JP2811266B2 - 椅 子 - Google Patents
椅 子Info
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- JP2811266B2 JP2811266B2 JP4244234A JP24423492A JP2811266B2 JP 2811266 B2 JP2811266 B2 JP 2811266B2 JP 4244234 A JP4244234 A JP 4244234A JP 24423492 A JP24423492 A JP 24423492A JP 2811266 B2 JP2811266 B2 JP 2811266B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- groove
- locking
- leg
- guide
- Prior art date
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幼児用に好適な椅子に
係り、詳しくは、脚部に対し腰掛部を高さ調整自在に支
持する支持機構の改良技術に関するものである。
係り、詳しくは、脚部に対し腰掛部を高さ調整自在に支
持する支持機構の改良技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の椅子として、例えば実開平1−
124155号公報では、図15に示すような技術が提
案されている。この幼児用椅子は、前枠31及び後枠3
2を備えた脚部33と、座板34及び背当35等を備え
た腰掛部36とから構成されている。前枠31は左右一
対の側板37を備え、その内面の前後方向略中央部には
案内溝38が長手方向に刻設されるとともに、この案内
溝38には係止溝39が上下に複数段形成されている。
124155号公報では、図15に示すような技術が提
案されている。この幼児用椅子は、前枠31及び後枠3
2を備えた脚部33と、座板34及び背当35等を備え
た腰掛部36とから構成されている。前枠31は左右一
対の側板37を備え、その内面の前後方向略中央部には
案内溝38が長手方向に刻設されるとともに、この案内
溝38には係止溝39が上下に複数段形成されている。
【0003】一方、腰掛部36の外面には、案内溝38
を移動可能な案内ピン40と、案内ピン40が係止溝3
9に嵌合しないように規制する規制ピン41と、案内溝
38を移動可能でかつ係止溝39に選択的に嵌合可能な
係止ピン42とがそれぞれ離間した位置に突設されてい
る。そして、係止ピン42と係止溝39との嵌合により
腰掛部36の上下位置を決定し、案内ピン40で腰掛部
36の回動を規制して、脚部33に対する腰掛部36の
高さを調整できるようになっている。
を移動可能な案内ピン40と、案内ピン40が係止溝3
9に嵌合しないように規制する規制ピン41と、案内溝
38を移動可能でかつ係止溝39に選択的に嵌合可能な
係止ピン42とがそれぞれ離間した位置に突設されてい
る。そして、係止ピン42と係止溝39との嵌合により
腰掛部36の上下位置を決定し、案内ピン40で腰掛部
36の回動を規制して、脚部33に対する腰掛部36の
高さを調整できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の椅子
によると、係止溝39が側板37の内面の案内溝38に
形成されていたので、腰掛部36がこの係止溝39を覆
い隠した所で、係止ピン42が係止溝39に嵌合するこ
とになり、それらの相対位置と嵌合事実とを目で確認す
ることができなかった。このため、腰掛部36の高さ調
整に際しては、手先の感触で係止溝39及び係止ピン4
2の嵌合位置を探し当てるという手探りの操作を余儀無
くされ、所望の嵌合位置に嵌合するまでに腰掛部36を
何度も上下させなければならない場合があり、また、正
規に嵌合した場合でもその事実を確認できないので不安
が残るという不具合があった。
によると、係止溝39が側板37の内面の案内溝38に
形成されていたので、腰掛部36がこの係止溝39を覆
い隠した所で、係止ピン42が係止溝39に嵌合するこ
とになり、それらの相対位置と嵌合事実とを目で確認す
ることができなかった。このため、腰掛部36の高さ調
整に際しては、手先の感触で係止溝39及び係止ピン4
2の嵌合位置を探し当てるという手探りの操作を余儀無
くされ、所望の嵌合位置に嵌合するまでに腰掛部36を
何度も上下させなければならない場合があり、また、正
規に嵌合した場合でもその事実を確認できないので不安
が残るという不具合があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、脚部に対し腰掛
部を高さ調整自在に支持する支持機構において、その係
止溝及び係止部材の相対位置と嵌合事実とを前方から容
易に目で確認することができ、これにより腰掛部の高さ
を一度の簡単な操作で確実に調整でき、調整後に安心し
て使用することができる椅子を提供することにある。
部を高さ調整自在に支持する支持機構において、その係
止溝及び係止部材の相対位置と嵌合事実とを前方から容
易に目で確認することができ、これにより腰掛部の高さ
を一度の簡単な操作で確実に調整でき、調整後に安心し
て使用することができる椅子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の椅子は、左右の側板を備えた脚部と、座
板を備えた腰掛部と、腰掛部を脚部に対し高さ調整自在
に支持する支持機構とからなり、前記支持機構は、腰掛
部の移動方向に延びるように脚部の側板に形成された案
内溝と、腰掛部に設けられて案内溝に移動可能に嵌合す
る案内部材と、脚部の側板の前縁部に案内溝からは離間
して且つ前方へ開口するように形成された上下複数段の
係止溝と、腰掛部に設けられていずれかの係止溝に選択
的に嵌合する係止部材とから構成される。
めに、本発明の椅子は、左右の側板を備えた脚部と、座
板を備えた腰掛部と、腰掛部を脚部に対し高さ調整自在
に支持する支持機構とからなり、前記支持機構は、腰掛
部の移動方向に延びるように脚部の側板に形成された案
内溝と、腰掛部に設けられて案内溝に移動可能に嵌合す
る案内部材と、脚部の側板の前縁部に案内溝からは離間
して且つ前方へ開口するように形成された上下複数段の
係止溝と、腰掛部に設けられていずれかの係止溝に選択
的に嵌合する係止部材とから構成される。
【0007】ここで、前記「腰掛部」には、「座板」に
加え、例えば、背当、肘掛、トレイ、足載等を用途に応
じて付設してもよい。前記「案内溝」としては、側板の
内面に刻設した凹状溝や、側板に透設した貫通溝等を例
示できる。凹状溝の場合、脚部から腰掛部を分解できる
ように、その上端を側板の上端面に開口することが好ま
しい。前記「案内部材」としては、腰掛部の左右両側面
に突設したピンや、腰掛部に横架したロッドの両端突出
部や、これらに回転可能に軸着したローラ等を例示する
ことができる。
加え、例えば、背当、肘掛、トレイ、足載等を用途に応
じて付設してもよい。前記「案内溝」としては、側板の
内面に刻設した凹状溝や、側板に透設した貫通溝等を例
示できる。凹状溝の場合、脚部から腰掛部を分解できる
ように、その上端を側板の上端面に開口することが好ま
しい。前記「案内部材」としては、腰掛部の左右両側面
に突設したピンや、腰掛部に横架したロッドの両端突出
部や、これらに回転可能に軸着したローラ等を例示する
ことができる。
【0008】前記「係止溝」としては、側板の内面に刻
設した略L字形の凹状溝や、側板の前縁部を切欠形成し
た略L字形の貫通溝等を例示できる。前記「係止部材」
としては、案内部材の下側において腰掛部の左右両側面
に突設したピンや、腰掛部に横架したロッドの両端突出
部等を例示できる。また、「案内部材」と「係止部材」
との上下位置関係は、任意に決めることができる。
設した略L字形の凹状溝や、側板の前縁部を切欠形成し
た略L字形の貫通溝等を例示できる。前記「係止部材」
としては、案内部材の下側において腰掛部の左右両側面
に突設したピンや、腰掛部に横架したロッドの両端突出
部等を例示できる。また、「案内部材」と「係止部材」
との上下位置関係は、任意に決めることができる。
【0009】
【作用】本発明の椅子において、腰掛部の高さを調整す
る場合は、係止部材を係止溝から解離させた状態で、案
内部材を案内溝に沿って移動させながら腰掛部を上下さ
せ、係止部材を所望高さの係止溝に嵌合させる。このと
き、係止溝が側板の前縁部に前方へ開口するように形成
されているので、係止溝及び係止部材の相対位置と嵌合
事実とを前方から容易に目で確認して、一度の簡単な操
作で双方を確実に嵌合させることができる。
る場合は、係止部材を係止溝から解離させた状態で、案
内部材を案内溝に沿って移動させながら腰掛部を上下さ
せ、係止部材を所望高さの係止溝に嵌合させる。このと
き、係止溝が側板の前縁部に前方へ開口するように形成
されているので、係止溝及び係止部材の相対位置と嵌合
事実とを前方から容易に目で確認して、一度の簡単な操
作で双方を確実に嵌合させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を幼児用椅子に具体化した第一
実施例を、図1〜図7に基づいて説明する。図1等に示
すように、本実施例の幼児用椅子はそれぞれ木製の脚部
1と腰掛部2とから構成され、脚部1に対し腰掛部2が
高さ調整自在に支持されている。脚部1は前枠3と後枠
4とを蝶板5で連結して折畳み自在に構成され、両枠
3,4を開いた状態で逆V字形の使用形態を取る。前枠
3は左右の側板6を備え、それらの下端は平板7によっ
て連結されている。後枠4は左右の側板8の下端及び上
端部を平板9及び連結板10で連結して構成されてい
る。
実施例を、図1〜図7に基づいて説明する。図1等に示
すように、本実施例の幼児用椅子はそれぞれ木製の脚部
1と腰掛部2とから構成され、脚部1に対し腰掛部2が
高さ調整自在に支持されている。脚部1は前枠3と後枠
4とを蝶板5で連結して折畳み自在に構成され、両枠
3,4を開いた状態で逆V字形の使用形態を取る。前枠
3は左右の側板6を備え、それらの下端は平板7によっ
て連結されている。後枠4は左右の側板8の下端及び上
端部を平板9及び連結板10で連結して構成されてい
る。
【0011】腰掛部2は前枠3の側板6の内面に接合す
る左右の側壁板12を備え、それらの上端部及び中間部
には背当13が、下端部には停止板14がそれぞれ架設
されている。停止板14と対応する高さの側壁板12に
は軸15により座板16が回動可能に支持され、その先
端部には軸17により回動可能な腕木18を介して足載
19が取り付けられている。
る左右の側壁板12を備え、それらの上端部及び中間部
には背当13が、下端部には停止板14がそれぞれ架設
されている。停止板14と対応する高さの側壁板12に
は軸15により座板16が回動可能に支持され、その先
端部には軸17により回動可能な腕木18を介して足載
19が取り付けられている。
【0012】座板16より上方の各側壁板12には軸2
0によって肘掛21が回動可能に支持され、それらの先
端部にはトレイ22(図1では省略)が架設されてい
る。そして、座板16、足載19、及び肘掛21はいず
れも、図3に示す使用位置と、図6に示す格納位置とに
折畳み自在に回動される。使用位置では、座板16が停
止板14により、足載19は腕木18により、また、肘
掛21は側壁板12の外面に突設した停止片23によ
り、それぞれ回動規制されて略水平に保持される。な
お、座板16とトレイ22との間に安全ベルト(図示
略)を設けてもよい。
0によって肘掛21が回動可能に支持され、それらの先
端部にはトレイ22(図1では省略)が架設されてい
る。そして、座板16、足載19、及び肘掛21はいず
れも、図3に示す使用位置と、図6に示す格納位置とに
折畳み自在に回動される。使用位置では、座板16が停
止板14により、足載19は腕木18により、また、肘
掛21は側壁板12の外面に突設した停止片23によ
り、それぞれ回動規制されて略水平に保持される。な
お、座板16とトレイ22との間に安全ベルト(図示
略)を設けてもよい。
【0013】脚部1の前枠3と腰掛部2との間には、腰
掛部2を脚部1に対し高さ調整自在に支持する支持機構
が設けられている。図3に示すように、本実施例の支持
機構は凹状溝からなる案内溝25と、案内部材としての
案内ピン26と、傾斜L字形の凹状溝からなる係止溝2
7と、係止部材としての係止ピン28とから構成されて
いる。
掛部2を脚部1に対し高さ調整自在に支持する支持機構
が設けられている。図3に示すように、本実施例の支持
機構は凹状溝からなる案内溝25と、案内部材としての
案内ピン26と、傾斜L字形の凹状溝からなる係止溝2
7と、係止部材としての係止ピン28とから構成されて
いる。
【0014】案内溝25は前枠3における側板6の幅方
向中央部内面に腰掛部2の移動方向、つまり、側板6の
長手方向へ延びるように形成され、その上端は側板6の
上端面に開口している。案内ピン26は腰掛部2の側壁
板12の外面に突設されて、案内溝25に移動可能に嵌
合されている。図7に示すように、案内ピン26には頭
部付きボルトが使用され、案内溝25はこの案内ピン2
6の頭部を抜けないように抱えるアンダーカット付きの
溝となっている。係止溝27は、案内溝25から離間し
て且つ前方へ開口するように、側板6の前縁部に所定の
等間隔をおいて上下に複数段(図示例では5段)形成さ
れている。係止ピン28は案内ピン26から下方に離間
した位置で側壁板12の外面に突設され、各係止溝27
に選択的に嵌合して、腰掛部2の高さを変更できるよう
になっている。なお、係止ピン28と案内ピン26との
上下位置関係は図示と反対にしてもよい。
向中央部内面に腰掛部2の移動方向、つまり、側板6の
長手方向へ延びるように形成され、その上端は側板6の
上端面に開口している。案内ピン26は腰掛部2の側壁
板12の外面に突設されて、案内溝25に移動可能に嵌
合されている。図7に示すように、案内ピン26には頭
部付きボルトが使用され、案内溝25はこの案内ピン2
6の頭部を抜けないように抱えるアンダーカット付きの
溝となっている。係止溝27は、案内溝25から離間し
て且つ前方へ開口するように、側板6の前縁部に所定の
等間隔をおいて上下に複数段(図示例では5段)形成さ
れている。係止ピン28は案内ピン26から下方に離間
した位置で側壁板12の外面に突設され、各係止溝27
に選択的に嵌合して、腰掛部2の高さを変更できるよう
になっている。なお、係止ピン28と案内ピン26との
上下位置関係は図示と反対にしてもよい。
【0015】次に、上記のように構成された幼児用椅子
の使用方法について説明する。図3は腰掛部2を最も高
い位置に支持した状態を示し、係止ピン28が最上段の
係止溝27に嵌合されて、腰掛部2の下方移動が阻止さ
れている。また、案内ピン26は係止ピン28より上方
の位置で案内溝25に嵌合され、係止ピン28及び案内
ピン26によって腰掛部2の前方及び後方への回動が規
制されている。
の使用方法について説明する。図3は腰掛部2を最も高
い位置に支持した状態を示し、係止ピン28が最上段の
係止溝27に嵌合されて、腰掛部2の下方移動が阻止さ
れている。また、案内ピン26は係止ピン28より上方
の位置で案内溝25に嵌合され、係止ピン28及び案内
ピン26によって腰掛部2の前方及び後方への回動が規
制されている。
【0016】この状態で、座板16の位置を下げる場合
には、まず、図4に示すように、腰掛部2を僅かに持ち
上げて案内ピン26を中心に後方へ回動し、係止ピン2
8を係止溝27から解離させる。次いで、図5に示すよ
うに、案内ピン26を案内溝25内で滑らせて腰掛部2
を所望高さまで下降させ、腰掛部2を前方へ回動して係
止ピン28を所望高さの係止溝27に嵌合させる。この
場合、係止溝27が側板6の前縁部に形成されているの
で、係止溝27及び係止ピン28の相対位置と嵌合事実
とを前方から容易に目で確認して、一度の簡単な操作で
双方を確実に嵌合させることができる。
には、まず、図4に示すように、腰掛部2を僅かに持ち
上げて案内ピン26を中心に後方へ回動し、係止ピン2
8を係止溝27から解離させる。次いで、図5に示すよ
うに、案内ピン26を案内溝25内で滑らせて腰掛部2
を所望高さまで下降させ、腰掛部2を前方へ回動して係
止ピン28を所望高さの係止溝27に嵌合させる。この
場合、係止溝27が側板6の前縁部に形成されているの
で、係止溝27及び係止ピン28の相対位置と嵌合事実
とを前方から容易に目で確認して、一度の簡単な操作で
双方を確実に嵌合させることができる。
【0017】幼児用椅子の梱包及び格納時には、脚部1
及び腰掛部2が図6に示す形態にそれぞれ折畳まれる。
