JP4477938B2 - 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置 - Google Patents

挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4477938B2
JP4477938B2 JP2004154892A JP2004154892A JP4477938B2 JP 4477938 B2 JP4477938 B2 JP 4477938B2 JP 2004154892 A JP2004154892 A JP 2004154892A JP 2004154892 A JP2004154892 A JP 2004154892A JP 4477938 B2 JP4477938 B2 JP 4477938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
clamping
row
article row
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004154892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005335734A (ja
Inventor
文彦 竹本
直弘 有本
康成 森井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Scale Co Ltd filed Critical Yamato Scale Co Ltd
Priority to JP2004154892A priority Critical patent/JP4477938B2/ja
Publication of JP2005335734A publication Critical patent/JP2005335734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4477938B2 publication Critical patent/JP4477938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)

Description

本発明は、挿入装置及び挿入装置の挿入方法並びに挿入装置を用いた自動箱詰め装置に関する。さらに詳しくは、挟圧されている物品列を開口した外装箱内へ押し出して挿入する挿入装置及びその挿入装置の挿入方法並びにその挿入装置を用いた自動箱詰め装置に関する。
挟圧されている物品列を開口した外装箱内へ押し出して挿入する挿入装置及びその挿入装置の挿入方法並びにその挿入装置を用いた自動箱詰め装置は、既に知られている。
具体的には、可動板上に配置された物品列が一対の挟圧プレートによって左右方向から挟み込まれて保持される。そして、可動板が撤去され、物品列の外形と略適合して接触するように構成された押出部材が上方より物品列に接触し、さらに押出部材が下降し、物品列は挟圧プレート間から下方に押し出される。物品列の下方には、上方に開口部を向けた外装箱が配置されていて、物品列が外装箱に挿入される(特許文献1参照)。
特開2002−19707号公報。
ところで、押出部材が物品列を外装箱に押し出すには、物品列の全物品に接して押し出すようにする必要がある。これは、押出部材に接触しない物品は、押し出しの力を受けないので、押し出しの力を受ける隣接する物品と滑りを生じ、物品列から離脱するおそれがあり、さらには、物品の離脱により物品列への挟圧力が失せるので、物品列が崩壊するおそれがあるからである。しかし、従来の挿入装置においては、このような課題の解決がなされていなかった。
特に、薄い板状の物品が並置されて構成された物品列、あるいは周縁部が板状の物品、例えば、タブを有するカートンが並置されて構成された物品列においては、物品列の全物品のタブを確実に押出部材によって押し出すように構成する必要があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、挟圧されている物品列を開口した外装箱内へ押し出して挿入する挿入装置及びその挿入装置の挿入方法並びにその挿入装置を用いた自動箱詰め装置において、物品列の全物品を確実に押し出すことができる装置及び挿入方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る挿入装置は、開口部を形成する周壁先端にフラップが延設された開口状態の外装箱が前記開口部を所定の方向に向けて載置される載置部材と、前記所定の方向において前記外装箱の開口部と対応するようにして物品列が配置される所定の領域の少なくとも一部を区画するように配置されている物品配列部材と、互いに対向する第1の挟圧具と第2の挟圧具とを有して前記所定の領域において前記物品列の両端を前記所定の方向とは垂直の方向から前記第1の挟圧具と前記第2の挟圧具とにより挟圧して前記物品列を保持する挟圧手段と、前記所定の方向において前記載置部材に対し離隔した載置位置と接近した挿入位置とに前記物品列を挟圧している前記挟圧手段が位置するよう前記挟圧手段と前記載置部材とを相対的に接近及び離隔させる移動手段と、前記挟圧された物品列に接触して前記第1及び第2の挟圧具間の該物品列を前記所定の方向から押し出して前記挿入位置の前記載置部材に載置された前記外装箱内に前記物品列を押し出して進出しかつ退却するよう押出部材を進退させる挿入手段とを備え、前記押出部材には、前記物品列との接触部分の前記第1の挟圧具側の端部において前記押出方向にストッパ部材が突設されていて、前記外装箱が載置された前記載置部材が前記移動手段によって前記挿入位置に位置させられ、かつ、前記物品列が前記挟圧手段によって挟圧されて保持され、該挟圧時において、前記第1の挟圧具が前記物品列と接触して第1の所定の位置に進出した後、前記押出部材が前記物品列と接触するまで接近して暫時停止し、その後、前記第2の挟圧具が前記物品列と接触して第2の所定の位置に進出するとともに、前記第1の挟圧具が前記第1の所定の位置から前記物品列が前記ストッパ部材と接触するまで退却して前記物品列が挟圧され、その後、前記挿入手段によって前記物品列が前記外装箱に挿入され、かつ前記移動手段によって前記載置部材が前記一対の挟圧具に相対的に離隔されて前記載置位置に位置させられる。このように構成すると、ストッパ部材によって物品列の物品が押出部材との接触から離脱することを防止することができるので、物品列の全物品を確実に押し出すことができる。
