JPH0741916B2 - 液体パツクとその製造法 - Google Patents
液体パツクとその製造法Info
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- JPH0741916B2 JPH0741916B2 JP61306700A JP30670086A JPH0741916B2 JP H0741916 B2 JPH0741916 B2 JP H0741916B2 JP 61306700 A JP61306700 A JP 61306700A JP 30670086 A JP30670086 A JP 30670086A JP H0741916 B2 JPH0741916 B2 JP H0741916B2
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- pack
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/70—Break-in flaps, or members adapted to be torn-off, to provide pouring openings
- B65D5/708—Separate tearable flexible elements covering a discharge opening of a container, e.g. adhesive tape
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- Packages (AREA)
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、牛乳や果汁等の液体を収容する液体パック及
びその製造方法に関する。
びその製造方法に関する。
この種液体パックの多数の公知のものの中には、牛乳を
容れた平行六面体又は立方体のパックであって、頂壁及
び底壁が折畳み線を介して側壁に接合されていて、パッ
ク内部に連通する二重壁の三角パネル部を両側に有する
パックがある。これも液体又は流動物を容れるための、
上記と同種のパックの中には、開口手段につき種々の提
案の行われているものもある。ここに問題とする開口手
段は、最終消費者の観点からは取扱いの容易であること
が要求され、また大きな荷重に付される充填パックに関
してさえも、始めて開口されるまでは液密でなければな
らず、更に出来るならば開口後も再び閉栓し得るもので
あることが要求される。このような開口手段を製造する
ために、この種パックの製造業者は、ますます複雑な装
置、機械及び製造方法を開発して来ている。
容れた平行六面体又は立方体のパックであって、頂壁及
び底壁が折畳み線を介して側壁に接合されていて、パッ
ク内部に連通する二重壁の三角パネル部を両側に有する
パックがある。これも液体又は流動物を容れるための、
上記と同種のパックの中には、開口手段につき種々の提
案の行われているものもある。ここに問題とする開口手
段は、最終消費者の観点からは取扱いの容易であること
が要求され、また大きな荷重に付される充填パックに関
してさえも、始めて開口されるまでは液密でなければな
らず、更に出来るならば開口後も再び閉栓し得るもので
あることが要求される。このような開口手段を製造する
ために、この種パックの製造業者は、ますます複雑な装
置、機械及び製造方法を開発して来ている。
この点に関し、例えば、開口手段を設けるための穴を、
液体パックの製造充填機内で型抜き(スタンピング)又
は抜き(ポンチング)法により形成し、その穴の内外両
側に密閉部片を接合することが公知である。内外の密閉
部片の一方を引裂き開口部片として利用するか或いは別
に引き手つまみ部を密封固定してパックの初期開口、即
ち密閉部片を破いて開口手段の型抜き又は打抜き穴の開
口を行うようになっている。
液体パックの製造充填機内で型抜き(スタンピング)又
は抜き(ポンチング)法により形成し、その穴の内外両
側に密閉部片を接合することが公知である。内外の密閉
部片の一方を引裂き開口部片として利用するか或いは別
に引き手つまみ部を密封固定してパックの初期開口、即
ち密閉部片を破いて開口手段の型抜き又は打抜き穴の開
口を行うようになっている。
このような開口手段は、最終消費者の要求するところは
満足させているものの、高価なパック製造機を要するた
め或いは追加の材料を要するため、製造に相当な経費を
要するという問題のあることが判明している。
満足させているものの、高価なパック製造機を要するた
め或いは追加の材料を要するため、製造に相当な経費を
要するという問題のあることが判明している。
このように、液体パック自体のみならず開口手段もまた
高性能機(単位時間当りの生産量の大きい製造機)によ
り、作業上信頼性が高くかつ経済的な方法で製造し得る
ような広く改良された液体パックが要求されているので
ある。
高性能機(単位時間当りの生産量の大きい製造機)によ
り、作業上信頼性が高くかつ経済的な方法で製造し得る
ような広く改良された液体パックが要求されているので
ある。
本発明の目的は、製造が容易で信頼性が高く、かつ製造
コストを低く抑えることができる液体パックとその製造
方法を提供することにある。
コストを低く抑えることができる液体パックとその製造
方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の液体パックは、プラスチッ
ク材被覆を両面に施した紙状基材から形成された底壁と
側壁と頂壁とを一体的で密閉的に構成されたパック本体
に注ぎ出し用に形成された穴部を有し、該穴部にプラス
チック材からなる密閉部片を射出成形により一体的に設
けた液体パックであって、前記密閉部片を薄肉の引裂き
線部で囲繞された引裂き部と、この引裂き部に前記パッ
ク本体外側となる位置に突設された引き手つまみ部と、
前記薄肉の引裂き線部外側に連接された環状のフランジ
部とから一体的に構成し、前記フランジ部を前記穴部近
傍のパック本体内外両面にそれぞれ固着する2枚のフラ
ンジ片と、該フランジ片間を連結し、パック本体の穴部
周端面に当接する連結部とから構成したことを特徴とす
る。
ク材被覆を両面に施した紙状基材から形成された底壁と
側壁と頂壁とを一体的で密閉的に構成されたパック本体
に注ぎ出し用に形成された穴部を有し、該穴部にプラス
チック材からなる密閉部片を射出成形により一体的に設
けた液体パックであって、前記密閉部片を薄肉の引裂き
線部で囲繞された引裂き部と、この引裂き部に前記パッ
ク本体外側となる位置に突設された引き手つまみ部と、
前記薄肉の引裂き線部外側に連接された環状のフランジ
部とから一体的に構成し、前記フランジ部を前記穴部近
傍のパック本体内外両面にそれぞれ固着する2枚のフラ
ンジ片と、該フランジ片間を連結し、パック本体の穴部
周端面に当接する連結部とから構成したことを特徴とす
る。
また、本発明の液体パックの製造方法は、プラスチック
材被覆を両面に施した紙状基材から形成された底壁と側
壁と頂壁とを一体的で密閉的に構成したパック本体に注
ぎ出し用に形成された穴部を有し、該穴部にプラスチッ
ク材からなる密閉部片を設け、該密閉部片を薄肉の引裂
き線部で囲繞された引裂き部と、この引裂き部に前記パ
ック本体外側となる位置に突設された引き手つまみ部
と、前記薄肉の引裂き線部外側に連接された環状のフラ
ンジ部とから一体的に構成し、前記フランジ部を前記穴
部近傍のパック本体内外両面にそれぞれ固着する2枚の
フランジ片と、該フランジ片間を連結し、パック本体の
穴部周端面に当接する連結部とから構成した液体パック
を製造する方法であって、プラスチック材被覆を両面に
施した紙状基材を供給ロールから平らな状態で引き出
し、該引き出した紙状基材を筒状にして側壁を形成する
と共に底壁を形成し、液体を充填した後、前記紙状基材
を頂壁横断方向の密閉継ぎ目となる位置で切断し、該継
ぎ目を密閉して液体パックを製造する方法において、前
記供給ロールから予め注ぎ出し用の穴部を形成した紙状
基材を引き出し、または前記供給ロールから紙状基材を
引き出した後、該紙状基材に注ぎ出し用の穴部を形成
し、紙状基材を筒状に形成する前にプラスチック材から
なる密閉部片を前記穴部に射出成形により一体的に成形
し、前記2枚のフランジ片を紙状基材両面のプラスチッ
ク材被覆に融着させたことを特徴とする。
材被覆を両面に施した紙状基材から形成された底壁と側
壁と頂壁とを一体的で密閉的に構成したパック本体に注
ぎ出し用に形成された穴部を有し、該穴部にプラスチッ
ク材からなる密閉部片を設け、該密閉部片を薄肉の引裂
き線部で囲繞された引裂き部と、この引裂き部に前記パ
ック本体外側となる位置に突設された引き手つまみ部
と、前記薄肉の引裂き線部外側に連接された環状のフラ
ンジ部とから一体的に構成し、前記フランジ部を前記穴
部近傍のパック本体内外両面にそれぞれ固着する2枚の
フランジ片と、該フランジ片間を連結し、パック本体の
穴部周端面に当接する連結部とから構成した液体パック
を製造する方法であって、プラスチック材被覆を両面に
施した紙状基材を供給ロールから平らな状態で引き出
し、該引き出した紙状基材を筒状にして側壁を形成する
と共に底壁を形成し、液体を充填した後、前記紙状基材
を頂壁横断方向の密閉継ぎ目となる位置で切断し、該継
ぎ目を密閉して液体パックを製造する方法において、前
記供給ロールから予め注ぎ出し用の穴部を形成した紙状
基材を引き出し、または前記供給ロールから紙状基材を
引き出した後、該紙状基材に注ぎ出し用の穴部を形成
し、紙状基材を筒状に形成する前にプラスチック材から
なる密閉部片を前記穴部に射出成形により一体的に成形
し、前記2枚のフランジ片を紙状基材両面のプラスチッ
ク材被覆に融着させたことを特徴とする。
以下、本発明を添付図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の液体パックの一例を示す斜視図で、こ
の液体パックは、プラスチック材被覆を両面に施した厚
紙等の紙状基材から形成された底壁と側壁2と頂壁1と
を一体的で密閉的に構成したパック本体Pを有してい
る。このパック本体Pの頂壁1には、注ぎ出し用の穴部
6が形成され、この穴部6には、該穴部6を密閉するた
めのプラスチック材からなる密閉部片(開口手段)7が
固設されている。4は側壁2に形成された密封継ぎ目、
5はパック内部に連通する頂壁1の端部を折り畳んだ折
畳み三角パネル部、8は水切り片で、注ぎ出される液体
がパックの縁部から容易に水切りされるようになってい
る。9は、折畳み三角パネル部の折り畳み縁部、18は水
切り片8を側壁2の上端部を用いて形成したので、その
開口した部分を密封するための密閉部材である。
の液体パックは、プラスチック材被覆を両面に施した厚
紙等の紙状基材から形成された底壁と側壁2と頂壁1と
を一体的で密閉的に構成したパック本体Pを有してい
る。このパック本体Pの頂壁1には、注ぎ出し用の穴部
6が形成され、この穴部6には、該穴部6を密閉するた
めのプラスチック材からなる密閉部片(開口手段)7が
固設されている。4は側壁2に形成された密封継ぎ目、
5はパック内部に連通する頂壁1の端部を折り畳んだ折
畳み三角パネル部、8は水切り片で、注ぎ出される液体
がパックの縁部から容易に水切りされるようになってい
る。9は、折畳み三角パネル部の折り畳み縁部、18は水
切り片8を側壁2の上端部を用いて形成したので、その
開口した部分を密封するための密閉部材である。
本発明は、上述したようなパックにおいて、密閉部片7
が穴部6の形状に沿った環状の薄肉の引裂き線部16で囲
繞された引裂き部10と、この引裂き部10にパック本体P
外側となる位置に突設された引き手つまみ部11と、薄肉
の引裂き線部16外側に連接された環状のフランジ部13と
から一体的に構成されている。フランジ部13は、穴部6
近傍のパック本体P内外両面にそれぞれ固着する2枚の
フランジ片13a,13bと、このフランジ片13a,13b間に連結
され、パック本体Pの穴部6の周端面6aに当接する連結
部13cとから構成している。
が穴部6の形状に沿った環状の薄肉の引裂き線部16で囲
繞された引裂き部10と、この引裂き部10にパック本体P
外側となる位置に突設された引き手つまみ部11と、薄肉
の引裂き線部16外側に連接された環状のフランジ部13と
から一体的に構成されている。フランジ部13は、穴部6
近傍のパック本体P内外両面にそれぞれ固着する2枚の
フランジ片13a,13bと、このフランジ片13a,13b間に連結
され、パック本体Pの穴部6の周端面6aに当接する連結
部13cとから構成している。
このように密閉部片7の2枚のフランジ片13a,13bが穴
部6近傍のパック本体P内外両面にそれぞれ固着し、フ
ランジ片13a,13b間に連結された連結部13cが紙状基材の
プラスチック材被覆が施されない穴部6の周端面6aを被
覆するため、周端面6aに液体が内側からかつ外側から浸
入するのを確実に防止することができる。そのため、そ
の部分が容易に膨潤して破損するようなことがない。
部6近傍のパック本体P内外両面にそれぞれ固着し、フ
ランジ片13a,13b間に連結された連結部13cが紙状基材の
プラスチック材被覆が施されない穴部6の周端面6aを被
覆するため、周端面6aに液体が内側からかつ外側から浸
入するのを確実に防止することができる。そのため、そ
の部分が容易に膨潤して破損するようなことがない。
上述したような液体パックは、以下のようにして製造す
ることができる。
ることができる。
先ず、供給ロールから予め注ぎ出し用の穴部を所定の間
隔で打抜き等により形成した紙状基材を平らな状態で引
き出し、または、プラスチック材被覆を両面に施した紙
状基材を供給ロールから平らな状態で引き出し、その引
き出した紙状基材に所定の間隔で注ぎ出し用の穴部を打
抜き等により形成する。
隔で打抜き等により形成した紙状基材を平らな状態で引
き出し、または、プラスチック材被覆を両面に施した紙
状基材を供給ロールから平らな状態で引き出し、その引
き出した紙状基材に所定の間隔で注ぎ出し用の穴部を打
抜き等により形成する。
続いて、一対の射出成形用の金型を穴部6にセットし、
射出成形機から射出したプラスチック材料により上記密
閉部片7を穴部6に一体的に成形し、2枚のフランジ片
13a,13bを紙状基材両面のプラスチック材被覆に融着さ
せる。
射出成形機から射出したプラスチック材料により上記密
閉部片7を穴部6に一体的に成形し、2枚のフランジ片
13a,13bを紙状基材両面のプラスチック材被覆に融着さ
せる。
融着後、紙状基材を筒状にして側壁を密閉的に形成する
と共に底壁を密閉形成し、液体を充填した後、紙状基材
を頂壁横断方向の密閉継ぎ目となる位置で切断し、該継
ぎ目を密閉した液体パックを得ることができる。
と共に底壁を密閉形成し、液体を充填した後、紙状基材
を頂壁横断方向の密閉継ぎ目となる位置で切断し、該継
ぎ目を密閉した液体パックを得ることができる。
即ち、従来の公知の製造工程である、プラスチック材被
覆を両面に施した紙状基材を供給ロールから平らな状態
で引き出し、該引き出した紙状基材を筒状にして側壁を
形成すると共に底壁を形成し、液体を充填した後、紙状
基材を頂壁横断方向の密閉継ぎ目となる位置で切断し、
該継ぎ目を密閉して液体パックを製造する方法におい
て、供給ロールから予め注ぎ出し用の穴部6を形成した
紙状基材を引き出し、または供給ロールから紙状基材を
引き出した後、該紙状基材に注ぎ出し用の穴部6を形成
し、紙状基材を筒状に形成する前にプラスチック材から
なる密閉部片7を穴部6に射出成形により一体的に成形
し、2枚のフランジ片13a,13bを紙状基材両面のプラス
チック材被覆に融着させるのである。
覆を両面に施した紙状基材を供給ロールから平らな状態
で引き出し、該引き出した紙状基材を筒状にして側壁を
形成すると共に底壁を形成し、液体を充填した後、紙状
基材を頂壁横断方向の密閉継ぎ目となる位置で切断し、
該継ぎ目を密閉して液体パックを製造する方法におい
て、供給ロールから予め注ぎ出し用の穴部6を形成した
紙状基材を引き出し、または供給ロールから紙状基材を
引き出した後、該紙状基材に注ぎ出し用の穴部6を形成
し、紙状基材を筒状に形成する前にプラスチック材から
なる密閉部片7を穴部6に射出成形により一体的に成形
し、2枚のフランジ片13a,13bを紙状基材両面のプラス
チック材被覆に融着させるのである。
このように紙状基材に注ぎ出し用の穴部6を形成し、筒
状に形成する前に、プラスチック材からなる密閉部片7
を穴部6に射出成形により直接一体的に成形し、連結部
13cで連結された2枚のフランジ片13a,13bを紙状基材両
面のプラスチック材被覆に融着させることにより、プラ
スチック材被覆のない穴部6の周端面6aにパーク内等の
液体が浸入するのを確実に防止する密閉部片7を、特別
な高価な製造機や追加材料を用いることなく容易に液体
パックに形成することができ、かつ作業信頼性も高い。
状に形成する前に、プラスチック材からなる密閉部片7
を穴部6に射出成形により直接一体的に成形し、連結部
13cで連結された2枚のフランジ片13a,13bを紙状基材両
面のプラスチック材被覆に融着させることにより、プラ
スチック材被覆のない穴部6の周端面6aにパーク内等の
液体が浸入するのを確実に防止する密閉部片7を、特別
な高価な製造機や追加材料を用いることなく容易に液体
パックに形成することができ、かつ作業信頼性も高い。
上記引き手つまみ部11は、水切り片8が設けられた側の
引裂き部10一端側に設けるのが好ましい。これにより、
引き手つまみ部11を引き上げた時、引裂き部10を一端側
から順次容易に裂開することができる。また、引き手つ
まみ部11を引裂き部10に略直交するように立設するの
が、製造上及び取扱い容易にする上で好ましい。
引裂き部10一端側に設けるのが好ましい。これにより、
引き手つまみ部11を引き上げた時、引裂き部10を一端側
から順次容易に裂開することができる。また、引き手つ
まみ部11を引裂き部10に略直交するように立設するの
が、製造上及び取扱い容易にする上で好ましい。
また、上記引裂き部10には、第2図に示すように、開口
後再び閉口するための閉栓縁部17を設けるのが好まし
い。この閉栓縁部17は、引裂き部10の周縁に沿って環状
で外側に拡開して突設された構成になっている。裂開さ
れていったんパックから除去された引裂き部10を開口に
圧入すると、閉栓縁部17の外側突出部が開口の端縁に装
着され、使用後のパックの蓋として用いることができ
る。
後再び閉口するための閉栓縁部17を設けるのが好まし
い。この閉栓縁部17は、引裂き部10の周縁に沿って環状
で外側に拡開して突設された構成になっている。裂開さ
れていったんパックから除去された引裂き部10を開口に
圧入すると、閉栓縁部17の外側突出部が開口の端縁に装
着され、使用後のパックの蓋として用いることができ
る。
以上のように本発明は、密閉部片の2枚のフランジ片が
穴部近傍のパック本体内外両面にそれぞれ固着し、フラ
ンジ片間に連結された連結部が紙状基材のプラスチック
材被覆が施されない穴部の周端面を被覆するため、その
周端面にパック内等の液体が浸入するのを確実に防止す
ることができる、信頼性が高い液体パックを得ることが
できる。
穴部近傍のパック本体内外両面にそれぞれ固着し、フラ
ンジ片間に連結された連結部が紙状基材のプラスチック
材被覆が施されない穴部の周端面を被覆するため、その
周端面にパック内等の液体が浸入するのを確実に防止す
ることができる、信頼性が高い液体パックを得ることが
できる。
また、紙状基材に注ぎ出し用の穴部を形成し、筒状に形
成する前に、プラスチック材からなる密閉部片を穴部に
射出成形により一体的に成形するため、特別高価な製造
機や追加材料を用いることなく、従来ある一般の装置で
容易に液体パックに密閉部片を形成することができるの
で、製造コストを低く抑えることができると共に、その
作業信頼性も高く保つことができる。
成する前に、プラスチック材からなる密閉部片を穴部に
射出成形により一体的に成形するため、特別高価な製造
機や追加材料を用いることなく、従来ある一般の装置で
容易に液体パックに密閉部片を形成することができるの
で、製造コストを低く抑えることができると共に、その
作業信頼性も高く保つことができる。
また、密閉部片の製造と接着を同時にできるため、射出
成形により予め1つづつ個々に作製し、それを接着する
場合に対して、それら個々に作製した密閉部片を衛生的
に保管する煩雑な作業をなくすことができ、更に、密閉
部片の製造工程と接着(取付)工程とが1工程になるの
で、液体パックの製造を簡素化してより容易にすること
ができる。
成形により予め1つづつ個々に作製し、それを接着する
場合に対して、それら個々に作製した密閉部片を衛生的
に保管する煩雑な作業をなくすことができ、更に、密閉
部片の製造工程と接着(取付)工程とが1工程になるの
で、液体パックの製造を簡素化してより容易にすること
ができる。
また、個々の密閉部片を穴部に直接射出成形で一体成形
する構成であるため、密閉部片を予め射出成形により大
型の連続した金型で大量に作製し、それを切断して使用
する場合に対して、各密閉部片相互の繋ぎ部となるプラ
スチック材が不要となるので、密閉部片に用いられるプ
ラスチック材の使用量を低減し、使用材料の一層のコス
トダウンを図ることができる。
する構成であるため、密閉部片を予め射出成形により大
型の連続した金型で大量に作製し、それを切断して使用
する場合に対して、各密閉部片相互の繋ぎ部となるプラ
スチック材が不要となるので、密閉部片に用いられるプ
ラスチック材の使用量を低減し、使用材料の一層のコス
トダウンを図ることができる。
第1図は、本発明による開口手段を有する平行六面体液
体パックの斜視図であり、第2図は、第1図のII−II線
矢視の断面部分図である。 1……頂壁、2,3……側壁、6……穴部、6a……周端
面、7……密閉部片、10……引裂き部、11……引き手つ
まみ部、13……フランジ部、13a,13b……フランジ片、1
3c……連結部、16……引裂き線部、P……パック本体。
体パックの斜視図であり、第2図は、第1図のII−II線
矢視の断面部分図である。 1……頂壁、2,3……側壁、6……穴部、6a……周端
面、7……密閉部片、10……引裂き部、11……引き手つ
まみ部、13……フランジ部、13a,13b……フランジ片、1
3c……連結部、16……引裂き線部、P……パック本体。
Claims (3)
- 【請求項1】プラスチック材被覆を両面に施した紙状基
材から形成された底壁と側壁と頂壁とを一体的で密閉的
に構成されたパック本体に注ぎ出し用に形成された穴部
を有し、該穴部にプラスチック材からなる密閉部片を射
出成形により一体的に設けた液体パックであって、 前記密閉部片を薄肉の引裂き線部で囲繞された引裂き部
と、の引裂き部に前記パック本体外側となる位置に突設
された引き手つまみ部と、前記薄肉の引裂き線部外側に
連接された環状のフランジ部とから一体的に構成し、 前記フランジ部を前記穴部近傍のパック本体内外両面に
それぞれ固着する2枚のフランジ片と、該フランジ片間
を連結し、パック本体の穴部周端面に当接する連結部と
から構成したことを特徴とする液体パック。 - 【請求項2】前記引き手つまみ部を前記引裂き部に略垂
直に立設したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の液体パック。 - 【請求項3】プラスチック材被覆を両面に施した紙状基
材から形成された底壁と側壁と頂壁とを一体的で密閉的
に構成したパック本体に注ぎ出し用に形成された穴部を
有し、該穴部にプラスチック材からなる密閉部片を設
け、該密閉部片を薄肉の引裂き線部で囲繞された引裂き
部と、この引裂き部に前記パック本体外側となる位置に
突設された引き手つまみ部と、前記薄肉の引裂き線部外
側に連接された環状のフランジ部とから一体的に構成
し、前記フランジ部を前記穴部近傍のパック本体内外両
面にそれぞれ固着する2枚のフランジ片と、該フランジ
片間を連結し、パック本体の穴部周面に当接する連結部
とから構成した液体パックを製造する方法であって、 プラスチック材被覆を両面に施した紙状基材を供給ロー
ルから平らな状態で引き出し、該引き出した紙状基材を
筒状にして側壁を形成すると共に底壁を形成し、液体を
充填した後、前記紙状基材を頂壁横断方向の密閉継ぎ目
となる位置で切断し、該継ぎ目を密閉して液体パックを
製造する方法において、 前記供給ロールから予め注ぎ出し用の穴部を形成した紙
状基材を引き出し、または前記供給ロールから紙状基材
を引き出した後、該紙状基材に注ぎ出し用の穴部を形成
し、紙状基材を筒状に形成する前にプラスチック材から
なる密閉部片を前記穴部に射出成形により一体的に成形
し、前記2枚のフランジ片を紙状基材両面のプラスチッ
ク材被覆に融着させたことを特徴とする液体パックの製
造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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