JP4440618B2 - 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置 - Google Patents

押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4440618B2
JP4440618B2 JP2003414294A JP2003414294A JP4440618B2 JP 4440618 B2 JP4440618 B2 JP 4440618B2 JP 2003414294 A JP2003414294 A JP 2003414294A JP 2003414294 A JP2003414294 A JP 2003414294A JP 4440618 B2 JP4440618 B2 JP 4440618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
article
articles
rows
pushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003414294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005170465A (ja
Inventor
文彦 竹本
直弘 有本
康成 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2003414294A priority Critical patent/JP4440618B2/ja
Publication of JP2005170465A publication Critical patent/JP2005170465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4440618B2 publication Critical patent/JP4440618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置に関する。さらに詳しくは、複数の物品を外装箱に押し込むための押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置に関する。
整列された複数の物品を外装箱に押し込むための押込方法としては、整列された複数の物品を外装箱に押し込む直前まで挟圧して整列状態を維持し、上部から押し下げて、下方に位置する外装箱の上面の開口部に押し込む方法が一般的であり、かかる押込方法は、自動箱詰め装置が有する押込装置として実用されている(特許文献1参照)。
特開2002−19707号公報
しかしながら、このような従来の押込方法では、挟圧した複数物品をまとめて下方に押し込むことから、下方に位置する外装箱は一つに限られる。外装箱が複数に及ぶ場合には、押し込まれた物品が外装箱の周壁と接触し、外装箱内への確実な押し込みが達成できないからである。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の物品を、一度に2つの外装箱に押し込むための押込方法、押込装置及びそれを用いた自動箱詰め装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる押込方法及び押込装置は、互いに対向する一対の第1の側面と前記一対の第1の側面の対向方向に略垂直な方向において互いに対向する一対の第2の側面とを有する物品を、外装箱に入れる押込方法及び押込装置であって、1以上の前記物品が互いに前記第1の側面が接するように配列されて物品列を形成しかつ各物品列を構成する各物品の前記第2の側面が互いに接するように前記物品列が第1の方向に並べられて一対の物品列を形成するように物品並置手段によって前記物品を並べ、前記並べられた物品の前記第1の側面に略平行でかつ前記第1の方向に略垂直な第2の方向において、前記一対の物品列に開口部がそれぞれ対向するように一対の前記外装箱を外装箱並置手段によって並べ、互いに対向する一対の挟圧面を有する挟圧手段によって、前記一対の物品列の両端に位置する物品の前記第1の側面を前記一対の挟圧面により挟圧して前記一対の物品列を保持し、前記挟圧された一対の物品列を押出手段によって前記第2の方向において前記一対の外装箱に向け押し出し、前記一対の物品列が、前記押出手段による押し出しにより前記挟圧手段の挟圧面を摺動しながら回動して該一対の物品列の少なくとも前記外装箱に近い側の端が離間し、それにより、前記一対の外装箱にそれぞれ押し込まれる(請求項1、9)。かかる構成とすると、複数の物品を一度に2つの外装箱に押し込むことが可能となる。
前記一対の外装箱は、各々の前記開口部を形成する周壁の上端のうち、互いに隣り合う部分には、フラップを有していないことが好ましい(請求項2,10)。かかる構成とすると、フラップと物品との接触を回避することができるので、複数の物品を一度に2つの外装箱に押し込むことをより容易にすることができる。
前記押出手段は押出部材を有し、該押出部材が、前記一対の物品列の各々の前記外装箱から遠い側の端の互いに接している前記第2の側面側の部分に接触して前記一対の物品列を押し出しながら回動させ、該一対の物品列の前記外装箱に近い端が所定幅離間した時点で、前記一対の物品列の各々の前記外装箱から遠い端の他方の前記第2の側面側の部分にも接触するようにして、前記一対の物品列を前記一対の外装箱に向け押し出してもよい(請求項3、11)。かかる構成とすると、簡素な構造で、物品列の離間を所定幅に制限することが可能となる。
前記物品列が離間する所定幅は、5mm乃至10mmであってもよい(請求項4,12)。かかる構成とすると、複数の物品をより的確に外装箱に押し込むことが可能となる。
前記第1の方向が略水平方向であり、前記第2の方向が略鉛直下方であってもよい(請求項5,13)。かかる構成とすると、重力による物品の落下を利用することができるので、複数の物品の外装箱への押し込みがより容易になる。
前記物品並置手段は、進退部材を有し、かつ前記進退部材を前記一対の物品列の押し出し経路上に進出させて該進退部材上に前記一対の物品列を形成し、前記押出手段は、該進退部材上に形成された一対の物品列を前記挟圧面によって挟圧及び保持し、その後、前記物品並置手段は、前記進退部材を前記一対の物品の押し出し経路上から退避させ、その後、前記押出手段が、前記挟圧及び保持された一対の物品列を押し出してもよい(請求項6,14)。
