JP3483655B2 - 箱の押上段積み装置 - Google Patents

箱の押上段積み装置

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JP3483655B2
JP3483655B2 JP09683495A JP9683495A JP3483655B2 JP 3483655 B2 JP3483655 B2 JP 3483655B2 JP 09683495 A JP09683495 A JP 09683495A JP 9683495 A JP9683495 A JP 9683495A JP 3483655 B2 JP3483655 B2 JP 3483655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品、その他の製品を
収容した段ボール箱等の箱を複数段に積み重ねる段積み
装置に関する。さらに特定すれば、本発明は多数の箱を
その外形や寸法に関わりなく迅速に段積みでき、また段
積みの際の箱の損傷を確実に防止できる段積み装置にお
いて、これらの箱を押し上げて段積みする装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、即席麺等の食品、またはその
他の製品は最終的には段ボール箱等の箱に詰められて工
場から出荷される。工場の生産ラインでは、これらの箱
は1個ずつテーピング又は糊付けにより封緘されるが、
これらの箱は工場からの出荷時点から販売店までの運搬
の利便のため、これらの箱を複数段に積み重ねること、
すなわち段積みをおこない、さらにバンドで梱包して出
荷される場合が多い。この段積み作業は作業員の手作業
で行われていたが、能率が低く、そのコストも高いもの
であった。
【0003】上記のような不具合を改善するために、上
記のような箱の段積みを自動的におこなう装置が開発さ
れている。このような自動段積み装置としては、たとえ
ばベルトコンベアの末端部に押上機構を設け、この押上
機構の上方に保持機構を備えたものがある。このような
装置は、工場の生産ラインから送られてきた段ボール箱
等の箱をこのベルトコンベアで1個ずつ送り、上記の押
上機構によってこの箱を押し上げる。上記の保持機構に
はラチェット部材が設けられており、押し上げられた箱
はこのラチェット部材を回動させながら上方に押し上げ
られ、このラチェット部材がこの箱の下縁部に係合して
押し上げられた位置に保持される。そして、次の箱が送
られてくると、この箱も上記の押上機構によって押し上
げられ、この箱は上記のラチェット部材を回動させつつ
上方に押し上げられる。このようにして、このラチェッ
ト部材の上に順次下から箱を積み重ね、箱の段積みをお
こなう。
【0004】しかし、このような段積み装置では、この
箱の寸法等に対応して、上記のラチェット部材の位置等
を正確に調整しなければならず、箱の種類が変わった場
合の調整作業が面倒であった。また、この箱も完全な直
方体の箱ばかりではなく、トレー状の段ボール箱の中に
即席麺等の製品を収容し、この上から熱収縮性のプラス
チックフィルムで包装し、防湿および防塵をなすととも
に中の製品が見えるようにした箱もある。このようなも
のでは、この箱の外形が完全な直方体ではなく、上記の
ラチェット部材との係合が確実ではないとともに、この
ラチェット部材によってこのプラスチックフィルムが破
られる可能性がある。
【0005】上述のように、このような箱の段積み装置
においては、この箱を積み重ねることすなわち段積みす
る機構が重要であり、この機構の部分の構成がこのよう
な段積み装置の性能を決定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、箱の寸法形状等に関わりなく
これらの箱を正確に段積みでき、さらにこの段積みの際
にこの箱の損傷がなく、また、トレー状の箱に製品を収
容してプラスチックフィルムで包装した場合には、この
箱を包装しているプラスチックフィルム等が破れる可能
性のない段積み装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、段積みすべき
箱を搬入する搬入コンベア機構と、上記の箱の幅より狭
い幅を有しこの搬入コンベア機構によって搬送されてき
た箱を上方に押し上げる押上台と、上記の搬入コンベア
機構の上方に設けられ水平方向に移動して開閉する一対
のシャッタ板とを備えている。また上記の押上台を昇降
させる昇降機構を備えており、この昇降機構は上記の押
上台をその上面が上記の搬入コンベア機構の搬送面より
下方に位置する下降位置と、その上面が上記のシャッタ
板の上面より上方に位置する上昇位置とに昇降作動させ
る。さらに、上記のシャッタ板を同期して互いに反対方
向に移動させて開閉作動させる開閉機構を備えており、
この開閉機構は上記のシャッタ板をそれらの間の間隔が
上記の箱の幅より大きな間隔となる開放状態と、少なく
ともそれらの間の間隔が上記の箱の幅より狭くなる閉止
状態とに開閉作動させる。前記のシャッタ板の開閉機構
は、前記のシャッタ板をそれらの間の間隔が前記の箱の
幅より大きな間隔となる開放状態と、それらの間の間隔
が前記の箱の幅より狭くかつ前記の押上台の幅より広い
間隔となる第1の閉止状態およびそれらの間の間隔が前
記の押上台の幅より狭くなる第2の閉止状態とに開閉作
動させる。
【0008】
【作用】上記の押上台が下降位置にある状態で、上記の
搬入コンベア機構によりこの押上台の上方に箱が搬送さ
れる。そして、上記のシャッタ板が開放された状態でこ
の搬入コンベア機構上の箱は上記の押上台によって上記
のシャッタ板の上方まで押上げられる。次にこのシャッ
タ板が第1の閉止状態に閉じるとともに押上台が下降
し、この押し上げられた箱はシャッタ板により支持され
る。この場合に、この押上台の上面はこれらシャッタ板
より上方まで上昇しているので、これらのシャッタ板が
第1の閉止状態に閉じる際に箱の底面に接触することが
ない。次に、上記の搬入コンベア機構により次の箱が上
記のシャッタ板で支持されている箱の下方に搬送されて
くると、上記のシャッタ板が開く。これにより、このシ
ャッタ板上に支持されていた箱は上記の搬入コンベア機
構上の箱の上に落下し、その上に段積みされる。次に、
この段積みされた箱は押上機構によって押し上げられ、
次いでシャッタ板が第1の閉止状態に閉じ、押上台が下
降し、さらにシャッタ板が第2の閉止状態に閉じ、この
段積みされた箱をこのシャッタ板で支持する。このよう
な作動により、箱をシャッタ板の上に段積みする。この
シャッタ板上に段積みされた箱は、移送機構等によって
そのまま搬出コンベア機構等に移送され、搬出される。
【0009】 この装置は、箱と第1の閉止状態に閉じ
シャッタ板とが基本的には摺動したり係合したりする
ことがなく、従来の装置のように、箱の寸法等に対応し
てこのシャッタ板の位置を正確に調整する必要がない。
またこれらの箱の形状が正確な直方体ではなくてもこれ
ら箱を確実に段積みでき、信頼性が高い。また、これら
のシャッタ板はこの箱と係合したり摺動したりしないの
で、これらのシャッタ板により箱の包装フィルムを損傷
したりすることもない。シャッタ板上に段積みされた箱
を、移送機構等によってそのまま搬出コンベア機構等に
移送する場合、シャッタ板の間の間隔は第2の閉止状態
の狭い間隔であるので、これらの上を箱が横方向に摺動
して移動する際に、これらの箱の底縁部がこれらシャッ
タ板の間に落ち込んだり、また箱の底部の継ぎ目等がこ
れらシャッタ板の縁に引っ掛かるようなことはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし図
18を参照して説明する。この実施例は、箱を複数列に
整列させ、またこの複数列の箱を複数段たとえば2段に
段積みする装置である。また、この実施例の装置は、完
全な直方体の段ボール箱のような箱はもちろん、底面と
側面の下半分だけのトレー状の段ボール箱に即席麺等の
商品を収容し、全体を熱収縮性のプラスチックフィルム
で包装した箱、すなわち全体が完全な直方体をなしてお
らず、かつ包装しているプラスチックフィルムの損傷が
許されないような容器でも確実に段積みできる装置であ
る。
【0011】まず、図1ないし図3を参照して、この実
施例の段積み装置の概略を説明する。なお、図1は要部
の平面図、図2は図1の2−2矢視側面図、図3は図1
の3−3線に沿う概略的な断面図である。
【0012】この段積み装置は、本体1を備えており、
この本体1は型材を組み合わせた枠状のものである。そ
して、この装置には、搬入整列コンベア機構10、押上
機構20、シャッタ機構30、移送機構40、および搬
出コンベア機構50が設けられている。また、この装置
には、上記の各機構の作動を制御する制御装置3が設け
られている。また、この装置によって段積みされた箱を
次の工程に送るための搬送機構2が設けられている。
【0013】上記の搬入整列コンベア機構10は、略水
平方向に沿って配置され、その末端部はこの本体1内に
配置されている。この搬入整列コンベア機構10は、一
対の細幅のベルトコンベア11を備えており、これらベ
ルトコンベア11は互いに所定の間隔をもって互いに平
行に配置されている。またこれらのベルトコンベア11
は、モータ12、チエン13等の駆動機構によって、互
いに等しい速度で同期して走行される。
【0014】そして、このベルトコンベア11の上に
は、前工程、たとえば製品の箱詰め工程から箱Cが1個
ずつ搬送されるように構成されている。このように1個
ずつ搬送された箱Cは、このベルトコンベア11上を所
定の間隔で1個ずつ搬送される。そして、このベルトコ
ンベア11の末端部にはストッパが設けられており、搬
送されてきた箱Cはこのストッパに当接して停止し、次
に搬送されてきた箱はこの停止した箱に当接して停止
し、このようにしてこのベルトコンベア11上に複数個
の箱が互いに接触した状態で一列に整列される。
【0015】なお、上記のベルトコンベア11のベルト
は、比較的硬質の合成樹脂で形成され表面が平滑な複数
のシューを連結して構成されており、上記のようにこの
上で箱Cが停止した場合でも、その停止した箱の底面と
これらのシューとが円滑に摺動し、この箱の底面を損傷
しないように構成されている。