脚部1においては、前枠3及び後枠4が閉鎖され、腰掛
部2においては、座板16、足載19、肘掛21、及び
トレイ22が側壁板12の長手方向に整合される。この
場合、案内溝25の上端が開口しているので、案内ピン
26を案内溝25から外すことによって腰掛部2が脚部
1から容易に分解される。従って、双方を別々に折畳ん
で重ねると、全体をコンパクトな形態で梱包及び格納す
ることが可能である。また、使用時には、案内ピン26
を案内溝25の上端開口から挿入して、腰掛部2を脚部
1に容易に組み付けることもできる。
及び腰掛部2が図6に示す形態にそれぞれ折畳まれる。
脚部1においては、前枠3及び後枠4が閉鎖され、腰掛
部2においては、座板16、足載19、肘掛21、及び
トレイ22が側壁板12の長手方向に整合される。この
場合、案内溝25の上端が開口しているので、案内ピン
26を案内溝25から外すことによって腰掛部2が脚部
1から容易に分解される。従って、双方を別々に折畳ん
で重ねると、全体をコンパクトな形態で梱包及び格納す
ることが可能である。また、使用時には、案内ピン26
を案内溝25の上端開口から挿入して、腰掛部2を脚部
1に容易に組み付けることもできる。
【0018】なお、上記実施例では案内部材として案内
ピン26を採用したが、これに代えて、図8に示すよう
な頭部付きピン29とその頭部に回転可能に軸着された
案内ローラ30とを採用してもよい。こうすれば、案内
ローラ30が案内溝25内を移動する際に転動するの
で、移動抵抗を減少させることができる。また、上記実
施例では係止溝27が凹状溝となっているが、図9に示
すように、側板6の前縁部を略L字形に切欠いて、係止
溝27を貫通溝で構成してもよい。こうすれば、係止溝
27に係止ピン28をより深く嵌合させて、腰掛部2の
支持強度を向上できる。
ピン26を採用したが、これに代えて、図8に示すよう
な頭部付きピン29とその頭部に回転可能に軸着された
案内ローラ30とを採用してもよい。こうすれば、案内
ローラ30が案内溝25内を移動する際に転動するの
で、移動抵抗を減少させることができる。また、上記実
施例では係止溝27が凹状溝となっているが、図9に示
すように、側板6の前縁部を略L字形に切欠いて、係止
溝27を貫通溝で構成してもよい。こうすれば、係止溝
27に係止ピン28をより深く嵌合させて、腰掛部2の
支持強度を向上できる。
【0019】次に、第二実施例の幼児用椅子を図10〜
図13に基づいて説明すると、本実施例は次の点におい
てのみ第一実施例と相違する。その余については、同図
に第一実施例と同一の符号を付して重複説明を避ける。 図12に示すように、足載19は側壁板12の下端
に軸24により回転可能に支持されている。この足載1
9は、使用時には、その後端部が側壁板12の下端に形
成された係止凹所12aに係止して回転規制され、梱包
又は格納時には、上方へ回転される。 脚部1の前枠3と後枠4との間に、屈曲可能かつ所
定屈曲角でロック可能な脚保持部材11が取付けられて
いる。この脚保持部材11は、前枠3と後枠4とが閉じ
た状態及び開いた状態でロックし、各々の状態を保持す
る。
図13に基づいて説明すると、本実施例は次の点におい
てのみ第一実施例と相違する。その余については、同図
に第一実施例と同一の符号を付して重複説明を避ける。 図12に示すように、足載19は側壁板12の下端
に軸24により回転可能に支持されている。この足載1
9は、使用時には、その後端部が側壁板12の下端に形
成された係止凹所12aに係止して回転規制され、梱包
又は格納時には、上方へ回転される。 脚部1の前枠3と後枠4との間に、屈曲可能かつ所
定屈曲角でロック可能な脚保持部材11が取付けられて
いる。この脚保持部材11は、前枠3と後枠4とが閉じ
た状態及び開いた状態でロックし、各々の状態を保持す
る。
【0020】本実施例も、腰掛部2を脚部1に対し高さ
調整自在に支持する支持機構については、第一実施例と
略同様に構成されており、同様の効果を奏する。また、
図14に示すように、係止ピン28を側壁板12の上部
に突設し、案内ピン26を係止ピン28から下方に離間
した位置に突設しても同様である。
調整自在に支持する支持機構については、第一実施例と
略同様に構成されており、同様の効果を奏する。また、
図14に示すように、係止ピン28を側壁板12の上部
に突設し、案内ピン26を係止ピン28から下方に離間
した位置に突設しても同様である。
【0021】なお、本発明は上記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各
部の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも
可能である。
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各
部の形状並びに構成を適宜に変更して具体化することも
可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の椅子によ
れば、脚部に対し腰掛部を高さ調整自在に支持する支持
機構において、その係止溝及び係止部材の相対位置と嵌
合事実とを前方から容易に目で確認することができ、こ
れにより腰掛部の高さを一度の簡単な操作で確実に調整
でき、調整後に安心して使用することができるという優
れた効果を奏する。
れば、脚部に対し腰掛部を高さ調整自在に支持する支持
機構において、その係止溝及び係止部材の相対位置と嵌
合事実とを前方から容易に目で確認することができ、こ
れにより腰掛部の高さを一度の簡単な操作で確実に調整
でき、調整後に安心して使用することができるという優
れた効果を奏する。
【図1】本発明の第一実施例の幼児用椅子を示す斜視図
である。
である。
【図2】同幼児用椅子の正面図である。
【図3】腰掛部を最も高い位置に支持した状態を示す同
幼児用椅子の断面図である。
幼児用椅子の断面図である。
【図4】腰掛部の高さ調整操作を説明する同幼児用椅子
の断面図である。
の断面図である。
【図5】腰掛部を低い位置に支持した状態を示す同幼児
用椅子の断面図である。
用椅子の断面図である。
【図6】同幼児用椅子の梱包、格納形態を示す側面図で
ある。
ある。
【図7】同幼児用椅子の案内溝と案内部材とを示す断面
図である。
図である。
【図8】同幼児用椅子の案内溝と案内部材の変更例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図9】同幼児用椅子の係止溝の変更例を示す脚部の斜
視図である。
視図である。
【図10】本発明の第二実施例の幼児用椅子を示す斜視
図である。
図である。
【図11】同幼児用椅子の正面図である。
【図12】同幼児用椅子の腰掛部の側面図である。
【図13】同幼児用椅子の断面図である。
【図14】同幼児用椅子の案内部材及び係止部材の変更
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図15】従来の幼児用椅子を示す断面図である。
1 脚部 2 腰掛部 6 側板 16 座板 25 案内溝 26 案内ピン 27 係止溝 28 係止ピン 29 頭部付きピン 30 案内ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 左右の側板を備えた脚部と、座板を備え
た腰掛部と、腰掛部を脚部に対し高さ調整自在に支持す
る支持機構とから構成され、前記支持機構は、腰掛部の
移動方向に延びるように脚部の側板に形成された案内溝
と、腰掛部に設けられて案内溝に移動可能に嵌合する案
内部材と、脚部の側板の前縁部に案内溝からは離間して
且つ前方へ開口するように形成された上下複数段の係止
溝と、腰掛部に設けられていずれかの係止溝に選択的に
嵌合する係止部材とを備えることを特徴とする椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4244234A JP2811266B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 椅 子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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