JPH0884308A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0884308A
JPH0884308A JP21733794A JP21733794A JPH0884308A JP H0884308 A JPH0884308 A JP H0884308A JP 21733794 A JP21733794 A JP 21733794A JP 21733794 A JP21733794 A JP 21733794A JP H0884308 A JPH0884308 A JP H0884308A
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Kazunori Kodama
和則 児玉
Hirohisa Kitagishi
広久 北岸
Hideto Matsuyama
秀人 松山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続されたコンピュータの機種が特定できな
い場合においても、最適な映像を表示することが可能で
ある液晶表示装置を提供することである。 【構成】 機種判別処理部21において、コンピュータ
から供給される水平周波数等の複数の判別データと、デ
ータ記憶部22に格納されている代表的なコンピュータ
の水平周波数等の複数のデータとを比較し、接続されて
いるコンピュータの機種を特定する。機種判別処理部2
1において機種が特定できない場合には、入力部8から
接続されたコンピュータに対応するドットデータを入力
する。そして、第1データ処理部において、入力された
ドットデータd等に基づいて液晶パネルに最適な影像を
表示するための走査変換データおよび液晶パネル駆動デ
ータ等の第1の処理データD1を求め、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータの表示
装置として使用される液晶表示装置に関し、特に、映像
信号の1ドットと表示装置の1画素との同期をとるため
に、接続されているコンピュータの種類に応じた表示制
御を行なう液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、多種多様な仕様のコン
ピュータが製造されている。これらのコンピュータは、
種類が異なると、垂直同期信号の周波数、水平同期信号
の周波数およびそれらの同期信号の極性が異なってい
る。
【0003】したがって、コンピュータに接続されて画
像を表示するディスプレイ装置には、多種類のコンピュ
ータに対応可能な汎用性が要求される。
【0004】そこで、CRTディスプレイ装置では、接
続されているコンピュータの種類が特定できなくても、
次のような処理を行なうことにより、コンピュータの映
像信号に対応した表示をすることが可能である。すなわ
ち、様々な同期信号の極性をすべて負極性に処理した
後、それらを合成して複合同期信号を得る。そして、C
RTディスプレイ装置の内部のPLL回路にその同期信
号を引込ませることにより、映像信号に対応した表示が
できるのである。
【0005】ところが、液晶表示装置のように総画素数
が少ないディスプレイ装置にコンピュータの映像信号に
対応した表示をするためには、液晶パネルの1画素と映
像信号のドットクロックの1ドットとを同期させる必要
がある。このような同期方法は、画素同期と呼ばれてい
る。
【0006】このため、液晶表示装置においては、ま
ず、接続されたコンピュータから供給される種々の同期
信号から、接続されたコンピュータの種類を判別する。
そして、液晶表示装置では、その判別結果に基づいて、
入力された映像信号のドットクロックの周波数を決定
し、そのドットクロックの周波数を基準にして液晶パネ
ルを駆動するためのパルス信号を作成する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在、コンピ
ュータに取付けるボードとして、映像信号変換用ボード
が市販されている。この映像信号変換用ボードは、接続
されたコンピュータから出力されるドットクロック等の
信号を変換するものである。このため、映像信号変換用
ボードを使用しているコンピュータに従来の液晶表示装
置が接続された場合、その液晶表示装置においては、接
続されたコンピュータの機種が判別できなくなる状態お
よび機種を誤判別する状態が生じることがある。
【0008】このため、従来の液晶表示装置では、接続
されたコンピュータの機種が判別できない場合およびそ
の機種を誤判別した場合には、コンピュータからの映像
を最適に映写することができないという問題があった。
【0009】この発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであり、接続されたコンピュータの機
種が特定できない場合においても、最適な画像を表示す
ることが可能である液晶表示装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、コンピュータに接続可能であり、接続されたコンピ
ュータから供給される信号に応じて映像を表示する液晶
表示装置であって、判別手段、入力手段、データ処理手
段、表示制御手段、走査変換手段および液晶パネルを備
える。
【0011】判別手段は、接続されたコンピュータから
供給される水平同期信号および垂直同期信号に基づい
て、それらの同期信号の極性、その水平同期信号の周波
数およびその垂直同期信号の1垂直期間当りの水平ライ
ン数をそれぞれ判別する。
【0012】入力手段は、接続された前記コンピュータ
に対応する1水平期間当りのドット数データを入力する
ためのものである。
【0013】データ処理手段は、判別手段の判別結果に
