JP3037027B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP3037027B2
JP3037027B2 JP5165460A JP16546093A JP3037027B2 JP 3037027 B2 JP3037027 B2 JP 3037027B2 JP 5165460 A JP5165460 A JP 5165460A JP 16546093 A JP16546093 A JP 16546093A JP 3037027 B2 JP3037027 B2 JP 3037027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
horizontal
vertical
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5165460A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0720824A (ja
Inventor
秀人 松山
和則 児玉
広久 北岸
晋一 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5165460A priority Critical patent/JP3037027B2/ja
Publication of JPH0720824A publication Critical patent/JPH0720824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3037027B2 publication Critical patent/JP3037027B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの表示装
置として使用される液晶表示装置に関し、更に詳述すれ
ば、映像信号の1ドットと表示装置の1画素との同期を
とるために接続されているコンピュータの種類を自動的
に判別する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各社より多種多様なコンピュータ
が製造されており、これらのコンピュータの垂直同期信
号周波数、水平同期信号周波数、複合同期信号周波数、
及びそれらの極性は、異なっている。
【0003】従って、コンピュータ用に使用されるディ
スプレイ装置は、複数種類のコンピュータに対応可能な
汎用性が要求される。
【0004】そこで、CRTディスプレイでは、接続さ
れているコンピュータの種類がわからなくても、様々な
同期信号の極性を全て負極性に処理した後、合成して複
合同期信号を得ることで、CRTディスプレイ内部のP
LL回路に同期信号が引き込ませることにより、映像信
号を表示できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンピュー
タの映像信号を液晶表示装置のように総画素数が少ない
ディスプレイ装置に映写するためには、液晶パネルの1
画素と映像信号の1ドットとを同期させる必要がある。
そのため、接続されたコンピュータの様々な同期信号か
ら、コンピュータの種類を判別し、入力された映像信号
のドットクロック周波数を決定し、そのドットクロック
周波数を基準にして液晶パネルを駆動するためのパルス
を作成する必要がある。
【0006】本発明は、上述の欠点に鑑みなされたもの
であり、各種コンピュータの表示が可能な液晶表示装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力映像信号
中の水平同期信号及び垂直同期信号の極性を判別する極
性判別回路と、前記入力映像信号の水平同期信号よりも
高いクロック周波数で発振する発振回路と、前記水平同
期信号の1周期当りの前記発振回路からのクロック数を
カウントする水平カウント回路と、垂直同期信号の1周
期当りの水平同期信号数をカウントする垂直カウンタ回
路とを有する判別手段と、前記極性判別回路、水平カウ
ント回路、及び垂直カウント回路からの出力信号により
入力映像信号を出力しているコンピュータの機種を特定
し、特定されたコンピュータの水平同期周波数及び垂直
同期周波数を出力するマイクロコンピュータと、該マイ
クロコンピュータからの水平同期周波数及び垂直同期周
波数に基づき液晶駆動信号を発生するタイミングコント
ローラと、該タイミングコントローラからの液晶駆動信
号により制御される液晶パネルとを有する液晶表示装置
である。
【0008】また、本発明は、入力映像信号中の水平同
期信号及び垂直同期信号の極性を判別する極性判別回路
と、前記入力映像信号の水平同期信号周波数よりも高い
クロック周波数で発振する発振回路と、前記水平同期信
