JPH0885533A - 関節接ぎ状の頂壁を備えたプラスチック製パック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置 - Google Patents

関節接ぎ状の頂壁を備えたプラスチック製パック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置

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JPH0885533A
JPH0885533A JP22395395A JP22395395A JPH0885533A JP H0885533 A JPH0885533 A JP H0885533A JP 22395395 A JP22395395 A JP 22395395A JP 22395395 A JP22395395 A JP 22395395A JP H0885533 A JPH0885533 A JP H0885533A
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JP
Japan
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edge
top wall
side walls
pack container
plastic
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Withdrawn
Application number
JP22395395A
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Inventor
Bjoern Henry Andersson
ヘンリー アンデルソン ビョルン
Stig Olle Levin Nilsson
オッレ レビン ニルッソン スティー
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TETRA RABARU HOLDINGS and FUAINANSU SA
Tetra Laval Holdings and Finance SA
Original Assignee
TETRA RABARU HOLDINGS and FUAINANSU SA
Tetra Laval Holdings and Finance SA
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Publication date
Application filed by TETRA RABARU HOLDINGS and FUAINANSU SA, Tetra Laval Holdings and Finance SA filed Critical TETRA RABARU HOLDINGS and FUAINANSU SA
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/04Articles or materials wholly enclosed in single sheets or wrapper blanks
    • B65D75/20Articles or materials wholly enclosed in single sheets or wrapper blanks in sheets or blanks doubled around contents and having their opposed free margins united, e.g. by pressure-sensitive adhesive, crimping, heat-sealing, or welding
    • B65D75/22Articles or materials wholly enclosed in single sheets or wrapper blanks in sheets or blanks doubled around contents and having their opposed free margins united, e.g. by pressure-sensitive adhesive, crimping, heat-sealing, or welding the sheet or blank being recessed to accommodate contents

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側壁(2、3、4、5)、底壁(16)及び
頂壁(7)を有し、頂壁(7)が端縁折り曲げ部(6)
を介し関節接ぎ状に側壁(4)に連なっており、また密
封継ぎ目部(13)を介し側壁(2、3、4、5)に連
なっているプラスチック材製パック容器を提供する。 【解決手段】 製造が容易化され、完全に密封可能でし
