において前記物品の略全体を支持するように形成されている、請求項2に記載の箱詰め装置。
  4. 前記押出装置は、前記仕切板が通過できるように形成されたスリットを有する押し出しプレートを備え、
    前記スタビライザは、前記押し出しプレートに交換可能に装着されている、請求項2に記載の箱詰め装置。

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