号の1周期当りの前記発振回路からのクロック数をカウ
ントする水平カウント回路と、前記垂直同期信号の1周
期当りの水平同期信号数をカウントする垂直カウンタ回
路と、前記水平カウント回路からの近接する信号を平均
化する平均化回路とを有する判別手段と、前記極性判別
回路、水平カウント回路、及び垂直カウント回路からの
出力信号により入力映像信号を出力しているコンピュー
タの機種を特定し、特定されたコンピュータの水平同期
周波数及び垂直同期周波数を出力するマイクロコンピュ
ータと、該マイクロコンピュータからの水平同期周波数
及び垂直同期周波数に基づき液晶駆動信号を発生するタ
イミングコントローラと、該タイミングコントローラか
らの液晶駆動信号により制御される液晶パネルとを有す
る液晶表示装置である。
【0009】また、本発明の前記平均化回路は、垂直ブ
ランキング信号により切り換えられるスイッチと、前記
スイッチからの信号を1水平走査期間保持する第1ラッ
チ回路と、該第1ラッチ回路からの信号を1垂直走査期
間保持する第2ラッチ回路と、前記水平カウント回路か
らの出力信号と前記第1ラッチ回路からの出力信号とを
加算してその加算出力をスイッチに供給する加算回路と
から構成される。
【0010】
【作用】本発明は、上述の如く構成することにより、水
平カウント回路、垂直カウント回路、及び極性判別回路
により水平同期信号周波数、1垂直同期信号の1周期当
りの水平同期信号数、水平及び垂直同期信号の極性のデ
ータが得られ、これらのデータに基づいてコンピュータ
の機種が判別される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を示す図面に基づいて詳述す
る。
【0012】図1は、本発明の液晶表示装置の要部を示
すブロック図である。
【0013】図1において、判別回路1は、コンピュー
タから出力されている同期信号の水平同期信号周波数、
及び垂直同期信号の1周期当りの水平同期信号数を計数
し、それらの計数値をマイクロコンピュータ2に出力す
る。更に、判別回路1は、コンピュ−タから出力されて
いる映像信号の同期信号の極性を判別してマイクロコン
ピュータ2に出力する。
【0014】ここで、マイクロコンピュータ2には、こ
の液晶表示装置に接続可能な各コンピュータの水平同期
信号周波数の計数値、垂直同期信号の1周期当りの水平
同期信号数、同期信号の極性、及び液晶パネル4に映像
信号を表示させるために必要な水平同期信号の1周期当
りのドットクロック数、表示開始位置などのデ−タが予
め格納されている。
【0015】次に、マイクロコンピュータ2では、判別
回路1より同期信号の水平同期信号周波数、垂直同期信
号の1周期当りの水平同期信号数の計数値、及び同期信
号の極性を受け、格納されているデータと比較して接続
されているコンピュータの種類を決定する。
【0016】そして、コンピュータの種類が決定すれ
ば、マイクロコンピュータ2は、タイミングコントロー
ラ3に予め格納していた1水平周期当りのドットクロッ
ク数などのデ−タを出力する。
【0017】タイミングコントローラ3では、マイクロ
コンピュータ2からのデータに基づき、コンピュータの
映像信号を液晶パネル4に対して1対1に表示させるた
め、コンピュータのドットクロック周波数と同じ周波数
のクロックを発生し、そのクロックを基準に液晶パネル
4を駆動させるために必要なパルスを作成して出力す
る。
【0018】次に各ブロックについて詳述する。
【0019】図2は、判別回路1のブロック図である。
【0020】図2において、接続されたコンピュータか
らの各々の正または負の水平、及び垂直同期信号は、そ
れぞれ水平同期信号極性判別回路101,及び垂直同期
信号極性判別回路102に入力される。水平、及び垂直
同期信号極性判別回路101、102では、接続された
コンピュータからの正または負の水平,垂直同期信号の
極性を揃え、図3に示す如く、常時負極性の水平同期信
号、及び垂直同期信号を同期信号セレクト回路103、
及びマイクロコンピュータ2へ出力する。
【0021】図3は、水平同期信号極性判別回路であ
り、以下、負極性への変換について説明する。
【0022】コンピュータから入力された正、または負
極性の水平同期信号は、抵抗R及びコンデンサCからな
る積分回路により積分される。ここで、積分回路の時定
数は、水平同期信号の周期に対して十分に大きく設定さ
れているため、積分回路の出力側の波形は、正極性の水
平同期信号が入力された場合はLレベル、負極性の水平
同期信号が入力された場合はHレベルとなる。
【0023】従って、正極性の水平同期信号が入力され
た場合はLレベル、また負極性の水平同期信号が入力さ
れた場合はHレベルの信号が、極性の判別データとし
て、マイクロコンピュータ2に出力される。
