JPH0888116A - 端子ホルダ付ボビン - Google Patents
端子ホルダ付ボビンInfo
- Publication number
- JPH0888116A JPH0888116A JP22308994A JP22308994A JPH0888116A JP H0888116 A JPH0888116 A JP H0888116A JP 22308994 A JP22308994 A JP 22308994A JP 22308994 A JP22308994 A JP 22308994A JP H0888116 A JPH0888116 A JP H0888116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- bobbin
- terminal holder
- holder
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端子ピンと巻線の端末部との半田接続時に端
末部が端子ホルダ内部に食い込むことをなくし、この食
い込みによる断線を防止できるようにした端子ホルダ付
ボビンをを提供する。 【構成】 巻回部10aとフランジ部10bとを有する
合成樹脂製ボビン10のフランジ部10bの外側端縁の
一部に端子ホルダ10cを一体的に形成するとともに端
子ホルダ10cに端子ピン10dを立設し、巻回部10
aに巻回された巻線20の端末部20aを端子ホルダ1
0cに接触して端子ピン10dに巻回するとともに、端
末部20aを端子ピン10dに半田接続するようにした
端子ホルダ付ボビン10において、端末部20aが接触
する端子ホルダ10cの角部10c−1に、半田接続時
の半田温度で熱溶融しない耐熱性と弾性を有するシリコ
ン系樹脂部を塗着する。
末部が端子ホルダ内部に食い込むことをなくし、この食
い込みによる断線を防止できるようにした端子ホルダ付
ボビンをを提供する。 【構成】 巻回部10aとフランジ部10bとを有する
合成樹脂製ボビン10のフランジ部10bの外側端縁の
一部に端子ホルダ10cを一体的に形成するとともに端
子ホルダ10cに端子ピン10dを立設し、巻回部10
aに巻回された巻線20の端末部20aを端子ホルダ1
0cに接触して端子ピン10dに巻回するとともに、端
末部20aを端子ピン10dに半田接続するようにした
端子ホルダ付ボビン10において、端末部20aが接触
する端子ホルダ10cの角部10c−1に、半田接続時
の半田温度で熱溶融しない耐熱性と弾性を有するシリコ
ン系樹脂部を塗着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、端子ホルダ付ボビン
に関し、詳しくは、巻回部とフランジ部とを有する合成
樹脂製ボビンの前記フランジ部の外側端縁の一部に端子
ホルダを一体的に形成するとともに前記端子ホルダに端
子ピンを植設し、前記巻回部に巻回された巻線の端末部
を前記端子ホルダを経由して前記端子ピンに巻回すると
ともに、前記端末部を前記端子ピンに半田接続するよう
にしてなる端子ホルダ付ボビンに関する。
に関し、詳しくは、巻回部とフランジ部とを有する合成
樹脂製ボビンの前記フランジ部の外側端縁の一部に端子
ホルダを一体的に形成するとともに前記端子ホルダに端
子ピンを植設し、前記巻回部に巻回された巻線の端末部
を前記端子ホルダを経由して前記端子ピンに巻回すると
ともに、前記端末部を前記端子ピンに半田接続するよう
にしてなる端子ホルダ付ボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、クローポール構造の永久磁石型
ステッピングモータのステータコイル等に用いられる巻
線は熱可塑性合成樹脂からなる端子ホルダ付ボビンに巻
かれており、図3(a)、(b)に示すように、この樹
脂製ボビン10は筒体状の巻回部10aと環状のフラン
ジ部10b,10bとを有しており、これらフランジ部
10b,10bは巻回部10aの両端部に一体化されて
おり、巻回部10aの内周面とフランジ部10b,10
bの内周端面とが面一となっている。一方のフランジ部
10bの外側端縁の一部には略直方体の端子ホルダ10
cが一体形成されており、この端子ホルダ10cには数
本の金属製端子ピン10dが外方に突出するように立設
されている。これら巻回部10a、フランジ部10b、
端子ホルダ10c及び端子ピン10dはインサート成形
により一体化される。
ステッピングモータのステータコイル等に用いられる巻
線は熱可塑性合成樹脂からなる端子ホルダ付ボビンに巻
かれており、図3(a)、(b)に示すように、この樹
脂製ボビン10は筒体状の巻回部10aと環状のフラン
ジ部10b,10bとを有しており、これらフランジ部
10b,10bは巻回部10aの両端部に一体化されて
