JP4255320B2 - 自動箱詰め装置およびその押し込み装置 - Google Patents

自動箱詰め装置およびその押し込み装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4255320B2
JP4255320B2 JP2003172823A JP2003172823A JP4255320B2 JP 4255320 B2 JP4255320 B2 JP 4255320B2 JP 2003172823 A JP2003172823 A JP 2003172823A JP 2003172823 A JP2003172823 A JP 2003172823A JP 4255320 B2 JP4255320 B2 JP 4255320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
opening
shutter
flap
pushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003172823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005008185A (ja
Inventor
文彦 竹本
直弘 有本
忠弘 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2003172823A priority Critical patent/JP4255320B2/ja
Publication of JP2005008185A publication Critical patent/JP2005008185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4255320B2 publication Critical patent/JP4255320B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動箱詰め装置およびその押し込み装置に関する。さらに詳しくは、袋詰めされた製品や箱詰めされた製品を整列させた上でさらに大きな段ボールケース等の外装箱に自動収納するための自動箱詰め装置、および、この自動箱詰め装置に好適な押し込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9にはこのような従来の自動箱詰め装置が示されている。図9(a)は装置の概略正面図であり、図9(b)はその平面図である。図示のごとくこの装置は、箱詰めされる物品Wを供給するための導入コンベア51と、導入コンベア51から供給される複数の物品Wを受け入れて整列させるための整列コンベア52と、整列した物品群を整列コンベア52からそのままの状態で取り出すための押し出しプレート53と、取り出された物品群をそのままの状態で押し下げて、下方にある外装箱に挿入するための押し込み装置55を備えたものである(同様の装置としては、たとえば特許文献1参照)。この押し込み装置55は、取り出された物品群を押し込む直前まで整列状態で挟圧して保持する保持プレート54を有している。
【0003】
図9(b)に示すように、上記整列コンベア52は無端軌道56の搬送面に、複数枚のフィン57が搬送方向に所定間隔をおいて相互に平行に取り付けられたものである。この所定間隔は一つの物品Wが収容されうる寸法にされており、ギャップ部58と呼ぶ。無端軌道は平行な二つのグループに分かれている。第一ベルトおよび第三ベルトからなる第一のグループ56aと、第二ベルトおよび第四ベルトからなる第二のグループ56bである。第一のグループ56aでは上記フィン群が第一ベルトおよび第三ベルトに跨るように取り付けられており、第二のグループ56bではフィン群が第二ベルトおよび第四ベルトに跨るように取り付けられている。各グループ56a、56bは異なる駆動装置によって互いに独立して循環駆動される。
【0004】
無端軌道56はその下側の復路から上側の往路へいたるスプロケット52aの部分では、無端軌道56が円弧状になり、複数枚のフィン57は放射状に広がる。整列コンベア52のこの部分が導入コンベア51から物品Wを受け入れる受け入れ位置Rとなる(特許文献1の図5、6)。前述した無端軌道の第一のグループ56aが受け入れ位置Rに停止しているときに第二のグループ56bが移動することも後述する物品取り出し位置Tに停止することもできる。一方、第二のグループ56bが受け入れ位置Rに停止しているときに第一のグループ56aが移動することも物品取り出し位置Tに停止することもできる。
【0005】
導入コンベア51としてはベルトコンベアやローラコンベアが用いられ、その排出端51aが上記受け入れ位置Rに対向している。供給される物品Wは一個ずつ導入コンベア51の排出端51aから落下し、整列コンベア52は一ギャップずつ移動しつつ各ギャップ部58に一個ずつ物品Wを受け入れる。全てのギャップ部58に物品Wが入ると、整列コンベア52は一気に物品取り出し位置Tまで移動する。物品取り出し位置Tは、上記無端軌道56が水平状態にあってフィン57が直立する往路に位置しており、上記押し出しプレート53が各ギャップ部58の物品Wをまとめて無端軌道56から押し出すための位置である。