【0024】次に、積分回路からの出力は、インバータ
Iにより反転された後、EX−OR回路の一方の入力端
子に入力される。一方、EX−OR回路の他方の入力端
子には、コンピュータからの水平同期信号がそのまま入
力されており、EX−OR回路からは、常時負極性の水
平同期信号が同期信号セレクト回路103へ出力され
る。
【0025】尚、上述では、水平同期信号極性判別回路
101について説明を行ったが、垂直同期信号極性判別
回路102についても同様な回路にて構成される。
【0026】そして、同期信号セレクト回路103は、
第1有無判別回路104、第2有無判別回路105、及
び第3有無判別回路106により制御され、接続された
コンピュータより入力された信号に応じてセレクトし、
その結果、水平同期信号(若しくは複合同期信号)、及
び垂直同期信号がそれぞれ独立して出力される。
【0027】以下、同期信号セレクト回路103の動作
について説明する。
【0028】接続されたコンピュータの種類により、入
力される信号は、水平同期信号、及び垂直同期信号が独
立したものではなく、水平同期信号と垂直同期信号とが
合成された複合同期信号であったり、更に映像信号が合
成された複合映像信号であったりする。
【0029】そこで、同期信号セレクト回路103で
は、入力された同期信号が水平同期信号と垂直同期信号
とに分離されている場合であれば水平、及び垂直同期信
号極性判別回路101、102からの負極性の水平、及
び垂直同期信号をそのまま出力する。
【0030】また、それ以外の信号が入力された場合、
第1、第2、及び第3有無判別回路104、105、1
06により同期信号セレクト回路103内に内蔵された
同期分離回路が動作し、水平同期信号(若しくは複合同
期信号)、及び垂直同期信号をそれぞれ独立して出力す
る。
【0031】同期信号セレクト回路103から出力され
た水平同期信号(若しくは複合同期信号)は、タイミン
グコントローラ3、及び立下がり検出回路107に入力
される。
【0032】立下がり検出回路107では、入力された
信号の立下がりを検出し、図4Aに示す如く、立下がり
検出パルスを作成する。この立下がり検出パルスは、水
平カウント回路108のリセットパルスとして用いられ
る。
【0033】次に、水平周期カウント回路108では、
立下がり検出回路107からの立下がり検出パルスをリ
セットパルスとし、またパソコンの種類にかかわらず常
に一定の周波数(例えば、30MHz)でフリー発振す
る発振回路109により得られる30MHzのクロック
周波数で1水平同期信号期間のクロック数を計数し、平
均化回路110に与えられる。
【0034】平均化回路110では、垂直ブランキング
パルスがLレベルのときには、水平カウント回路108
からの1水平同期信号期間の計数値の平均を取ってい
く。そして、垂直ブランキングパルスがHレベルになっ
たときには、平均した結果を2値のシリアルデータに変
換し、マイクロコンピュータ2に出力する。
【0035】以下、平均化回路110の動作について図
5及び図6を用いて詳述する。
【0036】尚、図5は平均化回路110の回路ブロッ
ク図、図6はそのタイミングチャートである。
【0037】図5において、水平カウント回路108か
らの出力信号は、スイッチ110Aのa側に入力される
とともに、加算回路110Bにも入力される。
【0038】スイッチ110Aは、垂直ブランキング信
号の立下がりパルスにより制御され、垂直ブランキング
信号がLレベルからHレベルに変化してからしばらくし
て、スイッチ110Aはa側になり、また、Hレベルか
らLレベルに変化してからしばらくして、スイッチ11
0Aはb側に切り換わる。このため、最初のデータが入
力されるまではa側にあり、最初のデータが入力された
後にb側に切り換わる。
【0039】まず、スイッチ110Aを通過したデータ
は、後述の疑似水平同期信号発生回路1Mをクロックと
する第1のフリップ・フロップ(以下F/Fと略す)1
10Cにより、1水平同期信号期間保持された後、加算
回路110Bの他方の入力端子、及び第2のフリップ・
フロップ(以下F/Fと略す)110Dに入力される。
この結果、加算回路110Dには隣接する1水平同期信
号期間のデータが入力される。
【0040】加算回路110Bでは、例えば、図6に示
すデータ1、及びデータ2が加算され、その後、除算回
路110Eにて1/2に除算され、平均データ1’とな
る。
【0041】ここで、スイッチ110Aは、b側に切り
換わっているため、平均データ1’は、再び第1のF/
F110Cに入力される。第1のF/F110Cでは、
平均データ1’を1水平同期信号期間保持した後、加算
回路110Bの一方の入力端子に入力する。また、加算
回路110Bの他方の入力端子には、データ3が入力さ