前記物品は直方体状の本体の上面に上端が円弧形状となっているタブを有する小箱カートンであってもよい(請求項7,15)。
また、前記物品列が1つの前記物品で構成され、前記物品並置手段は、前記一対の物品列として、一対の前記物品を各々の前記第2の側面が互いに接するように第1の方向に並べ、前記外装箱並置手段は、前記第2の方向において、前記一対の物品に開口部がそれぞれ対向するように一対の前記外装箱を並べ、前記挟圧手段は、前記一対の物品の第1の側面を前記一対の挟圧面によって挟圧及び保持し、前記押出手段は、前記挟圧及び保持された一対の物品を前記第2の方向において前記一対の外装箱に向け押し、前記一対の物品が、前記押出手段による押し出しにより前記挟圧手段の挟圧面を摺動しながら回動して該一対の物品の少なくとも前記外装箱に近い端が離間し、それにより、前記一対の外装箱にそれぞれ押し込まれるように構成されていてもよい(請求項8,16)。かかる構成としても、複数の物品を一度に2つの外装箱に押し込むことが可能となる。
また、本発明にかかる自動箱詰め装置は、請求項9に記載の押込装置と、前記押込装置にて処理される前記物品を順次供給する物品供給装置と、前記押込装置にて使用される前記外装箱を順次供給する外装箱供給装置と、前記外装箱を順次搬出する外装箱搬出装置とを備え、前記押込装置の物品並置手段が前記物品供給装置から順次供給される物品を順次並べ、前記押込装置の前記外装箱並置手段が前記外装箱供給装置から順次供給される外装箱を順次並べ、前記物品が入れられた外装箱を順次搬出する(請求項17)。かかる構成とすると、複数の物品と外装箱とが、自動的に並置されるので、物品の箱詰め作業を省力化することが可能になる。
前記物品並置手段は、前記供給装置から供給される前記物品を順次前記一対の物品列を形成するよう整列させる整列装置と、前記整列装置によって整列された一対の列を前記挟圧手段の一対の挟圧面によって挟圧される位置に移送する移送装置とを有してもよい(請求項18)。かかる構成とすると、複数の物品が、自動的に整列及び配設されるので、物品の箱詰め作業を省力化することが可能になる。
以上のように、本発明は、複数の物品を、一度に2つの外装箱に押し込むことができ、作業効率を向上させるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る押込装置の概略の構成及び外装箱の構造を示す斜視図であり、図2は、本実施の形態に係る押込装置9の概略の構成を示す側面図である。
図1において、押込装置9は、位置決めプレート17と、一対の挟圧プレート8と、シャッター13と、案内部材22と、押出プレート14と、リフター15とを有している。
押出プレート14は、一対の物品列Waを上方から押し下げて、外装箱Cに押し込むように構成されている。具体的には、押出プレート14が、図2に示すように、一対の物品列Waより若干上方の待機高さ位置Hと一対の物品列Waが外装箱Cの枠内に収容されている押出高さ位置Lとの間を昇降するように構成されている。待機高さ位置Hは一対の物品列Waの高さ位置に応じて設定され、押出高さ位置Lは、外装箱Cの周壁の上端の高さ位置に応じて設定されている。
物品列Waは、外装箱Cへの収容量に応じて構成されている。一般的には複数の物品Wから構成されるが、単品の物品Wのみであってもよい。物品列Waを構成する物品Wは、互いに対向する一対の第1の側面Wdと、この一対の第1の側面Wdの対向方向とに略垂直な方向において互いに対向する一対の第2の側面Weとを有する物品である。本実施の形態では、直方体状の本体Wbの上面に上端が円弧形状となっているタブWcを有する小箱カートンである。また、図1及び図2に示すように、一対の物品列Waは、物品Wが互いに第1の側面Wdが接するように配列されて物品列を形成しかつ各物品列を構成する各物品Wの第2の側面Weが互いに接するように物品列が第1の方向Xに並べられて一対の物品列を形成するように物品並置領域Sに配置されている。
押出プレート14の押出面14aは、一対の物品列Waに応じて、所定の形状を有するように形成されている。押出面14aは、一対の物品列Waと接触する面である。押出面14aは、本実施の形態においては、物品WのタブWcの上端を配列方向に結んで形成される包絡面(以下、頂面という)と略同一の形状の当接面14b,14cを、各物品列waの内側面側が低く、各物品列Waの外側面側が高くなるように傾斜させながら、2列平行に配するように形成されている。すなわち、一対の物品列Waが形成する頂面と略同一の形状の当接面14b,14cが、一対の物品列WAの境界を対称軸として下方(第2の方向Yにおける外装箱Cに向かう方向)からやや外側に向いた角度を有して2本形成されていることになる。ここで、押出面14aに一対の物品列waの上端が嵌合した場合、当該一対の物品列Waの各々の下端は離間するが、この離間幅は、経験上、5mm乃至10mmであることが好ましい。
一対の挟圧プレート8は、押出プレート14の下方であって、一対の物品列Waの第1の方向Xの延長上において、物品並置領域Sを挟んで相互に対向して配設されている。一対の挟圧プレート8は、進退動作することによって、一対の物品列Waの両端に位置する物品Wの第1の側面Wdを挟圧して、一対の物品列Waを挟圧及び保持するように構成されている。
ここで、物品並置領域Sは、押出プレート14の直下であって、押出プレート14との間に一対の物品列Waを配置できる高さ位置に設定されている、一対の物品列Waが配置できる広さの水平な直方体状の空間である。挟圧プレート8の面積は、一対の物品列Waを挟圧できる大きさを有している。挟圧プレート8の表面は、物品Wの表面や挟圧力との関係より、適度な摩擦抵抗となるように、形状あるいは材質が調整されている。これは、後述するように、一対の物品列Waが押出プレート14によって押されながら前述の摩擦抵抗によって生じる偶力によって好適に回動することが可能なようにするためであり、また、物品Wの表面に傷が生じぬようにするためである。そして、一対の挟圧プレート8は、一対の物品列Waを挟圧可能な位置に進出しかつそこから退避可能なように構成されている。退避時に一対の物品列Waを物品並置領域Sに受け入れるためである。
