JP3102358B2 - トリミングコンデンサおよびそのトリミング方法 - Google Patents
トリミングコンデンサおよびそのトリミング方法Info
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Description
ンサ、特に、積層型セラミックトリミングコンデンサお
よびそのトリミング方法に関する。
は、トリミングコンデンサが用いられる。このトリミン
グコンデンサは、例えば、図15に示すように内部容量
電極84,85を設けた誘電体シート82と、トリミン
グ用容量電極83を設けた誘電体シート82と、電極な
しの誘電体シート82を積み重ねて一体的に焼成して積
層体86としている。さらに、図16に示すように、こ
の積層体86の両端部に外部電極90,91を設けてい
る。
に、トリミング用容量電極83と内部容量電極84,8
5が重なり合っている部分87a,87b(点線の斜線
にて表示)にて形成される。この場合、部分87aにて
形成される静電容量をC1、部分87bにて形成される
静電容量をC2とすると、トリミングコンデンサ81の
総静電容量はC1,C2の直列接続構成となり、(C1
×C2)/(C1+C2)で示される。そして、このト
リミングコンデンサ81のトリミング用容量電極83の
一部分を、通常、レーザビームLにて除去して、内部容
量電極85(あるいは内部容量電極84)との対向面積
を減少させて所望の静電容量値に調整する。
トリミングコンデンサ81にあっては、トリミング用容
量電極83に照射されるレーザビームLのトリミング方
向により、静電容量の減少の割合が異なっていた。すな
わち、図18に示すように、レーザビームLの走査方向
をトリミングコンデンサ81の短辺方向(Y方向)に採
ってトリミング用容量電極83の短辺側の縁部83aを
除去し、トリミングの方向をトリミングコンデンサ81
の長辺方向(X方向)に採った場合と、図19に示すよ
うに、レーザビームLの走査方向をトリミングコンデン
サ81の長辺方向(X方向)に採ってトリミング用容量
電極83の長辺側の縁部83bを除去し、トリミングの
方向をトリミングコンデンサ81の短辺方向(Y方向)
に採った場合とでは、静電容量の減少の割合が異なって
いた。
る場合には、静電容量C1,C2の一方のみがトリミン
グ長さ(X方向)に応じて直線的に減少し、他方は減少
しないため、総静電容量は図20の実線95のように変
化する。一方、縁部83bを除去する場合には、静電容
量C1,C2共にトリミング長さ(Y方向)に応じて直
線的に減少するため、総静電容量も図20の実線96の
ように直線的に変化する。また、図17に示した寸法l
1とl2の長さを一致させないかぎり、静電容量がゼロと
なるまでのトリミング長さは、X方向とY方向とで異な
る。
ンサ81をトリミング処理する場合には、トリミングの
方向をトリミングコンデンサ81の特性に応じて部品毎
に設定し、かつ、それに合わせてトリミングコンデンサ
81を正しい方向に整列する必要があった。そこで、本
発明の目的は、トリミングの方向性を有さないトリミン
グコンデンサおよびそのトリミング方法を提供すること
にある。
するため、本発明に係るトリミングコンデンサは、 (a)セラミック誘電体と、 (b)前記セラミック誘電体の表面又は内部の少なくと
もいずれか一方に設けられたトリミング用容量電極と、 (c)前記セラミック誘電体内部に設けられ、前記トリ
ミング用容量電極に対向して静電容量を形成する一対の
内部容量電極とを備え、 (d)前記トリミング用容量電極と前記内部容量電極と
の重なり部分が、矩形状トリミングコンデンサの外辺に
対して45゜傾いた基線に対して線対称に配置されてお
り、トリミングの方向が前記矩形状トリミングコンデン
サの外辺に対して平行であること、を特徴とする。
方向、Y方向いずれの方向であっても、トリミングによ
って除去されるトリミング用容量電極の部分において、
トリミング用容量電極と内部容量電極が重なり合ってい
る面積が等しくなり、トリミングによる静電容量の減少
の割合に差異がなくなる。さらに、トリミングコンデン
サが正方形状であり、一対の内部容量電極の一方の内部
容量電極が、前記トリミングコンデンサの隣接する二つ
の端面部に設けた外部電極にそれぞれ電気的に接続され
ると共に、他方の内部容量電極が前記トリミングコンデ
ンサの残りの隣接する二つの端面部に設けた外部電極に