れており、加算回路110B、及び除算回路110Eに
より平均データ2’が作成される。以下、同様な手順で
平均データが作成される。
【0042】一方、同期信号セレクト回路103より出
力された垂直同期信号は、タイミングコントローラ3、
垂直ブランキング信号検出回路112、及び垂直カウン
ト回路113に入力される。
【0043】垂直ブランキング信号検出回路112で
は、同期信号セレクト回路103からの垂直同期信号の
立下がりを基準にして、垂直同期信号の1周期当りの立
下がり検出パルスの数を計数することで、図4Bに示す
如く、垂直ブランキング期間のみHレベルとなるような
垂直ブランキングパルスを出力する。尚、本実施例で
は、288番目の立下がりパルスから次のフィールドの
15番目の立下がりパルスの期間を垂直ブランキング期
間として設定した。
【0044】そして、疑似水平同期信号発生回路111
では、垂直ブランキング信号検出回路112からの垂直
ブランキングパルスにより、立下がり検出回路107か
らの立下がりパルスにゲートをかける。この結果、疑似
水平同期信号発生回路1Mからは、垂直ブランキング期
間の等価パルスなどを取り除かれた立下がりパルスが出
力される。
【0045】垂直カウント回路113では、疑似水平同
期信号発生回路111からのパルスをクロックとし、同
期信号セレクト回路103からの垂直同期信号をリセッ
トパルスとして動作する。
【0046】そして、正確に垂直同期信号の1周期当り
の水平同期信号数を計数し、その結果を2値のシリアル
データに変換しマイクロコンピュータ2に出力する。
【0047】次に図1のマイクロコンピュータ2につい
て説明する。
【0048】図7は、マイクロコンピュータのブロック
図である。
【0049】図7において、コンピュータから出力され
ている映像信号の水平同期信号周波数をカウントした水
平同期信号周波数データと、垂直同期信号の1周期当り
の水平同期信号数をカウントした水平同期信号数データ
と、映像信号の同期信号の極性を判別した極性データと
が、それぞれ水平同期信号周波数データラッチ21、水
平同期信号数データラッチ22、及び極性データラッチ
23を介してCPU24と接続されている。CPU24
では、前述の3つのデータとROM25内に蓄積されて
いるデータを比較し、この比較出力に基づき接続されて
いるパソコンの種類を判定する。
【0050】そして、シリアル出力ポート28では、判
定結果に基づき、機種別制御データをタイミングコント
ローラ3へ出力する。
【0051】判定の方法としてCPU24は、ファジィ
推論を行うことにより、水平同期信号周波数をカウント
する発振回路の誤差、バラツキを考慮すると厳密には判
別することができないような場合にも厳密な判別を行う
ことができるように構成されている。
【0052】キー入力装置26は、キーデータラッチ2
7を介してCPU24に接続されている。このキー入力
装置26は、オペレータが種々の指示をマイクロコンピ
ュータに対して行う場合に使用される。
【0053】図8に現在市販されている代表的な機種の
水平同期信号周波数、垂直同期信号の1周期当りの水平
同期信号数、及び水平及び垂直同期信号の極性を示して
いる。
【0054】図8において、fHは水平同期信号周波数
(KHz)を、lineは垂直同期信号の1周期当りの
水平同期信号数を、Hpol.は、水平同期信号の極性
(+または−)を、Vpol.は垂直同期信号の極性
(+または−)をそれぞれ示している。
【0055】図8から、水平同期信号周波数、垂直同期
信号の1周期当りの水平同期信号数、水平及び垂直同期
信号の極性が決定すれば1機種が特定できることがわか
る。
【0056】しかし、図8から明らかなように、水平同
期信号周波数が31.468750KHzである場合と、31.468906K
Hzである場合とは、水平同期信号周波数を計数する発振
回路の誤差,バラツキ等により厳密な判別することがで
きない。このため、VGA(640×400、垂直同期信号の1周
期当り449ライン)とVGA(720×400)とは、垂直同期信号
の1周期当りの水平同期信号数、及び垂直同期信号の極
性が一致しており判別することが難しい。
【0057】そこで、判定の方法としてCPU24は、
ファジィ推論を行うことにより、水平同期信号周波数を
計数する発振回路の誤差、バラツキ等による要因を考慮
した厳密な判別を行うことができるように構成してい
る。
【0058】以下に、図9に示されているCPU24に
よるコンピュータの機種判別の手順を示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0059】CPU24は、周波数データ(水平同期信
号周波数の計数値)、ライン数データ(垂直同期信号の
