JP6938981B2 - 物品箱詰装置 - Google Patents

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本発明は、段積みした物品を箱に詰め込む物品箱詰装置に関する。
段積みした袋詰品を側方から押し出し、箱に詰め込む箱詰装置が知られている。例えば、送りチェーンに対して所定間隔で垂直に設けられた受棚が水平状態を維持しながら下降する間に受棚上に袋詰品を鉛直に積み重ね、一定数が積み重なると、押圧子で側方から案内筒に向けて段積された袋詰品を押し出し、案内筒を通してその先の箱に詰め込む(特許文献1)。
実開昭47−023365号公報
しかし、例えば袋詰品の内容物が粉粒体や高粘度の流動体の場合、厚みが一様でないため、積み重ねられた物品の高さが一定にならず、包装箱の開口部の高さを超える場合がある。このような場合、特許文献1の装置のように、積み重ねられた物品を単純に押し込んで箱詰しようとすると、物品が包装箱に引っ掛かり円滑な箱詰ができない。
本発明は、段積み状態の物品をケースに円滑に収容することができる箱詰装置を提供することを課題としている。
本発明の第1の発明である物品箱詰装置は、物品を供給する物品供給手段と、物品を支持する物品支持部材と、当該物品支持部材を移動させる物品支持部材移動手段とを有し、前記物品供給手段から供給される物品を段積みする物品段積手段と、水平方向に移動するプッシャを有する押出手段とを備え、前記物品段積手段によって段積みされた物品を前記プッシャによって押し出して、前記物品段積手段に開口部を対向させて配置したケースに収容させる物品箱詰装置において、前記押出手段が、物品を載置可能な載置体を有し、前記物品段積手段が、前記載置体に載置された物品から所定距離だけ離間した上方に複数の物品が位置するように前記物品支持部材を配置し、前記プッシャが、その上端部が下端部よりも前記プッシャの移動方向後方に位置するように構成され、かつ前記下端の前縁に突出体が設けられており、前記プッシャを水平移動させて、前記載置体に載置された物品に前記突出体を当接させて前記ケースに向けて移動させ、その後、当該物品支持部材上の物品を前記物品支持部材から離脱させて前記載置体上面に載置された物品の上に移載し、前記載置体上に物品が段積みされた状態で前記ケースに向けて押し出すことを特徴としている。
本発明の第2の発明である物品箱詰装置は、第1の発明において、前記載置体は、前記プッシャの移動に同期して前記水平方向に移動可能に設けられることを特徴としている。
本発明の第3の発明である物品箱詰装置は、第2の発明において、前記物品支持部材が、所定距離を隔てて対向配置された一対の支持体から構成され、前記物品支持部材移動手段が、複数の前記支持体が取り付けられるとともに当該支持体を循環搬送する第1搬送体と、前記プッシャの移動経路を挟んで前記第1搬送体と対向して配置され、前記第1搬送体の各支持体と対をなす複数の支持体が取り付けられるとともに当該支持体を循環搬送する第2搬送体とから構成され、前記各支持体を上方から下方へと移動させることを特徴としている。
本発明の第4の発明である物品箱詰装置は、第3の発明において、前記押出手段が、前記プッシャの移動方向前方側に配置された第1回転体と、前記プッシャの移動方向後方側に配置された第2回転体と、当該第1および第2回転体に巻回されるとともに、前記プッシャが取り付けられる無端体とから構成されており、前記物品段積手段が、前記第1回転体と前記第2回転体の間に配置され、前記一対の支持体の間を前記プッシャが通過可能に構成されており、前記ケースが、前記第1回転体の前記プッシャの移動方向先方に配置されたことを特徴としている。
本発明の第5の発明である物品箱詰装置は、第4の発明において、前記プッシャが、当該プッシャの移動方向前後に揺動可能な状態で前記無端体に軸支されて物品に当接する当接体と、一端および他端がそれぞれ可動部を介して前記当接体と前記無端体に取り付けられる支持アームとを有し、前記当接体の下端部に突出体が設けられたことを特徴としている。
本発明の第6の発明である物品箱詰装置は、第4または第5の発明において、前記第1回転体に沿って移動する前記プッシャに同期して前記ケースの開口部が上方を向くように前記ケースを回転させるケース回転手段が設けられることを特徴としている。
本発明によれば、段積み状態の物品をケースに円滑に収容することができる箱詰装置を提供することができる。
本実施形態の物品箱詰装置の構成を示す側面図である。 図1の物品箱詰装置のA方向から矢視図である。 本実施形態のケース保持装置を図1の裏面側から見た側面図である。 段積物品押出装置とケース保持装置が協働して行う箱詰処理について時系列に説明する図である。 図4に続き、段積物品押出装置とケース保持装置が協働して行う箱詰処理について時系列に説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である物品箱詰装置の構成を示す側面図である。
本実施形態において物品Wは、例えば矩形状の包装袋に商品(特に流体、粉体、塊体であるが、これに限定されない)を袋詰めしたものである。物品箱詰装置10において、物品Wは、物品供給コンベヤ(物品供給手段)12により上流側から供給される。物品供給コンベヤ12上を搬送される物品Wは、例えばパラレル・リンク・ロボット(移載手段)14により吸着保持され、後述する段積装置(物品段積手段)16において順次段積みされる。段積装置16において所定数(例えば10袋)の物品Wが鉛直に積み上げられると、後述する段積物品押出装置(押出手段)18により、段積みされた物品Wは、開口部が段積みされた物品W側に向けられて保持されるケースC内へと押し入れられる。
図2は、物品箱詰装置10の図1のA方向から矢視図である。図2に示されるように、段積装置16は多数のフィンガ(支持体(物品支持部材))16Fを各々備える左右一対の無端循環体(第1搬送体、第2搬送体(物品支持部材移動手段))16R、16Lから構成される。無端循環体には例えばチェーンが用いられ、各チェーン16R、16Lは、駆動モータ160、複数のスプロケット161〜164等に掛け回され、循環走行される。図2に示されるように、チェーン16R、16Lの1つのスパン(例えばスプロケット162とスプロケット163の間のスパン)は、物品Wの幅よりも僅かに広い所定間隔を隔てて対向して配置され、各々鉛直下向きに走行される(以下対向スパンと呼ぶ)。
フィンガ16Fは、各々チェーン16R、16Lから外側に向けて垂直に突出し、チェーン16R、16Lは、対向スパンにおいて両チェーン16R、16Lの各フィンガ16Fが同じ高さで同期して移動するように駆動される。物品供給コンベヤ12上を搬送される物品Wは、パラレル・リンク・ロボット14(図1参照)を用いて、対向スパンの間に投入され両側の対向スパンから延出するフィンガ16Fに支持され積み重ねられる。
すなわち、パラレル・リンク・ロボット14は、物品供給コンベヤ12上の物品Wを吸着・保持すると、チェーン16R、16Lの上方(対向スパンの上方)に物品Wを移動し、両者の間に物品Wを投入する。各チェーン16R、16Lの対向スパンの両側には、鉛直方向に延在するガイド16G、16Gが設けられ、チェーン16R、16Lの間に投入された物品Wは、ガイド16G、16Gによって、横ずれを起こさないように規制される。また、チェーン16R、16Lの間に投入された物品Wは、各チェーン16R、16Lから突出するフィンガ16F、16Fによってその両側縁部が支持され、チェーン16R、16Lの駆動に伴って下降される。
なお、チェーン16R、16Lの各々において、フィンガ16Fは、チェーンの長手方向に沿って所定フィンガ間隔で取り付けられており、図示例では、物品Wの略4個分の厚さに対応する間隔で配置される。なお、図2において、駆動モータ160の周辺のフィンガ16Fは省略されている。
また、図1、図2に示されるように、段積物品押出装置18は、中央に配置されるプッシャ移動用無端ベルト(無端体)180と、プッシャ移動用無端ベルト180の両脇に並列して配置されるガイド板移動用無端ベルト(ガイド板移動装置)182、182とを備える。無端ベルト180、182、182は、チェーン16R、16Lの間に挟まれるように、対向スパンの間に形成される空間の直下に、対向スパンと直交して水平に配置される。
プッシャ移動用無端ベルト180は、段積装置16を挟んでケースCとは反対側に配置される原動プーリ184と、段積装置16よりもケースC側に配置される従動プーリ186に掛け回される。一方、ガイド板移動用無端ベルト182、182は、段積装置16を挟んでケースCとは反対側に配置される原動プーリ188と、段積装置16よりもケースC側に配置される従動プーリ190に掛け回される。
プッシャ移動用無端ベルト180には、段積装置16において段積みされた物品WをケースC内へ押し込むためのプッシャ192が、ベルト長手方向に沿って所定間隔で複数設けられる(図1では1個のみ図示)。また、ガイド板移動用無端ベルト182、182の各々には、ガイド板(載置体)194、194がそれぞれ設けられる。ガイド板194、194は、物品Wが段積みされるとともに、プッシャ192による物品WのケースCへの詰め込み時に、プッシャ192とともに移動して段積みされた物品Wの移動をガイドする。なおガイド板194、194は、ガイド板移動用無端ベルト182、182の上面においてベルト長手方向に沿って延在するように取り付けられる。
プッシャ192は、段積みされた物品Wに押し当てられてケースCへ物品Wを押し込む当接板(当接体)192Pと、当接板192Pを後方から支える支持アーム192Aを備える。当接板192Pは、その下辺がプッシャ移動用無端ベルト180の幅方向に沿って軸支される。支持アーム192Aは、長手方向に伸縮自在に構成され、その長さは手動で調整可能である。支持アーム192Aの下端はプッシャ移動用無端ベルト180に軸支され、その上端は当接板192Pの略中央に軸支される。すなわち、当接板192Pは、支持アーム192Aの長さを変更することにより、その下辺の軸を中心に移動方向の前後に回転可能であり、支持アーム192Aの長さを調整することにより、当接板192Pのプッシャ移動用無端ベルト180のベルト面に対する傾斜角が調整可能である。当接板192Pは、その下辺がベルト移動方向(段積装置16側)に先行するように傾けられ、当接板192Pの上端部は下端部よりプッシャ192の移動方向後方に位置する。また、当接板192Pの下辺の前方には突出体196が設けられる。
次に図1、図3を参照して、段積物品押出装置18の前方においてケースCを保持するケース保持装置20について説明する。図3は、図1の段積物品押出装置18の先端(図右側)に配置されるケース保持装置20を図1の裏面側から見た側面図である。
本実施形態のケース保持装置20は、左右一対のサイドガイド22、上フラップガイド24U、下フラップガイド24D、およびケース回転装置(ケース回転手段)26を備える。図1には、サイドガイド兼開口装置22および上フラップガイド24U、下フラップガイド24Dのみが描かれ、ケース回転装置26の構成は図3のみに図示される。
ケースCの本体C1は、ケース回転装置26に設けられたケース保持部262に保持される。ケース保持部262は、後述する回転機構により略90°回転可能である。図3には、ケースCが横向きに寝かされ、その開口部がプッシャ移動用無端ベルト180側に向けられるケース保持部262の箱詰開始位置と、ケースCが横向状態から略90°回転されて開口部が上向きにされるケース保持部262の箱詰完了位置が描かれる。
ケース保持部262は、ケース本体C1の一つの側面(図3では手前側の側面)に密接してケースCを吸着するプレート部262Pを備える。また、プレート部262Pの箱詰開始位置における下辺からは、図面奥側へと折り曲げられ、箱詰開始位置におけるケース本体C1の下側を支える下側折返部262Bと、プレート部262Pの図3における箱詰開始位置における左辺から図面奥側へと折り曲げられ、箱詰開始位置におけるケース本体C1の後ろ側に当接する後側折返部262Rとを備える。
ケースCは、例えば図示しないケース受渡手段を用いて、箱詰開始位置に配置されるケース保持部262に受け渡され、プレート部262Pにより吸着・保持される。ケース保持部262は、図3の紙面垂直方向に進退可能なシリンダ264に保持され、シリンダ264は、アーム可動部266に保持される。アーム可動部266は、アーム基部268に対して進退可能(図3の箱詰開始位置において左右方向に進退可能)である。
アーム基部268は、図3の紙面垂直方向に沿って配置されるピボット軸268P(プッシャ移動用無端ベルト180の長手方向に直交する水平軸)を介して昇降ブロック270に軸支され、ピボット軸268Pにその基端部が取り付けられるスイングアーム272の揺動により昇降ブロック270に対して回転可能である。すなわち、ケース保持部262、シリンダ264、アーム可動部266、アーム基部268は、一体的にピボット軸268Pを中心に略90°回動可能である。
昇降ブロック270は、ステー270Sを介して昇降装置274に設けられるスライダ274Sに取り付けられ、昇降装置274の駆動により鉛直方向に昇降可能である。スイングアーム272の先端部には、カムフォロア272Cが設けられ、カムフォロア272Cは、スイングアーム272の回転面に平行な水平軸(図3の左右方向)に沿って延在するカム溝275と係合する。したがって、スイングアーム272の先端部の運動は、カム溝275に沿った水平方向への往復移動に規制される。昇降装置274が駆動され、昇降ブロック270、すなわちピボット軸268Pが上下に移動されると、スイングアーム272の先端部に設けられたカムフォロア272Cがカム溝275内を移動され、これによりアーム基部268、すなわちケース保持部262が、昇降しながらピボット軸268Pを中心に回転する。昇降ブロック270が、昇降可動範囲における上限位置にあるとき、ケース保持部262は上方において箱詰開始位置に配置され、下限位置にあるとき、下方において箱詰完了位置に配置される。
なお、ケースCがケース保持部262に受け渡されるとき、ケースCの開口部の蓋C2は開かれており、図1に示されるように、一対のサイドガイド22、22の先端部がケースCの本体C1内に挿入される。サイドガイド22、22は、段積装置16から箱詰開始位置にあるケース保持部262に向けて、プッシャ移動用無端ベルト180に沿って平行に配置される直立した一対のプレート状の部材を備える。サイドガイド22、22は、ケースCがケース保持部262に受け渡された直後は、ケース本体C1へ挿入されるサイドガイド22、22の先端部がケース本体C1に接触しないように互いに近接されており、その後、先端部がケース本体C1内に挿入されると、互いに離間するように拡開される(図1の紙面垂直方向に開かれる)。これによりサイドガイド22、22の外側の面は、開口部においてケースC1の対向する2つの側面の内側に当接し、ケースCの適正な開口状態を維持する。
図1では、ケース本体C1の紙面奥側に位置する側面の開口部に蓋C2(図3参照)が設けられており、奥側のサイドガイド22は、蓋C2を開いた状態に維持する役割も果たす。また、本実施形態のケースCは、蓋C2が設けられた側面の両側の側面(図1における上下の側面)にフラップを備え、これらのフラップは、上フラップガイド24U、下フラップガイド24Dによってそれぞれ開いた状態に維持される。なお、箱詰開始位置にあるとき、ケースCの下側の面は、無端ベルト180、182、182と略同じ高さ、ガイド板194、194よりも僅かに低い高さに位置する。
すなわち、サイドガイド22、22の先端のケースCへの挿入と並行して、上フラップガイド24Uが上向きに揺動され、図1における上側のフラップが上フラップガイド24Uにより上方に跳ね上げられる。また、サイドガイド22、22の先端部の下辺は、サイドガイド22、22の先端側が狭くなるようなテーパ形状を呈し、テーパ部よりも後方の水平な下辺には、各々図1の紙面垂直方向において互いに内側にL字状に曲げられた舌片部材で構成される下フラップガイド24Dが設けられる。サイドガイド22、22の先端がケースCへと挿入されると、下フラップガイド24Dが下側のフラップと当接し、下側のフラップが押下げられる。
なお、ケースCのケース保持部262への受け渡しは、ケース受渡手段(不図示)により所定位置に保持されるケースCを、シリンダ264の駆動によりケースCの側方からケース保持部262を密接させ、図示しない吸着手段によりケースCを吸着することにより行われる。そして、サイドガイド22、22の先端部のケースCへの挿入は、アーム可動部266を駆動して、ケース保持部262に保持されるケースCをプッシャ移動用無端ベルト180側へと水平移動させることにより行われる。ここで、プレート部262Pに設けられた下側折返部262Bと後側折返部262Rは、ケースCの各対応面に係合して、ケース吸着時、サイドガイド挿入時の位置ズレを防止する。また、次のケースCを受け取るときには、アーム可動部266、シリンダ264を逆に駆動して、元の位置にケース保持部262を戻す。
次に、図2を参照して、段積装置16における物品Wの段積処理の動作について説明する。
図2に示される実施形態において、段積装置16は10個の物品Wを単位に段積みを行い、段積みされた物品Wを各ケースCへ箱詰めする。図2には、1セット目の段積みが完了し、次のセットの4個が物品供給コンベヤ12(図1参照)から段積装置16へ投入された状態が示される。
段積みが完了したセットの10個の物品Wのうち一番下(1段目)の物品Wは、段積物品押出装置18のガイド板194、194の上に載置される。なお、このとき、それまで1段目の物品Wを支持して対向スパン間を下方へと搬送していたフィンガ対16F、16Fは、スプロケット163、164の間のスパンへと移動されている。
1段目の物品Wの上に積み重ねられる4個(2〜5段目)の物品Wは、対向スパンにおいて一番下に位置するフィンガ対16F、16Fによって両側から支持される。更にその上に積み重ねられた4個(6〜9段目)の物品Wは、対向スパンにおいて下から2番目に位置するフィンガ対16F、16Fによって両側から支持される。そしてこのセットにおいて一番上(10段目)の物品Wは、対向スパンにおいて下から3番目に位置するフィンガ対16F、16Fによって支持される。
また図示例では、対向スパンにおいて下から4番目に位置するフィンガ対16F、16Fは使用されず、5番目に位置するフィンガ対16F、16Fに、次のセットにおける1段の物品Wが1個だけ支持され、対向スパンの下から6番目に位置するフィンガ対16F、16Fに、3個(2〜4段目)の物品Wが積み重ねられた状態が示される。なお、図2の状態では、チェーン16R、16Lの駆動は停止されている。そして、パラレル・リンク・ロボット14は残りの物品W(5段目)を物品供給コンベヤ12から4段目の物品Wの上に載せ、段積みが完了した下の10個の物品Wは、段積物品押出装置18とケース保持装置20が協働して行う箱詰処理(後述)によりケースCに投入される。
下の10個の物品Wの箱詰処理が完了すると、チェーン16R、16Lは駆動モータ160、160によって再び移動され、各フィンガ対16F、16Fは、フィンガ間隔分下降される。そしてパラレル・リンク・ロボット14による物品供給コンベヤ12からの物品Wの供給が再開され、次のフィンガ対16F、16Fの上に更に4個(6〜9段目)の物品Wが積み重ねられ、再び各フィンガ対16F、16Fは、フィンガ間隔分下降される。そして、最後の1個(10段目)の物品Wが次のフィンガ対16F、16Fの上に載せられると、再び各フィンガ対16F、16Fが、所望のフィンガ間隔分下降され、一番下の物品Wがガイド板194、194上に載置される。すなわち、図2の下側に描かれる段積みが完了した状態になり、同様の処理が繰り返される。
次に図3、図4、図5を参照して、段積物品押出装置18とケース保持装置20が協働して行う箱詰処理について説明する。なお図4(a)〜(d)、図5(e)〜(g)は、段積装置16により段積みされた物品Wが、段積物品押出装置18とケース保持装置20により、ケースCに箱詰されるまでの処理を時系列で示す図である。
物品Wの段積みが完了すると、原動プーリ184、188が同時駆動され、プッシャ移動用無端ベルト180およびガイド板移動用無端ベルト182、182が同方向に同速度で走行される。これにより1段目の物品Wを載せたガイド板194、194がケースCに向けて移動し、1段目の物品Wも一緒に移動しようとする。ガイド板194、194の急激な作動によって、1段目の物品Wがガイド板194、194上を滑ることにより、当該1段目の物品Wにプッシャ192の下端の前縁に設けられた突出体196が当接し、ケースC向けて移動させる(図4(a))。なお、2段目の物品Wは、1番目のフィンガ対16F、16Fに支持されているので、1段目の物品Wと所定距離の離間した上方に配置され、1段目の物品Wの移動に影響されることなく元の位置に留まる。
プッシャ192の当接板192Pは、下端部が進行方向に迫り出すように傾けられているので、更にプッシャ192が前進すると、当接板192Pが2段目の物品Wに当接し、1番目のフィンガ対16F、16Fに支えられている2〜5段目の4個の物品Wが前進され、その後、更に当接板192Pが2番目のフィンガ対16F、16Fに支えられる6段目の物品Wに当接し、6〜9段目の4個の物品Wが前進される(図4(b))。
そして最終的には、当接板192Pが3番目のフィンガ対16F、16Fに支持される10段目の1個の物品Wに当接し、10段全ての物品WがケースCに向けて前進される。これにより段積装置16により垂直に積み重ねられた10個の物品Wは、突出体196および当接板192Pにより、当接板192Pに沿って斜めに段積みされた状態(下側の物品Wがより先行する状態)でケースCへ向けて前進される。これにより、下から1番目〜3番目のフィンガ対16F、16Fに支持された2段目、6段目、10段目の物品Wは、各フィンガ16Fから離脱され、10段全ての物品Wは、ガイド板194、194の上に載置された1段目の物品の上に斜めに段積された状態で移載される(図4(c))。
その後、斜めに段積みされた物品Wは、ガイド板194、194とともに、プッシャ192に後縁を支えられ、サイドガイド22、22に両側を支えられながらケースCの開口部に押し入れられる。このとき、段積みされた物品Wは、下の物品Wから順にケースCの開口部に押入れられ、プッシャ192が従動プーリ186の回転軸上を通過するまでには、段積みされた物品Wの全ての前縁がケースC内へ挿入される(図4(d))。このとき複数の物品Wの前縁が、同時に開口部への接触を開始しないので、ケースC内への段積み物品Wの挿入が安定して容易に行える。
当接板192Pの基部(ベルト180への取付部)が従動プーリ186の回転軸上を通過すると、略同じタイミングで、ガイド板移動用無端ベルト182、182が反転駆動され、ガイド板194、194が後退される。そしてこれと略並行して昇降装置274により昇降ブロック270の下降が開始され、箱詰開始位置においてケースCを保持するケース保持部262の下降および回転が開始される(図5(e))。
当接板192Pの基部(ベルト180への取付部)が従動プーリ186の回転軸上を通過し、更に従動プーリ186の円弧に沿った移動を開始すると、当接板192Pの基部と支持アーム192Aの基部(ベルト180への取付部)の間の直線距離が徐々に短くなり、当接板192Pは、ベルト接線方向に対して前方に傾けられる。これと並行して、ケースCは、ケース回転装置26により回転しながら鉛直方向に下降され、段積みされた物品Wは、整列されたまま自重でケースCの奥へと滑り落ちる。このとき、従動プーリ186の周りに回転する当接板192Pは、ケースCの開口部を蓋のように覆い、物品Wが衝撃等でケースCの外側にこぼれ落ちることを防止する。また、この間にガイド板194は、次のセットの物品Wが載置される元の位置にまで後退される(図5(f))。
更に、支持アーム192Aの基部が従動プーリ186の回転軸上を通過し、当接板192Pの基部および支持アーム192Aの基部が共に従動プーリ186の円弧に沿っての移動を開始すると、当接板192Pは径方向に直立した状態となり、ベルト接線方向に対する前方への傾斜は停止する。当接板192Pの基部および支持アーム192Aの基部が共に従動プーリ186の円弧に沿っての移動している間、当接板192Pは、同姿勢を維持したまま従動プーリ186の円弧に沿って移動される。当接板192Pの基部が、従動プーリ186の外周を約90°回転し、当接板192Pが略水平とされるのと略同じタイミングで、ケース保持部262は90°回転されて箱詰完了位置に到達する。このときケースCは、プッシャ移動用無端ベルト180より下方に位置し、ケースCの開口部は上向きにされ、段積みされていた1セット分(10個)の物品WのケースC内へ箱詰めが完了する(図5(g))。
その後、箱詰めが完了したケースCは、図示しない搬送装置により直ちに次の工程へと送られる。一方、当接板192Pは、従動プーリ186の円弧に沿って移動を続け、当接板192Pの基部が従動プーリ186の円弧区間を抜けると、当接板192Pの傾きが徐々に元の角度まで戻される。プッシャ192は、その後プッシャ移動用無端ベルト180の下側を間欠的に搬送され、原動プーリ184を介してプッシャ移動用無端ベルト180の上側の元の位置にまで戻される。なお、この間にもプッシャ移動用無端ベルト180に設けられた他のプッシャにより、同様の箱詰動作が繰り返される。
以上のように、本実施形態の箱詰装置によれば、段積み状態の物品をケースに円滑に収容することができる。
なお、本実施形態の段積みでは、10個の物品を1セットとし、複数のフィンガ対により、10個の物品を1段、4段、4段、1段と分けて積み重ねたが、物品の厚みや重さ等に応じて、段積数やフィンガ対による1セットの分け方を変えてもよい。例えば相対的に重い物品を取り扱うときには、1段、4段、4段、1段と分け、相対的に軽い物品を取り扱うときには、3段、3段、3段、1段とフィンガ対により1セットを分けてもよい。また、1セットの分割数も4個に限定されるものではなく、これよりも少なくても多くてもよい。
また、本実施形態では、次のセットとの間の1つのフィンガ対に物品を載置せず使用しなかったが、使用しないフィンガ対を設けない構成としてもよく、また2以上のフィンガ対を使用しない構成としてもよい。
また、本実施形態では袋詰の物品を例に説明を行なったが、物品は袋詰に限定されるものではなく、段積みされてケースに箱詰されるものであれば本発明を適用できる。
更に、本実施形態では、ガイド板を可動式としたが固定式にしてもよく、この場合、図1の位置にケースが配置された状態で、固定されたガイド板の先端がケース内に位置するように配置される。
10 物品箱詰装置
12 物品供給コンベヤ(物品供給手段)
14 パラレル・リンク・ロボット(移載手段)
16 段積装置(物品段積手段)
16F フィンガ(物品支持部材、支持体)
16R、16L チェーン(物品支持部材移動手段)
18 段積物品押出装置(押出手段)
20 ケース保持装置
22 サイドガイド
24U 上フラップガイド
24D 下フラップガイド
26 ケース回転装置(ケース回転手段)
160 駆動モータ
180 プッシャ移動用無端ベルト(無端体)
184 原動プーリ(第2回転体)
186 従動プーリ(第1回転体)
192 プッシャ
192A 支持アーム
192P 当接板(当接体)
194 ガイド板(載置体)
196 突出体
C ケース
C1 ケース本体
C2 蓋
W 物品

Claims (6)

  1. 物品を供給する物品供給手段と、
    物品を支持する物品支持部材と、当該物品支持部材を移動させる物品支持部材移動手段とを有し、前記物品供給手段から供給される物品を段積みする物品段積手段と、
    水平方向に移動するプッシャを有する押出手段とを備え、
    前記物品段積手段によって段積みされた物品を前記プッシャによって押し出して、前記物品段積手段に開口部を対向させて配置したケースに収容させる物品箱詰装置において、
    前記押出手段は、物品を載置可能な載置体を有し、
    前記物品段積手段は、前記載置体に載置された物品から所定距離だけ離間した上方に複数の物品が位置するように前記物品支持部材を配置し、
    前記プッシャは、その上端部が下端部よりも前記プッシャの移動方向後方に位置するように構成され、かつ前記下端の前縁に突出体が設けられており、
    前記プッシャを水平移動させて、前記載置体に載置された物品に前記突出体を当接させて前記ケースに向けて移動させ、その後、前記物品支持部材上の物品に当該プッシャを当接させることにより、当該物品支持部材上の物品を前記物品支持部材から離脱させて前記載置体上面に載置された物品の上に移載し、前記載置体上に物品が段積みされた状態で前記ケースに向けて押し出す
    ことを特徴とする物品箱詰装置。
  2. 前記載置体は、前記プッシャの移動に同期して前記水平方向に移動可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の物品箱詰装置。
  3. 前記物品支持部材は、所定距離を隔てて対向配置された一対の支持体から構成され、
    前記物品支持部材移動手段は、複数の前記支持体が取り付けられるとともに当該支持体を循環搬送する第1搬送体と、前記プッシャの移動経路を挟んで前記第1搬送体と対向して配置され、前記第1搬送体の各支持体と対をなす複数の支持体が取り付けられるとともに当該支持体を循環搬送する第2搬送体とから構成され、前記各支持体を上方から下方へと移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の物品箱詰装置。
  4. 前記押出手段は、前記プッシャの移動方向前方側に配置された第1回転体と、前記プッシャの移動方向後方側に配置された第2回転体と、当該第1および第2回転体に巻回されるとともに、前記プッシャが取り付けられる無端体とから構成されており、
    前記物品段積手段は、前記第1回転体と前記第2回転体の間に配置され、前記一対の支持体の間を前記プッシャが通過可能に構成されており、
    前記ケースは、前記第1回転体の前記プッシャの移動方向先方に配置された
    ことを特徴とする請求項3に記載の物品箱詰装置。
  5. 前記プッシャは、当該プッシャの移動方向前後に揺動可能な状態で前記無端体に軸支されて物品に当接する当接体と、一端および他端がそれぞれ可動部を介して前記当接体と前記無端体に取り付けられる支持アームとを有し、
    前記当接体の下端部に突出体が設けられた
    ことを特徴とする請求項4に記載の物品箱詰装置。
  6. 前記第1回転体に沿って移動する前記プッシャに同期して前記ケースの開口部が上方を向くように前記ケースを回転させるケース回転手段が設けられる
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の物品箱詰装置。
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