【0006】
物品取り出し位置Tでは、上記押し出しプレート53が整列コンベア52を横切るように水平に移動してフィン間から全物品を押し出す。押し出しプレート53にはフィン57が通過しうるスリット(図示しない)が形成されている。物品Wは整列状態のまま押し出しプレート53によって押し込み装置55へ移送される。押し込み装置55は、押し出しプレート53によって移送されてきた物品が載置される開閉シャッター(以下、単にシャッターという)60と、物品を下方に押すための押し込みプレート61と、外装箱Cの搬出入位置と物品が挿入される挿入位置との間を昇降するリフター62とを備えている。
【0007】
押し出しプレート53によって移送されてきた物品群は上記開閉シャッター60上に至ったときにストッパプレート63によって止められ、ここで保持プレート54によって挟圧保持される。シャッター60の下方には、外装箱Cを載置した上記リフター62が配置されている。
【0008】
図10に示すように、上記シャッター60は水平方向に接近離間することによって開閉する一対の板材から構成されている。シャッター60に近接してその下方に、物品群Wと押し込みプレート61とが通過しうる矩形の開口64が形成された枠部材(後述の案内部材を取り付けるための取付部材)65が設置されている。開口64の周縁には矩形枠状の案内部材66が取り付けられており、この案内部材66の各辺は開口の内側に向けて下方に傾斜した板部材から構成されている(特許文献1の図1〜4)。案内部材66は、下方に押し出された物品Wが外装箱Cのフラップ(蓋部)Fに引っ掛からないようにするためのものである。このフラップFとは、一般の段ボールケースの上面の四辺それぞれに連続して上方に延設された周知のもので、これらフラップFは最終的に内側に向けて折り曲げ、ガムテープ等によって貼り合わされて閉じられるものである。外装箱Cは、開口64の下方位置にあるときにはフラップFが開かれて上方に向けて立っており、上記案内部材66の下端が各フラップFより内側に位置するように位置決めされる。
【0009】
ついで、シャッター60が全開され、保持プレート54が物品の保持を解放するとほぼ同時に押し込みプレート61が下降して物品群を外装箱C内に押し込む。物品は案内部材66に案内されながら外装箱C内に入るので、物品Wの端がフラップFに引っ掛かることが防止される。
【0010】
しかし、上記案内部材66は四辺が一体の矩形枠状であるから、外装箱Cが異なるサイズのものに変われば、それに応じて異なる案内部材に取り替える必要がある。また、段ボールケース等の外装箱は製品の寸法誤差が大きいし、フラップが内側に僅かに倒れた状態のものも多い。これらの場合、うまく案内部材66がフラップより内側に入らないこともあり、案内部材としての機能が発揮できない。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−19707号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、立った状態のフラップを有する外装箱に物品を上から押し込むときに、物品の下降経路からフラップを排除して、引っ掛かることなく効果的に物品群を外装箱内に案内して詰め込むことのできる自動箱詰め装置およびその押し込み装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動箱詰め装置用の押し込み装置は、
物品を収容ケース内に上から挿入するための押し込み装置であって、
上記物品が載置される、水平方向に接近離間することによって開閉する一対のシャッターと、
このシャッター上の物品を下方へ押すための押し込み部材と、
上記シャッターの下方に配設された、物品と押し込み部材とが通過しうる開口を有する開口部材と、
この開口部材の下方に配設された、上記収容ケースを上記開口の直下まで上昇させるための昇降装置と、
上記各シャッターの相互に対向する縁部から上記開口を通って下方に延びるフラップオープナーとを備えている。
【0014】
かかる構成によれば、シャッターが開作動すると、そのフラップオープナーもシャッターと一体で移動する。したがって、上記開口の直下にフラップが立った状態の収容ケースがあるとき、シャッターが全開位置に至るとフラップ(いわゆるマイナーフラップであり、シャッターの開方向端に位置するフラップ)がフラップオープナーによって開状態に保持される。しかも、一対のシャッターがそのフラップオープナーと一体で開方向に移動するため、収容ケースの位置決めもなされる。さらに、物品が下降(落下)するときにこのフラップオープナーがその案内の作用も奏する。
【0015】
そして、上記開口が矩形を呈しており、開口部材の4辺のうちシャッターの開閉方向に平行な二辺を構成する部材が、シャッターの開閉方向に垂直な方向に進退可能に構成されてなる押し込み装置がこのましい。シャッターの開度とともに、上記部材の位置変更によって収容ケースに応じて開口の大きさを変更しうるからである。
【0016】