また、シャッター13、位置決めプレート17、及び押さえプレート18が、一対の挟圧プレート8とともに物品並置領域Sを囲むように配設されている。
位置決めプレート17は、図1及び図2に示すように、物品並置領域Sの、一対の挟圧プレート8の進退方向に平行な側面を画するように配設されている。また、位置決めプレート17の支持構造(図示せず)は、バネ等によって、物品並置領域Sから後方へ後退することが可能となっている。一対の物品列Waの押出時において、一対の物品列Waが回動し接触しても、一対の物品列Waの回動を妨げないようにするためである。
押さえプレート18は、図2に示すように(図1では図示を省略)、物品並置領域Sの、位置決めプレート17が画する側面に対向する側面の上半部に接するように配設されている。押さえプレート18は、その上方に位置する支点(図示せず)を中心に揺動して、物品並置領域Sの側面に接する位置に進出しかつそこから退避することが可能なように構成されている。
シャッター13は、物品並置領域Sの下面を画するように配設されている。シャッター13は、ここでは、水平方向に開閉する一対の可動板13aで構成され、シャッター13の閉止時には、この一対の可動板13aが進出し、一対の物品列Waの下面を支持する水平面を形成し、シャッター13の開放時には一対の可動板13aが退避して物品並置領域Sの下面が開放され、一対の物品列Wa及び押出プレート14が物品並置領域Sの下方に移動できるように構成されている。
案内部材22は、箱詰めに支障がある場合など必要に応じて配設される。一対の物品列Waと外装箱CのフラップF、あるいは外装箱Cの開口部を形成する周壁の上端との接触を防止し、一対の物品列Waが外装箱C内に押し込まれるように、物品並置領域Sの下方に配設される。具体的には、シャッター13閉止時の可動板13aの下面の近傍に位置するように配設されている。また、案内部材22の形状は、一対の外装箱Cの開口部の形状に応じて定められる。例えば、図1に示すように、板部材を屈曲させて全体が逆四角錐台形状を有しその上面が開放されかつその底面が矩形の開口部22aを形成するように形成されている。その開口部22aが水平状態で、物品並置領域Sの真下に位置するように配設されている。開口部22aは、一対の外装箱Cのそれぞれの開口部を合わせた総開口(以下、総開口という)と実質的に同等の大きさである。開口部22aの縁部は、下方内側に傾斜している。換言すれば、案内部材22は、下方に向けて口狭になるように形成されている。そして、案内部材22の開放された矩形の上面の寸法(サイズ)は、一対の外装箱Cの総開口の寸法より縦横とも大きく、開口部22aの寸法は、一対の外装箱Cの総開口の寸法より縦横とも小さくなるように形成されている。これにより、図1及び図2に示すように、外装箱CのフラップFは、案内部材22の外側に位置するように案内され、一対の物品列WaとフラップF、あるいは外装箱Cの開口部を形成する周壁の上端との接触が防止され、確実な箱詰め作業が実現される。
ここで、外装箱Cは、底壁と四辺の側壁で構成される本体Bと、三辺の側壁の上端に形成されたフラップFとで形成されている。フラップFとは、段ボールケース等一般の外装箱Cの開口部を形成する四辺の側壁(周壁)の全てあるいは一部にそれぞれの上端から外方に延設された板状の部材であり、周知のものである。これらフラップFは周壁の上端において内側に屈曲され、外装箱Cの蓋を形成するものである。
外装箱Cは、図1、2に示すように、一対の物品列Waの物品Wの第1の側面Wdに略平行でかつ第1の方向Xに略垂直な第2の方向Yにおいて、一対の物品列Waと一対の外装箱Cの開口部がそれぞれ対向するようにして、2つ並ぶようにリフター15上に載置される。本実施の形態においては、第2の方向Yは略鉛直方向に設定されていて、一対の外装箱Cは、各外装箱Cが開口部を上にしてフラップFを開口部より上方に突出させ、かつ2つの外装箱CがフラップFを有しない周壁Caが互いに接するように並べられている。リフター15は、物品並置領域Sの下方に配設されている。外装箱Cを2つ並べて載置できる広さの水平の盤面を有し、その盤面を昇降させることができるように構成されている。リフター15の昇降範囲は、図2に示すように、外装箱Cの搬出入高さ位置Mと外装箱Cが一対の物品列Waを収容する収容高さ位置Nとの間の高さ範囲である。搬出入高さ位置Mは、上方に位置する物品並置領域Sとの高低差がフラップFの高さを含め外装箱Cの高さ以上となる高さ位置である。外装箱Cの搬出入作業に支障がないようにするためである。収容高さ位置Nは、外装箱Cの上端がシャッター13の下面に近接する高さ位置である。外装箱CがフラップFを有する場合には、フラップFが案内板22の外側に位置するようになる高さ位置である。一対の物品列WaとフラップFとの接触を防止するためである。また、リフター15には、外装箱Cの固定具15aを設けてもよい。リフター15の昇降時や一対の物品列Waの押し込み時などの外力によって外装箱Cが所定の位置から移動しないようにするためである。固定具15aは、クランプや吸引などの一般的な器具を用いることができる。例えば、図2に示すように、一対のL型鋼材によって、一対の外装箱Cを軽く挟圧することによって、一対の外装箱Cを所定の位置に固定してもよい。
次に、このように構成された本実施の形態の押込装置9の概略の動作について説明する。
図2に示すように、押出プレート14は、待機高さ位置Hに位置する。
可動板13aは進出位置に位置し、その可動板13aの上面上の物品並置領域Sに一対の物品列Waが配置される。
リフター15は、搬出入高さ位置Mに位置して、一対の外装箱Cが盤面上に載置される。
そして、リフター15は、収容高さ位置Nまで上昇する。
ここで、案内板22の開口部22aの下端は、一対の外装箱Cの総開口よりも口狭であることから、フラップFは、案内板22の外面に接触し、外面に沿って、案内板22の外側に位置するようになる。
そして、一対の物品列Waは、一対の挟圧プレート8によって挟圧され、押出プレート14は待機高さ位置Hより下降する。
そして、押出プレート14が一対の物品列Waに接触した時点、あるいは接触する直前で、可動板13aが退避する。一対の物品列Waが押出プレート14と接触せずに自由落下することを防止するためである。
