JP2021098529A - 箱詰め装置 - Google Patents

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直弘 有本
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和幸 池澤
文彦 竹本
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文彦 竹本
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Abstract

【課題】 物品が外装箱のフラップ間の隙間に引っ掛かることを防止することができる箱詰め装置を提供する。【解決手段】 一対の床板11を開閉駆動する床開閉装置と、外装箱110を床板11の下方の箱詰め位置に配置する外装箱配置装置と、外装箱110に物品群を押し込む押込み装置とを備え、一対の床板11は、互いに対向する端面が床板11の閉鎖状態において当接し、開放状態において離間するように構成され、各々の床板11には、端面に沿ってかつ下方に延びる板状部201a,202aを有し、床板11が開放されたときに板状部201a,202aの下端が、外装箱110の対向する側壁部111の内面に接した状態となる案内部材201,202が設けられ、いずれか一方の案内部材201は側片部201bをさらに有し、床板11が開放されたときに板状部201aと側片部201bとの角部が外装箱110の周壁部の角部C2の内側に接した状態となる。【選択図】 図7

Description

本発明は、例えば、ポテトチップ、豆、飴等の食品が袋詰めされた物品を、段ボールケースやダース箱等の外装箱に箱詰めする箱詰め装置に関する。
従来、箱詰め装置において、箱詰めされる物品が外装箱にきちんと収納されるように工夫が施されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2には、床板上に整列された複数の物品を、床板を開放して、床板の下方の箱詰め位置に配置された外装箱に押し込むよう構成された箱詰め装置において、床板の下方に案内装置を備えた構成が記載されている。このような案内装置では、例えば、各々案内部材が取り付けられて互いに近接又は離間する方向に移動可能に設けられ、物品が通る開口のサイズを規定する第1枠部材及び第2枠部材とを備え、第1枠部材と第2枠部材との間隔を調整可能に構成されている。この案内装置では、外装箱のサイズが変更される場合には、第1枠部材と第2枠部材との間隔を調整して物品が通る開口のサイズを変更することができる。
特開2012−224368号公報 特開2017−105475号公報
上記の案内装置では、案内部材が外装箱のフラップの内側に当接し、外装箱へ押し込まれる複数の物品がフラップへ引っ掛かるのを防止するようになっている。しかしながら、内容物が袋詰めされた物品であって袋のシール部分が長い場合には、複数の物品の整列方向の端に位置する物品の袋のシール部分が外装箱の隣接するフラップ間の隙間に引っ掛かることがあり、それによって異常な状態で箱詰めされたり、破袋が発生することがある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、物品が外装箱のフラップ間の隙間に引っ掛かることを防止することができる箱詰め装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある態様に係る箱詰め装置は、複数の物品が整列されてなる物品群が載置される一対の床板を有し、前記一対の床板を物品群の整列方向と平行にかつ互いに逆方向に水平移動させることにより前記床板を開閉駆動する床開閉装置と、4つの側壁部からなる平面視矩形の周壁部と、この周壁部の底面を閉鎖する底部と、各前記側壁部の上縁から上方に延びる4つのフラップとを有する外装箱を前記床板の下方の所定の箱詰め位置に配置する外装箱配置装置と、昇降可能な押込み部を有し、前記押込み部に前記一対の床板上の物品群の上面を保持させて前記床板が開放状態において前記押込み部を下降させることにより前記箱詰め位置に配置された外装箱に前記物品群を押し込む押込み装置と、を備え、前記一対の床板は、前記物品群の整列方向と直交する水平方向に延びて互いに対向する端面を有し、これらの端面が前記床板の閉鎖状態において当接し、開放状態において離間するように構成され、各々の前記床板には、前記端面に沿ってかつ下方に延びる板状部を有し、前記床板が開放されたときに各々の前記板状部の下端が、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱における前記整列方向に対向する前記側壁部の内面に接した状態となるように構成された案内部材が設けられ、前記一対の床板のうちのいずれか一方の前記床板の前記案内部材は、これの前記板状部の一方の側縁から他方の前記床板の開く方向へ延びる第1の側片部をさらに有し、前記床板が開放されたときに前記板状部と前記第1の側片部との角部が前記箱詰め位置に配置された前記外装箱の前記周壁部の第1の角部の内側に接した状態となるよう構成されている。
この構成によれば、床板が開放されたときに、一方の床板の案内部材は、その板状部と第1の側片部との角部(境界部分)が外装箱の周壁部の第1の角部の内側に接した状態となる。そのため、各物品が袋に内容物の収納された包装品であり、両端に袋のシール部が形成されている場合に、物品が外装箱に押し込まれるときに、第1の角部に近い位置になる物品のシール部が、上記案内部材の板状部と第1の側片部とによって案内されるので、第1の角部を介して隣接する2つの側壁部の上縁から上方に延びる2つのフラップ間の隙間に入って引っ掛かることを防止できる。
前記他方の床板の前記案内部材は、これの前記板状部の一方の側縁から前記一方の床板の開く方向へ延びる第2の側片部をさらに有し、前記床板が開放されたときに前記板状部と前記第2の側片部との角部が、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱の前記周壁部の角部であって前記第1の角部と対向する第2の角部の内側に接した状態となるよう構成されていてもよい。
この構成によれば、床板が開放されたときに、他方の床板の案内部材は、その板状部と第2の側片部との角部(境界部分)が外装箱の周壁部の第2の角部の内側に接した状態となる。そのため、物品が外装箱に押し込まれるときに、第2の角部に近い位置になる物品のシール部が、上記案内部材の板状部と第2の側片部とによって案内されるので、第2の角部を介して隣接する2つの側壁部の上縁から上方に延びる2つのフラップ間の隙間に入って引っ掛かることを防止できる。