上記開口が矩形を呈しており、開口の4辺のうちシャッターの開閉方向に平行な二辺に、開口内側下方に向けて傾斜した可撓性の案内板が取り付けられている。物品が落下するときにこの案内板によって収容ケースの蓋などに引っかかることが防止されうる。
【0017】
また、上記フラップオープナーの左右両端が上記開口の二辺の案内板に近接した位置にあり、開口の上記二辺に直交する他の二辺の両端部それぞれに、開口内側下方に向けて傾斜した可撓性の案内が取り付けられてなる押し込み装置が好ましい。物品が落下するとき、この案内によって収容ケースの蓋などに引っかかることが一層効果的に防止されうるからである。
【0018】
各フラップオープナーの左右両端縁が下方に向けて内側に傾斜しており、該フラップオープナーの上端縁の長さが収容ケースの幅より大きくされてなる押し込み装置が好ましい。このフラップオープナーの左右両辺によって収容ケースのメジャーフラップ(マイナーフラップに垂直な方向にあるフラップ)を開くことが可能となるからである。
【0019】
上記フラップオープナーの左右両端縁が上記開口の二辺の案内板に近接し、この案内板の傾斜に対応するように斜めに形成されてなる押し込み装置が好ましい。
【0020】
一方のフラップオープナーの左端縁と他方のフラップオープナーの右端縁とに、シャッターの閉方向に延びるサイドフラップオープナーが形成されてなる押し込み装置が好ましい。このサイドフラップオープナーにより、シャッターが全開したときにもメジャーフラップの開状態を安定して保持しうるからである。
【0021】
上記サイドフラップオープナーが、上記フラップオープナーの上記端縁から連続してシャッターの閉方向に湾曲して延びるように形成されてなる押し込み装置が好ましい。製造が容易であり、かつ、案内板やフラップとの摩擦が低減されるからである。
【0022】
本発明の自動箱詰め装置は、
物品を収容するための収容部が設置された搬送装置と、
この搬送装置に配置された物品受け入れ位置に対向するように配設された物品供給装置と、
前述したうちのいずれか一の物品押し込み装置と、
搬送装置に配置された物品取り出し位置から物品を取り出して上記物品押し込み装置に搬送する物品押し出し装置とを備えている。
【0023】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照しながら本発明の自動箱詰め装置の実施形態を説明する。
【0024】
図1は本発明の一実施形態である自動箱詰め装置の正面図である。図2は図1の平面図であり、図3は図1のIII−III線矢視図である。
【0025】
図示の自動箱詰め装置(以下、単に装置1という)1は、物品Wを整列させた上で段ボールケース等の外装箱Cに自動で収納するためのローディング装置2と、このローディング装置2に物品Wを搬入する導入コンベア3と、ローディング装置2に外装箱Cを搬入する箱搬入コンベア4と、ローディング装置2によって物品が収納された外装箱Cを搬出する箱搬出路5とを備えている。導入コンベア3および箱搬入コンベア4としてはベルトコンベアやローラコンベアが用いられる。箱搬出路5は通常は回転駆動しない多数のローラが回転自在に取り付けられただけのフリーローラタイプであるが、ベルトコンベアやローラコンベアを用いてもよい。
【0026】
ローディング装置2は、導入コンベア3から供給される複数の物品Wを受け入れてこれを整列させるための整列コンベア(搬送装置)6と、整列した物品群をそのままの状態で水平方向に取り出すための押し出しプレート7と、取り出された物品群をそのままの状態で挟圧して一時的に保持する一対の保持プレート8と、取り出された物品群をそのままの状態で下方にある外装箱Cに挿入するための押し込み装置9とを内蔵している。
【0027】
図4に示すように、整列コンベア6は従来技術としてすでに説明したものと同様の構成を有している。すなわち、互いに平行な第一グループのベルト16a群と第二グループのベルト群16bとからなる無端軌道16を有している。各ベルト群16a、16bにはそれぞれ、搬送面に複数枚のフィン10が搬送方向に物品収容部としての所定間隔(ギャップ部11という)をおいて相互に平行に取り付けられている。このフィン群は無端軌道16の搬送方向に所定間隔をおいて複数箇所配設されている。第一グループ16aでは上記フィン群が第一ベルトおよび第三ベルトに跨るように取り付けられており、第二グループ16bではフィン群が第二ベルトおよび第四ベルトに跨るように取り付けられている。各グループ16a、16bのベルトは異なる駆動装置によって互いに独立して循環駆動される。
【0028】
無端軌道16が循環移動し、各フィン群が後述の物品受け入れ位置Rおよび物品取り出し位置Tに順次至ったときに停止する。無端軌道16の下側復路から上側往路へいたるスプロケット6aの部分では、無端軌道16が円弧状になるので複数枚のフィン10は放射状に広がる。整列コンベア6におけるこのフィン10が放射状に広がった部分の一部が物品Wを受け入れる受け入れ位置Rとなっており、この受け入れ位置Rに導入コンベア3の物品排出端3aが対向している。物品は導入コンベア3の排出端3aから一個ずつ落下し、各ギャップ部11に一個ずつ入り込む。整列コンベア6は物品Wを受け入れるときには一ギャップ部ずつ移動し、各ギャップ部11が順次受け入れ位置Rに停止する。このようにして全てのギャップ部11に物品Wが入ると、整列コンベア6が駆動されて当該フィン群は一気に物品取り出し位置Tまで移動させられる。