基づいて、接続されたコンピュータの機種を特定する第
1の処理、第1の処理で機種が特定された場合に、その
機種に対応して予め定められた水平同期信号の周波数の
データ、1垂直期間当りの水平ライン数のデータおよび
ドット数データに基づいて走査変換データと、液晶パネ
ル駆動データとを求めて出力する第2の処理、ならび
に、第1の処理で機種が特定されない場合に、判別手段
で判別された水平同期信号の周波数および水平ライン数
のデータと、入力手段から入力されたドット数データと
に基づいて、走査変換データと、液晶パネル駆動データ
とを求めて出力する第3の処理をする。
【0014】表示制御手段は、データ処理手段から出力
される走査変換データと、液晶パネル駆動データとに基
づいて、液晶パネルを駆動するための液晶駆動信号およ
びコンピュータから供給される映像信号を走査変換する
ための走査変換信号を出力する。
【0015】走査変換手段は、表示制御手段から出力さ
れる走査変換信号に基づいて、コンピュータから供給さ
れる映像信号の走査変換を行なう。
【0016】液晶パネルは、表示制御手段から出力され
る液晶駆動信号および走査変換手段で走査変換された映
像信号に基づいて映像を表示する。
【0017】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の液晶表示装置において、入力手段から入力されるド
ットデータの値に関わらず、走査変換手段から液晶パネ
ルに供給される映像信号におけるドットクロックの周波
数を一定にする走査変換データを求めて出力する。
【0018】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、データ処理
手段においては、判別手段で判別された同期信号の極
性、水平同期信号の周波数および垂直同期信号の1垂直
期間当りの水平ライン数に基づいて、第1の処理によ
り、コンピュータの機種の特定が行なわれる。そして、
機種が特定された場合には、第2の処理によって、特定
された機種に対応する走査変換データと、液晶パネル駆
動データとが出力される。
【0019】このように、接続されたコンピュータの機
種が特定された場合には、機種に対応して予め定められ
たドット数データ等に基づいて得られる走査変換データ
と、液晶パネル駆動データとに基づいて、表示制御手段
および走査変換手段が動作する。そして、これらの動作
により、液晶パネルに液晶駆動信号および映像信号が供
給され、液晶パネルに映像が表示される一方、データ処
理手段の第1の処理によってコンピュータの機種が特定
できない場合には、第3の処理が行なわれる。この第3
の処理においては、入力手段から入力されたドット数デ
ータと、判別手段で判別された水平周期信号の周波数お
よび水平ライン数のデータとに基づいて、そのドット数
データを有するコンピュータの機種に対応する走査変換
データと、液晶パネル駆動データとが求められ、それら
のデータが出力される。
【0020】その場合にも、機種が特定できた場合と同
様の表示制御手段および走査変換手段の動作によって、
液晶パネルに映像が表示される。
【0021】すなわち、第3の処理によれば、接続され
たコンピュータに対応するドット数データを入力手段か
ら入力するだけで、その接続されたコンピュータに対応
する走査変換データと、液晶パネル駆動データとが自動
的に求められる。
【0022】したがって、接続されたコンピュータの機
種が判別できない場合には、入力手段からそのコンピュ
ータに対応したドット数データを入力するだけで最適な
映像を表示することが可能となる。
【0023】請求項2に記載の本発明によれば、入力さ
れるドット数データの値に関わらず、液晶パネルに供給
される映像信号のドットクロックの周波数が一定にされ
るため、液晶パネルに供給される映像信号のサンプリン
グのタイミングの最適値を調整する必要をなくすことが
可能になる。
【0024】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0025】図1は、この発明の実施例による液晶表示
装置の要部の構成を示すブロック図である。
【0026】図1を参照して、液晶表示装置LCDは、
コンピュータCOMに接続される。この液晶表示装置L
CDは、コンピュータCOMから水平同期信号HSS
(または複合同期信号)、垂直同期信号VSSおよび映
像信号VDS等の信号を受ける。液晶表示装置LCD
は、コンピュータCOMから供給される種々の信号に応
答して映像を表示する。
【0027】液晶表示装置LCDは、判別回路1、マイ
クロコンピュータ(以下CPUと呼ぶ)2、表示制御回
路3、信号処理回路4、走査変換回路5、信号処理回路
6、液晶パネル7および入力部8を含む。
【0028】判別回路1は、コンピュータCOMから供
給される水平同期信号HSSおよび垂直同期信号VSS
を受け、それらの同期信号に基づいて次のような処理を
行なう。
【0029】すなわち、判別回路1は、水平同期信号H
SSの周波数と、垂直同期信号VSSの1周期(以下、
1垂直期間という)当りの水平ライン数とをそれぞれ判
別(計数)する。さらに、判別回路1は、水平同期信号
HSSおよび垂直同期信号VSSの極性をそれぞれ判別
し、これらの同期信号の極性を負極性に統一する処理も
行なう。
【0030】判別回路1からCPU2には、水平周波数
および水平ライン数のそれぞれの判別結果のデータであ
る判別データが与えられる。判別回路1から表示制御回
路3へは、負極性に統一された水平同期信号HSSおよ
び垂直同期信号VSSが与えられる。
【0031】CPU2には、この液晶表示装置LCDに
接続可能である複数種類の代表的な機種のコンピュータ
の各々について、次のようなデータが予め格納されてい
る。その格納されているデータとは、水平周波数のデー
タ、1垂直周期当りの水平ライン数のデータ、同期信号
の極性のデータ、1水平周期当りのドットクロック数の
データ(以下、ドットデータという)、映像信号処理の
ための信号処理データ等のデータである。
【0032】CPU2では、判別回路1から与えられる
判別データである水平周波数のデータ、1垂直周期当り
の水平ライン数のデータおよび極性のデータと、格納さ
れている水平周波数のデータ、1垂直周期当りの水平ラ
イン数のデータおよび極性のデータとを比較する。
【0033】そして、その比較結果に基づいて、接続さ
れているコンピュータCOMの機種を特定する。具体的
には、たとえば、判別回路1から与えられた各データと
一致するデータを有するコンピュータの機種が、接続さ
れているコンピュータCOMの機種として特定される。
【0034】接続されたコンピュータCOMの機種が特
定できた場合には、CPU2は、その特定されたコンピ
ュータに対応して格納されているドット数のデータと、
判別回路1から与えられた判別データとに基づいて、走
査変換データおよび液晶パネル駆動データを含む第1の
処理データD1と、信号処理データである第2の処理デ
ータD2とを求める。
【0035】一方、接続されたコンピュータCOMの機
種が特定できない場合には、CPU2は、入力部8から
与えられたドット数のデータと、判別回路1から与えら
れた判別データとに基づいて、走査変換データおよび液
晶パネル駆動データを含む第1の処理データD1と、信
号処理データである第2の処理データD2とを求める。
【0036】このようにして求められた走査変換デー
タ、信号処理データおよび液晶パネル駆動データは、C
PU2から表示制御回路3に与えられる。
【0037】表示制御回路3では、CPU2から与えら
れた第1の処理データD1および第2の処理データD2
ならびに判別回路1から与えられた水平同期信号HSS
および垂直同期信号VSSに基づいて、次のような処理
を行なう。
【0038】すなわち、表示制御回路3では、与えられ
た走査変換データに基づいて、映像信号VDSの1ドッ
トと、液晶パネルの1画素とを対応させ、映像信号VD
Sのドットクロック周波数にかかわらず常に一定のドッ
トクロック周波数になるように変換するための信号とし
て次のような信号を走査変換回路5および液晶パネル7
に与える。
【0039】表示制御回路3から走査変換回路5には、
書込みクロック信号WC、読出しクロック信号RCおよ
びメモリ制御パルス信号MCPが与えられる。表示制御
回路3から液晶パネル7には、液晶パネル7を駆動する
ためのパネル駆動パルス信号PDPが与えられる。
【0040】さらに、信号処理データに基づいて、表示
制御回路3は、映像信号VDSの信号処理を行なうため
の信号処理パルス信号SPPを信号処理回路4および6
にそれぞれ与える。
【0041】信号処理回路4は、その他に、コンピュー
タCOMから供給される映像信号VDSを受ける。信号
処理回路4は、与えられた映像信号VDSを走査変換回
路5での処理に必要なレベルに増幅し、その増幅した映
像信号を走査変換回路5に与える。
【0042】走査変換回路5は、与えられた書込みパル
ス信号WC、読出しパルス信号RCおよびメモリ制御パ
ルス信号MCPに応答して、与えられた映像信号の走査
変換を行なう。
【0043】具体的には、走査変換回路5は、ドットク
ロックを一定にするために、与えられた映像信号におけ
る1水平周期当りのドット数(以下ドットデータと呼
ぶ)および1垂直周期当りの水平ライン数(以下ライン
データと呼ぶ)をそれぞれ液晶パネル7における水平ド
ット数(水平方向の画素数)および垂直ライン数(垂直
方向のドット数)よりも多くする変換を行なう。
【0044】このようなドットデータの変換は、ドット
変換と呼ばれる。また、このようなラインデータの変換
は、ライン変換と呼ばれる。
【0045】信号処理回路6は、走査変換回路5から、
走査変換された映像信号をさらに受ける。信号処理回路
6は、与えられた信号処理パルス信号SPPに応答し
て、与えられた映像信号のレベルを液晶パネル7での表
示に必要なレベルに増幅し、その増幅した映像信号を液
晶パネル7に与える。
【0046】入力部8は、例えばキーボードにより構成
される。この入力部8においては、オペレータがキース
イッチを操作することにより、ドッドデータおよび信号
処理変更データ等のデータを入力可能になっている。
【0047】次に、判別回路1、CPU2、表示制御回
路3および走査変換回路5をそれぞれ詳細に説明する。
【0048】まず、判別回路1を詳細に説明する。図2
は、判別回路1の構成を示すブロック図である。
【0049】図2を参照して、判別回路1は、極性判別
回路11,12、立下がり検出回路13、水平カウント
回路14、発振回路15、垂直ブランキング期間検出回
路16、疑似水平同期信号発生回路17および垂直カウ
ント回路18を含む。
【0050】極性判別回路11は、水平同期信号HSS
の極性(負または正)を判別し、その極性を負極性にし
て出力する。極性判別回路12は、垂直同期信号VSS
を受け、その垂直同期信号VSSの極性(負または正)
を判別し、その極性を負極性にして出力する。このよう
に、極性判別回路11および12においては、水平同期
信号HSSおよび垂直同期信号VSSの極性を負極性に
統一して出力する。
【0051】このように極性が統一された水平同期信号
HSSおよび垂直同期信号VSSは、ともに表示制御回
路3に与えられる。さらに、極性が統一された水平同期
信号HSSは、立下がり検出回路13に与えられる。極
性が統一された垂直同期信号VSSは、垂直ブランキン