前記一方の床板の前記案内部材は、これの前記板状部の他方の側縁から前記他方の床板の開く方向へ延びる第2の側片部をさらに有し、前記床板が開放されたときに前記板状部と前記第2の側片部との角部が、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱の前記周壁部の角部であって前記第1の角部と前記物品群の整列方向と直交する水平方向に隣り合う第2の角部の内側に接した状態となるよう構成されていてもよい。
この構成によれば、床板が開放されたときに、一方の床板の案内部材は、その板状部と第2の側片部との角部(境界部分)が外装箱の周壁部の第2の角部の内側に接した状態となる。そのため、物品が外装箱に押し込まれるときに、第2の角部に近い位置になる物品のシール部が、上記案内部材の板状部と第2の側片部とによって案内されるので、第2の角部を介して隣接する2つの側壁部の上縁から上方に延びる2つのフラップ間の隙間に入って引っ掛かることを防止できる。
前記床板の下方に設けられ、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱における前記物品群の整列方向と直交する水平方向に向かい合う前記フラップの各々に内側から当接して前記フラップが内側に倒れないように支持するフラップ案内部材をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、外装箱へ押し込まれる物品群は、フラップ案内部材の内側を通過して外装箱に案内され、物品をよりスムーズに外装箱に詰め込むことができる。
前記外装箱配置装置は、前記外装箱を前記箱詰め位置の下方の所定位置から上昇させることにより前記箱詰め位置に配置するよう構成されており、前記床板の下方に設けられた案内装置をさらに備え、前記案内装置は、前記床板の下方において前記物品群の整列方向と同方向に延びて互いの間を前記押し込まれる前記物品群が通るように平行に配置されるとともに、この配置位置で回動自在に支持される第1回動軸及び第2回動軸と、前記第1回動軸及び前記第2回動軸の各々に取り付けられ、互いに向かい合うように配置されるとともに、各々が前記第1回動軸及び前記第2回動軸よりも下方に延びて設けられた板状の第1フラップ案内部材及び第2フラップ案内部材と、を有し、前記外装箱が前記所定位置から上昇して前記箱詰め位置に到達するまでは、前記第1フラップ案内部材と前記第2フラップ案内部材とが、下方に向かうにつれて互いが近づくように傾斜した姿勢であり、前記外装箱が前記箱詰め位置に到達した後、前記床板が開放される前に、前記第1フラップ案内部材と前記第2フラップ案内部材とが、前記傾斜した姿勢から、互いの下端部が遠ざかる方向に回動して垂下した姿勢となるように、前記第1回動軸と前記第2回動軸とを回動させるよう構成されるとともに、前記第1フラップ案内部材及び前記第2フラップ案内部材は、前記垂下した姿勢となったときに、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱における前記物品群の整列方向と直交する水平方向に向かい合う前記フラップの各々に内側から当接して前記フラップが内側に倒れないように支持するよう構成されていてもよい。
この構成によれば、外装箱へ押し込まれる物品群は、第1,第2フラップ案内部材の内側を通過して外装箱に案内され、物品をよりスムーズに外装箱に詰め込むことができる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、矩形とは、4つの角が90度の四角形であって、正方形を含む。
本発明は、以上に説明した構成を有し、物品が外装箱のフラップ間の隙間に引っ掛かることを防止することができる箱詰め装置を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の箱詰め装置の一例の概略を示す斜視図である。 図2は、外装箱の一例を示す斜視図である。 図3(A)は、案内装置を上から視た平面図であり、図3(B)は、案内装置の正面図であり、図3(C)は、案内装置を下から視た平面図である。 図4は、案内装置の側面図である。 図5は、一対の床板及びそれに取り付けられた一例の案内部材を示す斜視図である。 図6は、一対の床板及びそれに取り付けられた一例の案内部材を上方から視た図である。 図7(A)は、床板が開放されて物品が外装箱に押し込まれる途中の状態の一例を上方から視た図であり、図7(B)は、図7(A)のときの状態を側方から視た一部断面図である。 図8(A)、図8(B)はそれぞれ、床板が開放されて物品が外装箱に押し込まれる途中の状態の他の例を上方から視た図である。 図9は、一対の床板及びそれに取り付けられた他の例の案内部材を上方から視た図である。 図10は、箱詰め装置の制御系統の概略構成の一例を示すブロック図である。 図11は、箱詰め装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する場合がある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示したもので、形状及び寸法比等については正確な表示ではない場合がある。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1は、本実施形態の箱詰め装置の一例の概略を示す斜視図である。
本実施形態の箱詰め装置100は、複数の物品Wを整列させた状態で外装箱110に箱詰めする装置である。この箱詰め装置100及び外装箱110において、便宜上、前後左右を図1に示すように決めて説明する。なお、図1に示す上下は真である。
箱詰めされる各物品Wは、食品等の内容物がピロー袋等の袋に収納された包装品であり、袋の両端にはシール部Wa,Wbが形成されている。
図2は、外装箱110の一例を示す図である。外装箱110は、例えば、4つのフラップ(上蓋)F1〜F4が閉じられたときに立方体または直方体形状をなすダンボール箱である。外装箱110は、4つの側壁部111からなる平面視矩形の周壁部113と、周壁部113の底面を閉鎖する底部112と、各側壁部111の上縁から上方に延びる4つのフラップF1〜F4とを有している。周壁部113(4つの側壁部111)の上縁部により外装箱110の開口部114が形成されている。4つのフラップF1〜F4は、内側に折り曲げることによって、開口部114を閉鎖する蓋である。また、互いに隣接するフラップの間には、隙間115が形成されている。なお、符号C1〜C4は、周壁部113の角部(コーナー部)である。