なお、可動板13aの退避時期は、一対の物品列Waを支える必要がなくなれば、いつでもよい。したがって、一対の物品列Waが挟圧プレート8によって保持された場合には、押出プレート14や外装箱Cの配置状況によらず退避してよい。
また、一対の物品列Waと押出プレート14との接触時には、一対の物品列Waに大きな力が加わらないように、押出プレート14の下降速度及び加速度を調整することが好ましい。押出プレート14との接触により、物品Wが損傷せぬようにするためである。例えば、押出プレート14を一対の物品列Waと接触した高さ位置で一旦停止させてから、可動板13aを退避させ、押出プレート14を再び下降させてもよい。
また、押出プレート14が一対の物品列Waと接触した後は、挟圧プレート8の挟圧力が、一対の物品列Waと押出プレート14との間で若干の偶力が発生する程度に調整されている。一対の物品列Waが押出プレート14から離れて自由落下することを防止しつつも、一対の物品列Waが、挟圧プレート8との間の摩擦抵抗を受けながら回動して一対の物品列Waの下端間が所定幅離間し、かつ物品Wの表面や外縁に損傷を受けずに、下方に移動して挟圧プレート8間を下方に離脱できるようにするためである。
そして、押出プレート14は押出高さ位置Lまで下降し、一対の物品列Waは一対の外装箱C内にそれぞれ押し込まれる。押出プレート14の下降速度及び加速は、一対の物品列Waの重量及び一対の挟圧プレート8と一対の物品列Waとの摩擦力に応じて、調整されている。
そして、押出プレート14は、待機高さ位置Hまで上昇し、リフター15は、搬出入高さ位置Mまで下降する。
次に、本発明の特徴である一対の物品列Waの離間動作を中心に本実施の形態の押込装置9の動作をより詳しく説明する。
図3は、一対の物品列Waが配置された時の押込装置9の正面図であり、図4は、その側面図である。
一対の物品列Waは、可動板13a上に、位置決めプレート17及び押さえプレート18に支えられて、第1の方向Xに配列されるようにして物品並置領域Sに配置される。
押出プレート14は、押出面14aの一対の当接面14b,14cの延在方向が一対の物品列Waの頂面の延在方向と一致するようにして、待機高さ位置Hに待機する。
リフター15は、一対の外装箱Cを載置して、収容高さ位置Nまで上昇している。一対の外装箱Cは、その開口部が一対の物品列Waの各物品列にそれぞれ対向するようにして載置される。なお、リフター15は、物品列Waを外装箱Cに収容する時点で、収容高さ位置Nに上昇していればよく、必ずしも物品列Wa配置時に収容高さ位置Nまで上昇している必要はない。図5は、一対の物品列Waを挟圧した時の押込装置9の正面図であり、図6は、その側面図である。
一対の物品列Waが物品並置領域Sに配置された後、一対の挟圧プレート8が進出して、一対の物品列Waを挟圧して保持する。そして、可動板13aは物品並置領域Sから退避する。また、押出プレート14は、待機高さ位置Hから下降して、その押出面14aが一対の物品列Waの各々の上端の互いに接している第2の側面We側の部分(ここでは内側端)と接触する。この時点で、前述したように、押出プレート14の昇降動作の速度を落としたり、あるいは一時停止するようにしてもよい。物品列Waと押出面14aとの接触時の衝撃を緩和するためである。
図7は、一対の物品列Waを一対の外装箱C内に押し出した時の押込装置9の正面図であり、図8は、その側面図である。
可動板13aが物品並置領域Sから退避した後、押出面14aは、さらに下降し、押出高さ位置Lまで下降する。前述したように、一対の物品列Waは、互いに接している第2の側面We側が外装箱Cに向けて押し出され、その間に挟圧プレート8との間の摩擦抵抗を受けてその摩擦抵抗力と押圧面14aの押圧力とによる偶力によって各物品列Waは回動する。やがて、一対の物品列Waの外装箱Cに近い端が所定の幅離間した時点で、一対の物品列Waの上端の他方の第2の側面We側、すなわち、一対の物品列Waの縁部側の部分(ここでは外側端)が、押出面14aと接触して一対の物品列Waの回動は停止する。そして、一対の物品列Waは、物品列間に所定の離間幅を生じさせたままの状態で一対の外装箱Cに向け押し出される。このように離間した物品列の下方には、一対の外装箱Cの各々の開口部の周壁Caが位置していることから、一対の物品列Waと外装箱Cの周壁Caとの接触は回避でき、一対の物品列Waを個々の物品列Waに分割して、2つの外装箱Cにそれぞれ押し込むことができる。ここで、各物品列Waの回動により、一対の物品列Waと位置決めプレート17とが接触しても、位置決めプレート17は支持構造により弾性的に退避するので、位置決めプレート17は一対の物品列Waの回動を妨げることはない。
なお、本実施の形態においては、押出プレート14が昇降しているが、押出プレート14が固定され、挟圧された一対の物品列Waが昇降することによっても、本発明に係る押込方法等を実現することができる。
また、シャッター13の代わりに、ターレットなど可動板13aを有する一般的な進退手段を用いてもよい。
[変形例1]
本変形例は、実施の形態1の押出プレート14の構成にかかる変形例である。
図9は、物品列Waの押出時における、本変形例に係る押出プレート14と一対の物品列Waとの接触関係を概略的に示す斜視図である。
図9において、押出プレート14の押出面14aに、各物品列Waについてこれを押圧するための一対の押圧棒14c、14dがそれぞれ配設されている。一対の押圧棒14c、14dは各物品列Waの物品の配列方向に平行に延びるように配設され、かつ内側の押圧棒14cが外側の押圧棒14dより下方に位置するように配設されている。これによって、一対の物品列Waは、各物品列Waの上端の内側端部が押出面14aの押圧棒14cと接触して、各物品列Waが回動する。かかる回動によって、一対の物品列Waの下端が離間し、やがて、その離間幅が所定値になったころで、物品列Wa上端の外側端部が押圧棒14dと接触する。そして、そのままの状態で一対の物品列Waは、押し出され、一対の外装箱Cにそれぞれ押し込まれる。
このような構成としても、図1の構成と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る自動箱詰め装置の要部の構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は平面図である。図11は、本実施の形態に係る自動箱詰め装置の全体構成を概略的に示す正面図である。
図10において、自動箱詰め装置は、導入コンベア3(物品供給装置)と、整列コンベア6(整列装置)と、移送プレート7(移送装置)と、実施の形態1の押込装置9と、外装箱搬入コンベア4(外装箱供給装置)と、外装箱搬出コンベア5とを有している。
導入コンベア3は、箱詰めされる物品Wを整列コンベア6に供給するように配設される。例えば、ベルトコンベアやローラコンベアが用いられている。また、その排出端3aは、無端軌道16の受入位置Rに対向して配設されている。
整列コンベア6は、導入コンベア3から供給される複数の物品Wを受け入れて整列させるように構成されている。具体的には、複数のベルト群を有する無端軌道16と、無端軌道16の搬送面に取り付けられた複数枚のフィン10とを有している。
複数枚のフィン10は、搬送方向に所定の間隔で、すなわち所定のギャップ部11をおいて、相互に平行に取り付けられ、フィン群10aを形成している。フィン10は、図10(b)に示すように、物品Wが並列して受け入れる広さを有している。ギャップ部11は、物品Wに応じて、1つの物品Wが収容されうる間隔に調整されている。また、フィン群10aを形成するフィン10の枚数は、物品Wが外装箱Cの容量分となるよう調整されている。
無端軌道16は、複数のベルト群を異なる駆動装置(図示せず)によって互いに独立して循環駆動させると、複数のフィン群10aを構成することができ、物品列Waの搬送容量を増大させることができる。例えば、図10においては、無端軌道16は、それぞれ2つのベルトからなる第一のベルト群16a及び第二のベルト群16bを有している。第一のベルト群16a及び第二のベルト群16bに取り付けられたフィン10は、それぞれフィン群10aを構成している。これによって、第一のベルト群16aのフィン群10aが停止して、物品Wを押込装置9へ移送している時にも、第二のベルト群16bは独立して循環駆動されて、受入位置Rにおいて物品Wを受け入れることができる。
移送プレート7は、整列コンベア6によって整列された一対の物品列Waを整列コンベア6から押込装置9の物品並置領域Sに移送するように構成されている。
押込装置9は、実施の形態1に記載のとおりである。押込装置9は、位置決めプレート17が、移送プレート7に対向するように配設される。具体的には、同じ高さ位置において、移送プレート7によって移動される一対の物品列Waの側面を受け止めるように配設されている。
外装箱搬入コンベア4(外装箱供給装置)は、一対の外装箱Cをリフター15上に搬入するように配設される。例えば、ベルトコンベアやローラコンベアが用いられている。また、一対の外装箱Cは、その開口部が一対の物品列Waの物品列にそれぞれ対向する向きに配置されて供給される。リフター15上に適切に載置されるようにするためである。
外装箱搬出コンベア5(外装箱搬出装置)は、一対の外装箱Cをリフター15上から搬出するように構成されている。例えば、ベルトコンベアやローラコンベアが用いられている。
次に、このように構成された自動箱詰め装置の動作について説明する。
図10(a),(b)において、物品Wは、2個ずつ横一列に並べた状態で導入コンベア3より、整列コンベア6に供給される。物品Wを2個ずつギャップ部11に順次投入し、2列に整列させるためである。
物品Wは、2個ずつ、導入コンベア3の排出端3aから落下し、整列コンベア6は一ギャップずつ移動しつつ各ギャップ部11に物品Wを2個ずつ受け入れる。無端軌道16は、その下側の復路から上側の往路へ至るスプロケット6aの部分では、無端軌道16が円弧状になり、ギャップ部11は放射状に広がる。このため、整列コンベア6のこの部分が導入コンベア3から物品Wを受け入れる受入位置Rとなる。
全てのギャップ部11に物品Wが入ると、整列コンベア6は一気に移送位置Tまで移動する。
ここで、移送位置Tは、無端軌道6が水平状態にあってフィン10が直立する往路に位置しており、移送プレート7が各ギャップ部11の物品Wをまとめて無端軌道16から移動するための位置である。
移送位置Tでは、移送プレート7が整列コンベア6を横切るように水平に移動してギャップ部11から移送位置Tに位置する全物品W(すなわち一対の物品列Wa)を移動させる。移送プレート7にはフィン10が通過しうるスリット12が形成されている。物品Wは整列状態のまま移送プレート7によって押込装置9へ移送される。移送プレート7によって側面を押し出されてきた物品Wが、移送プレート7と対向するようにして配設される位置決めプレート17に受け止められることによって、所定の整列方向に一対の物品列Waを載置することができる。
外装箱Cは、一対にして外装箱搬入コンベア4より、リフター15に供給され、リフター15上では、実施の形態1において述べたように配置される。
押込装置9は、実施の形態1において述べたような動作により、一対の物品列Waを分割して、一対の外装箱Cに箱詰めする。
一対の物品列Waが箱詰めされた一対の外装箱Cは、リフター15が搬出入高さ位置Mまで降下し、外装箱搬出コンベア5より搬出される。
これらの動作は、図11に示すように、駆動装置を制御装置30によって制御することによって実現することができる。押込装置9の動作は、挟圧プレート8の進退駆動装置8b、シャッター13の開閉駆動装置13b、押出プレート14の昇降駆動装置14b、及びリフター15の昇降駆動装置15bに、位置制御を容易に行うことができる駆動装置を用いて、制御装置30によって制御することができる。このような駆動装置として、例えば、サーボモータを用いることができる。
また、導入コンベア3、整列コンベア6及び移送プレート7、外装箱搬入コンベア4、外装箱搬出コンベア5についても、それぞれの一般的な駆動装置を用いて、押込装置9の動作に応じた制御を制御装置30によって実現することができる。
本発明の押込方法は、複数の物品を、一度に2つの外装箱に押し込む箱詰め方法に用いる押込方法として有用である。
本発明の押込装置は、複数の物品を、一度に2つの外装箱に押し込む箱詰装置に用いる押込装置として有用である。
本発明の自動箱詰め装置は、複数の物品を、一度に2つの外装箱に押し込む自動箱詰装置として有用である。