1周期当りの水平同期信号数の計数値)、及び極性デー
タ(同期信号の極性)をパラメ−タとして入力しており
(ステップS21)、これらのパラメータに変化が発生
するか否かを常時監視している(ステップS22)。
【0060】これらのパラメータに変化が発生しない状
態では、CPU24は機種判別は行われないが、変化が
発生した場合には機種判別の処理を開始する。
【0061】このCPU24による機種判別は、各パラ
メータの入力値に基づいてファジィ推論により実行され
る。
【0062】以下にファジィ推論の1例を示す。
【0063】if 水平周波数が31.46KHz付近 then VGA(640×400) 449line、または
VGA(720×400) の内のいずれかである可能性が大き
い if 1垂直周期の水平ライン数が 500本付近 then AX−286/386である可能性が大きい if 同期信号の極性が水平、垂直同期信号共に負
極性(−) then PC9801、MAC2、VGA(640×48
0)である可能性が大きい 上記した条件は1例であるが、図10に水平同期信号周
波数による機種判別の可能性を表すメンバシップ関数の
例を、また図11に垂直同期信号の1周期の水平同期信
号数による機種判別の可能性を表すメンバシップ関数の
例をそれぞれ示す。
【0064】これらはいずれも前述の図8に示されてい
る表示に基づいて作成可能であり、また同期信号の極性
についてもこの表から判定可能である。
【0065】次に,CPU24は、上述のメンバシップ
関数から求められる出力値、具体的には図10、及び図
11に示されているメンバシップ関数の横軸の値を入力
とした縦軸の値にしたがって以下の処理を行う。 (1)可能性の出力値が大きい1機種のみ存在し、且つ
他の機種である可能性が小さい場合には、可能性の出力
値が大きい1機種のみを候補とする。 (2)可能性の出力値が大きい機種が複数存在し、且つ
他の機種である可能性が小さい場合には、可能性の出力
値が大きい複数の機種を候補とし、そのうちで最も出力
値が多き候補を第1候補とする (3)可能性の出力値が大きい機種がなく、且つ出力値
が小さい機種が複数存在する場合には、ある程度以上の
出力値の複数の機種(ゼロの機種はない)を候補とし、
もっとも出力値が大きい機種を第1候補とする。
【0066】実際の処理に際しては、各入力値に対する
メンバシップ関数の出力値をあらかじめテーブルデ−タ
の形で記憶させておき、CPU24が読み出すようにす
ることで処理を容易にしている。
【0067】従って、CPU24は、水平同期信号周波
数データ、水平同期信号数データ、及び極性データの各
パラメータの入力値に対するそれぞれのメンバシップ関
数の出力値をROM25から読み出し(ステップS2
3)、候補を決定する(ステップS24)。
【0068】ここで、1機種のみが候補として出力され
た場合にはその機種に決定される(ステップS25,S
26)。しかし、複数の機種が候補として出力された場
合には、オペレータがキー入力装置26を走査して選択
する。
【0069】このようにして機種が決定された後、CP
U24は決定された機種に対応する制御デ−タをタイミ
ングコントローラ3に対して出力する。
【0070】図12にタイミングコントローラの概略を
示す。
【0071】コンピュータには様々な機種があり、水
平、及び垂直周波数、ドットクロックが機種に応じて異
なるだけでなく、映像信号の表示期間のスタート位置も
機種に応じて異なる。
【0072】そこで、タイミングコントローラ3では、
マイクロコンピュータ2により、続されたコンピュータ
の機種に対応した1水平同期信号期間のドットクロック
数や有効表示期間のスタート位置などの制御データが入
力される。
【0073】タイミングコントローラ3は、まず液晶パ
ネル4の1画素とコンピュータの1ドットとを1対1に
対応させるために、制御データの1水平同期信号期間の
ドットクロック数を基準として、分周回路31の分周値
を決定する。
【0074】VCO32からの出力は、分周回路31の
分周値に基づき分周された後、その出力は、位相比較器
33により水平同期信号と比較される。
【0075】そして、位相比較器33からの出力は、L
PF34により直流レベルの誤差電圧に変換され、VC
O32に戻すことによりPLL制御され、水平同期信号
に同期したクロックを発振するとともに、このクロック
をパネル駆動用パルス作成部35に出力する。
【0076】パネル駆動用パルス作成部35では、コン
ピュータの1ドットと対応したクロック、及び判別回路
1からの水平同期信号、及び垂直同期信号を用いて液晶
パネル4の有効表示期間のスタート位置などの液晶パネ
ル4を駆動するための制御データを作成し、液晶パネル
4を駆動させる。