かも容易に開けることの出来るパック容器を製造するた
め、頂壁(7)が関節接ぎされていない側壁(2、3、
5)に、隣接のものに移行連続する突縁部(2a、3
a、5a)を設け、頂壁(7)に、突縁部(2a、3
a、5a)に重ね合わされ、それらに密閉接ぎされる外
側縁部(10、11、12)を設け、また端縁折り曲げ
部(6)の近傍で、突縁部(5a、2a、3a)に設け
られた破壊線(14)の外側に密封継ぎ目部(13)を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側壁、底壁及び頂
壁を有し、頂壁がヒンジを形成する端縁折り曲げ部によ
り関節接ぎ状に側壁のひとつに連なっており、また密封
継ぎ目部を介し側壁に連なっているプラスチック材製の
パック容器に関するものである。本発明はまたそのよう
なパック容器を製造するための方法、更にその方法を実
施するためのものであって、椀形状のくぼみ部を備えた
第1の深絞り金型部材を有する装置にも関するものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック製で、頂
壁が側壁の少なくもひとつのものに関節接ぎ状となって
いるパック容器には従来数多くのものが製造されている
が、そのような容器を殺菌された製品用に用いること、
換言すれば経済的に製造が出来、また、それに加えて、
容器の内部を殺菌する必要がある場合に用いるのに実際
的である容器を製造することが困難な場合がある。
【0003】従って、本発明の目的は、冒頭に記載した
構成特徴を有するものであって、簡単に製造出来、完全
に密閉可能でしかも消費者にとり開口が容易な殺菌され
たパック容器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、先ずパック容器に関し、頂壁が端
縁折り曲げ部により関節接ぎされているのではない側壁
のそれぞれに、隣接のものに移行連続する突縁部を設
け、また頂壁に外側縁部を設けて、それらを突縁部に重
ね合わせて密閉し、その状態において突縁部内に形成し
た破壊線の外側部位に密封継ぎ目部を形成する。本発明
によれば、側壁をヒンジを形成するための端縁折り曲げ
部又は折り曲げ線の配された少なくともひとつの側壁
と、近傍にそのような端縁折り曲げ部は形成されていな
いその他の側壁とに区別している。これも本発明によれ
ば、少なくも上記その他の側壁に突縁部又はフランジ、
即ち側壁にほぼ直角におよぶ実質的に平面状の端縁表面
部が設けられる。更に、各突縁部はその隣接する突縁部
に移行連続し、これにより、頂壁が関節接続していない
側壁の近傍に連続表面部が形成される。頂壁の外側縁部
は上記の突縁部に重ね合わせられ、それらにしっかりと
密閉される。このため必要な密封継ぎ目部は、突縁部
内、端縁折り曲げ部の無い側壁の近傍及び頂壁の外側縁
部内に形成され、またそれはこれもまた突縁部内及び頂
壁の外側縁部内に配して設けられた破壊線の外側に配し
て設けられる。この構成によれば、破壊線が頂壁の外側
縁部及び側壁の突縁部の密閉又は密封の可能性に悪影響
を及ぼすことはない。
【0005】上に記載した構成によれば、殺菌された製
品にも利用可能なように密封されていて、しかも破壊線
の外側部位を裂開除去するのみで消費者が容易に開ける
ことの出来るパック容器を簡単な方法で製造し得る。こ
のようなパック容器の開口は消費者にとり極めて容易で
ある、即ち、密封継ぎ目部の部位を裂開することなく、
密封継ぎ目部をそのままで側壁の突縁部と頂壁の外側縁
部の外側部位と共に裂開除去すればよいため、力の消費
なしに開口し得るのである。この構成は破壊線により可
能となるものである。
【0006】本発明の好ましい一実施例において、頂壁
は方形であり、また端縁折り曲げ部又は折り曲げ線は1
側壁の直線状縁部に沿って設けられる。この実施例にお
いて、破壊線は、他の3側壁の突縁部内に配され、また
U字形状で端縁折り曲げ線に接する。本発明によるプラ
スチック製パック容器を上方から観察すると、端縁折り
曲げ部は或る側壁に沿いかつそれに隣接した直線状ヒン
ジの形であり、また破壊線はU字の形を有している。U
字の腕又は脚部の開いた先端部は端縁折り曲げ線により
閉ざされている。換言すれば、破壊線は、端縁折り曲げ
線の1端部から始まり、この折り曲げ線にほぼ直角で1
側壁に沿って走り、次いでL字状に曲がって次の側壁の
端部におよび、そこで再びL字状に曲がって更に次の側
壁の端部に達し、そこで端縁折り曲げ線の他端部に接し
ている。このようにして、破壊線はU字形状となってお
り、そのU字の2本の腕部又は脚部の端部は端縁折り曲
げ線の両端部分に接している。
【0007】このプラスチック製パック容器は、製造が
極めて容易であり、また製造業者又はこの容器に製品の
充填を行ってそれを封閉する中間生産者により、密封仕
様で容易に封閉し得るものである。この容器にはまた破
壊線が設けられているため、密封継ぎ目部を開く、或い
は壊す等の必要なしに破壊線近傍の外側部位を裂き除く