本発明に係る挿入装置の挿入方法は、載置部材と、物品配列部材と、互いに対向する第1の挟圧具と第2の挟圧具とを有する挟圧手段と、移動手段と、押出部材を有する挿入手段とを備え、開口部を形成する周壁先端にフラップが延設された開口状態の外装箱を、前記開口部を所定の方向に向けて前記載置部材に載置する載置ステップと、前記所定の方向において前記外装箱の開口部と対応するようにして物品列が配置される所定の領域の少なくとも一部を区画するように配置されている前記物品配列部材に物品列を配置する物品配列ステップと、前記所定の領域において前記物品列の両端を前記所定の方向とは垂直の方向から前記第1の挟圧具と前記第2の挟圧具とにより挟圧して前記物品列を保持する挟圧ステップと、前記移動手段によって、前記所定の方向において前記載置部材に対し離隔した載置位置と接近した挿入位置とに前記物品列を挟圧している前記挟圧手段が位置するよう前記挟圧手段と前記載置部材とを相対的に接近及び離隔させる移動ステップと、前記挟圧された物品列に接触して前記第1及び第2の挟圧具間の該物品列を前記所定の方向から押し出して前記挿入位置の前記載置部材に載置された前記外装箱内に前記物品列を押し出して前記押出部材を進出させかつ退却させる押出ステップとによって構成される挿入装置の挿入方法であって、前記押出部材には、前記物品列との接触部分の前記第1の挟圧具側の端部において前記押出方向にストッパ部材が突設されていて、前記移動ステップにおいて前記外装箱が載置された前記載置部材を前記挿入位置に位置させ、かつ、前記挟圧ステップにおいて前記物品列を挟圧して保持し、該挟圧時において、前記第1の挟圧具を前記物品列と接触して第1の所定の位置に進出した後、前記押出部材が前記物品列と接触するまで接近して暫時停止し、その後、前記第2の挟圧具が前記物品列と接触して第2の所定の位置に進出するとともに、前記第1の挟圧具が前記第1の所定の位置から前記物品列が前記ストッパ部材と接触するまで退却して前記物品列を挟圧し、その後、前記押出ステップにおいて前記物品列を前記外装箱に挿入し、かつ前記移動ステップにおいて前記載置部材を前記一対の挟圧具に相対的に離隔して前記載置位置に位置させる。このように構成すると、物品列は止め板に接触するように押し込まれて挟圧保持されるので、物品列全体が確実に押出部材と接触するようになり、挟圧された物品列の全物品を確実に押し出すことが可能となる。
また、本発明に係る挿入装置及び挿入装置の挿入方法において、前記挟圧手段は、前記一対の挟圧具をサーボモータにより駆動し、前記挟圧時において、前記第1の挟圧具を前記物品列と接触後前記第1の所定の位置で一旦停止させ、かつ前記第2の挟圧具と前記物品列との接触時において前記物品列が前記ストッパ部材と接触するまで退却させて、前記第2の挟圧具が前記第2の所定の位置に位置するように動作する。このように構成すると、物品列の挟圧位置を正確に制御できるので、挟圧された物品列の全物品をさらに確実に押し出すことが可能となる。
また、本発明に係る挿入装置及び挿入装置の挿入方法において、前記第2の所定の位置は、前記第2の挟圧具の駆動装置が所定のトルクに達し、所定の挟圧力が前記物品列に加えられる位置である。このように構成すると、挟圧力を確実に設定できるので、物品列をより確実に挟圧することができ、挟圧された物品列の全物品をさらに確実に押し出すことが可能となる。
また、本発明に係る挿入装置及び挿入装置の挿入方法において、前記挟圧時における前記第1の挟圧具、前記第2の挟圧具及び前記押出部材の動作は、前記第1の挟圧具、前記第2の挟圧具及び前記押出部材それぞれの、動作開始時期、駆動速度、あるいは加減速の少なくともいずれかの調整によって実現される。このように構成すると挟圧時の動作を略自動的に実現することができる。
また、本発明に係る挿入装置及び挿入装置の挿入方法において、前記挟圧時において、前記第1の挟圧具の駆動速度が前記第2の挟圧具の駆動速度よりも速い。このように構成すると、挟圧時の動作を略自動的に実現することができる。
また、本発明に係る挿入装置及び挿入装置の挿入方法において、前記挟圧手段は、前記第1の挟圧具及び前記第2の挟圧具の背後に弾性支持体を有し、前記第1の挟圧具の弾性支持体のバネ定数が前記第2の挟圧具の弾性支持体のバネ定数よりも小さい。このように構成すると、挟圧時の物品列の配置位置の移動を略自動的に実現することができる。
また、本発明に係る挿入装置及び挿入装置の挿入方法において、前記ストッパ部材は、前記挟圧方向に実質的に垂直な面内において前記押出部材の押出方向に延びる薄肉板状体である。このように構成すると、面部によって、物品の離脱を防止することになるので、種々の形状の物品に対して押出部材からの離脱を防止することができ、押出部材の汎用性が向上する。
また、本発明に係る挿入装置及び挿入装置の挿入方法において、前記所定の方向は鉛直方向であって、前記物品配列部材は可動板を有して構成され、前記物品列は該可動板上に載置され、前記物品列の挟圧後に前記可動板が退避する。このように構成すると、物品列の外装箱への挿入に重力落下を利用することができると共に、物品列の挟圧後、直ちに押出部材によって押し下げることができるので、挿入装置の構造を簡素化することができる。
本発明に係る自動箱詰め装置は、請求項1に記載の挿入装置と、物品を第1の位置に順次供給する物品供給装置と、前記第1の位置において前記物品を順次受け取り、前記物品を順次、第2の位置に整列させる物品整列装置と、前記第2の位置に整列した物品列を前記挿入装置の所定の領域に供給する物品列移設装置と、前記挿入装置の載置部材に外装箱を載置する外装箱供給装置と、前記挿入装置の前記載置部材から前記物品列が挿入された外装箱を搬出する外装箱搬出装置と、前記物品供給装置、前記物品整列装置、前記物品列移設装置、前記挿入装置、前記外装箱供給装置及び前記外装箱搬出装置の動作を制御する制御装置とを有する。このように構成すると、物品及び外装箱が自動制御で挿入装置に搬入され、挿入装置から搬出されるので、物品列を確実に押し出して箱詰めする自動箱詰め装置が可能となる。
以上のように、本発明は、挟圧されている物品列を開口した外装箱内へ押し出して挿入する挿入装置及びその挿入装置の挿入方法並びにその挿入装置を用いた自動箱詰め装置において、物品列の全物品を確実に押し出すことができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る挿入装置及び物品の構成並びに案内部材と外装箱との配設関係を概略的に示す斜視図である。
図1において、挿入装置9は、載置部材15と、一対の可動板13,13と、第1の挟圧プレート8a(第1の挟圧具)と、第2の挟圧プレート8b(第2の挟圧具)と、位置決めプレート17と、押さえプレート18と、押出部材14とを有している。