おり、巻回部10aの内周面とフランジ部10b,10
bの内周端面とが面一となっている。一方のフランジ部
10bの外側端縁の一部には略直方体の端子ホルダ10
cが一体形成されており、この端子ホルダ10cには数
本の金属製端子ピン10dが外方に突出するように立設
されている。これら巻回部10a、フランジ部10b、
端子ホルダ10c及び端子ピン10dはインサート成形
により一体化される。
【0003】このようなボビン10の巻回部10aに
は、例えば断面径50μm の巻線20が2本巻回され、
この巻線20の端末部20aは端子ホルダ10cの角部
10c−1を経由して端子ピン10dの外周に根元側か
らそれぞれ巻回されている。この巻回作業を行う際に
は、巻線に所定の張力を付与することにより端末部を含
む巻線全体に弛みが生じないようにしており、巻回作業
終了後もこの端末部20aには、この張力が残存して弛
みはないため、端末部20aは角部10−cに接触した
状態となる。
は、例えば断面径50μm の巻線20が2本巻回され、
この巻線20の端末部20aは端子ホルダ10cの角部
10c−1を経由して端子ピン10dの外周に根元側か
らそれぞれ巻回されている。この巻回作業を行う際に
は、巻線に所定の張力を付与することにより端末部を含
む巻線全体に弛みが生じないようにしており、巻回作業
終了後もこの端末部20aには、この張力が残存して弛
みはないため、端末部20aは角部10−cに接触した
状態となる。
【0004】このような巻線20の端末部20aとこれ
が巻回された端子ピン10dとを半田付けする。この半
田付けはディップ方式で行われ、即ち、ボビン10を所
定のホルダーにセットし、機械的なハンドリングによっ
てボビン10を半田ディップ槽に向けて移動させ、端子
ピン10dを下方に向けた体勢で端子ピン10dを溶融
半田に所定深さまで浸漬してから引き上げる。これで、
端末部20aと端子ピン10dとを半田付けする。
が巻回された端子ピン10dとを半田付けする。この半
田付けはディップ方式で行われ、即ち、ボビン10を所
定のホルダーにセットし、機械的なハンドリングによっ
てボビン10を半田ディップ槽に向けて移動させ、端子
ピン10dを下方に向けた体勢で端子ピン10dを溶融
半田に所定深さまで浸漬してから引き上げる。これで、
端末部20aと端子ピン10dとを半田付けする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような端子ホルダ付ボビンにあっては、上記張力が残
存した状態で端末部20aの巻回された端子ピン10d
を半田ディップ槽に浸漬すると、ホルダ10cが溶融半
田に接触していなくても巻線20の端末部20aを介し
て熱が端子ホルダ10cの角部に伝達される。このた
め、角部10c−1において端末部20aの接触する部
分が溶融し、このとき上記張力によって端末部20aが
角部10c−1の内部に食い込み、食い込んだ状態のま
ま半田接続が終了して固化してしまう。したがって、端
末部20aの一部が角部10c−1の内部に埋設されて
遊びのない固定状態となって完成しまうため、半田接続
終了後、搬送時やモータへの組み付け時あるいはそのモ
ータの使用時において、力や振動がこの端末部20aに
加えられると上記固定状態によってこの力や振動を吸収
したり逃がしたりできず、甚だしい場合には断線してし
まうという問題があった。
たような端子ホルダ付ボビンにあっては、上記張力が残
存した状態で端末部20aの巻回された端子ピン10d
を半田ディップ槽に浸漬すると、ホルダ10cが溶融半
田に接触していなくても巻線20の端末部20aを介し
て熱が端子ホルダ10cの角部に伝達される。このた
め、角部10c−1において端末部20aの接触する部
分が溶融し、このとき上記張力によって端末部20aが
角部10c−1の内部に食い込み、食い込んだ状態のま
ま半田接続が終了して固化してしまう。したがって、端
末部20aの一部が角部10c−1の内部に埋設されて
遊びのない固定状態となって完成しまうため、半田接続
終了後、搬送時やモータへの組み付け時あるいはそのモ
ータの使用時において、力や振動がこの端末部20aに
加えられると上記固定状態によってこの力や振動を吸収
したり逃がしたりできず、甚だしい場合には断線してし
まうという問題があった。
【0006】本発明は上述した従来の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、端子ピンと巻線の端末部との
半田接続時に端末部が端子ホルダ内部に食い込むことを
なくし、この食い込みによる断線を防止できるようにし
た端子ホルダ付ボビンを提供することにある。
れたもので、その目的は、端子ピンと巻線の端末部との
半田接続時に端末部が端子ホルダ内部に食い込むことを
なくし、この食い込みによる断線を防止できるようにし
た端子ホルダ付ボビンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、巻回部とフランジ部とを有する合成樹脂製ボ
ビンの前記フランジ部の外側端縁の一部に端子ホルダを
一体的に形成するとともに前記端子ホルダに端子ピンを
植設し、前記巻回部に巻回された巻線の端末部を前記端
子ホルダを経由して前記端子ピンに巻回するとともに、
前記端末部を前記端子ピンに半田接続するようにしてな
る端子ホルダ付ボビンにおいて、前記端子ホルダの隅部
で前記端子ピンに巻回される前記端末部が接触する部分
に、半田接続時の半田温度で熱溶融しない高融点または
耐熱性を有する弾性樹脂部を設けてなるのである。
本発明は、巻回部とフランジ部とを有する合成樹脂製ボ
ビンの前記フランジ部の外側端縁の一部に端子ホルダを
一体的に形成するとともに前記端子ホルダに端子ピンを
植設し、前記巻回部に巻回された巻線の端末部を前記端
子ホルダを経由して前記端子ピンに巻回するとともに、
前記端末部を前記端子ピンに半田接続するようにしてな
る端子ホルダ付ボビンにおいて、前記端子ホルダの隅部
で前記端子ピンに巻回される前記端末部が接触する部分
に、半田接続時の半田温度で熱溶融しない高融点または
耐熱性を有する弾性樹脂部を設けてなるのである。
【0008】好ましくは、前記弾性樹脂部はシリコン系
樹脂からなるのである。
樹脂からなるのである。
【0009】
【作用】上記構成の端子ホルダ付ボビンによれば、前記
端子ホルダの隅部で前記端子ピンに巻回される前記端末
部が接触する部分に、半田接続時の半田温度で熱溶融し
ない高融点または耐熱性を有する弾性樹脂部を設けるの
で、前記端末部はこの弾性樹脂部に直接接触し、前記端
子ホルダの隅部に直接接触することが回避されるととも
に、半田接続時に端末部の熱が前記弾性樹脂部に伝達さ
れても前記弾性樹脂部は溶融しない。したがって、前記
端末部が前記端子ホルダや前記弾性樹脂部に食い込むこ
とがない。
端子ホルダの隅部で前記端子ピンに巻回される前記端末
部が接触する部分に、半田接続時の半田温度で熱溶融し
ない高融点または耐熱性を有する弾性樹脂部を設けるの
で、前記端末部はこの弾性樹脂部に直接接触し、前記端
子ホルダの隅部に直接接触することが回避されるととも
に、半田接続時に端末部の熱が前記弾性樹脂部に伝達さ
れても前記弾性樹脂部は溶融しない。したがって、前記
端末部が前記端子ホルダや前記弾性樹脂部に食い込むこ
とがない。
【0010】また、前記弾性樹脂部がシリコン系樹脂な
どの弾性を有する素材からなるため、端末部に力や振動
が加えられても弾性により吸収して断線を防止する。
どの弾性を有する素材からなるため、端末部に力や振動
が加えられても弾性により吸収して断線を防止する。
【0011】
【実施例】本発明の端子ホルダ付ボビンの一実施形態を
図1の斜視図並びに図2の側面図及び要部拡大図に示
す。同図において、樹脂部1及び端子ホルダ10c以外
の部分は、基本的に図3(a)、(b)に示した従来の
端子ホルダ付ボビンと同じであり、それら同一部分につ
いては同一の符号を付し、その説明は省略する。
図1の斜視図並びに図2の側面図及び要部拡大図に示
す。同図において、樹脂部1及び端子ホルダ10c以外
の部分は、基本的に図3(a)、(b)に示した従来の
端子ホルダ付ボビンと同じであり、それら同一部分につ
いては同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0012】図1、2に示すように、巻回部10a側に
面する端子ホルダ10cの角部(隅部)10c−1に樹
脂部1が設けられている。この樹脂部1はシリコン系な
ど、半田接続時の半田温度で熱溶融しない耐熱性を有す
るとともに弾性に富む樹脂素材からなり、角部10c−
1のほぼ全体を覆うように所定の寸法に形成され、かつ
表面が曲率を有するように形成される。
面する端子ホルダ10cの角部(隅部)10c−1に樹
脂部1が設けられている。この樹脂部1はシリコン系な
ど、半田接続時の半田温度で熱溶融しない耐熱性を有す
るとともに弾性に富む樹脂素材からなり、角部10c−
1のほぼ全体を覆うように所定の寸法に形成され、かつ
表面が曲率を有するように形成される。
【0013】上記樹脂部1は、ボビン10が巻回工程に
搬送される前、即ち巻線20が巻回されていない段階
で、自動スポット機などにより溶融状態で角部10c−
1に塗着される。この時、樹脂部1は溶融状態であるた
めその表面張力により表面が曲率を有するように形成さ
れる。
搬送される前、即ち巻線20が巻回されていない段階
で、自動スポット機などにより溶融状態で角部10c−
1に塗着される。この時、樹脂部1は溶融状態であるた
めその表面張力により表面が曲率を有するように形成さ
れる。
【0014】樹脂部1の固化後、ボビン10は巻回工程
に搬送されて、断面径50μm の巻線20が2本、巻回
部10aに巻回される。この巻線20の端末部20a
は、弛みのないように張力を付与されながら端子ホルダ
10bの樹脂部1の外周面に接触した状態で端子ピン1
0dの外周に根元側から巻回される。
に搬送されて、断面径50μm の巻線20が2本、巻回
部10aに巻回される。この巻線20の端末部20a
は、弛みのないように張力を付与されながら端子ホルダ
10bの樹脂部1の外周面に接触した状態で端子ピン1
0dの外周に根元側から巻回される。
【0015】端末部20aの巻回後、従来同様、端子ピ
ン10dを半田ディップ槽に浸漬することにより、端子
ピン10dと端末部20aとを半田付けする。
ン10dを半田ディップ槽に浸漬することにより、端子
ピン10dと端末部20aとを半田付けする。
【0016】以上のようにして作製した220個の端子
ホルダ付ボビンに対して断線等の不具合の有無を確認し
たところ、導通不良が発生したものは一つもなく断線に
よる不具合は皆無であることがわかった。
ホルダ付ボビンに対して断線等の不具合の有無を確認し
たところ、導通不良が発生したものは一つもなく断線に
よる不具合は皆無であることがわかった。
【0017】以上、説明した端子ホルダ付ボビン10に
あっては、巻回部10a側に面する端子ホルダ10cの
角部10c−1にシリコン系樹脂部1を設けるので、端
末部20aは樹脂部1の外周面に接触した状態で巻回さ
れ、端子ホルダ10cの角部10c−1に直接接触する
ことが回避されるとともに、半田接続時に端末部20a
の熱が樹脂部1に伝達されても樹脂部1は溶融しない。
したがって、端末部20aが端子ホルダ10cや樹脂部
1に食い込むことがなく、この食い込みによる断線や外
観の低下を防止できる。また、この食い込みことがない
ことから、巻線20の素材として、強度の低い、例えば
従来と同径でも安価な素材並びに従来と同じ素材でも極
細線を使用することができる。
あっては、巻回部10a側に面する端子ホルダ10cの
角部10c−1にシリコン系樹脂部1を設けるので、端
末部20aは樹脂部1の外周面に接触した状態で巻回さ
れ、端子ホルダ10cの角部10c−1に直接接触する
ことが回避されるとともに、半田接続時に端末部20a
の熱が樹脂部1に伝達されても樹脂部1は溶融しない。
したがって、端末部20aが端子ホルダ10cや樹脂部
1に食い込むことがなく、この食い込みによる断線や外
観の低下を防止できる。また、この食い込みことがない
ことから、巻線20の素材として、強度の低い、例えば
従来と同径でも安価な素材並びに従来と同じ素材でも極
細線を使用することができる。
【0018】また、樹脂部1は弾性を有するので、端末
部20aに力や振動が加えられても弾性により吸収して
断線をより防止できる。
部20aに力や振動が加えられても弾性により吸収して
断線をより防止できる。
【0019】さらにまた、樹脂部1の表面が曲率を有す
ることから、半田接続時において、端子ピン10dを介
して熱が端子ホルダに伝達されて端子ホルダ10cが熱
変形し、このため端子ピン10dが傾いたりぐらついた
りすることにより端末部20aに張力が生じた場合で
も、樹脂部1の曲率を有する形状は熱変形しないため、
この曲率形状により端末部20aと樹脂部1外周との接
触長さが大きくなり、端末部20aの張力による応力を
その大きな接触長さ全体で支持できる。このため、端末
部20の微小部分に応力が集中することを防止でき、以
て端末部20aの断線を防止できる。
ることから、半田接続時において、端子ピン10dを介
して熱が端子ホルダに伝達されて端子ホルダ10cが熱
変形し、このため端子ピン10dが傾いたりぐらついた
りすることにより端末部20aに張力が生じた場合で
も、樹脂部1の曲率を有する形状は熱変形しないため、
この曲率形状により端末部20aと樹脂部1外周との接
触長さが大きくなり、端末部20aの張力による応力を
その大きな接触長さ全体で支持できる。このため、端末
部20の微小部分に応力が集中することを防止でき、以
て端末部20aの断線を防止できる。
【0020】なお、樹脂部1の素材としては、半田接続
時の半田温度で熱溶融しないものであれば、本実施例の
シリコン系樹脂に限らず、例えばエポキシ系樹脂等を採
用できる。
時の半田温度で熱溶融しないものであれば、本実施例の
シリコン系樹脂に限らず、例えばエポキシ系樹脂等を採
用できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した端子ホルダ付ボビンによれ
ば、前記端末部の前記端子ホルダに対する食い込みをな
くし、この食い込みによる断線や外観の低下等の不具合
を防止できる。
ば、前記端末部の前記端子ホルダに対する食い込みをな
くし、この食い込みによる断線や外観の低下等の不具合
を防止できる。
【0022】また、上記食い込みがないので、巻線の素
材として強度の低いもの等を採用でき、素材選択の幅が
広がる。
材として強度の低いもの等を採用でき、素材選択の幅が
広がる。
【0023】さらに、前記弾性樹脂部がシリコン系樹脂
等、弾性を有する素材からなるので、端末部に力や振動
が加えられても弾性により吸収して断線を防止できる。
等、弾性を有する素材からなるので、端末部に力や振動
が加えられても弾性により吸収して断線を防止できる。
【図1】本発明に係る端子ホルダ付ボビンの斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る端子ホルダ付ボビンの側面図及び
要部拡大図である。
要部拡大図である。
【図3】従来の端子ホルダ付ボビンを示しており、
(a)は斜視図、(b)は側面図である。
(a)は斜視図、(b)は側面図である。
1 樹脂部 10 端子ホルダ付ボビン 10a 巻回部 10b フランジ部 10c 端子ホルダ部 10c−1 角部(隅部) 10d 端子ピン 20 巻線 20a 巻線端末部
Claims (2)
- 【請求項1】 巻回部とフランジ部とを有する合成樹脂
製ボビンの該フランジ部の外側端縁の一部に端子ホルダ
を一体的に形成するとともに該端子ホルダに端子ピンを
植設し、該巻回部に巻回された巻線の端末部を該端子ホ
ルダを経由して該端子ピンに巻回するとともに、該端末
部を該端子ピンに半田接続するようにしてなる端子ホル
ダ付ボビンにおいて、該端子ホルダの隅部で該端子ピン
に巻回される該端末部が接触する部分に、半田接続時の
半田温度で熱溶融しない高融点または耐熱性を有する弾
性樹脂部を設けてなることを特徴とする端子ホルダ付ボ
ビン。 - 【請求項2】 前記弾性樹脂部はシリコン系樹脂からな
ることを特徴とする請求項1に記載の端子ホルダ付ボビ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6223089A JP2829245B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 端子ホルダ付ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6223089A JP2829245B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 端子ホルダ付ボビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0888116A true JPH0888116A (ja) | 1996-04-02 |
JP2829245B2 JP2829245B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=16792671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6223089A Expired - Fee Related JP2829245B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 端子ホルダ付ボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829245B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6862800B2 (en) * | 2002-07-01 | 2005-03-08 | Taga Manufacturing Co., Ltd. | Method for connection of coated lead wire to terminal of coil bobbin |
JP2007259543A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Nidec Sankyo Corp | モータ |
JP2009141113A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Fdk Corp | 巻線部品のボビン |
JP2017073860A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | 株式会社ミツバ | 電動機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04210747A (ja) * | 1990-12-14 | 1992-07-31 | Canon Electron Inc | 小型モーターのボビン構造 |
JPH04244757A (ja) * | 1991-01-31 | 1992-09-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 小型モータのコイルボビン |
JPH0641365U (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-31 | 株式会社三協精機製作所 | モールド封止コイル |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP6223089A patent/JP2829245B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04210747A (ja) * | 1990-12-14 | 1992-07-31 | Canon Electron Inc | 小型モーターのボビン構造 |
JPH04244757A (ja) * | 1991-01-31 | 1992-09-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 小型モータのコイルボビン |
JPH0641365U (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-31 | 株式会社三協精機製作所 | モールド封止コイル |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6862800B2 (en) * | 2002-07-01 | 2005-03-08 | Taga Manufacturing Co., Ltd. | Method for connection of coated lead wire to terminal of coil bobbin |
JP2007259543A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Nidec Sankyo Corp | モータ |
JP2009141113A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Fdk Corp | 巻線部品のボビン |
JP2017073860A (ja) * | 2015-10-06 | 2017-04-13 | 株式会社ミツバ | 電動機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2829245B2 (ja) | 1998-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03222644A (ja) | 電動モーターにおける固定子 | |
JP4191896B2 (ja) | 特殊コンタクト装置付きスピンドルモータ | |
JPH0888116A (ja) | 端子ホルダ付ボビン | |
JPH04368445A (ja) | モールドモータの接続構造 | |
JPH1169690A (ja) | 端子ピン付き捲き線部品 | |
JPH03129712A (ja) | トランスコイル | |
JP3369075B2 (ja) | 面実装コイル | |
JP3448999B2 (ja) | 回転センサおよびその製造方法 | |
JP3575997B2 (ja) | 無刷子電動機の樹脂モールド固定子の製造方法 | |
JPH0624966Y2 (ja) | 巻線端末部の補強構造 | |
US20010030485A1 (en) | Plane commutator and method of manufacturing the same | |
JPH09131013A (ja) | モールドモータの固定子 | |
JP2000102204A (ja) | コイルボビン及びコイル装置 | |
JP7341745B2 (ja) | コイル部品、およびボビン | |
JPH0750218A (ja) | コイルの製造方法 | |
JPH0945547A (ja) | 台座付ドラム型コイル | |
JPS603537Y2 (ja) | コイル装置 | |
JPH0636962A (ja) | コイル組立体の製造方法 | |
JPS6240406Y2 (ja) | ||
JPS5826493Y2 (ja) | コイル部品 | |
JPS58111278A (ja) | 端子の固定方法 | |
JPH0897031A (ja) | コイルおよびコイルの製造方法 | |
JPS6338696Y2 (ja) | ||
JP3617905B2 (ja) | コロナ放電装置 | |
JPH0729555Y2 (ja) | リードリレー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |