JP2005008159A - 箱詰め装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送路上に袋詰め品1を搬送する方向に袋詰め品1を収容可能な間隔で設けられた一群のフィン2aを備えた整列コンベア2と、各フィン2a間に収容された袋詰め品1を整列コンベア2の側方に押し出し、所定位置まで移送するための押し出しプレート4と、押し出しプレート4の押圧部4cに、袋詰め品1を搬送する方向と同じ方向に各袋詰め品1をそれぞれ保持可能な間隔で、押出方向に突設されたスタビライザ4bとを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばポテトチップ、豆、飴などの食品が袋詰めまたは箱詰めされた物品を、段ボールケースまたはダース箱などの外装箱の内部に整然と自動収容する箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の箱詰め装置として、本願の出願人が先に出願しているものがある(例えば、特許文献1参照)。この箱詰め装置は、図6乃至8に示すように、搬送方向(図6の矢符X方向)に袋詰め品1を収容可能な間隔で設けられた複数のフィン2aを備える整列コンベア2と、この整列コンベア2に袋詰め品1を導入する物品導入コンベア3と、整列コンベア2によって整列された袋詰め品1を整列コンベア2の側方(図6の矢符Y方向)に押し出す押し出しプレート4と、この押し出しプレート4によって押し出された袋詰め品1をその両側から挟み込んで保持する一対の保持プレート5、5と、この保持プレート5、5によって保持された袋詰め品1を下方(図8の矢符Z方向)の外装箱6に押し込む押し込みプレート7と、外装箱6を載置して上下方向(図7の矢符Z方向)に移動させる昇降装置8と、この昇降装置8へ外装箱6を搬入する箱搬入コンベア9と、袋詰め品1が収容された外装箱6を搬出する箱搬出装置10と、これらの動作を制御する制御装置(図示せず)とを備える。この箱詰め装置は以下の作用を奏する。
【0003】
整列コンベア2は、物品導入コンベア3から所定数(例えば、6個)の袋詰め品1を受け取り、押し出しプレート4が整列コンベア2上に整列された袋詰め品1を側方に押し出すことが可能な整列コンベア2上の物品押出位置まで移送し停止する。
【0004】
その後、押し出しプレート4は、所定数の袋詰め品1を整列コンベア2の側方に押し出し、整列コンベア2とダンパー板12、12とを連絡する中継ぎ体11を経由して開閉自在のダンパー板12、12上まで移送する。押し出しプレート4は、袋詰め品1をダンパー板12、12上のストッパプレート13に押し付けることにより一列に揃え、停止する。その後、押し出しプレート4は、整列コンベア2上に整列しつつある次の袋詰め品1と干渉しないように、整列コンベア2の上方を押し出し方向と逆方向にスライドして元の位置(待機位置)に戻り、次の押し出し動作の開始までその位置で待機する。この際、押し込みプレート7は、所定高さまで下降してダンパー板12、12上の各袋詰め品1の上縁を押さえて各袋詰め品1の高さを揃える。
【0005】
その後、ダンパー板12、12の上方に配設されたサイドプレート14が、水平位置から垂直位置に回転して、ダンパー板12、12上の所定数の袋詰め品1の整列コンベア2側の各側縁を押さえて各袋詰め品1の幅方向のずれを揃える。さらに、袋詰め品1の整列方向の両端位置に垂直に取り付けられた保持プレート5、5が、ダンパー板12、12上の一列の袋詰め品1を整列方向の両側から挟み込む。
【0006】
以上のように、保持プレート5、5、ストッパプレート13およびサイドプレート14が一列の袋詰め品1を保持すると、これらの袋詰め品1の下側に位置する2枚のダンパー板12、12が閉状態から開状態になる。
【0007】
その後、押し込みプレート7がさらに下降して、袋詰め品1をダンパー板12、12の下方に待機する空の外装箱6に強制的に押し込む。
【0008】
その後、ダンパー板12、12、保持プレート5、5、ストッパプレート13およびサイドプレート14は元の状態に戻る。そして、これらの動作が繰り返し行われる。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−6910号公報 (第2−3頁、第3−5図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の箱詰め装置では、押し出しプレート4が、例えば、断面視楕円状の袋詰め品1を整列コンベア2の側方に押し出し、ダンパー板12、12上まで移送するときに、各袋詰め品1が押出方向に対して左右何れかの方向に傾くなど、各袋詰め品1の姿勢が大きく乱れることがある。そのため、保持プレート5、5、ストッパプレート13およびサイドプレート14により袋詰め品1の側面を四方から押圧するだけでは、各袋詰め品1の姿勢を容易に整えることができず、袋詰め品1を外装箱6内に収納することができない場合がある。
