JP4216708B2 - 箱移送装置及び箱詰装置 - Google Patents

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Description

本発明は、袋状、箱状等の製品を段ボール等の箱に箱詰めする箱詰装置に関し、より詳しくは、箱を姿勢を維持して所定の受取位置から所定の受渡位置へ移動させる箱移送装置の技術分野に属する。
従来、工場等において製造された製品を卸売商や小売店に出荷するときに、段ボール等の箱に所定の数量ずつ製品を自動的に箱詰めする箱詰装置がある。箱詰装置には、例えば扁平状態に折り畳まれた箱を角筒状に開口して、該箱を移送する箱移送装置に受け渡し、該箱移送装置によって箱を製品供給位置に移送して箱詰した上で後段装置に受け渡すものがある。このような箱詰装置の例として特許文献1または特許文献2に開示されているものがある。
すなわち、特許文献1に記載の箱詰装置は、製品を搬送するプロダクトコンベアとカートンを搬送するカートンコンベアとが水平方向に並設され、プロダクトコンベア上の製品をカートンに挿入するプッシャを有している。前記カートンコンベアは、搬送方向に延びて隣接して設けられた一対のコンベア(固定側コンベア、調整側コンベア)で構成され、それぞれのコンベアにはカートンを側方から支持する支持部材が設けられ、両コンベアの支持部材が1つのカートンを搬送方向の前後から当接するようになっている。そして、調整側コンベアを駆動するチェーンのピッチをずらすことによって、カートンの形状、サイズに応じて支持部材間の幅を調整することができる。
一方、特許文献2に記載の箱詰装置は、折り畳まれたカートンの上下に位置する吸着手段により該カートンの上下をそれぞれ吸着して離反することによってカートンを角筒状に開口する。そして、吸着手段の吸着を解除して角筒状のカートンを水平方向に延びる上下一対のコンベアからなるカートンコンベアに挿入する。カートンコンベアに備えられた一対のコンベアにはそれぞれ複数の支持部材が突設されており、片方のコンベアに備えられた支持部材がカートンの搬送方向の前後面のいずれかに当接すると共に他方のコンベアに備えられた支持部材がカートンの残りの前後面に当接するようになっている。
特許2735883号明細書 特開2000−255513号公報
従来、箱移送装置において、形状、サイズの異なる箱を移送する場合は、箱を支持する支持部材を所定位置に固定するボルト等を外して支持部材を一旦外した上で位置調節を行うことが考えられ、作業性、効率性が低かった。
一方、前記特許文献1及び特許文献2に記載の箱詰装置は、箱の前後方向に支持部材を自動的に調節することが可能な構成とされているが、これらはコンベアを用いて水平方向に箱を搬送するものであって、底面がコンベアによって常時支持されているから、前後方向のみの間隔調節でよいのであって、水平方向以外に箱を移送するものに対しては安定して箱を支持できる構造にはならない。
そこで、本発明は、箱の形状、サイズに応じて箱を安定して支持することができると共に、箱に当接して支持する部材を自動的かつ適切に位置調節することができる箱移送装置及び箱詰装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、所定の受取位置で移送方向上流から移動してくる箱を受け取ると共に、姿勢を維持して所定の受渡位置へ移動させて移送方向下流へ受け渡す箱移送装置であって、箱の角部で箱の前記移送方向に対して上流側となる面及び下流側となる面に係止する複数の爪部材が備えられていると共に、箱の一側部側の爪部材とそれと対向する側の爪部材とが互いに近接離反可能に構成されており、かつ前記爪部材を、箱の移送経路に対して進退させるアクチュエータが備えられていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の箱移送装置において、箱の上側の爪部材と下側の爪部材とが互いに近接離反可能に構成されていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、前記請求項1または請求項2に記載の箱移送装置において、箱の前側の爪部材と後側の爪部材とが互いに近接離反可能に構成されていることを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の箱移送装置において、箱の一側部側の爪部材とそれと対向する側の爪部材との間隔を調節する側部爪部材間隔調節手段と、箱の上側の爪部材と下側の爪部材との間隔を調節する上下爪部材間隔調節手段と、箱の前側の爪部材と後側の爪部材との間隔を調節する前後爪部材間隔調節手段とを有し、箱のサイズを入力する箱サイズ入力手段と、箱のサイズに応じて前記各爪部材の間隔を調節するように前記各間隔調節手段を制御する制御手段とが備えられていることを特徴とする。
次に、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の箱移送装置において、開口部を横に向けた箱を姿勢を維持して上方の受取位置から下方の受渡位置へ縦移動させることを特徴とする。
そして、請求項6に記載の発明は、製品を箱に詰める箱詰装置であって、請求項1から請求項5のいずれかに記載の箱移送装置が備えられていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、箱の角部で箱の移送方向に対して上流側となる面及び下流側となる面に係止する複数の爪部材で箱を支持することによって、箱を周囲の機物等に非接触的に搬送することが可能であるから水平方向に箱を移送する場合に限らず、あらゆる方向に箱を移送することができる汎用性の高い箱移送装置となると共に、箱の一側部側の爪部材とそれと対向する側の爪部材とを互いに近接離反可能としたことにより、箱の形状、サイズに応じて自動的に箱の一側部側の爪部材とそれと対向する側の爪部材との間隔を適正に調節することができる。そして、箱の上流側となる面及び下流側となる面と当接する爪部材を箱の移送経路に対して進退させることによって、受取位置の移送方向上流から箱を受け取るときや受渡位置の移送方向下流に箱を受け渡す際に爪部材を退避することができるから、爪部材は箱の移送経路を阻害することがない。
次に、請求項2に記載の発明によれば、箱の上側の爪部材と下側の爪部材とが互いに近接離反可能としたことにより、より安定して箱を保持することができると共に、箱の形状、サイズに応じて自動的に箱の上側の爪部材と下側の爪部材との間隔を調節することができる。
次に、請求項3に記載の発明によれば、箱の前側の爪部材と後側の爪部材とを互いに近接離反可能としたことにより、さらに安定して箱を保持することができると共に、互いの爪部材を近接離反可能としたことによって、箱の形状、サイズに応じて自動的に箱の前側の爪部材と後側の爪部材との間隔を調節することができる。
次に、請求項4に記載の発明によれば、制御手段によって、各爪部材間隔調節手段を、入力手段によって指定された箱の形状、サイズに応じて制御することによって、箱の形状、サイズに応じて各爪部材を自動的に3次元的に適正な位置に調節することができる。
ところで、箱詰装置には、省スペースを図るために開口部を横に向けた箱を縦方向に移送する箱移送装置が要求されることがある。請求項5に記載の発明によれば、前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の箱移送装置のように、箱の形状、サイズに応じて自動的に位置調節可能な爪部材を良好に適用することができ、また、開口部を横に向けた箱を上下から確実に把持することによって、箱を安定させることができるので、箱の底部形成の際のフラップの折り込みやテープ貼りを確実かつ容易に行うことができる。
そして、請求項6に記載の発明によれば、箱の形状、サイズに応じて自動的に爪部材の間隔を調節することができる箱移送装置を箱詰装置に採用することによって、作業性、効率性を向上した箱詰装置を構成することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る箱詰装置1の概略構成図であって、箱(扁平状態のものをシートS、角筒状に開口したものをケースKという)の流通経路を示している。なお、以下の説明において、図1に矢印で示すように装置1の前方(ケース開口部側)、後方(ケース底部側)、右側、左側を定義する。
箱詰装置1は、主な構成要素として、複数のシートSを重ねて収納するシート供給部2と、該シート供給部2からシートSを上方に取り出すシート取り出し部3と、シートSを前方に送るシート搬送部4と、シートSを開口させてケース状に成形するシート開口部5と、上方から受け取ったケースKを下方に搬送するケース搬送部6と、該ケース搬送部6の下方に位置して前方から横方向に製品Xを挿入する製品箱詰部7と、開口部を横に向けた状態のケースKを開口が上を向くように倒立させるケース倒立部8と、製品Xが入れられたケースKを後段装置に排出するケース排出部9とを有している。
シート供給部2は、縦方向に複数のシートSを収納するシートマガジン10を有している。一方、シート取出部3はシートSを吸着する複数の取出バキューム20…20を有し、シート搬送部4はシートSの左右方向を規制するガイドレール21と、シートSを前方に送る搬送コンベア22とを有している。そして、前記シートマガジン10から取出バキューム20…20によって吸引しつつ上方に前後に延びるガイドレール21上にシートSを載置して、搬送コンベア22によってシートSを前方のシート開口部5に送る。
シート開口部5は、送られたシートSを上方から吸着する複数の上開口バキューム30…30と、シートSを下方から吸着する複数の下開口バキューム31…31と、シートSの前方に備えられた3本のブレード32…32とを有している。シート開口部5において、シートSは、上開口バキューム30…30と下開口バキューム31…31とで上下を吸引保持される。一方、下開口バキューム31…31は、前記ガイドレール21に右端が揺動可能に支持された開口プレート21aに固着されており、下開口バキューム31…31が吸引したまま開口プレート21aが右端を中心に左端が下方になるように揺動することによって、シートSを角筒状のケースKに開口させる。そして前方から開口内に3本のブレード32…32を挿入して、3本のブレード32…32を互いに離反する方向にそれぞれ動かすことによって、角筒状のケースKを完成する。そして、前記上開口バキューム30…30と下開口バキューム31…31による吸引を解除して、ブレード32…32のみでケースKを保持した状態でブレード32…32を下方のケース搬送部6のケース受取位置に移動させる。
ケース搬送部6は、ケースKを保持しながら下方に移送するケース移送装置40とケースKの底部を形成する底部形成装置41とを有している。
図2に示すように、ケース移送装置40は、フレーム50上に左側移送ユニット51と右側移送ユニット52とを有している。左側移送ユニット51は、ケースKを保持するケース保持機構60と、該ケース保持機構60を動作させる動作機構61と、これらを載置、支持するベース機構62とを有している。
まず、ベース機構62は、フレーム50上に設けられた一対の左右ガイドレール50a,50a上に、ベース部材70が該ベース部材70の裏面4隅に固着された左右リニアガイド70a…70aを介して左右方向にスライド自在に載置されている。また、図3及び図4に示すように、ベース部材70には前後一対のベース上ポスト71,71が立設されており、ベース上ポスト71,71の右面にはそれぞれ上下に延びる上下ガイドレール71a,71aが設けられている。そして、両ベース上ポスト71,71を掛け渡す上側プレート部材72及び下側プレート部材73が該ベース上ポスト71,71の上部及び下部に備えられていると共に、上側及び下側プレート部材72,73にはそれぞれフレーム50に本体部分74a,74aが固着された左右方向移動用シリンダ74,74のロッド74b,74b先端が固着されている(図3参照)。
一方、図2に示すように、ベース部材70には前後方向に延びる一対の前後ガイドレール70b,70bが設けられ、該前後ガイドレール70b,70b上には、前後移動用スライド部材75の裏面左右端部に固着された前後リニアガイド75a,75aが前記ガイドレール70b,70bを介して前後方向にスライド自在に載置されている。また、図2及び図4に示すように、前後移動用スライド部材75には、スライド上ポスト76が立設されている。スライド上ポスト76には上下方向に延びるスライド上下ガイドレール76aが設けられている。また、スライド上ポスト76の上下端近傍にはそれぞれフレーム50に本体部分77a,77aが固着された前後方向移動用シリンダ77,77のロッド77b,77b先端が固着されている。
次に、ケース保持機構60は、図3及び図4に示すように上下前後に計4つの爪ユニット(上前部爪ユニット80、下前部爪ユニット81、上後部爪ユニット82、下後部爪ユニット83)を有している。各爪ユニット80〜83には、主な構成要素として、ケースKの周囲の角部に上下から係止する爪部材90と、該爪部材90を揺動させる爪部材揺動用シリンダ91と、これらを収納するガイド部材92とが備えられている。そして、上前部爪ユニット80及び下前部爪ユニット81のガイド部材92,92の左側部には上下に延びてケースKの周囲の角部の側部に係止するサイドガイド93,93の上部が固着されている。
図5に示すのは爪ユニット80〜83の具体的構造であり、爪部材90は、ガイド部材92の前後壁に架設された回転自在の駆動軸94に固着されている。そして、ガイド部材92の下壁に立設された一対のガイド板95,95(一方のみ図示)に架設された回転軸96に爪部材揺動用シリンダ91の本体部分91aが揺動自在に軸支され、該爪部材揺動用シリンダ91のロッド91b先端が、前記駆動軸94に固着されて外方に延設されたリンク97に回転自在に連結している構成である。
一方、図3及び図4に示すように、前記ベース上ポスト71,71に設けられた上下ガイドレール71a,71aには上側スライド板100と下側スライド板101とがリニアガイド100a,101aを介して上下方向にスライド可能に支持されている。一方、上前部爪ユニット80は、該ユニット80のガイド部材92の左側面が前記上側スライド板100の前方側に固着されている。そして上側スライド板100の上前部爪ユニット80固着部後方には、前後方向に延びる板前後ガイドレール100bが設けられ、上後部爪ユニット82は該ユニット82のガイド部材92の左側面に固着されたリニアガイド82aを介して前後方向にスライド可能とされている。また、下前部爪ユニット81は、該ユニット81のガイド部材92の左側面が下側スライド板101の前方側に固着されていると共に、下側スライド板101の下前部爪ユニット81固着部後方には、同様に前後方向に延びる板前後ガイドレール101bが設けられ、下後部爪ユニット83は該ユニット83のガイド部材92の左側面に固着されたリニアガイド83aを介して前後方向にスライド可能とされている。
また、図4に示すように、上後部爪ユニット82と下後部爪ユニット83のガイド部材92,92の後部側には、リニアガイド82b,83bがそれぞれ固着され、該側部リニアガイド82b,83bが前記スライド上ポスト76のスライド上下ガイドレール76aに上下方向にスライド可能とされている。
次に、図2〜図4に示すように、動作機構61は、ベース上ポスト71,71間の前側に備えられた上側爪ユニット昇降機構110と後側に備えられた下側爪ユニット昇降機構111とを有している。図3に示すように、上側爪ユニット昇降機構110には、上側プレート部材72上端部近傍に支持された前側駆動プーリ120と、下側プレート部材73上端部近傍に支持された前側従動プーリ121とを有し、これらのプーリ120,121には前側無端状ベルト122が巻き掛けられている。そして、前側駆動プーリ120の直後方には前側駆動プーリ120の駆動軸を駆動する前側サーボモータ123が備えられている。また、前記前側無端状ベルト122の右側部分には該ベルト122裏面から連結板124を介して上側スライド板100をボルト125…125で螺合することによって、ベルト122に対する上側スライド板100の位置を固定している。
また、図4に示すように、下側爪ユニット昇降機構111には、上側プレート部材72下端部近傍に支持された後側従動プーリ130と、下側プレート部材73下端部近傍に支持された後側駆動プーリ131とを有し、これらのプーリ130,131には後側無端状ベルト132が巻き掛けられている。そして、後側駆動プーリ131の直前方には後側駆動プーリ131の駆動軸を駆動する後側サーボモータ133が備えられている。また、前記後側無端状ベルト132の右側部分には該ベルト132裏面から連結板134を介して下側スライド板101をボルト135…135で螺合することによって、ベルト132に対する下側スライド板101の位置を固定している。
なお、右側移送ユニット52は、左側移送ユニット51に対向して設けられており、ベース部材70がフレーム50に固着されている以外は左側移送ユニット51と同様の構成であるため、説明を省略する。
一方、底部形成装置41は、左側及び左側移送ユニット51,52間の後部側に設けられ、フラップ折込装置140(図8参照)によりケースKのフラップFを折り込んでケースKの底部を形成する。そして、形成した底部にテープ貼付装置141(図1参照)によりテープを貼り付けることによって、ケースKの底部を完成させる。
そして、製品箱詰部7は、図1に示すように、製品Xを搬送する搬送コンベア150と、図6に示すように該搬送コンベア150からケースKの開口部K′まで延びる通路部材151と、製品Xを搬送コンベア150上からケースK内に押し入れるプッシャ152とを有している。ケース移送装置40によって下方に移送されたケースKは、図6に2点鎖線で示すようにケース開口部K′の下端を製品Xが搬送されてくる位置に一旦停止して、プッシャ152によりケースK内の下段部に製品Xを挿入して、続いてケースKを所定距離下方に送って再び停止させて製品Xを上段部に挿入することによって、ケースK内への製品X…Xの多段詰めを実現している。
また、ケース倒立部8は、図6及び図7に示すように、L字状の箱排出シート160と、該箱排出シート160を該排出シート160の支点160aを中心に回動させるシート回動用モータ161(図8参照)と該箱排出シート160を支点160aごと上下方向に移動させる昇降装置162(図8参照)とを有している。製品Xを詰め終わったケースKは、ケース移送装置40から箱排出シート160にケースKの開口部K′が前方に向いたまま受け渡される。そして、昇降装置162によって、図7に示すように、箱ケース排出部9に備えられる排出コンベア170の位置までケースKを移送して、シート回動用モータ161の駆動により支点160aを中心に矢印D方向にケースを回動させる。そして、図示しない押圧手段によってケースKを排出コンベア170側に押圧する。そして、排出コンベア170によってケースKは開口部K′が上に向いた状態で後段装置に搬送される。
図8は、本実施の形態に係る制御系統を示すブロック図であり、これによると、箱詰装置1のコントロールユニット200は、シート供給部2におけるシートマガジン10、シート取出部3における取出バキューム20、シート搬送部4における搬送コンベア22、シート開口部5における上開口バキューム30と下開口バキューム31とブレード32、製品箱詰部7における搬送コンベア150とプッシャ152、ケース倒立部8におけるシート回動用モータ161と昇降装置162、ケース搬送部6におけるケース移送装置40の左右方向移動用シリンダ74と前後方向移動用シリンダ77と前側サーボモータ123と後側サーボモータ133と爪部材揺動用シリンダ91、及び底部形成装置41のフラップ折込装置140とテープ貼り付け装置141を制御する。一方、コントロールユニット200は、入力装置201からシートSのサイズ等のデータが入力される。
次に、本実施の形態に係るケース移送装置40の作用効果について説明する。
まず、左右方向移動用シリンダ74を制御することによって、自動的にベース部材70を左右方向に動かすことができる。その結果、左側移送ユニット51と右側移送ユニット52との間隔、ひいては左側移送ユニット51に備えられたサイドガイド93と右側移送ユニット52に備えられたサイドガイド93との間隔を調節することができる。
また、前後方向移動用シリンダ77を制御することによって、自動的に前後スライド部材75を前後方向に動かすことができる。その結果、前側の爪ユニット80,81と後側の爪ユニット82,83との間隔、ひいては前側の爪ユニット80,81に備えられた爪部材90,90と後側の爪ユニット82,83に備えられた爪部材90,90との間隔を調節することができる。
そして、前側無端状ベルト122と後側無端状ベルト132との駆動ピッチをずらすことによって、上側の爪ユニット80,82と下側の爪ユニット81,83との間隔、ひいては上側の爪ユニット80,82に備えられた爪部材90,90の下面と下側の爪ユニット81,83に備えられた爪部材90,90の上面との間隔を調節することができる。
このように、ケースKに対して左側から係止する左側移送ユニット51とそれと対向する右側からケースKに係止する右側移送ユニット52とを互いに近接離反可能としたことにより、ケースKの形状、サイズに応じて、左右方向移動用シリンダ74を制御することにより自動的に左側移送ユニット51を左右方向に移動させて右側移送ユニット52との間隔を適正に調節することができる。
一方、ケースKの上側の爪ユニット80,82と下側の爪ユニット81,83とが互いに近接離反可能としたことにより、左右方向による保持に比してより安定してケースKを保持することができると共に、ケースKの形状、サイズに応じて、前側サーボモータ123及び後側サーボモータ133のピッチを調節することによって、自動的にケースKの上側の爪ユニット80,82と下側の爪ユニット81,83との間隔を調節することができる。
また、ケースKの前側の爪ユニット80,81と後側の爪ユニット82,83とを互いに近接離反可能としたことにより、さらに安定してケースKを保持することができると共に、ケースKの形状、サイズに応じて自動的にケースKの前側の爪ユニット80,81と後側と爪ユニット82,83との間隔を調節することができる。
そして、箱詰装置1のコントロールユニット200によって、左右方向移動用シリンダ74と前側サーボモータ123及び後側サーボモータ133と前後方向移動用シリンダ77とを、入力装置201によって入力されたケースKの形状、サイズのデータに応じて制御することによって、ケースKの形状、サイズに応じて左側移送ユニット51と右側移送ユニット52とに備えられた各爪ユニット80〜83を自動的に3次元的に適正な位置に調節することができる。
一方、図5に示すように、爪部材90は、爪部材揺動用シリンダ91を制御することによって、ケースKの移送経路に対して進退させることができる。従って、ケース移送装置40がブレード32からケースKを受け取るときやケース移送装置40がケース倒立部8にケースKを受け渡す際に爪部材90を退避制御することができるから、該爪部材90はケースの移送経路を阻害することがない。
このように、ケースKの周囲でケースKの角部に係止する爪ユニット80〜83に備えられた爪部材90及びサイドガイド93によってケースKを係止、支持することによって、ケースKを周囲の機物等に非接触的に搬送することが可能であるから本実施の形態のような縦方向にケースKを移送するものを含むあらゆる方向にケースKを移送可能な汎用性の高いケース移送装置40となる。
また、サイズに応じて適正な位置にある爪ユニット80〜83は、開口部K′を横に向けたケースKを上下から確実に把持することができ、ケースKを安定して保持することができるので、底部形成装置41によるケースKの底部形成の際のフラップFの折り込みやテープの貼り付け作業を確実かつ容易に行うことができる。
さらに、このようにケースKの形状、サイズに応じて自動的に各爪ユニット80〜83の位置を調節することができるケース移送装置40を箱詰装置1に採用することによって箱詰装置1は、作業性、効率性を向上することができる。
本発明は、箱の形状、サイズに応じて箱を安定して支持することができると共に、箱に当接して支持する部材を自動的かつ適切に位置調節することができる箱移送装置及び箱詰装置を提供することができる。本発明は、袋状、箱状等の製品を段ボール等の箱に箱詰めする箱詰装置に関し、より詳しくは、箱を姿勢を維持して所定の受取位置から所定の受渡位置へ移動させる箱移送装置の技術分野に広く好適である。
本発明に係る箱詰装置の概略構成図である。 図1のA−A線によるケース移送装置の平面図である。 図2のB−B線による矢視図である。 図2のC−C線による矢視図である。 爪ユニットの駆動機構を示す説明図である。 製品箱詰部を示す側面図である。 ケース倒立部を示す動作説明図である。 本発明に係る箱詰装置の制御系統を示すブロック図である。
符号の説明
1 箱詰装置
40 箱移送装置
74 左右方向移動用シリンダ(側部爪部材間隔調節手段)
77 前後方向移動用シリンダ(前後爪部材間隔調節手段)
80〜83 爪ユニット
90 爪部材
91 爪部材揺動用シリンダ(アクチュエータ)
123 前側サーボモータ(上下爪部材間隔調節手段)
133 後側サーボモータ(上下爪部材間隔調節手段)
200 コントロールユニット(制御手段
201 入力装置(入力手段)
K ケース(箱)
X 製品

Claims (6)

  1. 所定の受取位置で移送方向上流から移動してくる箱を受け取ると共に、姿勢を維持して所定の受渡位置へ移動させて移送方向下流へ受け渡す箱移送装置であって、箱の角部で箱の前記移送方向に対して上流側となる面及び下流側となる面に係止する複数の爪部材が備えられていると共に、箱の一側部側の爪部材とそれと対向する側の爪部材とが互いに近接離反可能に構成されており、かつ前記爪部材を、箱の移送経路に対して進退させるアクチュエータが備えられていることを特徴とする箱移送装置。
  2. 箱の上側の爪部材と下側の爪部材とが互いに近接離反可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の箱移送装置。
  3. 箱の前側の爪部材と後側と爪部材とが互いに近接離反可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の箱移送装置。
  4. 箱の一側部側の爪部材とそれと対向する側の爪部材との間隔を調節する側部爪部材間隔調節手段と、箱の上側の爪部材と下側の爪部材との間隔を調節する上下爪部材間隔調節手段と、箱の前側の爪部材と後側の爪部材との間隔を調節する前後爪部材間隔調節手段とを有し、箱のサイズを入力する箱サイズ入力手段と、箱のサイズに応じて前記各爪部材の間隔を調節するように前記各間隔調節手段を制御する制御手段とが備えられていることを特徴とする請求項3に記載の箱移送装置。
  5. 開口部を横に向けた箱を姿勢を維持して上方の受取位置から下方の受渡位置へ縦移動させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の箱移送装置。
  6. 製品を箱に詰める箱詰装置であって、請求項1から請求項5のいずれかに記載の箱移送装置が備えられていることを特徴とする箱詰装置。
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