電気的に接続されていることが好ましい。以上の構成に
より、トリミングコンデンサの縦横の方向性を考慮する
ことなく、トリミングコンデンサが回路基板等に実装さ
れる。
トリミング用容量電極と内部容量電極をそれぞれ対称に
配置したものであってもよい。以上の構成により、トリ
ミングコンデンサの表裏の方向性を考慮することなく、
トリミングコンデンサが回路基板等に実装される。ま
た、本発明に係るトリミングコンデンサのトリミング方
法は、トリミング用容量電極と、該トリミング用容量電
極に対向して静電容量を形成する一対の内部容量電極と
を備えたトリミングコンデンサのトリミング方法であっ
て、前記トリミング用容量電極と前記内部容量電極との
重なり部分が、矩形状トリミングコンデンサの外辺に対
して45°傾いた基線に対して線対称に配置されてお
り、前記トリミングコンデンサの外辺方向に対して平行
な方向に前記トリミング用容量電極の除去方向を採り、
かつ、トリミングの方向を前記除去方向に対して直交す
る方向に採ることを特徴とする。
ンデンサおよびそのトリミング方法の実施形態について
添付図面を参照して説明する。 [第1実施形態、図1〜図6] 図1に示すように、トリミングコンデンサ1は、トリミ
ング用容量電極3を表面に設けた誘電体セラミックシー
ト2、内部容量電極4,5を表面に設けた誘電体セラミ
ックシート2、電極なしの誘電体セラミックシート2等
にて構成されている。矩形状の誘電体セラミックシート
2は、セラミック材料を結合剤等と共に混練した後、ド
クターブレード法等によってグリーンシート状にしたも
のが用いられる。
ラミックシート2の表面にAg−Pd,Pd,Cu,N
i等の導電性ペーストを用いて印刷やスパッタリング等
の方法により形成される。トリミング用容量電極3は正
方形状をしており、シート2の表面中央部に設けられて
いる。内部容量電極4はシート2の左側部に位置し、そ
の引出し部4aはシート2の左辺に露出している。内部
容量電極5はシート2の右側部に位置し、その引出し部
5aはシート2の右辺に露出している。内部容量電極
4,5の先端4b,5bは、シート2の長辺に対して4
5゜傾いた形状になっている。
ラミックシート2と電極なしの誘電体シート2は積み重
ねられて積層体とされた後、一体的に焼成される。誘電
体セラミックシート2はセラミック誘電体6とされる。
図2に示すように、トリミングコンデンサ1の左右の端
面部には、それぞれ入出力外部電極10,11が形成さ
れている。外部電極10,11はスパッタリング法や塗
布法等の方法により形成され、Ag−Pd,Ag,P
d,Cu,Ni系等の材料からなる。入出力外部電極1
0は内部容量電極4の引出し部4aに電気的に接続さ
れ、入出力外部電極11は内部容量電極5の引出し部5
aに電気的に接続されている。そして、トリミング用容
量電極3と内部容量電極4,5の対向部分で静電容量が
発生する。トリミング用容量電極3は広面積に形成され
ており、通常、このときの静電容量は所望の値より大き
い。
3と内部容量電極4,5との重なり部分7a,7b(点
線の斜線にて表示)はそれぞれ三角形状であり、トリミ
ングコンデンサ1の長辺に対して傾き角度が45゜の基
線Pを基準にして線対称に配置されている。次に、静電
容量を微調整するために、レーザビームLをトリミング
用容量電極3に照射する等の方法により、トリミング用
容量電極3の一部分を除去し、トリミングする。このと
き、図4に示すように、レーザビームLの走査方向をト
リミングコンデンサ1の長辺方向(X方向)に採ってト
リミング用容量電極3の縁部3aを除去し、トリミング
の方向をトリミングコンデンサ1の短辺方向(Y方向)
に採った場合と、図5に示すように、レーザビームLの
走査方向をトリミングコンデンサ1の短辺方向(Y方
向)に採ってトリミング用容量電極3の縁部3bを除去
し、トリミングの方向をトリミングコンデンサ1の長辺
方向(X方向)に採った場合とは、静電容量の減少の割
合が等しい。なぜなら、図3に示すように、トリミング
用容量電極3と内部容量電極4,5との重なり部分7
a,7bが基線Pに対して線対称であるため、トリミン
グにおけるC1,C2の容量減少は、X方向、Y方向で
同様の傾向となるためである。なお、トリミングの距離
は、レーザビームLの走査位置をずらせながら複数回レ
ーザビームLを走査する等してトリミング距離を大きく
する。
し、a=(b/10)の場合の、トリミングによって減
