JP2007185267A - 肘掛装置 - Google Patents

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    • A47K17/024Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor pivotally mounted on the wall

Abstract

【課題】高齢者でも不便を感じることなく容易に操作できる肘掛装置を提供する。
【解決手段】略鉛直に立設された支持軸15に可動体11を嵌挿し、該可動体11に略水平方向へ延出状態で肘掛1を取付け、該肘掛1を略水平面内で回動可能とした肘掛装置において、可動体11を、降下位置と該降下位置から上方へ所定量移動した上動位置の間で移動可能とするとともに、該可動体11の降下位置ではこれを所定の回動位置で回動規制する一方、上動位置ではその回動規制を解除するロック機構10を備える。係る構成によれば、肘掛1の位置変更を、肘掛1の持ち上げと回動操作、及び回動後の降下操作によって実現され、その操作が容易に、且つ片手で連続的に行え、その動作が極めて自然な流れであること、等から、使用者が例え高齢者であったとしても何等支障なく容易に操作し得るものであり、操作感及び操作性に優れた肘掛装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、例えば、洋式トイレの壁面に取付けられて、便座に着座した使用者がその体前において肘をかけることで、安楽な用便姿勢をとり得るようにした肘掛装置に関するものである。
洋式トイレを使用する者が高齢者であるような場合には、例え便座に着座しているとしても、その上体の姿勢保持については困難を伴う場合が有り得る。係る場合、便座に着座した者が、その上体をあずけて、安楽な用便姿勢を採ることができるようにすることが好ましく、これを実現するものとして、各種の肘掛装置が提案されている。
特許文献1に示されるものは、洋式トイレの後部壁面に、便器の側方へ延出するようにして固定された肘掛が示されている。
また、特許文献2には、洋式トイレの後側部の床面から立設させた支柱に、便器の側方へ延出する肘掛を取付けたものが示されている。
しかし、これら特許文献1,2に記載の肘掛装置が、共に肘掛が便器の側方、即ち、便座に着座した使用者の側方に配置されているので、使用者は便座への着座姿勢から、体を側方へ傾けた状態で上記肘掛に片肘を乗せて姿勢保持を図る必要があるが、このような体を側方へ傾けた姿勢は、用便姿勢という観点からすれば、体に負担をかける無理な姿勢と考えられ、長時間の使用は困難である。
これに対して、特許文献3には、洋式トイレの側部壁面に、便器の前方側を横切って延出するようにして取付けられた肘掛が示されている。この肘掛によれば、用便時に、使用者は便座に着座したまま体を前方へ倒して、体前で片肘あるいは両肘を肘掛に預けて上体の姿勢を保持することから、その姿勢が自然で、体に負担をかけることも少なく、用便姿勢の保持という観点からして好ましいものといえる。
特開平10−33412号公報 特開2004−313734号公報 特開平8−38396号公報。
ところで、このように便座に着座した使用者の体前を横切るようにして肘掛が配置されるものにおいては、例えば、肘掛が延出状態のまま固定されていると、前座への着座時、及び前座からの離座時に、その移動スペースを確保できないことから、移動スペースの確保という観点から、肘掛を便器前方側から壁面側へ格納できるように構成することが必要となる。
係る観点から、上掲特許文献3に示される肘掛装置においては、壁面に固定されたブラケットに回転自在に支持された回転材に、該回転材から略水平方向へ延出するようにして略U形に折曲形成されたアームを取り付けるとともに、該アームの上面に肘掛を固定し、該アームを略水平面内で回動させることで、上記肘掛を便器前方側への跳出姿勢と壁面側への収納姿勢を選択的に採り得るようにしている。
ところで、この特許文献3に示された肘掛装置では、肘掛の跳出姿勢と収納姿勢での回動規制と回動規制解除を、肘掛の下側に設けた操作レバーを操作することで行うようにしている。即ち、操作レバーの一端を上方へ持ち上げて、該操作レバーの他端に設けたロックピンを、上記ブラケットに形成した複数個のロック孔の一つから離脱させることで上記肘掛の回動規制解除を行う一方、該操作レバーの一端を持ち上げたまま上記アームを回動させて上記ロックピンを上記複数個のロック孔の一つに係入させることで回動規制を行うようになっている。
ところが、このように肘掛とは別個に、該肘掛の下側に配置された操作レバーを操作して該肘掛の回動規制と回動規制解除を行う構成のものにあっては、該操作レバーの操作を、一方の手で操作レバーを操作したまま、他方の手でアームを持ってこれを回動させる操作方法か、一方の手で操作レバーの操作とアームの操作とを同時に行う操作方法の何れかを選択することになる。しかし、前者の操作方法では、特に操作する者が高齢者で両手を十分に使うことに不自由を感じる者である場合には、その操作そのものが困難になるという問題がある。また、後者の操作方法は、操作する者の手が比較的大きく且つ十分な握力を有することが必要で、操作する者が高齢者である場合には、操作が困難になるということが懸念される。
従って、用便時に姿勢保持のための肘掛を必要とする者は高齢者が主であることに鑑みれば、上掲特許文献3に示された肘掛装置は、最適なものとは言い難いものであった。
そこで本願発明では、高齢者でも不便を感じることなく容易に操作できる肘掛装置を提供することを目的としてなされたものである。
本願の第1の発明では、壁面Wに固定される支持ブラケット35に対して略鉛直に立設された支持軸15に可動体11を嵌挿するとともに、該可動体11には略水平方向へ延出状態で肘掛1を取付け、該肘掛1を上記支持軸15回りに略水平面内で回動可能とした肘掛装置において、上記可動体11を、それ以上の降下が規制された降下位置と該降下位置から上方へ所定量移動した上動位置の間で移動可能とするとともに、上記可動体11には、該可動体11が降下位置に位置した状態においてはこれを所定の回動位置で回動規制する一方、上動位置に位置した状態ではその回動規制を解除するロック機構10を備えたことを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る肘掛装置において、上記支持軸15と上記可動体11の間に、該可動体11の上動をアシストするアシスト手段26を備えたことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第1又は第2の発明に係る肘掛装置において、上記可動体11の上下両端側に、消音材21,31を備えたことを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る肘掛装置によれば、使用者は、降下位置において所要の回動位置で回動規制された肘掛1を、一旦その回動規制を解除して他の回動位置に回動させ、そこで再度回動規制する場合には、先ず、上記肘掛1を持ち上げてこれを所要の回動板まで回動させた後、該肘掛1を自重によって降下させれば良い。即ち、上記肘掛1を降下位置から上動位置まで持ち上げることで、上記ロック機構10による回動規制が解除されるため、該肘掛1をそのまま所要位置まで回動させれば良い。所要位置まで回動させた後、上記肘掛1から手を離してこれを降下位置まで自重で落下させれば、上記ロック機構10による回動規制が自動的に行われる。
このように、上記肘掛1の位置変更が、該肘掛1そのものを持ち上げて回動させた後、これを降下させることで実現されるもので、しかもこのように肘掛1自体を持ち上げる操作は、例えば、従来のように肘掛とは別個に設けられた操作レバーを操作する場合に比して、操作が容易であること、及び肘掛1の持ち上げとその回動を片手で連続的に行うことができその動作が極めて自然な流れであること、等から、使用者が例え高齢者であったとしても何等支障なく容易に操作し得るものであり、操作感及び操作性に優れた肘掛装置を提供できる。
(b)本願の第2の発明に係る肘掛装置によれば、上記支持軸15と上記可動体11の間に、該可動体11の上動をアシストするアシスト手段26を備えているので、上記肘掛1と一体的に上記可動体11を持ち上げて操作する構造でありながら、該操作をより小さな操作力で軽快に行うことができ、上記(a)に記載の効果がより一層促進される。
(c)本願の第3の発明に係る肘掛装置によれば、上記可動体11の上下両端側に、消音材21,31を備えているので、上記肘掛1の位置変更操作時に、上記可動体11の上下動作に伴って該可動体11の上下両端が他の部材と衝突したとしても、上記消音材21,31によって衝突音の発生が可及的に防止され、その静粛操作性が向上し、延いては肘掛装置の商品価値の向上は期待できる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、本願発明の実施形態に係る肘掛装置Zを示している。この肘掛装置Zは、壁面Wに取付けられて、後述の肘掛1を、該壁面Wに略直交するように延出する第1回動位置と、上記壁面Wに略平行に延出する第2回動位置及び第3回動位置の間において、略水平面内で回動可能とし、且つ各回動位置で回動規制し得るようにしたものである。そして、この肘掛装置Zは、主として、図4に示すように、洋式トイレ61の側方の壁面Wに取付けられて、肘掛1を、その第1回動位置では同図に実線図示するように、該壁面W側から便器62の直前方位置を横切るように延出させて、上記便器62の便座に着座した使用者がその体前で片肘あるいは両肘を預けることで、安楽な用便姿勢を保持し得るようにするものである。また、同図において鎖線図示する第2回動位置及び第3回動位置では、上記肘掛1を上記壁面W側に退避させて、上記洋式トイレ61側への人の進入及び退出スペースを確保するようになっている。
以下、この肘掛装置Zの具体的構造を、図1〜図3を参照して説明する。
上記肘掛装置Zは、上記壁面Wに固定された支持ブラケット35と、該支持ブラケット35に略鉛直に固定支持された支持軸15と、該支持軸15に嵌挿された可動体11と、該可動体11に取付けられた肘掛1を備えて構成される。
「支持ブラケット35の構成」
上記支持ブラケット35は、図4に示すように、所定幅の板材を略コ形に折曲成形してなるもので、その背面壁35aが固定ボルト46によって上記壁面Wに固定される。この支持ブラケット35の上面壁35bと下面壁35cには、略鉛直方向において同軸上に位置するビス孔38及びビス孔39がそれぞれ設けられている。また、上記下面壁35cには、上記ビス孔39を中心とする円周上で、且つ上記背面壁35aに直交する方向と該背面壁35aに平行な方向に位置する部位にそれぞれピン受孔51〜54が設けられている。さらに、上記背面壁35a寄りのピン受孔52を該背面壁35aの面方向に挟んだ左右二位置には、それぞれストッパーピン受孔55,56が設けられている。この左右一対のストッパーピン受孔55,56には、ストッパーピン42が固定ボルト43によって選択的に取付けられる。
また、上記支持ブラケット35の下面壁35bの上面には、適度の弾性をもった樹脂材あるいはラバー材でなる円形シート状の消音シート31(特許請求の範囲中の「消音材」の一つに該当する)が貼着固定されている。
「支持軸15の構成」
上記支持軸15は、図2及び図3に示すように、所定径の軸体で構成され、その軸長は、上記支持ブラケット35の上記上面壁35bと下面壁35cの内寸に略合致する寸法に設定されている。そして、この支持軸15は、上記支持ブラケット35の上記上面壁35bと下面壁35cの間に立設状態で配置され、その上端は上記ビス孔38に設けられた止ビス40によって、その下端は上記ビス孔39に設けられた固定ボルト41によって、それぞれ締着されることで、上記支持ブラケット35に対して、略鉛直に立設した状態で固定される。また、上記支持軸15の軸方向中段位置には、ワッシャ27を介してスプリング26(特許請求の範囲中の「アシスト部材」に該当する)が取付けられる。
尚、この支持軸15は、上記スプリング26のみを取付けた単体状態で上記支持ブラケット35に取付けられるものではなく、次述の可動体11を予め外嵌させた状態で取付けられる。
「可動体11及び肘掛1の構成等」
上記可動体11は、所定径の直管体で構成されるものであって、その軸長は、上記支持軸15の軸長よりも所定寸法だけ短い寸法に設定されている。この可動体11の下端には、ベース板12が溶接にて固定されている。そして、このベース板12には、上記可動体11の軸心を通る直線上で、且つ上記支持ブラケット35側の上記各ピン受孔51〜54のピッチ円と同一径のピッチ円上に位置する部位に、それぞれ嵌合ピン13、13が固定されている。また、この一対の嵌合ピン13、13の一方の嵌合ピン13の両側方には、上記ベース板12の側縁で構成されるストッパー面14がそれぞれ設けられている。
上記可動体11の軸方向中段位置の外周面の一側には、該可動体11からこれに直交する方向へ延出するようにして支持アーム4が固定されている。この場合、この支持アーム4の延出方向は、上記ベース板12に設けられた上記各嵌合ピン13、13を結ぶ直線方向であって、且つ該可動体11の軸心を挟んで上記ストッパー面14に対向する方向に設定されている。
上記支持アーム4にはその軸方向に所定間隔で取付板5が三枚設けられており、これら各取付板5,5,5には、裏当板3を介して長矩形状形体をもつクッション体2が取付ボルト45によって固定されている。このクッション体2と裏当板3と取付板5及び支持アーム4によって上記肘掛1が構成される。
以上のように、上記肘掛1が取付けられた上記可動体11は、図2に示すように、上記スプリング26が取付けられた上記支持軸15に対して、その外側に嵌挿される。この場合、上記可動体11を上記支持軸15と共に上記支持ブラケット35側に取付ける前に、該可動体11の上下両端寄りの内周側にリニアブッシュ16が、その軸方向両端にそれぞれ端カバー17,18を取付けた状態で、嵌挿固定される。そして、上記支持軸15に上記可動体11を取付けた状態においては、上側に位置する上記リニアブッシュ16の下面側に、上記スプリング26の上端が当接し、該リニアブッシュ16を介して上記スプリング26のバネ力が上記可動体11に対してこれを上動させる方向に作用するようになっている。
ここで、上記スプリング26のバネ力は、上記可動体11及びこれに取付けられた上記肘掛1の自重によって該可動体11の下端に設けた上記ベース板12が上記支持ブラケット35側の上記消音シート31に当接した状態において、この当接荷重を可及的に零に近付け得るような値に設定されている。換言すれば、上記スプリング26は、上記可動体11及びこれに取付けられた上記肘掛1の自重を打ち消すように作用せしめられるものである。
一方、図2に示すように、上記可動体11、延いては該可動体11に取付けられた上記肘掛1は、上記ベース板12に取付けた2本の上記嵌合ピン13が、上記支持ブラケット35の下面壁35cに設けた上記各ピン受孔51〜54のうちの対向位置にある前後あるいは左右一対のピン受孔に嵌入することで、第1回動位置〜第3回動位置の何れかに位置決めされ、且つ当該回動位置からの回動が規制されるようになっている。
このように、上記可動体11側の上記ベース板12が上記支持ブラケット35の下面壁53cの表面に貼着された上記消音シート31に当接してそれ以上に下方へ移動するのが規制された状態における上記可動体11の上下方向位置が、特許請求の範囲中の「降下位置」である。そして、上記可動体11は、上記肘掛1に引き上げ方向の操作力が掛けられることで上動され、これが所定高さ以上に上昇した時点で、上記可動体11側の上記嵌合ピン13が上記支持ブラケット35側の上記各ピン受孔51〜54から上方へ離脱することで、その回動規制が解除されるようになっている。このように、上記可動体11に対する回動規制が解除される高さ位置以上の高さ範囲が特許請求の範囲にいう「上動位置」である。即ち、「上動位置」は特定の高さ位置のみを指すのではなく、所定の高さ範囲を指すものである。
尚、この実施形態では、上記可動体11の上記ベース板12に設けた前後二本の嵌合ピン13と、これが選択的に嵌入する上記支持ブラケット35側の各ピン受孔51〜54とによって、特許請求の範囲にいう「ロック機構10」が構成される。また、このロック機構10部分は、肘掛装置Zの使用状態では、下カバー23とこれに組み付けられるカバーピース24とによって覆蓋され、その安全性と美観性が確保される。
また、上記支持軸15の上端には、上記可動体11に上端部の外周側に嵌合するキャップ状の上カバー20が、その上面を上記支持ブラケット35の上面壁35bの下面に対向させた状態で取付けられ、且つ上記支持軸15側に設けた皿バネ22によって該上面壁35bに押圧付勢されている。尚、この上カバー20の底壁内面には消音シート21(特許請求の範囲中の「消音材」の他の一つに該当する)が貼設されている。
そして、上記可動体11が「降下位置」にあるとき、該可動体11の上端面と上記上カバー20の底壁内面との間には所定寸法以上の間隔(具体的には、上記可動体11の「上動位置」への移動を許容し得る間隔)は確保されている。
「肘掛装置Zの使用状態等の説明」
ここで、上記肘掛装置Zの実際の使用状態等について説明する。
上記肘掛装置Zの使用に際しては、先ず、上記肘掛1を図1に示す第1回動位置と第2回動位置の間で回動させて使用するのか、それとも第1回動位置と第3回動位置の間で回動させて使用するのかを選択する。即ち、第1回動位置と第2回動位置の間で使用する場合には、上記ストッパーピン42を上記支持ブラケット35のストッパーピン受孔55に取付ける。逆に、第1回動位置と第3回動位置の間で使用する場合には、上記ストッパーピン42を上記支持ブラケット35のストッパーピン受孔56に取付ける。このように、上記ストッパーピン42の取付位置の選択によって、上記可動体11、延いては上記肘掛1の回動規制位置を決定するものである。ここでは、上記肘掛1を、第1回動位置と第2回動位置の間で使用する場合を例にとって説明する。
洋式トイレ61の使用開始時には、上記肘掛1は予め第2回動位置に設定されている(即ち、前回の使用終了時に第1回動位置から第2回動位置に設定されている)ので、使用者は、そのまま上記洋式トイレ61側へ進入すれば良い。そして、便器62の便座への着座位置に達した時点又はその前後の時点で、上記肘掛1部分に手を掛けて、これを上方(矢印e方向)へ少し持ち上げ、そのままこれを手前(矢印b方向)に引いて回動させ、上記ストッパーピン42によって上記肘掛1の回動が規制された時点で、上記肘掛1から手を放して、該肘掛1に対する持ち上げ力を解除すれば良い。
この場合、上記肘掛1の持上げ操作時には、上記スプリング26によって、上記肘掛1及び可動体11を含む下動部分に対する上動操作力がアシストされているので、使用者は小さな操作力で軽快に、上記肘掛1を持上げて上記可動体11側の嵌合ピン13を上記支持ブラケット35側のピン受孔51,52から上方へ離脱させ、上記ロック機構10による回動規制を解除することができる。
また、上記ストッパーピン42によって上記肘掛1の回動が規制された時点で、上記肘掛1に対する持上げ力を解除することで、上記肘掛1が上記可動体11を含む回動部分全体の自重によって下方(矢印f方向)へ落下し、該可動体11側の上記嵌合ピン13、13が上記支持ブラケット35側の上記ピン受孔51,52の嵌入し、上記肘掛1は第1回動位置に位置決めされ、且つその回動規制が行われる。従って、便座に着座した使用者は、上体を前に少し倒して、片肘あるいは両肘を上記肘掛1のクッション体2上に預けて、用便に適した安楽な姿勢を採ることができる。
尚、用便終了後における上記肘掛1の操作は、上述の用便開始時における操作手順と逆の手順を実行すればよい。
以上のように、この実施形態の肘掛装置Zによれば、上記肘掛1の位置変更が、該肘掛1そのものを持ち上げて回動させた後、これを降下させることで実現されるもので、しかもこのように肘掛1自体を持ち上げる操作は、例えば、従来のように肘掛とは別個に設けられた操作レバーを操作する場合に比して、操作が容易であること、及び肘掛1の持ち上げとその回動を片手で連続的に行うことができその動作が極めて自然な流れであること、等から、使用者が例え高齢者であったとしても何等支障なく容易に操作し得るものであり、操作感及び操作性に優れた肘掛装置Zを提供できることになる。
また、この実施形態の肘掛装置Zでは、上記可動体11の上下両端側に、消音シート21,31を備えているので、上記肘掛1の位置変更操作時に、上記可動体11の下端が上記支持ブラケット35の下面壁35cに、また該可動体11の上端が上記上カバー20の底壁内面に、それぞれ衝突したとしても、上記消音シート21,31の消音作用によって衝突音の発生が可及的に防止され、その静粛操作性が向上し、延いては肘掛装置Zの商品価値の向上は期待できるものである。
本願発明の実施形態に係る肘掛装置の全体斜視図である。 図1に示した肘掛装置の支持機構部分の構造を示す拡大断面図である。 図1に示した肘掛装置の分解斜視図である。 図1に示した肘掛装置の設置状態説明図である。
符号の説明
1 ・・肘掛
2 ・・クッション体
3 ・・裏当板
4 ・・支持アーム
5 ・・取付板
10 ・・ロック機構
11 ・・可動体
12 ・・ベース板
13 ・・嵌合ピン
14 ・・ストッパー面
15 ・・支持軸
16 ・・リニアブッシュ
17 ・・端カバー
18 ・・端カバー
20 ・・上カバー
21 ・・消音シート
22 ・・皿バネ
23 ・・下カバー
24 ・・カバーピース
26 ・・スプリング
27 ・・ワッシャ
31 ・・消音シート
35 ・・支持ブラケット
38 ・・ビス孔
39 ・・ビス孔
40 ・・止ビス
41 ・・固定ボルト
42 ・・ストッパーピン
45 ・・取付ボルト
46 ・・固定ボルト
51 ・・ピン受孔
52 ・・ピン受孔
53 ・・ピン受孔
54 ・・ピン受孔
55 ・・ストッパーピン受孔
56 ・・ストッパーピン受孔
61 ・・洋式トイレ
62 ・・便器
66 ・・壁面
Z ・・肘掛装置

Claims (3)

  1. 壁面(W)に固定される支持ブラケット(35)に対して略鉛直に立設された支持軸(15)に可動体(11)を嵌挿するとともに、該可動体(11)には略水平方向へ延出状態で肘掛(1)を取付け、該肘掛(1)を上記支持軸(15)回りに略水平面内で回動可能とした肘掛装置であって、
    上記可動体(11)は、それ以上の降下が規制された降下位置と該降下位置から上方へ所定量移動した上動位置の間で移動可能とされるとともに、
    上記可動体(11)には、該可動体(11)が降下位置に位置した状態においてはこれを所定の回動位置で回動規制する一方、上動位置に位置した状態ではその回動規制を解除するロック機構(10)が備えられていることを特徴とする肘掛装置。
  2. 請求項1において、
    上記支持軸(15)と上記可動体(11)の間には、該可動体(11)の上動をアシストするアシスト手段(26)が備えられていることを特徴とする肘掛装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記可動体(11)の上下両端側には、消音材(21),(31)が備えられていることを特徴とする肘掛装置。
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