【0029】
物品取り出し位置Tでは、上記押し出しプレート7が整列コンベア6を横切るように水平に移動してフィン間から全物品Wを押し出す。押し出しプレート7には、整列コンベア6を横切るときにフィン10と干渉しないように、フィン10が通過しうるスリット12が形成されている。全物品Wは整列状態のまま押し出しプレート7によって押し込み装置9へ移送される。
【0030】
押し込み装置9も従来技術としてすでに説明したものと同様の構成を有している。すなわち、上記保持プレート8と、押し出しプレート7によって移送されてきた物品が載置される開閉シャッター13と、物品を下方に押すための押し込みプレート14と、外装箱Cの搬出入位置と外装箱Cが物品の挿入を待つ待機位置との間を昇降するリフター15と、押し出しプレート7によって移送されてきた物品群Wが当接して移送方向の位置決めをするためのストッパープレート17とを備えている。上記シャッター13は水平状態に設置された、水平方向に接近離間することによって開閉する一対の板材から構成されている。
【0031】
上記待機位置は外装箱Cの高さ寸法に応じて変更設定される。外装箱Cの高さ寸法とは、外装箱Cが段ボール箱のようにその蓋(フラップという)を開けて、つまりフラップFを上方に立てて待機しているものにあっては、箱本体の底からフラップの上端までの寸法をいう。上記搬出入位置は、箱搬入コンベア4および箱搬出路5と同一のレベルにされている。
【0032】
図1、図3、図5および図6に示すように、シャッター13に近接してその下方に開口部材19が設置されている。この開口部材19と開状態のシャッター13の相互に対向する端縁部(閉じたときに当接し合う端縁部)13aとで、物品群Wと押し込みプレート14とが通過しうる矩形の開口18が構成される。したがって、シャッター13がこの開口18を開閉することになる。
【0033】
図5および図6に示すように、開口部材19はシャッター13の開閉方向に平行に延びる部材であり、断面が鋭角を有する変形L字状を呈している(図5(c)参照)。開口部材19はシャッター13の開閉方向に垂直な方向に進退駆動させられる。すなわち、物品Wの幅(外装箱Cの幅)に応じて開口18の幅を変更することができる。枠部材19の駆動装置としては、ボールねじを用いた送りねじ機構20など、公知のものを採用することができる。シャッターの開度の設定変更とともに、上記枠部材19の位置変更によって外装箱Cの大きさに応じて実質的開口18の大きさを変更することができる。
【0034】
また、押し出しプレート7の駆動装置(図示せず)、シャッター13の開閉駆動装置(図示せず)、押し込みプレート14の昇降駆動装置(図示せず)、リフター15の昇降駆動装置15a(図1および図3)、および、上記枠部材19の駆動装置20にはそれぞれサーボモータを使用しており、位置制御が容易になされる。
【0035】
図6(b)に示すように、上記一対の保持プレート8は、シャッター13の上方であってシャッター13の開閉方向の両端側にそれぞれ配置されている。保持プレート8が、シャッター13上まで搬送されてきた物品群を挟持するときには、一対の保持プレート8がシャッター閉方向に相互に接近してくる。また、シャッター13の下方に待機している外装箱Cはその上端(フラップが立てられている段ボール箱ではフラップの上端)がシャッター13の下面に近接した位置で待機している。
【0036】
物品群を下方の外装箱Cに詰めるときには、押し込みプレート14が下降して保持プレート8に挟持された状態の物品群Wを上から若干押圧したあとで、シャッター13が開くとともに保持プレート8が物品群Wの保持を解放する方向に移動する。これにより、押し込みプレート14が加速されたあとで物品群Wが落下し始めるので、物品群Wが押し込みプレート14から下方に離れることを防止することができる。押し込みプレート14は自由落下速度より僅かに速い速度で下降する。物品群Wは下降当初は保持プレート8からの摩擦抵抗を受け、ついで外装箱C(または立てられたフラップ)の内面から摩擦抵抗を受けながら下降する。
【0037】
上記一対のシャッター13の相互に対向する端縁部13aそれぞれに、そこから鉛直下方に向けて上記開口18を通過するようにフラップオープナー21が延設されている。フラップオープナー21はボルト等によってシャッター13に着脱自在に取り付けられている。また、フラップオープナー21は、下方に待機している外装箱Cのマイナーフラップ(本実施形態ではシャッターの開閉方向の両端側に位置するフラップ)Fmaを開状態に保持するためのものであり、板材から形成されている。上記端縁部13aはシャッター13の開閉方向に垂直な方向に直線状を呈しているので、フラップオープナー21はシャッター13の開閉方向に垂直であり且つ鉛直な面を形成する。このフラップオープナー21は、後述するように物品Wの落下を案内する作用をも奏する。
【0038】
一方、開口18の四辺のうちのシャッター13の開閉方向に平行な二辺を構成する枠部材19に、開口18の内方に向けて下方に傾斜した可撓性の案内板22が着脱自在に取り付けられている。したがって、案内板22の下端は上記枠部材19よりも開口内に入り込んでいる。案内板22は物品Wの落下を案内するものである。そして、下方に待機している外装箱Cのメジャーフラップ(本実施形態では上記マイナーフラップに垂直な方向の両側に位置するフラップ)Fmjの内側に入り込むので、メジャーフラップFmjを開状態に保持する役目を果たす。そこで、上記フラップオープナー21は、その両側端がこの案内板22に接触しないように上記枠部材19から開口内側へ案内板の突出寸法だけ入り込んだ位置となるようにされている。すなわち、横幅(シャッター12の開閉方向に垂直な方向の長さ)が開口18の横幅より狭くされている。
【0039】
また、図5および図6に示すごとく、上記開口部材19における、シャッター全開時のフラップオープナー21の両側端に対応する位置には、開口18の内側に向けて下方に傾斜した可撓性の案内片25が取り付けられている。これは、シャッター13が全開したときに、開口18の縦辺におけるフラップオープナー21より両外側の部分が露出するため、この部分にも案内を設けたものである。この案内片25は可撓性を有し、開口18の内方に向けて下方に傾斜している。この案内片25は前述した案内板22と同様の構成を有するが、その長さが異なる(短い)。
【0040】
シャッター13は開作動のときに、上記フラップオープナー21が外装箱CのマイナーフラップFmaを押し開いた状態で停止するので、リフター15上の外装箱Cを位置決めする作用も奏する。さらに、マイナーフラップFmaを押し開いた状態であるため、物品Wの落下を案内する役目も果たす。
【0041】
図7および図8には他のフラップオープナー23が示されている。このフラップオープナー23はその両端縁23aが下方に向けて内側に傾斜している。換言すれば下方に向けて幅狭にされている。この各端縁23aの傾斜は前述した案内板22の傾斜にほぼ対応している。さらに、傾斜した端縁23aの一方にはシャッター13の閉方向に(フラップオープナー23の面に垂直に、対抗する相手のフラップオープナーに向いて)延びるサイドフラップオープナー24が形成されている。このサイドフラップオープナー24は外装箱CのメジャーフラップFmjを開状態に保持するためのものである。このサイドフラップオープナー24の面は対向する案内板22の面に対応して傾斜している。
【0042】
したがって、フラップが立てられた状態の外装箱Cがリフター15によって上昇させられたとき、メジャーフラップFmjがサイドフラップオープナー24によって規制されるので、メジャーフラップFmjの開状態を保持するとともに外装箱Cの縦方向の位置決めがなされる。このため、フラップオープナー23の上端の幅は外装箱Cの幅より大きく、下端の幅は外装箱Cの幅より小さいのが望ましい。
【0043】
図示のごとく、サイドフラップオープナー24が形成される端縁は、フラップオープナー23がシャッター13に取り付いた状態において、一方(図7中手前)のフラップオープナー23では右端縁(図中の右側)であり、他方(図7中先方)のフラップオープナー23では左端縁(図中の左側)であって、相互に対向しない位置に形成されている。そして、両シャッター13が全閉できるように、各サイドフラップオープナー24は対向するフラップオープナー23と干渉しないようにその端縁23aの外側に位置するように形成されている(図8(a)参照)。また、サイドフラップオープナー24はシャッター13の閉方向に延びているので、シャッター13が全開したときでもメジャーフラップFmjの開状態を保持している。
【0044】
サイドフラップオープナー24はフラップオープナー23の端部を湾曲することにより、フラップオープナー23の端縁から連続した一体物として形成されている。その結果、製造容易であることはもとより、シャッター13を開閉するときに案内板22やメジャーフラップFmjとの摩擦が低減される。
【0045】
このように、サイドフラップオープナー24がメジャーフラップFmjを開状態に保持しうるので、上記案内板22を取り外してもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、物品を外装箱などに上から押し込むときに、外装箱の蓋などに物品が引っかかることを防止することができる。さらに、外装箱の位置決めも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自動箱詰め装置の正面図である。
【図2】図1の自動箱詰め装置の平面図である。
【図3】図1のIII−III線矢視図である。
【図4】図1の自動箱詰め装置を概略的に示す斜視図である。
【図5】図5(a)は図1の自動箱詰め装置の押し込み装置における開口部材および閉じた状態のシャッターを示す平面図であり、図5(b)はその正面図であり、図5(c)は図5(a)のV-V線断面図である。
【図6】図6(a)は図1の自動箱詰め装置の押し込み装置における開口部材および開いた状態のシャッターを示す平面図であり、図6(b)はその正面図である。