【0016】また、この搬送整列コンベア機構10の両
側には、それぞれ細長板状のガイド部材14が設けら
れ、搬送されて来る箱および停止している箱の案内をな
す。なお、これらガイド部材14は、スクリューナット
機構等の複数の位置調整機構15によって左右に移動さ
れるように構成され、これらの位置調整機構15はハン
ドル16およびチエン17によって同期して左右に移動
されるように構成されている。したがって、このハンド
ル16を回転させることにより、上記の位置調整機構1
5によってこれらガイド部材14は同期して左右に移動
し、搬送されてくる箱Cの幅に対応してこれらのガイド
部材14の間隔が調整可能である。
【0017】また、上記の搬入整列コンベア機構10の
下方には、前述の押上機構20が設けられている。この
押上機構20は、押上台21と、この押上台21を昇降
させるシリンダ22とを備えている。上記の押上台21
は、上面と側面からなる箱状をなし、その幅は上記の搬
入整列コンベア機構の一対のベルトコンベア11の間の
間隔よりやや狭く構成され、これら一対のベルトコンベ
ア11の間に配置され、これらベルトコンベア11の間
を通って昇降するように構成されている。また、この昇
降台21の長さは、その上に複数個の箱Cを載置できる
ような長さに設定されている。また、上記のシリンダ2
2は2個設けられ、これらシリンダ22が同期して伸縮
し、この昇降台21を水平の姿勢のまま昇降するように
構成されている。なお、この昇降台21は、下降した状
態ではその上面が上記のベルトコンベア11の搬送面よ
りやや下方に位置し、また上昇する場合の押上ストロー
クは、搬送される箱Cの高さより高く、上記のシャッタ
機構30の後述するシャッタ板31の高さより高い位置
までこの箱を押し上げるように設定されている。
【0018】また、上記の搬入整列コンベア機構10の
上方には、前述のシャッタ機構30が設けられている。
このシャッタ機構30は、一対のシャッタ板31を備え
ており、これらのシャッタ板31は開閉機構32によっ
て水平方向左右に同期して移動し、左右に開閉するよう
に構成されている。これらのシャッタ板31は、平板状
をなし、その長さは上記の押上台21の長さよりやや長
く、この押上台21によって押し上げられた複数個の箱
Cを支持できるように構成されている。また、これらの
シャッタ板31の高さ位置は、上記の押上台21の上面
の上昇位置よりやや低い位置に配置されている。したが
って、これらのシャッタ板31が開閉する際には、上記
の押上台21によって押し上げられた箱Cの底面には接
触しないように構成されている。
【0019】また、これらのシャッタ板31は、一杯に
開いた状態ではそれらの間の間隔は搬送される箱Cの幅
より大きくなるように設定されている。また、これらの
シャッタ板31が閉じた状態は、第1の閉止状態と、第
2の閉止状態の2つの状態となるように上記の開閉機構
32のストロークが設定されている。第1の閉止状態
は、これらのシャッタ板31の間の間隔が上記の押上台
21の幅よりやや広く、よってこの第1の閉止状態のシ
ャッタ板31の間を通って上記の押上台21の上面がこ
れらシャッタ板31より高い位置まで上昇可能となって
いる。また、第2の閉止状態では、これらのシャッタ板
31の間の間隔は、後述するようにこの第2の閉止状態
のシャッタ板31の上を段積みされた箱Cが横方向に移
動する際に、この箱の縁部がこれらシャッタ板31の間
の間隙に落ち込まないように構成されている。この第2
の閉止状態におけるこれら一対のシャッタ板31の間の
間隔は、移送される箱Cがこれらの間の間隙に落ち込ん
だり引っ掛かったりするのを防止するためには箱Cの幅
の1/2以下であれば良いが、実用的にはこれらシャッ
タ板31の先端縁の間の間隙は箱Cの幅の1/3以下で
あれば上記のような不具合を確実に防止することがで
き、かつこれらシャッタ板31の開閉のストロークを短
縮して開閉作動に要する時間を短くすることができる。
【0020】また、上記の搬入整列コンベア機構10の
側方には、これと略平行に前記の搬出コンベア機構50
が設けられている。この搬出コンベア機構50は、幅広
のベルトコンベア51が設けられており、このベルトコ
ンベア51はモータ52等の駆動機構によって走行駆動
される。このベルトコンベア51の上面は、上記のシャ
ッタ板31の上面よりやや低い位置に配置されている。
そして、このベルトコンベア51と上記の一方のシャッ
タ板31との間には、移送用滑り板56が設けられ、こ
の移送用滑り板56の一方の縁部はこのベルトコンベア
51の縁部の上方に位置し、またこの移送用滑り板56
の他方の縁部は上記の一方のシャッタ板31の縁部のや
や下方に位置し、このシャッタ板31はこの移送用滑り
板56の上面に沿って開閉移動するように構成されてい
る。
【0021】また、このベルトコンベア51の他方の縁
部の上方には、このベルトコンベア51の搬送方向に沿
って配置された略鉛直の案内板53が配置されている。
なお、この案内板53は、スリクューナット機構等の位
置調整機構54およびハンドル55により、このベルト
コンベア51の幅方向にその位置が調整可能なように構
成されている。
