JP5153692B2 - 商品充填方法および商品充填装置 - Google Patents

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本発明は、パラレルロボットを用いた商品充填方法および商品充填装置に関する。
商品を容器に充填する商品包装分野において、例えば容器が段ボール箱の場合、段ボール箱への商品の導入を円滑に行えるように、商品の導入前に段ボール箱の各フラップを倒して拡開させることが一般に行われている。このような拡開手段として、従来より、テーパ状の拡開部材が用いられている。この拡開部材は、小径側が段ボールの開口径よりも小さく、大径側が段ボールの開口径よりも大きく形成されており、段ボールの開口部に押し付けることで、開口部のフラップが拡開部材の大径側部分により開口部外方に押圧されて倒れ、これにより、開口部が押し拡げられるようになっている。
その一方、最近、様々な産業分野でパラレルロボットが用いられている。このパラレルロボットは、アクチュエータが並設されたパラレルリンク機構を有しており、3次元空間内で所定の位置および姿勢を決定することができるので、作業対象物の移動やハンドリングに好適である(例えば特表2008−529816号公報参照)。
そこで、パラレルロボットを用いて商品を段ボール箱に導入することが考えられるが、この場合、従来の拡開部材を用いると、フラップの拡開の度に段ボール箱の移動を停止させる必要があるため、商品の導入を効率よく行うことができない。
また、パラレルロボットにより商品の導入を行おうとした場合、段ボール箱の開口部側のフラップが倒れずに立ったままの状態だと、フラップの高さ分だけパラレルロボットが余分に上下に移動する必要が生じる。さらに、このときフラップが直立状態におかれているとは限らず、曲がりや反りによってフラップが段ボール箱の開口部の内側に入り込んでいることもあり、このような場合、商品を開口部にスムーズに導入することが困難なため、フラップの拡開部材が必要になる。ところが、上述したように、従来の拡開部材では、フラップの拡開の度に段ボール箱の移動を停止させなければならない。
本発明が解決しようとする課題は、パラレルロボットを用いて商品の段ボール箱への導入を効率よく行えるようにすることにある。
請求項1の発明に係る商品充填方法は、複数のアームとこれらを駆動する複数のアクチュエータとを有し、各アームの先端に連結された商品保持部を一定の三次元空間内の任意の位置に配置し得るパラレルロボットを用いた商品充填方法である。
この商品充填方法は、以下の工程を備えている。
(i)第1の搬送コンベアにより商品を搬送しつつ、商品が充填される段ボール箱を第2の搬送コンベアにより搬送するとともに、
(ii) 段ボール箱のフラップのうち、第1、第2の搬送コンベア間に配置される第1のフラップを、第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設された第1のガイドバーによって、段ボール箱の搬送中に拡開させるとともに、第1のフラップの拡開時には、第1のガイドバーが段ボール箱の開口部をさえぎることなく第1のフラップに当接しており
(iii) パラレルロボットの商品保持部により第1の搬送コンベア上の商品を保持し、これを第2の搬送コンベアにより搬送中の段ボール箱内に、第1のフラップの拡開状態が第1のガイドバーにより維持された状態で第1のフラップの上を通って導入するようにした。
請求項1の発明によれば、第2の搬送コンベアにより段ボール箱を搬送しつつ、その搬送中に、第1のガイドバーで段ボール箱の第1のフラップが拡開されるので、段ボール箱の拡開の度に段ボール箱の搬送を停止させる必要がなくなり、これにより、段ボール箱の搬送中に商品を導入できるようになって、商品の段ボール箱への導入を効率よく行なえ、商品充填効率を向上できる。
しかも、この場合、商品導入の際には、パラレルロボットの商品保持部が、拡開された第1のフラップの上を移動するので、商品保持部が段ボール箱の拡開されていないフラップの高さ分だけ余分に上下に移動する必要がなくなり、これにより、商品の導入をより効率よく行える。
請求項2の発明では、請求項1において、段ボール箱のフラップのうち、第1のフラップの隣の第2または第3のフラップを、第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設された第2のガイドバーによって、当該段ボール箱の搬送中に拡開させるようにしている。
この場合には、第1のフラップのみならず、第1のフラップの隣の第2または第3のフラップまで拡開するので、パラレルロボットの商品保持部が搬送中の段ボール箱に対して接近・離反する際の移動範囲が広がり、これにより、段ボール箱の搬送速度を速めるなどすることで商品の導入効率をさらに向上できる。
請求項3の発明では、請求項1において、第1および第2の搬送コンベアがコンベア幅方向に並設されている。
請求項4の発明に係る商品充填装置は、複数のアームとこれらを駆動する複数のアクチュエータとを有し、各アームの先端に連結された商品保持部を一定の三次元空間内の任意の位置に配置し得るパラレルロボットを有する商品充填装置である。この商品充填装置は、商品を搬送する第1の搬送コンベアと、商品が充填される段ボール箱を搬送する第2の搬送コンベアと、第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設され、段ボール箱のフラップのうち第1、第2の搬送コンベア間に配置される第1のフラップを当該段ボール箱の搬送中に拡開させるとともに、第1のフラップの拡開時に段ボール箱の開口部をさえぎることなく第1のフラップに当接する第1のガイドバーとを備えている。そして、第1の搬送コンベア上の商品は、パラレルロボットの商品保持部により保持され、第1のフラップの拡開状態を第1のガイドバーにより維持した状態で、第2の搬送コンベアにより搬送中の段ボール箱に対して第1のフラップの上を通って導入されるようになっている
請求項4の発明によれば、第2の搬送コンベアにより段ボール箱を搬送しつつ、その搬送中に、第1のガイドバーで段ボール箱の第1のフラップが拡開されるので、段ボール箱の拡開の度に段ボール箱の搬送を停止させる必要がなくなり、これにより、段ボール箱の搬送中に商品を導入できるようになって、商品の段ボール箱への導入を効率よく行なえ、商品充填効率を向上できる。
しかも、この場合、商品導入の際には、パラレルロボットの商品保持部が、拡開された第1のフラップの上を移動するので、商品保持部が段ボール箱の拡開されていないフラップの高さ分だけ余分に上下に移動する必要がなくなり、これにより、商品の導入をより効率よく行える。
請求項5の発明では、請求項4において、第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設され、段ボール箱のフラップのうち第1のフラップの隣の第2または第3のフラップを当該段ボール箱の搬送中に拡開させる第2のガイドバーをさらに備えている。
この場合には、第1のフラップのみならず、第1のフラップの隣の第2または第3のフラップまで拡開するので、パラレルロボットの商品保持部が搬送中の段ボール箱に対して接近・離反する際の移動範囲が広がり、これにより、段ボール箱の搬送速度を速めるなどすることで商品の導入効率をさらに向上できる。
請求項6の発明では、請求項4において、第1および第2の搬送コンベアがコンベア幅方向に並設されている。
請求項7の発明では、請求項4において、第1のガイドバーが、第2の搬送コンベアの搬送方向上流側に配設されかつ搬送方向下流側に向かうにしたがい徐々に下方に傾斜する傾斜バー部と、傾斜バーの下端から第2の搬送コンベアの搬送方向に平行に延びる平行バー部とを有している。
この場合、段ボール箱が第2の搬送コンベアにより搬送される際には、第1のガイドバーの傾斜バー部が、第1のフラップの内側面に当接し、この状態から段ボール箱が搬送されるにつれて、第1のガイドバーの傾斜バー部が、第1のフラップの内側面上を移動しつつ、第1のフラップをコンベア幅方向外方に押し広げる。これにより、第1のフラップが拡開される。その後、段ボール箱がさらに搬送されると、第1のガイドバーの平行バー部が、拡開された第1のフラップの内側面の一側端部から他側端部にわたって当接し、これにより、第1のフラップの拡開状態が維持されることになる。
請求項8の発明では、請求項5において、第2のガイドバーが、第2の搬送コンベアの搬送方向上流側に配設されかつ搬送方向下流側に向かうにしたがい徐々に下方に傾斜する傾斜バー部と、傾斜バーの下端から第2の搬送コンベアの搬送方向に平行に延びる平行バー部とを有している。
この場合、段ボール箱が第2の搬送コンベアにより搬送される際には、第2のガイドバーの傾斜バー部が、第1のフラップの隣側の第2のフラップの内側面の先端側部分に当接し、この状態から段ボール箱が搬送されるにつれて、第2のガイドバーの傾斜バー部が、第2のフラップの内側面上を基端側に移動しつつ、第2のフラップを押し広げる。これにより、第2のフラップが拡開される。その後、段ボール箱がさらに搬送されると、第2のガイドバーの平行バー部が、拡開された第2のフラップの内側面の先端側部分から基端側部分にわたって当接し、これにより、第2のフラップの拡開状態が維持されることになる。
以上のように、本発明によれば、第2の搬送コンベアにより段ボール箱を搬送しつつ、その搬送中に、第1のガイドバーで段ボール箱の第1のフラップを拡開するようにしたので、段ボール箱の拡開の度に段ボール箱の搬送を停止させる必要がなくなり、これにより、段ボール箱の搬送中に商品を導入できるようになって、商品の段ボール箱への導入を効率よく行なえ、商品充填効率を向上できる。しかも、この場合、商品導入の際には、パラレルロボットの商品保持部が、拡開された第1のフラップの上を移動するので、商品保持部が段ボール箱の拡開されていないフラップの高さ分だけ余分に上下に移動する必要がなくなり、これにより、商品の導入をより効率よく行えるようになる。
本発明の一実施例による商品充填装置の平面概略図である。 商品充填装置(図1)におけるパラレルロボット部分の正面概略図である。 商品充填装置(図1)における第2のコンベア部分の正面部分図である。 図3の3A矢視図である。 第2のコンベア部分(図3)の平面部分図である。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施例による商品充填方法および当該方法を採用した商品充填装置を示している。
図1に示すように、商品充填装置1は、商品Pを搬送する第1のコンベア2と、商品Pが充填される段ボール箱Bを搬送する第2のコンベア3と、第1のコンベア2で搬送中の商品Pを第2のコンベア3で搬送中の段ボール箱B内に導入するためのパラレルロボット4とを備えている。
図1中の矢印a、bは、それぞれ第1、第2のコンベア2、3の搬送方向を示している。この例では、第1、第2のコンベア2、3がコンベア幅方向に並設されており、各コンベア2、3の搬送方向a、bが互いに逆向きになっている。
第1のコンベア2の上流端(図1右端)には、当該上流端に商品Pを導入するための商品導入コンベア20、21が連結されている。また、第2のコンベア3の上流端(同図左端)には、当該上流端に段ボール箱Bを導入するための段ボール箱導入コンベア39が連結されている。段ボール箱導入コンベア39の上流端には、折り畳まれて平積みされた多数の段ボール箱を収容するマガジン(図示せず)が設けられている。当該マガジンから段ボール箱を取り出す際には、段ボール箱が開函状態にされるとともに、この開函状態の段ボール箱の底側のフラップがテープ貼りされまたはホットメルト等で糊付けされて箱状態にされ、この箱状態の段ボール箱が導入コンベア39上に供給されるようになっている。なお、このとき、段ボール箱Bの上側の各フラップは未だ拡開されておらず、直立状態におかれている。
後述するように、段ボール箱Bの各フラップは、第2のコンベア3による搬送中に拡開されるようになっている。図1に示す例では、段ボール箱Bの4つのフラップのうち、第1、第2のコンベア2、3間に配置された第1のフラップB、および第1のフラップBの両隣の第2、第3のフラップB、Bが拡開されており、第1のフラップBと対向する第4のフラップBのみが拡開されずに直立状態のままにおかれている(図2参照)。
第2のコンベア3の下流端(図1右端)には、商品Pが充填された段ボール箱Bを搬出するための搬出コンベア5が連結されている。また、第2のコンベア3の下流端には、第2のコンベア3上の段ボール箱Bを搬出コンベア5の側に押し出すためのプッシャー6が設けられている。搬出コンベア5で搬出された段ボール箱Bは、図示しない装置により、第1ないし第4のフラップB〜Bがテープ貼りされまたはホットメルト等で糊付けされて箱状態にされるようになっている。
パラレルロボット4は、図2に示すように、第2のコンベア3の上方に配設された上部フレーム40に支持されており、均等間隔で配置されたサーボモータ41、42、43と、各上端がこれらのサーボモータ41、42、43に駆動連結されるとともにそれぞれ斜め下方に延びて各下端が連結されたパラレルリンク対44、45、46と、パラレルリンク対44、45、46の各下端に取り付けられ、商品Pを吸着保持するための吸着パッド47とを備えている。吸着パッド47は、真空ポンプ48に接続されている。
パラレルロボット4においては、サーボモータ41、42、43の各出力軸の回転量および回転の向きを制御することにより、吸着パッド47を一定の三次元空間内の任意の位置に配置し得るようになっている。より詳細には、パラレルロボット4の運転中には、吸着パッド47が第1のコンベア2上の商品Pを吸着保持し、これを第2の搬送コンベア3により搬送中の段ボール箱B内に、拡開された第1のフラップBの上を通って導入するように制御されている。なお、図1に示す例では、段ボール箱B内には、商品Pが2列でそれぞれ上下に複数段ずつ(例えば2列×8段で)積載されるようになっている。
第2のコンベア3は、図3に示すように、上流端に配置された駆動スプロケット30と、下流端に配置された従動スプロケット(図示せず)と、これらの間に巻き掛けられたローラチェーン31と、ローラチェーン31に所定の間隔で取り付けられ、段ボール箱Bを搬送方向に押し出すための爪部材32とから構成されている。爪部材32は、図3Aに示すように、櫛歯状の部材であって、凹溝32aを有している。その一方、ローラチェーン31の各スプロケット間の直線状スパンに沿って、例えば円柱状のベース部材33が複数本配設されている。搬送中の段ボール箱Bは、これらのベース部材33で支持されている。隣り合う各ベース部材33の間には、爪部材32が通過し得る間隙が形成されている。また、第2のコンベア3の上方には、搬送中の段ボール箱Bの移動を両側方からガイドするための一対のガイド部材35が設けられている。
図3および図4に示すように、第2のコンベア3の上方には、第2のコンベア3の搬送方向に沿って延設された第1および第2のガイドバー10、11が設けられている。第1のガイドバー10は、第2のコンベア3の幅方向の一端側(第1のコンベア側)に配設され、第2のガイドバー11は、第2のコンベア3の幅方向の他端側(第1のコンベア側と逆側)に配設されている。第1のガイドバー10は、段ボール箱Bの搬送中に、段ボール箱Bの第1のフラップBを拡開させるための部材であり、第2のガイドバー11は、段ボール箱Bの搬送中に、段ボール箱Bの第2および(または)第3のフラップB、Bを拡開させるための部材である。
第1のガイドバー10は、第2の搬送コンベア3の搬送方向上流側に配設されかつ搬送方向下流側に向かうにしたがい徐々に下方に傾斜する傾斜バー部10Aと、傾斜バー部10Aの下端から第2の搬送コンベア3の搬送方向に平行に延びる平行バー部10Bとを有している。なお、この例では、傾斜バー部10Aは、コンベア幅方向外方にも傾斜している。
平行バー部10Bは、段ボール箱Bの第1のフラップBが箱本体Bに対して略90°拡開したときに、第1のフラップBの先端側部分と当接し得る位置に配設されており、傾斜バー部10Aは、平行バー部10Bの上流側端部からコンベア幅方向内方および上方に向かって配設されている。
また、第2のコンベア3の上流端の上方には、図3Aに示すように、段ボール箱Bの第1のフラップBを若干量(鋭角分)拡開させるためのシリンダ36が設けられている。シリンダ36は、そのピストンロッド36a先端が段ボール箱Bの第1のフラップBに当接し得る位置に配置されている。
第2のガイドバー11は、第2の搬送コンベア3の搬送方向上流側に配設されかつ搬送方向下流側に向かうにしたがい徐々に下方に傾斜する傾斜バー部11Aと、傾斜バー部11Aの下端から第2の搬送コンベア3の搬送方向に平行に延びる平行バー部11Bとを有している。なお、平行バー部11Bの下流側端部には、搬送方向下流側に向かうにしたがい徐々に上方に傾斜する傾斜バー部11A’が設けられている。また、傾斜バー部11Aの上流側には、搬送方向上流側に向かうにしたがい徐々にコンベア幅方向内方に傾斜する傾斜バー部11Cが設けられており、傾斜バー部11A’の下流側には、コンベア搬送方向と平行に延びる平行バー部11Dが設けられている。
また、第2のコンベア3の上流端の上方には、図3に示すように、段ボール箱Bの第2のフラップBに当接して第2のフラップBを若干量(鋭角分)拡開させるための拡開プレート38が設けられている。拡開プレート38は、図示しないシリンダのピストンロッド先端に取り付けられており、拡開プレート38は、図示矢印方向に移動し得るようになっている。
上述のように構成される商品充填装置1においては、運転時には、第1のコンベア2により商品Pが矢印a方向に搬送されるとともに、第2のコンベア3により段ボール箱Bが矢印b方向に搬送される。
第2のコンベア3においては、ベース部材33の上に載置された段ボール箱Bは、これに当接する爪部材32により押し出されることで搬送方向に移動する。また、段ボール箱Bに爪部材32が当接するのに先立って、段ボール箱Bの第1のフラップBがシリンダ36により若干量押し広げられており(図3A参照)、第2のフラップBが拡開プレート38により同様に若干量押し広げられている(図3参照)。これにより、第1、第2のガイドバー10、11の上流側端部への各フラップの進入が円滑に行なわれる。
第2のコンベア3による搬送中には、第1のガイドバー10の傾斜バー部10Aが、段ボール箱Bの第1のフラップBの内側面に当接し(図4参照)、この状態から段ボール箱Bが搬送されるにつれて、第1のガイドバー10の傾斜バー部10Aが、第1のフラップBの内側面上を移動しつつ、第1のフラップBをコンベア幅方向外方に押し広げる。これにより、第1のフラップBが拡開される。その後、段ボール箱Bがさらに搬送されると、第1のガイドバー10の平行バー部10Bが、拡開された第1のフラップBの内側面の一側端部から他側端部にわたって当接し、これにより、第1のフラップBの拡開状態が維持されることになる(図4参照)。
また、第2のコンベア3による搬送中には、第2のガイドバー11の傾斜バー部11Cおよび11Aが、第2のフラップBの内側面の先端端縁部に当接し、この状態から段ボール箱Bが搬送されるにつれて、第2のガイドバー11の傾斜バー部11Aが、第2のフラップBの内側面上を基端側に移動しつつ、第2のフラップBを押し広げる。これにより、第2のフラップBが拡開される。その後、段ボール箱Bがさらに搬送されると、第2のガイドバー11の平行バー部11Bが、拡開された第2のフラップBの内側面の先端側部分から基端側部分にわたって当接し、これにより、第2のフラップBの拡開状態が維持されることになる(図4実線および図1〜図3参照)。
なお、このとき、第2のガイドバー11の平行バー部11Bは、段ボール箱Bの第2のフラップBの一側端部寄りの位置に配設されているので、段ボール箱Bの搬送中に箱本体Bの浮き上がりを防止しつつ箱本体Bを安定させることができるとともに、箱本体Bの開口部に商品Pを導入する際に平行バー部11Bが商品導入の妨げとなるのを防止できる。
この例では、第2のコンベア3による搬送中には、第2のガイドバー11により、段ボール箱Bの第3のフラップBについても同様に拡開されている。また、ここでは、段ボール箱Bの第4のフラップBについては、拡開せずに、直立した状態のままの例を示している(図3および図4実線参照)。これは、段ボール箱Bへの商品Pの導入が段ボール箱Bの第1のフラップBの側から行なわれるために、第4のフラップBに、内側(つまり開口部の側)に傾いたクセが残っている場合であっても、問題なく商品の導入を行なえるためである。なお、仮に、第4のフラップBについても拡開する場合には、図4の一点鎖線に示すように、第1のガイドバー10とコンベア幅方向に対称な位置に第4のガイドバー10’を配設するようにすればよい。
一方、パラレルロボット4は、第1のコンベア2で搬送中の商品Pを吸着パッド47で吸着保持する。そして、段ボール箱Bが、第1ないし第3のフラップB〜Bが拡開される第2のコンベア3上のステーションS1に移動すると(図2ないし図4参照)、パラレルロボット4は、吸着パッド47に吸着保持された商品PをステーションS1まで移動させて、商品Pを段ボール箱B内に導入する。この導入の際には、吸着パッド47は、拡開された第1のフラップBの上を通過する。段ボール箱BがステーションS1からステーションS2に移行する間(つまり距離Lの間)に、パラレルロボット4は、必要な個数の商品Pを第1のコンベア2上から段ボール箱B内に導入して、商品Pの充填作業を行なう。
この場合には、第2の搬送コンベア3による段ボール箱Bの搬送中に、第1のガイドバー10により段ボール箱Bの第1のフラップBが拡開されるので、段ボール箱Bの搬送中に商品Pを導入でき、これにより、商品Pの段ボール箱Bへの導入を効率よく行なえ、商品充填効率を向上できる。
しかも、この場合、商品導入の際には、パラレルロボット4の吸着パッド47が、拡開された第1のフラップBの上を移動するので、吸着パッド47が段ボール箱Bの拡開されていないフラップの高さ分だけ余分に上下に移動する必要がなくなり、これにより、商品の導入をより効率よく行える。
さらに、この場合には、第1のフラップBのみならず、第1のフラップBの隣の第2、第3のフラップB、Bまで拡開するので、パラレルロボット4の吸着パッド47が搬送中の段ボール箱Bに対して接近・離反する際の移動範囲が広がり、これにより、段ボール箱Bの搬送速度を速めるなどすることで商品の導入効率をさらに向上できる。
なお、従来の拡開部材を用いた場合には、段ボール箱Bへの商品Pの導入は、図4中の例えばステーションS1またはS2において、あるいはステーションS1、S2間の距離Lの範囲内のいずれかの場所において、フラップを拡開させるために段ボール箱Bの移動を停止させてから行なわなければならない。これに対して、本実施例においては、ステーションS1、S2間の距離Lの範囲内ではフラップが拡開されているので、段ボール箱Bの移動を停止させることなく、段ボール箱Bの搬送中(移動中)でも商品Pの導入が可能である。
また、この場合、従来のような拡開部材が設けられないことにより、距離Lの範囲内において段ボール箱Bの上部空間には、パラレルロボット4の吸着パッド47が動き得る十分なスペースが確保されている。このため、吸着パッド47が第1の搬送コンベア2上の商品Pを取りに行く際、および吸着保持した第1の搬送コンベア2上の商品Pを第2の搬送コンベア3上の段ボール箱Bに導入しに行く際のいずれの場合においても、吸着パッド47は段ボール箱Bの上部空間を自由自在に通過することができ、これにより、作業効率を向上できる。
以上のように、本発明は、パラレルロボットを用いた商品充填方法に有用であり、とくに充填効率の向上を要求されるものに適している。
1: 商品充填装置

2: 第1の(搬送)コンベア

3: 第2の(搬送)コンベア

4: パラレルロボット
41、42、43: サーボモータ(アクチュエータ)
44、45、46: パラレルリンク対(アーム)
47: 吸着パッド(商品保持部)

10: 第1のガイドバー
10A: 傾斜バー部
10B: 平行バー部

11: 第2のガイドバー
11A: 傾斜バー部
11B: 平行バー部

P: 商品

B: 段ボール箱
: 第1のフラップ
: 第2のフラップ
: 第3のフラップ
特表2008−529816号公報(第1図参照)

Claims (8)

  1. 複数のアームとこれらを駆動する複数のアクチュエータとを有し、各アームの先端に連結された商品保持部を一定の三次元空間内の任意の位置に配置し得るパラレルロボットを用いた商品充填方法であって、
    第1の搬送コンベアにより商品を搬送しつつ、商品が充填される段ボール箱を第2の搬送コンベアにより搬送するとともに、
    前記段ボール箱のフラップのうち、前記第1、第2の搬送コンベア間に配置される第1のフラップを、前記第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設された第1のガイドバーによって、当該段ボール箱の搬送中に拡開させるとともに、前記第1のフラップの拡開時には、前記第1のガイドバーが前記段ボール箱の開口部をさえぎることなく前記第1のフラップに当接しており
    前記パラレルロボットの前記商品保持部により前記第1の搬送コンベア上の商品を保持し、これを前記第2の搬送コンベアにより搬送中の前記段ボール箱内に、前記第1のフラップの拡開状態が前記第1のガイドバーにより維持された状態で前記第1のフラップの上を通って導入するようにした、
    ことを特徴とする商品充填方法。
  2. 請求項1において、
    前記段ボール箱のフラップのうち、前記第1のフラップの隣の第2または第3のフラップを、前記第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設された第2のガイドバーによって、当該段ボール箱の搬送中に拡開させるようにした、
    ことを特徴とする商品充填方法。
  3. 請求項1において、
    前記第1および前記第2の搬送コンベアがコンベア幅方向に並設されている、
    ことを特徴とする商品充填方法。
  4. 複数のアームとこれらを駆動する複数のアクチュエータとを有し、各アームの先端に連結された商品保持部を一定の三次元空間内の任意の位置に配置し得るパラレルロボットを有する商品充填装置であって、
    商品を搬送する第1の搬送コンベアと、
    商品が充填される段ボール箱を搬送する第2の搬送コンベアと、
    前記第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設され、前記段ボール箱のフラップのうち前記第1、第2の搬送コンベア間に配置される第1のフラップを当該段ボール箱の搬送中に拡開させるとともに、前記第1のフラップの拡開時には、前記段ボール箱の開口部をさえぎることなく前記第1のフラップに当接する第1のガイドバーとを備え、
    前記第1の搬送コンベア上の商品は、前記パラレルロボットの前記商品保持部により保持され、前記第1のフラップの拡開状態を前記第1のガイドバーにより維持した状態で、前記第2の搬送コンベアにより搬送中の前記段ボール箱に対して前記第1のフラップの上を通って導入されるようになっている、
    ことを特徴とする商品充填装置。
  5. 請求項4において、
    前記第2の搬送コンベアの搬送方向に沿って延設され、前記段ボール箱のフラップのうち前記第1のフラップの隣の第2または第3のフラップを当該段ボール箱の搬送中に拡開させる第2のガイドバーをさらに備えた、
    ことを特徴とする商品充填装置。
  6. 請求項4において、
    前記第1および前記第2の搬送コンベアがコンベア幅方向に並設されている、
    ことを特徴とする商品充填装置。
  7. 請求項4において、
    前記第1のガイドバーが、前記第2の搬送コンベアの搬送方向上流側に配設されかつ搬送方向下流側に向かうにしたがい徐々に下方に傾斜する傾斜バー部と、前記傾斜バー部の下端から前記第2の搬送コンベアの搬送方向に平行に延びる平行バー部とを有している、
    ことを特徴とする商品充填装置。
  8. 請求項5において、
    前記第2のガイドバーが、前記第2の搬送コンベアの搬送方向上流側に配設されかつ搬送方向下流側に向かうにしたがい徐々に下方に傾斜する傾斜バー部と、前記傾斜バー部の下端から前記第2の搬送コンベアの搬送方向に平行に延びる平行バー部とを有している、
    ことを特徴とする商品充填装置。
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