【図7】本発明の自動箱詰め装置におけるフラップオープナーの他の例を示す斜視図である。
【図8】図8(a)はシャッターが閉じた状態における図7のフラップオープナーの正面図であり、図8(b)はその側面図である。
【図9】図9(a)は従来の自動箱詰め装置の一例を概略的に示す正面図であり、図9(b)はその平面図である。
【図10】従来の自動箱詰め装置における開口を形成する枠部材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・(自動箱詰め)装置
2・・・・ローディング装置
3・・・・導入コンベア
4・・・・箱搬入コンベア
5・・・・箱搬出路
6・・・・整列コンベア
6a・・・スプロケット
7・・・・押し出しプレート
8・・・・保持プレート
9・・・・押し込み装置
10・・・・フィン
11・・・・ギャップ部
12・・・・スリット
13・・・・(開閉)シャッター
14・・・・押し込みプレート
15・・・・リフター
16・・・・無端軌道
16a、16b・・・(無端軌道の)ベルト群
17・・・・ストッパープレート
18・・・・開口
19・・・・開口部材
20・・・・(横部材の)駆動装置
21・・・・フラップオープナー
22・・・・案内板
23・・・・フラップオープナー
24・・・・サイドフラップオープナー
25・・・・案内片
C・・・・外装箱
Fma・・マイナーフラップ
Fmj・・メジャーフラップ
R・・・・物品受け入れ位置
T・・・・物品取り出し位置
W・・・・物品

Claims (5)

  1. 物品を収容ケース内に上から挿入するための押し込み装置であって、
    上記物品が載置される、水平方向に接近離間することによって開閉する一対のシャッターと、
    該シャッター上の物品を下方へ押すための押し込み部材と、
    上記シャッターの下方に配設された、物品と押し込み部材とが通過しうる矩形を呈した開口を構成する開口部材と、
    該開口部材の下方に配設された、上記収容ケースを上記開口の直下まで上昇させるための昇降装置と、
    上記各シャッターの相互に対向する縁部から上記開口を通って下方に延びるフラップオープナーと、
    上記開口部材の4辺のうちのシャッターの開閉方向に平行な二辺に、上記開口の内側下方に向けて傾斜するように取り付けられた可撓性の案内板と、
    上記開口部材の上記二辺に直交する他の二辺の両端部それぞれであって、上記フラップオープナーより両外側の露出する部分に、上記開口の内側下方に向けて傾斜するように取り付けられた可撓性の案内片とを備えてなる自動箱詰め装置用の押し込み装置。
  2. 記開口部材の4辺のうちシャッターの開閉方向に平行な二辺を構成する部材が、シャッターの開閉方向に垂直な方向に進退可能に構成されてなる請求項1記載の押し込み装置。
  3. 各フラップオープナーの左右両端縁が上記開口の二辺の案内板に近接し、該案内板の傾斜に対応するように斜めに形成されており、
    一方のフラップオープナーの左端縁と他方のフラップオープナーの右端縁とに、シャッターの閉方向に延びるサイドフラップオープナーが形成されてなる請求項1または2記載の押し込み装置。
  4. 上記サイドフラップオープナーが、上記フラップオープナーの端縁から連続してシャッターの閉方向に湾曲して延びるように形成されてなる請求項記載の押し込み装置。
  5. 物品を収容するための収容部が設置された搬送装置と、
    該搬送装置に配置された物品受け入れ位置に対向するように配設された物品供給装置と、
    請求項1〜のうちのいずれか一の項に記載の物品押し込み装置と、
    搬送装置に配置された物品取り出し位置から物品を取り出して上記物品押し込み装置に搬送する物品押し出し装置とを備えてなる自動箱詰め装置。
JP2003172823A 2003-06-18 2003-06-18 自動箱詰め装置およびその押し込み装置 Expired - Fee Related JP4255320B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003172823A JP4255320B2 (ja) 2003-06-18 2003-06-18 自動箱詰め装置およびその押し込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003172823A JP4255320B2 (ja) 2003-06-18 2003-06-18 自動箱詰め装置およびその押し込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005008185A JP2005008185A (ja) 2005-01-13
JP4255320B2 true JP4255320B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=34096812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003172823A Expired - Fee Related JP4255320B2 (ja) 2003-06-18 2003-06-18 自動箱詰め装置およびその押し込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4255320B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224368A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Yamato Scale Co Ltd 物品押込み装置及びそれを用いた箱詰め装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5046607B2 (ja) * 2006-10-03 2012-10-10 大和製衡株式会社 箱詰め装置
JP5084415B2 (ja) * 2007-09-13 2012-11-28 オークラ輸送機株式会社 袋物箱詰め機
CN103552707B (zh) * 2013-11-01 2016-06-01 集美大学 非规则物件交叠排序及装盒装置
CN105775204A (zh) * 2014-12-26 2016-07-20 上海烟草集团有限责任公司 用于卷烟烟箱回用的包装控制方法及装置
JP6808279B2 (ja) * 2016-12-07 2021-01-06 大和製衡株式会社 箱詰め装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224368A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Yamato Scale Co Ltd 物品押込み装置及びそれを用いた箱詰め装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005008185A (ja) 2005-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1787910A1 (en) Packing system, module for use in a transport system, a transport system comprising such a module
SK8002002A3 (en) Method and device for transferring foil bags
JP4316938B2 (ja) 自動箱詰め装置およびその物品押し込み装置
EP1035023A1 (en) Article conveying device
JP4255320B2 (ja) 自動箱詰め装置およびその押し込み装置
KR20060081707A (ko) 적재기
US5183380A (en) Apparatus including an endless pocket conveyor for automatically transferring stacks of packaging blanks to a blank magazine of a packaging machine
KR0141351B1 (ko) 트레이의 운반 방법 및 장치
JP4440618B2 (ja) 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置
US20080010954A1 (en) Packing system, module for use in a transport system, a transport system comprising such a module
JP7130972B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
JPH05270513A (ja) 青果物等の箱詰め方法
JP4962136B2 (ja) 物品移載装置
JP2019151440A (ja) 供給装置、物品収容装置および供給方法
JP4276889B2 (ja) 自動箱詰め装置
JP4386495B2 (ja) 果菜自動選別装置
JP7130971B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
JP4318968B2 (ja) 箱詰め装置
JP4443303B2 (ja) 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置
JP2022071902A (ja) 物品挿入装置および物品挿入方法
JP2013173616A5 (ja)
JP2002234510A (ja) 包装物品搬送システム
JP3538215B2 (ja) 長尺物箱詰め装置
JPH09249207A (ja) カートンへの物品充填装置
JPH08217022A (ja) Cdのケース詰め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4255320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees