JPH087622Y2 - 貫通型積層コンデンサ - Google Patents

貫通型積層コンデンサ

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JPH087622Y2
JPH087622Y2 JP1992062090U JP6209092U JPH087622Y2 JP H087622 Y2 JPH087622 Y2 JP H087622Y2 JP 1992062090 U JP1992062090 U JP 1992062090U JP 6209092 U JP6209092 U JP 6209092U JP H087622 Y2 JPH087622 Y2 JP H087622Y2
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JP
Japan
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electrodes
electrode layers
capacitor
multilayer capacitor
feedthrough multilayer
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JP1992062090U
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JPH0626241U (ja
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和幸 堂下
敏己 金子
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、種々の電子回路に組み
込まれてノイズフィルタ等として利用される貫通型積層
コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来の貫通型積層コンデンサ10
0は、図9に示すように、貫通電極層101,102及
びグランド電極層103,104,105を積層方向の
略中央部の位置に配設し、これら内部電極層101〜1
05と誘電体層108を交互に積み重ねた後に焼成して
積層体とされる。積層体の表面には外部電極110,1
11,112が形成され、外部電極110は貫通電極層
101,102の一方の端部に電気的に接続され、外部
電極111は貫通電極層101,102の他方の端部に
電気的に接続され、外部電極112はグランド電極10
3〜105に電気的に接続されている。
【0003】ところで、貫通電極層101,102には
直流電流が流れるため、コンデンサの構造としては貫通
電極層101,102と外部電極110,111間の電
気的接続信頼性が高く、かつ、直流抵抗のばらつきが小
さいものが望まれている。従って、外部電極110〜1
12形成前に、前記積層体の端面部を、例えばバレル研
磨によって内部電極層101〜105の端部が積層体の
端面に確実に露出するようにしている。
【0004】しかし、研磨を過剰にすると内部電極層1
01〜105の露出については問題がなくなるが、積層
体のエッジ部や端面が大きく削り取られ外形寸法精度が
悪くなるという問題が発生する。逆に、研磨が不十分な
場合は、エッジ部は削られるが、内部電極層が配設され
ている端面中央部はあまり削り取られないため、内部電
極層101〜105の露出状態が悪くなるという問題が
発生する。
【0005】そこで、本考案の課題は少ない研磨量で確
実に内部電極層を露出させることができる貫通型積層コ
ンデンサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本考案に係る貫通型積層コンデンサは、複数
貫通電極層と、複数のグランド電極層と、前記各電極
層と交互に積層された複数の誘電体層を備え、前記複数
貫通電極層と前記複数のグランド電極層が、積層方向
外側部の位置に配設されていることを特徴とする。
【0007】以上の構成において、複数の貫通電極層及
複数のグランド電極層が、コンデンサの外側部の位
置に配設されているため、これら内部電極層の端部はコ
ンデンサのエッジ部に位置することになる。そして、研
磨量が少なくても、エッジ部は十分に研磨されるため、
内部電極層の端部はエッジ部に確実に露出されることに
なる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る貫通型積層コンデンサの
実施例について添付図面を参照して説明する。 [第1実施例、図1〜図5] 図1に示すように、貫通型積層コンデンサは、貫通電極
11,14をそれぞれ表面に設けた誘電体シート5,
8、グランド電極10,12、13,15をそれぞれ表
面に設けた誘電体シート4,6,7,9、保護層として
の誘電体シート20,21及び中間層としての誘電体シ
ート22から構成されている。各誘電体シート4〜9,
20〜22は例えばセラミック材料からなる。積層状態
では電極10〜12と電極13〜15は誘電体シート2
2を間にして、積層方向の外側部の位置に配設されるこ
とになる。
【0009】貫通電極11,14はそれぞれ誘電体シー
ト5,8の左右の縁部にその端部が露出している。同様
に、グランド電極10,12,13,15はそれぞれ誘
電体シート4,6,7,9の手前側及び奥側の縁部にそ
の端部が露出している。各誘電体シート4〜9,20〜
22は、図1に示すように積み重ねられた後、焼成され
て図2に示す積層体とされる。各誘電体シート4〜9,
20〜21は一体化され焼結誘電体25とされる。電極
10〜12と電極13〜15はそれぞれ積層体の積層方
向の外側部の位置に振り分けて配設されている。従っ
て、電極10〜12と電極13〜15の端部はコンデン
サ1のエッジ部近傍に配置されている。
【0010】このコンデンサ1を例えばバレル研磨する
とき、図3に示すように研磨の量は少なくても、エッジ
部は十分研磨される。従って、エッジ部近傍に配置され
ている電極10〜15の端部はコンデンサ1の端部に確
実に露出されることになる。さらに、コンデンサの両端
部及び中央部にそれぞれ外部電極28,29,30が設
けられている。貫通電極11,14のそれぞれ一方の端
部は外部電極28に電気的に接続し、他方の端部は外部
電極29に電気的に接続している。
【0011】図4はこうして得られたコンデンサの電気
等価回路を示すものである。図5はこうして得られたコ
ンデンサの貫通電極11,14の直流抵抗を測定し、そ
の測定値に基づいて計算した結果をグラフにしたもので
ある。X(Ave)は平均値を表わし、σは標準偏差値
を表わしている。比較のため、従来の構造を有するコン
デンサの結果も併せて示している。グラフから従来のコ
ンデンサより直流抵抗値が下がり、またばらつきも小さ
く、電気的接続信頼性が改善されていることが認められ
る。
【0012】[第2実施例、図6及び図7] 図6に示すように、貫通型積層コンデンサ31は、貫通
電極43,44,47,48をそれぞれ表面に設けた誘
電体シート35,36,39,40、グランド電極4
2,45,46,49をそれぞれ表面に設けた誘電体シ
ート34,37,38,41、保護層としての誘電体シ
ート50,51及び中間層としての誘電体シート52か
ら構成されている。
【0013】各誘電体シート34〜41,50〜52
は、図6に示すように積み重ねられた後、焼成されて図
7に示す積層体とされる。各誘電体シート34〜41、
50〜52は一体化され焼結誘電体55とされる。電極
42〜45と電極46〜49はそれぞれ積層体の積層方
向の外側部の位置に振り分けて配設されている。従っ
て、電極42〜49の端部はコンデンサ31のエッジ部
近傍に配設されている。
【0014】このコンデンサ1が研磨されると、エッジ
部は十分研磨されるので、電極42〜49の端部はコン
デンサ端部に確実に露出されることになる。さらに、コ
ンデンサ31の両端部及び中央部にそれぞれ外部電極5
8,59,60が設けられている。貫通電極43,4
4,47,48の一方の端部は外部電極58に電気的に
接続され、他方の端部は外部電極59に電気的に接続さ
れている。同様に、グランド電極42,45,46,4
9は外部電極60に電気的に接続されている。
【0015】こうして得られたコンデンサ31は、第1
実施例のコンデンサと同様の作用、効果を奏すると共
に、高周波特性がさらに向上したものとなる。
【0016】[他の実施例] 本考案に係る貫通型積層コンデンサは前記実施例に限定
するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形する
ことができる。特に、貫通電極層とグランド電極層の層
数は仕様に合わせて任意の数が採用される。
【0017】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、複数の貫通電極層や複数のグランド電極層が、
コンデンサの積層方向の外側部の位置に配設されてい
るので、研磨量が少なくても、エッジ部は十分に研磨さ
れ、これら内部電極層の端部はエッジ部に確実に露出さ
れることになる。この結果、内部電極層と外部電極の電
気的接続性が良くなり、直流抵抗値が低く、かつ、ばら
つきの少ない貫通型積層コンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る貫通型積層コンデンサの第1実施
例を示す分解斜視図。
【図2】図1に示した貫通型積層コンデンサの積層状態
を示す断面図。
【図3】図1に示した貫通型積層コンデンサの完成品を
示す断面図。
【図4】図3に示した貫通型積層コンデンサの電気等価
回路図。
【図5】図3に示した貫通型積層コンデンサの貫通電極
の直流抵抗のばらつきを測定した結果を示すグラフ。
【図6】本考案に係る貫通型積層コンデンサの第2実施
例を示す分解斜視図。
【図7】図6に示した貫通型積層コンデンサの完成品を
示す断面図。
【図8】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1…貫通型積層コンデンサ 4〜9…誘電体シート 10,12,13,15…グランド電極層 11,14…貫通電極層 20,21,22…誘電体シート 31…貫通型積層コンデンサ 34〜41…誘電体シート 42,45,46,49…グランド電極 43,44,47,48…貫通電極 50,51,52…誘電体シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貫通電極層と、複数のグランド電
    極層と、前記各電極層と交互に積層された複数の誘電体
    層を備え、 前記複数の貫通電極層と前記複数のグランド電極層が、
    積層方向の外側部の位置に配設されていること、 を特徴とする貫通型積層コンデンサ。
JP1992062090U 1992-09-03 1992-09-03 貫通型積層コンデンサ Expired - Lifetime JPH087622Y2 (ja)

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JP1992062090U JPH087622Y2 (ja) 1992-09-03 1992-09-03 貫通型積層コンデンサ

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JPH0626241U JPH0626241U (ja) 1994-04-08
JPH087622Y2 true JPH087622Y2 (ja) 1996-03-04

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JP2002510188A (ja) * 1998-01-19 2002-04-02 エクストゥーワイ、アテニュエイタズ、エル、エル、シー 一体パッケージになっておりサージ保護とともに差動コモンモードフィルターをする対になった多層誘電体独立受動部品アーキテクチャー
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