JPH0889060A - 脱穀機のカバ−装置 - Google Patents
脱穀機のカバ−装置Info
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- JPH0889060A JPH0889060A JP6256162A JP25616294A JPH0889060A JP H0889060 A JPH0889060 A JP H0889060A JP 6256162 A JP6256162 A JP 6256162A JP 25616294 A JP25616294 A JP 25616294A JP H0889060 A JPH0889060 A JP H0889060A
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Abstract
排藁カバーとを連動させて上下回動させることにより、
排藁搬送部のメンテナンス作業が扱室のメンテナンス作
業と同時に行えるようにして、メンテナンス作業性の向
上を図ることを目的とする。 【構成】 扱室3の上方を扱室カバー14cで一体的に
覆って形成した扱室枠体14を、フィードチェン2とは
反対側で扱胴4の軸芯と平行に設けた回動軸16を支点
として上下回動可能に設けるとともに、扱室カバー14
cの後方に配設した排藁搬送体5の上方を覆う排藁カバ
ー24の回動支点となる取付軸27を、上記回動軸16
より奥側で排藁搬送体5の終端部近傍に設けたことによ
り、排藁カバー24を扱室枠体14の上下回動に連動し
て扱室カバー14cとともに上下回動可能に構成した。
Description
係り、詳しくは、コンバイン等の走行機体に搭載可能な
脱穀機において、扱室カバーと排藁カバーとを同時に開
閉可能に構成した脱穀機のカバー装置に関するものであ
る。
扱室上部には、扱胴を回転自在に軸架する入口側壁およ
び出口側壁を扱室カバーで覆って、一体的な扱室枠体を
形成するとともに、該扱室枠体を扱口側とは反対側で扱
胴軸芯と平行な回動軸を中心に上下回動自在に設けてい
るので、扱室内の穀稈の詰りや藁屑の除去等のメンテナ
ンス作業を行う場合には、扱室枠体を回動軸を支点とし
て上方回動させるのみで扱室が開放されるため、扱室内
のメンテナンスを簡単に行うことができるが、扱室の後
部に配置される排藁搬送部のメンテナンスを行う場合に
は、フィードチェン側から既刈地側に向けて斜設された
排藁搬送体に沿ってその上方を覆うように設けられた排
藁カバーを別途開放しなければ、メンテナンス作業を行
うことができない。
する支持フレームの適数個所でボルト止めにより取着さ
れているか、あるいは排藁搬送体に沿う斜め方向に蝶番
を介して支持フレームに開閉回動可能に取着されている
ので、排藁カバーの開放が煩雑で手間がかかり、このた
め排藁搬送部のメンテナンス作業が効率よく行うことが
できない不具合があった。
実状に鑑み、従来の欠点を解消すべく創案されたもので
あって、その意図するところは、扱室内のメンテナンス
作業を行うために扱室枠体を上方回動させると、これに
連動して排藁カバーも上方回動するようにして、扱室内
のメンテナンス作業と相俟って、排藁搬送部のメンテナ
ンス作業もできるようにした脱穀機のカバー装置を提供
することを課題とするものである。
技術手段は、扱室の入口側壁と出口側壁との間に扱胴を
回転自在に軸架し、その上方を扱室カバーで一体的に覆
って形成した扱室枠体を、フィードチェンが配設される
扱口側とは反対側で扱胴の軸芯と平行に設けた回動軸を
支点として上下回動可能に設けるとともに、上記扱室カ
バーの後方に設置されフィードチェンからの穀稈を継送
する排藁搬送体を、その終端部が既刈地側となるように
斜設し、該排藁搬送体の上方を覆う排藁カバーを設けて
なる脱穀機において、上記排藁カバーを上下回動可能に
取付ける取付軸を、上記扱室枠体とともに上下回動する
扱室カバーの回動軸より奥側で排藁搬送体の終端部近傍
に設け、上記排藁カバーを扱室枠体の上下回動に連動し
て扱室カバーとともに上下回動可能となるように構成し
たことを特徴とするものである。
送部のメンテナンス作業を行う場合に、扱室枠体を回動
軸を支点として上方へ回動させると、排藁カバーも扱室
枠体の扱室カバーの上方への回動に連動して取付軸を支
点として上方へ回動されるので、扱室および排藁搬送部
が広く開放され、このため、排藁搬送部における排藁の
詰りや藁屑の除去等のメンテナンス作業が、扱室のメン
テナンス作業と同時に行うことができる。
説明する。図1ないし図3において、1はコンバイン等
の走行機体に搭載される脱穀機であって、図示しない刈
取部の後方に設置され、刈取られた穀稈を刈取穀稈搬送
装置からフィードチェン2に継送し、扱室3内で扱胴4
の回転により脱穀された排藁を排藁搬送体5を介して脱
穀機1の後部に装備した排藁処理装置(カッター装置)
6に供給し、細断した排藁を既刈地側に排出するように
している。上記脱穀機1は扱室3の下側に受網7を有す
るとともに、その下方に形成した選別風路8に搖動選別
体9、唐箕10、1番螺旋体11、2番螺旋体12等か
らなる選別機構を内装した下部機枠13と、扱胴4を内
装する扱室枠体14を下部機枠13に扱口15の反対側
で扱胴4の軸芯Pと平行に横設された回動軸16に上下
回動可能に枢支している。
軸架する入口側壁(前側壁)14aと出口側壁(後側
壁)14bを一体的に枠組みするとともに、扱室3上部
の天板カバーを形成する扱室カバー14cからなり、図
3に示すように、扱室枠体14を下動させて固定した脱
穀作業状態と、回動軸16を中心として扱室枠体14を
上動させ、扱室3を開放させたメンテナンス作業状態と
に切り換え可能に構成されている。
ら穀稈を継送し、カッター装置6に供給するように斜設
された排藁搬送体5は、その始端部を出口側壁(後側
壁)14bに固着された伝動ケース17の駆動軸17a
に伝動可能に支持するとともに、終端部近傍を取付腕1
8およびストッパー機構19を介して前記回動軸16の
延設された端部で支持し、排藁搬送体5の終端部を回動
軸16の端部を支持する支持フレーム20に融通支持機
構21を介して支持している。これによって、ストッパ
ー機構19を解除した状態において、扱室枠体14が上
動され、排藁搬送体5の始端部が一体的に上動される
際、その終端部の前後左右および回動変位の移動を前記
融通支持機構21で許容されるとともに、下方への垂れ
下がりを防止するように融通支持させた状態で、上下作
動を円滑に行わせるようにして、排藁搬送部を開放し、
穀稈の詰りや藁屑類の除去等のメンテナンス作業を簡単
に行うことを可能としている。22は排藁搬送体5の内
側に併設された穂先搬送体で、23は回動軸16に回動
可能に枢支した支持枠であって、その端部を伝動ケース
17に止着するとともに、その中途部で前記穂先搬送体
22を連結支持するようにしている。
搬送部の上方には、排藁カバー24がその前後端を扱室
カバー14cの後端縁部上と、カッター装置6の上方で
門型状に設置されるカッターカバー25の前端縁部上に
ラップする幅に張設載置されており、さらに排藁カバー
24の穂先側端部を前記回動軸16と平行で穂先側(奥
側)に離間して横設した取付軸27に枢支させ、排藁搬
送体5の上下回動に追従して回動可能に構成し、防塵お
よび安全を図るとともに、メンテナンス性を向上するよ
うにしている。
面複数個所に回動軸16に直交して補強枠片28を固着
し、その株元側の先端部側にガイド片29の両端部を取
付螺子30により着脱自在に取着し、両者間に作動部材
(ローラ)31を往復転動移動可能に案内する長孔状の
ガイド溝(案内部)32を形成している。そして、上記
ローラ31は扱室3の後側壁14bから後方にブラケッ
ト26を介して延出された支軸26aに取着され補強枠
片28に遊嵌されてガイド溝32を転動移動するように
両側に鍔部を形成して、排藁カバー24の振動(横振
れ)を防止し、かつ緩衝するように合成樹脂で成型し、
扱室枠体14が上方回動するとき、ガイド溝32内を転
動して排藁カバ−24を押し上げ、前記取付軸27を支
点として排藁搬送体5とともに上方に連動回動するよう
になっている。なお、ロ−ラ31は、取付螺子30を介
してガイド片29を取り外すことにより自由状態とな
り、排藁カバー24を単独で回動可能にすることができ
る。また、排藁カバー24は、その後端縁部にカッター
カバー25の前端縁部に形成した段差面25aを入り込
ませてラップさせ、該段差面25aに磁石33を設ける
ことにより、上記排藁カバー24とカッターカバー25
を近接させて同一面となるようにし、近接させた両カバ
ー24、25が振動、衝激などで騒音を発生しないよう
にしている。
ン2で株元を挾持搬送される穀稈は、扱室3内で扱胴4
の回転により脱穀され、脱穀処理後の排藁は排藁搬送体
5に継送されてカッター装置6に供給され、細断されて
排藁は地上に放出される。このような脱穀および排藁搬
送の作業過程において、扱室3内における穀稈の巻き付
きや詰り、あるいは受網7の目詰り等が生じた場合に、
脱穀作業状態にある扱室枠体14を、その固定具を解除
して回動軸16を支点として上方へ回動させると、扱室
3内を大きく開放することができるが、これに連動して
排藁搬送体5の上方を覆っている排藁カバー24も排藁
搬送体5とともに上方へ回動される。すなわち、扱室枠
体14が上方へ回動されると、排藁カバー24は扱室枠
体14の回動支点と同軸な回動軸16を支点として支軸
26aに取着されて補強枠片28に遊嵌されたローラ3
1がガイド溝32を転動移動しながら排藁カバ−24を
押し上げるので、上記回動軸16より奥側に離間して位
置する取付軸27を回動支点としながら円滑に上方へ回
動し、排藁搬送体5の下方を開放するので、扱室3内の
メンテナンス作業と同時に排藁搬送部のメンテナンス作
業ができる。
と出口側壁との間に扱胴を回転自在に軸架し、その上方
を扱室カバーで一体的に覆って形成した扱室枠体を、フ
ィードチェンが配設される扱口側とは反対側で扱胴の軸
芯と平行に設けた回動軸を支点として上下回動可能に設
けるとともに、上記扱室カバーの後方に配設されフィー
ドチェンからの穀稈を継送する排藁搬送体を、その終端
部が既刈地側となるように斜設し、該排藁搬送体の上方
を覆う排藁カバーを設けてなる脱穀機において、上記排
藁カバーを上下回動可能に取付ける取付軸を、上記扱室
枠体とともに上下回動する扱室カバーの回動軸より奥側
で排藁搬送体の終端部近傍に設け、上記排藁カバーを扱
室枠体の上下回動に連動して扱室カバーとともに上下回
動可能となるように構成したから、扱室または排藁搬送
部のメンテナンス作業を行う場合に、扱室枠体を回動軸
を支点として上方へ回動させると、排藁カバーも扱室枠
体の扱室カバーの上方への回動に連動して取付軸を支点
として上方へ回動されるので、扱室および排藁搬送部を
広く開放することができ、したがって、排藁搬送部にお
ける排藁の詰りや藁屑の除去等のメンテナンス作業が、
扱室のメンテナンス作業と同時に行うことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 扱室の入口側壁と出口側壁との間に扱胴
を回転自在に軸架し、その上方を扱室カバーで一体的に
覆って形成した扱室枠体を、フィードチェンが配設され
る扱口側とは反対側で扱胴の軸芯と平行に設けた回動軸
を支点として上下回動可能に設けるとともに、上記扱室
カバーの後方に配設されフィードチェンからの穀稈を継
送する排藁搬送体を、その終端部が既刈地側となるよう
に斜設し、該排藁搬送体の上方を覆う排藁カバーを設け
てなる脱穀機において、上記排藁カバーを上下回動可能
に取付ける取付軸を、上記扱室枠体とともに上下回動す
る扱室カバーの回動軸より奥側で排藁搬送体の終端部近
傍に設け、上記排藁カバーを扱室枠体の上下回動に連動
して扱室カバーとともに上下回動可能となるように構成
したことを特徴とする脱穀機のカバー装置。 - 【請求項2】 取付軸を支点として上下回動する排藁カ
バーの内面先端部側に案内部を形成し、該案内部に係合
する作動部材を回動軸を支点として上下回動可能に設け
て排藁カバーが上下回動するように構成したことを特徴
とする請求項1記載の脱穀機のカバー装置。 - 【請求項3】 案内部は排藁カバーの内面に回動軸と直
交方向に固着した補強用枠片に形成した長孔状のガイド
溝とし、作動部材は該ガイド溝に係合される鍔付きロー
ラに形成され、該ロ−ラは扱室の後側壁から後方に延出
された支軸に取着されていることを特徴とする請求項1
または2記載の脱穀機のカバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25616294A JP3372676B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 脱穀機のカバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25616294A JP3372676B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 脱穀機のカバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0889060A true JPH0889060A (ja) | 1996-04-09 |
JP3372676B2 JP3372676B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=17288772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25616294A Expired - Fee Related JP3372676B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 脱穀機のカバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3372676B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018102149A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社クボタ | コンバイン |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0353816A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-07 | Iseki & Co Ltd | 脱穀装置の排藁搬送装置 |
JPH05308843A (ja) * | 1992-05-13 | 1993-11-22 | Iseki & Co Ltd | コンバインの脱穀排稈装置 |
JPH0622630A (ja) * | 1992-07-03 | 1994-02-01 | Kubota Corp | 脱穀装置 |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP25616294A patent/JP3372676B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0353816A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-07 | Iseki & Co Ltd | 脱穀装置の排藁搬送装置 |
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JPH0622630A (ja) * | 1992-07-03 | 1994-02-01 | Kubota Corp | 脱穀装置 |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2018102149A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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---|---|
JP3372676B2 (ja) | 2003-02-04 |
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