【0077】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されたので、
接続されたコンピュータの同期信号が、いかなるもので
あっても、接続されたコンピュータの機種を判別し、コ
ンピュータの映像信号を液晶パネルの画素に1対1に対
応して表示できる。
【0078】更に、コンピュータの機種を判別する際に
水平同期信号周波数を計数する発振回路の誤差、バラツ
キがある場合にも、またあるコンピュータをデフォルト
したような例えば新機種に対応することも可能になる。
【0079】また、新機種等のように判別の結果がいず
れの機種とも決定しがたい場合にも、近似したパラメー
タを有する候補として選択し、それらの内からオペレー
タが決定すれば、ある程度の画像を表示することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の液晶表示装置に用いる判別回路のブロ
ック図である。
【図3】本発明の液晶表示装置に用いる極性判別回路で
ある。
【図4】立下がり検出パルス、及び垂直ブランキングパ
ルスを示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の液晶表示装置に用いる平均化回路のブ
ロック図である。
【図6】データの平均化を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図7】本発明の液晶表示装置に用いるマイクロコンピ
ュータのブロック図である。
【図8】市販されている代表的なコンピュータの機種の
水平同期信号周波数、垂直同期信号の1周期当りの水平
同期信号数、水平及び垂直同期信号の極性を示す表の模
式図である。
【図9】本発明の液晶表示装置に用いるCPUの動作説
明のためのフローチャ−トである。
【図10】本発明の液晶表示装置が使用するメンバシッ
プ関数の一例を示すグラフである。
【図11】本発明の液晶表示装置が使用するメンバシッ
プ関数の一例を示すグラフである。
【図12】本発明の液晶表示装置に用いるタイミングコ
ントローラのブロック図である。
【符号の説明】
1 判別回路 2 マイクロコンピュータ 3 タイミングコントローラ 4 液晶パネル 101 水平同期信号極性判別回路 102 垂直同期信号極性判別回路 109 発振回路 108 水平カウント回路 109 垂直カウント回路 110 平均化回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 晋一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−323928(JP,A) 特開 平5−14760(JP,A) 特開 平5−150219(JP,A) 特開 平6−138832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G09G 5/00 H04N 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号中の水平同期信号及び垂直
    同期信号の極性を判別する極性判別回路と、前記入力映
    像信号の水平同期信号周波数よりも高いクロック周波数
    で発振する発振回路と、前記水平同期信号の1周期当り
    の前記発振回路からのクロック数をカウントする水平カ
    ウント回路と、前記垂直同期信号の1周期当りの水平同
    期信号数をカウントする垂直カウンタ回路と、前記水平
    カウント回路からの連続する2水平走査期間のカウント
    出力を平均化する平均化回路とを有する判別手段と、 前記極性判別回路、水平カウント回路、及び垂直カウン
    ト回路からの出力信号により入力映像信号を出力してい
    るコンピュータの機種を特定し、特定されたコンピュー
    タの水平同期周波数及び垂直同期周波数を出力するマイ
    クロコンピュータと、 該マイクロコンピュータからの水平同期周波数及び垂直
    同期周波数に基づき液晶駆動信号を発生するタイミング
    コントローラと、 該タイミングコントローラからの液晶駆動信号により制
    御される液晶パネルとを有する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記平均化回路は、垂直ブランキング信
    号により切り換えられるスイッチと、前記スイッチから
    の信号を1水平走査期間保持する第1ラッチ回路と、該
    第1ラッチ回路からの信号を1垂直走査期間保持する第
    2ラッチ回路と、前記水平カウント回路からの出力信号
    と前記第1ラッチ回路からの出力信号とを加算してその
    加算出力をスイッチに供給する加算回路とから構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