外装箱110は、図2に示されるように4つのフラップF1〜F4が立った状態(上方へ延びた状態)、すなわち外装箱110の上面が開口された状態で、箱詰め装置100に搬入され、複数の物品が収納された後、同状態で箱詰め装置100から搬出される。
[全体構成]
図1に示すように、本実施形態の箱詰め装置100は、供給コンベア200から順次供給される物品Wを複数(所定個数)整列させて所定の押出し位置Tまで搬送する整列コンベア6と、押出しプレート70の押出し動作によって整列コンベア6の押出し位置Tから複数の物品Wを整列状態で一対の床板11上の物品載置位置Aへ押し出す押出し装置7と、物品載置位置Aへ押し出された複数の物品Wからなる物品群と当接するストッパプレート17と、物品載置位置Aへ押し出された物品群を押出方向と直交する水平方向から挟圧する挟圧装置8と、物品群が載置されている一対の床板11を開閉する床開閉装置10と、物品群を外装箱110に押し込む押込み装置9と、外装箱110を床板11の下方に配置する外装箱配置装置20と、外装箱110に押し込まれる物品群を外装箱110に案内する案内装置40(図3等参照)と、箱詰め装置100の動作を制御する制御装置30と、操作表示器50と、これら箱詰め装置100の各構成要素を所定の位置に支持する枠体1と、を有している。
[供給コンベアの構成]
供給コンベア200は、例えばベルトコンベアによって構成され、縦ピロー包装機等の前段の装置(図示省略)から複数の物品Wが順次供給されると、これらの物品Wを搬送して整列コンベア6へ供給する。
[整列コンベアの構成]
整列コンベア6は、無端軌道60からなるコンベア上に該コンベアの搬送方向と直交する方向に延在しかつ搬送方向に並列して立設する一群の仕切板61の各々の間に、物品Wを収容することによって、該コンベア上に複数の物品Wを立てた状態で1列に整列させるものである。
すなわち、この整列コンベア6は、複数の物品Wを一方向(図1では左から右に向かう方向)に搬送する無端軌道60と、無端軌道の搬送面60aに搬送方向に間隔を隔てて設けられた複数の仕切板61とを有している。複数の仕切板61によって仕切板61間の無端軌道60上に物品Wを収容できる収容部62が複数連なって形成される。
無端軌道60は、4本の環状チェーンが一対のスプロケット63(63A,63B)によって支持されている。4本の環状チェーンは2本ずつに分かれて第1チェーン群64及び第2チェーン群65を構成している。第1チェーン群64及び第2チェーン群65にはそれぞれ、仕切板61が複数装着されている。第1チェーン群64は、一方のスプロケット63Aによって回転駆動され、第2チェーン群65は、他方のスプロケット63Bによって回転駆動されるように構成されている。一対のスプロケット63のそれぞれは、別々の駆動装置(例えば、サーボモータ)によって駆動される。これによって、第1チェーン群64及び第2チェーン群65を互いに独立して循環駆動することができ、一方のチェーン群が暫時停止を繰り返しながら物品取り込み位置Sにおいて収容部62に物品Wを受け入れる動作と、他方のチェーン群が収容部62の物品Wを押出し位置Tにおいて停止させた状態を保持する動作とを同時に行うことができる。
また、整列コンベア6の上流側には、物品取り込み位置Sに移送されてきた物品Wの存在を検出する光電センサ等からなる物品取込検出装置69が設けられている。整列コンベア6は、物品取り込み位置Sにおいて供給コンベア200から移送されてくる物品Wを順次受け取り、これら物品Wの姿勢を寝た姿勢から直立した姿勢に転換すると共に一列に整列し、押出し位置Tへ搬送する。
[押出し装置の構成]
押出し装置7は、複数のスリット71が形成された平板状の押出しプレート70を備えている。そして、押出しプレート70は、駆動装置(図示せず)の駆動力によってレール部材(図示せず)に案内されて、整列コンベア6の一方の側に沿って位置する退避位置と、整列コンベア6の他方の側の所定の進出位置との間で、水平方向に進出及び退避動作するように構成されている。複数のスリット71は、押出しプレート70が退避位置から進出位置へ進出動作(押出し動作)する際に、押出し位置Tに位置する複数の仕切板61と接触しないよう、押出しプレート70の下端から上部にかけて鉛直方向に延びるように形成されている。
押出しプレート70が、退避位置(図示されている位置)から進出動作(x方向へ移動)して進出位置まで進出することにより、整列コンベア6上に整列された複数の物品Wが移送路75を通って物品載置位置Aへ押し出される。移送路75は、渡り板73と閉じた床板11とで形成されている。なお、移送路75の両側には、押出しプレート70によって押し出された複数の物品Wが散乱することを防止するために一対の案内板74が設けられている。
したがって、押出し位置Tに位置する一連の収容部62に収容された複数の物品Wは、押出しプレート70によって、整列コンベア6の搬送方向と直交する水平方向(x方向)へ押し出されて一対の案内板74の間を通って移動し、整列コンベア6の搬送方向と同方向に整列した物品群となって、閉じた床板11上に設定された物品載置位置Aに載置される。
物品載置位置Aは、押出しプレート70によって複数の物品Wが床板11の上に押し出されたときに、押出しプレート70、ストッパプレート17及び一対の保持プレート80によって区画された領域である。ストッパプレート17は、整列コンベア6の搬送方向と平行方向に延びる板状体であり、進出位置に位置する押出しプレート70と対向するように枠体1に固定されている。したがって、押出しプレート70によって物品載置位置Aへ押し出された物品Wは、ストッパプレート17と当接し、閉じた床板11上で停止する。
[挟圧装置の構成]
挟圧装置8は、一対の保持プレート80を備えている。この一対の保持プレート80は、押出しプレート70の押出方向xと直交する水平方向に対向して設けられている。各保持プレート80の背面には水平方向に延びる軸体81が設けられている。各軸体81は駆動装置(図示せず)によって、一対の保持プレート80が互いに近づく方向及び互いに遠ざかる方向に進退動作するように構成されている。
前述の押出しプレート70によってx方向へ押し出された物品群は、ストッパプレート17と当接し、物品載置位置A上に一対の保持プレート80が対向する方向Yに整列した状態で載置される。そして、一対の保持プレート80が互いに近づく方向に向かって各所定位置まで進出することによって、物品載置位置Aに位置する物品群がその整列方向Yから一対の保持プレート80の間に挟圧される。