本発明の実施の形態1にかかる押込装置の構成を概略的に示す斜視図及び案内部材と外装箱との配設関係を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる押込装置を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1にかかる押込装置に一対の物品列が配置された時の押込装置の正面図である。 本発明の実施の形態1にかかる押込装置に一対の物品列が配置された時の押込装置の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る押込装置が一対の物品列を挟圧した時の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る押込装置が一対の物品列を挟圧した時の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る押込装置が一対の物品列を一対の外装箱内に押し出した時の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る押込装置が一対の物品列を一対の外装箱内に押し出した時の側面図である。 物品列の押出時における、本発明の変形例1にかかる押出プレート14と一対の物品列Waとの接触関係を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る押込装置を用いた自動箱詰め装置の構成を概略的に示す正面図(a)と平面図(b)である。 本発明の実施の形態2に係る押込装置を用いた自動箱詰め装置を概略的に示す正面図である。
符号の説明
3 導入コンベア
3a 搬出端
4 外装箱搬入コンベア
5 外装箱搬出コンベア
6 整列コンベア
6a スプロケット
7 移送プレート
8 挟圧プレート
8b 進退駆動装置
9 押込装置
10 フィン
10a フィン群
11 ギャップ部
12 スリット
13 シャッター
13a 可動板
13b 開閉駆動装置
14 押出プレート
14a 押出面
14b 昇降駆動装置
14c 押圧棒
14d 押圧棒
15 リフター
15b 昇降駆動装置
16 無端軌道
16a、16b ベルト群
17 位置決めプレート
18 押さえプレート
22 案内板
22a 開口部
30 制御装置
104 押出プレート
B 本体
C 外装箱
Ca 周壁
F フラップ
H 待機高さ位置
L 押出高さ位置
M 搬出入高さ位置
N 収容高さ位置
R 受入位置
S 物品並置領域
T 移送位置
W 物品
Wa 物品列
Wb 本体
Wc タブ
Wd 第1の側面
We 第2の側面
X 第1の方向
Y 第2の方向

Claims (18)

  1. 互いに対向する一対の第1の側面と前記一対の第1の側面の対向方向に略垂直な方向において互いに対向する一対の第2の側面とを有する物品を、外装箱に入れる押込方法であって、
    1以上の前記物品が互いに前記第1の側面が接するように配列されて物品列を形成しかつ各物品列を構成する各物品の前記第2の側面が互いに接するように前記物品列が第1の方向に並べられて一対の物品列を形成するように物品並置手段によって前記物品を並べる物品並置工程と、
    前記並べられた物品の前記第1の側面に略平行でかつ前記第1の方向に略垂直な第2の方向において、前記一対の物品列に開口部がそれぞれ対向するように一対の前記外装箱を外装箱並置手段によって並べる外装箱並置工程と、
    互いに対向する一対の挟圧面を有する挟圧手段によって、前記一対の物品列の両端に位置する物品の前記第1の側面を前記一対の挟圧面により挟圧して前記一対の物品列を保持する挟圧工程と、
    前記挟圧された一対の物品列を押出手段によって前記第2の方向において前記一対の外装箱に向け押し出す押出工程と、を有し、
    前記一対の物品列が、前記押出手段による押し出しにより前記挟圧手段の挟圧面を摺動しながら回動して該一対の物品列の少なくとも前記外装箱に近い側の端が離間し、それにより、前記一対の外装箱にそれぞれ押し込まれる、押込方法。
  2. 前記一対の外装箱は、各々の前記開口部を形成する周壁の上端のうち、互いに隣り合う部分には、フラップを有していない、請求項1に記載の押込方法。
  3. 前記押出手段は押出部材を有し、該押出部材が、前記一対の物品列の各々の前記外装箱から遠い側の端の互いに接している前記第2の側面側の部分に接触して前記一対の物品列を押し出しながら回動させ、該一対の物品列の前記外装箱に近い端が所定幅離間した時点で、前記一対の物品列の各々の前記外装箱から遠い端の他方の前記第2の側面側の部分にも接触するようにして、前記一対の物品列を前記一対の外装箱に向け押し出す、請求項2に記載の押込方法。
  4. 前記物品列が離間する所定幅は、5mm乃至10mmである、請求項3に記載の押込方法。
  5. 前記第1の方向が略水平方向であり、前記第2の方向が略鉛直下方である、請求項3に記載の押込方法。
  6. 前記物品並置手段は、進退部材を有し、かつ前記進退部材を前記一対の物品列の押し出し経路上に進出させて該進退部材上に前記一対の物品列を形成し、
    前記押出手段は、該進退部材上に形成された一対の物品列を前記挟圧面によって挟圧及び保持し、
    その後、前記物品並置手段は、前記進退部材を前記一対の物品の押し出し経路上から退避させ、
    その後、前記押出手段が、前記挟圧及び保持された一対の物品列を押し出す、請求項5に記載の押込方法。
  7. 前記物品は直方体状の本体の上面に上端が円弧形状となっているタブを有する小箱カートンである、請求項1に記載の押込方法。
  8. 前記物品列が1つの前記物品で構成され、
    前記物品並置工程において、前記物品並置手段により、前記一対の物品列として、一対の前記物品を各々の前記第2の側面が互いに接するように第1の方向に並べ、
    前記外装箱並置工程において、前記外装箱並置手段により、前記第2の方向において、前記一対の物品に開口部がそれぞれ対向するように一対の前記外装箱を並べ、
    前記挟圧工程において、前記挟圧手段により、前記一対の物品の第1の側面を前記一対の挟圧面によって挟圧及び保持し、
    前記押出工程において、前記押出手段により、前記挟圧及び保持された一対の物品を前記第2の方向において前記一対の外装箱に向け押し、
    前記一対の物品が、前記押出手段による押し出しにより前記挟圧手段の挟圧面を摺動しながら回動して該一対の物品の少なくとも前記外装箱に近い端が離間し、それにより、前記一対の外装箱にそれぞれ押し込まれる、請求項1に記載の押込方法。
  9. 互いに対向する一対の第1の側面と前記一対の第1の側面の対向方向に略垂直な方向において互いに対向する一対の第2の側面とを有する物品を、外装箱に入れる押込装置であって、
    1以上の前記物品が互いに前記第1の側面が接するように配列されて物品列を形成しかつ各物品列を構成する各物品の前記第2の側面が互いに接するように前記物品列が第1の方向に並べられて一対の物品列を形成するように前記物品を並べる物品並置手段と、
    前記並べられた物品の前記第1の側面に略平行でかつ前記第1の方向に略垂直な第2の方向において、前記一対の物品列に開口部がそれぞれ対向するように一対の前記外装箱を並べる外装箱並置手段と、
    互いに対向する一対の挟圧面を有し、前記一対の物品列の両端に位置する物品の前記第1の側面を前記一対の挟圧面により挟圧して前記一対の物品列を保持する挟圧手段と、
    前記挟圧された一対の物品列を前記第2の方向において前記一対の外装箱に向け押し出す押出手段と、を備え、
    前記一対の物品列が、前記押出手段による押し出しにより前記挟圧手段の挟持面を摺動しながら回動して該一対の物品列の少なくとも前記外装箱に近い側の端が離間し、それにより、前記一対の外装箱にそれぞれ押し込まれるように構成されている、押込装置。
  10. 前記一対の外装箱は、各々の前記開口部を形成する周壁の上端のうち、互いに隣り合う部分には、フラップを有していない、請求項9に記載の押込装置。
  11. 前記押出手段は押出部材を有し、該押出部材が、前記一対の物品列の各々の前記外装箱から遠い側の端の互いに接している前記第2の側面側の部分に接触して前記一対の物品列を押し出しながら回動させ、該一対の物品列の前記外装箱に近い端が所定幅離間した時点で、前記一対の物品列の各々の前記外装箱から遠い端の他方の前記第2の側面側の部分にも接触するようにして、前記一対の物品列を前記一対の外装箱に向け押し出す、請求項10に記載の押込装置。
  12. 前記物品列が離間する所定幅は、5mm乃至10mmである請求項11に記載の押込装置。
  13. 前記第1の方向が略水平方向であり、前記第2の方向が略鉛直下方である請求項11に記載の押込装置。
  14. 前記物品並置手段は、進退部材を有し、かつ前記進退部材を前記一対の物品列の押し出し経路上に進出させて該進退部材上に前記一対の物品列を形成し、
    前記押出手段は、該進退部材上に形成された一対の物品列を前記挟圧面によって挟圧及び保持し、
    その後、前記物品並置手段は、前記進退部材を前記一対の物品の押し出し経路上から退避させ、
    その後、前記押出手段が、前記挟圧及び保持された一対の物品列を押し出す、請求項13に記載の押込装置。
  15. 前記物品は直方体状の本体の上面に上端が円弧形状となっているタブを有する小箱カートンである、請求項9に記載の押込装置。
  16. 前記物品列が1つの前記物品で構成され、
    前記物品並置手段は、前記一対の物品列として、一対の前記物品を各々の前記第2の側面が互いに接するように第1の方向に並べ、
    前記外装箱並置手段は、前記第2の方向において、前記一対の物品に開口部がそれぞれ対向するように一対の前記外装箱を並べ、
    前記挟圧手段は、前記一対の物品の第1の側面を前記一対の挟圧面によって挟圧及び保持し、
    前記押出手段は、前記挟圧及び保持された一対の物品を前記第2の方向において前記一対の外装箱に向け押し、
    前記一対の物品が、前記押出手段による押し出しにより前記挟圧手段の挟持面を摺動しながら回動して該一対の物品の少なくとも前記外装箱に近い端が離間し、それにより、前記一対の外装箱にそれぞれ押し込まれるように構成されている、請求項9に記載の押込装置。
  17. 請求項9に記載の押込装置と、前記押込装置にて処理される前記物品を順次供給する物品供給装置と、前記押込装置にて使用される前記外装箱を順次供給する外装箱供給装置と、前記外装箱を順次搬出する外装箱搬出装置とを備え、
    前記押込装置の物品並置手段が前記物品供給装置から順次供給される物品を順次並べ、前記押込装置の前記外装箱並置手段が前記外装箱供給装置から順次供給される外装箱を順次並べ、前記物品が入れられた外装箱を順次搬出する、自動箱詰め装置。
  18. 前記物品並置手段は、前記供給装置から供給される前記物品を順次前記一対の物品列を形成するよう整列させる整列装置と、前記整列装置によって整列された一対の列を前記挟圧手段の一対の挟圧面によって挟圧される位置に移送する移送装置とを有する、請求項17に記載の自動箱詰め装置。
JP2003414294A 2003-12-12 2003-12-12 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置 Expired - Fee Related JP4440618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003414294A JP4440618B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003414294A JP4440618B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005170465A JP2005170465A (ja) 2005-06-30
JP4440618B2 true JP4440618B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34734133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003414294A Expired - Fee Related JP4440618B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4440618B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230662A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Kao Corp 集積物品のケース投入装置
