JPH088672Y2 - 椅 子 - Google Patents
椅 子Info
- Publication number
- JPH088672Y2 JPH088672Y2 JP1587290U JP1587290U JPH088672Y2 JP H088672 Y2 JPH088672 Y2 JP H088672Y2 JP 1587290 U JP1587290 U JP 1587290U JP 1587290 U JP1587290 U JP 1587290U JP H088672 Y2 JPH088672 Y2 JP H088672Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- legs
- bearing pin
- center
- sides
- seating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前脚及び後脚を折り畳むことなく、床面に
沿って順にスタッキングできる椅子に関するものであ
る。
沿って順にスタッキングできる椅子に関するものであ
る。
床面に沿ってスタッキングする椅子としては、前脚及
び後脚を折り畳んで壁に立て掛けるのが周知である。ま
た、実公昭56-48204号によれば、開閉自在の板状着座部
を背当て方向へ閉じて前後の脚を開いた状態で相互に前
後密接させて重ね合せ可能にしたのも周知である。
び後脚を折り畳んで壁に立て掛けるのが周知である。ま
た、実公昭56-48204号によれば、開閉自在の板状着座部
を背当て方向へ閉じて前後の脚を開いた状態で相互に前
後密接させて重ね合せ可能にしたのも周知である。
前者の場合、床面を滑って崩れる可能性があり、後者
の場合にはその心配はないが、着座部を背当てと平行状
態にしてスタッキングするのを前提にしていたために、
軸受部分の構造が嵩ばり、したがって密接位置がその大
きさで制限されてスタッキングピッチを狭くするのが難
しいという問題があった。
の場合にはその心配はないが、着座部を背当てと平行状
態にしてスタッキングするのを前提にしていたために、
軸受部分の構造が嵩ばり、したがって密接位置がその大
きさで制限されてスタッキングピッチを狭くするのが難
しいという問題があった。
よって、本考案は、スタッキングピッチを狭くするこ
とのできる冒頭に述べた類の椅子を提供することを目的
とする。
とのできる冒頭に述べた類の椅子を提供することを目的
とする。
本考案は、この目的を達成するために、後方へ傾斜し
た両側の柱状前脚及び前方へ傾斜した両側の柱状後脚を
床面に沿って順にスタッキングされるように前後方向と
直交方向へずらして交差位置で固定し、板状着座部の後
端から前方寄りの両側には、中央部にピン孔を備えたリ
ングの外周に半径方向へ対称的に２個のストッパ用突起
を突出させて形成されたロータを固設し、前脚及び後脚
の内、交差位置から背当て位置まで延びた延長部には、
この延長部の幅方向中心に位置するようにピン孔へ挿入
される軸受ピンを設けると共に、この軸受ピンの周囲に
ロータが回転可能に挿入される対応形状の空間を有する
ハウジングを形成し、それぞれの突起用の空間部分の一
方の半径方向側面を着座部が水平に位置付けされるよう
に突起を拘束する位置に形成し、かつ他方の半径方向側
面をスタッキング可能な程度に着座部の回動を許容する
逃げ位置に形成したことを特徴とする。
た両側の柱状前脚及び前方へ傾斜した両側の柱状後脚を
床面に沿って順にスタッキングされるように前後方向と
直交方向へずらして交差位置で固定し、板状着座部の後
端から前方寄りの両側には、中央部にピン孔を備えたリ
ングの外周に半径方向へ対称的に２個のストッパ用突起
を突出させて形成されたロータを固設し、前脚及び後脚
の内、交差位置から背当て位置まで延びた延長部には、
この延長部の幅方向中心に位置するようにピン孔へ挿入
される軸受ピンを設けると共に、この軸受ピンの周囲に
ロータが回転可能に挿入される対応形状の空間を有する
ハウジングを形成し、それぞれの突起用の空間部分の一
方の半径方向側面を着座部が水平に位置付けされるよう
に突起を拘束する位置に形成し、かつ他方の半径方向側
面をスタッキング可能な程度に着座部の回動を許容する
逃げ位置に形成したことを特徴とする。
着座時には、ストッパ用突起が軸受ピンの周囲におけ
る対称的なハウジング空間側面で拘束された状態で、板
状着座部がほぼ水平状態に支持される。
る対称的なハウジング空間側面で拘束された状態で、板
状着座部がほぼ水平状態に支持される。
スタッキング時には、ストッパ用突起がハウジング空
間の逃げ位置まで範囲内で回転可能であることにより、
着座部を上方へ向けて回動させ、着座部、前脚、後脚及
び延長部を互に密接させた状態で床面に沿ってスタッキ
ングする。
間の逃げ位置まで範囲内で回転可能であることにより、
着座部を上方へ向けて回動させ、着座部、前脚、後脚及
び延長部を互に密接させた状態で床面に沿ってスタッキ
ングする。
第１図〜第６図は本考案の一実施例による椅子を示
す。
す。
第２図において、椅子は、後方へ傾斜して背当て５の
位置まで延びた柱状前脚としての両側の前脚パイプ１
と、前方へ傾斜して前脚パイプ１間を連結するリインフ
ォース２に固定された両側の後脚パイプ３と、リインフ
ォース２の上方位置における前脚パイプ１の延長部４に
形成された軸受部９に、後端から前方寄りの両側をヒン
ジされる板状着座部６とから構成されている。後脚パイ
プ３がリインフォース２に固定されることにより、リイ
ンフォース２の位置が後脚パイプ３を前後方向と直交方
向（横方向）へずらした状態での両脚１、３の交差位置
となっている。
位置まで延びた柱状前脚としての両側の前脚パイプ１
と、前方へ傾斜して前脚パイプ１間を連結するリインフ
ォース２に固定された両側の後脚パイプ３と、リインフ
ォース２の上方位置における前脚パイプ１の延長部４に
形成された軸受部９に、後端から前方寄りの両側をヒン
ジされる板状着座部６とから構成されている。後脚パイ
プ３がリインフォース２に固定されることにより、リイ
ンフォース２の位置が後脚パイプ３を前後方向と直交方
向（横方向）へずらした状態での両脚１、３の交差位置
となっている。
第１図は軸受部９に関連した部分の詳細構造を示す。
同図において、８は着座部６の座部フレーム７の分割位
置に両端部が嵌入される連結具であり、中心部にピン孔
8aを形成されている。10は、中心部にピン孔11aを形成
されたリング部分11の外周に、半径方向へ対称的に突出
した扇形のストッパ用突起12を形成されたロータであ
る。その内側端には、連結具８の上下面に係合する溝14
を備えた円板15が形成されている。軸受部９は、基本的
には延長部４の分割位置に両端が嵌入される連結具29の
中間部に形成された円形のハウジング20と、その中心部
に回転不能に嵌入される軸受ピン21とから構成されてい
る。
同図において、８は着座部６の座部フレーム７の分割位
置に両端部が嵌入される連結具であり、中心部にピン孔
8aを形成されている。10は、中心部にピン孔11aを形成
されたリング部分11の外周に、半径方向へ対称的に突出
した扇形のストッパ用突起12を形成されたロータであ
る。その内側端には、連結具８の上下面に係合する溝14
を備えた円板15が形成されている。軸受部９は、基本的
には延長部４の分割位置に両端が嵌入される連結具29の
中間部に形成された円形のハウジング20と、その中心部
に回転不能に嵌入される軸受ピン21とから構成されてい
る。
軸受ピン21の基部には方形の係合部21aが形成され、
一方ハウジング20の中心部外側寄りには対応形状の係合
穴22が形成されることにより、軸受ピン21が延長部４の
幅方向中心に位置するようにハウジング20に回転不能に
固定される。ハウジング20の内側寄りには、ロータ10の
外形に対応した形状で回転を許容するように周囲に僅か
に隙間を残す形状の空間23（第４図及び第５図参照）が
形成されている。ただし、空間23の突起12用扇形部分の
範囲は、第５図に示すように、扇形状突起12よりも広
く、それぞれの一方の半径方向側面23aを着座部６が水
平に位置付けされるように突起12の側面に対接する位置
に形成されている。また、他方の半径方向側面23bは、
着座部同志が密接してスタッキング可能な程度にその回
動を許容する逃げ位置に形成されている。25及び26は、
ロータ10のスムーズな回転を惹起させるリング及びブッ
シュである。
一方ハウジング20の中心部外側寄りには対応形状の係合
穴22が形成されることにより、軸受ピン21が延長部４の
幅方向中心に位置するようにハウジング20に回転不能に
固定される。ハウジング20の内側寄りには、ロータ10の
外形に対応した形状で回転を許容するように周囲に僅か
に隙間を残す形状の空間23（第４図及び第５図参照）が
形成されている。ただし、空間23の突起12用扇形部分の
範囲は、第５図に示すように、扇形状突起12よりも広
く、それぞれの一方の半径方向側面23aを着座部６が水
平に位置付けされるように突起12の側面に対接する位置
に形成されている。また、他方の半径方向側面23bは、
着座部同志が密接してスタッキング可能な程度にその回
動を許容する逃げ位置に形成されている。25及び26は、
ロータ10のスムーズな回転を惹起させるリング及びブッ
シュである。
軸受ピン21は、係合部21a及び係合穴22でハウジング2
0に回転を拘束されて装着すると共に、ブッシュ26及び
リング25を挿入され、さらに連結具８に溝14で固定され
たロータ10のピン孔11a及びそのねじ穴8aを貫通して先
端の溝にＣ形止め輪27がセットされて、第４図に示す状
態になる。ただし、軸受ピン21は、場合によってはハウ
ジング20に回転自在に設けることもできる。
0に回転を拘束されて装着すると共に、ブッシュ26及び
リング25を挿入され、さらに連結具８に溝14で固定され
たロータ10のピン孔11a及びそのねじ穴8aを貫通して先
端の溝にＣ形止め輪27がセットされて、第４図に示す状
態になる。ただし、軸受ピン21は、場合によってはハウ
ジング20に回転自在に設けることもできる。
着座状態では、第５図に示すように、突起12の側面12
aがハウジング20のストッパ用側面23aに拘束され、軸受
ピン21の直径方向の両面で回転が拘束され、荷重を分担
して水平状態に支持される。スタッキング時には、突起
12の他方の側面が側面23bに当接する程度の位置まで、
背当て５の下端位置より低い位置まで着座部６を回転さ
せた状態で順に後方又は前方から接触させると共に、軸
受部９の外面がほぼ接触状態となり、前脚パイプ１及び
後脚パイプ３同志が密接して、第６図の状態になる。軸
受部９は前脚１の延長部に形成したが、後脚がくの字形
の場合、その延長部に形成することも考えられる。
aがハウジング20のストッパ用側面23aに拘束され、軸受
ピン21の直径方向の両面で回転が拘束され、荷重を分担
して水平状態に支持される。スタッキング時には、突起
12の他方の側面が側面23bに当接する程度の位置まで、
背当て５の下端位置より低い位置まで着座部６を回転さ
せた状態で順に後方又は前方から接触させると共に、軸
受部９の外面がほぼ接触状態となり、前脚パイプ１及び
後脚パイプ３同志が密接して、第６図の状態になる。軸
受部９は前脚１の延長部に形成したが、後脚がくの字形
の場合、その延長部に形成することも考えられる。
以上、本考案によれば、着座部の軸受及びその水平ス
トッパ機構が、脚部の中心の対称位置にコンパクトに構
成され、したがって脚を折り畳むことなく着座部を回動
させて狭いスタッキングピッチで床面に沿って積み重ね
ることができる。
トッパ機構が、脚部の中心の対称位置にコンパクトに構
成され、したがって脚を折り畳むことなく着座部を回動
させて狭いスタッキングピッチで床面に沿って積み重ね
ることができる。
第１図〜第６図は本考案の一実施例による椅子を示すも
ので、第１図は軸受部分の分解斜視図、第２図は使用状
態の斜視図、第３図は使用状態の正面図、第４図は軸受
部分の縦方向断面図、第５図は軸受部分の動作を説明す
る断面図及び第６図はスタッキング状態の側面図を示
す。 8a、11a……ピン孔、10……ロータ、11……リング部
分、12……ストッパ用突起、20……ハウジング、21……
軸受ピン、23……空間。
ので、第１図は軸受部分の分解斜視図、第２図は使用状
態の斜視図、第３図は使用状態の正面図、第４図は軸受
部分の縦方向断面図、第５図は軸受部分の動作を説明す
る断面図及び第６図はスタッキング状態の側面図を示
す。 8a、11a……ピン孔、10……ロータ、11……リング部
分、12……ストッパ用突起、20……ハウジング、21……
軸受ピン、23……空間。
Claims (1)
- 【請求項１】後方へ傾斜した両側の柱状前脚及び前方へ
傾斜した両側の柱状後脚を床面に沿って順にスタッキン
グされるように前後方向と直交方向へずらして交差位置
で固定し、 板状着座部の後端から前方寄りの両側には、中央部にピ
ン孔を備えたリングの外周に半径方向へ対称的に２個の
ストッパ用突起を突出させて形成されたロータを固設
し、 前記前脚及び後脚の内、前記交差位置から背当て位置ま
で延びた延長部には、この延長部の幅方向中心に位置す
るように前記ピン孔へ挿入される軸受ピンを設けると共
に、この軸受ピンの周囲に前記ロータが回転可能に挿入
される対応形状の空間を有するハウジングを形成し、 それぞれの前記突起用の前記空間部分の一方の前記半径
方向側面を前記着座部が水平に位置付けされるように前
記突起を拘束する位置に形成し、かつ他方の前記半径方
向側面をスタッキング可能な程度に前記着座部の回動を
許容する逃げ位置に形成した、ことを特徴とする椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1587290U JPH088672Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 椅 子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1587290U JPH088672Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 椅 子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03106957U JPH03106957U (ja) | 1991-11-05 |
| JPH088672Y2 true JPH088672Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=31519161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1587290U Expired - Lifetime JPH088672Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 椅 子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088672Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4500275B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2010-07-14 | 有限会社ウォーターランド | 釣用錘 |
| US8870278B2 (en) * | 2011-06-22 | 2014-10-28 | Frank Tsai | Reinforcing method and arrangement for foldable furniture |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP1587290U patent/JPH088672Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03106957U (ja) | 1991-11-05 |
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