載置部材15は、一対の可動板13,13を間にして押出部材14とは反対側、ここでは下方に配設されている。載置部材15は外装箱Cを載置できる広さの盤等の台座で構成され、押出部材14に対して進退する進退駆動装置15b(移動手段)によって支持されている。ここでは、進退駆動装置15bは、載置部材15の下方に配設された軸体をアクチュエータ、サーボモータ等によって昇降可能なように構成されている。これによって、外装箱Cと一対の可動板13,13との間を接近及び離隔することが可能となるので、外装箱Cの配置作業を容易とすることができる。
また、載置部材15には、外装箱Cの固定具15aを設けてもよい。これによって、物品列Waの挿入時における外装箱Cの位置ズレを防止することができる。固定具15aには、クランプや吸引具などの一般的な器具が用いられる。ここでは、固定具15aとして一対のL型部材が設けられ、それによって一対の外装箱Cが軽く挟圧され、外装箱Cが所定の位置に固定されるように構成されている。
一対の可動板13、13は、押出部材14と載置部材15との間において載置部材15の進退方向に垂直な面内において進退するように配設され、物品配列領域Sの底部において当接及び離間することによって、シャッタを構成している。一対の可動板13,13の開閉は、アクチュエータ等の公知の駆動機構をサーボモータ等の公知の駆動装置によって駆動させることによって行われる(図10参照。開閉駆動装置13b)。そして、一対の可動板13、13の開放時には、物品配列領域Sの底部が開放され、物品列Waが押出部材14によって物品配列領域Sから押し出されるように構成されている。なお、ここでは、図1に示すように、一対の可動板13は、対向する縁部から垂直下方に延出する案内部材13aを有している。これにより、フラップFが物品配列領域Sと載置部材15に載置された外装箱Cとの間の領域に進出することを防止することができる。フラップFとは、図1に示すように、段ボールケース等一般の外装箱Cの開口部を形成する四辺の側壁(周壁)Bの全てあるいは一部にそれぞれの上端から外方に延設された板状の部材であり(ここでは、全ての側壁に延設されている)、側壁Bの上端において内側に屈曲され、外装箱Cの蓋を形成するものである。
ここで、物品配列領域S(所定の領域)は、一対の可動板13,13と押出部材14との間に物品Wを並置して物品列Waを形成することができるように形成されている。物品列Waの整列方向は押出部材14の進退方向に対し垂直となるように設定されている。具体的には、物品配列領域Sは、物品配列部材19、すなわち、一対の可動板13,13、第1の挟圧プレート8a(第1の挟圧具)、第2の挟圧プレート8b(第2の挟圧具)、位置決めプレート17、及び押さえプレート18によって区画される直方体状の空間である。
一対の挟圧プレート8a、8bは、物品配列領域Sの物品列Waの側面を挟むように相互に対向して配設されている。一対の挟圧プレート8a,8bは、進退動作することによって、物品列Waの側面を挟圧して、物品列Waを挟圧及び暫時保持可能なように進退駆動装置8e,8fによって支持されている。ここでは、進退駆動装置8e,8fは、挟圧プレート8a、8bを退避方向から軸体で支持し、その軸体をアクチュエータ、サーボモータ等の駆動装置によって進退可能なように構成されている。一対の挟圧プレート8a,8b及び進退駆動装置8e,8fによって挟圧手段が構成されている。
また、ここでは、一対の挟圧プレート8a、8bはプレートの内側の主面(以下、内面という)で物品列Waを挟圧するように構成されている。これによって、挟圧時には広い面積で挟圧力を加えることができるので、集中した応力によって物品Wの表面が損傷することを防止することができる。また、各挟圧プレート8a,8bの押出部材14側の縁部が斜めにカットされたように形成されている。ここでは、縁部全部が斜めにカットたように形成されている。これにより、押出部材14が物品列Waを押し出しながら、挟圧プレート8a,8b間を通過する際に、押出部材14そのもの、あるいは止め板14aが挟圧プレート8a、8bと接触しても、挟圧プレート8a,8bは、退去方向への応力を受けることになるので、挟圧プレート8a,8bと押出部材14との接触が膠着状態に陥ることを防止することができる。
また、第1の挟圧プレート8a及び第2の挟圧プレート8bの進退駆動装置8e,8fはそれぞれ独立している。これによって、第1の挟圧プレート8a及び第2の挟圧プレート8bの動作時期、速度、加速度等動作を独立して調整することができる。
また、ここでは、挟圧手段は、一対の挟圧プレート8a,8b、弾性支持体8c、8d及び進退駆動装置8e,8fによって構成されている。すなわち、一対の挟圧プレート8a,8bの背後には、弾性支持体8c,8dが設置され、第1の挟圧プレート8aの弾性支持体8cのバネ定数が第2の挟圧プレート8bの弾性支持体8dのバネ定数よりも小さいように構成されている。ここでは、弾性支持体8cのバネ定数が200gf/mm、弾性支持体8dのバネ定数が1,000gf/mmに設定されている。すなわち、挟圧プレート8a,8bは、進退駆動装置8e、8fの軸体に擦り動くようにして挿入された棒状体と、スプリングバネとを用いた一般的なダンパー構造からなる弾性支持体8c、8dを介して進退駆動装置8e,8fの軸体にそれぞれ支持されている。
位置決めプレート17は、物品配列領域Sの、物品列Waの配列方向側面を支持するように配設されている。
押さえプレート18は、物品配列領域Sの物品列Waを間にして、位置決めプレート17とは反対側から物品列Waの側面を支持するように配設されている。押さえプレート18は、物品配列領域Sの側面に接する位置に進出しかつそこから退避することが可能なように構成されている。これによって、押さえプレート18を退避させておいて、物品列Waを物品配列領域Sに配置することができる。ここでは、押さえプレート18はその上端を通る水平な軸の周りに揺動して、退避可能なように構成されている。
押出部材14は、物品配列領域Sに配置されている物品列Waを載置部材15に載置された外装箱C内へ押し出すように構成されている。したがって、押出部材14の物品列Waとの接触部は、押出時において物品列Waを一定方向に押し出すことができるような形状に加工されている。例えば、物品Wの板状周縁部Wcを包絡して形成される物品列Waの周縁部の形状とほぼ同じ形状に加工されている。また、押出部材14は、載置部材15に対して進退可能なように進退駆動装置14bによって支持されている。ここでは、進退駆動装置14bは、押出部材14を背後、すなわち、ここでは上方から軸体で支持し、その軸体をアクチュエータ、サーボモータ等の駆動装置によって昇降可能なように構成されている。押出部材14及び進退駆動装置14bによって挿入手段が構成されている。
また、押出部材14の第1の挟圧プレート8aに近い方の端部の下面には、下方に突出するように薄肉のストッパ部材、ここでは主面を物品列Wa側に向けて下方に延びる止め板14aが形成されている。止め板14aの主面は、物品列Waの上端側面を支持可能な程度の大きさである。これによって、物品列Waの押出時に第1の挟圧プレート8a側の端部から物品Wが離脱することを防止することができる。止め板14aが物品列Waの端部を押出部材14の接触部内に確保するので、押出時において物品列Waを構成する物品Wの板状周縁部Wcが押出部材14との接触から離脱することを防止することができる。また、薄肉なので、押出部材14が物品列Waを押し出しながら、挟圧プレート8a,8b間を通過する際に、挟圧プレート8aとの接触を極力抑制することができる。止め板14aの材質は、金属製、樹脂製等剛性のある材質である。ここでは、止め板14aは押出部材14と一体成形されている。あるいは、ネジ、ボルトナット等一般的な取付方法で取り付けてもよい。但し、深座ぐりを設ける等取付部材が止め板14aより左右方向に突出しないようにして、物品列Waの押出時に、突出部分が、第1の挟圧プレート8aと干渉することを防止する必要がある。
次に、このように構成された実施の形態1の挿入装置9の概略の動作について説明する。
なお、以下の説明において、押出部材14及び載置部材15の位置は一対の挟圧プレート8a,8bを基準にした上下方向の位置を言う。
図2は、図1の挿入装置が物品列Waを挟圧した時の正面図である。説明の都合上、正面方向手前側の押さえプレート18は省略している。
まず、載置位置Mに位置する載置部材15に外装箱Cを載置し、進退駆動装置15bによって載置部材15を挿入位置Nまで上昇させる。挿入位置Nは、押出部材14によって押し出される物品列Waが外装箱C内に挿入される位置に設定されている。
他方、一対の可動板13,13は閉止されていて、物品配列領域Sに物品列Waが配置される。物品列Waは、外装箱Cに挿入できる大きさ以下にまで物品Wが整列されて形成される。
ここで、物品列Waは、一般的には複数の物品Wから構成されるが、単品の物品Wのみであってもよい。物品列Waを構成する物品Wは、互いに対向する一対の側面Wd1,Wd2を有する物品である。ここでは、本体Wbは直方体状であり、板状周縁部Wcは円弧形状のタブで構成されている小箱カートンである。物品列配置領域Sにおいて物品列Waは、側面Wd1に隣接する物品Wの側面Wd2を当接させて、かつ配列方向の両端が一対の挟圧プレート8a,8bで支持される向きに配列される。また、物品Wの板状周縁部Wcが第1の挟圧プレート8a側に寄るようにして配列される。これによって、挿入時には、板状周縁部Wcの側方が止め板14aと接触するようになるので、物品列Waの全物品をより確実に押し出すことができる。ここでは、側壁Wd2が延伸してタブを形成しているので、側壁Wd2が第1の挟圧プレート8aに向くようにして配列される。
なお、外装箱Cの配置と物品Wの配置とは独立の動作であり、時系列上の順序は特に制約はない。
そして、押出部材14が後退位置Gから下降して押出開始位置Hに位置し、かつ物品列Waが一対の挟圧プレート8a、8bによって挟圧される。ここで、押出開始位置Hは物品配列領域Sに載置された物品列Waに押出部材14が接触する位置に設定されている。
図3は、図1の挿入装置が一対の可動板を開放した時の正面図である。
物品列Waが一対の挟圧プレート8a,8bによって挟圧、保持された後、一対の可動板13が離間して開放される。これによって、載置部材15上に載置された外装箱CのフラップFが外装箱Cの開口部上方空間から排除される。
そして、押出部材14は、物品列Waを押し出しながらさらに挿入位置Nまで下降する。
図4は、図1の挿入装置が物品列を外装箱内に押し出した時の正面図である。押出部材14は、挿入完了位置Lまで下降する。挿入完了位置Lは、物品列Waが外装箱C内にほぼ着底する時の押出部材14の位置に設定されている。
なお、押出部材14が物品列Waを押し出す時には、一対の挟圧プレート8a,8bの挟圧力が、物品列Waと押出部材14との間で若干の摩擦力が発生する程度に調整されている。これにより、物品列Waは一対の挟圧プレート8a,8bの面上を滑りながら押し出され、物品列Waが挟圧プレート8a,8b間を離脱する。かかる離脱後、一対の挟圧プレート8a,8bは退避する。
挿入完了後、押出部材14は、挿入完了位置Lから後退位置Gまで上昇し、その後、一対の可動板13,13が閉止する。載置部材15は一対の挟圧プレート8a,8bから載置位置Mまで下降する。載置位置Mにおいて外装箱Cを載置部材15から搬出し、挿入装置9の挿入方法は完了する。そして、新たな外装箱Cを載置部材15に載置して、同様の挿入動作を繰り返す。
ここで、本発明の特徴である物品列Waの挟圧時の動作をより詳細に説明する。
前述のように、挟圧時には、押出部材14は後退位置Gから下降し、一対の挟圧プレート8a、8bは、物品列Waを挟圧する。
ここで、まず、第1の挟圧プレート8aが物品列Waと接触後所定の位置まで進出する。図5は、図1の挿入装置において、第1の挟圧プレートと物品列とが接触した時の正面図である。第1の挟圧プレート8aが、進出する位置は、物品列Waの端が、接近してくる押出部材14の止め板14aよりも内側に位置するような位置である。なお、第1の挟圧プレート8aは、所定の位置まで進出した後に停止する。あるいは、第2の挟圧プレート8bが物品列Waと接触するまでは極めて短い時間なので、第2の挟圧プレート8bとの挟圧時に停止する。
次に、第1の挟圧プレート8aが所定の位置まで進出した後、押出部材14が物品列Waと接触して暫時停止する。図6は、図1の挿入装置において、押出部材と物品列とが接触した時の正面図である。第1の挟圧プレート8aによって、物品列Waは、止め板14aに接触するまで押し込まれて位置しているので、物品列Waの一部が止め板14aの外側に位置することはない。
そして、最後に、第2の挟圧プレート8bが物品列Waと接触して所定の位置まで進出する。図7は、図1の挿入装置において、第2の挟圧プレート8bと物品列Waとが接触した時の正面図である。第2の挟圧プレート8bは、物品列Waを第1の挟圧プレート8a側に押し込んで停止する。ここで、第1の挟圧プレート8aの弾性支持体8cは、第2の挟圧プレート8bの弾性支持体8dよりもバネ定数が小さいので、物品列Waの挟圧時には、物品列Waは第1の挟圧プレート8a側に押し戻される。物品列Waの第1の挟圧プレート8a側の上端は、止め板14aによって制限されるので、物品列Waの一部が押出部材14の接触から外れることはない。したがって、物品列Waの全物品を確実に押し出すことが可能となる。
第2の挟圧プレート8bの進出位置は、物品列Waが適切に挟圧保持されるような進出位置(すなわち、一対の挟圧プレート8a,8b間の距離)と物品列Waの挟圧状態との関係が予め試行されて設定される。