グ期間検出回路16および垂直カウント回路18にそれ
ぞれ与えられる。
【0052】立下がり検出回路13においては、与えら
れた水平同期信号の立下がりを検出し、立下がり検出パ
ルスを発生する。立下がり検出回路13において発生さ
れた立下がり検出パルスは、水平カウント回路14およ
び疑似水平同期信号発生回路17に与えられる。
【0053】発振回路15は、常に一定の周波数(たと
えば30MHz)でフリー発振する信号を発生し、その
信号を水平カウント回路14に与える。
【0054】水平カウント回路14においては、立下が
り検出回路13から与えられる立下がり検出パルスをリ
セットパルスとして用い、発振回路15から与えられる
30MHzのクロック周波数に基づいて、1水平期間の
クロック数を計数する。その計数結果の情報は、平均化
回路18に与えられる。
【0055】垂直ブランキング期間検出回路16におい
ては、与えられる垂直同期信号の立下がりを基準にし
て、1垂直期間当りの立下がり検出パルスの数を計数す
る。
【0056】そして、その計数結果に基づいて、垂直ブ
ランキング期間検出回路16は、垂直ブランキング期間
のみHレベルとなるような垂直ブランキングパルスを出
力する。垂直ブランキング期間検出回路16の出力信号
は、平均化回路18および疑似水平同期信号発生回路1
7に与えられる。
【0057】平均化回路18においては、垂直ブランキ
ング期間検出回路16から与えられる垂直ブランキング
パルスがLレベルの場合に、水平カウント回路14から
与えられる1水平同期信号期間の計数値の平均を求め
る。これにより、水平周波数が求められる。
【0058】そして、平均化回路17は、与えられる垂
直ブランキングパルスがHレベルになった場合に、求め
た計数値の平均値を2値のシリアルデータに変換する。
そのシリアルデータは、CPU2へ与えられる。このよ
うにして、判別回路1からCPU2に水平周波数の判別
データが与えられる。
【0059】疑似水平同期信号発生回路17において
は、垂直ブランキング期間検出回路16から与えられる
垂直ブランキングパルスに基づいて、立下がり検出回路
13から与えられる立下がりパルスにゲートをかける。
【0060】その結果、疑似水平同期信号発生回路17
は、垂直ブランキング期間の等価パルス等を取除かれた
立下がりパルスを出力する。疑似水平同期信号発生回路
17の出力信号は、垂直カウント回路19に与えられ
る。
【0061】垂直カウント回路19においては、疑似水
平同期信号発生回路17から与えられる立下がりパルス
をクロックとして用い、かつ、極性判別回路12から与
えられる垂直同期信号をリセットパルスとして用いて動
作する。
【0062】この垂直カウント回路19は、垂直同期信
号の1周期当りの水平ライン数(水平同期信号数)を計
数する。これにより、1垂直期間当りの水平ライン数が
求められる。垂直カウント回路18においては、計数結
果を2値のシリアルデータに変換する。そのシリアルデ
ータは、CPU2に与えられる。
【0063】このようにして、判別回路1からCPU2
には、接続されたコンピュータCOMの水平周波数のデ
ータ、1垂直期間当りの水平ライン数のデータおよび同
期信号の極性のデータが与えられる。
【0064】次に、CPU2について詳細に説明する。
図3は、CPU2におけるデータ処理の概念を機能ブロ
ックで示したブロック図である。
【0065】図3を参照して、このCPU2は、機種判
別処理部21、データ記憶部22、第1データ処理部2
3および第2データ処理部24を含む。
【0066】データ記憶部22には、この液晶表示装置
LCDに接続可能な複数種類の代表的なコンピュータの
各々におけるドットデータ、ラインデータ、同期信号の
極性のデータおよび信号処理データが記憶されている。
【0067】機種判別処理部21は、判別回路1から判
別データを受けるとともに、データ記憶部22から読出
された各コンピュータの水平周波数のデータ、ドットデ
ータ、ラインデータ、同期信号の極性のデータを受け
る。
【0068】この機種判別処理部21では、水平周波数
のデータ、ラインデータおよび同期信号の極性のデータ
のそれぞれについて、判別回路1から与えられた判別デ
ータと、データ記憶部22から読出されたデータとを比
較する。
【0069】そして、機種判別処理部21は、データ記
憶部22にデータが記憶されているコンピュータのう
ち、与えられた判別データの各データと一致するデータ
を有するコンピュータを、接続されたコンピュータCO
Mとして特定する。
【0070】機種判別処理部21においては、コンピュ
ータCOMの機種が特定できた場合には、データ記憶部
22および第1データ処理部23に次のような信号を与
える。データ記憶部22には、その特定された機種に対
応して記憶されている信号処理データを読出し、その読
出された信号処理データを第2データ処理部24へ与え
ることを指示するための信号が与えられる。
【0071】第1データ処理部23には、特定された機
種に対応してデータ記憶部22に記憶されているドット
データd、ラインデータLおよび水平周波数データhが
与えられる。
【0072】一方、機種判別処理部21において機種が
特定できない場合には、機種判別処理部21から第1デ
ータ処理部23に、判別回路1から与えられたラインデ
ータLおよび水平周波数データhがラインデータLおよ
び水平周波数データhとして与えられる。
【0073】この場合には、入力部8から入力されたド
ットデータが、ドットデータdとして第1データ処理部
23に与えられる。したがって、この場合には、オペレ
ータが、入力部8からコンピュータCOMに対応するド
ットデータを入力する必要がある。
【0074】第1データ処理部23には、表示制御回路
3において必要とされる走査変換データおよび液晶パネ
ル7の駆動のために必要とされる液晶パネル駆動データ
等の第1の処理データD1を求めるための複数の演算式
が設定されている。
【0075】そして、第1データ処理部23では、機種
判別処理部21から与えられるラインデータLおよび水
平周波数データhと、機種判別処理部21または入力部
8から与えられるドットデータdとに基づいて、演算式
による演算処理を行ない、第1の処理データを求める。
第1データ処理部23では、機種が特定できた場合およ
び機種が特定できない場合のどちらの場合においても演
算処理を行なう。
【0076】第1データ処理部で求められた第1の処理
データD1は、すべてのデータが表示制御回路3に与え
られる。また、第1の処理データD1を求めるため、中
間的に得られる所定のデータが第2データ処理部24に
与えられる。
【0077】第2データ処理部24には、信号処理デー
タである第2の処理データD2を求めるための複数の演
算式が設定されている。第2データ処理部24には、デ
ータ記憶部22および第1データ処理部23から与えら
れるデータの他に、入力部8から信号処理変更データM
Dを受ける。
【0078】この信号処理変更データMDは、演算式に
よって求められた信号処理データが不完全な場合にオペ
レータが信号処理データを変更するためのデータであ
る。この信号処理変更データMDは、オペレータが入力
部8から入力することにより、第2データ処理部24に
与えられる。
【0079】機種判別処理部21において機種が特定で
きた場合、第2データ処理部24には、特定されたコン
ピュータの機種に対応して記憶された信号処理データが
データ記憶部22から与えられる。この場合、第2デー
タ処理部24においては、演算式を用いた演算が行なわ
れない。その場合には、データ記憶部22から与えられ
た信号処理データが、第2の処理データD2として第2
データ処理部24から表示制御回路3に与えられる。
【0080】一方、機種判別処理部21においてコンピ
ュータの機種が特定できない場合、第2データ処理部2
4には、データ記憶部22から信号処理データが与えら
れず、第2データ処理での演算式を用いた演算に必要な
データが第1データ処理部23から与えられる。
【0081】この場合、第2データ処理部24では、第
1データ処理部23から与えられたデータに基づいて演
算処理を行ない、信号処理データを求める。その求めら
れた信号処理データは、第2の処理データD2として第
2データ処理部24から表示制御回路3に与えられる。
【0082】次に、第1データ処理部23および第2デ
ータ処理部24においてそれぞれ処理データD1および
D2を求めるための演算処理について説明する。
【0083】図4は、液晶パネル(640ドット×48
0ライン)に表示する場合の第1データ処理部23にお
いて第1の処理データを算出する演算式に必要なデータ
を求めるための処理を示すフローチャートである。図5
は、第1および第2のデータ処理部23および24に設
定された演算式の代表例を示す図である。以下、図4お
よび図5を参照して演算処理の説明を行なう。
【0084】まず、第1データ処理部における演算処理
について説明する。第1データ処理部23においては、
まず、図4に示されるフローチャートの処理が実行され
ることにより、各種のデータが求められる。そして、そ
の求められたデータを図5に示される第1演算式群G1
の各演算式に用い、演算処理を行なう。これにより、第
1データ処理部23において第1の処理データD1が求
められる。
【0085】次に、図4のフローチャートを説明する。
まず、与えられたドットデータd,ラインデータLおよ
び水平周波数hをステップS1において読込む。次に、
ステップS2において、ラインデータLが所定ライン
(330ライン)よりも多いか否かを判断する。これに
より、倍速変換を行なうか否かを判断する。ここで、倍
速変換とは、たとえば1ラインのデータを2ラインで表
示するための変換である。
【0086】ステップS2において、ラインデータLが
330ラインよりも多いと判断された場合には、処理が
ステップS3に進む。ステップS3では、倍速変換を実
行しないために、変数aを「0」に設定する。そして、
処理はステップS5に進む。
【0087】一方、ステップS2において、ラインデー
タLが330ライン以下であると判断された場合には、
ステップS4に進む。このステップS4では、倍速変換
を実行するために、変数aを「1」に設定する。その
後、処理はステップS5に進む。
【0088】次に、ステップS5においては、PLL1
用データd1 (後述するPLL回路Aで用いられる)、
変換前ライン数L1 、水平周波数h1 およびVCO3発
振周波数x3 をそれぞれ設定する。その設定において
は、PLL1用データd1 をドットデータdに設定し、
VCO3発振周波数x3 を走査変換後のドットクロッ
ク、たとえば、「31.33MHz」に設定する。さら
に、その設定においては、倍速変換を実行する(a=
1)場合は、実行しない場合(a=0)と比べて、変換
前ライン数L1 および水平周波数h1 がともに2倍の値
に設定される。
【0089】次に、ステップS6に進む。ステップS6
では、ライン変換を実行するか否かを判断するために、
変換前ライン数L1 が所定ライン(524ライン)より
も少ないか否かを判断する。ステップS6において52
4ラインよりも少ないと判断された場合は、ステップS
7に進む。
【0090】ステップS7においては、ライン変換を実
行するために、変換後ライン数L2を524ラインに設
定する。その後、処理はステップS9に進む。
【0091】一方、ステップS6において524ライン
以上であると判断された場合は、ステップS8に進む。
ステップS8では、ライン変換を実行しないために、変
換後ライン数L2 を変換前ライン数L1 に設定する。そ
の後、処理はステップS9に進む。
【0092】次に、ステップS9においては、PLL2
用データd2 (後述するPLL回路Bで用いられる)を
求める。PLL2用データd2 はドット変換後のドット
データであり、x3 およびh1 を変数とした演算式で求
められる。なお、ステップS9に示された演算式中の
“@INT”は、小数点以下の切捨てを示す記号であ
る。その記号は、後述する図5に示される場合も同様の
意味を有する。
【0093】このステップS9が終了すると、このフロ
ーチャートの処理が終了する。そして、第1データ処理
部23では、以上のように求められたデータa,d1
3 ,x3 ,L1 およびL2 を用いて、図5に示される
第1演算式群G1の各演算式により、第1の処理データ
D1を求める。
【0094】次に、第1の演算式群G1の各演算式で求
められる第1の処理データD1について説明する。
【0095】第1の処理データD1は、走査変換データ
と、液晶パネル駆動データとに大きく分けられる。走査
変換データは、位相比較1データ、位相比較2データ、
Hカウントデータ、V1カウント値およびV2カウント
値を含む。
【0096】そして、液晶パネル駆動データは、CPV
位置データ、INH位置データおよびINH幅データを
含む。
【0097】次に、各データを詳細に説明する。位相比
較1データおよび位相比較2データは、後述する2つの
PLL回路AおよびBの分周比をそれぞれ決定するため
のデータである。Hカウントデータは、ドット変換後の
ドット数を示すデータである。
【0098】V1カウント値は、ライン変換前の1垂直
期間当りのライン数を示すデータである。V2カウント
値は、ライン変換後の1垂直期間当りのライン数を示す
データである。CPV位置データ、INH位置データお
よびINH幅データは、パネル駆動パルスを作成するた
めの信号である。
【0099】次に、第2データ処理部24における演算
処理について説明する。次に示す演算処理は、前述した
ように機種判別処理部21においてコンピュータの機種
が判別できない場合に行なわれる。
【0100】図5を参照して、コンピュータの機種が判
別できない場合、第2データ処理部24では、第1デー
タ処理部23から与えられるPLL1用データd1 等の
データに基づいて、第2演算式群G2の各演算式によっ
てクランプ1データ等の第2の処理データ(信号処理デ
ータ)を求める。
【0101】クランプ1データおよびクランプ2データ
のクランプ幅データは、信号処理回路4および6におい
て映像信号の増幅の際に映像信号をクランプするために
用いられるデータである。HBK位置データは、ブラン
キング位置を示すデータである。HBK幅データは、ブ
ランキング幅を示すデータである。
【0102】次に、表示制御回路3について詳細に説明
する。図6は、表示制御回路3の構成を示すブロック図
である。
【0103】図6を参照して、この表示制御回路3は、
位相比較器30および35、ローパスフィルタ31およ
び36、電圧制御発振器(以下VCOと呼ぶ)32およ
び37、分周器33および38ならびにパルス作成回路
34および39を含む。
【0104】この表示制御回路3においては、位相比較
器30、ローパスフィルタ31、VCO32および分周
器33によって1つのPLL回路Aが形成される。さら
に、位相比較器35、ローパスフィルタ36およびVC
O37および分周器38によって別の1つのPLL回路
Bが形成される。
【0105】この表示制御回路3においては、分周器3
3および38がともに第1の処理データD1を受ける。
そして、パルス作成回路34および39がともに第1お
よび第2の処理データD1およびD2を受ける。
【0106】VCO32は、走査変換回路5が有するメ
モリ(後述するメモリ52)の書込み動作を制御するた
めの書込みクロック信号WCを出力する。分周器33で
は、液晶パネル7の画素と、映像信号VDSのドットと
の画素同期をとるために、位相比較1データを基準とし
て、分周比が決定される。
【0107】VCO32から出力された書込みクロック
信号WCは、分周器33に与えられ、前述の分周比に基
づいて分周される。分周器33の出力信号は、位相比較
器30に与えられる。
【0108】位相比較器30は、その他に、水平同期信
号HSSを受ける。位相比較器30では、水平同期信号
HSSと、分周器33の出力信号との位相を比較し、そ
の位相差を示す信号をローパスフィルタ31に与える。
【0109】ローパスフィルタ31では、位相比較器3
0の出力信号を直流レベルの誤差電圧に変換し、VCO
32に与える。これにより、PLL制御がなされる。こ
のため、VCO32は、水平同期信号HSSに同期した
ドットクロックと同一の周波数の書込みクロック信号W
Cを発振する。
【0110】また、VCO37は、走査変換回路5が有
するメモリの読出し動作を制御するための読出しクロッ
ク信号RCを出力する。分周器38は、走査変換に必要
なクロック信号を得るために、位相比較3データを基準
として分周比が決定される。
【0111】分周器38は、VCO37から出力される
読出しクロック信号RCを受ける。VCO37は、前述
のように決定された分周比に基づいて読出しクロック信
号RCを分周する。分周器38の出力信号は、位相比較
器35に与えられる。
【0112】位相比較器35では、その他に水平同期信
号HSSに同期した分周回路33の出力FHを受ける。
位相比較器35では、出力FHと、分周器38の出力信
号とを比較し、その位相差を求める。位相比較器35
は、求めた位相差を示す信号をローパスフィルタ36に
与える。
【0113】ローパスフィルタ36においては、位相比
較器35の出力信号を直流レベルの誤差電圧に変換し、
VCO37に与える。これにより、PLL制御がなされ
る。このため、VCO37は、出力FHに同期した読出
しクロック信号RCを出力する。この読出クロック信号
RCは、x3 =31.33MHzに設定された常に一定
の周波数になる。
【0114】パルス作成回路34は、CPU2から与え
られるクランプ1データ、クランプ幅データおよびV1
カウント値のデータを受ける。これらのデータに基づい
てパルス作成回路34では、信号処理回路4および6の
動作を制御するための信号処理パルス信号SPPと、走
査変換回路5のメモリを制御するためのメモリ制御パル
ス信号MCPとを作成し、それぞれの信号を出力する。
【0115】パルス作成回路39は、CPU2から与え
られるHカウントデータ、V2カウント値、クランプ2
データ、クランプ幅データ、HBK位置データ、HBK
幅データ、CPV位置データ、INH位置データおよび
INH幅データを受ける。
【0116】これらのデータに基づいて、パルス作成回
路39では、信号処理パルス信号SPP、メモリ制御パ
ルス信号MCPおよびパネル駆動パルス信号PDPを、
それぞれ作成し、出力する。
【0117】ここで、パネル駆動パルス信号PDPと
は、液晶パネル7の有効表示期間のスタート位置などの
液晶パネル7を駆動するための制御データを含み、液晶
パネル7を駆動するための信号である。
【0118】次に、走査変換回路5について詳細に説明
する。図7は、走査変換回路5の構成を示すブロック図
である。
【0119】図7を参照して、走査変換回路5は、A/
D変換回路51、メモリ52およびD/A変換回路53
を含む。メモリ52は、倍速変換を実行する場合に使用
される倍速変換メモリ521と、ドット変換およびライ
ン変換を実行する場合に使用されるドット/ライン変換
メモリ522とを含む。
【0120】A/D変換回路51は、走査変換回路5に
入力される入力映像信号VDSinおよび書込みクロッ
ク信号WCを受ける。メモリ52は、A/D変換回路か
ら出力された映像信号のデータ、書込みクロック信号W
C、メモリ制御パルス信号MCPおよび読出しクロック
信号RCを受ける。D/A変換回路53は、メモリ52
から読出された映像信号のデータおよび読出しクロック
信号RCを受ける。
【0121】この走査変換回路5は、次のような動作を
行なう。メモリ52への書込み動作時には、書込みクロ
ック信号WCに同期して、A/D変換回路51によって
入力映像信号VDSinがA/D変換されるとともに、
その変換されたデータがメモリ52に書込まれる。
【0122】そして、メモリ52からの読出し動作時に
は、読出しクロック信号RCに同期してメモリ52から
データが読出されるとともに、その読出されたデータが
D/A変換回路53によってD/A変換される。
【0123】このD/A変換回路53からは、D/A変
換された出力映像信号VDSoutが出力される。ま
た、倍速変換メモリと、ドット/ライン変換メモリの使
用状態の切換えは、メモリ制御パルス信号MCPに応答
して行なわれる。
【0124】以上のような動作により、走査変換回路5
において走査変換が行なわれる。すなわち、この走査変
換回路5では、書込みクロック信号WC、メモリ制御パ
ルス信号MCPおよび読出しクロック信号WCによっ
て、読出し動作および書込み動作が実行される。
【0125】そして、その動作により、入力映像信号V
DSinのドットデータ、ラインデータおよび水平周波
数のデータが、液晶パネル7に最適な表示を行なうこと
が可能なドットデータ、ラインデータおよび水平周波数
のデータに変換され、かつ、常に一定の周波数(x3
31.33MHz)のドットクロックに変換される。
【0126】以上に説明した液晶表示装置LCDの特徴
をまとめると、次のとおりである。CPU2において
は、基本的な第1の処理として、判別回路1からの判別
データと、予め格納しているコンピュータの各機種のデ
ータとを比較し、接続されているコンピュータCOMの
機種を特定する処理を実行する。
【0127】そして、機種が特定できた場合には、第2
の処理として、予め格納されているドットデータ等に基
づき、前述のフローチャートの処理および演算式によ
り、最適な映像を表示するための走査変換データおよび
液晶パネル駆動データなどのデータを求める処理を実行
する。
【0128】すなわち、機種が特定できる場合には、そ
の機種のドットデータ等が予め明らかであるため、格納
されたデータに基づいて、走査変換回路5等の制御を行
なう。
【0129】一方、機種が特定できない場合、または機
種の特定を誤った場合には、格納されているデータを使
用できない。したがって、この場合には、第3の処理と
して、入力部8から入力されたドットデータ等を用い
て、第2の処理と同様に、前述のフローチャートの処理
および演算式により、最適な映像を表示するための走査
変換データおよび液晶パネル駆動データ等のデータを求
める処理を実行する。
【0130】すなわち、機種が特定できない場合には、
オペレータから入力されたドットデータ等に基づいて、
走査変換回路5等の制御を行なう。このような第3の処
理を行なう場合には、オペレータが入力部8からドット
データを入力する必要があるが、その場合には、ドット
データを入力するだけで最適な映像の表示が可能であ
る。このような入力は、液晶表示装置LCDの内部処理
についての知識がない者でも容易に行なうことができる
ため、この実施例による液晶表示装置は、操作性に優れ
ている。
【0131】また、CPU2における第1のデータ処理
部23で実行される図4のフローチャートにおいては、
読出しクロック信号RCの周波数を規定するためのデー
タとしてのVCO3発振周波数x3 が、固定データ(3
1.33)に設定される。
【0132】このようにすると、様々なドットクロック
を有する映像信号が入力されても、液晶パネル7には、
一定のドットクロックを有する映像信号が供給されるこ
とになる。
【0133】したがって、液晶パネル7で映像信号をサ
ンプリングするタイミングの最適値を信号が入力される
コンピュータに応じて変更する必要がない。
【0134】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、接続
されたコンピュータから供給される水平同期信号および
垂直同期信号に基づいて、データ処理手段においてその
コンピュータの機種が特定できない場合でも、使用者
が、そのコンピュータの機種に対応するドットデータを
入力するだけで、画素同期がとれた最適な映像を表示で
きる。
【0135】機種が特定できない場合の最適な映像表示
は、ドットデータを入力するだけで実現するため、液晶
表示装置の内部におけるデータ処理の知識を有さない者
でも、簡単に実行することができる。
【0136】請求項2に記載の本発明によれば、入力さ
れるドットデータの値に関わらず、液晶パネルに供給さ
れる映像信号のドットクロックの周波数が一定になるた
め、液晶パネルに供給される映像信号のサンプリングの
タイミングの最適値を映像信号に応じて調整する必要を
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による液晶表示装置の要部の
構成を示すブロック図である。
【図2】判別回路の構成を示すブロック図である。
【図3】CPUにおけるデータ処理の概念を機能ブロッ
クで示したブロック図である。
【図4】第1のデータ処理部において第1の処理データ
を算出する演算式に必要なデータを求めるための処理を
示すフローチャートである。
【図5】第1および第2のデータ処理部に設定された演
算式の代表例を示す図である。
【図6】表示制御回路の構成を示すブロック図である。
【図7】走査変換回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 判別回路 2 CPU 3 表示制御回路 5 走査変換回路 7 液晶パネル 21 機種判別処理部 22 データ記憶部 23 第1データ処理部 24 第2データ処理部 COM コンピュータ LCD 液晶表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに接続可能であり、接続さ
    れたコンピュータから供給される信号に応じて映像を表
    示する液晶表示装置であって、 接続されたコンピュータから供給される水平同期信号お
    よび垂直同期信号に基づいて、それらの同期信号の極
    性、その水平同期信号の周波数およびその垂直同期信号
    の1垂直期間当りの水平ライン数をそれぞれ判別する判
    別手段と、 接続された前記コンピュータに対応する1水平期間当り
    のドット数データを入力するための入力手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、接続されたコンピ
    ュータの機種を特定する第1の処理、前記第1の処理で
    機種が特定された場合に、その機種に対応して予め定め
    られた水平同期信号の周波数のデータ、1垂直期間当り
    の水平ライン数のデータおよびドット数データに基づい
    て走査変換データと、液晶パネル駆動データとを求めて
    出力する第2の処理、ならびに、前記第1の処理で機種
    が特定されない場合に、前記判別手段で判別された水平
    同期信号の周波数および水平ライン数のデータと入力手
    段から入力されたドット数データとに基づいて、走査変
    換データと液晶パネル駆動データとを求めて出力する第
    3の処理をするデータ処理手段と、 前記データ処理手段から出力される走査変換データと、
    液晶パネル駆動データとに基づいて、液晶パネルを駆動
    するための液晶駆動信号および前記コンピュータから供
    給される映像信号を走査変換するための走査変換信号を
    出力する表示制御手段と、 前記表示制御手段から出力される走査変換信号に基づい
    て、コンピュータから供給される映像信号の走査変換を
    行なう走査変換手段と、 前記表示制御手段から出力される液晶駆動信号および前
    記走査変換手段で走査変換された映像信号に基づいて映
    像を表示する液晶パネルとを備えた、液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理手段は、前記入力手段か
    ら入力されるドットデータの値に関わらず、前記走査変
    換手段から前記液晶パネルに供給される映像信号におけ
    るドットクロックの周波数を一定にする走査変換データ
    を求めて出力する、請求項1記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009288688A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Canon Inc 表示制御装置及び画像表示装置

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KR20030041206A (ko) * 2001-11-19 2003-05-27 삼성전자주식회사 디스플레이장치 및 그 최적표시방법
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