【0022】また、上記のシャッタ機構30の上方に
は、前述の移送機構40が設けられている。この移送機
構40は、上記のシャッタ機構30の側方に配置された
移送板41を備えている。この移送板41は、上記の搬
入整列コンベア機構10の搬送方向と略平行に配置され
ており、一対のロッドレスシリンダ42によって水平横
方向に平行に移動するように構成されている。したがっ
て、この移送板41が図3の2点鎖線に示すような位置
まで水平横方向に移動すると、上記のシャッタ板31の
上に支持されていた段積みされた箱Cをこれらシャッタ
板31および移送用滑り板56の上を横方向に摺動さ
せ、この段積み状態のまま上記の搬出コンベア51の上
に移送するように構成されている。なお、この横方向に
移動された箱Cは、図3に示すように上記の案内板53
に当接して停止され、この状態で上記の移送板41との
間で挟圧され、正しく整列される。
【0023】そして、上記のように段積み状態のまま上
記の搬出コンベア機構50の上に移送された箱Cは、こ
の搬出コンベア機構50によって図1の矢印方向に搬送
され、この搬出コンベア機構50の末端部に配置された
前記の搬送機構2を介して次の工程に送られる。
【0024】次に、図4ないし図13を参照してこの実
施例の装置の作動を説明する。まず、図4に示す如く、
搬入整列コンベア機構10のベルトコンベア11上を箱
Cが1個ずつ搬送されてくる。
【0025】そして、図5に示す如く、これらの箱Cは
ストッパに当接し、複数個の箱Cがこの搬送整列コンベ
ア機構のベルトコンベア11上に一列に整列される。な
お、実際の装置では、このベルトコンベア11上には2
〜10個程度の箱Cが整列されるが、これらの図では説
明を容易にするために3個の箱Cが整列されている状態
を示す。そして、このベルトコンベア11上に所定の個
数の箱が整列されると、前記のシャッタ機構のシャッタ
板31が左右に開き、開放状態となる。この場合のシャ
ッタ板31の間の間隔は、箱Cの幅より広くなってい
る。
【0026】次に、図6に示すように、押上機構の押上
台21が上昇し、上記のベルトコンベア11上に整列さ
れていた箱Cは、この押上台21によって上記のシャッ
タ板31の間を通ってこれらシャッタ板31の上方まで
押し上げられる。
【0027】次に、図7に示すように、上記のシャッタ
機構のシャッタ板31が第1の閉止状態まで閉じる。こ
の第1の閉止状態では、これらのシャッタ板31の間の
間隙が上記の押上台21の幅よりやや広くなっているの
で、これらのシャッタ板31の縁部がこの押上台21の
側面と干渉することはない。また、この押上台21の上
面は、これらシャッタ板31より高い位置まで押し上げ
られているので、これらのシャッタ板31は、この押上
台21によって押し上げられている箱Cの底面とは接触
することなく、これら箱Cの底縁部の下に移動する。
【0028】次に、図8に示す如く、上記の押上台21
が下降する。これによって、箱Cも下降するが、これら
の箱Cの底縁部の下方には第1の閉止状態のシャッタ板
31が移動しているので、これらの箱Cは、整列された
状態のままこれらシャッタ板31の上に支持される。そ
して、上記の搬入整列コンベア機構のベルトコンベア1
1が再び走行し、次の箱Cが1個ずつ搬送されてくる。
そして、図9に示す如く、このベルトコンベア11の上
に、複数の箱Cが一列に整列される。
【0029】次に、図10に示す如く、上記のシャッタ
板31が開放状態まで開く。この状態では、これらシャ
ッタ板31の間の間隔は、箱Cの幅より大きいので、こ
れらシャッタ板31の上に整列して支持されていた箱C
は落下する。この場合、上記のシャッタ板31はこれら
箱の底面と摺動しながら開くが、これらシャッタ板31
は同期して反対方向に移動して開くので、左右のシャッ
タ板31の移動に伴うこれら箱Cの底面との摺動抵抗は
左右対称であり、これらシャッタ板31との摺動により
これら箱Cの位置がずれることはなく、これらの箱Cは
ほぼ真下に落下する。なお、この場合、シャッタ板31
に支持されていた上の箱Cとベルトコンベア11上に整
列されていた下の箱Cとの間の間隔、すなわち上の箱C
の落下距離は5〜30mm程度に設定されている。した
がって、上の箱Cは殆どずれることなく下の箱Cの上に
落下し、これらの箱は2段に段積みされる。
【0030】次に、図11に示す如く上記の押上台21
が上昇し、ベルトコンベア11上に2段に段積みされて
いた箱Cを上方に押し上げる。そして、これら箱Cが押
し上げられたら、上記のシャッタ板31が再び第1の閉
止状態に閉じる。この場合も、これらシャッタ板31は
この下の段の箱Cの底面に接触することはない。
【0031】次に、図12に示す如く、上記の押上台2
1が下降し、この2段に段積みされた箱Cは、上記のシ
ャッタ板31の上に支持される。そして、この状態から
さらにこれらシャッタ板31は第2の閉止状態まで閉じ
る。この場合、これらシャッタ板31は支持されている
箱Cの底面と摺動するが、これらシャッタ板31の移動
は左右同期して行われるので、これら左右のシャッタ板
31と箱Cの底面との摺動抵抗は左右対称であり、これ
ら段積みされた箱Cがずれることはない。なお、この第
2の閉止状態のシャッタ板31の間の間隔は、前述した
ように狭い間隔である。
【0032】次に、図13に示すように、前記の移送機
構40の移送板41がロッドレスシリンダ42によって
横方向に移動される。この移送板41の移動により、こ
の移送板41は整列状態で段積みされた箱Cの側面に当
接し、この段積み状態のままこれらの箱Cを上記のシャ
ッタ板31および移送用滑り板56の上を横方向に摺動
させながら前記の搬出コンベアのベルトコンベア51の
上まで移送する。この場合、上記のシャッタ板31の間
の間隔は狭い間隔であるので、これらの上を箱Cが横方
向に摺動して移動する際に、これらの箱Cの底縁部がこ
れらシャッタ板31の間に落ち込んだり、また箱の底部
の継ぎ目等がこれらシャッタ板31の縁に引っ掛かるよ
うなことはない。
【0033】そして、上記の搬出コンベアのベルトコン
ベア51の上に移送された箱Cは、前記の案内板53に
当接して停止するとともに、上記の移送板41との間で
これらの箱Cが挟圧される。したがって、前述したよう
な段積みおよび移送の作動中に、これら整列され段積み
された箱Cが多少ずれたような場合でも、これらの箱は
最終的に上記の案内板53と移送板41とで挟圧され、
正確に整列される。
【0034】そして、このように整列され、また段積み
された箱は、そのままの状態でこの搬出コンベア機構の
ベルトコンベア51により、別の搬送機構2に移送さ
れ、次の工程、たとえば紐掛け工程やパレット積み工程
に送られる。
【0035】なお、上記のような各機構の作動順序、作
動のタイミング等は、前述した制御装置3によって制御
される。この制御装置3は、リレー、タイマ、その他の
制御回路から構成されたもので、上述したような本発明
の実施例装置の作動の制御をなすようにプログラムされ
ているものであるが、その構成自体は従来の制御装置と
同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0036】次に、上記のような実施例の装置の各部の
詳細な構成およびその作用を説明する。図14は、搬入
整列コンベア機構10、押上機構20およびシャッタ機
構30等の部分の断面図である。前記の搬入整列コンベ
ア機構10の左右一対のベルトコンベア11は、同一の
軸19に所定の間隔で取り付けられた一対のプーリに掛
け渡されており、左右同期して同一の走行速度で駆動さ
れるように構成されている。
【0037】また、前記の左右一対のガイド部材14
は、それぞれ2個のスクリューナット等の位置調整機構
15によって左右に移動するように構成され、これら各
2個の左右の位置調整機構15はハンドル16が取り付
けられた共通の軸18および左右のチエン17により、
左右同期して移動され、上記の搬入整列コンベア機構1
0の中心に対して対称に移動してこれらガイド部材14
の間隔が調整できるように構成されている。
【0038】また、この図14ないし図16に示すよう
に、前記の押上機構20の押上台21は、底面が開放さ
れた箱状をなし、前述のように2個のシリンダ22によ
って水平の姿勢で昇降するように構成されている。
【0039】また、上記の搬入整列コンベア機構10の
ベルトコンベア11の末端部には、この装置の本体1に
固定された固定ストッパ23が設けられており、このベ
ルトコンベア11によって搬送されてきた箱Cは、上記
の固定ストッパ23に当接して停止し、このベルトコン
ベア11上に複数の箱Cが整列されるように構成されて
いる。そして、上記の押上台21は、このベルトコンベ
ア11の上に整列された複数の箱Cを載置するに十分な
長さを有している。
【0040】また、このベルトコンベアの末端部には、
可動ストッパ24が設けられており、この可動ストッパ
24は、上記の固定ストッパ23より手前側に配置され
ている。そして、この可動ストッパ24は、ガイド25
に案内されてシリンダ26により昇降され、上昇した場
合には上記の押上台21の上面に形成された孔27を通
過して上記のベルトコンベア11の搬送面より上方に突
出し、このベルトコンベア11上を搬送されてくる箱C
をこの可動ストッパ24の位置で停止するように構成さ
れている。
【0041】通常の場合には、上記の可動ストッパ24
は図15に示すように下降しており、ベルトコンベア1
1上を搬送されてくる箱Cは上記の固定ストッパ23に
当接して停止し、このベルトコンベア11上に整列され
る。しかし、箱Cの寸法によっては、図15に示すよう
に、最後尾の箱Cの略中心部がこの押上台21の後端部
に対応する場合がある。このような状態において、この
押上台21が上昇すると、最後尾のは箱Cがその半分だ
け押上台21上に乗り、この箱Cの支持が不安定にな
る。
【0042】このような場合には、図16に示すよう
に、上記の可動ストッパ24が上昇し、ベルトコンベア
11上を搬送されてくる箱Cはこの可動ストッパ24に
当接して停止される。したがって、図16に示すよう
に、これらの箱Cの停止位置が変更され、最後尾の箱C
のほぼ全体がこの押上台21の上に載置されるような位
置に停止される。したがって、この状態で押上台21が
上昇すると、この最後尾の箱Cも安定して押し上げられ
る。なお、この場合にはこの押上台21上に載置される
箱Cの数は1個減少することはもちろんである。
【0043】また、図17には前記のシャッタ機構30
の部分を示す。このシャッタ機構30は、前述の如く一
対のシャッタ板31を備え、これらのシャッタ板31は
ステンレス鋼板等の板材から構成されている。これらの
シャッタ板31の前後両端部には、上方に屈曲された案
内支持部33が形成され、これらの案内支持部33が前
記の開閉機構32によって水平方向左右に案内および移
動され、これらのシャッタ板31が開閉される。
【0044】上記の開閉機構32は、上下一対のガイド
部材34を備えており、上記の案内支持部33はこれら
のガイド部材34に案内されて左右に移動する。また、
これらシャッタ板31は、それぞれシリンダ34によっ
て左右同期して開閉駆動される。
【0045】上記のシリンダ34は、デュアルストロー
ク形のもので、図18に示すような構造を有している。
すなわち、このシリンダ34の本体61内には、第1の
チャンバ62と第2のチャンバ63とが形成され、第2
のチャンバ63のストロークは第1のチャンバ62のス
トロークより長くなっている。そして、上記の第1のチ
ャンバ62内には、第1のピストン64およびロッド6
5が摺動自在に収容されている。また、第2のチャンバ
63内にも第2のピストン66およびロッド67が収容
され、これらの第1のピストン64およびロッド65
と、第2のピストン66およびロッド67とは別体に形
成されている。また、上記の第2のロッド67は本体6
1の外側に延長され、この第2のロッド67の先端部が
上記のシャッタ板31の案内支持部33に連結されてい
る。
【0046】このようなシリンダ34は、第1のポート
68から第1のチャンバ62内に空気圧等が供給される
と、この第1のロッド62および第2のロッド67が一
緒に伸長し、そのストロークはこの第1のチャンバのス
トロークである。この場合に、上記のシャッタ板31は
前述の第1の閉止状態、すなわちシャッタ板31の間の
間隔が、前記の押上台21の幅よりやや広い間隔になる
まで閉じられる。また、第2のポート69から第2のチ
ャンバ63内に空気圧等が供給されると、この第2のロ
ッド67のみが伸長し、その場合のストロークはこの第
2のチャンバ63のストロークであり、この場合には上
記のシャッタ板31は、第2の閉止状態すなわちこれら
シャッタ板31の間の間隔が10〜60mm程度の状態
に閉じられる。なお、第3のポート70から空気圧が供
給されると、これらロッド62,63は短縮状態にな
り、この場合には上記のシャッタ板31が開放状態とな
るものである。
【0047】上記のようなデュアルストローク形のシリ
ンダ34を使用することにより、上記のシャッタ板31
を開放および第1、第2の閉止状態の3つの状態になる
ように正確に作動制御することができる。このようなシ
リンダ34の使用により、光センサやリミットスイッチ
等の位置検出器と組み合わせてこれらシャッタ板31の
閉止位置を制御する場合と比較して、その構造が簡単に
なる。また、このようなシリンダ34の使用により、こ
のシリンダのストロークエンドを利用して上記のシャッ
タ板31の2段階の閉止位置を規制することができるの
で、これらのシャッタ板31を正確な位置に停止させる
ことができるとともに、これらシャッタ板31の作動速
度を早くすることができ、また作動の信頼性も向上す
る。
【0048】また、図19には本発明の第2の実施例の
概略的な平面図を示す。このものは、複数の搬入整列コ
ンベア機構を備え、これらのコンベア機構上を搬送され
てきた複数の箱が搬送方向と直交する方向に整列されて
段積みされるものである。
【0049】すなわち、この第2の実施例のものは、前
記と同様な搬入整列コンベア機構10が複数列、たとえ
ば3列のものが互いに平行に配置されている。そして、
これら搬入整列コンベア機構10の各ベルトコンベア1
1の末端部には、それぞれ前記と同様な押上台21が設
けられており、これらの押上台21は搬送方向の長さが
箱Cより短く形成されている。そして、上記の各ベルト
コンベア11上を搬送されてきた各箱Cは、図示しない
ストッパにより所定の位置に停止され、これらの3個の
箱Cはベルトコンベア11の搬送方向と直交する方向に
一列に整列される。
【0050】また、この実施例のものは、前記と同様の
シャッタ機構を備えているが、このシャッタ機構のシャ
ッタ板31は前後方向、すなわちベルトコンベア11の
搬送方向に水平に開閉するように構成されている。な
お、このシャッタ機構のシャッタ板31は、一杯に開い
た状態ではこれらの間の間隔が上記の箱Cの長さより広
い間隔となるように設定されている。また、これらシャ
ッタ板31は、第1の閉止状態では上記の箱Cの長さよ
り狭く、かつ上記の押上台21の長さよりやや広い間隔
となり、また第2の閉止状態ではたとえば10mm〜6
0mm程度の間隔となるように設定されている。
【0051】この実施例のものは、上記のシャッタ板3
1が搬送方向に開閉する他は前記の第1の実施例と同様
の構成である。そして、これらのシャッタ板31の上に
横一列に整列された状態で段積みされた箱Cは、移送機
構の移送板41により搬出コンベア機構50上に移送さ
れ、次の工程に搬出される。このものは、複数の搬入整
列コンベア機構10を備えているので、複数のラインか
ら搬送されてきた箱Cを段積みすることができ、能率が
高い。
【0052】また、図20および図21には本発明の第
3の実施例を示す。このものは、シャッタ機構のシャッ
タ板が左右すなわち搬送方向と直交する方向に開閉する
点では前記の第1の実施例のものと同様であるが、搬入
整列コンベア機構が複数列、たとえば2列に配置され、
各搬入整列コンベア機構上に複数個、たとえば2個の箱
が整列され、2列2個、合計4個の箱を段積みするもの
である。
【0053】この第3の実施例のものは、前記の第1の
実施例と同様の2列の搬入整列コンベア機構10を備
え、それらのベルトコンベア11の末端部にはそれぞれ
押上台21aが設けられている。そして、これら2列の
押上台21aによって押し上げられる2列の箱Cを支持
するために、これら押上台21aとシャッタ機構のシャ
ッタ板31aは図21に示すように構成されている。
【0054】すなわち、これらのシャッタ板31aは、
それらの互いに対向する縁部に複数のフィンガ部62が
櫛歯状に突設されている。そして、これらのシャッタ板
31aは、2列の箱Cの合計の幅より広い間隔に開き、
また上記のフィンガ部62が押上台21aを越してこれ
ら2列の押上台21aの間の中央位置で10〜60mm
程度の間隔をもって対向する閉止位置まで閉じる。ま
た、上記の押上台21aの上面は、これらのシャッタ板
31aのフィンガ部62に対応して複数の凹部63が形
成されている。
【0055】この実施例の作動は、2列の箱Cを一緒に
段積みする以外は前記の第1の実施例のものと略同様の
作動である。なお、この実施例では、シャッタ板31a
が開く際に、2列の箱Cがこれらシャッタ板とともに互
いに離れてしまうので、前記の移送板41と対向してガ
イド板61が設けられており、シャッタ板31aが開く
際にはこのガイド板61と移送板41とで2列の箱Cを
挟むように案内し、これらの箱Cを所定の整列状態に維
持する。なお、このシャッタ板31a上に段積みされた
箱Cを搬出コンベア機構51まで移送する際には、上記
のガイド板61はたとえば上方に移動する。
【0056】この実施例のものは、複数列複数個の箱を
段積みすることができ、能率的である。また、押上台2
1aによって押し上げられた箱Cをシャッタ板31aで
支持する際には、この箱Cの底面とこの押上台21aの
凹部63の間にシャッタ板31aのフィンガ部62が挿
入されるので、このシャッタ板31aと押上台21aと
が干渉することがない。よって、前記の第1の実施例の
ようにこの押上台の幅より広い間隔の第1の閉止状態、
押上台の幅より狭い間隔の第2の閉止位置の2段階の閉
止状態の2段階の閉止状態となる必要はなく、上記の一
対のシャッタ板31aのフィンガ部62が押上台21a
の凹部63を通過して互いに10mm程度の間隙で対向
する1つの閉止状態になるだけでよく、これらシャッタ
板31aの開閉機構が簡略となる。
【0057】また、図22には本発明の第4の実施例の
押上台とシャッタ板を示す。このものは、前記の第1の
実施例と同様に、1列の搬入整列コンベア機構と1個の
押上台、および左右に開閉する一対のシャッタ板を有す
るものであるが、上記の第3の実施例と同様に、シャッ
タ板31bには複数のフィンガ部62が櫛歯状に突設さ
れ、また押上台21bの上面にはこれらのフィンガ部6
2に対応して複数の凹部63が形成されている。
【0058】この第4の実施例のものは、その作動は前
記の第1の実施例のものと同様であるが、上記の第3の
実施例のように、シャッタ板31bはそれらのフィンガ
部62の先端部が押上台21bの凹部53内に進入しこ
の押上台21bの略中央部で10mm程度の間隔で対向
する1段階の閉止状態になるだけでよく、これらシャッ
タ板31bの開閉機構が簡略化される。
【0059】なお、本発明は上記の実施例には限定され
ない。たとえば、上記の実施例では、箱を2段に段積み
しているが、上記のような作動を繰り返すことにより、
箱を3段以上に段積みすることも可能である。また、複
数の箱を搬入整列コンベア機構上に整列させる必要はな
く、搬入コンベア機構で搬送されてくる箱を1個ずつ段
積みするものであってもよい。
【0060】
【発明の効果】上述の如く本発明の装置は、上記の押上
台によって箱が上記のシャッタ板の上方まで押上げら
れ、このシャッタ板が第1の閉止状態に閉じて押し上げ
られた箱はシャッタ板により支持される。次に、上記の
搬入コンベア機構により次の箱が上記のシャッタ板で支
持されている箱の下方に搬送されてくると、上記のシャ
ッタ板が開き、シャッタ板上に支持されていた箱は上記
の搬入コンベア機構上の箱の上に落下し、その上に段積
みされる。そして、この段積みされた箱は押上機構によ
って押し上げられ、次いでシャッタ板が第1の閉止状態
に閉じ、押上台が下降し、さらにシャッタ板が第2の閉
止状態に閉じ、この段積みされた箱をこのシャッタ板で
支持する。
【0061】 本発明の装置は、上記のようにこの箱と
第1の閉止状態に閉じるシャッタ板とが基本的には摺動
したり係合したりすることがなく、従来の装置のラチェ
ットのように箱の寸法等に対応してこのシャッタ板の位
置を正確に調整する必要がなく、本発明のものは箱の寸
法が変更されてもシャッタ板の停止位置等を正確に調整
する必要はなく、またこれらの箱の形状が正確な直方体
ではなくてもこれら箱を確実に段積みでき、信頼性が高
い。また、これらのシャッタ板はこの箱と係合したり摺
動したりしないので、このシャッタ板により箱の包装フ
ィルムを損傷したりすることもない等の効果がある。
ャッタ板上に段積みされた箱を、移送機構等によってそ
のまま搬出コンベア機構等に移送する場合、シャッタ板
の間の間隔は第2の閉止状態の狭い間隔であるので、こ
れらの上を箱が横方向に摺動して移動する際に、これら
の箱の底縁部がこれらシャッタ板の間に落ち込んだり、
また箱の底部の継ぎ目等がこれらシャッタ板の縁に引っ
掛かるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の装置の平面図
【図2】図1の2−2矢視側面図
【図3】図1の3−3線に沿う概略的な断面図
【図4】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図5】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図6】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図7】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図8】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図9】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図10】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図11】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図12】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図13】第1の実施例の作動を説明する要部の斜視図
【図14】第1の実施例の要部を示す断面図
【図15】図14の15−15線に沿う縦断面図
【図16】図14の15−15線に沿う縦断面図
【図17】第1の実施例のシャッタ機構の要部の斜視図
【図18】第1の実施例のシャッタ機構のシリンダの縦
断面図
【図19】第2の実施例の概略的な平面図
【図20】第3の実施例の概略的な平面図
【図21】第3の実施例の要部の斜視図
【図22】第4の実施例の要部の斜視図
【符号の説明】
1…本体 3…制御装置 10…搬入整列コンベア機構 11…ベルトコンベア 20…押上機構 21…押上台 30…シャッタ機構 31…シャッタ板 32…開閉機構 40…移送機構 41…移送板 50…搬出コンベア機構 53…案内板 C…箱

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の箱を複数段に積み重ねる装置であ
    って、 段積みすべき箱を搬入する搬入コンベア機構と、上記の
    箱の幅より狭い幅を有しこの搬入コンベア機構によって
    搬送されてきた箱を上方に押し上げる押上台と、上記の
    搬入コンベア機構の上方に設けられ水平方向に移動して
    開閉する一対のシャッタ板とを備えており、 また上記の押上台を昇降させる昇降機構を備えており、
    この昇降機構は上記の押上台をその上面が上記の搬入コ
    ンベア機構の搬送面より下方に位置する下降位置と、そ
    の上面が上記のシャッタ板の上面より上方に位置する上
    昇位置とに昇降作動させるものであり、また 上記のシャッタ板を同期して互いに反対方向に移動させ
    て開閉作動させる開閉機構を備えており、この開閉機構
    は上記のシャッタ板をそれらの間の間隔が上記の箱の幅
    より大きな間隔となる開放状態と、少なくともそれらの
    間の間隔が上記の箱の幅より狭い間隔となる閉止状態と
    に開閉作動させるものであり、 前記のシャッタ板の開閉機構は、前記のシャッタ板をそ
    れらの間の間隔が前記の箱の幅より大きな間隔となる開
    放状態と、それらの間の間隔が前記の箱の幅より狭くか
    つ前記の押上台の幅より広い間隔となる第1の閉止状態
    およびそれらの間の間隔が前記の押上台の幅より狭くな
    る第2の閉止状態とに開閉作動させるものである、 ことを特徴とする箱の押上段積み装置。
  2. 【請求項2】 前記の押上台は、前記の搬入コンベア上
    にその搬送方向に整列された複数の箱を載置するに十分
    な長さを有していることを特徴とする請求項1の箱の押
    上段積み装置。
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