JP2008230661A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Kao Corp 枕状包装袋の把持装置
CN104691819A (zh) * 2015-02-10 2015-06-10 吴中经济技术开发区越溪斯特拉机械厂 一种自动遥控器打包机的电池推送机构

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5046591B2 (ja) * 2006-09-07 2012-10-10 大和製衡株式会社 箱詰め装置
JP5046632B2 (ja) * 2006-12-12 2012-10-10 大和製衡株式会社 箱詰め装置
JP5207223B2 (ja) * 2007-05-14 2013-06-12 株式会社インターパック 商品の自動段積包装装置
JP5332053B2 (ja) * 2007-07-05 2013-11-06 株式会社インターパック チューブ状軟体商品の自動集積箱詰装置
JP5774324B2 (ja) * 2011-02-10 2015-09-09 大和製衡株式会社 箱詰め装置
JP6043509B2 (ja) * 2012-06-04 2016-12-14 株式会社京都製作所 箱詰め装置
CN113173294A (zh) * 2021-04-29 2021-07-27 佛山市松川机械设备有限公司 一种自动装盒设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230662A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Kao Corp 集積物品のケース投入装置
JP2008230661A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Kao Corp 枕状包装袋の把持装置
CN104691819A (zh) * 2015-02-10 2015-06-10 吴中经济技术开发区越溪斯特拉机械厂 一种自动遥控器打包机的电池推送机构
CN104691819B (zh) * 2015-02-10 2016-06-22 吴中经济技术开发区越溪斯特拉机械厂 一种自动遥控器打包机的电池推送机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005170465A (ja) 2005-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10202212B2 (en) Method and apparatus for boxing rectangular articles
JP4440618B2 (ja) 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置
JP2008050043A (ja) 手袋包装方法、及び手袋包装装置
JP4316938B2 (ja) 自動箱詰め装置およびその物品押し込み装置
US5183380A (en) Apparatus including an endless pocket conveyor for automatically transferring stacks of packaging blanks to a blank magazine of a packaging machine
JP4477938B2 (ja) 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置
JP5901898B2 (ja) 容器の包装装置
JPH08183517A (ja) 箱詰装置
JP4570901B2 (ja) 挿入装置及び自動箱詰め装置
JP4255320B2 (ja) 自動箱詰め装置およびその押し込み装置
JP4236736B2 (ja) 箱詰め方法及び箱詰め装置
US4887350A (en) Handling apparatus and methods
US6612100B1 (en) Sheet package production system
JP2002249225A (ja) ワークの段積み装置及びその装置を用いた段積み方法
JP4443303B2 (ja) 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置
IT9003545A1 (it) Dispositivo per il trasferimento di tavolette, in particolare blister, da una linea di trasporto delle stesse tavolette ad un magazzino, e viceversa.
JP2012166788A (ja) 箱詰め装置
JP3483655B2 (ja) 箱の押上段積み装置
JP7401060B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
JP4318968B2 (ja) 箱詰め装置
JP5046591B2 (ja) 箱詰め装置
JP3818214B2 (ja) 紙片供給装置
JPH04339705A (ja) 箱詰め装置
EP3519332B1 (en) Apparatus and method to move mobile support elements between two work stations
JP2017159925A (ja) ロール紙積段装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100107

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4440618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees