JP5908378B2 - 被集積体の集積方法および集積装置 - Google Patents

被集積体の集積方法および集積装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5908378B2
JP5908378B2 JP2012207533A JP2012207533A JP5908378B2 JP 5908378 B2 JP5908378 B2 JP 5908378B2 JP 2012207533 A JP2012207533 A JP 2012207533A JP 2012207533 A JP2012207533 A JP 2012207533A JP 5908378 B2 JP5908378 B2 JP 5908378B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upstream
reversing
stacked
unit
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012207533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014061910A (ja
Inventor
容英 鈴木
容英 鈴木
山下 耕司
耕司 山下
正泰 ▲高▼林
正泰 ▲高▼林
和彦 澤田
和彦 澤田
浩之 花塚
浩之 花塚
衆一 鈴木
衆一 鈴木
英信 鷺
英信 鷺
秀幸 根本
秀幸 根本
高橋 仁
仁 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP2012207533A priority Critical patent/JP5908378B2/ja
Priority to KR1020130110210A priority patent/KR101502229B1/ko
Publication of JP2014061910A publication Critical patent/JP2014061910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5908378B2 publication Critical patent/JP5908378B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B35/00Supplying, feeding, arranging or orientating articles to be packaged
    • B65B35/56Orientating, i.e. changing the attitude of, articles, e.g. of non-uniform cross-section
    • B65B35/58Turning articles by positively-acting means, e.g. to present labelled portions in uppermost position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B35/00Supplying, feeding, arranging or orientating articles to be packaged
    • B65B35/30Arranging and feeding articles in groups
    • B65B35/44Arranging and feeding articles in groups by endless belts or chains
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B35/00Supplying, feeding, arranging or orientating articles to be packaged
    • B65B35/30Arranging and feeding articles in groups
    • B65B35/50Stacking one article, or group of articles, upon another before packaging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B5/00Packaging individual articles in containers or receptacles, e.g. bags, sacks, boxes, cartons, cans, jars
    • B65B5/06Packaging groups of articles, the groups being treated as single articles

Description

本発明は、例えば粉粒状医薬品の分包包装機からベルトコンベア等によって搬送される分包品(被集積体)を所定数集積するための被集積体の集積方法および集積装置の改良に関する。
粉粒状の食品または医薬品などを個々に包装(分包)する分包包装機として、ベルトコンベアの搬送方向に沿って複数の分包品が連なった連包体を搬送して、連包体同士を集積した後に、集積して、バンディングおよび/または包装容器に収納するタイプが知られている。
図14は、連包体ではないが、特許文献1に開示されているスティック状に包装された分包品を自動集積する集積装置を示す図である。図14のスティック自動集積装置100は、シュート102、集積機構部107、バケット108より構成され、シュート102は多列式スティック包装機からのシュート113にスティック110を検査する検査コンベヤ114、段付コンベヤ115を介在させて接続されている。シュート102には多列式スティック包装機で一度に包装されるスティック110の数に対応する数の凹部102Cが形成されており、スティック110は、シュート入口部102aにおいて横に寝ている状態で入ってきても、シュート出口部102bではその短手方向に立った状態となるよう構成されている。シュート102から搬送されたスティック110は、押板103上で仕切り板104・104の間に受け止められる。押板103とその下方に設けられた基板105との間にはシュート102の接続方向に直角の水平方向に移動するプッシャー106が設けられている。図14中の111は仕切紙であり、プッシャー106が作動すると、スティック110は仕切紙111を折り曲げてバケット108内に押し込められる。そして、別のプッシャー109が、仕切紙111ごとスティック110をバケットキャリア112に移送する。
連包体を集積する装置としては、特許文献2に開示された集積装置がある。図15は、集積装置の全体の構成を示す斜視図である。連包体である分包シート201を直立ガイド部材120等によって実質的に直立させ、直立後はガイド溝140a等によって転倒なくガイドし、キャリヤ・バー111、121、131等により集積ガイド部材160に搬送し、直立した分包シート201を溝160aにより所定数水平方向に並列に重ねて集積する。
特開昭59−134128号公報(1984年8月1日公開) 特開平5−294328号公報(1993年11月9日公開)
ところで、球状吸着炭のような吸着剤の分包品は、分包後の温度の変動により、体積膨張あるいは体積収縮を生じて変形することがある。分包品の変形は、箱詰め、保存、運搬などにおいて不都合を生ずる。
ここで、本願発明者らは、球状吸着剤を個々の分包袋に充填する過程で予め球状吸着炭を各分包袋の内部の片側に寄せて充填し、充填後に分包袋を収縮させて、球状吸着剤が片側に寄った状態で維持された分包品を製造している。その製造ラインにおいて、分包品を連包体の形態にして製造した後、当該連包体同士を集積させて出荷するが、どの分包品も片側に球状吸着剤が充填されているため、連包体を単に集積しただけでは不安定で、箱詰め、保存、運搬などにおいて不都合を生じる虞があった。
そこで、本願発明者らは、球状吸着剤が片寄って充填されていることによって連包体(分包品)の表面が凹凸形状になることに着目して、連包体(分包品)同士を、凹凸を嵌めるように集積することにより、集積後の集積物の安定性を実現することができるのではないかと考え、鋭意検討の結果、集積物が安定的で且つコンパクトになるように凹凸を嵌め合わせることができ、且つ、搬送ラインを搬送しながらこれを実現するにあたって分包品(連包体)が搬送ラインに噛み込んで搬送の妨げになることがない分包品の集積方法および集積装置を見出し、本願発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は上記の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、被集積体(分包品、連包体)同士の凹凸をうまく嵌め合せつつ、集積ライン(搬送ライン)において被集積体を滞りなく搬送することができる、被集積体の集積方法および集積装置を提供することにある。
すなわち、本発明に係る被集積体の集積方法は、上記の課題を解決するために、
一方の端部側の領域が他方の端部側の領域に比べて突出している複数の被集積体を、順次、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に搬送する搬送路に設けられた、各層に被集積体を同じ向きで挿入することができる上下二階層に分かれた反転作業部であって、当該上下二階層のうちの上層に挿入された被集積体の向きを、当該被集積体の上記一方の端部の位置と上記他方の端部の位置とが入れ替わるように反転させる一方、当該上下二階層のうちの下層に挿入された被集積体の向きは変えない反転作業部を用いて、順次搬送される被集積体の向きを1つおきに反転させ、反転させた被集積体と反転させていない被集積体とを交互に、被集積体同士の上記一方の端部側の領域と上記他方の端部側の領域とを重ねて集積する被集積体の集積方法であって、
上記搬送路に設けられた、上記反転作業部よりも上記所定の搬送方向の上流にある上流部から上記一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を常に上記上流部と同じ高さで当該上流部から受け取り、当該被集積体を当該反転作業部の上記上下二階層の上層と下層とに交互に上記一定の搬送タイミングで挿入する挿入作業工程を含み、
各搬送タイミングにおいては、直前の搬送タイミングで上記上流部から受け取った或る被集積体を上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取る機構を有した挿入作業部を用いて、上記挿入作業工程をおこなうことを特徴としている。
上記の構成によれば、集積物が安定的で且つコンパクトになるように、突出した一方の端部側の領域と、当該一方の端部側の領域よりも突出していない他方の端部側の領域とを重ね合わせることができ、且つ、搬送ラインを搬送しながらこれを実現するにあたって被集積体(例えば、分包品や連包体)を滞りなく搬送ラインを搬送することができる集積方法を提供することができる。
具体的には、一方の端部側の領域が他方の端部側の領域に比べて突出している被集積体を、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に順次搬送する搬送路において、反転作業部に至るまでは各被集積体は同じ向きで搬送されているところ、搬送されている複数の被集積体のうちの、搬送方向に沿って1つおきに位置する被集積体を、反転作業部を用いて反転させている。そのため、反転作業部から搬送される被集積体の配列を配列順に集積すると、集積後の集積物の一方の端は、集積方向に沿って、或る被集積体の一方の端部(突出している領域を有する端部)と、別の被集積体の他方の端部(突出していない領域を有する端部)、さらに別の被集積体の一方の端部(突出している領域を有する端部)と続き、突出した端部と突出していない端部が交互に配列して互いに嵌った状態となる。一方、集積物の他方の端は、集積方向に沿って、当該或る被集積体の他方の端部(突出していない領域を有する端部)、当該別の被集積体の一方の端部(突出している領域を有する端部)、当該さらに別の被集積体の他方の端部(突出していない領域を有する端部)と続き、突出した端部と突出していない端部が交互に配列して互いに嵌った状態となる。そのため、集積物は、突出している領域を有する端部と突出していない領域を有する端部とがうまく嵌って構造的に安定しており、また、集積方向に沿って被集積体の端同士が配列するので、集積物がコンパクトになる。
また、上記挿入作業工程においては、上記上流部から上記一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を常に当該上流部と同じ高さで受け取り、或る搬送タイミングで上記上流部から受け取った或る被集積体を、次の搬送タイミングで、上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取る機構を有した挿入作業部を用いている。ここで、詳細は後述するが、上記のように上流部から一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を、仮に可動式の或る1つの載置台を用いて、この載置台が被集積体を載置した状態で上下に動いて上記上下二階層の各階層と高さを合わせて振り分ける場合、載置台の上下動作の速度が速いと、振り分ける(挿入する)ために上下動作が一時停止した際の衝撃で被集積体が載置台から落下または載置台上で位置ずれして搬送できなくなる事態を招く。しかし、安定的に振り分けるために載置台の上下動作の速度を下げれば、それに合わせて上記一定の搬送タイミングを遅らせなければならず、集積物の生産性が著しく低下する。同じく、1つの載置台の上下動作の間に、上流部から一定の搬送タイミングで搬送される被集積体を受け取るために、載置台の上下動作のタイミングと上流部から搬送される被集積体の搬送タイミングとを調整する必要があり、タイミングが僅かでもずれてしまうと、被集積体の一部だけが載置台に載った状態で上下動作することとなり、被集積体が上流部と載置台との間に挟まれたり、被集積体が変形して搬送が滞ったりしてしまう虞がある。これに対して、本発明に係る集積方法によれば、上記の挿入作業部を用いているため、上流部から一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を常に上流部と同じ高さで受け取ることができるので、上述した挟み込みや変形は生じ得ない。また、上記の挿入作業部を用いているため、或る搬送タイミングで上流部から受け取った或る被集積体を、次の搬送タイミングで、上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取ることができる。これは、挿入作業部には少なくとも一時的に2つの階層があるとも言い換えることもできる。これにより、上述のような1つの載置台を用いた場合と比べて、上記一定の搬送タイミングを維持しつつ、振り分ける際の上下動作を緩やかに行うことができる。そのため、1つの載置台を用いた場合に想定される上述した問題がない。
したがって、上記の構成によれば、被集積体を滞りなく搬送ラインを搬送することができる。
また、本発明に係る被集積体の集積方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記上流部、上記挿入作業部および上記反転作業部それぞれの、上記所定の搬送方向の上流側端部から下流側端部に向けて移動するピンに、各被集積体を当接させて各被集積体を当該所定の搬送方向に搬送することができる。
上記の構成によれば、ピンは比較的軽いので、少ない動力で動かすことができるというメリットがある。また、仮に分包品がかみ込んだときに、ピンが折れることによって、装置本体の致命的な故障を避けることができる。また、消耗品的にすぐに交換することができる。また、分包品との接触面積が比較的少ないため、傷つけにくいというメリットもある。
また、本発明に係る被集積体の集積方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記ピンは、上記上流部と、上記挿入作業部と、上記反転作業部とのそれぞれに配設されていて、上記搬送路の延設方向に対して垂直に延びており、且つ、上記搬送路に設けられた、当該搬送路の延設方向に沿って形成された孔を貫通する構成となっており、
上記上流部、上記挿入作業部および上記反転作業部それぞれの、上記所定の搬送方向の上流側端部から下流側端部に向けて、上記ピンを上記孔に貫通した状態で移動して上記被集積体を上記所定の搬送方向に搬送し、それぞれの下流側端部に至ったところで、上記ピンを上記孔から抜いて上記所定の搬送方向とは逆方向に移動して、再び、上記上流から上記ピンを上記孔に貫通させて上記所定の搬送方向に移動することによって、上記被集積体を順次上記所定の搬送方向に搬送する構成とすることができる。
また、本発明に係る被集積体の集積方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記挿入作業部は、被集積体を各層に挿入することができる上下二階層に分かれた構成であるとともに、当該上下二階層が一体的に上下に移動する構成となっており、
上記挿入作業部の上層と下層との高さの差は、上記反転作業部の上記上層と上記下層との高さの差よりも小さく、上記挿入作業部の上記上層に第1の上記被集積体が在る状態から次の搬送タイミングで当該第1の被集積体を挿入作業部の上層と高さが等しい上記反転作業部の上記上層に搬送され、当該次の搬送タイミングにおいて、挿入作業部の上記下層は上記上流部と同じ高さに位置しており、上流部から上記第1の被集積体に続く第2の被集積体を挿入作業部の下層に搬送することができる。
上記の構成によれば、被集積体を滞りなく搬送ラインを搬送することができる。
また、本発明に係る被集積体の集積方法の一形態としては、上記の構成に代えて、
上記挿入作業部は、被集積体が載置される第1の載置面および第2の載置面を有し、
上記第1の載置面と上記第2の載置面とは、上記反転作業部と上記上流部との間において、それぞれ独立して高さを変えることができ、当該高さが等しい場合には或る被集積体を共に支持する一方、当該高さが互いに異なる場合には高い位置にあるほうが被集積体を支持する構成となっており、
上記挿入作業部から上記反転作業部の上記上層に被集積体が挿入される際に、上記反転作業部の上記上層と上記上流部との高さは等しく、
上記第2の載置面は、被集積体を常に当該上流部と同じ高さにおいて上記上流部から受け取り、上記反転作業部と上記上流部との間において当該高さから下降する構成となっており、
上記反転作業部と上記上流部との間において、上記第1の載置面は、上記反転作業部の上記上層と同じ高さの位置と、上記反転作業部の上記下層と同じ高さの位置との間で、上下方向に移動する構成となっており、
上記反転作業部の上記下層に被集積体を挿入する際は、上記反転作業部と上記上流部との間において、上記第1の載置面および上記第2の載置面をともに上記反転作業部の上記下層と同じ高さまで下降して、上記上流部から受け取った被集積体を上記反転作業部の上記下層に挿入し、
上記反転作業部の上記上層に被集積体を挿入する際は、上記反転作業部と上記上流部との間において、上記反転作業部の上記下層と同じ高さから上記上流部と同じ高さまで上記第1の載置面を上昇させて、上記第2の載置面が上記上流部から受け取った被集積体を上記第2の載置面から受け取り、当該被集積体を上記反転作業部の上記上層に挿入することが好ましい。
上記の構成によれば、被集積体を滞りなく搬送ラインを搬送することができる。
また、本発明に係る被集積体の集積方法の一形態としては、上記の構成に加えて、
上記上流部、上記挿入作業部および上記反転作業部それぞれの、上記所定の搬送方向の上流側端部から下流側端部に向けて移動するピンに、各被集積体を当接させて各被集積体を当該所定の搬送方向に搬送し、
