JPH0438756Y2 - - Google Patents

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JPH0438756Y2
JPH0438756Y2 JP1986068791U JP6879186U JPH0438756Y2 JP H0438756 Y2 JPH0438756 Y2 JP H0438756Y2 JP 1986068791 U JP1986068791 U JP 1986068791U JP 6879186 U JP6879186 U JP 6879186U JP H0438756 Y2 JPH0438756 Y2 JP H0438756Y2
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backrest
support
height
chair
seat body
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JP1986068791U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば劇場等に多数配列して設置す
る場合に有効な椅子に関する。
従来の技術及びその問題点 一般に劇場等において、観客席として前後左右
方向に多数配列して設置される椅子は、背もたれ
体が脚体に起立固定されており、その固定にあた
り後側着座者の視野のために高さ位置を整える必
要がある。
ところで従来、背もたれ体を脚体に固定する支
持板に一点をネジ軸により枢着し、それより上位
の他の一点を前記枢着点を向心点とする前後方向
の円弧孔を通してネジによつて前後方向に傾動調
整可能に支持板している。
しかし、このように背もたれ体を脚体に対して
前後方向に傾動調整可能に固定支持すると、背も
たれ体の調節方向が着座者の体重が加わる方向で
あるため、ネジの締付けが緩むと、背もたれ体の
角度が大きく変わり、座り心地が悪くなるばかり
でなく、後側着座者へ接近する状態となる等の不
具合が生じ、また、背もたれ体の傾動によりその
高さを変える場合高さ変化量が少なく、充分な高
さ調節が行えないという欠点があつた。
考案の目的、実施例及び作用 そこで本考は、かかる点に鑑み、簡単な機構に
より背もたれ体の高さを比較的大きな範囲で調節
できると共に、背もたれ体を、所要の角度で確実
に保持できりるように構成した椅子を提供するこ
とを目的とする。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
図において、1は背もたれ体で、これが床面に
立設された左右の脚体2a,2bの後部に支持板
3を介してやや後傾の状態で高さ調節可能に固着
されており、また、前記脚体2a,2b間に、座
体4が支軸5を介して垂直状態から水平状態に起
伏自在に軸着され、かつ、前記脚体2a,2bの
上部にひじ掛部6a,6bが装着されている。
背もたれ体1を脚体2a,2bに対して固着す
る支持板3,3は中央部に屈曲段部3cを形成し
てあり、その一半部面3aには上下位置に通孔7
a,7bが穿設され、他半部面3bには上下位置
に前後にやや離れる状態で上下方向に長い長孔8
a,8bが穿設されており、この支持板3,3の
一半部面3aを、脚体2a,2bに当接し、か
つ、通孔7a,7bにネジ9,9を挿通して締付
けることにより固着し、この状態で他半部面3b
に背もたれ体1の下部側面を当接し、前記長孔8
a,8bにネジ10,10を挿通すると共に、ネ
ジ孔1a,1bに螺入してこれを締付けることに
より、背もたれ体1を脚体2a,2bに対して固
着する。
座体4を脚体2a,2bに対して軸支する支軸
5には、捩りコイルスプリング11が巻装され
て、その一端部11aが支軸5上に係止され、他
端部11bが支軸5に対し直交して前方に延長さ
れている。この捩りコイルスプリング11は、座
体4の後部側に横方向に貫通して設けた支軸5の
挿通用孔12内に嵌挿されると共に、延長他端部
11bが座体4の側面に形成した前記挿通用孔1
2の口部から前後方向へ長方形状の凹部4a内に
介在され、かつ、その上縁面に支持されている。
この座体4の側面凹部4aは、蓋板13によつ
て閉塞されるが、この蓋板13の後部寄りには支
軸3を貫通する軸孔13aが穿設され、また座体
側面には、凹部4aを囲撓するように蓋板13の
閉塞状態において座体4の側面と同一面となるよ
うに蓋板13の厚みと略同一の深さをもつ嵌合凹
面4bが形成してある。
前記蓋板13の前記凹部4aを閉塞した状態で
は、軸支5がブツシユ14を介して前記軸孔13
aに回転自在に軸支され、蓋板13は、座体4の
側面の前記嵌合凹面4bに嵌合し、かつ、嵌合凹
面4bの前後部面に設けたネジ孔15,15に対
して、止ネジ16,16を夫々締付けることによ
り固定される。
また前記蓋板13後部外側面には係止片17が
垂直状に突設されており、この係止片17の上部
に設けた水平部片17aの上下面には、緩衝体1
8a,18bが取付けられている。
なお、図示しないが座体4の他側面側にも蓋
板、係止片、緩衝体が夫々対称的に配設されてい
る。
そして、前記脚体2a,2bの内側面には、
夫々座体4の倒伏状態及び起立極限状態におい
て、前記係止片17が、上側緩衝体18a及び下
側緩衝体18bを介して夫々当接する支受体19
及び20が上下関係で固定されている。
次に、以上のように構成される本考案の実施例
における椅子の作用について説明する。
先ず椅子を床面上に設置した状態において、背
もたれ体1の高さ位置を整える場合には、支持板
3の他半部面3bを長孔8a,8bに挿通し、か
つ、背もたれ体1の側面に締付けているネジ1
0,10を緩めて背もたれ体1を支持板3に対し
て押下げまたは押上げることによりその高さ調節
を行つたのち再びネジ10,10を締付けること
により支持板3に対して固着する。
この背もたれ体1の高さ調節においては、支持
板3の長孔8a,8bに沿つて略垂直方向に行わ
れるので、後面部の傾きがほぼ不変の状態で高さ
のみを変えることができて、従来のように後側着
座者方向に大きく傾くおそれはない。
このようにして背もたれ体1の高さを任意に調
節した椅子は、座体4が倒伏された着座状態(第
2図参照)において、蓋板13の係止片17が、
これに取付けられる上側緩衝体18aを介して上
位の支受体19に、下方から当接し、このため座
体4は倒伏状態で固定支持される。この座体4の
倒伏状態は本例では水平面から略10度角に設定し
ている。そして、この状態で捩りコイルスプリン
グ11の延長他端部11bが座体4の凹面4aの
上縁面により下向きに押圧されて反撥弾力を貯え
る。
次いで、この状態において、座体4から着座者
が離れると、捩りコイルスプリング11の反撥弾
力により座体4は支軸5による軸支部を中心とし
て跳上げ回動され、係止片17が下側緩衝体18
bを介して下位の支受体19に上方から当接さ
れ、これによつて座体4は、背もたれ体1に合掌
するように起立することになる。即ち本例では第
3図の仮想線で示すように略88度角の状態とな
る。
ところで本例において、捩りコイルスプリング
11の弾力を、それが座体4の重量をバランスし
たとき、第3図実線で示すように、前記仮想線で
示す起立極限位置より座体4が背もたれ体1に対
し所要の開き角度(略20度角)で傾くように設定
してあるので、座体4は捩りコイルスプリング1
1により、一旦略88度角(回動の極限)まで起立
回動されたのち第3図実線で示す定常の起立状態
(略68度角)に復帰する。
このため、非着座状態で座体4上の小物やたば
この吸がらを挟むおそれがなく、また座体4の倒
伏操作も容易となる。
上記実施例は長孔8a,8bを垂直状に形成し
た場合を示したが、長孔8a,8bを背もたれ体
1の傾きに合わせて若干後傾状態に形成してもよ
く、また第4図で示すように上位の長孔8aを下
位の長孔8bに対し稍前傾状態に形成してもよ
く、この場合同図仮想線で示すように、背もたれ
体1をその高さと後方の傾きとを同時に変えるこ
とができる。
考案の効果 本考案は叙上のように、脚体に固定される背も
たれ体の二点支持部が、上下方向に延びる長孔の
範囲で移動可能であるので、背もたれ体の高さ寸
法を無段階に調整することができると共に、一対
の長孔を支持の前後位置に設けたので、支持板の
高さ寸法を延長することなく、背もたれの高さ調
整のために有効使用できて、背もたれ体の高さの
可変範囲を大きくとることができて、調整操作に
便利であり、しかも背もたれ体の二点支持部の移
動方向と着座者の体重の加わる方向とが交叉する
関係にあるので、着座者側から強い衝撃力が加わ
つても背もたれ体は二点支持部の締付けが、同時
に緩まない限り高さ位置に変化が生じる惧れな
く、かつ、椅子を劇場等の客席として多数配列し
た場合、椅子全体の背もたれ体の高さ位置が整然
と揃い、体裁が極めて良好となるなどの利点を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例における椅子の一部
分解し、かつ、一部截断した斜視図、第2図は同
椅子の着座位置における背もたれ体の調節状態を
示す側面図、第3図は同椅子の非着座位置におけ
る座体の起立動作状態を示す一部省略した側面
図、第4図は本考案の他の実施例における背もた
れ体の側面図である。 図中、1は背もたれ体、2a,2bは脚体、3
は支持板、4は座体、5は支軸、8a,8bは調
節用の長孔及び挿通孔、10はネジ、17は係止
片、19,20は支受体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 床面上に立設する左右の脚体間に、座体と稍
    後傾に起立する背もたれ体とを装着して成る椅
    子において、前記背もたれ体を脚体に固着する
    支持板に、上下方向に延びる前後一対の長孔を
    形成し、この長孔を介してネジとネジ孔との螺
    合締付により、背もたれ体を前記支持板に対し
    前後2個所で固定したことを特徴とする椅子。 (2) 前後一対の長孔を、高さ方向で扁位させて成
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の椅子。
JP1986068791U 1986-05-09 1986-05-09 Expired JPH0438756Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986068791U JPH0438756Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986068791U JPH0438756Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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Publication Number Publication Date
JPS62182653U JPS62182653U (ja) 1987-11-19
JPH0438756Y2 true JPH0438756Y2 (ja) 1992-09-10

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ID=30908933

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JP1986068791U Expired JPH0438756Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11113675A (ja) * 1997-10-17 1999-04-27 Takano Co Ltd 椅子の肘掛け取付構造

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Publication number Publication date
JPS62182653U (ja) 1987-11-19

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