【0011】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、押し出しプレートが袋詰め品を移送する際の袋詰め品の姿勢の乱れを抑制することができる箱詰め装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る箱詰め装置は、搬送路上に物品を搬送する方向に物品を収容可能な間隔で設けられた一群の仕切部材を備えた搬送装置と、各仕切部材間に収容された物品を搬送装置の側方に押し出し、所定位置まで移送するための押出部材と、押出部材の物品側の部位に、上記物品を搬送する方向と同じ方向に各物品の移送中の姿勢を保持可能な間隔で、押出方向にそれぞれ突設されたスタビライザとを備える。
【0013】
この構成によれば、押出部材が各仕切部材間に収容された物品を搬送装置の側方に押し出し、所定位置まで移送するときに、各スタビライザが各物品の移送中の姿勢をそれぞれ保持することができる。以上により、各物品の移送中の姿勢の乱れを抑制することが可能となる。なお、「物品の移送中の姿勢の乱れ」とは、押出部材が各物品を押し出すときに、各物品が押出方向に対して左右方向に傾く場合などをいう。
【0014】
上記各スタビライザは、該各スタビライザの間に各物品が収容されたときに各物品の両側をそれぞれ支持する支持部を備えており、該各支持部がそれぞれに対応する各物品の部位の形状に略合致するようにそれぞれ形成されてもよい。
【0015】
この構成によれば、各スタビライザの間に各物品が収容されたとき、各スタビライザの支持部は各物品の両側をしっかりと支持し、各スタビライザの間の各物品の姿勢を拘束することができる。そして、この状態が保持されつつ、各物品が所定位置まで移送される。以上により、各物品の移送中の姿勢の乱れを抑制することが可能となる。
【0016】
上記各スタビライザは、上記各物品の両側をそれぞれ支持する支持部の離間距離が押出方向に向かって漸次大きくなるようにそれぞれ配置されてもよい。
【0017】
この構成によれば、押出部材が各物品を押し出し、所定位置まで移送するときに、各物品の両側には、各支持部から各物品を挟み込むような力が作用する。そして、この力により、各物品の姿勢が拘束される。その結果、各物品の移送中の姿勢の乱れを抑制することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る箱詰め装置を各図を参照して説明する。この実施形態に係る箱詰め装置が、図6乃至図8を参照して説明した従来の箱詰め装置と相違するところは、押し出しプレートが袋詰め品を押し出しているときに各袋詰め品の姿勢の乱れを抑制するため、押し出しプレートにスタビライザを取り付けた点である。従って、図6乃至図8に示す従来の箱詰め装置と同等の部品には、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。以下、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る箱詰め装置は、主に、断面形状が長円形状の袋詰め品に適用される。
【0019】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る箱詰め装置に設けられた押し出しプレートが袋詰め品に当接する前の状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。図2は、押し出しプレートが袋詰め品に当接した状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。図3は、押し出しプレートが袋詰め品をダンパー板上に移送した状態を示す平面図である。
【0020】
図1に示すように、押し出しプレート4は、袋詰め品1を押し出すときに整列コンベア2上に搬送方向Xに所定の間隔で立設された一群のフィン2aと干渉することを避けるためのスリット4aと、各袋詰め品1を押し出しているときの各袋詰め品1の姿勢の乱れを抑制するためのスタビライザ4bとを備える。そして、この押し出しプレート4は、整列コンベア2の搬送方向Xに対して側方(図1(a)の左側)に、搬送方向Xと略平行に配置されている。また、押し出しプレート4は略鉛直に配置され、押し出しプレート4の袋詰め品1を押圧する押圧部4cが押出方向Y(袋詰め品1を押し出す方向であって、整列コンベア2の搬送方向Xに略垂直な方向)に向くように配置されている。
【0021】
スリット4aは、図1(c)に示すように、矩形状をなしており、押し出しプレート4の押圧部4cに一群のフィン2aの間隔と略同じ間隔で配設されている。各スリット4aは、押し出しプレート4の押圧部4cの下縁から上方向にそれぞれ延びており、その幅および高さは一群のフィン2aとの干渉を避けることができるように設定されている。
【0022】
スタビライザ4bは、図1(a)および(b)に示すように、棒状をなしており、押し出しプレート4の押圧部4cに押出方向Yに突設されている。この突出量は、押し出しプレート4が袋詰め品1をダンパー板12、12上まで移送して袋詰め品1がストッパプレート13に当接したときに、各スタビライザ4bがストッパプレート13に当接しないように設定される。具体的には、スタビライザ4bの突出量は、例えば、袋詰め品1の押出方向Yの長さの半分程度に設定される。なお、ここでは、スタビライザ4bが棒状をなしているが、その他の形状、例えば、板状であっても構わない。
【0023】
また、スタビライザ4bは、ほぼ同じ高さ位置に、袋詰め品1を収容する一群のフィン2aの間隔と略同じ間隔で配置されている。この高さ位置は、一群のフィン2aとの干渉を避けるため一群のフィン2aの上端より高く、かつ、各スタビライザ4bが各袋詰め品1を収容可能とするため袋詰め品1の上端より低い位置に設定される。また、スタビライザ4bは、押し出しプレート4が袋詰め品1を押し出すときに各袋詰め品1と干渉しないように、整列コンベア2上の一群のフィン2aが物品押出位置(押し出しプレート4が整列コンベア2を横切って袋詰め品1を押し出すことができる位置である)に停止したときの一群のフィン2aの搬送方向Xの設置位置にそれぞれ略一致するようにそれぞれ配置されている。これにより、各スタビライザ4bは、一群のフィン2aおよび各袋詰め品1と干渉することなく、各スタビライザ4bの間に、各袋詰め品1を収容することができる。その結果、各袋詰め品1の姿勢を保持することが可能となる。
【0024】
以上のように構成される箱詰め装置の押し出しプレート4は、以下に述べるような作用および効果を奏する。
【0025】
図1(a)および(b)に示すように、押し出しプレート4は、整列コンベア2上の一群のフィン2aが物品押出位置に停止するまで、整列コンベア2の搬送方向Xに対して側方(図1(a)の左側)に待機している。
【0026】
整列コンベア2上の一群のフィン2aが物品押出位置に停止すると、押し出しプレート4が押出方向Yに移動する。そして、図2(a)に示すように、押し出しプレート4の押圧部4cが各フィン2a間の袋詰め品1に当接する。同時に、各スタビライザ4bは、各袋詰め品1の搬送方向Xの両側から挟み込むように、各袋詰め品1間に差し込まれる。すなわち、各スタビライザ4bの間に、各袋詰め品1が収容される。このとき、各スタビライザ4bの先端は、図2(b)に示すように、袋詰め品1の両側の押出方向Yの中程まで達する。これにより、各スタビライザ4bが各袋詰め品1の姿勢をそれぞれ保持することが可能となる。その後、押し出しプレート4は、図3に示すように、各スタビライザ4bの間に各袋詰め品1をそれぞれ保持したまま中継ぎ体11を経由して開閉自在のダンパー板12、12上まで移送する。以上により、袋詰め品1の移送中の姿勢が乱れることが抑制される。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る箱詰め装置は、主に、断面形状が長径方向の両端部を尖らせた楕円形状、いわゆる葉状の袋詰め品に適用される。第1の実施形態と相違するところは、各スタビライザが、各スタビライザの間に各袋詰め品が収容されたときに各袋詰め品の押出方向に略垂直な方向の両側をそれぞれ支持する支持部(後述の斜辺部)を備える点である。
【0027】
図4は、本発明の第2の実施形態に係る箱詰め装置に設けられた押し出しプレートが袋詰め品に当接する前の状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。図5は、押し出しプレートが袋詰め品に当接した状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【0028】
以下、本発明の第2の実施形態に係る箱詰め装置について図1(c)、図4、および図5を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態に係る箱詰め装置、および、図6乃至図8に示す従来の箱詰め装置と同等の部品には、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0029】
スタビライザ4bは、袋詰め品1の押し出しプレート4側の両側の傾斜部1aをそれぞれ支持するとともに、袋詰め品1の押し出しプレート4側の先尖部1bを収容するように構成されている。以下、詳細に説明する。
【0030】
このスタビライザ4bは、図4(a)および(b)に示すように、整列コンベア2の搬送方向Xの両側のフィン2aの間に設けられたフィン2aにそれぞれ対応する第1スタビライザ41と、整列コンベア2の搬送方向Xの両側のフィン2aにそれぞれ対応する第2スタビライザ42とからなる。
【0031】
第1スタビライザ41は、図4(a)に示すように、平面視で長方形の一辺に三角形の底辺を合わせた形状であって、その三角形の頂点である先尖部41aを通る中心線に対して左右対称な形状を有する板状体からなる。第1スタビライザ41の先尖部41aを挟む両斜辺部41bが、これらに対応する袋詰め品1の傾斜部1aをそれぞれ支持する支持部を構成する。また、第1スタビライザ41の各斜辺部41bにそれぞれ連続する長方形の平行縁部41c、41cが、後述する袋詰め品1の先尖部1bを収容するための隙間43を形成する。詳細は後述する。
【0032】
第2スタビライザ42は、図4(a)に示すように、平面視で第1スタビライザ41をその先尖部41aを通る中心線の位置で半割にした形状を有する板状体からなる。この第2スタビライザ42の、上記第1スタビライザ41の先尖部41a、斜辺部41b、平行縁部41cに対応する部分が、第2スタビライザ42の先尖部42a、斜辺部42b、平行縁部42cになる。この第2スタビライザ42の斜辺部42bが、上記第1スタビライザ41の斜辺部41bとともに袋詰め品1の傾斜部1aを支持する支持部を構成する。また、第2スタビライザ42の平行縁部42cが、後述する袋詰め品1の先尖部1bを収容するための隙間43を形成する。詳細は後述する。
【0033】
第1スタビライザ41および第2スタビライザ42は、押し出しプレート4の押圧部4cに、ほぼ同じ高さ位置に、かつ、それぞれの先尖部41a、42aが押出方向Yに向くように、略水平にそれぞれ突設されている。
【0034】
なお、第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の突出量は、押し出しプレート4が袋詰め品1をダンパー板12、12上まで移送して、袋詰め品1がストッパプレート13に当接したときに、第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の各先尖部41a、42aがストッパプレート13にそれぞれ当接しないように設定される。具体的に、第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の突出量は、例えば、袋詰め品1の押出方向Yの長さの半分程度にそれぞれ設定される。また、第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の高さ位置は、一群のフィン2aとの干渉を避けるため一群のフィン2aの上端より高く、かつ、各スタビライザ4bが各袋詰め品1を収容可能とするため袋詰め品1の上端より低い位置に設定される。
【0035】
第1スタビライザ41および第2スタビライザ42は、これらの各先尖部41a、42aの搬送方向Xの位置が一群のフィン2aの搬送方向Xの設置位置とそれぞれ略一致するように、一群のフィン2aの間隔と略同じ間隔で配置されている。さらに、これらの先尖部41a、42aは、整列コンベア2上の一群のフィン2aが物品押出位置(押し出しプレート4が整列コンベア2を横切って袋詰め品1を押し出すことができる位置である)に停止したときの一群のフィン2aの搬送方向Xの設置位置にそれぞれ略一致するように、それぞれ配置されている。
【0036】
そして、第1スタビライザ41と第2スタビライザ42は、図4(a)に示すように、第1スタビライザ41と第2スタビライザ42との間の、互いに向かい合う斜辺部41b、42bが、その離間距離が押出方向Yに向かって徐々に大きくなるように、すなわち平面視略逆ハ字状になるように、かつ、押出方向Yに対して左右対称になるように、それぞれ配置されている。また、この各斜辺部41b、42bは、この各斜辺部41b、42bの間に各袋詰め品1が収容されたときに、この各袋詰め品1の各傾斜部1aにそれぞれ略合致するように、それぞれ傾斜している。また、互いに隣り合う第1スタビライザ41、41の間の、互いに向かい合う斜辺部41b、41bについても同様に構成される。
【0037】
以上の構成では、袋詰め品1は、上記各斜辺部41b、42bの間、および、上記各斜辺部41b、41bの間の離間距離の大きい方から小さい方に向かってそれぞれ収容される。そして、この状態で各袋詰め品1が押出方向Yに移送されるので、各袋詰め品1にその両側から挟み込むような力が作用する。これにより、各袋詰め品1の姿勢を拘束することができる。
【0038】
また、図4(a)に示すように、第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の間には、袋詰め品1の先尖部1bを収容するための隙間43がそれぞれ形成されている。この隙間43は、第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の間の、互いに向かい合う平行縁部41c、42cと、これらを連絡する押し出しプレート4の押圧部4cとの間に形成される。同様に、互いに隣り合う第1スタビライザ41、41の間にも上記隙間43がそれぞれ形成されている。
【0039】
以上の構成により、第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の間に各袋詰め品1がそれぞれ収容されたときに、この第1スタビライザ41および第2スタビライザ42の間の、互いに向かい合う斜辺部41b、42bが各袋詰め品1に当接する前に、押し出しプレート4の押圧部4cが袋詰め品1の先尖部1bに当接し、不安定な支持状態になることを避けることができる。これにより、各スタビライザ41、42の間の、互いに向かい合う斜辺部41b、42bが、ここに収容される各袋詰め品1の各傾斜部1aを確実に支持することが可能となる。以上は、互いに隣り合う第1スタビライザ41、41の間の、互いに向かい合う斜辺部41b、41bについても同様である。
【0040】
なお、この隙間43の押し出しプレート4側への奥行きは、上記各斜辺部41b、42bが各袋詰め品1の各傾斜部1aと当接したときに、押し出しプレート4の押圧部4cが各袋詰め品1の先尖部1bにそれぞれ当接しないように設定される。また、上記互いに向かい合う平行縁部41c、42cの離間距離は、袋詰め品1の先尖部1bの幅(図4(a)の押出方向Yに垂直な方向)に応じて設定される。
【0041】
以上のように構成される箱詰め装置の押し出しプレート4は、以下に述べる作用および効果を奏する。
【0042】
整列コンベア2上の一群のフィン2aが物品押出位置に停止し、押し出しプレート4が押出方向Yに移動すると、各第1および第2スタビライザ41、42は、図5(a)に示すように、各袋詰め品1の搬送方向Xの両側から挟み込むように、各袋詰め品1の間に差し込まれる。すなわち、各第1および第2スタビライザ41、42の間に、各袋詰め品1が収容される。このとき、各第1および第2スタビライザ41、42の先端は、図5(b)に示すように、袋詰め品1の両側の押出方向Yの中程までそれぞれ達する。さらに、各第1および第2スタビライザ41、42の斜辺部41b、42bは、袋詰め品1の各傾斜部1aにそれぞれ当接する。その結果、上記各斜辺部41b、42bは、袋詰め品1の押し出しプレート4側の半分の部位をそれぞれ支持し、各袋詰め品1の姿勢を拘束する。これにより、各第1および第2スタビライザ41、42が各袋詰め品1の姿勢を保持することが可能となる。その後、押し出しプレート4は、各第1および第2スタビライザ41、42の間に収容された各袋詰め品1の姿勢を拘束したまま、各袋詰め品1を中継ぎ体11を経由して開閉自在のダンパー板12、12上まで移送する。以上により、袋詰め品1の移送中の姿勢が乱れることが抑制される。
【0043】
なお、上述した実施形態は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、押し出しプレートが袋詰め品を移送する際の袋詰め品の姿勢の乱れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る箱詰め装置に設けられた押し出しプレートが袋詰め品に当接する前の状態を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。
【図2】押し出しプレートが袋詰め品に当接した状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】押し出しプレートが袋詰め品をダンパー板上に移送した状態を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る箱詰め装置に設けられた押し出しプレートが袋詰め品に当接する前の状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図5】押し出しプレートが袋詰め品に当接した状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図6】従来の箱詰め装置の平面図である。
【図7】従来の箱詰め装置の正面図である。
【図8】従来の箱詰め装置の側面図である。
【符号の説明】
1…袋詰め品
2…整列コンベア
2a…フィン
4…押し出しプレート
4a…スリット
4b…スタビライザ
4c…押圧部
41…第1スタビライザ
42…第2スタビライザ
41b、42b…斜辺部
41c、42c…平行縁部
43…隙間
Claims (3)
- 搬送路上に物品を搬送する方向に物品を収容可能な間隔で設けられた一群の仕切部材を備えた搬送装置と、
各仕切部材間に収容された物品を搬送装置の側方に押し出し、所定位置まで移送するための押出部材と、
上記押出部材の物品側の部位に、上記物品を搬送する方向と同じ方向に各物品の移送中の姿勢を保持可能な間隔で、押出方向にそれぞれ突設されたスタビライザとを備えてなる、箱詰め装置。 - 上記各スタビライザは、該各スタビライザの間に各物品が収容されたときに各物品の両側をそれぞれ支持する支持部を備えており、
該各支持部がそれぞれに対応する各物品の部位の形状に略合致するようにそれぞれ形成されてなる、請求項1記載の箱詰め装置。 - 上記各スタビライザは、上記各物品の両側をそれぞれ支持する支持部の離間距離が押出方向に向かって漸次大きくなるようにそれぞれ配置されてなる、請求項2記載の箱詰め装置。
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