なお、押出部材14,第1の挟圧プレート8a及び第2の挟圧プレート8bは、制御装置(図示せず)を用いて、それぞれ独立して駆動装置の制御、特に、停止位置、駆動速度、加減速及び動作開始時期の制御がなされる。したがって、挟圧時の順序は、押出部材14,第1の挟圧プレート8a及び第2の挟圧プレート8bの動作開始時期の調整、駆動速度の調節、あるいは加減速制御の少なくともいずれかによって実現される。ここでは、第1の挟圧プレート8aの進出速度を35m/min、第2の挟圧プレート8bの進出速度を10m/minに設定されている。
なお、可動板13の駆動機構は、ターレット等の一般的な進退手段を用いてもよい。
また、ここでは、載置部材15によって外装箱Cが移動するように構成されているが、一対の挟圧プレート8a,8bが載置部材15に接近及び離隔するように構成してもよい。
(変形例1)
変形例1は、実施の形態1に係る挿入装置9の押出部材14の変形例である。
図8は、変形例1に係る押出部材の概略構成を示す斜視図である。
押出部材14は、物品Wの板状周縁部Wcと面で接触するのではなく、2本の棒状体で接触するように構成されている。すなわち、平行に配設された2本の棒状体は背後から軸体で支持されている。これによって、物品Wの板状周縁部Wcの形状に応じて押出部材14の接触形状を成形する必要がなく、2本の棒状体の間隔や長さを調整することによって、物品W、あるいは物品列Waに応じた押出部材14を構成することが可能となるので、挿入装置9の汎用性が向上する。
(変形例2)
変形例2は、実施の形態1に係る挿入装置9の進退駆動装置8e,8fの変形例である。
変形例2に係る挿入装置9の進退駆動装置8e,8fは、弾性支持体8c、8dを有さない。すなわち、変形例2に係る挿入装置9の進退駆動装置8e,8fは、挟圧プレート8a、8bを退避方向から軸体で直接支持され、その軸体がサーボモータによって進退及可能なように構成されている。
変形例2に係る挿入装置9の進退駆動装置8e,8fの動作においては、サーボモータのトルクによって挟圧動作が制御される。すなわち、物品列Waの挟圧状態と挟圧力との関係が予め確認され、第2の挟圧プレート8bの進出位置は、サーボモータのトルクが所定の値に達する位置に設定されている。
また、第1の挟圧プレート8aは、物品列Waと接触後一旦停止し、第2の挟圧プレート8bと物品列Waとの接触時において物品列Waが止め板14aと接触するまで退却するように動作するよう制御される。これによって、物品列Waは、挟圧時には第2の挟圧プレート8b側から第1の挟圧プレート8aに寄せ戻されるので、実施の形態1と同様に、物品列Waの一部が押出部材14の接触から外れることはない。したがって、物品列Waの全物品を確実に押し出すことが可能となる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2に係る自動箱詰め装置の要部の構成を示す図であって、(a)は正面図、(b)は平面図である。図10は、本実施の形態に係る自動箱詰め装置の全体構成を概略的に示す正面図である。
図9において、自動箱詰め装置は、導入コンベア3(物品供給装置)と、整列コンベア6(物品整列装置)と、移設プレート7(物品列移設装置)と、実施の形態1の挿入装置9と、外装箱搬入コンベア4(外装箱供給装置)と、外装箱搬出コンベア5(外装箱搬出装置)と、制御装置30とを有している。
導入コンベア3は、物品Wを整列コンベア6に供給するように配設される。例えば、ベルトコンベアやローラコンベアが用いられている。また、その排出端3aは、無端軌道16の受入位置R(第1の位置)に対向して配設されている。
整列コンベア6は、導入コンベア3から供給される複数の物品Wを受け入れて整列させるように構成されている。具体的には、複数のベルト群を有する無端軌道16と、無端軌道16の搬送面に取り付けられた複数枚のフィン10とを有している。
複数枚のフィン10は、搬送方向に所定の間隔で、すなわち所定のギャップ部11をおいて、相互に平行に取り付けられ、フィン群10aを形成している。フィン10は、図8(b)に示すように、物品Wを受け入れることができる広さを有している。ギャップ部11は、物品Wに応じて、1つの物品Wが収容されうる間隔に調整されている。また、フィン群10aを形成するフィン10の枚数は、物品Wが外装箱Cの容量分となるよう調整されている。すなわち、全てのギャップ部11に物品Wが収容され、無端軌道16上にてフィン群10aによって整列されることによって、物品列Waが構成されることになる。
無端軌道16は、水平方向であって、かつ、往路面が、挿入装置9の物品配列領域Sと水平方向に隣接するようにして配設されている。また、無端軌道16は、物品配列領域Sと隣接する移設位置T(第2の位置)において、フィン10が直立するように構成されている。さらに、複数のベルト群を異なる駆動装置(図示せず)によって互いに独立して循環駆動させると、複数のフィン群10aを構成することができ、物品列Waの搬送容量を増大させることができる。ここでは、図8(b)に示すように、無端軌道16は、それぞれ2つのベルトからなる第一のベルト群16a及び第二のベルト群16bを有している。第一のベルト群16a及び第二のベルト群16bに取り付けられたフィン10は、それぞれフィン群10aを構成している。これによって、第一のベルト群16aのフィン群10aが停止して、物品Wを挿入装置9へ移設している時にも、第二のベルト群16bは独立して循環駆動されて、受入位置Rにおいて物品Wを受け入れることができる。
移設プレート7は、移設位置Tにおいて、フィン群10aの全ギャップ部の物品Wを一斉に物品配列領域Sへと移設することができるように構成されている。ここでは、無端軌道16の移設位置Tを間にして物品配列領域Sとは反対の側に、無端軌道16と並行するようにして、配設されている。また、物品配列領域Sに向けて、無端軌道6の往路面上を横切るようにして、進退可能なように構成されている。移設プレート7には、フィン10が通過しうるスリット12が形成されている。
挿入装置9は、実施の形態1に記載のとおりである。挿入装置9は、位置決めプレート17が、移設プレート7に対向するように配設される。ここでは、移設プレート7の進退動作によって、物品列Waの一方の側面が押し出されるようにして、水平移動される物品列Waを、その他方の側面を受け止めるように配設されている。そして、図9(b)に示すように、押さえプレート18が、移設プレート7と物品配列領域Sとの間に配設されている。
外装箱搬入コンベア4は、載置位置Mの載置部材15上に外装箱Cを搬入するように配設される。例えば、ベルトコンベアやローラコンベアが用いられている。
外装箱搬出コンベア5は、外装箱Cを載置部材15上から搬出するように構成されている。例えば、ベルトコンベアやローラコンベアが用いられている。
制御装置30は、挿入装置9の動作を制御する。ここでは、図10に示すように、挟圧プレート8a,8bの進退駆動装置8e,8f、可動板13の開閉駆動装置13b、押出プレート14の進退駆動装置14b、及び載置部材15の進退駆動装置15bを制御する。これら駆動装置には、位置制御を容易に行うことができる駆動装置、例えば、サーボモータを用いている。
また、導入コンベア3、整列コンベア6、移設プレート7、外装箱搬入コンベア4及び外装箱搬出コンベア5は、それぞれの公知の駆動装置を用いて、駆動される。そして、それら駆動装置を制御装置30が制御する。これによって、挿入装置9の動作に連動して、導入コンベア3、整列コンベア6、移設プレート7、外装箱搬入コンベア4及び外装箱搬出コンベア5を制御することが可能となる。
次に、このように構成された自動箱詰め装置の動作について説明する。
図9(a),(b)において、物品Wは、導入コンベア3より、整列コンベア6に供給される。これによって、物品Wはギャップ部11に順次投入されるので、物品列Waを形成するように整列させることができる。
物品Wは、導入コンベア3の排出端3aから順次落下し、整列コンベア6は一ギャップずつ移動しつつ各ギャップ部11に物品Wを受け入れる。無端軌道16は、その下側の復路から上側の往路へ至るスプロケット6aの部分では、無端軌道16が円弧状になり、ギャップ部11は放射状に広がる。このため、整列コンベア6のこの部分が導入コンベア3から物品Wを受け入れる受入位置Rとなる。
全てのギャップ部11に物品Wが入ると、整列コンベア6は一気に移設位置Tまで移動する。
移設位置Tでは、移設プレート7が整列コンベア6を横切るように水平に移動してギャップ部11から移設位置Tに位置する全物品W(すなわち物品列Wa)を移設する。物品Wは整列状態のまま移設プレート7によって物品配列領域Sへ移設される。移設プレート7によって側面を押し出されてきた物品Wが、移設プレート7と対向するようにして配設される位置決めプレート17に受け止められることによって、物品列Waを物品配列領域Sに載置する。押さえプレート18は、物品列Wa移設時の間は揺動退避して、物品配列領域Sへの物品列Waの移設を可能ならしめ、物品列Wa移設後は、物品列Waの側面を軽く押圧して、物品列Waの崩れを修正、防止する。
外装箱Cは、外装箱搬入コンベア4より、載置部材15に供給される。
挿入装置9は、載置部材15を上昇駆動し、実施の形態1において述べたような動作により、物品列Waを外装箱Cに挿入する。
物品列Waが挿入された外装箱Cは、載置部材15が載置位置Mまで下降して、外装箱搬出コンベア5より搬出される。
本発明は、挟圧されている物品列を開口した外装箱内へ押し出して挿入する挿入装置及びその挿入装置の挿入方法並びにその挿入装置を用いた自動箱詰め装置において、物品列の全物品を確実に押し出すことができる装置及び挿入方法として有用である。
本発明の本発明の実施の形態1に係る挿入装置及び物品の構成並びに案内部材と外装箱との配設関係を概略的に示す斜視図である。 図1の挿入装置が物品列を挟圧した時の正面図である。 図1の挿入装置が一対の可動板を開放した時の正面図である。 図1の挿入装置が物品列を外装箱内に押し出した時の正面図である。 図1の挿入装置において、第1の挟圧プレートと物品列とが接触した時の正面図である。 図1の挿入装置において、押出部材と物品列とが接触した時の正面図である。 図1の挿入装置において、第2の挟圧プレートと物品列とが接触した時の正面図である。 変形例1に係る押出部材の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る挿入装置を用いた自動箱詰め装置の構成を概略的に示す正面図(a)と平面図(b)である。 本発明の実施の形態2に係る挿入装置を用いた自動箱詰め装置を概略的に示す正面図である。
符号の説明
3 導入コンベア
3a 搬出端
4 外装箱搬入コンベア
5 外装箱搬出コンベア
6 整列コンベア
6a スプロケット
7 移設プレート
8a 第1の挟圧プレート(第1の挟圧具)
8b 第2の挟圧プレート(第2の挟圧具)
8c、8d 弾性支持体
8e、8f 進退駆動装置
9 挿入装置
10 フィン
10a フィン群
11 ギャップ部
12 スリット
13 可動板
13a 案内部材
13b 開閉駆動装置
14 押出部材
14a 止め板
14b 進退駆動装置
15 載置部材
15b 進退駆動装置
16 無端軌道
16a、16b ベルト群
17 位置決めプレート
18 押さえプレート
19 物品配列部材
30 制御装置
B 側壁
C 外装箱
F フラップ
G 後退位置
H 押出開始位置
L 挿入完了位置
M 載置位置
N 挿入位置
R 受入位置(第1の位置)
S 物品配列領域
T 移設位置(第2の位置)
W 物品
Wa 物品列
Wb 本体
Wc 板状周縁部
Wd1,Wd2 側面

Claims (17)

  1. 開口部を形成する周壁先端にフラップが延設された開口状態の外装箱が、前記開口部を所定の方向に向けて載置される載置部材と、
    前記所定の方向において前記外装箱の開口部と対応するようにして物品列が配置される所定の領域の少なくとも一部を区画するように配置されている物品配列部材と、
    互いに対向する第1の挟圧具と第2の挟圧具とを有して前記所定の領域において前記物品列の両端を前記所定の方向とは垂直の方向から前記第1の挟圧具と前記第2の挟圧具とにより挟圧して前記物品列を保持する挟圧手段と、
    前記所定の方向において前記載置部材に対し離隔した載置位置と接近した挿入位置とに前記物品列を挟圧している前記挟圧手段が位置するよう前記挟圧手段と前記載置部材とを相対的に接近及び離隔させる移動手段と、
    前記挟圧された物品列に接触して前記第1及び第2の挟圧具間の該物品列を前記所定の方向から押し出して前記挿入位置の前記載置部材に載置された前記外装箱内に前記物品列を押し出して進出しかつ退却するよう押出部材を進退させる挿入手段とを備え、
    前記押出部材には、前記物品列との接触部分の前記第1の挟圧具側の端部において前記押出方向にストッパ部材が突設されていて、
    前記外装箱が載置された前記載置部材が前記移動手段によって前記挿入位置に位置させられ、かつ、前記物品列が前記挟圧手段によって挟圧されて保持され、該挟圧時において、前記第1の挟圧具が前記物品列と接触して第1の所定の位置に進出した後、前記押出部材が前記物品列と接触するまで接近して暫時停止し、その後、前記第2の挟圧具が前記物品列と接触して第2の所定の位置に進出するとともに、前記第1の挟圧具が前記第1の所定の位置から前記物品列が前記ストッパ部材と接触するまで退却して前記物品列が挟圧され、
    その後、前記挿入手段によって前記物品列が前記外装箱に挿入され、かつ前記移動手段によって前記載置部材が前記一対の挟圧具に相対的に離隔されて前記載置位置に位置させられる、挿入装置。
  2. 前記挟圧手段は、前記一対の挟圧具をサーボモータにより駆動し、前記挟圧時において、前記第1の挟圧具を前記物品列と接触後前記第1の所定の位置で一旦停止させ、かつ前記第2の挟圧具と前記物品列との接触時において前記物品列が前記ストッパ部材と接触するまで退却させて、前記第2の挟圧具が前記第2の所定の位置に位置するように動作する、請求項1に記載の挿入装置
  3. 前記第2の所定の位置は、前記第2の挟圧具の駆動装置が所定のトルクに達し、所定の挟圧力が前記物品列に加えられる位置である、請求項2に記載の挿入装置。
  4. 前記挟圧時における前記第1の挟圧具、前記第2の挟圧具及び前記押出部材の動作は、前記第1の挟圧具、前記第2の挟圧具及び前記押出部材それぞれの、動作開始時期、駆動速度、あるいは加減速の少なくともいずれかの調整によって実現される、請求項1に記載の挿入装置。
  5. 前記挟圧時において、前記第1の挟圧具の駆動速度が前記第2の挟圧具の駆動速度よりも速い、請求項4に記載の挿入装置。
  6. 前記挟圧手段は、前記第1の挟圧具及び前記第2の挟圧具の背後に弾性支持体を有し、前記第1の挟圧具の弾性支持体のバネ定数が前記第2の挟圧具の弾性支持体のバネ定数よりも小さい、請求項1に記載の挿入装置。
  7. 前記ストッパ部材は、前記挟圧方向に実質的に垂直な面内において前記押出部材の押出方向に延びる薄肉板状体である、請求項1に記載の挿入装置。
  8. 前記所定の方向は鉛直方向であって、前記物品配列部材は可動板を有して構成され、前記物品列は該可動板上に載置され、前記物品列の挟圧後に前記可動板が退避する、請求項1に記載の挿入装置。
  9. 載置部材と、物品配列部材と、互いに対向する第1の挟圧具と第2の挟圧具とを有する挟圧手段と、移動手段と、押出部材を有する挿入手段とを備え、
    開口部を形成する周壁先端にフラップが延設された開口状態の外装箱を、前記開口部を所定の方向に向けて前記載置部材に載置する載置ステップと、
    前記所定の方向において前記外装箱の開口部と対応するようにして物品列が配置される所定の領域の少なくとも一部を区画するように配置されている前記物品配列部材に物品列を配置する物品配列ステップと、
    前記所定の領域において前記物品列の両端を前記所定の方向とは垂直の方向から前記第1の挟圧具と前記第2の挟圧具とにより挟圧して前記物品列を保持する挟圧ステップと、
    前記移動手段によって、前記所定の方向において前記載置部材に対し離隔した載置位置と接近した挿入位置とに前記物品列を挟圧している前記挟圧手段が位置するよう前記挟圧手段と前記載置部材とを相対的に接近及び離隔させる移動ステップと、
    前記挟圧された物品列に接触して前記第1及び第2の挟圧具間の該物品列を前記所定の方向から押し出して前記挿入位置の前記載置部材に載置された前記外装箱内に前記物品列を押し出して前記押出部材を進出させかつ退却させる押出ステップとによって構成される挿入装置の挿入方法であって、
    前記押出部材には、前記物品列との接触部分の前記第1の挟圧具側の端部において前記押出方向にストッパ部材が突設されていて、
    前記移動ステップにおいて前記外装箱が載置された前記載置部材を前記挿入位置に位置させ、かつ、前記挟圧ステップにおいて前記物品列を挟圧して保持し、該挟圧時において、前記第1の挟圧具を前記物品列と接触して第1の所定の位置に進出した後、前記押出部材が前記物品列と接触するまで接近して暫時停止し、その後、前記第2の挟圧具が前記物品列と接触して第2の所定の位置に進出するとともに、前記第1の挟圧具が前記第1の所定の位置から前記物品列が前記ストッパ部材と接触するまで退却して前記物品列を挟圧し、
    その後、前記押出ステップにおいて前記物品列を前記外装箱に挿入し、かつ前記移動ステップにおいて前記載置部材を前記一対の挟圧具に相対的に離隔して前記載置位置に位置させる、挿入装置の挿入方法。
  10. 前記挟圧手段は、前記一対の挟圧具をサーボモータにより駆動し、前記挟圧時において、前記第1の挟圧具を前記物品列と接触後前記第1の所定の位置で一旦停止させ、かつ前記第2の挟圧具と前記物品列との接触時において前記物品列が前記ストッパ部材と接触するまで退却させて、前記第2の挟圧具が前記第2の所定の位置に位置するように動作する、請求項9に記載の挿入装置の挿入方法。
  11. 前記第2の所定の位置は、前記第2の挟圧具の駆動装置が所定のトルクに達し、所定の挟圧力が前記物品列に加えられる位置である、請求項10に記載の挿入装置の挿入方法。
  12. 前記挟圧時における前記第1の挟圧具、前記第2の挟圧具及び前記押出部材の動作は、前記第1の挟圧具、前記第2の挟圧具及び前記押出部材それぞれの、動作開始時期、駆動速度、あるいは加減速の少なくともいずれかの調整によって実現される、請求項9に記載の挿入装置の挿入方法。
  13. 前記挟圧時において、前記第1の挟圧具の駆動速度が前記第2の挟圧具の駆動速度よりも速い、請求項12に記載の挿入装置の挿入方法。
  14. 前記挟圧手段は、前記第1の挟圧具及び前記第2の挟圧具の背後に弾性支持体を有し、前記第1の挟圧具の弾性支持体のバネ定数が前記第2の挟圧具の弾性支持体のバネ定数よりも小さい、請求項9に記載の挿入装置の挿入方法。
  15. 前記ストッパ部材は、前記挟圧方向に実質的に垂直な面内において前記押出部材の押出方向に延びる薄肉板状体である、請求項9に記載の挿入装置の挿入方法。
  16. 前記所定の方向は鉛直方向であって、前記物品配列部材は可動板を有して構成され、前記物品列は該可動板上に載置され、前記物品列の挟圧後に前記可動板が退避する、請求項9に記載の挿入装置の挿入方法。
  17. 請求項1に記載の挿入装置と、
    物品を第1の位置に順次供給する物品供給装置と、
    前記第1の位置において前記物品を順次受け取り、前記物品を順次、第2の位置に整列させる物品整列装置と、
    前記第2の位置に整列した物品列を前記挿入装置の所定の領域に供給する物品列移設装置と、
    前記挿入装置の載置部材に外装箱を載置する外装箱供給装置と、
    前記挿入装置の前記載置部材から前記物品列が挿入された外装箱を搬出する外装箱搬出装置と、
    前記物品供給装置、前記物品整列装置、前記物品列移設装置、前記挿入装置、前記外装箱供給装置及び前記外装箱搬出装置の動作を制御する制御装置とを有する、自動箱詰め装置。
JP2004154892A 2004-05-25 2004-05-25 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置 Expired - Fee Related JP4477938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004154892A JP4477938B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004154892A JP4477938B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005335734A JP2005335734A (ja) 2005-12-08
JP4477938B2 true JP4477938B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=35489733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004154892A Expired - Fee Related JP4477938B2 (ja) 2004-05-25 2004-05-25 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4477938B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109229539A (zh) * 2018-09-18 2019-01-18 广东鑫星机器人科技有限公司 一种多盒子装箱抓手机器人

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5303163B2 (ja) * 2008-03-17 2013-10-02 ライオン株式会社 カートンブランク用通い箱及びこれを用いたカートンブランクの搬出方法
KR101335086B1 (ko) 2012-11-14 2013-12-05 김은숙 자동패커장치의 포장케이스용 소재공급수단
KR101323532B1 (ko) 2012-11-14 2013-10-29 김은숙 각티슈 케이스의 자동패커 포장장치
JP6685586B2 (ja) * 2015-12-07 2020-04-22 大和製衡株式会社 箱詰め装置
KR101851056B1 (ko) * 2016-04-08 2018-05-30 김진균 적재물 연속 포장 시스템
CN107554873B (zh) * 2017-09-30 2023-09-19 弘隆缝纫机械设备(南安)有限公司 自动包装机
CN107776971A (zh) * 2017-11-21 2018-03-09 青岛星华智能装备有限公司 理袋机
JP6801881B2 (ja) * 2018-02-20 2020-12-16 株式会社フジキカイ 箱詰め装置
CN110844174B (zh) * 2019-12-06 2023-10-03 杭州中为光电技术有限公司 硅片装盒机构
CN110861804A (zh) * 2019-12-13 2020-03-06 郑州思念食品有限公司 食品装盒机械抓手及装盒方法
JP2021098529A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 大和製衡株式会社 箱詰め装置
CN111846299A (zh) * 2020-08-31 2020-10-30 成都吉吉迦商贸有限公司 一种蓄电池自动装箱机
CN113716113B (zh) * 2021-09-03 2023-01-24 苏州澳昆智能机器人技术有限公司 一种手套装盒系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109229539A (zh) * 2018-09-18 2019-01-18 广东鑫星机器人科技有限公司 一种多盒子装箱抓手机器人

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005335734A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4477938B2 (ja) 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置
US9914601B2 (en) Method and tool for palletizing mixed load products
JP5878517B2 (ja) カートンをカートントラックに供給するためのカートン供給装置及び方法
MX2011005660A (es) Aparato empacador.
EP1477404A2 (en) Device for packing a product
JP5901898B2 (ja) 容器の包装装置
JPS62249843A (ja) 積み重ねたプレ−ト状物品を機械加工ステ−シヨン、特に切断ステ−シヨンに供給する装置
JP4316938B2 (ja) 自動箱詰め装置およびその物品押し込み装置
JP2005170465A (ja) 押込方法、押込装置及びその押込装置を用いた自動箱詰め装置
JP4443303B2 (ja) 挿入装置及び挿入方法並びに自動箱詰め装置
JP4236736B2 (ja) 箱詰め方法及び箱詰め装置
JP4570901B2 (ja) 挿入装置及び自動箱詰め装置
JPS59134122A (ja) ケ−サ−のブランクシートへの容器供給装置
JP5432216B2 (ja) 箱詰機における添付書類の供給方法およびその装置
JP5658870B2 (ja) バッファ装置及びバケット幅調整方法
JP2005008185A (ja) 自動箱詰め装置およびその押し込み装置
KR102599074B1 (ko) 단위제품의 포장장치
TW201927194A (zh) 拉鏈製造裝置及其製造方法
JP2003175919A (ja) 箱詰機における中仕切り供給方法および装置
WO2020105128A1 (ja) テープ長さ調整装置
JP2008133056A (ja) 箱詰め装置
KR0138057B1 (ko) 반도체 패키지용 리드프레임 로더의 그립퍼장치
JP2017065779A (ja) 箱詰め装置
JP2023109581A (ja) 包装用箱の製函装置
US3630123A (en) Container insert apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4477938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees