JPH0886114A - 連立型立体駐車装置 - Google Patents

連立型立体駐車装置

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JPH0886114A
JPH0886114A JP22511194A JP22511194A JPH0886114A JP H0886114 A JPH0886114 A JP H0886114A JP 22511194 A JP22511194 A JP 22511194A JP 22511194 A JP22511194 A JP 22511194A JP H0886114 A JPH0886114 A JP H0886114A
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guide
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Takeo Ishijima
島 武 雄 石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレーを、当該トレーが搬送される内側に位
置するガイドレールに衝突することなく搬送することが
でき、また昇降爪に高い強度を持たせ、ガイドレール設
置のための占有幅を小さくした連立型立体駐車装置を提
供すること。 【構成】 連立型立体駐車装置のエレベータ装置15、
16を、昇降路13、14の複数箇所に立設されたガイ
ドレール20と、ガイドレールに摺動可能に組み付けた
ガイドローラ21と、ガイドローラに組み付けられて昇
降する昇降杆23と、昇降杆に固定した昇降爪とを有す
るトレー係合部材19、29と、前記昇降路と駐車区画
との間に配設され、昇降爪に対応して間欠部を有し、前
記横行台車が走行する一対の横行レール27とを備え、
入出庫側車庫と奧側車庫間をトレー24が搬送される内
側に位置するトレー係合部材29のガイドレールの間隔
を、トレー幅より大きくした。これによりトレーを、当
該トレーが搬送される内側に位置するガイドレールに衝
突することなく搬送することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連立型立体駐車装置、
特にエレベータ装置を小型化できる連立型立体駐車装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばトレー式のエレベータ方式
連立型立体駐車装置においては、昇降路の4隅に立設さ
れた合計4本のガイドレールと、これらのガイドレール
内を摺動する昇降杆と、昇降杆に取り付けられガイドレ
ールに沿って昇降杆を摺動させるガイドローラと、昇降
杆に一体的に取り付けられトレーを支持する昇降爪とを
有するトレー係合部材が構成され、自動車をトレー係合
部材上に、トレーを介して載置して昇降路を上昇または
下降させるようになっている。また、昇降路の両側また
は片側に沿って階層的に複数の駐車区画が形成され、昇
降路と各階層の駐車区画との間に配設された一対の横行
レールと、各階層の一対の横行レール上に車輪を介して
横行可能に配置された横行台車とによりトレー横行装置
が構成され、これらトレー横行装置とエレベータ装置と
の間でトレーを受け渡しすることにより自動車の入出庫
を行なうようになっている。
【0003】この種従来の立体駐車装置において、ガイ
ドレールは断面四角形状の中空の柱状部材からなり、そ
の一つの面には溝状の昇降爪挿通部が長手方向に沿って
形成されている。昇降爪はその基端部が昇降杆に一体的
に取り付けられ、ガイドレール内にガイドローラを介し
て摺動可能に組み付けられて昇降爪挿通部に沿って昇降
するようになっている。
【0004】このようなエレベータ装置の構成から、横
行レールには、トレー係合部材の昇降路内での昇降動作
に際して、昇降爪が横行レールを横断して通過するため
の間欠部が備えられ、また横行レール上で横行台車を片
側2輪合計4輪の車輪により走行させるために間欠部が
昇降路の4隅に向けて斜めに形成されており、昇降爪を
間欠部に対しその傾斜に沿って斜めに通すようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種従来
のトレー式のエレベータ方式の連立型立体駐車装置で
は、入出庫側車庫と奧側車庫との間でトレーを搬送する
ために自動車搬送装置が設置されているが、上記トレー
の幅寸法が自動車搬送装置の幅寸法より大きく、トレー
を搬送するときに、当該トレーの側縁部分がガイドレー
ルにつき当たる虞がある。また、従来のトレー式のエレ
ベータ方式の連立型立体駐車装置では、本来、図5に示
すように、横行レール41に間欠部42aを横行レール
41の長手方向に対して直角に形成し、昇降爪43を横
行レール41の長手方向に対し直角に横断させることに
よって、その先端部44と基端部45とを間欠部42a
の両側で対向配置することが自動車を支持する昇降爪4
3の強度の点で好ましい。しかしながら、このような横
行レール41の間欠部42aでは、その間欠部42aに
横行台車の車輪が落ち込まないようにするため、当該横
行台車に片側4輪合計8輪の車輪を用いる必要があり、
このため部品点数が増大するという問題があった。これ
に対し、図6に示すように、横行レール41の間欠部4
2bを斜めに形成することによって実質的に横行レール
41は連続状態になるため、片側2輪合計4輪の横行台
車を用いることができる。しかし、この場合は昇降爪4
3を斜めの間欠部42bに通すために、ガイドレール4
6を設置する上で、その昇降爪挿通部47を有する面を
間欠部42bの傾斜方向に対向させて斜めに向ける必要
があり、このためガイドレール46が横行レール41に
対し大きく傾斜して横行レール41の外側でガイドレー
ル設置のための占有幅Lがガイドレール46自体の幅よ
りも大きく取られてしまい、その結果装置全体が大きく
なり、また横行レール41の幅を拡張できないという問
題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、トレーを、当該トレーが搬送される内側
に位置するガイドレールに衝突することなく搬送するこ
とができ、また昇降爪に高い強度を保有させる一方、ガ
イドレール設置のための占有幅を小さく抑えて、装置全
体を縮小できる連立型立体駐車装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、トレー式のエレベータ方式の連立型立体
駐車装置において、ガイドレールと、トレーを支持する
複数の昇降爪を有しガイドレールに沿って摺動可能なト
レー係合部材と、昇降路と駐車区画との間に配設され、
昇降爪を通過昇降させる間欠部を有し横行台車が走行す
る一対の横行レールとを備えたエレベータ装置の、入出
庫側車庫と奧側車庫間をトレーが搬送される内側に位置
するトレー係合部材のガイドレールの間隔を、トレー幅
より大きくしたことを要旨とする。
【0008】
【作用】したがって、本発明によれば、上記構成によ
り、トレーを入出庫側車庫と奧側車庫との間で搬送する
とき、2基のエレベータ装置間の、トレーが搬送される
内側に位置するガイドレールに衝突することなく上記ト
レーを移動させることができる。
【0009】(実施例1)以下、本発明の一実施例につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実
施例における連立型立体駐車装置の乗入階の概略平面断
面図である。この図において、11は自動車が入出庫す
る入出庫側車庫、12は入出庫側車庫11に矢印Sで示
す入庫方向に対して側方に連結した奧側車庫である。な
お、本発明は、奧側車庫が入出庫側車庫の先方、すなわ
ち入出庫口から見て後方に連結されている連立型立体駐
車装置に適用することもできる。
【0010】入出庫側車庫11および奧側車庫12にお
いて、13および14はそれぞれの車庫11、12の地
上1階の乗入階から上方に形成された昇降路であり、各
昇降路13、14に自動車を昇降するエレベータ装置1
5、16が設置されている。また、入出庫側車庫11の
1階部分の床面にはターンテーブル17が設置されると
ともに、その下方にはピット18が形成されこのピット
18内には、入出庫側車庫11の乗入階に乗り入れた自
動車の向きを変える自動車方向変換装置が設置されてい
る。また、入出庫側車庫11から奧側車庫12にかけて
のピット18内には、入出庫側車庫11と奧側車庫12
との間で自動車を移送するための自動車搬送装置35が
設置されている。自動車搬送装置35は、チェーンおよ
びスプロケットによる動力伝達機構により上記自動車を
移送し、このチェーンおよびスプロケットによる動力伝
達機構は駆動部36によって駆動される。
【0011】エレベータ装置15、16についてみる
と、19は昇降路13および14内における自動車搬送
装置35の搬送経路の外側端部、すなわち入出庫側車庫
11と奧側車庫12とが連結されている部位(境界部
分)からもっとも離れた位置に配置されて自動車を昇降
する第1のトレー係合部材である。本実施例において、
この第1のトレー係合部材19は、昇降路13および1
4のそれぞれについて端部両側の2隅の位置に2基づつ
が昇降路13および14のそれぞれを挟んで対にして立
設されている。この第1のトレー係合部材19は、図2
に示すように、その一面に昇降爪挿通部20aを有する
ガイドレール20と、このガイドレール20内に収容さ
れ、このガイドレール20に沿って摺動する昇降杆23
と、昇降杆23に一体的に取り付けられ自動車を載置す
るトレーを支持する昇降爪22と、昇降杆23に取り付
けられてガイドレール20に沿って昇降杆23を摺動さ
せるガイドローラ21とを有している。昇降杆23はガ
イドレール20に沿って上下方向に一定の長さを有し、
その上下方向の中間部分に昇降爪22が一体的に取り付
けられている。24は自動車載置用のトレーである。
【0012】25は昇降路13および14の両側に沿っ
て階層的に形成された複数の駐車区画であり、26は昇
降路13および14と各階層の駐車区画25との間に組
み立てられてトレー24を横行するトレー横行装置であ
り、昇降路13および14と各階層の駐車区画25との
間に配設された一対の横行レール27と、この一対の横
行レール27上を片側2輪合計4輪の車輪により横行可
能に配置されまた駆動モータ28aによって駆動される
自走式の横行台車28とを有している。横行レール27
には、昇降路13および14と各駐車区画25との間
に、トレー係合部材19および29の昇降路13および
14内での昇降動作上、各昇降爪22を、横行レール2
7を横断して通過させるための間欠部27aが横行レー
ル27の長手方向に対して斜めに形成されて、各昇降爪
22を間欠部27aに対しその傾斜に沿って斜めに通す
ようになっている。
【0013】上記第1のトレー係合部材19において、
各昇降爪22は、図2に示すように、自動車を支持する
先端部22aと昇降杆23に結合している基端部22b
との間が「くの字」形に屈曲されている。そして、この
昇降爪22を「くの字」に屈曲させるために、昇降杆2
3に結合している基端部22bに近い部分に第1の屈曲
部22cが設けられる一方、その先方の昇降爪22の中
間部分には第2の屈曲部22dが設けられている。第2
の屈曲部22dは、第1の屈曲部22cの屈曲方向に対
して折り返す方向へ屈曲しており、このために昇降爪2
2が「くの字」に形成される。そして、昇降爪22は上
記第1の屈曲部22cと第2の屈曲部22dとの間の部
分で各横行レール27の間欠部27aに沿っており、そ
の先端部22aと基端部22bとが間欠部27aの両側
で相対向して配置されるとともに、先端部22aにあっ
ては、トレー支持支点となるトレー支持部22eが横行
レール27の長手方向に対し直角方向に向けて昇降路1
3および14の側部に沿って突出される一方、その基端
部22bにあっては、横行レール27の長手方向に対し
直角方向に屈曲形成され、昇降杆23およびガイドロー
ラ21を介してガイドレール20内に摺動可能に組み込
まれている。これにより、各ガイドレール20を、予め
その昇降爪挿通部20aを有する面を間欠部27aに対
向させて横行レール27の長手方向に対して直角向きに
設置する。昇降爪22は基端部22bから先端部22a
までの距離が短いため、トレーを支持する支点を昇降杆
23により近づけた位置にすることができ、これにより
昇降杆23に加わるモーメントを小さくできガイドレー
ル20や昇降杆23を小型化することができる。
【0014】次に、符号29は昇降路13および14内
における自動車搬送装置35の搬送経路端部、すなわち
入出庫側車庫11と奧側車庫12とが連結されている部
位(境界部分)付近の位置(以下、車庫境界部分とい
う)に配置されて自動車を昇降する第2のトレー係合部
材である。本実施例において、この第2のトレー係合部
材29は、昇降路13および14のそれぞれについて車
庫境界部分両側の2隅の位置に2基づつが昇降路13お
よび14のそれぞれを挟んで対にして立設されている。
この第2のトレー係合部材29について、その構成は、
昇降爪30の構造を除いて前記第1のトレー係合部材1
9とほぼ同一であるから、ガイドレール20、ガイドロ
ーラ21および昇降杆23等同一の部分は同一の符号を
付することにより説明を省略する。
【0015】上記第2のトレー係合部材29において、
各昇降爪30は、図3に示すように、自動車を支持する
先端部30aとガイドレール20側の基端部30bとの
間が偏位せしめられた形に屈曲成形されてなる。すなわ
ち、この昇降爪30は、先端部30aと基端部30bと
の間に、横行レール27の間欠部27aを通過可能にそ
の斜めの間欠部27aに沿う傾斜部30cを有し、且つ
間欠部27aの両端部に当たる部分で屈曲成形されて横
行レール27に対し直角直角方向に延びている。そし
て、この昇降爪30の先端部30aと基端部30bとが
横行レール27の長手方向に偏位するとともに、先端部
30aにあっては、そのトレー支持部30dが横行レー
ル27の長手方向に対し直角方向に向けて昇降路13お
よび14の側部に沿って突出される一方、その基端部3
0bはガイドローラ21を介してガイドレール20内に
摺動可能に組み込まれている。これにより、各ガイドレ
ール20を、予めその昇降爪挿通部20aを有する面を
間欠部27aに対向させて横行レール27の長手方向に
対して直角向きに設置する。
【0016】昇降爪30の先端部30aと基端部30b
との間の偏位量は、対になった第2のトレー係合部材2
9のガイドレール20の間隔が昇降爪先端部30aに支
持されるトレー24の幅寸法よりも大きくなるように寸
法設定されている。このため、第2のトレー係合部材3
0がトレー24を支持した状態についてみると、そのガ
イドレール20の内側縁20bとトレー24の側縁24
aとの間には寸法pの隙間ができる。
【0017】このように、自動車搬送径路両端部に配置
された第1のトレー係合部材19については、各昇降爪
22の先端部22aと基端部22bとの間をくの字形に
屈曲して先端部22aと基端部22bとを横行レール2
7の両側に対向させて、昇降爪先端部22aの中心点と
ガイドレール20の中心位置とを横行レール27の長手
方向に対して直角の同一直線上に配置しているので、昇
降爪22に高い強度を持たせ、ひいては第1のトレー係
合部材の剛性を増大させることができるとともに、昇降
爪22で自動車を支持した際に両ガイドローラ21のい
ずれか一方に偏って負荷が加わるのを防止してガイドロ
ーラ21の摩耗を低減することができ、ガイドレール2
0自体の厚みを薄くすることもでき、もってコストの低
減を図ることができる。また昇降爪22の基端部が横行
レール27に対し直角方向に向けられるので、ガイドレ
ール20をその横行レール27に対し直角に設置でき
る。
【0018】また、上記第1のトレー係合部材19およ
び自動車搬送径路中間の入出庫側車庫と奧側車庫との境
界部分に配置された第2のトレー係合部材29の双方に
ついての共通した態様として、各ガイドレール20を横
行レール27に対し直角に設置するので、その設置占有
幅Lがガイドレール20自体の幅寸法となり、ガイドレ
ール20設置のための占有幅を最小限に抑えることがで
きる。したがって、昇降路13および14のそれぞれの
端部ならびに車庫境界部分における8隅8箇所分を合わ
せると装置全体を大幅に縮小することができ、またガイ
ドレール20の設置占有幅を縮小した分だけ横行レール
27の幅を拡張することもできる。さらに第2のトレー
係合部材については、その位置に対になって設置された
ガイドレールの内法すなわち間隔を昇降爪先端部に支持
されるトレーの幅寸法よりも大きな寸法に設定したの
で、連立型立体駐車装置における入出庫側車庫と奧側車
庫間の自動車搬送を、トレー24がガイドレール20に
衝突するなどの障害を伴うことなく行なうことができ
る。
【0019】(実施例2)図4は本発明の第2の実施例
における連立型立体駐車装置の乗入階の概略平面断面図
である。第1の実施例では、トレーを昇降路13および
14のそれぞれについて4隅で1対づつのトレー係合部
材19、29により合計4本の昇降爪22、30により
支持しているのに対し、本実施例では、トレー24を、
第1のトレー係合部材19については1台(昇降爪22
は1本)、第2のトレー係合部材29については2台
(昇降爪30は2本)を用いて3点支持したものであ
る。なお、図4中の各種部材は上記第1の実施例のもの
と同様なので、同じ符号を付してそれぞれの重複した説
明を省略する。すなわち、ガイドレール20は、昇降路
13および14の車庫境界部分ではそれぞれ両隅2箇所
に対にして設置される一方、自動車搬送装置35の搬送
経路端部では、各昇降路13、14の幅方向の中央1箇
所にそれぞれ横行レール27の長手方向に対し直角に設
置される。そして、これら3箇所のガイドレール20の
うち、前記対になって設置されたガイドレール20には
偏位構造の昇降爪30が図4に示したようにガイドロー
ラ21を介して摺動可能に組み付けられ、昇降爪挿通部
13aに沿って昇降するようになっている一方、残りの
ガイドレール20(1本)には「くの字」構造の昇降爪
22が図4に示したようにガイドローラ21を介して摺
動可能に組み付けられ、昇降爪挿通部13aに沿って昇
降するようになっている。
【0020】一方、昇降路13および14と各階層の駐
車区画25との間に一対の横行レール27が配設され、
この一対の横行レール27上に横行台車20が片側2輪
合計4輪の車輪により横行可能に配置されている。2本
のガイドレール20が立設されている側の一方の横行レ
ール27には、各ガイドレール20に対応する位置に、
トレー係合部材29の昇降路13および14内における
昇降動作に際して、各昇降爪30が横行レール27を横
断して通過するための間欠部27aがそれぞれ横行レー
ル27の長手方向に対して斜めに形成され、各昇降爪3
0がその傾斜部30cにより間欠部27aに対しその傾
斜に沿って斜めに通されるようになっている。他方、1
本のガイドレール20が立設されている側の他方の横行
レール27には、そのガイドレール20に対応する位置
に、トレー係合部材19の昇降路13および14内にお
ける昇降動作に際して、昇降爪22が横行レール27を
横断して通過するための間欠部27aが斜めに形成さ
れ、昇降爪22が、その第1の屈曲部22cと第2の屈
曲部22dとの間で、間欠部27aに対しその傾斜に沿
って斜めに通されるようになっている。
【0021】このように、第1のトレー係合部材19お
よび第2のトレー係合部材29それぞれにおける昇降爪
22、30の特徴により、昇降爪22に高い強度を持た
せることができるとともに、昇降爪22で自動車を支持
した際に両ガイドローラ21のいずれか一方に偏って負
荷が加わるのを防止してガイドローラ21の摩耗を低減
することができ、ガイドレール20自体の厚みを薄くで
きる上、ガイドレール20の設置占有幅Lがガイドレー
ル20自体の幅寸法となって最小限に抑えることがで
き、装置全体を大幅に縮小することができるのに加え、
トレー24の3点支持構造を実現したことにより、ガイ
ドレール20、昇降爪22等の各部品点数を減少させる
ことができ、さらにコストの低減を図ることができる。
またトレーを支持する支点を昇降杆23により近づけた
位置にしたため、昇降杆23に加わるモーメントを小さ
くできガイドレール20や昇降杆23を小型化すること
ができる。さらに第2の実施例では、比較的軽量の自動
車を積載するのに、簡単な構造で行なうことができると
いう利点もある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連立型立体駐車装置の入出庫側車庫と奧側車庫間をトレ
ーが搬送される内側に位置するトレー係合部材のガイド
レールの間隔を、トレー幅より大きくしたため、トレー
を入出庫側車庫と奧側車庫との間で搬送するとき、2基
のエレベータ装置間の、トレーが搬送される内側に位置
するガイドレールに衝突することなく上記トレーを移動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における連立型立体駐車
装置の乗入階の概略平面断面図である。
【図2】前記実施例における第1のトレー係合部材の部
分平面図である。
【図3】前記実施例における第2のトレー係合部材の部
分平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例における連立型立体駐車
装置の乗入階の概略平面断面図である。
【図5】従来の連立型立体駐車装置において昇降爪の強
度上好ましい配置状態を示すトレー係合部材の部分平面
図である。
【図6】従来の連立型立体駐車装置において横行レール
に形成する間欠部の好ましい形状を示すトレー係合部材
の部分平面図である。
【符号の説明】
11 入出庫側車庫 12 奧側車庫 13、14 昇降路 15、16 エレベータ装置 17 ターンテーブル 18 ピット 19 第1のトレー係合部材 20 ガイドレール 21 ガイドローラ 22、30 昇降爪 23 昇降杆 24 トレー 25 駐車区画 26 トレー横行装置 27 横行レール 28 横行台車 29 第2のトレー係合部材 35 自動車搬送装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の入出庫口を有する入出庫側車庫
    と、前記入出庫側車庫の奧側に連続して配置された奧側
    車庫と、前記入出庫側車庫および奧側車庫内にそれぞれ
    配備されたエレベータ装置と、各階の駐車区画内に配備
    されて、前記エレベータ装置の昇降路まで横行して前記
    エレベータ装置から自動車を受け取ってこの自動車を駐
    車区画内に格納する横行台車と、前記入出庫側車庫内の
    最下層階および奧側車庫の最下層階にかけて配備され自
    動車を入出庫側車庫と奧側車庫との間で搬送する自動車
    搬送装置とを備えた連立型立体駐車装置において、 前記エレベータ装置は、昇降路の複数箇所に立設された
    ガイドレールと、これらのガイドレール内に収容され、
    このガイドレールに沿って摺動する昇降杆と、昇降杆に
    一体的に取り付けられ自動車を載置するトレーを支持す
    る昇降爪と、昇降杆に取り付けられてガイドレールに沿
    って昇降杆を摺動させるガイドローラとを有するトレー
    係合部材と、前記昇降路とその側方に形成された各階層
    の駐車区画との間に配設され、前記複数の爪に対応した
    位置に長手方向に対して斜め方向に延びる間欠部を有
    し、前記各昇降爪を前記各間欠部を通して昇降させると
    ともに前記横行台車が走行する一対の横行レールとを備
    え、 さらに、入出庫側車庫と奧側車庫間をトレーが搬送され
    る内側に位置するトレー係合部材のガイドレールの間隔
    を、トレー幅より大きくしたことを特徴とする連立型立
    体駐車装置。
JP22511194A 1994-09-20 1994-09-20 連立型立体駐車装置 Expired - Fee Related JP3178771B2 (ja)

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CN102561771A (zh) * 2012-02-02 2012-07-11 刘生豹 一种自走式立体车库及其振动传送双轨道装置
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