JPH054869Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH054869Y2
JPH054869Y2 JP14529988U JP14529988U JPH054869Y2 JP H054869 Y2 JPH054869 Y2 JP H054869Y2 JP 14529988 U JP14529988 U JP 14529988U JP 14529988 U JP14529988 U JP 14529988U JP H054869 Y2 JPH054869 Y2 JP H054869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
swing
auxiliary member
attached
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14529988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0265985U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14529988U priority Critical patent/JPH054869Y2/ja
Publication of JPH0265985U publication Critical patent/JPH0265985U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH054869Y2 publication Critical patent/JPH054869Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ブランコに関するもので、特に、
多彩な使用状態を可能にするための改良に関する
ものである。
[従来の技術] ブランコは、古くから、子供の遊び道具として
使用されている。最近では、折畳み可能で、一般
消費者自身によつても、簡単に組立てることがで
き、任意の場所で使用することができるようにさ
れたブランコが提案され、また、普及している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のブランコは、その多く
は、ブランコとしてしか使用できない。このこと
自身は、ブランコという商品にとつて何ら問題と
なるものではないが、消費者の立場からすれば、
このようなブランコを用いて、多彩な使用状態、
たとえば、ブランコ以外の態様での使用状態が可
能である方が望ましい。
そこで、この考案は、上述したような多彩な使
用状態を可能とするブランコを提供しようとする
ものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、固定位置に設けられる吊り部材に
よつて揺動可能に設けられる揺動部材の下端部に
座席が取付けられたブランコに向けられるもので
あつて、上述した技術的課題を解決するため、次
のような構成を備えることが特徴である。
すなわち、前記座席は、まず、前記揺動部材の
下端部に対して着脱可能とされる。この座席は、
互いに分離可能な座椅子部材と補助部材との組合
わせから構成される。ここで、座椅子部材は、座
部と当該座部の後方から立上がる背もたれ部とを
形成する。他方、補助部材は、平面部と当該平面
部の相対向する両側縁から立上がる1対の側面部
とを形成する。そして、補助部材は、前記1対の
側面部を上方へ向けた状態でも下方へ向けた状態
でも、前記座椅子部材の前記座部の下面に対し
て、前記平面部を取付けることができるように構
成される。
[作用] この考案において、座席が、ブランコの本来の
座席として揺動部材の下端部に取付けられた状態
では、補助部材は、1対の側面部を上方へ向けた
状態で、座椅子部材と組合わされる。この状態に
おいて、補助部材に備える1対の側面部は、座席
に対して1対の手摺を与える。
他方、座席は、揺動部材から取り外すことがで
き、それによつて、ブランコとは関係なしに、座
席単独の状態で使用することができるようにな
る。このように、座席が単独の状態とされたと
き、座席は、典型的には、次のような2種類の使
用態様を可能にする。第1に、補助部材が、その
1対の側面部を下方へ向けた状態で、座椅子部材
の座部の下面に取付けられると、補助部材の1対
の側面部は、座椅子部材の座部の高さを高めるた
めの脚として作用する。したがつて、この状態に
おいて、座席は、小椅子として用いることができ
る。第2に、座椅子部材と補助部材とを互いに分
離すれば、座椅子部材は、そのまま床面上に置か
れることにより、座椅子として用いることがで
き、他方、補助部材は、その1対の側面部を下方
へ向けた状態で床面上に置けば、その平面部が天
板となつて、座椅子に適合する机として用いるこ
とができる。
[考案の効果] このように、この考案によれば、座席が揺動部
材に対して着脱可能にされ、さらに、座席が互い
に分離可能な座椅子部材と補助部材との組合わせ
から構成され、互いに分離された座椅子部材と補
助部材とは、そのままの分離された状態で使用で
きるばかりでなく、これら座椅子部材と補助部材
とは典型的に2種類の組合わせ態様が可能であ
る。したがつて、この考案に係るブランコによれ
ば、本来のブランコとしての使用だけでなく、座
席を取り外した状態での種々の使用状態を可能に
するので、結果として、多彩な使用態様を可能に
することができる。
[実施例] 図面は、この考案の一実施例を説明するための
ものである。この実施例は、第1図、第2図、第
3図および第4図にそれぞれ示す使用態様を可能
にする。すなわち、第1図は、本来のブランコ1
としての使用態様を示し、第2図は、ブランコ1
の座席2を取り外し、これを小椅子として用いる
場合の形態を示し、第3図は、同じくブランコ1
から取り外された座席2が、さらに座椅子部材3
と補助部材4とに分離され、それぞれを別々に適
当な床面上に置き、座椅子および机として用いる
形態を示し、第4図は、ブランコ1の固定枠5を
利用して、鉄棒として用いる形態を示している。
第1図を参照して、ブランコ1は、逆U字状に
延びる固定枠5を備え、この固定枠5の直立状態
は、固定枠5の高さ方向の中間部に連結され、か
つ前方および後方のそれぞれに延びるU字状の1
対の支持枠6によつて維持される。各支持枠6と
固定枠5との間の開き角度は、突張り棒7によつ
て制限される。
固定枠5は、パイプからなる左右1対の支持棒
8と、支持棒8の上端の開口からスライド可能に
受入れられる垂直部分9を形成する横棒10とを
備える。垂直部分9には、複数個の高さ調整穴1
1が設けられる。横棒10の高さを調整すると
き、垂直部分9が支持棒8内でスライドされ、所
望の高さにされたとき、高さ調整穴11から選ば
れた特定のものを貫通するように、支持棒8の外
側から高さ調整ピン12が挿通される。
座席2は、第5図および第6図に単独で示した
座椅子部材3と第7図および第8図に単独で示し
た補助部材4とに分離可能である。
座椅子部材3は、座部13と当該座部13の後
方から立上がる背もたれ部14とを形成してい
る。座部13の下面には、第1図に示した1対の
揺動部材15の各下端部16を受入れる溝17が
設けられている。溝17の延びる方向からわかる
ように、揺動部材15の下端部16は、ブランコ
1の前後方向に延びている。溝17の上面を規定
する壁部内には、ナツト18が埋込まれる。この
ナツト18は、揺動部材15の下端部16を溝1
7内に受入れた状態としてから、この下端部16
を座椅子部材3に固定するため、下方から下端部
16を貫通するように挿入されるボルト(図示せ
ず)を螺合させるものである。また、座部13に
は、下方からのボルト(図示せず)の螺合を許容
するナツト19が埋込まれている。このナツト1
9は、後述するように、補助部材4を座椅子部材
3に固定するときに用いられる。
補助部材4は、第7図および第8図に示すよう
に、平面部20と当該平面部20の相対向する両
側縁から立上がる1対の側面部21とを形成して
いる。平面部20には、第8図において破線で示
すように、前述したナツト19に対応する位置に
ボルト挿通穴22が設けられる。なお、第8図に
示すように、ボルト挿通穴22の両端開口部分に
凹部23および24が形成され、それによつて、
ボルト挿通穴22が設けられた部分を肉薄にして
もよい。
前述した各揺動部材15は、固定枠5の横棒1
0に取付けられた吊り部材25によつて揺動可能
に設けられる。吊り部材25は、ブランコの適当
な固定位置に設けられていればよく、そのような
固定位置として、この実施例では、横棒10が選
ばれる。吊り部材25の詳細な構造は、第9図お
よび第10図に示されている。
この実施例では、吊り部材25は、所望に応じ
て、横棒10から取り外し可能とされている。そ
のため、吊り部材25は、ピン26を中心に、第
10図に示した矢印27および28方向にそれぞ
れ開くことが可能な第1および第2の脚部29お
よび30を備える。第1の脚部29には、ナツト
31が溶接され、ボルト32が、第2の脚部30
を貫通して挿通され、ナツト31に螺合すること
によつて、第10図に示すような脚部29および
30の閉じた状態が維持される。このように、脚
部29および30が閉じられとき、ピン26側に
は、横棒10を受入れるための断面ほぼ円形の受
入れ部33が形成される。他方、第1および第2
の脚部29および30の自由端側には、ほぼ円柱
状の空間をなす受入れ部34が形成される。この
受入れ部34には、第9図に示すような円柱体3
5が受入れられる。円柱体35の周囲を取り囲む
ように、軸受36が、円柱体35に対して回転可
能に取付けられる。軸受36には、揺動部材15
の上端部が取付けられる。このようにして、揺動
部材15は、吊り部材25によつて、円柱体35
の中心軸線を中心として揺動可能に保持される。
次に、第1図、第2図、第3図および第4図に
示した各使用状態を得るための方法について説明
する。
まず、第1図に示したブランコ1を得るために
は、第9図に示すように、横棒10に、吊り部材
25を介して、揺動部材15が揺動可能に取付け
られる。また、揺動部材15の下端部16は、座
椅子部材3の溝17内に受入れられ、ボルト(図
示せず)をナツト18に螺合させることにより、
揺動部材15と座椅子部材3とが互いに固定され
る。次に、補助部材4が座椅子部材3に取付けら
れる。このような取付けにあたつては、補助部材
4は、その1対の側面部21を上方へ向けた状態
とされ、平面部20を座椅子部材3の座部13の
下面に接触させた状態とし、平面部20の下方か
ら、ボルト(図示せず)を、ボルト挿通穴22に
貫通させた状態で座椅子部材3に設けられたナツ
ト19に螺合させることが行なわれる。なお、子
供に対する安全性の確保のため、座椅子部材3に
股ボルト37が取付けられてもよい。
このようにして、第1図に示すようなブランコ
1が得られる。このブランコ1において、座席2
に注目すると、補助部材4の側面部21は、座席
2のための手摺として機能していることがわか
る。
次に、第2図に示した小椅子を得るためには、
まず、第1図に示した座席2を揺動部材15から
取り外すことが行なわれる。この取り外しにあた
つては、前述したナツト19に螺合しているボル
トを抜き取り、補助部材4が座椅子部材3から分
離される。次に、ナツト18に螺合しているボル
トが抜き取られ、座椅子部材3が揺動部材15か
ら取り外される。これによつて、座席2の取り外
し作業が完了する。
次に、補助部材4は、その1対の側面部21を
下方へ向けた状態とし、座椅子部材3の座部13
の下面に平面部21が接触する状態とされる。こ
の状態で、下方から、ボルト(図示せず)を、ボ
ルト挿通穴22に挿通させた後、座椅子部材3に
設けられたナツト19に螺合させれば、第2図に
示すような小椅子が得られる。第2図の状態にお
いて、補助部材4の1対の側面部21は、小椅子
の脚を構成していることに注目すべきである。
第3図に示した状態は、前述した座席2を取り
外した後、座椅子部材3を補助部材4とをそのま
ま別々の状態にしておくことで得られるものであ
る。すなわち、座椅子部材3は、そのまま適当な
床面上に置かれる。他方、補助部材4は、その1
対の側面部21を下方へ向けた状態として、同じ
く床面上に置かれる。したがつて、座椅子部材3
は、座椅子として機能し、補助部材4は、机とし
て機能している。この机とされた補助部材4は、
たとえば子供に対して遊ぶ場を与えることができ
る。たとえば第3図に例示的に示すように、たと
えばホワイトボード38をその上に置けば、子供
に対して、落書きをしながら遊ぶ場を与えること
ができる。
なお、第3図に示したように、座椅子部材3を
座椅子として機能させるとき、補助部材4を、第
1図に示すように座椅子部材3と組合わせて使用
してもよい。この場合には、手摺の付いた座椅子
を得ることができる。
第4図に示した鉄棒とするためには、第1図の
状態から、吊り部材25を横棒10から取り外せ
ばよい。そのため、第9図および第10図に示し
たボルト32がナツト31から抜き取られ、吊り
部材25の第1および第2の脚部29および30
が、それぞれ矢印27および28に示すように開
かれる。これによつて、揺動部材15の上端部を
取付ける円柱体35が吊り部材25の受入れ部3
4から抜き取られるとともに、受入れ部33内に
受入れていた横棒10から吊り部材25を分離で
きる状態となる。したがつて、吊り部材25は、
横棒10から取り除かれる。第4図では、横棒1
0の高さが、第1図に示した状態より低くされて
いる。そのような高さ調整は、前述したように、
高さ調整ピン12を別の高さ調整穴12に挿入す
ることによつて達成される。
以上のように、この考案を、図示した実施例に
関連して説明したが、この考案の範囲内におい
て、その他、種々の変形例が可能である。
たとえば、第1図または第2図に示した状態で
は、座椅子部材3と補助部材4とが互いに固定さ
れ、この固定のために、ボルトとナツトとの組合
わせからなるねじ止め手段を用いたが、それ以外
の周知の固定手段に置き換えてもよい。
また、図示の実施例では、揺動部材15の下端
部16が、座椅子部材3側に固定され、次いで、
補助部材4が座椅子部材3に取付けられたが、揺
動部材15の他端部16は、補助部材4側に固定
され、そのような補助部材4に座椅子部材3が取
付けられてもよい。
また、図示の実施例では、第4図に示すよう
に、鉄棒としての使用状態が可能なように、揺動
部材15が横棒10から取り外し可能に構成され
たが、そのような構成は、この考案にとつて必須
の要件ではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例としてのブラン
コ1を示す斜視図である。第2図は、第1図に示
した座席2を用いて小椅子を組立てた状態を示す
斜視図である。第3図は、第1図に示した座席2
を用いて、座椅子と机とを構成した状態を示す斜
視図である。第4図は、第1図に示した固定枠5
を用いて、鉄棒を構成した状態を示す斜視図であ
る。第5図は、座椅子部材3を示す正面図であ
る。第6図は、座椅子部材3を示す側面図であ
る。第7図は、補助部材4を示す正面図である。
第8図は、補助部材4を示す側面図である。第9
図は、横棒10に吊り部材25を介して揺動部材
15を取付けた状態を示す拡大正面図である。第
10図は、吊り部材25を単独で示すもので、そ
の左半分が第9図の線X−Xに沿う断面図として
示されている。 図において、1はブランコ、2は座席、3は座
椅子部材、4は補助部材、5は固定枠、10は横
棒(固定位置)、13は座部、14は背もたれ部、
15は揺動部材、16は下端部、17は溝、1
8,19はナツト、20は平面部、21は側面
部、22はボルト挿通穴、25は吊り部材であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定位置に設けられる吊り部材によつて揺動可
    能に設けられる揺動部材の下端部に座席が取付け
    られたブランコにおいて、 前記座席は、前記揺動部材の下端部に対して着
    脱可能であり、 前記座席は、互いに分離可能な座椅子部材と補
    助部材との組合わせからなり、 前記座椅子部材は、座部と当該座部の後方から
    立上がる背もたれ部とを形成し、 前記補助部材は、平面部と当該平面部の相対向
    する両側縁から立上がる1対の側面部とを形成
    し、 前記補助部材は、前記1対の側面部を上方へ向
    けた状態でも下方へ向けた状態でも、前記座椅子
    部材の前記座部の下面に対して、前記平面部を取
    付けることができるように構成された、 ことを特徴とする、ブランコ。
JP14529988U 1988-11-07 1988-11-07 Expired - Lifetime JPH054869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14529988U JPH054869Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14529988U JPH054869Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0265985U JPH0265985U (ja) 1990-05-17
JPH054869Y2 true JPH054869Y2 (ja) 1993-02-08

Family

ID=31413764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14529988U Expired - Lifetime JPH054869Y2 (ja) 1988-11-07 1988-11-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054869Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0265985U (ja) 1990-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2316368A1 (en) Chair with a backrest
JPH054869Y2 (ja)
KR20050046704A (ko) 흔들 벤치
JP2009056235A (ja) 水中運動装置
JP2811266B2 (ja) 椅 子
JP4704553B2 (ja) 椅子
JP4855583B2 (ja) 椅子
JPH0444133Y2 (ja)
CN215456850U (zh) 一种摇椅
JPS6314696Y2 (ja)
KR102422644B1 (ko) 그네의 지지 프레임 체결유닛
CN210727254U (zh) 一种可变形的多功能健身办公椅
JP4018776B2 (ja) 椅子の肘掛装置
JPS6320379Y2 (ja)
JPH0443082Y2 (ja)
JP3070514U (ja) 歩行、脚踏み両用トレ―ニングマシン
JP2553600Y2 (ja) 子供用乗物と組合わされて用いられるロッキング器具
TWM643861U (zh) 多功能椅
JPS6328471Y2 (ja)
JP3044553U (ja) トレ−ニング用歩行機
JP3785354B2 (ja) 子供用椅子
JP3054708U (ja) 簡易組立イス
JPH0749990Y2 (ja) 室内用多目的遊戯具における揺動体
JPH0140760Y2 (ja)
JPH0612692Y2 (ja) 車両用シート