[床開閉装置の構成]
床開閉装置10は、整列コンベア6の側方に配設され、水平方向に延びる一対の床板11(11a,11b)を備えている。一対の床板11は、その縁部が枠体1に配設された複数のローラに支持され、互いに対向する端面同士が当接及び離隔するようにして進退自在に構成されている。そして、一対の床板11は、駆動装置(図示せず)の駆動力により開閉駆動されるように構成されている。一対の床板11が各所定位置まで後退駆動されると、互いの端面同士が離隔された状態となり、物品載置位置Aの直下に開口が形成される(床板11が開放される)。また、本実施形態では、一対の床板11に案内部材201,202(図5等)が設けられている。この案内部材201,202の詳細については後述する。
[押込み装置の構成]
押込み装置9は、鉛直方向に延びる軸体90と、軸体90の下端がその上面に接合された押込み部91とを有している。軸体90は、枠体1に昇降自在に支持され、吸引管としても機能するよう中空になっており、吸引装置9Aに接続されている。そして、軸体90は、押込み部91と共に駆動装置(図示せず)の駆動力により鉛直方向に昇降するように構成されている。押込み部91の下面には、物品群の上面を吸着するための吸着口が設けられており、押込み部91は、吸引装置9Aの吸引動作によって物品群の上面を吸着する吸着具としても機能する。この押込み装置9は、押込み部91を下降させて物品載置位置Aの物品群の上面に接して物品群を吸着させる。この物品群の上面を吸着して保持した状態の押込み部91を所定位置までさらに下降させることにより、開放した状態の一対の床板11の間の開口を介して、床板11の下方の箱詰め位置Pに位置している外装箱110に物品群を押し込むことができる。
[外装箱配置装置の構成]
外装箱配置装置20は、外装箱110を水平搬送する外装箱搬送コンベア(外装箱搬送装置)22と、外装箱昇降装置21とを有している。
外装箱搬送コンベア22は、多数の駆動ローラ22aを備えた駆動ローラコンベアであり、駆動ローラ22aによって外装箱110がy方向へ搬送される。
外装箱昇降装置21は、外装箱110が載置される昇降台24を備えている。昇降台24は、駆動ローラ22a間の隙間に埋没可能な複数の棒材24aと、各棒材24aを連結する連結材24bとを備えている。昇降台24は、公知の昇降装置(図示せず)に支持され、昇降動作できるように構成されている。すなわち、昇降台24は、棒材24aが駆動ローラ22a間の隙間に埋没した状態となる所定の下降位置と、所定の上昇位置との間で、昇降動作する。昇降台24が上昇位置にあるときに、昇降台24上の外装箱110が所定の箱詰め位置Pとなり、昇降台24が下降位置にあるときに、昇降台24上の外装箱110が箱詰め位置Pの下方の所定位置となるように構成されている。
また、昇降台24には、エアシリンダ等からなる制止装置23が取り付けられている。制止装置23は、進退可能な棒体23aを備えており、昇降台24が下降位置において、棒体23aを進出させることにより、外装箱搬送コンベア22で搬送されてくる外装箱110を箱詰め位置Pの下方の箱停止位置U(所定位置)に停止させることができ、棒体23aを退避させることにより、外装箱110を箱停止位置Uから下流側へ搬送させることができる。また、昇降台24には、光電センサ等からなる箱検出装置25が取り付けられている。
[案内装置の構成]
図3(A)は、案内装置40を上から視た平面図であり、図3(B)は、案内装置40の正面図であり、図3(C)は、案内装置40を下から視た平面図である。また、図4は、案内装置40の側面図である。
案内装置40は、図3(B)に示すように、床板11の直下に設けられている。また、図3(A)及び図3(B)において、二点鎖線で示された外装箱110は、箱詰め位置Pに位置している状態を示している。
外装箱110は、例えば、4つのフラップ(蓋板)F1〜F4が閉じられたときに立方体または直方体形状をなすダンボール箱である。外装箱110は、その上面(上蓋)を形成するための4つのフラップF1〜F4が立った状態(上方へ延びた状態)、すなわち外装箱110の上面が開口された状態で、箱詰め装置100に搬入され、同状態で箱詰め装置100から搬出される。
案内装置40は、4個の板状のフラップ案内部材41〜44(以下、単に「案内部材41〜44」という)と、2個の案内部材41,42を回動させるための第1の案内部材回動部4Aと、2個の案内部材43,44を回動させるための第2の案内部材回動部4Bと、これら2つの案内部材回動部4A,4Bの間隔を調整する間隔調整機構4C,4Dとを有している。
まず、間隔調整機構4C,4Dの構成について説明する。2つの間隔調整機構4C,4Dは、互いに左右対称となるように構成(配置)されている。
各々の間隔調整機構4C,4Dは、ガイドレール45と、ガイドレール45に沿って移動自在に取り付けられた2つの移動ブロック46a,46bとを有している。これらのガイドレール45及び2つの移動ブロック46a,46bは、いわゆるリニアガイドで構成することができる。ここで、2つの間隔調整機構4C,4Dの両方の移動ブロック46aによって第1の案内部材回動部4Aが支持され、2つの間隔調整機構4C,4Dの両方の移動ブロック46bによって第2の案内部材回動部4Bが支持されている。また、2つの各ガイドレール45は、ガイドレール固定部材45aに固定されており、ガイドレール固定部材45aは枠体1に支持されている。
また、左右2つの移動ブロック46aは左右方向に延びた第1の連結棒(図示せず)で連結されており、同様に、左右2つの移動ブロック46bは左右方向に延びた第2の連結棒(図示せず)で連結されている。
さらに、間隔調整機構4C,4Dの2つのガイドレール45で挟まれた領域の外側において、ガイド部材47が、各ガイドレール45の中央部からガイドレール45に対して直交する水平方向(左方向または右方向)へ延びるようにして、ガイドレール固定部材45aに取り付けられている。このガイド部材47には、その延在方向に延びる長穴47aが設けられている。そして、ガイド部材47の上面に移動部材48が配置され、この移動部材48が長穴47aを挿通するクランプレバー49の締付けによってガイド部材47に固定されている。