ことにより消費者が容易に容器を開けることが出来ると
いう特性も備えている。
【0008】本発明に従い、1突縁部に、好ましくは端
縁折り曲げ線近傍のその部分に裂開用つまみ部を設ける
こともまた有利である。射出成形の可能なプラスチック
材を容器製造に用いる場合には、裂開用つまみ部は成形
法により有利に形成し得る。この方法による場合或いは
他の方法による場合であっても、この裂開用つまみ部
は、消費者にとり、容器開け位置即ち容器開けを開始す
べき部位を示す論理的な印となる。これに加えて、裂開
用つまみ部は、その表面積寸法が好ましくは1cm 2 ない
しは2cm2 であって2本の指で容易につまむことが出来
るので、消費者の容器開けを容易にするという効果もあ
る。開口即ち容器開けはあまり大きな力を要さず、また
その力の作用は、裂開用つまみがあるため破壊線の外側
の、パック容器の外側部位で開始される。
【0009】本発明に従い、裂開用つまみ部が1突縁部
の拡域部分であり、それが頂壁の外側縁部の対応拡域部
分の対面部位に形成されている構成とすることも特に有
利である。射出成形又は深絞り加工が可能なプラスチッ
ク材を用いる場合には、上記構成で裂開用つまみ部を形
成することは製造業者にとり容易である。いずれの側壁
にもその近傍に突縁部があるので、この突縁部の1部分
を若干拡域状に形成するのみで裂開用つまみ部を形成す
ることが出来る。裂開用つまみ部が端縁折り曲げ線を介
し重ね合わされた2層から成り、裂開用つまみ部の端縁
折り曲げ線が前述したヒンジを形成する端縁折り曲げ線
と一致する構成とすることが特に有利である。このパッ
ク容器において、裂開用つまみ部の、側壁近傍の突縁部
と一体的に形成された一層は、頂壁の外側端部に形成さ
れた他層の鏡像状のものである。裂開用つまみ部の両
層、従ってまた裂開用つまみ部そのものは、当然破壊線
の外方、即ち突縁部及び頂壁の外側縁部それぞれの外側
の部位に位置するものである。
【0010】本発明の有利な1実施例において、底壁及
び側壁は深絞り加工により形成される。これによれば、
パック容器全体を、好ましくは方形のシート状粗材から
形成し得る。ヒンジを形成する端縁折り曲げ部を粗材の
中心部に形成し、この折り曲げ部に関し一方の側を頂壁
に形成し、他の側を椀形状部に形成することが想到可能
である。この場合、椀形状部は、底壁と、破壊線がU字
状で端部折り曲げ部近傍に形成されている上述した実施
例によるパック容器の場合この底壁から直角に突起する
側壁とから形成される。このようなパック容器の場合、
一般的に突縁部が円筒状に形成された側壁の近傍で円形
又はだ円形に形成された椀形状部を考案することも可能
である。そのような椀形状部は、公知方法により、深絞
り加工で容易に形成可能である。
【0011】本発明に従い、プラスチック材として、例
えばチョーク(炭酸カルシウム)、せっこう、タルカム
又は雲母を70%以下添加したポリプロペン(polyprop
ene)を使用することが有利であることもまた判明した。
本発明によるパック容器に用いるプラスチック材が深絞
り加工の可能なプラスチック材である場合、それは上述
した熱可塑性材、即ち当業界においてポリプロピレンと
しても広く知られているポリプロペン(polypropene)で
あって良い。PVCもそのようなプラスチック材として
利用可能である。本発明によるパック容器は、完全に再
加工利用可能でまた容易に分解可能な部品及び材料から
製造される。本発明の特に好ましい実施例において、例
えばポリプロピレンであるプラスチック材は、添加物を
含有するものであっても良く。この場合添加物として適
当なものは上記した物質である。実際上、添加の割合は
70%までであり、また或る実施例においては60%ま
でが有利であることも判明している。このような添加物
含有プラスチック材は容易に分解可能でありまた簡単な
方法で容易に再加工又は再利用可能である上に、添加物
がプラスチック材に悪影響を及ぼすことは無く、また上
記のように添加の行われたプラスチック材は特に深絞り
加工が可能でまた密閉加工が可能であることが判明して
いる。
【0012】上記のようなプラスチック材の場合、破壊
線は隣接部に比較して材厚又は肉厚をうすくした線であ
って良い。次に、上に記載したパック容器の製造方法に
関し、本発明による方法は、頂壁と同時に側壁と底壁と
を、プラスチック材の平らなシート状物から、170℃
ないし250℃の温度で深絞り加工により形成し、それ
と同時に端縁折り曲げ線及び破壊線も形成することを特
徴とするものである。プラスチック材の平らなシート状
物とは、中心部に端縁折り曲げ線が形成されると先に検
討したプラスチック材粗材である。深絞り加工又は冷間
成形法により、端縁折り曲げ線の一方の側に頂壁を形成
すると同時にその他方の側に、深絞り加工により椀形状
部を破壊線及び他の折り曲げ線と共に形成する。この方
法によれば、材料の消費量はわずかで、実際上全くくず
を生ぜずに、本発明の観点において非常に有利なパック
容器を製造することができる。
【0013】次に、上述した製造方法を実施するための
装置に関し、本発明による装置は、椀形状のくぼみ部を
有する第1の深絞り金型部材を備えており、この第1の
深絞り金型部材が頂壁のための金型部も有していること
及びくぼみ部、沈み部及び/又は突出部の全てが支持縁
により、一平面上に包囲支承されていて、その平面上
に、好ましくはこの平面上の支持縁内に連続状の突出リ
ムが設けられていることを特徴とするものである。この
装置又は工具は、その基本設計が工作物即ちプラスチッ
ク材の粗材を載置して上述のようにその加工を行う平面
状表面を備えた板の設計であるので、製造も容易であ
る。突出リムは刃として形成することが出来またそれを
単品で或いは数個の部品から成るものとして形成するこ
とが可能である。重要なのは、突出リムを、深絞り金型
部材の頂面上方にごくわずかだけ、即ち形成加工すべき
プラスチック材の粗材又はシート状物の厚さよりも少な
い量だけ突出させるということのみである。これによ
り、深絞り金型部材から最大或いは最高に突出しても突
出リムが工作物、即ちプラスチック材粗材中に喰い込む
のはごくわずかだけで、プラスチック材を完全に突き通
すことのないことが確実となる。有利なことに、破壊線
を形成するための突出リムがプラスチック材粗材中に突
出するのは、この粗材即ち工作物の厚みのわずかに約1
/4ないし約1/2である。多層材製パック容器、即ち
積層材、例えばプラスチック材で被覆(コーティング)
の施された紙材から製造された既知のパック容器の場
合、破壊線がしばしばミシン目線(貫通穴の線)である
のと異なり、本発明によるプラスチック材においては破
壊線は裂開を容易化するためプラスチック材の肉厚を単
に減少させた線である。このようにして、本発明による
手段によれば、パック容器の内部を殺菌された状態とす
ることが出来る。
【0014】本発明に従う方法によると、先に記述のよ
うに第1の深絞り金型部材外にわずかだけ突出する連続
状の刃として形成された突出リムによりプラスチック材
が加工されて破壊線が形成されて、このプラスチック材
の成形加工が簡単に行われる。上記の刃は、プラスチッ
ク材を完全に切断するものではなく、破壊線形成部位で
単にプラスチック材の厚みを減少させるものである。
【0015】本発明によるプラスチック製パック容器
は、例えば臨床分野における注射又は注入薬等の物質の
気密かつ無菌詰めのために特に有利に利用し得るもので
ある。更に、この容器は、破壊線の外側のプラスチック
材の二層重ね部分を裂開除去するのみで開けることが出
来るので、裂開用つまみ部をつまんで開くことにより容
易に開けることが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の上記及び上記以外の構成
特徴、効果及び利用上の可能な態様は、添付図面を参照
して以下に行う好ましい実施例の記載において説明す
る。図1の斜視図に示されたプラスチック(材)製パッ
ク容器は、側壁2、3、4、5及び底壁16を備えた椀
形状部1と頂壁7から形成されている。図1において若
干略示式に図示された実施例は、実質的に平面状の4個
の側壁2、4、5とこれも平面状の底壁16を有してお
り、それによりタブ(桶又はたらい)状に形成された椀
形状部を形成している。上方外方、即ち底壁16の反対
側には、各側壁にほぼ直角に突縁部が設けられている、
即ち側壁2に平面状の突縁部2a、側壁3に同様な突縁
部3a、側壁4に突縁部4aそして側壁5に突縁部5a
がそれぞれ成型形成されている。これらの突縁部2a、
3a、4a及び5aは同一面上にある。突縁部4aの端
縁には、側壁4の面と平行に端縁折り曲げ部又は折り曲
げ線6が設けられていて、それがヒンジを形成して、そ
の周囲に頂壁7が椀形状部1に関し双方向曲線矢印8の
方向に回動し得るようになっている。この折り曲げ部
は、比較的小域の側壁3、5に平行と見做し得る面、即
ち突縁部4aの下方の、後方の側壁4に関し垂直方向の
面上にある。
【0017】このように、端縁折り曲げ部6は後方の側
壁4上に設けられていて、この側壁4と、頂壁7が端縁
折り曲げ部による関節接ぎの行われていないその他の側
壁2、3及び5とはそれぞれ区別されている。頂壁7に
は、端縁折り曲げ線6に直接隣接した接続外側縁部9
と、それ以外の3個の外側縁部10、11及び12が形
成されている。
【0018】これらの外方の縁部9、10、11及び1
2は次々と移行連接しており、また突縁部2a、3a、
4a及び5aと同様にすべて同一面上にあり、これらの
突縁部と外方の縁部とは、それらの形状及び形成位置が
対応関係にあって、頂壁7が椀形状部1の突縁部2a、
3a、4a及び5a上に折りたたまれると頂壁7の外方
の縁部9、10、11及び12と突縁部4a、3a、2
a及び5aが重ね合わされた状態となり相互に密閉され
るようになっている。
【0019】密閉継ぎ目部13は突縁部2a上に破線に
より略示されている。この継ぎ目部13は、椀形状部1
の突縁部5a、2a、3a及び頂壁7の外方の縁部1
0、11、12の全てに沿って形成された破壊線14の
外側に配されている。破壊線14は、端縁折り曲げ線6
の両端部15及び16aを直交状に横断する連続した一
定の線をなしている。
【0020】図1より、この実施例の頂壁7は、2 個の
自由端上方角部が丸く角取りされてはいるものの全体と
してほぼ方形であることが理解されるであろう。二重線
状に図示された破壊線は、椀形状部1と頂壁7を連接さ
せる端縁折り曲げ部6が近傍に形成されていない側壁
5、2、3の突縁部5a、2a、3aの全体に沿って形
成されている。これに対応して、破壊線は、頂壁にも、
その外方の縁部10、11、12の全てに沿って形成さ
れており、頂壁7が椀形状部1の突縁部5a、2a、3
a上に折りたたみ重ね合わせられると、頂壁7上の破壊
線14の部分が椀形状部1上の破壊線14の部分と正確
に重ね合わされるようになっている。頂壁1が上記のよ
うに折りたたまれた状態時、平面視において破壊線はU
字状であって、このU字の腕又は脚の自由端部が端縁折
り曲げ線16の端部15、16aに合致することが理解
されよう。
【0021】裂開用つまみ部17は、その一層部が頂壁
7の外方の縁部10の拡開部により、また他の一層部が
側壁3の突縁部3aの拡開部により形成されている。頂
壁7が突縁部5a、2a、3a上に折りたたみ重ねられ
ると、裂開用つまみ部17を形成する2層部分は重ね合
わされ、パック容器が完成品となった状態において、消
費者がはっきりと視認出来る裂開用つまみ部17が形成
される。
【0022】図2ないし図4は、図1に示されたパック
容器を製造するための装置又は工具を示すものである。
この装置又は工具は、方形板状の深絞り金型部材18か
らなり、細部の図示を省略したその下方の部分19には
所望形状に応じた椀形状くぼみ又は沈み部が形成され、
またその上方の部分には、パック容器の頂壁7の隆起部
22(図1)を形成するための比較的に小域のくぼみ又
は沈み部21が形成されている。
【0023】図2ないし図4に示された深絞り金型部材
18に関し、この部材の平面状の表面23上にわずかに
(h/2)突出する突出リム24の形成が重要である。
このリム24は、図2の平面図において連続状のもので
あり、図3及び図4の断面図において条片(ストリッ
プ)状のものであって、平面視において先端の鋭い頂点
25を有していて、それが、成形すべきプラスチック材
の粗材又は平坦シート26にh/2だけ喰い込むように
なっている。
【0024】図2は、装置又は工具の平面状の表面32
に相当する面(図面用紙の面)上にある支持縁27を示
している。例えば、これらの支持縁27には、それらの
外側部分に、単品製品或いは複数部品からなる組立体製
品として製造可能な枠形状部品28を設け、それをねじ
29により深絞り金型部材18の本体部に取付けて突出
リム24を締め付け把持する。
【0025】図1に示されたパック容器を製造する方法
においては、図4において一部切除して符号26により
示されており、平面視において図4に示された深絞り金
型部材18とほぼ同一寸法のプラスチック材の粗材又は
平坦シートを、出来る限り予備加熱された状態に保たれ
た支持縁27上に載置する。図示を省略した控えジョー
により押圧しまたプラスチック材の粗材26の対応予備
加熱を行った後、この粗材26を連続状の突出リム24
の頂点25上に引き、押圧して破壊14を形成する。こ
れと同時に、図2において破線で示される中心線30に
沿って端縁折り曲げ線6を形成し、また他の全てのくぼ
み部、隆起部及び沈み部(例えばくぼみ部又は沈み部2
1)も形成する。上記と同時に、深絞り加工により、椀
形状部1の形成を行い、底壁6と上述した突縁部を備え
た側壁2、3、4、5を形成する。
【0026】上記の結果、深絞り加工され、硬化された
粗材は、開口部を有し、側壁のひとつ4上の頂壁7がヒ
ンジとして機能する端縁折り曲げ部6を介し折り曲げ可
能なパック容器となる。内部と頂壁7の内側表面を適宜
に殺菌処理した後、パック容器に殺菌された製品を詰め
ることが出来る。その後、頂壁7を図1において曲線矢
印8に沿って左方に折り曲げ、密封継ぎ目部13に沿っ
て封口密封を行う。密封継ぎ目部13は、突縁部及び頂
壁の外方の縁部それぞれの、破壊線14の外側の部分に
連続状に配され、密閉される。この密閉継ぎ目部はまた
裂開用つまみ部17にも形成されている。従って、パッ
ク容器は全体的に完全に密封又は密閉されており、従っ
て輸送に問題のない状態にある。
【0027】このパック容器を開けるには、消費者は裂
開用つまみ部17をつまみ、突縁部2a、3a、5a及
び頂壁7の外側縁部10、11、12を閉じたままの状
態にある密封継ぎ目部13と共に裂開除去すれば良い。
パック容器はほとんど全く力の消費を要さずに開けたる
ことが出来、頂壁7を単に端縁折り曲げ線6に沿って、
曲線矢印8の右方(図1)の方向に回動立ち上げること
により、開けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】頂壁がヒンジを形成する端縁折り曲げ線に沿っ
て折り曲げられ、側壁の突縁部に対しほぼ直角の中間位
置となっている状態の、プラスチック材から製造された
パック容器を示す略示斜視図である。
【図2】刃の機能を有する連続状の突出リムを備えた第
1の深絞り金型部材を示す平面図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視断面図である。
【図4】図3の円IVの内方の部分の詳細を拡大して示す
部分断面図である。
【符号の説明】 1 椀形状部 2、3、4、5
側壁 2a、3a、4a、5a 突縁部 6 端縁折り曲
げ部又は線 7 頂壁 10、11、1
2 外側縁部 13 密封継ぎ目部 14 破壊線 18(第1の)深絞り金型部材 21 くぼみ又
は沈み部 24 突出リム 27 支持縁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁(2、3、4、5)、底壁(16)
    及び端縁折り曲げ部(6)により側壁(4)に関節接ぎ
    状に連なると共に密封継ぎ目部(13)を介し側壁
    (2、3、4、5)に連なった頂壁(7)を有する容器
    であって、頂壁(7)が端縁折り曲げ部により関節状に
    連なってはいない側壁(2、3、5)が、隣接のものに
    移行連続する突縁部(2a、3a、5a)を有している
    こと及び頂壁(7)が外側縁部(10、11、12)を
    有していて、これらの外側縁部が突縁部(3a、2a、
    5a)に重ね合わせて密封され、その時密封継ぎ目部
    (13)が端縁折り曲げ部(6)の近傍と突縁部(2
    a、3a、5a)内に形成された破壊線(14)の外側
    となる部位に形成されていることを特徴とするプラスチ
    ック製パック容器。
  2. 【請求項2】 頂壁(7)が方形であること、端縁折り
    曲げ部(6)が側壁(4)の直線縁に沿って形成されて
    いること及び破壊線(14)が他の3個の側壁(5、
    2、3)の突縁部(5a、2a、3a)内に形成され、
    またU字状で端縁折り曲げ部(6)に接していることを
    特徴とする請求項1に記載のプラスチック製パック容
    器。
  3. 【請求項3】 突縁部(3a)の、好ましくは端縁折り
    曲げ部(6)の近傍部位に裂開用つまみ部(17)が形
    成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    プラスチック製パック容器。
  4. 【請求項4】 裂開用つまみ部(17)が端縁部(3
    a)の拡域部分から成り、それが頂壁(7)の外側縁部
    (10)の対応拡域部分の対面部位に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    ラスチック製パック容器。
  5. 【請求項5】 底壁(16)及び側壁(2、3、4、
    5)が深絞り加工により形成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載のプラスチック製
    パック容器。
  6. 【請求項6】 プラスチック材が、好ましくはチョー
    ク、せっこう、タルカム又は雲母が70%以下添加され
    たポリプロペン(polypropene)であることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載のプラスチック製パ
    ック容器。
  7. 【請求項7】 プラスチック材の平坦シート(26)か
    ら深絞り加工により170℃ないし250℃の温度で頂
    壁(7)を形成すると共に側壁(2、3、4、5)及び
    頂壁(7)を形成し、これと同時に端縁折り曲げ部
    (6)及び破壊線(14)を形成することを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれかに記載のプラスチック製パ
    ック容器の製造方法。
  8. 【請求項8】 椀形状のくぼみ部を備えた第1の深絞り
    金型部材(18)を有する装置であって、この第1の深
    絞り金型部材(18)が、くぼみ部(21)、沈み部及
    び/又は突出部の全てが支持縁(27)により、連続状
    の突出リム(24)の設けられている一平面上で包囲支
    承された構成の、頂壁(7)形成のための金型部も有し
    ていることを特徴とする請求項7の製造方法を実施する
    ための装置。
JP22395395A 1994-09-10 1995-08-31 関節接ぎ状の頂壁を備えたプラスチック製パック容器、その製造方法及びそれを実施するための装置 Withdrawn JPH0885533A (ja)

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