上記第2の載置面は、上記ピンと一体的に移動する載積台に設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、挿入作業部の一方の層の動作と、ピンの動作とを共通化することができるので、制御が容易になる。
また、本発明に係る被集積体の集積装置は、上記の課題を解決するために、
一方の端部側の領域が他方の端部側の領域に比べて突出している複数の被集積体が、順次、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に搬送する搬送路と、搬送後の上記複数の被集積体を集積する集積部とを備えている、被集積体の集積装置であって、
上記搬送路には、
被集積体を各層に挿入することができる上下二階層に分かれた反転作業部であって、いずれの被集積体も同じ向きで反転作業部に順次搬送され、当該上下二階層のうちの上層に挿入された被集積体の向きを、当該被集積体の上記一方の端部の位置と上記他方の端部の位置とが入れ替わるように反転させる一方、当該上下二階層のうちの下層に挿入された被集積体の向きは変えない反転作業部と、
上記搬送路における、上記反転作業部よりも上記所定の搬送方向の上流にある上流部と、
上記上流部から上記一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に順次搬送される被集積体を常に上記上流部と同じ高さで当該上流部から受け取り、当該被集積体を上記反転作業部の上記上下二階層の上層と下層とに当該一定の搬送タイミングで交互に挿入する挿入作業部と、
が設けられており、
上記挿入作業部は、各搬送タイミングにおいては、直前の搬送タイミングで上記上流部から受け取った或る被集積体を上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取る機構を有しており、
上記集積部は、上記反転作業部が順次搬送される被集積体の向きを1つおきに反転させた上記複数の被集積体を、上記反転させた被集積体と反転させていない被集積体とを交互に、被集積体同士の上記一方の端部側の領域と上記他方の端部側の領域とを重ねて集積することを特徴としている。
上記の構成によれば、集積物が安定的で且つコンパクトになるように、突出した一方の端部側の領域と、当該一方の端部側の領域よりも突出していない他方の端部側の領域とを重ね合わせることができ、且つ、搬送ラインを搬送しながらこれを実現するにあたって被集積体(例えば、分包品や連包体)を滞りなく搬送ラインを搬送することができる集積方法を提供することができる。
具体的には、一方の端部側の領域が他方の端部側の領域に比べて突出している被集積体を、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に順次搬送する搬送路において、反転作業部に至るまでは各被集積体は同じ向きで搬送されているところ、搬送されている複数の被集積体のうちの、搬送方向に沿って1つおきに位置する被集積体を、反転作業部を用いて反転させている。そのため、反転作業部から搬送される被集積体の配列を配列順に集積すると、集積後の集積物の一方の端は、集積方向に沿って、或る被集積体の一方の端部(突出している領域を有する端部)と、別の被集積体の他方の端部(突出していない領域を有する端部)、さらに別の被集積体の一方の端部(突出している領域を有する端部)と続き、突出した端部と突出していない端部が交互に配列して互いに嵌った状態となる。一方、集積物の他方の端は、集積方向に沿って、当該或る被集積体の他方の端部(突出していない領域を有する端部)、当該別の被集積体の一方の端部(突出している領域を有する端部)、当該さらに別の被集積体の他方の端部(突出していない領域を有する端部)と続き、突出した端部と突出していない端部が交互に配列して互いに嵌った状態となる。そのため、集積物は、突出している領域を有する端部と突出していない領域を有する端部とがうまく嵌って構造的に安定しており、また、集積方向に沿って被集積体の端同士が配列するので、集積物がコンパクトになる。
また、上記挿入作業手段においては、上記上流部から上記一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を常に当該上流部と同じ高さで受け取り、或る搬送タイミングで上記上流部から受け取った或る被集積体を、次の搬送タイミングで、上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取る機構を有した挿入作業部を用いている。ここで、詳細は後述するが、上記のように上流部から一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を、仮に可動式の或る1つの載置台を用いて、この載置台が被集積体を載置した状態で上下に動いて上記上下二階層の各階層と高さを合わせて振り分ける場合、載置台の上下動作の速度が速いと、振り分ける(挿入する)ために上下動作が一時停止した際の衝撃で被集積体が載置台から落下または載置台上で位置ずれして搬送できなくなる事態を招く。しかし、安定的に振り分けるために載置台の上下動作の速度を下げれば、それに合わせて上記一定の搬送タイミングを遅らせなければならず、集積物の生産性が著しく低下する。同じく、1つの載置台の上下動作の間に、上流部から一定の搬送タイミングで搬送される被集積体を受け取るために、載置台の上下動作のタイミングと上流部から搬送される被集積体の搬送タイミングとを調整する必要があり、タイミングが僅かでもずれてしまうと、被集積体の一部だけが載置台に載った状態で上下動作することとなり、被集積体が上流部と載置台との間に挟まれたり、被集積体が変形して搬送が滞ったりしてしまう虞がある。これに対して、本発明に係る集積方法によれば、上記の挿入作業部を用いているため、上流部から一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を常に上流部と同じ高さで受け取ることができるので、上述した挟み込みや変形は生じ得ない。また、上記の挿入作業部を用いているため、或る搬送タイミングで上流部から受け取った或る被集積体を、次の搬送タイミングで、上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取ることができる。これは、挿入作業部には少なくとも一時的に2つの階層があるとも言い換えることもできる。これにより、上述のような1つの載置台を用いた場合と比べて、上記一定の搬送タイミングを維持しつつ、振り分ける際の上下動作を緩やかに行うことができる。そのため、1つの載置台を用いた場合に想定される上述した問題がない。
したがって、上記の構成によれば、被集積体を滞りなく搬送ラインを搬送することができる。
本発明は、被集積体(分包品、連包体)同士の凹凸をうまく嵌め合せつつ、集積ライン(搬送ライン)において被集積体を滞りなく搬送することができる、被集積体の集積方法および集積装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る集積装置を用いて集積される被集積体(連包体)の構成を示す図である。 連包体の一般的な搬送方法を示した断面図である。 図2に示す一般的な搬送方法を用いて集積された集積物の断面図である。 本発明の一実施形態に係る集積装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る集積装置で実現される搬送形態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る集積装置で実現される搬送形態によって搬送されて集積された集積物を示す図である。 比較例の集積装置において行われる動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係る集積装置に具備される反転作業部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る集積装置において行われる動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係る集積装置の一部の構成の変形例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る集積装置の一部の構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る集積装置の一部の構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る集積装置において行われる動作を示す図である。 従来技術を示す図である。 従来技術を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明に係る被集積体の集積方法および集積装置は、例えば粉末状の医薬品などを分包して分包品を生産する生産ラインの終盤の過程である分包品を集積する過程で採用することができる。以下に、本発明に係る被集積体の集積方法および集積装置の一実施形態について説明する。
本発明の集積方法は、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に順次搬送される複数の被集積体を、一つおきにその向きを反転させることを特徴の一つとしている。詳細は後述するが、各被集積体は突出した(以下、凸部と記載する)一方の端部側の領域と、当該一方の端部側の領域よりも突出していない他方の端部側の領域(以下、凹部と記載する)とを有しているため、一つおきに向きを反転させることにより、搬送順に集積して得られる集積物の一方の端側は、集積方向に沿って、或る被集積体の凹部、別の被集積体の凸部、さらに別の被集積体の凹部と続き、これら凹凸が交互に配列して互いに嵌った(噛み合った)状態となる。一方、この集積物の他方の端側についても、集積方向に沿って、当該或る被集積体の凸部、当該別の被集積体の凹部、当該さらに別の被集積体の凸部と続き、これら凹凸が交互に配列して互いに嵌った(噛み合った)状態となる。
この本発明の集積方法を実現する一形態としては、図4に示す本実施形態の集積装置1を用いておこなうことができ、上述の反転作業は図4の反転作業部4においておこなうことができる。
以下、本実施形態の集積方法および集積装置の詳細を説明するが、その前に、本実施形態の集積方法および集積装置が解決すべき課題について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態の集積方法を適用して集積される被集積体の断面図である。本実施形態では、被集積体の一例として、分包品が連なった連包体を挙げて説明する。より具体的には、直径0.3mm〜0.5mmの球状の医薬用活性炭(以下、活性炭微粒子と記載)を分包した分包品が、3つ連なってなる連包体を挙げて説明する。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
上述のように、本願発明者らは、球状吸着剤である活性炭微粒子を個々の分包袋に充填する過程で予め活性炭微粒子を各分包袋の内部の片側に寄せて充填し、充填後に分包袋を収縮させて、図1に示すように、活性炭微粒子が片側に寄った状態で維持されて一方の端部側の領域が他方の端部側の領域よりも膨らんだ分包品8を製造しており、この分包品8が3つ連なった連包体80の形態を搬送ラインで搬送して、複数の連包体80を搬送順に積層して所定個数が積層された状態でバンディングする。しかし、図2に示す従前の搬送ラインでは、連包体80同士は互いに同じ向きで搬送ラインを搬送され、この搬送順に連包体80が積層される。すると、図3に示すように、連包体80同士が、互いの活性炭微粒子が充填された部分(膨らんで突出した部分)同士が重なり合うように集積される。このため、集積して得られた集積物は、構造的に不安定となる。これは、後工程の箱詰め、保存、運搬などにおいて不都合を生じる虞がある。
そこで、本実施形態では、この課題を解決するために、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に順次搬送されている複数の連包体80を、一つおきにその向きを反転させる。図5は、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に順次搬送されている連包体80が一つおきに反転した状態を示す搬送路の図である。図5に示すように連包体80が一つおきに反転することにより、搬送路を搬送されてきた順に連包体80を集積すれば、図6に示すように、集積後の集積物の一方の端は、集積方向に沿って、或る連包体80の凹部、別の連包体80の凸部、さらに別の連包体80の凹部と続き、凹凸が交互に配列して互いに嵌った状態となり、集積物の他方の端は、集積方向に沿って、当該或る連包体80の凸部、当該別の連包体80の凹部、当該さらに別の連包体80の凸部と続き、凹凸が交互に配列して互いに嵌った状態となる。このように凹凸が噛み合った構造とすることによって、集積物は構造的に安定となるため、上述したバンディング、箱詰め、保存、運搬などにおいて作業を滞りなく進めることができ、生産性を向上させることができる。そして、本実施形態では、このような反転作業を従前の生産ラインに組み込んでも連包体80が滞りなく搬送される機構を実現している。
図4は、本実施形態の集積装置1を示す図である。本実施形態の集積装置1は、本実施形態の集積装置1には、連包体80の搬送をおこなうピン6が設けられているとともに、上流部2と、挿入作業部3と、反転作業部4と、集積部5とがこの順で1つの搬送路の連包体搬送方向(図4中の矢印で示す方向)に沿って配設されている。
ここで、以下の説明では、例えば上流部2を中心としてみた場合に、上流部2に被集積体が搬送されてくる側を上流部2の「上流」と記載し、上流部2にある被集積体が搬送される側を上流部2の「下流」と記載する。つまり、例えば挿入作業部3は上流部2の下流にあり、上流部2は挿入作業部3の上流にあるといえる。
なお、本実施形態では、1本の搬送路について説明するが、この搬送路を複数本平行に設置して、複数の搬送路において同時に本実施形態の集積方法を実現する態様であってもよい。
以下、各構成について詳述する。
(ピン)
ピン6は、図4に示すように、搬送方向に沿って4本設けられており、これら4本のピン6は下端において互いに連結している。そして、ピン6同士の間隔は、被集積体(連包)の長手方向の長さよりも僅かに長く設定されている。ここで、上流部2と挿入作業部3と反転作業部4とは搬送路の長さが互いに等しく、当該長さはピン6同士の間隔とほぼ一致しており、且つ、上流部2と挿入作業部3と反転作業部4とには、それぞれ、ピン6を貫通させた状態で搬送方向の上流から下流に移動させることができる貫通孔が設けられている。そのため、上流部2と挿入作業部3と反転作業部4とに、それぞれ1つずつの被集積体を載置すると、4本のピン6が一体で搬送方向の上流から下流に移動することによって、被集積体の載置位置を1つずつ下流にずらすことができる。
ピン6は、上流部2、挿入作業部3、および反転作業部4を下方から上方に向かって貫通孔を貫通する構成となっている。ピン6の動作については後述する。
なお、4本のピン6のうち、上流部2を上流から下流に移動するピン6は、上流部2よりも上方に飛び出る側の先端が他の部分よりも径が大きい釘ピンの構造を有していてもよい。
(上流部)
上流部2は、上流から順次搬送される連包体80(活性炭微粒子が分包された分包品が3つ連なってなるもの)を受けるセクションである。本実施形態では、活性炭微粒子を分包する図示しない充填装置の下流に上流部2を配設し、当該充填装置から順次搬出される連包体80が上流部2に搬送される構成としている。
上流部2では、上流から順次搬送されてきた連包体80を、一定の搬送タイミングで下流にある挿入作業部3に搬送する。ここで、上流部2は、上流から一定の搬送タイミングで順次搬送されてくる連包体80を、その一定の搬送タイミングを維持したまま下流に搬送する構成としても良く、あるいは、上流から順次搬送されてきた連包体80を積み上げて収容することができる構成を上流部2に設けて、収容した連包体80を新たに設定した搬送タイミングで上流部2から順次搬送する構成としても良い。すなわち、上流部2よりも上流で連包体80が搬送されるタイミングおよび搬送速度と、上流部2から下流で連包体80が搬送されるタイミングおよび搬送速度とを、等しくする必要はない。
また、搬送路では、連包体80が断続的に搬送される。すなわち、タイミングチャートにすれば、搬送時と搬送時との間に停留時が設けられている。
上流部2を構成する搬送路の長さは、一つ分の連包体80の長さよりも僅かに長く構成されている。それ故、一定の搬送タイミングで順次搬送されている連包体80は、1つずつ上流部2を通過する。そして、搬送停止時には、1つの連包体80が上流部2において停留(載置)した状態となる。
具体的には、本実施形態では、搬送路全体において、連包体80(搬送方向に沿った長さが約25cm)が搬送時(1秒間)に搬送路を約30cm/秒で移動する構成として、搬送時と搬送時との間の滞留時間を約2.5秒とする。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜設定することができる。
上流部2において一時滞留した或る連包体80は、次の搬送タイミング(つまり滞留時直後の搬送時)で、上流部2の下流に位置する挿入作業部3に搬送される。
以下、挿入作業部3の詳細について説明する前に、挿入作業部3の下流に位置する反転作業部4について説明する。
(反転作業部)
反転作業部4は、連包体80を各層に挿入することができる上下二階層に分かれた構造を有している。各層に挿入される連包体80はいずれも同じ向きで反転作業部4に順次搬送される。すなわち、上流部2および挿入作業部3を搬送している連包体80はいずれも、図9のタイミング(1)に示すように、凸部が設けられた一方の端部を先頭にして搬送路を搬送される。
そして、反転作業部4は、上下二階層のうちの上層に挿入された連包体80の向きを、当該連包体80の、凸部が設けられた一方の端部の位置と、凹部が設けられた他方の端部の位置とが入れ替わるように反転させる。
具体的には、反転作業部4の上下二階層における上層と下層とはともに、滞留時に載置させた連包体80を搬送のタイミング(搬送時)で図9に示す矢印の方向に搬送することができる構成となっているが、上層と下層との違いは、上層は、下層の上方において滞留時に反転する機構を有している点にある。下層には反転する機構が設けられていない。
図8は、搬送時における上層の状態を示した斜視図である。上層は、搬送方向に延びた筒型の構造を有しており、筒型の構造の長さは下層と等しく、具体的には一つ分の連包体80の長さよりも僅かに長く構成されている。それ故、一定のタイミングで順次搬送されている連包体80は、1つずつ反転作業部4を通過する。
また、上層の上面と、下面(上下二階層の下層に対向する面)とには、図8に示すように搬送方向に沿って貫通孔4a´が設けられており、当該貫通孔4a´には当該下面側から当該上面側に向けて上記ピン6が貫通している。
ピン6は、搬送時には貫通孔4a´を搬送方向の上流から下流に向けて移動して、上層の筒部に挿入した連包体80に対して搬送方向後方から押圧を加えて、当該連包体80を搬送方向に搬送させる構成となっている。
また、ピン6は、下層に設けられた貫通孔4b´にも貫通している。つまり、貫通孔4a´と貫通孔4b´とは平行に形成されており、1本のピン6が貫通孔4a´と貫通孔4b´とに貫通した構成となっている。そして、一定のタイミング(搬送時)にこのピン6が貫通孔4a´および貫通孔4b´を搬送方向の上流から下流に向けて移動することによって、連包体80が上層に挿入されている場合は上層から連包体80を下流に搬送し、連包体80が下層に挿入されている場合は下層から連包体80を下流に搬送する。
そして、上層は、滞留時において反転動作をおこなう構成となっており、反転前に下面であった面が上面になり、反転前に上面であったところが下面(上下二階層の下層に対向する面)となる。そのため、上層の筒部に連包体80が挿入されている場合は、挿入した状態で反転して連包体80を反転させる。ここで、反転後も、ピン6は下面側から上面側に向けて貫通孔4a´に貫通した状態となっている。そのため、反転後の搬送時には、上層とともに反転した筒部内の連包体80に対して搬送方向後方から押圧を加えることができる。
つまり、搬送時に上層に挿入された或る連包体80は、続く滞留時に反転し、さらに続く搬送時に上層から反転作業部4の下流に向けて搬出される。
一方、上述のように下層には反転する機構が設けられていない。そのため、下層に挿入された連包体80は、反転することなく、下層に設けられた貫通孔4b´に貫通したピン6によって滞留時の後の搬送時に反転作業部4の下流に向けて搬送される。
ここで、反転作業部4にその上流の挿入作業部3から一定のタイミング(搬送時ごと)で搬送される連包体80は、反転作業部4の上層と下層とに交互に挿入される。つまり、第1の連包体80、第2の連包体80、第3の連包体80、第4の連包体80がこの順で一定のタイミング(搬送時ごと)で挿入作業部3から搬送されるとすると、第1の搬送時に上下二階層の上層に第1の連包体80が挿入され、次の第2の搬送時に上下二階層の下層に第2の連包体80が挿入され、次の第3の搬送時に上下二階層の上層に第3の連包体80を挿入し、次の第4の搬送時に上下二階層の下層に第4の連包体80を挿入する。そして、搬送時と搬送時との間に設けられた滞留時に、上層が反転する構成となっている。そのため、上層に連包体80が挿入されている場合にはこのタイミング(滞留時)で被集積体が反転し、続く搬送時に、反転作業部4の上層から連包体80が搬出される。これにより、第1の連包体80、第2の連包体80、第3の連包体80、第4の連包体80がこの順で反転作業部4から搬出される。
ここで、下層に連包体80が挿入されている場合の滞留時にも上層は反転し、その反転方向は、上層に連包体80が挿入されている場合の反転方向とは逆方向に反転するように構成している。
(集積部)
図4に示す集積部5は、反転作業部4から搬出された連包体が、搬送順に集積されるセクションである。図4では、箱状の容器が設置され、この容器に搬出された連包体が搬送順に投入される構成となっている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、集積部は、多段式の構成で、搬送順に各段に連包体が格納された後に、所定数の連包体が格納された時点で連包体同士が集積するような構成であってもよい。
(挿入作業部)
順次搬送される連包体80を、反転作業部4を用いて1つおきに反転させるためには、上述のように反転作業部4の上層と下層とに交互に連包体80を挿入する必要があり、これを、反転作業部4の上流にある挿入作業部3がおこなう。
ここで、挿入作業部3を説明する前に、挿入作業部3によって解決することができる従前の課題について説明する。
・比較例を用いた課題の説明
図7は、本実施形態ではなく、比較例として挙げる集積装置の搬送路の一部の構成を示す図である。本実施形態の集積装置1と比較例との差異は、挿入作業部の機構にある。
比較例の集積装置は、本実施形態の集積装置と概ね同様の構成を有した反転作業部404を有している。そのため、反転作業部404の上流に位置する挿入作業部303は、反転作業部404の上層と下層とに交互に被集積体を挿入する必要がある。そこで比較例の集積装置は、図7に示すように、挿入作業部303は、連包体80を載置することができる1つの載置台を有し、その高さを、反転作業部404の上層と同じ高さの位置と、反転作業部404の下層と同じ高さの位置との間で変える構成となっている。また、上流部202の高さは反転作業部404の上層と同じ高さに設定されている。このような構成の比較例では、図7のタイミング(1)に示す搬送時には、挿入作業部303の載置台は上流部202と同じ高さにあって、上流部202から第1の連包体80Aの搬送を受け、滞留時を経て、次のタイミング(2)では、挿入作業部303に載置していた第1の連包体80Aを反転作業部404の上層に搬送すると同時に上流部202から第2の連包体80Bの搬送を受ける。
そして、続く滞留時である図7のタイミング(3)で、反転作業部404の上層に挿入した第1の連包体80Aを反転させ、且つ、挿入作業部303の載置台を下げて反転作業部404の下層と同じ高さにする。
そして、続く搬送時であるタイミング(4)では、反転作業部404の上層によって反転した第1の連包体80Aを反転作業部404の下流に搬送し、挿入作業部303の上記1つの載置台に載置した第2の連包体80Bを反転作業部404の下層に搬送し、且つ、上流部202から第3の連包体80Cの搬送を受ける。しかし、タイミング(4)では、挿入作業部303の上記1つの載置台は、反転作業部404の下層と同じ高さにあることから、上流部202から搬送される第3の連包体80Cは、図7のように凸部が設けられた先端部から、下降している状態の上記1つの載置台に落ちることになる。そのため、当該先端部が上記1つの載置台に衝突し、上流部202から1つの載置台に第3の連包体80Cが完全に移らず、タイミング(5)に示すように第3の連包体80Cの末端部がはね上がった状態となる。この状態でタイミング(6)で反転作業部404の上層と同じ位置まで1つの載置台が上昇して、次のタイミング(7)で第3の連包体80Cが反転作業部404の上層に挿入されると、はね上がった部分が上層の筒部の入り口に引っ掛かり、完全に挿入されていない状態で反転作業部404の上層が反転することになり、筒部の入り口から飛び出た部分(はね上がった部分)が上層の反転動作を妨げて、反転されず、且つ、搬送路自体の搬送動作も滞る事態となる。
そこで、このような事態を避けて、滞りなく搬送するべく、本実施形態では、挿入作業部3に特徴的な構成を具備させている。以下、本実施形態の集積装置1に具備される挿入作業部3について説明する。
挿入作業部3は、反転作業部4と同様に、上層と下層の上下二階層から構成されており、上下に移動可能であるが、図9に示すように、挿入作業部3の上層と下層との高さの差は、反転作業部4の上層と下層との高さの差よりも小さく構成されている。すなわち、挿入作業部3の上層が反転作業部4の上層と同じ高さにあるときに、挿入作業部3の下層は反転作業部4の下層よりも高い位置にある。
そして、挿入作業部3の上層が反転作業部4の上層と同じ高さにあるときに、挿入作業部3の下層は、上流部2の高さと同じ高さにある構成となっている。すなわち、反転作業部4の上層は、上流部2の高さよりも高い位置にある。
挿入作業部3の上層と下層とには、反転作業部4と同様に、上記ピン6を貫通させる貫通孔が設けられており、連包体が挿入作業部3の上層にあっても下層にあっても、ピン6が挿入作業部3の上流から下流に移動することによって、ピン6の押圧を受けた当該連包体は挿入作業部3から搬出される構成となっている。
以下に、図9を用いて本実施形態の集積方法を時系列に沿って説明する。
図9のタイミング(1)では、上流部2と挿入作業部3の上層とが同じ高さにあって、挿入作業部3の上層に第1の連包体80Aが在る状態である。このタイミング(1)において、挿入作業部3の下層は上流部2と同じ高さにある。
そして、続くタイミング(2)において、挿入作業部3の上層から反転作業部4の上層に第1の連包体80Aが搬送されると同時に、上流部2から挿入作業部3の下層に第2の連包体80Bが搬送される。この搬送は、上述したようにピン6の移動によるものである。そして、搬送完了直後から次の搬送時までの間(停留時)に、挿入作業部3が下降して、挿入作業部3の下層と反転作業部4の下層とが同じ高さになる。このとき、挿入作業部3の上層が上流部2と同じ高さになる。また同時に、反転作業部4の上層が反転して第1の連包体80Aが反転する。
ここで、この停留時において、ピン6は、4本全てが下方に移動して搬送路の貫通孔における搬送が完了した位置から抜かれて、抜かれた状態のままで上流に移動する。これにより、タイミング(1)で上流部2の貫通孔を貫通しながら上流部2の上流から下流まで移動した1本のピン6は、再び、上流部2の上流まで移動し、移動後に再び上流部2の貫通孔の上流側に貫通して、次の搬送時に備える。同様に、タイミング(1)で挿入作業部3の貫通孔を貫通しながら挿入作業部3の上流から下流まで移動した1本のピン6は、再び、挿入作業部3の上流まで移動し、移動後に再び挿入作業部3の貫通孔の上流側に貫通して、次の搬送時に備える。同様に、タイミング(1)で反転作業部4の貫通孔を貫通しながら反転作業部4の上流から下流まで移動した1本のピン6は、再び、反転作業部4の上流まで移動し、移動後に再び反転作業部4の貫通孔の上流側に貫通して、次の搬送時に備える。なお、上述したように、4本のピン6は、一体で移動する。これは、4本のピン6が1つの基台6´に設置されているからである。
そして続くタイミング(3)では、4本のピン6が搬送方向に上流から下流に移動して、反転作業部4の上層から第1の連包体80Aを搬出し、挿入作業部3の下層から反転作業部4の下層に第2の連包体80Bを搬送し、上流部2から挿入作業部3の上層に第3の連包体80Cが搬送され、そして、上流部2に上流部2よりも上流から第4の連包体80Dが搬送される。
続いて、タイミング(3)での搬送が完了した直後から次の搬送時までの間(停留時)に、タイミング(4)に示すように、挿入作業部3が上昇して、挿入作業部3の上層と反転作業部4の上層とが同じ高さになる。このとき、挿入作業部3の下層が上流部2と同じ高さになる。また同時に、反転作業部4の上層が、連包体を載置していない状態で反転する。また、この停留時に、4本のピン6が上述した下流から上流への移動をおこなう。
続いて、タイミング(5)では、4本のピン6が上流から下流へ移動し、これに伴って、反転されていない第2の連包体80Bを反転作業部4の下層から搬出し、挿入作業部3の上層から反転作業部4の上層に第3の連包体80Cを搬送し、上流部2から挿入作業部3の下層に第4の連包体80Dが搬送される。そして、タイミング(6)では、上述したタイミング(2)の動作が行われ、タイミング(2)以降の動作が繰り返される。なお、図9のタイミング(6)では、上流部2よりも上流から連包体が搬送されていないが、これに限定されるものはなく、連包体が順次搬送され、上述の動作が繰り返される。
このように、本実施形態の集積方法とそれを実現する集積装置は、一定のタイミングで所定の搬送方向に順次搬送される複数の連包体を、一つおきに向きを反転させる。ここで、連包体は、一方の端部に凸部を有し他方の端部に凹部を有していることから、一つおきに向きが反転することによって、連包体を搬送順に積層すれば、集積方向に凹凸が噛み合った状態とすることができる。
これは、連包体を各層に挿入することができる上下二階層に分かれた反転作業部4であって、いずれの連包体も同じ向きで反転作業部4に順次搬送され、当該上下二階層のうちの上層に挿入された連包体の向きを、当該連包体の上記一方の端部の位置と上記他方の端部の位置とが入れ替わるように反転させる一方、当該上下二階層のうちの下層に挿入された連包体の向きは変えない反転作業部4を用いて、順次搬送される連包体の向きを1つおきに反転させることによって実現することができる。これにより、反転させた連包体と反転させていない連包体とを交互に、連包体同士の凹部と凸部とを嵌めて集積することができる。ただし、本実施形態で特徴的なのは、一定のタイミングで所定の搬送方向に順次搬送される連包体を、反転作業部4の上下二階層の上層と下層とに一定のタイミングで交互に挿入する挿入作業工程を含むことにある。この挿入作業工程は、上述の挿入作業部3によって実現することができ、具体的には、挿入作業部3は、上流部2から一定のタイミングで所定の搬送方向に順次搬送される連包体を常に上流部2と同じ高さで受け取り、或るタイミングで上流部2から受け取った或る連包体を、次のタイミングで、反転作業部4の上層または下層に搬送すると同時に、当該或る連包体に続く連包体を上流部と同じ高さで受け取る機構を有している。より具体的には、挿入作業部3は、連包体を各層に挿入することができる上下二階層に分かれた構成となっており、挿入作業部3の上層と下層との高さの差は、反転作業部4の上層と下層との高さの差よりも小さく、挿入作業部3の上層に第1の連包体が在る状態から次のタイミングで第1の連包体を挿入作業部3の上層と高さが等しい反転作業部4の上層に搬送され、当該次のタイミングにおいて、挿入作業部の下層は上流部と同じ高さに位置しており、上流部2から第1の連包体に続く第2の連包体を挿入作業部3の下層に搬送する構成となっている。
以上のようなピン6の動作、および、挿入作業部3の上下移動、並びに、反転作業部4の上層の反転動作は、それぞれの駆動手段によって駆動され、その各駆動手段を制御する制御手段によって動作のタイミングが制御される。
以上の構成によれば、一方の端部に凸部を有し他方の端部に凹部を有している連包体を、一定のタイミングで所定の搬送方向に順次搬送する搬送路において、反転作業部4に至るまでは各連包体は同じ向きで搬送されているところ、搬送されている複数の連包体のうちの、搬送方向に沿って1つおきに位置する連包体を、反転作業部4を用いて反転させている。そのため、反転作業部4から搬送される連包体の配列を配列順に集積すると、集積後に得られる集積物の一方の端は、集積方向に沿って、第1の連包体の凹部、第2の連包体の凸部、第3の連包体の凹部と続き、凹凸が交互に配列して互いに嵌った状態となる。一方、この集積物の他方の端は、集積方向に沿って、第1の連包体の凸部、第2の連包体凹部、第3の連包体の凸部と続き、凹凸が交互に配列して互いに嵌った状態となる。そのため、集積物は、凹部と凸部とがうまく嵌って構造的に安定しており、また、集積方向に沿って連包体の端同士が配列するので、集積物がコンパクトになる。
また、上述した挿入作業部3での挿入作業工程においては、上流部2から一定のタイミングで所定の搬送方向に順次搬送される連包体を常に上流部2と同じ高さで受け取り、或るタイミングで上流部2から受け取った或る連包体を、次のタイミングで、反転作業部4の上層または下層に搬送すると同時に、当該或る連包体に続く上流部2に位置する別の連包体を上流部と同じ高さで受け取る。そのため、上述した比較例において問題となる連包体の変形や噛み込みが生じ得ない。また、上記の挿入作業部3を用いているため、或るタイミングで上流部2から受け取った或る連包体を、次のタイミングで、反転作業部4の上層または下層に搬送すると同時に、当該或る連包体に続く別の連包体を上流部2と同じ高さで受け取ることができる。これは、挿入作業部3が2つの階層を有しているから実現することができる。これにより、上述のような比較例の挿入作業部に設けられた1つの載置台を用いた場合と比べて、一定のタイミングを維持しつつ、振り分ける際の上下動作を緩やかに行うことができる。
したがって、本実施形態の構成によれば、連包体を滞りなく搬送ラインを搬送することができる。
なお、本実施形態では、複数の分包品が連なった連包体を被集積体としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、単一の物品で一端部に凸部があり他端部に凹部があってもよい。すなわち、同じ向きに搬送してその搬送順に積層した集積物が不安定であるというような事態が起こり得るものであれば、その搬送物を被集積体として本発明を適用することができる。
最後に、上流部2に載置された連包体を搬出するために用いるピン6は、上述のように釘ピンの構造を有していてもよい。釘ピンの構造を有していることにより、何らかの事情で、上流部2と挿入作業部3の上層または下層との間に僅かな段差が生じるような事態が生じて、上流部2から搬出される途中で、連包体が搬送方向の先端を下方にして斜めになってしまった場合や、上述したようなはね上がりが生じた場合であっても、釘ピンにおける径が大きくなっている頭部が、連包体の搬送方向後端に接触して、当該連包体がさらに不都合に位置ずれを起こす抑止するができる。本実施形態は、そもそも、そのような不都合な位置ずれは生じないが、釘ピンを設けることで万が一の事態に備えることができる。
また、釘ピンに代えて、図10に示すひさし付きのピン66を採用してもよい。図10は、ひさし付きのピンの三面図である。なお、図10中の(a)には、説明の便宜上、ピン66を集積装置に実装した場合のピン66の移動方向を矢印で示している。図10に示すように、ピン66には、ピン66の移動方向に向けて、釘ピンの頭部よりも大きく迫り出たひさし部66´が設けられている。ピン66の頭部における、ひさし部66´が設けられている箇所以外の箇所は、頭部以外の部分と同型で構成すればよい。このように大きく迫り出たひさし部66´によって、上述したような不都合な位置ずれが万が一生じた場合に、釘ピンの頭部よりもより一層確実に連包体の搬送方向後端に接触して、位置ずれを抑止することができる。
また、このようにひさし付きのピン66を上流部2に載置された連包体を搬出するために用いるピンとして採用した場合には、ピン66が、上流部2の下流側端部に達した位置で下方に引き抜かず、ピン66を僅かに上流方向に移動させた後に、引き抜くことが好ましい。上流部2の下流側端部に達した位置で下方に引き抜いた場合、ひさし部66´が連包体の搬送方向後端に引っ掛かってしまう虞があるためである。そのため、僅かに上流方向に移動することによってそれを回避することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図11から図13を用いて説明する。なお、本実施形態では、上記実施形態1との相違点について説明するため、説明の便宜上、実施形態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には同一の部材番号を付し、その説明を省略する。
本実施形態と上記実施形態1との相違点は、挿入作業部の構成にある。図11は、本実施形態の集積装置に具備される挿入作業部の構成を示した斜視図である。挿入作業部33は、上下方向のみ移動可能な第1の載置台33aと、上下方向に移動可能であるとともに、搬送路に沿って上流方向および下流方向に移動可能な第2の載置台33bとから構成されている。
第1の載置台33aは、搬送方向に沿った貫通孔33cが設けられており、貫通孔33cにピン6を貫通させて上流から下流へ移動することによって、ピン6の移動に伴って第1の載置台33aの載置面33a´に載置した連包体を搬送方向に搬送することができる。
第1の載置台33aの載置面33a´(第1の載置面)は、第1の載置台33aが上下方向に移動することによって、反転作業部4の上層(ただし、反転していない状態の位置)と同じ高さと、反転作業部4の下層と同じ高さとの間で高さを変えることができる。
なお、本実施形態でも、実施形態1と同様に、上流部2、挿入作業部33(第1の載置台33aおよび第2の載置台33b)、反転作業部4は、搬送方向に沿った長さが互いに等しく構成されている。ただし、本実施形態では、反転作業部4の上層に連包体が挿入される時点において、反転作業部4の上層は上流部2の連包体載置面とは高さが等しくなるように構成されている。
第2の載置台33bは、ピン6と同じく、第1の載置台33aの貫通孔33cに貫通する構成となっている。第1の載置台33aの載置面33a´が最上位に位置している(反転していない状態の反転作業部4の上層と同じ位置)場合であって、第2の載置台33bの先端面33b´(第2の載置面)が最上位に位置している場合には、図11に示すように、載置面33a´と先端面33b´とは同じ高さにある。第2の載置台33bの先端面33b´は、連包体を載置することができる程度の幅を有しているため、載置面33a´と先端面33b´とは同じ高さにある場合、載置面33a´および先端面33b´の双方によって連包体が支持される。
また第2の載置台33bは、第1の載置台33aの貫通孔33cに貫通していない状態で搬送路に沿って上流方向に移動し、第1の載置台33aの貫通孔33cに貫通した状態で搬送路に沿って下流方向(搬送方向)に移動することができる。
より具体的には、第2の載置台33bは、第1の載置台33aの貫通孔33cに貫通していない状態で搬送路に沿って上流方向に上流部2まで移動すると、上昇して上流部2の貫通孔に貫通し、そのまま搬送方向にスライドして第1の載置台33aの貫通孔33cに貫通する位置まで移動可能な構成である。
また第2の載置台33bは、図12に示すように、隣り合う2本のピン6とピン6の間に配置されており、4本のピン6と同一直線上にあり、ピン6と同様に基台6´に取り付けられている。第2の載置台33bは、上流部2の上流側端部から下流側端部に移動する1本のピン6と、そのピン6の下流側にある別の1本のピン6との間に配設されている。
また第2の載置台33bは、ピン6よりも、基台6´からの高さが低く構成されている。具体的には、ピン6を、上流部2の貫通孔に貫通して連包体を搬送することができる適切な位置に配置した状態において、上流部2の貫通孔に貫通した第2の載置台33bの先端面が、上流部2の連包体載置面と同じ高さにある。
図13のタイミング(1)は、第1の連包体80Aを反転作業部4の上層に挿入する搬送タイミングの直前のタイミング(滞留時)にある状態を示しており、ここから本実施形態の集積方法がスタートする。なお、本実施形態では、図10に示したひさし付きのピン66を、上流部2に載置される連包体を搬送するためのピンとして用いている。
図13のタイミング(1)では、第2の載置台33bは上流部2の貫通孔に挿入されており、この状態で、基台6´が搬送方向に移動すると、第2の載置台33bが第1の搬送台33aが設けられている領域に移動する。ここで、タイミング(1)では第1の載置台33aは最上位にあるので、第2の載置台33bの先端面33b´は、第1の載置台33aの載置面と同じ高さに位置する。タイミング(1)において上流部2の連包体載置面に載置された第2の連包体80Bは、ピン6から搬送方向の押圧を受けて、最上位にある第1の載置台33aの載置面33a´に搬送される。上流部2から搬送された第2の連包体80Bは、第1の載置台33aの載置面33a´および第2の載置台33bの先端面33b´双方に支持された状態となっている。
ここで、第2の載置台33bの先端面33b´は、上述したように連包体を載置することができるため、第2の載置台33bが上流部2から第1の搬送台33aが設けられている領域に移動する間、第2の連包体80Bは、第2の載置台33bの先端面33b´に載置された状態のまま搬送される。
続いてタイミング(2)は、タイミング(1)での搬送完了後の滞留時を示している。この滞留時に、基台6´が下方に下がって各ピン6が各貫通孔から抜かれる。このとき、第1の載置台33aと隣り合った第2の載置台33bも下方に下がって第1の載置台33aの貫通孔から外れる。このとき、ひさし付きのピン66が第2の連包体80Bに引っ掛からないように、僅かに上流方向に基台6´を移動させた後に下方に下げる。
そして、ピン6、ピン66、および第2の載置台33bが下がった状態、すなわちいずれの貫通孔にも貫通していない状態で、上流に移動する。そして、各ピン6は、各挿入対象部の貫通孔の上流側に貫通し、第2の載置台33bの先端面33b´は上流部2の連包体載置面に隣接する。
また、このタイミング(2)において、反転作業部4の上層が反転し、タイミング(1)において反転作業部4の上層に搬送された第1の連包体80Aが反転する。
このタイミング(2)において、第2の連包体80Bを載置した第1の載置台33aは、反転作業部4の下層と同じ高さまで下がる。
ここで、第1の載置台33aが下降するタイミングは、第2の載置台33bが下降するタイミングと等しくてもよく、上述のように異なっていて第2の載置台33bを第1の載置台33aよりも先行して下降させても良い。また、第1の載置台33aの下降速度は、第2の載置台33bの下降速度と等しくてもよく、異なっていても良い。
そして、搬送時であるタイミング(3)では、第1の載置台33aに載置された第2の連包体80Bがピン6およびピン66の移動に伴って反転作業部4の下層に搬送される。これと同時に、上流部2にある第3の連包体80Cが、第2の載置台33bの先端面に支持された状態で上流部2と反転作業部4との間に移動する。図示するように、第3の連包体80Cが上流部2と反転作業部4との間に移動した時点では、第1の載置台33aは第2の連包体80Bを反転作業部4の下層に搬送するために、反転作業部4の下層と同じ高さにある。すなわち、本実施形態の挿入作業部33も、実施形態1の挿入作業部3と同様に、上流部2から搬送される連包体を上流部2と同じ高さで受け取ることができる。そのため、反転作業部4の下層への第2の連包体80Bの搬送を完了するまで第1の載置台33aを上昇させる必要がないため、比較例において問題となる連包体(第2の連包体80B)の変形が生じない。
続いてタイミング(4)は、タイミング(3)での搬送完了後の滞留時を示している。この滞留時に、第1の載置台33aが反転作業部4の上層および上流部2と同じ高さまで上昇し、第2の載置台33bの先端面に加えて第1の載置台33aが第3の連包体80Cを支持する。
そして、引き続き滞留時であるタイミング(5)において、ピン6、ピン66および第2の載置台33bが、上流に移動し、次の搬送タイミングに備える。詳細は、タイミング(2)と同じであるため、ここでは説明を省略する。
また、タイミング(5)において、連包体を載置していない反転作業部4の上層は反転する。
続くタイミング(6)は、上述のタイミング(1)と同じ機構で、各連包体を搬送する。そして、タイミング(7)は、上述のタイミング(2)と同じ機構で、反転作業部4の上層の反転(上層に載置した第3の連包体80Cの反転)と、ピン6および第2の載置台33bの上流への移動が行われる。このようにして、上流部2よりも上流から連包体が順次搬送され、上述の動作が繰り返されることによって、1つおきに連包体が反転する。
以上、本発明に係わる実施形態について説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。本請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、各実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、微粒子を充填した分包品を集積する集積装置に適用することができる。
1 集積装置
2 上流部
3 挿入作業部
4 反転作業部
4a 貫通孔
4b 貫通孔
5 集積部
6 ピン
6´ 基台
8 分包品
33 挿入作業部
33a 第1の載置台
33b 第2の載置台
66 ひさし付きのピン
80 連包体
80A 第1の連包体
80B 第2の連包体
80C 第3の連包体
80D 第4の連包体
202 比較例の上流部
303 比較例の挿入作業部
404 比較例の反転作業部

Claims (7)

  1. 一方の端部側の領域が他方の端部側の領域に比べて突出している複数の被集積体を、順次、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に搬送する搬送路に設けられた、各層に被集積体を同じ向きで挿入することができる上下二階層に分かれた反転作業部であって、当該上下二階層のうちの上層に挿入された被集積体の向きを、当該被集積体の上記一方の端部の位置と上記他方の端部の位置とが入れ替わるように反転させる一方、当該上下二階層のうちの下層に挿入された被集積体の向きは変えない反転作業部を用いて、順次搬送される被集積体の向きを1つおきに反転させ、反転させた被集積体と反転させていない被集積体とを交互に、被集積体同士の上記一方の端部側の領域と上記他方の端部側の領域とを重ねて集積する被集積体の集積方法であって、
    上記搬送路に設けられた、上記反転作業部よりも上記所定の搬送方向の上流にある上流部から上記一定の搬送タイミングで順次所定の搬送方向に搬送される被集積体を常に上記上流部と同じ高さで当該上流部から受け取り、当該被集積体を当該反転作業部の上記上下二階層の上層と下層とに交互に上記一定の搬送タイミングで挿入する挿入作業工程を含み、
    各搬送タイミングにおいては、直前の搬送タイミングで上記上流部から受け取った或る被集積体を上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取る機構を有した挿入作業部を用いて、上記挿入作業工程をおこなうことを特徴とする被集積体の集積方法。
  2. 上記上流部、上記挿入作業部および上記反転作業部それぞれの、上記所定の搬送方向の上流側端部から下流側端部に向けて移動するピンに、各被集積体を当接させて各被集積体を当該所定の搬送方向に搬送することを特徴とする請求項1に記載の被集積体の集積方法。
  3. 上記ピンは、上記上流部と、上記挿入作業部と、上記反転作業部とのそれぞれに配設されていて、上記搬送路の延設方向に対して垂直に延びており、且つ、上記搬送路に設けられた、当該搬送路の延設方向に沿って形成された孔を貫通する構成となっており、
    上記上流部、上記挿入作業部および上記反転作業部それぞれの、上記所定の搬送方向の上流側端部から下流側端部に向けて、上記ピンを上記孔に貫通した状態で移動して上記被集積体を上記所定の搬送方向に搬送し、それぞれの下流側端部に至ったところで、上記ピンを上記孔から抜いて上記所定の搬送方向とは逆方向に移動して、再び、上記上流から上記ピンを上記孔に貫通させて上記所定の搬送方向に移動することによって、上記被集積体を順次上記所定の搬送方向に搬送する構成とすることを特徴とする請求項2に記載の被集積体の集積方法。
  4. 上記挿入作業部は、被集積体を各層に挿入することができる上下二階層に分かれた構成であるとともに、当該上下二階層が一体的に上下に移動する構成となっており、
    上記挿入作業部の上層と下層との高さの差は、上記反転作業部の上記上層と上記下層との高さの差よりも小さく、上記挿入作業部の上記上層に第1の上記被集積体が在る状態から次の搬送タイミングで当該第1の被集積体を挿入作業部の上層と高さが等しい上記反転作業部の上記上層に搬送され、当該次の搬送タイミングにおいて、挿入作業部の上記下層は上記上流部と同じ高さに位置しており、上流部から上記第1の被集積体に続く第2の被集積体を挿入作業部の下層に搬送することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の被集積体の集積方法。
  5. 上記挿入作業部は、被集積体が載置される第1の載置面および第2の載置面を有し、
    上記第1の載置面と上記第2の載置面とは、上記反転作業部と上記上流部との間において、それぞれ独立して高さを変えることができ、当該高さが等しい場合には或る被集積体を共に支持する一方、当該高さが互いに異なる場合には高い位置にあるほうが被集積体を支持する構成となっており、
    上記挿入作業部から上記反転作業部の上記上層に被集積体が挿入される際に、上記反転作業部の上記上層と上記上流部との高さは等しく、
    上記第2の載置面は、被集積体を常に当該上流部と同じ高さにおいて上記上流部から受け取り、上記反転作業部と上記上流部との間において当該高さから下降する構成となっており、
    上記反転作業部と上記上流部との間において、上記第1の載置面は、上記反転作業部の上記上層と同じ高さの位置と、上記反転作業部の上記下層と同じ高さの位置との間で、上下方向に移動する構成となっており、
    上記反転作業部の上記下層に被集積体を挿入する際は、上記反転作業部と上記上流部との間において、上記第1の載置面および上記第2の載置面をともに上記反転作業部の上記下層と同じ高さまで下降して、上記上流部から受け取った被集積体を上記反転作業部の上記下層に挿入し、
    上記反転作業部の上記上層に被集積体を挿入する際は、上記反転作業部と上記上流部との間において、上記反転作業部の上記下層と同じ高さから上記上流部と同じ高さまで上記第1の載置面を上昇させて、上記第2の載置面が上記上流部から受け取った被集積体を上記第2の載置面から受け取り、当該被集積体を上記反転作業部の上記上層に挿入することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の被集積体の集積方法。
  6. 上記上流部、上記挿入作業部および上記反転作業部それぞれの、上記所定の搬送方向の上流側端部から下流側端部に向けて移動するピンに、各被集積体を当接させて各被集積体を当該所定の搬送方向に搬送し、
    上記第2の載置面は、上記ピンと一体的に移動する載積台に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の被集積体の集積方法。
  7. 一方の端部側の領域が他方の端部側の領域に比べて突出している複数の被集積体が、順次、一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に搬送する搬送路と、搬送後の上記複数の被集積体を集積する集積部とを備えている、被集積体の集積装置であって、
    上記搬送路には、
    被集積体を各層に挿入することができる上下二階層に分かれた反転作業部であって、いずれの被集積体も同じ向きで反転作業部に順次搬送され、当該上下二階層のうちの上層に挿入された被集積体の向きを、当該被集積体の上記一方の端部の位置と上記他方の端部の位置とが入れ替わるように反転させる一方、当該上下二階層のうちの下層に挿入された被集積体の向きは変えない反転作業部と、
    上記搬送路における、上記反転作業部よりも上記所定の搬送方向の上流にある上流部と、
    上記上流部から上記一定の搬送タイミングで所定の搬送方向に順次搬送される被集積体を常に上記上流部と同じ高さで当該上流部から受け取り、当該被集積体を上記反転作業部の上記上下二階層の上層と下層とに当該一定の搬送タイミングで交互に挿入する挿入作業部と、
    が設けられており、
    上記挿入作業部は、各搬送タイミングにおいては、直前の搬送タイミングで上記上流部から受け取った或る被集積体を上記上層または上記下層に搬送すると同時に、当該或る被集積体に続く上記上流部に位置する別の被集積体を上流部と同じ高さで受け取る機構を有しており、
    上記集積部は、上記反転作業部が順次搬送される被集積体の向きを1つおきに反転させた上記複数の被集積体を、上記反転させた被集積体と反転させていない被集積体とを交互に、被集積体同士の上記一方の端部側の領域と上記他方の端部側の領域とを重ねて集積することを特徴とする、被集積体の集積装置。
JP2012207533A 2012-09-20 2012-09-20 被集積体の集積方法および集積装置 Active JP5908378B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207533A JP5908378B2 (ja) 2012-09-20 2012-09-20 被集積体の集積方法および集積装置
KR1020130110210A KR101502229B1 (ko) 2012-09-20 2013-09-13 피집적체의 집적 방법 및 집적 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207533A JP5908378B2 (ja) 2012-09-20 2012-09-20 被集積体の集積方法および集積装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014061910A JP2014061910A (ja) 2014-04-10
JP5908378B2 true JP5908378B2 (ja) 2016-04-26

Family

ID=50617545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012207533A Active JP5908378B2 (ja) 2012-09-20 2012-09-20 被集積体の集積方法および集積装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5908378B2 (ja)
KR (1) KR101502229B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109789977B (zh) * 2016-10-05 2021-07-23 莱特拉姆有限责任公司 线性电机输送机系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335759U (ja) * 1986-08-26 1988-03-08
JPH04164720A (ja) * 1990-10-24 1992-06-10 Takao Sakata 被搬送物の転向積み上げ装置
JPH0774041B2 (ja) * 1992-10-09 1995-08-09 株式会社岩黒製作所 Ptpシートの搬送装置
FI101954B1 (fi) * 1996-09-27 1998-09-30 Jomet Oy Menetelmä ja laitteisto litteiden esineiden pakkaamiseksi
ITTO20010592A1 (it) * 2001-06-19 2002-12-19 Casmatic Spa Apparecchiatura per la sovrapposizione di due strati di prodotti da confezionare.
JP5926625B2 (ja) * 2011-11-24 2016-05-25 株式会社イシダ 物品整列装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140038889A (ko) 2014-03-31
JP2014061910A (ja) 2014-04-10
KR101502229B1 (ko) 2015-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5434219B2 (ja) ケーサ
US5261522A (en) Pouch delivery system
JP5728741B2 (ja) カートナー
US11939090B2 (en) Apparatus for the treatment of articles
JP2012066851A (ja) 紙管の結束積み重ね方法と装置
JP6846807B2 (ja) 集積装置
JP2003034417A (ja) 物品用コンベア
PT1899228E (pt) Método e dispositivo para a formação e descarga de grupos ordenados de produtos, em particular rolos de papel
JP5908378B2 (ja) 被集積体の集積方法および集積装置
JP2015020777A (ja) 箱詰装置
JP6228766B2 (ja) 集積装置
JP3626964B2 (ja) 箱詰め装置
US8863936B2 (en) Apparatus for transporting packagings that are not freely stackable, in particular stickpacks, to a transport container
JP5794182B2 (ja) 物品集積装置
JP2011111180A (ja) 袋体の集積搬送方法及びその装置
JP2010159119A (ja) 集積体供給装置
JP2004155428A (ja) 箱詰装置
JP4472983B2 (ja) 箱詰装置
JP4880307B2 (ja) 箱詰め装置
JP4766466B2 (ja) 商品の自動段積包装装置
JP7313014B2 (ja) 集積装置
JP7320833B2 (ja) 厚紙容器用仕切り部材
JP2018052555A (ja) 連包袋の折重ね装置
JP4609614B2 (ja) 商品の自動箱詰方法及びその装置
JP3056501U (ja) 箱詰用整列装置および箱詰システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5908378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250