そして、一方の移動ブロック46aと移動部材48とが第1アーム51によって連結され、他方の移動ブロック46bと移動部材48とが第2アーム52によって連結されている。第1アーム51は、その一端が一方の移動ブロック46aに回動自在に取り付けられ、他端が移動部材48に回動自在に取り付けられている。同様に、第2アーム52は、その一端が他方の移動ブロック46bに回動自在に取り付けられ、他端が移動部材48に回動自在に取り付けられている。
上記構成により、間隔調整機構4C,4Dの両方のクランプレバー49を緩めると、両方の移動部材48が各々の長穴47aに沿って往復移動可能となり、それにより移動ブロック46a,46bがガイドレール45に沿って移動できるため、移動ブロック46a,46bに支持された2つの案内部材回動部4A,4Bの間隔(案内部材41,42と案内部材43,44との間隔)を調整ないし変更することができる。
次に、案内部材回動部4A,4Bの構成について説明する。2つの案内部材回動部4A,4Bは、互いに前後対称となるように構成されている。
案内部材回動部4A,4Bの各々は、両端部が軸受54によって回動自在に支持され、物品群の整列方向Yと同方向に延びた回動軸53(53a,53b)と、この駆動装置として回動軸53の一端(左端)にカップリング55を介してその駆動軸が連結されたロータリアクチュエータ56とを備えている。右側の軸受54は右側の移動ブロック46(46a,46b)に固定され、左側の軸受54及びロータリアクチュエータ56は左側の移動ブロック46(46a,46b)に固定されている。各ロータリアクチュエータ56は45度回転駆動するものである。なお、2つの回動軸53a,53bは、これらの間を外装箱110に押し込まれる物品群が通るように、同一水平面内において平行に配置されている。
前側の回動軸53aにその軸方向に離れて取り付けられる2つの案内部材41,42は、これらを連結する連結部材58に固定されている。この2つの案内部材41,42と連結部材58とで前側の案内部材連結部品59が構成されている。同様に、後側の回動軸53bにその軸方向に離れて取り付けられる2つの案内部材43,44は、これらを連結する連結部材58に固定され、この2つの案内部材43,44と連結部材58とで、前側の案内部材連結部品59と同様の後側の案内部材連結部品59が構成されている。
そして、各々の回動軸53a,53bには、断面V字型の取付部材57が固定されており、この取付部材57に案内部材連結部品59が着脱可能に取り付けられている。なお、各々の回動軸53a,53bの取付部材57が固定される部分の断面は六角形になっている。
図3(B)に示すように、外装箱110が箱詰め位置Pに上昇したときに、2つのロータリアクチュエータ56は互いに逆方向に45度回転する。すると、図4に示すように、対向配置された案内部材41,42と案内部材43,44とは、下方に向かうにつれて互いが近づくように傾斜した実線で示された回転前の姿勢(以下、「傾斜姿勢」という)から、二点鎖線で示された垂下した姿勢(以下、「垂下姿勢」という)へ変位する(姿勢が変わる)。
各々の案内部材41〜44は、回動軸53a,53bよりも下方へ延びて設けられており、外装箱110が上昇して箱詰め位置Pに到達するまでは傾斜姿勢であり、外装箱110が箱詰め位置Pに到達した後、垂下姿勢となり、外装箱110の対向する2つのフラップF1,F3の内側に当接した状態となる。この状態で、押込み装置9によって物品群が上方から外装箱110に押し込まれる。よって、案内部材41,42と案内部材43,44とは、箱詰め位置Pに配置された外装箱110の2つのフラップF1,F3に対応して設けられており、フラップF1,F3が内側に倒れないように支持することができる。
[制御系統の構成]
図10は、箱詰め装置100の制御系統の概略構成の一例を示すブロック図である。
制御装置30は、例えば、CPU等の演算器を有する制御部31と、ROM及びRAM等のメモリを有する記憶部32とを備えている。物品取込検出装置69から出力される物品検出信号、及び箱検出装置25から出力される箱検出信号は、制御部31に入力される。記憶部32には所定の制御プログラムが記憶されていて、制御部31がこれらの制御プログラムを読み出して実行することにより、整列コンベア6、押出し装置7、挟圧装置8、押込み装置9(吸引装置9Aを含む)、床開閉装置10、外装箱配置装置20(外装箱昇降装置21及び外装箱搬送コンベア22)、案内装置40及び操作表示器50等の各装置の動作を制御する。すなわち、制御装置30によって、箱詰め装置100全体の動作が制御される。なお、制御装置30は、集中制御する単独の制御装置で構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置で構成されていてもよい。
操作表示器50は、例えばタッチパネルディスプレイ等を用いて構成され、箱詰め装置の運転開始・停止等の操作およびその運転パラメータ等の設定を行うための操作器の機能と、箱詰め装置の設定情報等をスクリーン(ディスプレイ画面)に表示する表示器の機能とを備えている。
また、制御装置30は、操作表示器50からの信号を入力するとともに、操作表示器50へ表示するデータ等の信号を出力する。
[箱詰め装置の動作]
図11は、箱詰め装置100の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、制御装置30の処理によって実現される。
作業者が、操作表示器50の例えば運転スイッチを操作して箱詰め装置100の運転を開始させると、ステップS1において、制御装置30は、整列コンベア6を制御して、供給コンベア200より順次供給される物品Wを1個ずつ各収容部62に収容し、所定個数の収容部62の全てに物品が収容されると、それらを押出し位置Tへ移送させる。
次に、ステップS2において、制御装置30は、押出し装置7を制御して、押出しプレート70を退避位置から進出位置に移動させることにより、押出し位置Tにおいて整列した物品Wを床板11上へ押し出させる。これにより、複数の物品Wからなる物品群が物品載置位置Aに整列状態で載置され、各物品Wは、押出しプレート70及びストッパプレート17によって整列方向Yと直交する水平方向の両端部が揃った状態となる。
次に、ステップS3において、制御装置30は、挟圧装置8を制御して、一対の保持プレート80を互いに近づく方向に移動させてそれぞれ所定位置まで進出させる。これによって、物品群がその整列方向Yから一対の保持プレート80によって挟圧される。
次に、ステップS4において、制御装置30は、押込み装置9(吸引装置9Aを含む)を制御して、押込み部91を、挟圧された物品群の上面に接触するように降下させ、物品群の上面を吸着させる。これによって物品群が押込み部91に保持される。
一方、制御装置30は、ステップS1〜S4の処理と並行して、外装箱配置処理(ステップS5)と案内装置制御処理(ステップS6)とを行う。
ステップS5では、制御装置30は、予め制止装置23の棒体23aを進出位置に位置させた状態にしており、外装箱搬送コンベア22で搬入されてきた外装箱110を箱停止位置Uに停止させる。そして、制御装置30は、箱検出装置25から箱検出信号を入力すると、昇降台24を上昇させ、箱停止位置Uの外装箱110を箱詰め位置Pに位置させる。
次に、ステップS6では、制御装置30は、案内装置40を制御して、案内部材41〜44を傾斜姿勢から垂下姿勢に変位させる。
そして、ステップS7において、制御装置30は、床開閉装置10を制御して、一対の床板11をそれぞれ所定位置まで後退させて床板11を開放状態にする。これによって、物品載置位置Aに位置する物品群の直下に開口部が形成される。
次に、ステップS8において、制御装置30は、押込み装置9を制御して、物品群を吸着している押込み部91を降下させることによって、外装箱110に物品群を押し込む。この際、物品群の両端の物品Wは保持プレート80表面上を滑り抜ける。そして、物品群は、4つの案内部材41〜44の内側を通過して外装箱110内部に案内される。
次に、ステップS9において、制御装置30は、押出し装置7、挟圧装置8、押込み装置9、床開閉装置10、案内装置40などを元の状態に復帰させる。例えば、押出しプレート70を退避位置へ戻し、保持プレート80を後退させて元の位置へ戻す。また、押込み装置9の押込み部91の吸着機能を停止させた後、押込み部91を物品群の形成位置の上方にまで上昇させる。この押込み部91の上昇後、床板11を閉鎖して案内部材41〜44を傾斜姿勢に戻す。
また、制御装置30は、ステップS9の復帰処理と並行してステップS10の搬出処理を行う。ステップS10では、昇降台24を下降させて物品群を収容した外装箱110を箱停止位置Uに位置させた後、制止装置23の棒体23aを搬送路から退避させ、外装箱搬送コンベア22の搬送動作によって外装箱110を箱詰め装置100から搬出する。そして、外装箱搬送コンベア22の箱停止位置Uよりも上流側の位置の制止装置(図示せず)の制止動作を解除して、次の外装箱を箱停止位置Uへ搬送させる。
上記の箱詰め動作によって外装箱110に複数の物品Wが収容された箱詰め品が生産される。そして、上記と同様の箱詰め動作が順次繰り返される。
次に、各床板11に取り付けられる案内部材201,202の構成の一例を図5〜図7等を参照して説明する。
図5は、一対の床板11及びそれに取り付けられた一例の案内部材201,202を示す斜視図であり、床板11が開放されたときの状態を示している。図6は、一対の床板11及びそれに取り付けられた一例の案内部材201,202を上方から視た図であり、床板11が閉鎖されたときの状態を示している。図7(A)は、床板11が開放されて物品Wが外装箱110に押し込まれる途中の状態の一例を上方から視た図であり、図7(B)は、図7(A)のときの状態を側方(図1における前方)から視た一部断面図である。なお、図7(A),(B)では、押出しプレート70、保持プレート80、ストッパプレート17及び案内装置40等の図示を省略し、さらに図7(A)では、押込み装置9の軸体90及び押込み部91の図示を省略している(後述の図8(A),(B)も同様に省略)。
図5に示すように、一方の床板11aに案内部材201が取り付けられ、他方の床板11bに案内部材202が取り付けられている。各案内部材201,202は、平板状の板状部201a,202aと、細長い板状の側片部201b,202bと、取付部201c,202cとを有している。
各々の床板11a、11bは、その端面11ae、11beが、物品群の整列方向Yに垂直でかつ水平な方向(物品群の整列方向Yと直交する水平方向)に延びて互いに対向している。そして互いの端面11ae、11beが床板11の閉鎖状態において当接し、開放状態において離間するように構成されている。これら一対の床板11は、床開閉装置10によって物品群の整列方向Yと平行にかつ互いに逆方向に水平移動させられることによって開閉される。
一方の床板11aに取り付けられた案内部材201の板状部201aは、床板11aの端面11aeに沿ってかつ下方に延びて長方形状に形成されている。側片部201bは、板状部201aの一方の側縁E11から他方の床板11bの開く方向へ延びた細長い長方形状に形成されている。側片部201bは板状部201aに垂直に設けられており、板状部201aおよび側片部201bの水平断面形状はL字状になっている。
他方の床板11bに取り付けられた案内部材202の板状部202aは、床板11bの端面11beに沿ってかつ下方に延びて長方形状に形成されている。側片部202bは、板状部202aの一方の側縁E21から一方の床板11aの開く方向へ延びた細長い長方形状に形成されている。側片部202bは板状部202aに垂直に設けられており、板状部202aおよび側片部202bの水平断面形状はL字状になっている。
ここで、案内部材201の側片部201bと案内部材202の側片部202bとは、それぞれの板状部201a,202aの異なる側(物品群の整列方向Yと直交する水平方向において異なる側)の側縁E11,E21に形成されている。また、図6に示すように、床板11が閉鎖状態のときに、案内部材201の側片部201bが案内部材202の板状部202aと衝突しないように、また、案内部材202の側片部202bが案内部材201の板状部201aと衝突しないように、構成されている。
各取付部201c,202cは、各板状部201a,202aの上縁から互いに逆方向の水平方向に延びて形成され、複数の取付穴HLが設けられている。そして、図7に示すように、各床板11a,11bの下面に複数のおねじ部MSが設けられており、各取付穴HLに各おねじ部MSが挿入されてナットNTで締め付けることにより、各案内部材201,202が床板11a,11bに取り付けられている。なお、案内部材201,202の床板11a,11bへの取付方法は、取付部201c,202cを含めて変更可能である。
図7に示すように、床板11が開放されたときに、一方の床板11aの案内部材201は、板状部201aと側片部201bとの角部(境界部分)が箱詰め位置Pに配置された外装箱110の周壁部113の1つの角部C2(第1の角部)の内側に接した状態となる。また、他方の床板11bの案内部材202は、板状部202aと側片部202bとの角部(境界部分)が箱詰め位置Pに配置された外装箱110の周壁部113の1つの角部C4(第2の角部)内側に接した状態となる。この場合、第1の角部(C2)と第2の角部(C4)とは、対向する角部であって、平面視において外装箱110の対角線上に存在する角部である。
外装箱110に押し込まれる複数の物品Wは、それぞれ内容物を収納する袋のシール部Wa,Wbが物品群の整列方向Yと直交する水平方向の両端に存在するように、押出しプレート70によって整列コンベア6から押し出されて床板11上に整列させられる。この際、本例では、複数の物品Wがシール部Wbの側から押出しプレート70で押し出されて、シール部Waがストッパプレート17に当接する。
複数の物品Wは、そのシール部Wa,Wbが例えば図7(A)に示すような状態となって外装箱110に押し込まれる場合がある。図7(A)に示すように、一方のシール部Wbの先端が床板11aの開く方向にやや傾いている場合には、図7(A)において最も右側の物品Wのシール部Wbは、案内部材201の板状部201a及び側片部201bによって案内されるので、フラップF2,F3間の隙間に入って引っ掛かることを防止できる。
図8(A)、図8(B)はそれぞれ、床板11が開放されて物品Wが外装箱110に押し込まれる途中の状態の他の例を上方から視た図である。
複数の物品Wは、例えば図8(A)に示すような状態で外装箱110に押し込まれる場合があり、この場合は、一方のシール部Wbの先端が床板11aの開く方向にやや傾いて、他方のシール部Waの先端が床板11bの開く方向にやや傾いた状態である。この場合、図8(A)において最も右側の物品Wのシール部Wbは、案内部材201に案内されるので、フラップF2,F3間の隙間に入って引っ掛かることを防止でき、最も左側の物品Wのシール部Waは、案内部材202の板状部202a及び側片部202bによって案内されるので、フラップF1,F4間の隙間に入って引っ掛かることを防止できる。
また、物品Wの種類によっては、例えば図8(B)に示すように、一方のシール部Waの幅が広く、他方のシール部Wbの幅が狭い物品がある。幅広のシール部Waには、商品吊り下げ用のフック棒などに吊り下げるための穴が設けられている場合がある。このような物品Wは、例えば図8(B)に示すような状態で外装箱110に押し込まれる場合があり、この例では、幅広のシール部Waの先端が床板11bの開く方向にやや傾いた状態である。この場合、図8(B)において最も左側の物品Wのシール部Waは、案内部材202の板状部202a及び側片部202bによって案内されるので、フラップF1,F4間の隙間に入って引っ掛かることを防止できる。
各物品Wのシール部Wa,Wbの傾く方向は、前段の包装機での包装状態や、箱詰め装置100において床板11上に整列されるまでの移送状態などの影響によって、ある程度の傾向がある。よって、各物品Wのシール部Wa,Wbの傾く方向の傾向を調べて、それにあった案内部材(案内部材201,202等)を構成し、それを床板11に取り付けることが好ましい。
例えば、図7(A)において、各物品Wのシール部Waの姿勢がフラップF1にほぼまっすぐ向かって揃う場合には、案内部材202は側片部202bの無い構成でもよい。また、図8(B)において、物品Wの短いシール部WbがフラップF2,F3間の隙間に入ることが無い場合には、案内部材201は側片部201bの無い構成でもよい。すなわち、案内部材201,202のうちのいずれか一方に側片部が設けられた構成とすることができる。また、各案内部材201,202において、側片部201b,202bは、これが図示された板状部201a,202aの側縁E11,E21とは反対側の側縁E12,E22(図5参照)に備えられるようにしてもよい。
図9は、一対の床板11(11a,11b)及びそれに取り付けられた他の例の案内部材201,202を上方から視た図であり、床板11が閉鎖されたときの状態を示している。この図9に示す例では、一方の床板11aに取り付けられた案内部材201には、板状部201aの両側の側縁E11,E12に側片部201b(201b−1,2)が備えられており、他方の床板11bに取り付けられた案内部材202には、側片部が備えられていない。板状部201aおよび2つの側片部201b−1,2の水平断面形状はコ字状になっている。
この図9の構成の場合、床板11が開放されたときには、案内部材201は、板状部201aと一方の側片部201b−1との角部(境界部分)が、箱詰め位置Pに配置された外装箱110の周壁部113の1つの角部C2(第1または第2の角部)の内側に接した状態となる。また、同案内部材201は、板状部201aと他方の側片部201b−2との角部(境界部分)が、箱詰め位置Pに配置された外装箱110の周壁部113の1つの角部C1(第2または第1の角部)の内側に接した状態となる。ここで、第1、第2の角部となる角部C2と角部C1は、物品群の整列方向Yと直交する水平方向に隣り合う角部である。
この場合、外装箱110のフラップF1,F2間の隙間およびフラップF2,F3間の隙間に物品Wのシール部Wa,Wbが引っかかることを防止できる。
また、図9に示す例とは反対に、一方の床板11aに取り付けられた案内部材201には、側片部が備えられておらず、他方の床板11bに取り付けられた案内部材202には、板状部202aの両側の側縁(図5の側縁E21,E22参照)に、図5に示す側片部202bのような側片部が備えられた構成とすることもできる。この場合、外装箱110のフラップF1,F4間の隙間およびフラップF3,F4間の隙間に物品Wのシール部Wa,Wbが引っかかることを防止できる。
また、本実施形態では、床板11の下方に案内部材41〜44を有する案内装置40が設けられており、外装箱110が箱詰め位置Pに配置されたときに、案内部材41〜44を傾斜姿勢から垂下姿勢に変位させることにより、案内部材41〜44が、物品群の整列方向Yと直交する水平方向に向かい合う外装箱110の2つのフラップF1,F3の内側に当接してフラップF1,F3が内側へ倒れないように支持し、フラップF1,F3が内側へ倒れるのを防止できる。これによって、外装箱110へ押し込まれる物品群は、案内部材41〜44の内側を通過して外装箱110に案内され、物品をよりスムーズに外装箱110に詰め込むことができる。
なお、2つの案内部材41,42が連続した1つの案内部材として構成されるとともに、2つの案内部材43,44が連続した1つの案内部材として構成されていてもよい。
また、フラップ案内部材の例としては、案内部材41〜44に限られるものではない。例えば、フラップF1に当接する2つの案内部材41,42が連続した1つの案内部材として構成されるとともに、フラップF3に当接する2つの案内部材43,44が連続した1つの案内部材として構成されていてもよい。また、フラップF1,F3の各々の内側に当接するフラップ案内部材が、案内部材41〜44のように姿勢を変位させることなく、固定されていてもよい。このように固定されたフラップ案内部材は、例えば、外装箱110が箱詰め位置Pへ上昇してきたときにフラップF1,F3の各々を外側へ開くように傾斜した部分を有し、かつ、外装箱110へ押し込まれる物品群および案内部材201,202の移動の邪魔にならないように構成されていてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、物品が外装箱のフラップ間の隙間に引っ掛かることを防止することができる箱詰め装置等として有用である。
10 床開閉装置
11,11a,11b 床板
11ae,11be 床板の端面
20 外装箱配置装置
9 押込み装置
91 押込み部
40 案内装置
41〜44 フラップ案内部材
53a,53b 回動軸
110 外装箱
111 外装箱の側壁部
112 外装箱の底部
113 外装箱の周壁部
C1〜C4 外装箱の周壁部の角部
F1〜F4 外装箱のフラップ
201,202 案内部材
201a,202a 案内部材の板状部
201b,202b 案内部材の側片部

Claims (5)

  1. 複数の物品が整列されてなる物品群が載置される一対の床板を有し、前記一対の床板を物品群の整列方向と平行にかつ互いに逆方向に水平移動させることにより前記床板を開閉駆動する床開閉装置と、
    4つの側壁部からなる平面視矩形の周壁部と、この周壁部の底面を閉鎖する底部と、各前記側壁部の上縁から上方に延びる4つのフラップとを有する外装箱を前記床板の下方の所定の箱詰め位置に配置する外装箱配置装置と、
    昇降可能な押込み部を有し、前記押込み部に前記一対の床板上の物品群の上面を保持させて前記床板が開放状態において前記押込み部を下降させることにより前記箱詰め位置に配置された外装箱に前記物品群を押し込む押込み装置と、を備え、
    前記一対の床板は、
    前記物品群の整列方向と直交する水平方向に延びて互いに対向する端面を有し、これらの端面が前記床板の閉鎖状態において当接し、開放状態において離間するように構成され、
    各々の前記床板には、
    前記端面に沿ってかつ下方に延びる板状部を有し、前記床板が開放されたときに各々の前記板状部の下端が、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱における前記整列方向に対向する前記側壁部の内面に接した状態となるように構成された案内部材が設けられ、
    前記一対の床板のうちのいずれか一方の前記床板の前記案内部材は、これの前記板状部の一方の側縁から他方の前記床板の開く方向へ延びる第1の側片部をさらに有し、前記床板が開放されたときに前記板状部と前記第1の側片部との角部が前記箱詰め位置に配置された前記外装箱の前記周壁部の第1の角部の内側に接した状態となるよう構成された、
    箱詰め装置。
  2. 前記他方の床板の前記案内部材は、これの前記板状部の一方の側縁から前記一方の床板の開く方向へ延びる第2の側片部をさらに有し、前記床板が開放されたときに前記板状部と前記第2の側片部との角部が、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱の前記周壁部の角部であって前記第1の角部と対向する第2の角部の内側に接した状態となるよう構成された、
    請求項1に記載の箱詰め装置。
  3. 前記一方の床板の前記案内部材は、これの前記板状部の他方の側縁から前記他方の床板の開く方向へ延びる第2の側片部をさらに有し、前記床板が開放されたときに前記板状部と前記第2の側片部との角部が、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱の前記周壁部の角部であって前記第1の角部と前記物品群の整列方向と直交する水平方向に隣り合う第2の角部の内側に接した状態となるよう構成された、
    請求項1に記載の箱詰め装置。
  4. 前記床板の下方に設けられ、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱における前記物品群の整列方向と直交する水平方向に向かい合う前記フラップの各々に内側から当接して前記フラップが内側に倒れないように支持するフラップ案内部材をさらに備えた、
    請求項1〜3のいずれかに記載の箱詰め装置。
  5. 前記外装箱配置装置は、
    前記外装箱を前記箱詰め位置の下方の所定位置から上昇させることにより前記箱詰め位置に配置するよう構成されており、
    前記床板の下方に設けられた案内装置をさらに備え、
    前記案内装置は、
    前記床板の下方において前記物品群の整列方向と同方向に延びて互いの間を前記押し込まれる前記物品群が通るように平行に配置されるとともに、この配置位置で回動自在に支持される第1回動軸及び第2回動軸と、
    前記第1回動軸及び前記第2回動軸の各々に取り付けられ、互いに向かい合うように配置されるとともに、各々が前記第1回動軸及び前記第2回動軸よりも下方に延びて設けられた板状の第1フラップ案内部材及び第2フラップ案内部材と、を有し、
    前記外装箱が前記所定位置から上昇して前記箱詰め位置に到達するまでは、前記第1フラップ案内部材と前記第2フラップ案内部材とが、下方に向かうにつれて互いが近づくように傾斜した姿勢であり、前記外装箱が前記箱詰め位置に到達した後、前記床板が開放される前に、前記第1フラップ案内部材と前記第2フラップ案内部材とが、前記傾斜した姿勢から、互いの下端部が遠ざかる方向に回動して垂下した姿勢となるように、前記第1回動軸と前記第2回動軸とを回動させるよう構成されるとともに、
    前記第1フラップ案内部材及び前記第2フラップ案内部材は、前記垂下した姿勢となったときに、前記箱詰め位置に配置された前記外装箱における前記物品群の整列方向と直交する水平方向に向かい合う前記フラップの各々に内側から当接して前記フラップが内側に倒れないように支持するよう構成された、
    請求項1〜3のいずれかに記載の箱詰め装置。
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