JP3785354B2 - 子供用椅子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、公共施設、駅、デパートの洗面所等の壁面側に設置して、子供を座らせる折り畳み式の子供用椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公共施設、駅、デパートの洗面所等の壁面側に設置され、子供を連れた人が洗面所等で身繕い等をする際に、子供を一時的に座らせておく場合に使用する子供用椅子において、壁面側に固定される本体と、この本体の上部に固定された背もたれ部と、背もたれ部の下側に連結部を介して折り畳み自在に連結された座部と、座部の前側に折り畳み自在に連結されたストッパー部と、後端側が背もたれ部に枢支され且つ前端側がストッパー部に枢支された安全サークルとを備え、座部と安全サークルとを前方に突出する使用状態と背もたれ部に沿って起立する折り畳み状態との間で姿勢変更自在にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この子供用椅子は、通常左右の壁面間の入り隅に、又は一方の壁面に沿うようにして、本体を壁面等にボルト、ナット等により固定して設置される。その際、かなり狭いスペースに設置される場合もあり、子供用椅子の入り隅又は壁面から前側への突出量はなるべく少ないことが望ましい。また子供を安全に座らせておくためには、本体の形状、本体の壁面等への取り付け構造及び本体と背もたれ部との固定構造を、子供の体重に十分耐え得るだけの強度、繰り返しの使用に耐え得るだけの耐久性等を備えたものにする必要がある。
【0004】
しかし従来の子供用椅子は、その強度を確保するために本体が大型化されており、入り隅又は壁面から前側への突出量が大きくなっている。即ち、本体の上部側に、その下部側よりも前側に突出する取り付け部が設けられると共に、その取り付け部の前側に背もたれ部が固定されており、入り隅又は壁面から背もたれ部、座部等が前側に大きく突出する構造となっている。従って、狭いスペースに設置した場合には、人の出入り、通行等の障害になるといった問題がある。
【0005】
また荷重のかかる座部が本体と壁面との固定位置から前側に大きく突出していることにより、荷重のかかる位置とその固定位置との距離が大きくなってしまう。座部にかかる荷重は連結部、背もたれ部等を介して本体の上部側を前側に倒すように作用するが、その作用力は荷重のかかる位置と壁面への固定位置との距離に応じて大きくなる。従って、その距離が大きい場合には、本体と壁面との固定が緩んでガタついたり、その固定が外れて転倒するといった惧れがある。
【0006】
また本体の奥行を小さくする替わりに、左右幅を大きくすることによりその強度を確保するようにした子供用椅子もある。この子供用椅子は、一方の壁面に沿って設置した場合には前側への突出量が小さく、狭いスペースに設置しても邪魔になることがない。しかし、入り隅を挟む左右の壁面に設置した場合には、本体の左右幅が大きいため、入り隅から前側への突出量が大きくなってしまう。
【0007】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、本体を大型化することなくその強度、耐久性等を十分に確保でき、本体を壁面等に固定した場合にも、前側への突出量を少なくできて邪魔になることがなく、しかも本体と壁面等との固定位置にかかる負担を少なくして安全に使用できる子供用椅子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、壁面1側に固定される本体5と、該本体5の上部に固定された背もたれ部6と、該背もたれ部6の下側に折り畳み自在に連結された座部7と、該座部7の前側に折り畳み自在に連結されたストッパー部8と、後端側が前記背もたれ部6に枢支され且つ前端側が前記ストッパー部8に連結された安全サークル9とを備え、前記座部7と前記安全サークル9とが前方に突出する使用状態と起立する折り畳み状態との間で姿勢変更自在に構成された子供用椅子において、縦長状の前記本体5の裏面に上下方向に形成された嵌合凹部19に、該嵌合凹部19の略全長にわたる上下方向の補強部材20を裏面側から嵌合し、前記本体5の上部側に上下方向に形成された取り付け部16を、前記背もたれ部6の裏面に形成された上下方向の取り付け凹部18に裏面側から嵌合し、前記補強部材20に上側から係合する係合具24を、前記背もたれ部6を前記取り付け部16に固定するボルト34により前記嵌合凹部19内に固定し、前記座部7の後端に、前記本体5の受け部15に下側から当接して前記座部7を前記使用状態に保持する突出部12を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳述する。図面は本発明の一実施形態を例示し、図1において、1は建造物等の壁面、2は壁面1に挟まれた入り隅、3は床面である。4は子供用椅子であり、入り隅2を挟む左右の壁面1、又は一方の壁面1に沿って配置されて固定されている。
【0010】
子供用椅子4は、図2〜図6に示すように、入り隅2において左右の壁面1等に固定された本体5と、この本体5の上部に固定された背もたれ部6と、背もたれ部6の下側に折り畳み自在に連結された座部7と、座部7の前側に折り畳み自在に連結されたストッパー部8と、後端側が背もたれ部6に枢支され且つ前端側がストッパー部8に枢支された安全サークル9とを備え、座部7、安全サークル9が前方に突出する使用状態(図1(a)参照)と、座部7、ストッパー部8及び安全サークル9が背もたれ部6に沿って起立する折り畳み状態(図1(b)参照)との間で姿勢変更自在に構成されている。
【0011】
本体5、背もたれ部6、座部7、ストッパー部8及び安全サークル9は、ABS樹脂、FRP、ポリプロピレン等の合成樹脂製であり、本体5は、図8〜図13に示すように、ブロー成型法等により中空状に成型され、安全サークル9は射出成型法により成型されている。背もたれ部6、座部7及びストッパー部8は、図5、図20及び図21に示すように、ブロー成型法等により中空状に成型されると共に、屈曲自在な第1連結部10、第2連結部11を介して一体に成型されており、その第1連結部10、第2連結部11の屈曲により使用状態と折り畳み状態とに屈曲自在である。
【0012】
そして、座部7、安全サークル9等は、座部7の下側から第1連結部10の下側近傍を経て後方に突出する突出部12と、この突出部12が第1連結部10から後方に離れた位置で下側から当接する本体5側の受け部15とによって使用状態に保持可能であり、また安全サークル9の後端側で背もたれ部6との間に設けられた姿勢保持機構51(図18及び図19参照)により使用状態及び折り畳み状態に保持可能である。
【0013】
本体5は縦長状であって、図3、図5及び図15に示すように、上部側に背もたれ部6用の取り付け部16を、この取り付け部16の下側に前側に突出する主体部17を夫々備え、その裏面には取り付け部16と主体部17とに跨って上下方向の略全長にわたる嵌合凹部19が形成されており、この嵌合凹部19に上下方向の補強部材20が裏側から着脱自在に嵌合されて補強されている。そして本体5は、入り隅2に配置したときにその両側縁が左右の壁面1に近接又は接触するように、主体部17側の左右両側縁が略平行であり、また片側の壁面1等に沿って配置したときに裏面側がその壁面1等に近接又は接触するように、上下方向の全体にわたって平面状に構成されている。
【0014】
取り付け部16は、図8〜図11及び図13に示すように、上壁部16a、左右両側の側壁部16b及び前壁部16cにより後側に開放する横断面コ字状の縦長に構成され、上壁部16a、側壁部16b、前壁部16c間に嵌合凹部19が形成されている。上壁部16a及び側壁部16bは略均一の肉厚を有する中空状に構成され、その内部の空間は上壁部16aと側壁部16bとに跨って連続状に形成されている。また前壁部16cは中実状に構成されており、背もたれ部6との取り付け強度を十分に確保できるようになっている。なお、前壁部16cの肉厚は、上壁部16a及び側壁部16bの肉厚と略同じ、又は若干厚い程度となっている。
【0015】
取り付け部16は、図5、図7及び図15に示すように、本体5の左右方向の略中央にあり、左右幅が主体部17よりも狭く、前後厚さが主体部17よりも薄くなっている。この取り付け部16は、背もたれ部6の裏側に形成された取り付け凹部18に裏側から嵌合されて、その上端側のボルト34により背もたれ部6に着脱自在に固定されている。このボルト34は左右に2個あり、背もたれ部6の取り付け凹部18内に埋設されたナット33に裏側から螺合されている。取り付け凹部18は、背もたれ部6の裏面側の平坦面(後端面)30aの下部側に、横断面コの字状の前側凹入状、且つ下側開放状に形成されており、その平坦面30aと本体5の裏面とが略面一状となっている。
【0016】
主体部17は、図2〜図5及び図8〜図13に示すように、背もたれ部6の下側で前側に露出する部分の略全体に設けられ、前側へと円弧状に張り出す横断面略半円状に形成されている。この主体部17は縦長状で、下端部が床面3に直接又は間接的に当接されると共に、上端が背もたれ部6の下端近傍に配置され、その上端の幅方向の略中央に取り付け部16が一体に、且つ取り付け部16の後端と主体部17の裏面とが略面一状となるように連結されている。
【0017】
また主体部17は、略平面状の本体5の裏面を形成する後面壁17bと、この後面壁17bの左右両端から前側に張り出す横断面円弧状の前面壁17aと、前面壁17a及び後面壁17bとその下端側で一体化されて本体5の底面を構成する底面壁17cとを備え、中空状に構成されている。この主体部17内の空間は取り付け部16の側壁部16b内の空間と連続しており、本体5が全体としてその内部に連続状に空間を有する中空状に構成されている。なお、主体部17の前面壁17a、後面壁17b及び底面壁17cは略均一の肉厚に構成されており、その肉厚は取り付け部16の上面壁16a及び側面壁16bの肉厚と略同じになっている。
【0018】
主体部17の後面壁17bには、その幅方向の略中央が前向きに断面コ字状に凹まされて、嵌合凹部19が取り付け部16と連続状に形成されている。従って、嵌合凹部19は本体5の上下方向の略全長にわたり、取り付け部16と主体部17とに跨って連続状に形成されている。なお、嵌合凹部19は下側が開放状となっている。また主体部17側の嵌合凹部19内には、本体5を補強する補強部19aが上下方向に複数個(例えば4個)形成されている。各補強部19aは、上下及び左右にその中央向き且つ前向きに傾斜する傾斜壁19bを備え、その傾斜壁19bを介して前面壁17aと後面壁17bとが合体されている。
【0019】
また取り付け部16と主体部17との連結部近傍には、図9〜図11、図13及び図15に示すように、補強突部15a、補強凸部35、下側補強部15b、補強部25が形成されており、本体5が補強されている。
【0020】
即ち、主体部17の前面壁17aには、その上端側に凹入部14が形成され、その凹入部14の上端に、取り付け部16の前壁部16cよりも前側に突出する補強突部15aが横方向に形成されている。なお、この補強突部15aの下側が受け部15となっている。また凹入部14は、嵌合凹部19の内前面から裏側に突出するように形成されている。
【0021】
補強凸部35は、取り付け部16と主体部17とに跨って上下方向に設けられ、その下端が補強突部15aと一体に接続されており、取り付け部16の前壁部16cから一体に前側に突出している。また補強凸部35は左右方向の適当箇所に1又は複数、例えば前壁部16cの左右両端部に2個あり、この各補強凸部35が嵌合する凹部36が、図14に示すように、背もたれ部6の裏側の下部に2個形成されている。なお、補強凸部35は中実状に構成されている。
【0022】
下側補強部15bは,補強突部15aを挟んで補強凸部35の下側に、前側に突出するように設けられている。従って、補強突部15aはその上下両側を補強凸部35と下側補強部15bとにより補強されている。また下側補強部15bの突出量は、補強突部15aの突出量よりも小となっている。なお、下側補強部15bの裏側には、嵌合凹部19の内前面から凹入部14が突出しておらず、補強部材20用の通路20aが形成されている。補強部25は,嵌合凹部19の左右両側に、補強凸部35、下側補強部15bよりも外側で、後面壁17bと前面壁17aとを前後に一体に連結して補強するように形成されている。なお、この補強部25は後面壁17bから前側に凹入している。
【0023】
補強部材20は、図3及び図5に示すように、上下方向の柱状の鋼材等からなり、前側に開放する横断面コ字状に構成されており、取り付け部16と主体部17とに跨って嵌合凹部19内に、その取り付け部16側の上端部を除いて上下方向に裏側から嵌合されている。また補強部材20は、本体5の裏面と略面一状又は本体5の裏面から少なくとも裏側へ突出しないように設けられている。この補強部材20には上端部に係合部21が設けられ、この係合部21に、本体5の取り付け部16の嵌合凹部19内に固定された係合具24が上側から係脱自在に係合されている。係合部21は、補強部材20の上端部でその前端部を連結するように溶接等により固定された帯板状の鋼板等によって構成されている。また係合具24は、本体5に背もたれ部6の取り付け用のボルト34により共締め状態で固定された鋼板等により構成されている。従って、背もたれ部6側の荷重は本体5で支持されると共に、その上下方向の略中央部よりも若干上側で係合具24を介して補強部材20により支持されている。
【0024】
補強部材20には、背もたれ部6の下側近傍に対応して左右方向に壁面取り付け板22が、下端に主体部17に対応する略半円状の床面取り付け板23が夫々溶接等により固定されている。そして、本体5は、背もたれ部6の下側近傍で主体部17の左右両側部に挿通され且つ壁面取り付け板22の両端側の切り欠き部22aを貫通するボルト26により、入り隅2側の壁面1に固定されたコーナー取り付け具(図示略)に着脱自在に取り付けられると共に、主体部17の下端部に上側から床面取り付け板23を貫通するボルト27により、床面3側に埋め込まれたアンカーナット(図示略)に着脱自在に取り付けられている。従って、主体部17は、その下端部が床面取り付け板23を介して間接的に床面3に当接されている。なお、ボルト27は、主体部17の前端中央部に設けられている。また床面取り付け板23は、その後部側の左右一対のボルト28により床面3側のアンカーナット(図示略)に螺合されている。なお、床面取り付け板23を設けずに本体5の底面が床面3に直接当接するように構成しても良い。
【0025】
背もたれ部6は、図2〜図7及び図20に示すように、正面視形状が下端縁37を除いて略縦長楕円状であって、前面壁29及び後面壁30がその周縁側で一体化され且つ略全体が略均一な肉厚の中空状に成型されている。また背もたれ部6は、座部7上の子供がもたれ易いように背もたれ面29aを形成する前面壁29が後ろ上がりに湾曲すると共に、前側に円弧状に湾曲する湾曲縁部31が左右両側に、前側に円弧状に湾曲する下湾曲部32が下端縁37の上側近傍に夫々設けられ、その湾曲縁部31の上側の段部31aに安全サークル9の後端側が配置されている。背もたれ部6の後面壁30は、図3〜図7及び図14に示すように、その中央部分が本体5及び壁面取り付け板22の後面と略面一状に形成された平坦面30aとなっており、この平坦面30aの周辺は左右の湾曲縁部31の裏側から平坦面30aに向かって後ろ窄まり状となっている。なお、ナット33は背もたれ部6の前面壁29と後面壁30とに跨がって埋設されている。
【0026】
座部7は、図2〜図6及び図20に示すように、平面視形状が後端縁38を除いて略円形状であって、上面壁43及び下面壁44がその周縁側で一体化され且つ略全体が背もたれ部6側と略同一の略均一な肉厚の中空状に成型されている。上面壁43には、子供が座り易くなるように中央部分に左右方向の長円状の座凹部43aが形成されている。下面壁44は中央が低くなる球面状に形成されると共に、後部側に後端縁38に向かって後ろ上がりに傾斜する傾斜部44aが形成され、この傾斜部44aに突出板45の前部側がネジ46により着脱自在固定されている。
【0027】
背もたれ部6の下端縁37と座部7の後端縁38は、図20に示すように略同一長さで左右方向に略平行に略一直線状に成型され、安全サークル9の後端部間の間隔よりも若干短い程度に左右方向に十分な長さを有し、その両者の略全長にわたって第1連結部10が一体に成型されている。第1連結部10は、図16及び図20に示すように、背もたれ部6及び座部7と略同一の略均一な厚さを有し、下方に円弧状に湾曲して背もたれ部6の前面側と座部7の上面側とを連結するように一体に成型されている。第1連結部10の左右両端部には、継続的な屈曲変形による亀裂の発生を防止するために、その連結方向の全長にわたって突条部10aが一体に成型されている。なお、第1連結部10は、成型時点において円弧状に湾曲している。
【0028】
突出板45は、図4、図5、図14、図20及び図21に示すように、前部側が座部7の傾斜部44aに対応する略半円状であり、後部側が後方に円弧状に突出する略逆半円状であって、座部7の後端縁38の下側に対応する両半円部分の中間の第1折曲部45aで、使用状態のときに第1連結部10の下を経て背もたれ部6の下湾曲部32の下面近傍側に沿うように下側に折り曲げられ、後端側が第1連結部10よりも後方に十分離間した位置で受け部15に略面接触状に接触するように、その受け部15の前端近傍の第2折曲部45bで更に下側に折り曲げられている。従って、突出板45は第1折曲部45aと第2折曲部45bとで同一側に2段階に折り曲げられており、その後端側が受け部15に当接する突出部12となっている。
【0029】
なお、突出板45の第1連結部10に対応する部分の左右幅は、第1連結部10の湾曲部分に下側から接触又は近接して第1連結部10をその左右方向の略全体で下側から覆うように、第1連結部10の左右方向の長さと略同程度になっている。
【0030】
本体5の受け部15は、図5及び図15に示すように、その取り付け部16と主体部17との境界部分において、背もたれ部6の前側に湾曲する下湾曲部32の後端側から後ろ下がりに傾斜状に形成され、第1連結部10から後方に十分離間した位置で左右方向に配置されている。また本体5には、使用状態と折り畳み状態とに姿勢変更する際に突出板45との干渉を避けるための凹入部14が受け部15の下側に形成されている。この凹入部14は、後方に円弧状に突出する突出板45の軌道に対応して下後方に凹入し、且つ折り畳み状態のときに突出板45によって略塞がれるように主体部17の上端側に設けられている。なお、突出板45の後端側の突出部12は、図21に示すように、折り畳み状態のときに凹入部14の前端から前に出ない程度の角度になっている。
【0031】
ストッパー部8は、子供が股間に挟んで落下を防止するためのものであって、図2及び図4〜図6に示すように、正面視において縦長の長円状又は帯状等に構成され、前面壁39及び後面壁40がその周縁側で一体化され且つ略全体が背もたれ部6及び座部7側と略同一の略均一な肉厚の中空状に成型されている。なお、ストッパー部8は、側面視において若干前側に湾曲状になっている。
【0032】
ストッパー部8は、図5及び図20に示すように、第2連結部11を介して座部7の前側に一体に成型されている。第2連結部11は、図17及び図20に示すように、ストッパー部8の下端部側と略同一幅又は若干狭い程度の左右幅を有し、座部7側の肉厚部41aと、ストッパー部8側の肉厚部41bと、これらの間の屈曲部41cとにより構成され、その屈曲部41cで屈曲するようになっている。座部7側の肉厚部41aは、座部7の上面壁43の前端から前方に突設され、ストッパー部8側の肉厚部41bは、ストッパー部8の下部の前後の厚さ方向の略中央部から下方に突設されている。
【0033】
ストッパー部8の下部には、使用状態のときに座部7の前端よりも後方に膨らむ膨らみ部8aが幅方向の中央部分に形成され、またこの膨らみ部8aの下側が、座部7との間に十分な空間を確保するように後ろ上がりに傾斜状に形成されている。第2連結部11の屈曲部41cは、その厚さ方向の両側の凹部により薄肉状に形成されており、継続的な屈曲変形による亀裂の発生を防止するために、屈曲部41cの左右両側に各肉厚部41a,41bと略同一厚さの突条部41dが設けられている。なお、第2連結部11は、その座部7側の肉厚部41aとストッパー部8側の肉厚部41bとが略一直線状となる状態で成型されている。また肉厚部41a,41bは座部7及びストッパー部8の肉厚と略同程度である。
【0034】
安全サークル9は座部7上の子供の胴を取り囲んで脱落を防止するためのもので、図6及び図18に示すように、前部がストッパー部8側へと内側に円弧状に湾曲する左右一対のアーム47を備え、その前端側がボルト(枢軸)48を介してストッパー部8の左右両側に回動自在に連結され、後端側が背もたれ部6の左右の段部31a側でボルト(枢軸)49及び姿勢保持機構51を介して背もたれ部6に回動自在に連結されている。即ち、各アーム47の前端側にはボルト48が埋設され、そのボルト48がストッパー部8の左右両側に埋め込まれたナット50に逆方向に螺合されている。アーム47の後端部には枢支孔52が形成され、その枢支孔52にボルト49に套嵌されたカラー53が挿通されている。ボルト49は背もたれ部6側に埋め込まれたナット54に螺合され、接着剤等で回動不能にナット54に固定されている。
【0035】
姿勢保持機構51は安全サークル9を使用状態と折り畳み状態とに保持するためのもので、図18及び図19に示すように、背もたれ部6側に形成された使用状態用及び折り畳み状態用の保持凹部55と、アーム47側に形成され且つ安全サークル9を使用状態及び折り畳み状態にしたときに保持凹部55に択一的に嵌脱自在に嵌合する保持凸部56と、枢支孔52内でカラー53に套嵌され且つボルト49の頭部49aとの間でアーム47を背もたれ部6側に押圧するコイルバネ等の圧縮バネ58とを備えている。保持凸部56はボルト49の軸対称に2個あり、保持凹部55はその保持凸部56に対応して4個ある。なお、保持凹部55を安全サークル9側に、保持凸部56を背もたれ部6側に設けても良い。
【0036】
上記構成の子供用椅子を入り隅2を挟む左右両壁面1に設置する際には、まずコーナー取り付け具を壁面1に固定し、アンカーナットを床面3の所定位置に埋め込んでおく。そして、補強部材20を所定位置に配置し、床面取り付け板23の後端の左右両側をボルト28により床面3に固定する。これによって補強部材20を床面3に確実に固定でき、取り付け作業中に補強部材20が転倒するといった惧れがなくなる。
【0037】
次に、本体5の取り付け部16を背もたれ部6の取り付け凹部18に嵌め込み、係合具24と本体5の取り付け部16と背もたれ部6とをボルト34により固定する。そして、本体5の裏面の嵌合凹部19に補強部材20を嵌合させて、本体5を上側から補強部材20に沿ってスライドさせると、補強部材20の係合部21に係合具24が上側から係合し、補強部材20に本体5を固定できる。その後、本体5の主体部17の上側の左右両側と補強部材20の壁面取り付け板22とをボルト26によりコーナー取り付け具に共締めで固定し、本体5と補強部材20の床面取り付け板23とをボルト27により床面3に共締めで固定する。
【0038】
このように本体5と補強部材20とを共締めによって壁面1及び床面3に固定することにより、ボルトを締める箇所が少なくなるので、設置作業を簡単且つ迅速に行うことができる。また本体5を取り外す必要があるときは、共締めされている部分のみのボルト26,27を外せば本体5を簡単に取り外すことができる。このとき、補強部材20の床面取り付け板23が後側の2箇所で単独に床面3に固定されているので、補強部材20は床面3に固定したままでよく、補強部材20が転倒するといった惧れもない。
【0039】
またこの子供用椅子を一方の壁面1に沿って設置する場合には、コーナー取り付け具を介さずに、例えば壁面1に埋め込んだナットにボルト26を螺合して取り付ければ良い。その際、本体5、背もたれ部6及び/又は補強部材20を壁面に当接させても良いし、所定の隙間を設けて壁面1と平行に設置しても良い。
【0040】
このように設置された子供用椅子は通常、座部7とストッパー部8と安全サークル9とを背もたれ部6に沿って起立する折り畳み状態にして、姿勢保持機構51により折り畳み状態に保持しておく。このとき、折り畳み状態用の保持凹部55に保持凸部56が嵌合するため、簡単な姿勢保持機構51により座部7等を折り畳み状態に確実に保持できる。
【0041】
子供を座らせるために使用する際は、座部7の前側を持って前側に引くようにして突出部12が受け部15に当接するまで下側に倒せばよく、簡単に使用状態に姿勢変更できる。この使用状態では突出部12が受け部15に当接するので、座部7がそれ以上下がることはない。また使用状態用の保持凹部55に保持凸部56が嵌合するため、簡単な姿勢保持機構51により座部7等を使用状態に確実に保持できる。
【0042】
このような簡単な操作で使用状態に姿勢変更できるので、子供を抱きながら片手で操作することも可能である。また使用状態から折り畳み状態に折り畳むときも座部7を持って、姿勢保持機構51の保持凸部56が保持凹部55に嵌合するまで上方に持ち上げるだけでよいので、片手で簡単に操作できる。
【0043】
この子供用椅子は、本体5を縦長状に構成し、背もたれ部6の裏面に形成された取り付け凹部18に、本体5の上部側の取り付け部16を嵌合し、本体5の裏面にその上下方向の略全長にわたって形成された嵌合凹部19に、その嵌合凹部19の略全長にわたって補強部材20を嵌合したので、本体5を大型化することなく、その裏面の補強部材20によって強度、耐久性等を十分に確保でき、前側への突出量を少なくできて狭いスペースに設置しても邪魔になることがない。即ち、本体5の幅、奥行共に小さくすることが可能となるので、入り隅2を挟む左右の壁面1に設置する場合、一方の壁面1に沿って設置する場合、その両者において前側への突出量を少なくできる。
【0044】
また本体5と背もたれ部6、本体5と補強部材20との嵌合構造により、荷重のかかる位置から本体5と壁面1との固定位置までの距離を短くでき、その固定位置にかかる負担を少なくして安全に使用することができる。しかも、その嵌合構造によって夫々を安定的に固定することができる。
【0045】
本体5の裏面と背もたれ部6の平坦面30aとを略面一状にすると共に、補強部材20が本体5から裏側に突出しないようにしたので、入り隅2又は壁面1からの突出量を少なくできる。一方の壁面1に沿って設置する際には、とりわけその突出量を少なくできると共に、子供用椅子の裏面側の略全体を壁面1に当接又は近接させて略平行に設置できるので、見た目が良い。
【0046】
本体5の下部側に、本体5の裏面を構成する後面壁17bとその後面壁17bの幅方向の両端から前側に円弧状に張り出す前面壁17aとを有する主体部17を設け、主体部17の上端側の幅方向の略中央に、主体部17より奥行及び幅方向の寸法が小である取り付け部16を、その後端と本体5の裏面とが略面一状となるように背もたれ部6の下端近傍で連結したので、下部側の主体部17で本体5の強度を十分に確保できるにもかかわらず、上部側の入り隅2又は壁面1からの突出量を少なくできる。また上部側の形状をスマートにできて見た目が良い。
【0047】
補強部材20の上端側の係合部21に、嵌合凹部19内で本体5の上端側に固定された係合具24を上側から係脱自在に係合したので、補強部材20を床面3に固定した状態で簡単に本体5を取り外すことができる。特に係合具24が本体5と背もたれ部6とを固定するボルト34により共締め状に固定されているので、背もたれ部6、座部7等にかかる荷重を本体5のみではなく、補強部材20でも受けることができ、強度、耐久性等を十分に確保できる。
【0048】
本体5に、取り付け部16と主体部17とに跨って前側に突出する上下方向の補強凸部35を設け、背もたれ部6の裏側に補強凸部35が嵌合する凹部36を形成したので、本体5の取り付け部16と主体部17との連結部近傍を補強できて強度、耐久性等を十分に確保できると共に、補強凸部35と凹部36との嵌合構造により前側への突出量を少なくできる。
【0049】
本体5を中空状に構成したので、十分な強度を確保できるにもかかわらず、軽量に構成できる。とりわけ、その内部空間を本体5全体にわたって連続状に形成したので、ブロー成型法等によって容易に成型可能である。しかも本体5の略全体で略均一の肉厚に構成したので、成型後の硬化速度を略均一にできて製造の能率を向上できる。
【0050】
以上、本発明の一実施形態を例示したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば実施形態では、本体5を取り付け部16と主体部17とによって構成しているが、本体5を上下方向の略全長にわたって略同一奥行、略同一幅にしても良い。この場合にも補強部材20により本体5が補強されているので、全体の奥行及び/又は幅を小さくしても十分な強度を確保できる。
【0051】
実施形態では、本体5の裏面と背もたれ部6の平坦面30aとが略面一状となっているが、背もたれ部6の裏面の取り付け凹部18に本体5の上部側の取り付け部16が嵌合する構造であれば、必ずしも面一状とする必要はない。この場合にも、嵌合構造により前側への突出量を少なくすることができると共に、本体5と背もたれ部6とを安定的に固定できる。
【0052】
実施形態では、補強部材20の裏面が本体5の裏面と略面一状又は少なくとも突出しないようになっているが、突出するように構成しても良い。この場合にも嵌合構造により前側への突出量を少なくすることができると共に、本体5を補強部材20により安定的に補強できる。
【0053】
本体5に固定された係合具24と補強部材20の係合部21との係合構造は適宜変更可能である。例えば横断面コ字状の補強部材20の側板部に、本体5の嵌合凹部19の内側面の左右両側に固定された係合具24が上側から係合するように構成しても良い。この場合、適宜突起等を設けて、本体5と補強部材20との前後方向の相対移動を規制すれば良い。なお、本体5と補強部材20との上部側の固定構造は、必ずしも係合による必要はなくボルト、ナット等によって固定しても良い。
【0054】
補強部材20は横断面コ字状以外にも、例えば略四角柱状、略円柱状等の形状にしても良い。さらに補強部材20を上下方向及び/又は左右方向に複数個設けても良い。その場合、本体5の裏面に上下方向及び/又は左右方向に複数の嵌合凹部19を設けても良いし、1の嵌合凹部19内に複数の補強部材20を嵌合しても良い。即ち、補強部材20は、本体5の裏面にその上下方向の略全長にわたって形成された嵌合凹部20に、その略全長にわたって嵌合して、本体5を補強していれば良い。
【0055】
実施形態では、本体5、背もたれ部6、座部7及びストッパー部8を中空状に構成しているが、中実状に構成しても良い。ただし、この場合、全体として重くなるので、安全性を考慮して、各連結部10,11の強度、壁面1及び床面3への固定の強度、本体5と背もたれ部6との固定の強度等を高める必要がある。しかも、合成樹脂材料の使用量が増えてコストアップするので、あまり好ましくない。
【0056】
実施形態では、背もたれ部6と座部7とストッパー部8とを屈曲可能な連結部10,11を介して一体成型しているが、夫々別体に成型して枢軸を介して折り畳み自在に連結するようにしても良い。
【0057】
実施形態では、座部7の下面に突出板45を固定し、この突出板45が本体5に形成した受け部15に当接して座部7を使用状態に保持するように構成したが、その他の構成にしても良い。例えば、背もたれ部6の下面と座部7の後面とに後ろ下がりの傾斜面を形成して、それらが使用状態のときに面接触して使用状態を保持するように構成しても良い。ただし、この場合は、第1連結部10を引っ張る力が作用するので、第1連結部10を引っ張り強度の大きい構成にする必要がある。
【0058】
本体5及び補強部材20は実施形態に例示の材質に限られたものではなく、加工成型が可能で十分に強度を有する材質であれば良く、適宜変更可能である。また実施形態では、背もたれ部6、座部7、ストッパー部8及び安全サークル9を合成樹脂により成型しているが、その材質は、加工成型が可能で強度が十分であれば、例えば木材等を用いることも可能であり、適宜決定すれば良い。
【0059】
【発明の効果】
本発明では、壁面1側に固定される本体5と、該本体5の上部に固定された背もたれ部6と、該背もたれ部6の下側に折り畳み自在に連結された座部7と、該座部7の前側に折り畳み自在に連結されたストッパー部8と、後端側が背もたれ部6に枢支され且つ前端側がストッパー部8に連結された安全サークル9とを備え、座部7と安全サークル9とが前方に突出する使用状態と起立する折り畳み状態との間で姿勢変更自在に構成された子供用椅子において、縦長状の本体5の裏面に上下方向に形成された嵌合凹部19に、該嵌合凹部19の略全長にわたる上下方向の補強部材20を裏面側から嵌合し、本体5の上部側に上下方向に形成された取り付け部16を、背もたれ部6の裏面に形成された上下方向の取り付け凹部18に裏面側から嵌合し、補強部材20に上側から係合する係合具24を、背もたれ部6を取り付け部16に固定するボルト34により嵌合凹部19内に固定し、座部7の後端に、本体5の受け部15に下側から当接して座部7を使用状態に保持する突出部12を設けているので、本体5を大型化することなくその強度、耐久性等を十分に確保でき、本体5を壁面1等に固定した場合にも、前側への突出量を少なくできて邪魔になることがなく、しかも本体5と壁面1等との固定位置にかかる負担を少なくして安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を例示する子供用椅子の設置状況の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を例示する子供用椅子の正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を例示する子供用椅子の背面図である。
【図4】本発明の一実施形態を例示する子供用椅子の側面図である。
【図5】本発明の一実施形態を例示する子供用椅子の断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を例示する子供用椅子の平面図である。
【図7】本発明の一実施形態を例示する要部の分解断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を例示する本体の背面図である。
【図9】本発明の一実施形態を例示する図8のA−A断面図である。
【図10】本発明の一実施形態を例示する図8のB−B断面図である。
【図11】本発明の一実施形態を例示する図8のC−C断面図である。
【図12】本発明の一実施形態を例示する図8のD−D断面図である。
【図13】本発明の一実施形態を例示する本体の要部の一部破断斜視図である。
【図14】本発明の一実施形態を例示する背もたれ部の背面図である。
【図15】本発明の一実施形態を例示する本体の要部の正面図である。
【図16】本発明の一実施形態を例示する第1連結部の拡大断面図である。
【図17】本発明の一実施形態を例示する第2連結部の拡大断面図である。
【図18】本発明の一実施形態を例示する姿勢保持機構の断面図である。
【図19】本発明の一実施形態を例示する背もたれ部の姿勢保持機構側の側面図である。
【図20】本発明の一実施形態を例示する背もたれ部、座部及びストッパー部の展開図である。
【図21】本発明の一実施形態を例示する折り畳み状態の断面図である。
【符号の説明】
1 壁面
5 本体
6 背もたれ部
7 座部
8 ストッパー部
9 安全サークル
16 取り付け部
17 主体部
17a 前面壁
17b 後面壁
18 取付凹部
19 嵌合凹部
20 補強部材
21 係合部
24 係合具
30a 平坦面
35 補強凸部
36 凹部
Claims (5)
- 壁面(1)側に固定される本体(5)と、該本体(5)の上部に固定された背もたれ部(6)と、該背もたれ部(6)の下側に折り畳み自在に連結された座部(7)と、該座部(7)の前側に折り畳み自在に連結されたストッパー部(8)と、後端側が前記背もたれ部(6)に枢支され且つ前端側が前記ストッパー部(8)に連結された安全サークル(9)とを備え、前記座部(7)と前記安全サークル(9)とが前方に突出する使用状態と起立する折り畳み状態との間で姿勢変更自在に構成された子供用椅子において、縦長状の前記本体(5)の裏面に上下方向に形成された嵌合凹部(19)に、該嵌合凹部(19)の略全長にわたる上下方向の補強部材(20)を裏面側から嵌合し、前記本体(5)の上部側に上下方向に形成された取り付け部(16)を、前記背もたれ部(6)の裏面に形成された上下方向の取り付け凹部(18)に裏面側から嵌合し、前記補強部材(20)に上側から係合する係合具(24)を、前記背もたれ部(6)を前記取り付け部(16)に固定するボルト(34)により前記嵌合凹部(19)に固定し、前記座部(7)の後端に、前記本体(5)の受け部(15)に下側から当接して前記座部(7)を前記使用状態に保持する突出部(12)を設けたことを特徴とする子供用椅子。
- 前記本体(5)の裏面と前記背もたれ部(6)の後端面(30a)とを略面一状にすると共に、前記補強部材(20)が前記本体(5)から裏側に突出しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の子供用椅子。
- 前記本体(5)の下部側に、該本体(5)の裏面を構成する後面壁(17b)と該後面壁(17b)の幅方向の両端から前側に円弧状に張り出す前面壁(17a)とを有する主体部(17)を設け、該主体部(17)の上端側の幅方向の略中央に、前記主体部(17)より奥行及び幅方向の寸法が小である前記取り付け部(16)を、該取り付け部(16)の後端と前記本体(5)の裏面とが略面一状となるように前記背もたれ部(6)の下端近傍で連結したことを特徴とする請求項1又は2に記載の子供用椅子。
- 前記背もたれ部(6)の上部側のナット(33)に裏側から螺合するボルト(34)により前記係合具(24)を固定したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の子供用椅子。
- 前記本体(5)に、前記取り付け部(16)と前記主体部(17)とに跨って前側に突出する上下方向の補強凸部(35)を設け、前記背もたれ部(6)の裏側に前記補強凸部(35)が嵌合する凹部(36)を形成したことを特徴とする請求項3又は4に記載の子供用椅子。
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