JP2019011081A - 物品充填装置 - Google Patents

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Kengo Nakamura
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Abstract

【課題】容器の変更に簡単に対応可能な物品充填装置を提供する。
【解決手段】麺塊投入機14は、麺塊Nを供給する麺塊供給装置12と、麺塊NにカップCを被せる供給アーム60と、麺塊供給装置12により供給される麺塊Nを載置する載置部を有し、かつ回転軸54Rを中心に回転して載置部の向きを変化させる反転ボックス54とを備える。反転ボックス54は、載置部に載置された麺塊NにカップCを被せる容器供給位置と、麺塊供給装置12から麺塊を載置部に載置する物品載置位置との間で往復動可能に構成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば固形塊状の物品を容器に充填する物品充填装置に関する。
カップ入り即席麺製造装置において固形塊状の物品である麺塊を容器に充填する装置として、多数の支持プレートが取り付けられた無端コンベヤチェーンを利用するものが知られている(特許文献1参照)。同装置では、上側を走行する支持プレートに麺塊を載置するとともにその上に容器を被せる。その後、各支持プレートに設けられ、容器の側面形状に適合する円弧部を備えた支持アームにより容器の縁を支持プレートに保持・固定する。支持プレートがコンベヤチェーン端部において反転されコンベヤチェーンの下側に移動すると、支持プレートに保持された容器内に麺塊は落下し、容器内に投入される。
特許第4319608号公報
しかし、特許文献1の装置では、容器の種類や大きさが変わると、カップを保持・固定する支持アームを全ての支持プレートに対して交換しなければならず、作業量が多く時間も掛かる。
本発明は、容器の変更に簡単に対応可能な物品充填装置を提供することを課題としている。
本発明の第1の発明である物品充填装置は、物品を供給する物品供給手段と、前記物品に容器を被せる容器供給手段とを備えた物品充填装置において、前記物品供給手段により供給される物品を載置する載置部を有し、かつ軸中心に回転して前記載置部の向きを変化させる回転体を備え、前記回転体は、前記載置部に載置された物品に容器を被せる容器供給位置と、前記物品供給手段から物品を前記載置部に載置する物品載置位置とで往復動可能に設けられるとともに、前記載置部において物品に被せられた容器を前記回転体の回転により正立させて物品を容器内に投入することを特徴としている。
本発明の第2の発明である物品充填装置は、第1の発明において、前記容器を搬送する搬送コンベヤと、前記正立された容器を前記搬送コンベヤへ受け渡す容器受け渡し手段とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、容器の変更に簡単に対応可能な物品充填装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である物品充填装置を備えるカップ入り即席麺製造装置の第1投入工程、第2投入工程、密封工程の構成を示す側面図である。 第1投入工程、第2投入工程の搬送コンベヤで使用される移送プレートの平面図である。 密封工程の搬送コンベヤで使用されるリテーナの平面図である。 密封工程に関わる構成を拡大して示す側面図である。 麺塊投入機の周辺の構成を拡大して示す側面図である。 反転ボックスの上下面に設けられた支持アームの構成を示す部分拡大平面図である。 麺塊投入機の動作を時系列に示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるカップ入り即席麺製造装置の第1投入工程、第2投入工程、密封工程の構成を示す側面図である。
本実施形態のカップ入り即席麺製造装置10では、麺塊製造装置(図示せず)から麺塊Nの供給を受け、カップ容器としてのカップC内へと麺塊Nを投入する第1投入工程10Aと、麺塊Nが収容されたカップC内に上方から粉末スープや具材等を投入する第2投入工程10Bと、麺塊Nおよび粉末スープ、具材等が投入されたカップCの上端開口をシート状の蓋Sで密閉する密封工程10Cを備える。
第1投入工程10Aにおいて、麺塊製造装置(不図示)から供給される麺塊Nは、麺塊供給装置(物品供給手段)12により例えば多列で連続的に搬送され、図5〜7を参照して後に詳述するように、麺塊投入機構14においてカップC内に投入される。第1投入工程10Aには麺塊Nが投入されたカップCを間欠的に搬送する第1搬送コンベヤ16が設けられ、この第1搬送コンベヤ16は、複数のカップCを横一列に支持する移送プレート17と、多数の移送プレート17を移動させる無端チェーン23とを備え、上部に移送プレート17の往路16F、下部に復路16Bを備えた循環式コンベヤとして構成される。第1搬送コンベヤ16の上流部の移送プレート17の停止位置はカップ受取位置として、供給されるカップCを移送プレート17に受け渡す容器下降手段15が設けられている。容器下降手段15は、移送プレート17の下方に配置してカップCを載置させる載置板15Aと、載置板15Aの昇降手段としてエアシリンダ15Bとを備え、載置板15Aは上昇状態でカップCが載置されると、下降して移送プレート17にカップCを受け渡すようになっている。
図2は、移送プレート17の平面図である。移送プレート17は前後一対の移送プレート17A、17Bからなり、これらはカップCの上端開口の周縁から僅かに外方へ迫り出した外周縁部CEの下面を支持する支持部材を構成し、移送プレート17Aは搬送方向両側に掛け回された無端チェーン23Aに、移送プレート17Bはその外側に掛け回された無端チェーン23Bに掛け渡されている。無端チェーン23A、23Bは、一方を他方に対して相対的に搬送方向前後に移動させることが可能であり、取り扱われるカップCの外径寸法の大きさに応じて移送プレート17Aと17Bの前後方向の間隔を変更可能となっている。図2(a)は、カップCの外径寸法が相対的に小さいとき、図2(b)はカップCの外径寸法が相対的に大きいときの配置を例示している。なお、移送プレート17A、17B上の破線は、各図におけるカップCの上端の外周縁部CEの最大径を示している。移送プレート17Aと17Bの間隔を変更した後は、無端チェーン23A、23Bは一体的に同一速度で走行され、移送プレート17Aと17Bの間隔は一定に維持され、移送プレート17Aと17Bの間にカップCを支持させて搬送するようになっている。
前後の移送プレート17A、17Bのうち、前側の移送プレート17Aの後縁には、コンベヤ幅方向に沿って円弧状の凹部19AがカップCの列数分設けられる。一方、後側の移送プレート17Bの前縁には、凹部19Aに対向して円弧状の凹部19BがカップCの列数分設けられる。各カップCは、対向する凹部19A、19Bの間に嵌挿されて外周縁部CEが下方から支持される。図2に示される前後一対の移送プレート17A、17Bの間に支持されたカップCは、その後下流部において第1受渡機構18により、横一列を単位に第2投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20へと受け渡される。なお、本実施形態において、第1搬送コンベヤ16と第2搬送コンベヤ20の搬送面は同じレベルとされる。
第1搬送コンベヤ16の下流部の移送プレート17の停止位置はカップ取出位置として、搬送されてきたカップCを移送プレート17から上方に取り出す容器上昇手段22が設けられている。この容器上昇手段22は上流部の容器下降手段15と同様の構成を有しており、載置板22Aを上昇状態としてカップCの外周縁部CEを移送プレート17Aおよび17Bの上面から上方へ離隔させる。これにより、第1受渡機構18が横一列のカップCを支持することができる。
第1受渡機構18は、開閉支持手段18Aとこれを昇降させ第1搬送コンベヤ16の搬送方向前後に移動させる移載手段18Bから構成されている。開閉支持手段18Aは、搬送方向横一列分のカップCの前後で開閉する前後一対の開閉部材を備えて構成され、カップCの外周縁部CEの前後幅よりも大きく開閉部材を開放させた状態で、開閉部材が容器上昇手段22によって上昇されたカップCの外周縁部CEより下方に位置するように、移載手段18Bにより開閉支持手段18Aを下降させ、その状態からカップCの外周縁部CEの突出量よりもカップCの胴部に接近させるように各前後の開閉部材を閉鎖動作させた後、再び開閉支持手段18Aを上昇させる。これにより、横一列のカップCの外周縁部CEの前後部分が、前後一対の開閉部材のそれぞれ内側に向けて形成した折返部分によって下方から支持される。その後、移載手段18Bにより開閉支持手段18Aを第1搬送コンベヤ16の下流部から、搬送方向前方側の第2搬送コンベヤ20の上流部へと移動させ、開閉支持手段18Aを下降させて開閉部材を開放させることで、搬送方向横一列分のカップCを第2搬送コンベヤに受け渡す。
第2投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20は、第1投入工程10Aの第1搬送コンベヤ16と同じく、移送プレート17と無端チェーン23とを備え、上部に移送プレート17の往路20F、下部に復路20Bを備えた循環式コンベヤとして構成され、カップCを間欠的に搬送するようになっている。また、その上流部には第1搬送コンベヤ16と同じく容器下降手段15が設けられており、第1受渡機構18において開閉支持手段18Aが横一列のカップCを、第2搬送コンベヤ20の移送プレート17に引き渡す際に、載置板15Aを上昇状態としてカップCを載置板15Aに載置させるようにし、その後、載置板15Aを下降状態としてカップCの外周縁部CEを移送プレート17Aおよび17Bに支持させる。
第2搬送コンベヤ20の上方には、粉末スープをカップC内へ列毎に投入する粉末スープ投入装置26と各種具材を各々カップC内へ列毎に投入する複数の具材投入装置28(図示例では3台)が配置される。すなわち麺塊Nが収容されたカップCが第2搬送コンベヤ20上を搬送される間に、粉末スープや各種具材などのカップ収容物が各カップC内に投入される。
第2搬送コンベヤ20の下流部には、第1受渡機構18と同様の開閉支持手段30Aと移載手段30Bからなる第2受渡機構30が設けられ、第2受渡機構30により第2搬送コンベヤ20上のカップCが列毎に密封工程10Cの第3搬送コンベヤ32へと受け渡される。なお、第3搬送コンベヤ32の搬送面は、第1、第2搬送コンベヤ16、20の搬送面と同一のレベルとされる。
第2搬送コンベヤ20の下流部には、第1搬送コンベヤ16と同じく容器上昇手段22が配置され、第2受渡機構30に横一列のカップCを支持させるようになっており、第3搬送コンベヤ32の上流部には、第1搬送コンベヤ16や第2搬送コンベヤ20の上流部と同じく容器下降手段15が配置され、第2受渡機構30から横一列のカップCを受け取るようになっている。
密封工程10Cの第3搬送コンベヤ32は、図3に示すように、搬送方向両側に掛け回された無端チェーン32Aに、複数の支持板としてのリテーナ33を掛け渡して、上部にリテーナ33の往路32F、下部に復路32Bを備えた循環式コンベヤとして構成されており、リテーナ33にはカップCを嵌合させる複数の受口33Aが横一列に形成され、カップCを間欠的に搬送するようになっている。リテーナ33は無端チェーン32Aに着脱可能に取り付けられており、取り扱われるカップCの外径寸法に応じた大きさの受口33Aが形成されたリテーナ33が準備され、カップCの外径寸法に応じて交換可能となっている。なお、リテーナ33上の受口33Aの周囲の破線は、嵌合されるカップCの上端の外周縁部CEの最大径を示している。
第3搬送コンベヤ32の上流部のリテーナ33の停止位置はカップ受取位置として、リテーナ33の下方に載置板15Aが配置されている。載置板15Aは上昇状態でカップCが載置されると、下降してリテーナ33にカップCを受け渡すようになっており、カップCはリテーナ33の各受口33Aに嵌入されると、その逆円錐形の外周面がピッタリと受口33Aに嵌合するとともに、上端の外周縁部CEの全周の下面が、リテーナ33の上面の受口33Aの外周縁に支持される。第3搬送コンベヤ32の上方には、カップCの開口をシート状の蓋Sでシールする密封装置38と、カップCに貼付された蓋のシール状態の良否を検出するシール検査装置40と、適正にシールされたカップCを排出する排出コンベヤ42が、この順で上流側から配置される。なお、図4に、密封工程10Cに関わる構成を拡大した側面図を示す。
第3コンベヤ32の下流寄りには、容器個別上昇手段44が設けられ、シール検査装置40により適正にシールされたと判断されるカップCがリテーナ33の受口33Aから上方へ突き出される。第3搬送コンベヤ32の下流側には、リテーナ33に残されたカップCを収容する廃棄箱46が設けられ、第3搬送コンベヤ32の下流部にはリテーナ33の受口33AからカップCを上方へ抜き出すように案内するガイド48が設けられる。
密封装置38は、1つのリテーナ33に支持される横一列のカップCの各開口部にシート状の蓋Sを圧着させ、熱を加えて貼付する装置である。シール検査装置40は、各リテーナ33のカップCをリング照明40Rで照明し、カメラ40Cで撮影してカップCにシール状態の良否を判断する。
容器個別上昇手段44は、横一列分のカップCの数に対応して配置された複数の支持片44Aとこれを昇降させるエアシリンダ44Bを備える。容器個別上昇手段44は、シール検査装置40においてシール不良がない(適正)と判断されたカップCに対応するエアシリンダ44Bを上昇させる。当該カップCは排出コンベヤ42の搬送面高さまで押し上げられ、その後押し上げられたカップCはプッシャ45により渡り板42A上を排出コンベヤ42の搬送面上へと押し出される。
一方、シール検査装置40においてシール不良があると判断されたカップCに対応するエアシリンダ44Bは上昇されず、不良と判定されたカップCは、リテーナ33の受口33Aに保持されたままとなる。第3搬送コンベヤ32の下流部に配置されるガイド48は、リテーナ33の下方において、各受口33Aに対応して下流側に向けて上向きに傾斜するように配置される。すなわち、リテーナ33に残されたカップCがガイド48の上を搬送されると、その底面がガイド48により押し上げられ、第3搬送コンベヤ32の下流端において、カップCはリテーナ33の受口33Aから完全に押し出され、廃棄箱46へと落下する。
以上のように、第1投入工程10Aの第1搬送コンベヤ16および第2投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20において、容器下降手段15および容器上昇手段22の各エアシリンダ15B、22Bは、第1搬送コンベヤ16および第2搬送コンベヤ20のフレームFの外側に配置させており、上部の移送プレート17の往路16F、20Fと下部の復路16B、20Bの間には、載置板15A、22Aが昇降できる上下幅が確保できればよく、復路16B、20Bを密封工程10Cの第3搬送コンベヤ32の復路32Bの位置よりも高く、往路16F、20Fに近づけて配置している。これにより復路16Bの下方は作業空間50、52として形成することができ、往路16Bを移動する移送プレート17から落下する麺屑や粉末スープ、具材等を清掃できるようになっている。
一方、密封工程10Cでは麺屑の発生や粉末スープ、具材等の飛散はなく、また第3搬送コンベヤ32は、第1投入工程10Aの第1搬送コンベヤ16や第2投入工程10Bの第2搬送コンベヤ20から分離されているため、第1投入工程10Aで発生した麺屑や、第2投入工程10Bで飛散した粉末スープや具材等が、密封工程10Cに持ち込まれることはない。よって第1搬送コンベヤ16の作業空間50や第2搬送コンベヤ20の作業空間52のような、清掃のために作業空間を設ける必要はなく、上部のリテーナ33の往路32Fと下部の復路32Bの間に、容器下降手段15の昇降手段であるエアシリンダ15Bや、容器個別上昇手段44の昇降手段である各エアシリンダ44Bを配置することができる。
次に図5〜図7を参照して、本実施形態の第1投入工程10Aにおける麺塊投入機(物品充填装置)14の構成およびその動作について説明する。なお、図5は、麺塊投入機14の周辺の構成を拡大して示す側面図であり、図6は、支持アームが設けられた反転ボックスの上下面の様子を示す部分拡大平面図である。また図7は麺塊投入機構14の動作を時系列に示す側面図である。
麺塊供給装置(物品供給手段)12では、無端コンベヤである麺塊供給コンベヤ12C上を搬送される麺塊Nが、その下流端において麺塊供給プレート12P上に移載される。麺塊供給プレート12Pの上方には、プレートに平行して配置される無端チェーン12Cに所定間隔で係合バー12Bが設けられた麺塊送出し装置12Pが配置される。麺塊供給プレート12Pへ移載された麺塊Nは、係合バー12Bより後縁を押され、麺塊供給プレート12P上を移送される。
麺塊供給プレート12Pの先端側には、麺塊Nが移載される反転ボックス54が配置される。反転ボックス54は回転軸54Rに軸支され、回転軸54Rを中心に回転可能である。回転軸54Rはガイドバー54Gに摺動自在に支持され、ガイドバー54Gに沿って水平方向に往復動可能である。
回転軸54Rは、例えばベルト伝動装置56により回転され、従動プーリ56Aは回転軸54Rに、原動プーリ56Bはモータ56Mに取り付けられ、両プーリ56A、56Bにはベルト56Cが掛け回される。ベルト伝動装置56には、リンク機構56Lが取り付けられ、ベルト伝動装置56は、カム56Cの回転によりリンク機構56Lを通してガイドバー54Gに沿った水平往復運動が可能である。これにより反転ボックス54は、麺塊供給プレート12Pに近接する物品載置位置(破線で示す)と、麺塊供給プレート12Pから離れた容器供給位置との間を回転しながら連続的に往復動可能である。
容器供給位置における反転ボックス54の上方には、カップCを供給する容器供給装置58が配置される。容器供給装置58から供給されるカップCは、供給アーム60によりその底面が吸着・保持され、反転された後、容器供給位置にある反転ボックス54に置かれた麺塊Nの上に被せられる。その後、モータ56Mの回転により麺塊NとカップCが載置された反転ボックス54が180度反転され、カップCが正立されて麺塊NがカップC内に落下する。また、このとき並行してリンク機構56Lにより反転ボックス54は物品載置位置へと移動される。なお、反転ボックス54上に伏せた状態で載置されたカップCは、図6に示す支持アーム54Sによって反転ボックス54上に保持可能であり、反転ボックス54が回転されても、カップCは反転ボックス54上に伏せた状態で維持される。
図6を参照して、支持アーム54Sの構成についてより詳細に説明する。反転ボックス54の例えば上下面(載置部)には、それぞれピボット軸54Pに軸支される支持アーム54Sが、所定間隔で麺塊Nの列数+1個分設けられる。支持アーム54Sは、反転ボックス54上に載置されるカップCの各々を間に挟むように配置され、ピボット軸54P周りに回動自在である。また、支持アーム54Sの両端において反対側の側片には、例えば円弧形状の円弧部54Cがそれぞれ形成される。
支持アーム54Sは、ピボット軸54P周りに回転することで、両端の円弧部54Cを、各支持アーム54Sの左右に載置された2つカップCに係合させることができる。カップCの上端開口の周縁には、僅かに外方へ迫り出した外周縁部CEが形成されており、支持アーム54SがカップCに係合されると、各カップCは、両側の支持アーム54Sの円弧部54Cにより、外周縁部CEに隣接した側面が両側から把持され、反転ボックス54上に固定される。すなわち、支持アーム54Sは、図6(a)に示される円弧部54CをカップCに係合して反転ボックス54上に保持する係合状態と、図6(b)に示されるカップCから円弧部54Cを離接させたリリース状態との間で切り替え可能である。
支持アーム54Sの駆動機構は、反転ボックス54の上下面下、反転ボックス54内に、図6(a)、(b)において破線で示されるように配置される。ピボット軸54Pには、それぞれピボット軸54P周りに回動可能なレバー55Aの一端が取り付けられ、支持アーム54Sはレバー55Aと一体的にピボット軸54P周りに回動する。レバー55Aの他端は、反転ボックス54の長手方向(回転軸54R方向)に延在するリンクバー55Bにそれぞれ軸支される。
リンクバー55Bの一端は、ピボット軸55Pを中心に回動する操作レバー55Lの一方のアームに軸支され、同アームの先端には付勢部材としてのスプリング55Sが取り付けられる。また、操作レバー55Lにおいて、ピボット軸55Pを挟んだ反対側のアームの先端には、プッシャ57と係合可能なローラ55Rが設けられる。
スプリング55Sは、図6において時計回りに操作レバー55Lを付勢し、プッシャ57が引き込まれた状態、すなわち、プッシャ57とローラ55Rが離れた状態では、スプリング55Sの付勢力により操作レバー55Lが時計周りに回転され、リンクレバー55Bは図面右側に動かされる。これにより各支持アーム54Sは時計回りに回転され、反転ボックス54上の両端の支持アーム54Sを除く全ての支持アーム54Sの両端の円弧部54Cが左右のカップCの側面に押し当てられて係合状態(図6(a))となる。
一方、プッシャ57が押し出されると、プッシャ57によりローラ55Rが右側へと押し遣られ、スプリング55Sの付勢力に抗して操作レバー55Lが反時計周りに回転される。これによりリンクレバー55Bが図面左側に動かされるとともに、各支持アーム54Sが反時計回りに回転され、支持アーム54Sの円弧部54Cが左右の側面から離接されてリリース状態(図6(b))となる。
また、図5に示されるように、反転ボックス54の容器供給位置の下方には、第1搬送コンベヤ16の移送プレート17が停止し、その下方に容器下降手段15の載置板15Aが配置されている。そして、反転ボックス54と移載プレート17の間に、容器受け渡し装置64の開閉アーム62が位置しており、反転され正立されるとともに、支持アーム54SからリリースされたカップCを把持して、移送プレート17の下方に位置する載置板15Aに受け渡すようになっている。この開閉アーム62は、横一列の各カップCに対応して備えられており、開閉機構62Aは、容器受け渡し装置64の昇降部64Vおよび昇降部64Vを支持する水平移動部64Hによって支持され、昇降部64Vにより鉛直方向に昇降可能であるとともに、水平移動部64Hにより前後動可能となっている。この容器受け渡し装置64は、容器下降手段15と同様に第1搬送コンベヤ16のフレームFの外側に配置することで、復路16Bの下方に作業空間50を形成させている。
次に図7を参照して、麺塊投入機14の作動の詳細について説明する。図7(a)には、麺塊Nが一方の面(載置部)に載せられた反転ボックス54が容器供給位置に移動し、供給アーム60により容器供給装置58から取り出されたカップCが、逆さまにされて反転ボックス54に載せられた麺塊Nの上に被せられた状態が示される。なお、カップCが被せられる際には、支持アーム54Sはリリース状態にあり、支持アーム54SがカップCに接触することはない。
カップCが各麺塊Nの上に被せられると、支持アーム54Sが係合状態とされ、カップCは反転ボックス54上に固定される。その後、反転ボックス54は図7(b)に示されるように、物品載置位置へと移動されながら、カップCが被せられた面(載置部)が麺塊供給プレート12Pから離れる方向(図7において時計回り)に180度回転され、麺塊供給プレート12Pから次の麺塊Nが反転ボックス54の反対側の面(載置部)に載せられる。また、これに並行して、供給アーム60は、容器供給装置58の次のカップCを吸着・保持する。
図7(c)には、反転ボックス54が完全に180度回転された状態が破線で描かれる。この状態において、反転ボックス54の下側に移動されたカップCは、正立され、開閉アーム62(図7には図示せず)が閉じられるとともに、支持アーム54Sがリリース状態にされ、カップCは開閉アーム62に把持される。
その後、反転ボックス54は、図7(b)で移載された麺塊Nを載せたまま容器供給位置に向けて水平方向に移動され、これに合わせて開閉アーム62が水平移動部65Hにより水平方向に移動されるとともに昇降部64Vにより下降され、麺塊Nが収容されたカップCが、斜め下向きに移動されて、容器供給位置の直下に位置する前後一対の移送プレート17A、17Bの間に挿入されるとともに下方の載置板15Aに載置される。なお、これに並行して供給アーム60が吸着・保持するカップCが、反転ボックス54上の麺塊Nの上に被せられる。
カップCが載置板15Aに載置されると、開閉アーム62は開かれて水平移動部65Hにより退避位置へ移動される。またこれに合わせて容器下降手段15のエアシリンダ15Bが作動し、載置板15Aが下降して移送プレート17A、17BにカップCの外周縁部CEを支持させる。これにより、第1搬送コンベヤ16へのカップCの受け渡しは完了する。
以上のように、本実施形態によれば、反転ボックスの往復運動および回転運動により、物品供給装置から物品の受け取るとともに、受け取った物品に容器を被せたまま反転を行えるようにしているので、容器の種類やサイズ等の変更が生じても、容器に合わせて反転ボックスに設けた構成、例えば載置部に設けられた支持アームの交換のみで対応できる。これにより、容器の種類やサイズ等の変更により必要とされる部品交換数が大幅に低減され、交換作業時間も大幅に短縮されるため、簡単に対応することができる。
なお、本実施形態では、反転ボックスの往復移動にカム機構を用いたが、スライダ等を用いて往復移動させてもよく、反転ボックスの回転もベルト伝動ではなく、直接サーボモータで回転させる構成とすることもできる。また、本実施形態では、反転ボックスの上下面のみを載置部として利用したが、1つの面のみ、あるいは3つ以上の面を載置部として利用することもできる。
更に、本実施形態では、支持アームの交換を例に説明を行なったが、反転ボックスの載置部に容器に応じたチャック爪や、麺ポケットが設けられる場合には、これらを交換する構成とすることもできる。
10 カップ入り即席麺製造装置
10A 第1投入工程
10B 第2投入工程
10C 密封工程
12 麺塊供給装置(物品供給手段)
14 麺塊投入機(物品充填装置)
15 容器下降手段
16 第1搬送コンベヤ(搬送コンベヤ)
17 移送プレート
54 反転ボックス(回転体)
54G ガイドバー
54R 回転軸
54S 支持アーム
56 ベルト伝動装置
56C カム
56L リンク機構
56M モータ
60 供給アーム(容器供給手段)
62 開閉アーム
64 容器受け渡し装置(容器受け渡し手段)
64H 水平移動部
64V 昇降部
C カップ(容器)
N 麺塊(物品)

Claims (2)

  1. 物品を供給する物品供給手段と、
    前記物品に容器を被せる容器供給手段とを備えた物品充填装置において、
    前記物品供給手段により供給される物品を載置する載置部を有し、かつ軸中心に回転して前記載置部の向きを変化させる回転体を備え、
    前記回転体は、前記載置部に載置された物品に容器を被せる容器供給位置と、前記物品供給手段から物品を前記載置部に載置する物品載置位置とで往復動可能に設けられるとともに、前記載置部において物品に被せられた容器を前記回転体の回転により正立させて物品を容器内に投入することを特徴とする物品充填装置。
  2. 前記容器を搬送する搬送コンベヤと、前記正立された容器を前記搬送コンベヤへ受け渡す容器受け渡し手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の物品充填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112591216A (zh) * 2020-12-04 2021-04-02 杭州中亚机械股份有限公司 一种步进输送装置
CN112591216B (zh) * 2020-12-04 2023-11-14 杭州中亚机械股份有限公司 一种步进输送装置

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