少する静電容量を100%とした場合の、トリミングの
距離と静電容量の減少の割合を表示したグラフである。
X方向のレーザトリミングの場合とY方向のレーザトリ
ミングの場合が等しく実線15にて表示されている。レ
ーザビームLによって縁部3a(又は3b)が除去され
たトリミング用容量電極3は、内部容量電極4(又は内
部容量電極5)との対向面積が減少し、所望の静電容量
値に微調整されることになる。
Y方向のいずれの方向に施しても静電容量の減少の割合
に差異がないため、X方向、Y方向の方向性に煩わされ
ることなくトリミング処理を行なうことができる。この
結果、トリミングの方向をトリミングコンデンサ1の特
性に応じて部品毎に設定する必要がなくなる。
ように、トリミングコンデンサ21は、トリミング用容
量電極23を表面に設けた誘電体セラミックシート2
2、内部容量電極24,25を表面に設けた誘電体セラ
ミックシート22、電極なしの誘電体セラミックシート
22等にて構成されている。誘電体セラミックシート2
2は、正方形状に設定されている。
ており、シート22の表面中央部に設けられている。内
部容量電極24はシート22の左側隅部に位置し、その
引出し部24a,24bはそれぞれシート22の左側の
辺及び奥側の辺に露出している。内部容量電極25はシ
ート22の右側隅部に位置し、その引出し部25a,2
5bはそれぞれシート22の手前側の辺及び右側の辺に
露出している。内部容量電極24,25の中央部24
c,25cは、シート22の一辺に対して45゜傾いた
線に対し、線対称の形状となっている。
体セラミックシート22と電極なし誘電体セラミックシ
ート22は積み重ねられて積層体とされた後、一体的に
焼成される。誘電体セラミックシート22はセラミック
誘電体26とされる。図8に示すように、トリミングコ
ンデンサ21の四つの端面部にはそれぞれ入出力外部電
極30,31,32,33が形成されている。入出力外
部電極30,31はそれぞれ内部容量電極24の引出し
部24a,24bに電気的に接続され、入出力外部電極
32,33はそれぞれ内部容量電極25の引出し部25
a,25bに電気的に接続されている。そして、トリミ
ング用容量電極23と内部容量電極24,25の対向部
分で静電容量が発生する。
23と内部容量電極24,25との重なり部分27a,
27b(点線の斜線にて表示)は、トリミングコンデン
サ21の一辺に対して傾き角度が45゜の基線Pを基準
にして線対称に配置されている。次に、静電容量を微調
整するために、トリミング用容量電極23をトリミング
する。このとき、トリミング方向を、トリミングコンデ
ンサ21の一辺方向(Y方向)に採ってトリミング用容
量電極23の縁部23aを除去した場合と、トリミング
コンデンサ21の他辺方向(X方向)に採ってトリミン
グ用容量電極23の縁部23bと除去した場合とは、静
電容量の減少の割合が等しい。なぜなら、トリミング用
容量電極23と内部容量電極24,25との重なり部分
27a,27bが基線Pに対して線対称であるため、ト
リミングにおけるC1,C2の容量減少は、X方向、Y
方向で同様の傾向となるためである。
Y方向のいずれの方向に施しても静電容量の減少の割合
に差異がないため、X方向、Y方向の方向性に煩わされ
ることなくトリミング処理を行なうことができる。しか
も、トリミングコンデンサ21は正方形状をしており、
内部容量電極24の引出し部24a,24bがトリミン
グコンデンサ21の隣接する二つの端面部に設けた外部
電極30,31に電気的に接続されると共に、内部容量
電極25の引出し部25a,25bがトリミングコンデ
ンサ21の残りの隣接する二つの端面部に設けた外部電
極32,33に電気的に接続されているので、トリミン
グコンデンサ21の外観、すなわち外部電極30,31
と外部電極32,33の配置、並びに外形形状等が基線
Pを基準にして線対称になっている。従って、トリミン
グコンデンサ21の縦横の方向性に煩わされることな
く、トリミングコンデンサ21を回路基板等に実装する
ことができる。
に示すように、トリミングコンデンサ41は、トリミン
グ用容量電極43を表面に設けた誘電体セラミックシー
ト42、内部容量電極44,45を表面に設けた誘電体
セラミックシート42、内部容量電極46,47及びト
リミング用容量電極48をそれぞれ表裏面に設けた誘電
体セラミックシート42等にて構成されている。誘電体
セラミックシート42は、正方形状である。
容量電極44〜47は、それぞれ前記第1実施形態のト
リミング用容量電極3及び内部容量電極4,5と同様の
形状をしているので、その詳細な説明は省略する。容量
電極43〜48を形成した誘電体セラミックシート42
は積み重ねられて積層体とされた後、一体的に焼成され
る。誘電体セラミックシート42はセラミック誘電体5
0とされる。
はトリミングコンデンサ41の隣接する二つの端面部に
延在して設けられ、入出力外部電極56は残りの隣接す
る二つの端面部に延在して設けられている。外部電極5
5は内部容量電極44,46に電気的に接続され、外部
電極56は内部容量電極45,47に電気的に接続され
ている。そして、トリミング用容量電極43と内部容量
電極44,45の対向部分で静電容量が発生すると共
に、トリミング用容量電極48と内部容量電極46,4
7の対向部分で静電容量が発生する。
44,45の重なり部分は、トリミングコンデンサ41
の一辺に対して傾き角度が45゜の基線Pを基準にして
線対称に配置されている。同様に、トリミング用容量電
極48と内部容量電極46,47との重なり部分も基線
Pを基準にして線対称に配置されている。従って、静電
容量を微調整するためのトリミングを、X方向又はY方
向のいずれの方向に施しても静電容量の減少の割合に差
異がないため、方向性に煩わされることなくトリミング
処理を行なうことができる。
形状をしており、内部容量電極44,46がトリミング
コンデンサ41の隣接する二つの端面部に設けた外部電
極55に電気的に接続されると共に、内部容量電極4
5,47がトリミングコンデンサ41の残りの隣接する
二つの端面部に設けた外部電極56に電気的に接続され
ているので、トリミングコンデンサ41の外部電極55
と外部電極56の配置、並びに外形形状等がトリミング
コンデンサ41の一辺に対して傾き角度が45゜の基線
を基準にして線対称になっている。
は、図12に示すように、厚み方向、すなわち積層方向
にトリミング用容量電極43と48が対称に配置される
と共に、内部容量電極44,45と46,47が対称に
配置されている。従って、トリミングコンデンサ41の
縦横及び表裏の方向性に煩わされることなく、トリミン
グコンデンサ41を回路基板等に実装することができ
る。
サ41は、トリミング用容量電極43,48を被覆する
絶縁性保護膜57,58が設けられる。トリミング用容
量電極43,48が、回路基板上の導体に電気的に接触
するのを防止するためである。絶縁性保護膜57,58
の材料としては、セラミック誘電体50と同様の材料を
用いたり、ガラスや樹脂等の絶縁性材料が用いられる。
なお、この保護膜57,58は必ずしも必要なものでは
ないことは言うまでもない。
リミング方法は前記実施形態に限定するものではなく、
その要旨の範囲内で種々に変更することができる。トリ
ミング用容量電極と内部容量電極との重なり部分は、基
線Pに対して線対称に配置されていれば、その形状は問
わない。例えば、図13に示すように、一対の内部容量
電極62,63を内蔵したセラミック誘電体61の表面
に円形のトリミング用容量電極64を設け、トリミング
用容量電極64と内部容量電極62,63との重なり部
分65a,65b(点線の斜線にて表示)の形状を円弧
状にしたものであってもよい。
量電極72,73を内蔵したセラミック誘電体71の表
面に、正方形のトリミング用容量電極74をその一辺が
トリミングコンデンサの一辺に対して45゜傾くように
設け、トリミング用容量電極74と内部容量電極72,
73との重なり部分75a,75b(点線の斜線にて表
示)の形状を矩形状にしたものであってもよい。いずれ
の場合も、一点鎖線にて表示したトリミング部分66
a,76aとトリミング部分66b,76bの静電容量
の減少の割合が等しく、方向性に煩わされることなくト
リミング処理を行なうことができる。
電極がセラミック誘電体の表面に露出している状態でト
リミング処理を行っているが、必ずしもこれに限定する
必要はなく、トリミング用容量電極を内部に設けたセラ
ミック誘電体の表面にレーザビームを照射する等の方法
によりトリミング処理を行い、セラミック誘電体の表面
部と共にトリミング用容量電極を除去して静電容量を微
調整するものであってもよい。この場合、トリミング処
理後に、セラミック誘電体の表面に露出したトリミング
用容量電極を絶縁性保護膜にて被覆してもよいことは言
うまでもない。
よれば、トリミング用容量電極と内部容量電極との重な
り部分をトリミングコンデンサの外辺に対して45゜傾
いた基線に対して線対称に配置したので、方向性を考慮
することなくトリミングすることができる。
し、かつ、一方の内部容量電極をトリミングコンデンサ
の隣接する二つの端面部に設けた外部電極に電気的に接
続すると共に、他方の内部容量電極をトリミングコンデ
ンサの残りの隣接する二つの端面部に設けた外部電極に
電気的に接続することにより、トリミングコンデンサの
縦横の方向性を考慮することなく、トリミングコンデン
サを回路基板等に実装することができる。
にトリミング用容量電極と内部容量電極をそれぞれ対称
に配置することにより、トリミングコンデンサの表裏の
方向性を考慮することなく、トリミングコンデンサを回
路基板等に実装することができる。この結果、トリミン
グの方向をトリミングコンデンサの特性に応じて部品毎
に設定する必要がなくなり、それに合わせてトリミング
コンデンサを正しい方向に整列する必要もなくなる。従
って、トリミングコンデンサを自動実装機にセットする
際に、テーピング対応する必要がなくなり、簡易なバラ
対応、あるいはバルク対応が可能となる。
形態を示す分解斜視図。
す斜視図。
係を示す平面図。
グラフ。
形態を示す分解斜視図。
す斜視図。
係を示す平面図。
施形態を示す分解斜視図。
を示す斜視図。
図。
視図。
の位置関係を示す平面図。
離と静電容量の減少の割合を示すグラフ。
電極 4,5,24,25,44〜47,62,63,72,
73…内部容量電極 6,26,50,61,71…セラミック誘電体 7a,7b,27a,27b,65a,65b,75
a,75b…重なり部分 30〜33,55,56…外部電極 P…基線
Claims (4)
- 【請求項1】 セラミック誘電体と、 前記セラミック誘電体の表面又は内部の少なくともいず
れか一方に設けられたトリミング用容量電極と、 前記セラミック誘電体内部に設けられ、前記トリミング
用容量電極に対向して静電容量を形成する一対の内部容
量電極とを備え、 前記トリミング用容量電極と前記内部容量電極との重な
り部分が、矩形状トリミングコンデンサの外辺に対して
45゜傾いた基線に対して線対称に配置されており、ト
リミングの方向が前記矩形状トリミングコンデンサの外
辺に対して平行であること、 を特徴とするトリミングコンデンサ。 - 【請求項2】 トリミングコンデンサが正方形状であ
り、前記一対の内部容量電極の一方の内部容量電極が、
前記トリミングコンデンサの隣接する二つの端面部に設
けた外部電極にそれぞれ電気的に接続されると共に、他
方の内部容量電極が前記トリミングコンデンサの残りの
隣接する二つの端面部に設けた外部電極に電気的に接続
されていることを特徴とする請求項1記載のトリミング
コンデンサ。 - 【請求項3】 トリミングコンデンサの厚み方向に前記
トリミング用容量電極と前記内部容量電極がそれぞれ対
称に配置されていることを特徴とする請求項1記載のト
リミングコンデンサ。 - 【請求項4】 トリミング用容量電極と、該トリミング
用容量電極に対向して静電容量を形成する一対の内部容
量電極とを備えたトリミングコンデンサのトリミング方
法において、 前記トリミング用容量電極と前記内部容量電極との重な
り部分が、矩形状トリミングコンデンサの外辺に対して
45°傾いた基線に対して線対称に配置されており、 前記トリミングコンデンサの外辺方向に対して平行な方
向に前記トリミング用容量電極の除去方向を採り、か
つ、トリミングの方向を前記除去方向に対して直交する
方向に採ること、 を特徴とするトリミングコンデンサのトリミング方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08215659A JP3102358B2 (ja) | 1996-08-15 | 1996-08-15 | トリミングコンデンサおよびそのトリミング方法 |
SG1997002870A SG66388A1 (en) | 1996-08-15 | 1997-08-08 | Trimming capacitor |
US08/911,160 US5894401A (en) | 1996-08-15 | 1997-08-14 | Trimming capacitor |
Applications Claiming Priority (1)
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