JP5165460A 1993-07-05 1993-07-05 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3037027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5165460A JP3037027B2 (ja) 1993-07-05 1993-07-05 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5165460A JP3037027B2 (ja) 1993-07-05 1993-07-05 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0720824A JPH0720824A (ja) 1995-01-24
JP3037027B2 true JP3037027B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=15812844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5165460A Expired - Fee Related JP3037027B2 (ja) 1993-07-05 1993-07-05 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3037027B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5751261A (en) * 1990-12-31 1998-05-12 Kopin Corporation Control system for display panels
JP3726400B2 (ja) * 1997-02-25 2005-12-14 セイコーエプソン株式会社 ロータリースイッチ装置およびこれを備えたテスター
US6538648B1 (en) 1998-04-28 2003-03-25 Sanyo Electric Co., Ltd. Display device
KR100365497B1 (ko) * 2000-12-15 2002-12-18 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정표시장치 및 그 구동방법
JP4527958B2 (ja) * 2003-10-20 2010-08-18 富士通株式会社 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0720824A (ja) 1995-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3037027B2 (ja) 液晶表示装置
JP3318821B2 (ja) 信号判別回路及び同期信号発生器
JP3911862B2 (ja) ピクセルクロック信号生成装置および同期信号生成装置
JP3338198B2 (ja) 液晶表示装置
JP3439020B2 (ja) 垂直同期回路及びタイミングコントローラ
KR0161400B1 (ko) 디지탈 영상 신호 처리용 안정된 영상 제어 신호 발생 장치
JP2690358B2 (ja) ディスプレイ
JP2994896B2 (ja) コンピュータの判別機能を有する液晶ディスプレイ装置
JPH08242391A (ja) 同期分離回路及びモニタ
JP2865441B2 (ja) 垂直同期信号検出回路およびそれを利用したオンスクリーン表示回路
JPH099168A (ja) 画像表示用同期信号変換回路
JP3063091B2 (ja) 垂直同期分離回路
JP3203682B2 (ja) 垂直同期処理回路
JP3203681B2 (ja) 垂直同期処理回路
JP2568075Y2 (ja) オンスクリーン表示制御装置
JP2000050150A (ja) 撮像装置
JPH03141393A (ja) 水平同期パルス計測回路
JP2983792B2 (ja) 表示装置の駆動回路
JP4168524B2 (ja) Pll回路
JPH07219486A (ja) 液晶表示装置
JPH0654280A (ja) 液晶映像表示装置
JPH09266542A (ja) 垂直同期回路及びタイミングコントローラ
JP2001282191A (ja) 表示装置及びインターフェイス回路
JPH11103476A (ja) 走査方式判別装置
JPH06161416A (ja) コンピュータの判別機能を有するディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees