JP2616106B2 - 共振器 - Google Patents

共振器

Info

Publication number
JP2616106B2
JP2616106B2 JP2054601A JP5460190A JP2616106B2 JP 2616106 B2 JP2616106 B2 JP 2616106B2 JP 2054601 A JP2054601 A JP 2054601A JP 5460190 A JP5460190 A JP 5460190A JP 2616106 B2 JP2616106 B2 JP 2616106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
electrodes
capacitor
resonator
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2054601A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03254514A (ja
Inventor
尚武 岡村
輝久 鶴
哲夫 谷口
謙 利根川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2054601A priority Critical patent/JP2616106B2/ja
Publication of JPH03254514A publication Critical patent/JPH03254514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2616106B2 publication Critical patent/JP2616106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンデンサを挟んで2つのコイルが直列接
続されたものに、もう一つ別のコンデンサが並列接続さ
れた等価回路をもつ共振器に関する。
従来の技術 上記共振器の従来のものとしては、第4図(平面図)
および第5図(正面図)に示す如く誘電体基板20の表裏
面に、対向部A1,A2と非対向部B1,B2が存在する状態とし
たコの字形パターンの電極21と22が逆向きとなるよう形
成された構造となっている。かかる構造の共振器におい
ては、両電極21,22の対向部A1(又はA2)を入出力用端
子として用いるので、対向部A2(又はA1)で形成される
コンデンサC1と、非対向部B1,B2でそれぞれ形成される
コイルL1,L2が直列接続されたものに、対向部A1(又はA
2)で形成されるコンデンサC2が並列接続された並列共
振回路となっている。なお、その等価回路を第6図に示
す。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記共振器においては、上述したよう
に両電極21,22の対向部A1(又はA2)を入出力用端子と
して用いるため、表面実装を行うことができず、また、
2つのコンデンサを誘電体基板上に並べた平面構造であ
るため大型化するという問題点があった。
本発明はかかる課題を解決すべくなされたものであ
り、表面実装化が可能であり、しかも小型な共振器を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、コンデンサを挟んで2つのコイルが直列接
続されたものに、もう一つ別のコンデンサが並列接続さ
れた等価回路をもつ共振器において、誘電体層を挟んで
対向する電極対からなるコンデンサ部が、間に中間層を
介装して2つ積層されていると共に、この積層体の1つ
の側面に各コンデンサ部の一方の電極が引出され、前記
側面とは異なる側面に各コンデンサ部の他方の電極が引
出され、更に前記2つの側面に電極引出部と電気的に接
続されたコイルを兼ねた端子電極が形成され、更に前記
中間層の厚さは前記端子電極が必要とするインダクタン
スより定められていることを特徴とする。
作用 本発明にあっては、積層体の側面に形成した端子電極
に、コンデンサ部の各電極が接続されているので、端子
電極は外部接続用端子として用いることができると共
に、2つのコンデンサ部間の中間層の厚さを適切にし
て、コイルを兼ねた電極引出部間の長さを所望長さとす
ることでその間の端子電極部分がコイルとしても機能す
る。よって、上記構成の共振器はコイルとして機能する
箇所の間に挟まれて1つのコンデンサ部が直列接続さ
れ、これにもう一つのコンデンサ部が並列接続された並
列共振回路となる。
また、各コンデンサ部は積層体の厚み方向に設けら
れ、かつ積層体の側面に形成した端子電極がコイルとし
て機能するため、この共振器は立体構造となっている。
実 施 例 第1図は本発明に係る共振器の一実施例を示す分解斜
視図、第2図はその共振器の一体化された状態を示す断
面図、第3図はその共振器の左側面を示す外観図(右側
面を同様である)である。この共振器は、第2図に示す
ように最下層の誘電体等からなる保護層1の上に、誘電
体層3を挟んで対向するように設けた電極2,4からなる
コンデンサ部5が配され、更にその上には、誘電体等か
らなる中間層6と、誘電体層8を挟んで対向するように
設けた電極7,9からなるコンデンサ部10と、誘電体等か
らなる保護層11とがこの順に配設された積層構造となっ
ており、この積層体12の上・下面12a,12bの端部と、こ
れに繋がる側面2箇所12c,12dにわたって断面コの字状
の端子電極13,14が形成されている。なお、上記各電極
2,4,7,9,13,14は、Cu,Ag等の導電材料を用いている。
上記下側のコンデンサ部5を構成し対向する1対の電
極2,4は、第1図に示す如くそれぞれ端子電極13,14の一
方と接続させるべく側面12d,12cに引出した電極引出部2
a,4aを一つずつ有し、一方(下側)の電極2はその電極
引出部2aを介して図面右側の端子電極14に、他方(上
側)の電極4は電極引出部4aを介して図面左側の端子電
極13が接続されており、両電極2,4間は誘電体層3が介
装されているため静電容量をもつ。
一方、上側のコンデンサ部10を構成し対向する1対の
電極7,9は、前同様にそれぞれ端子電極13,14の一方と接
続させるべく側面12c,12dに引出した電極引出部7a,9aを
一つずつ有し、一方(下側)の電極7はその電極引出部
7aを介して図面左側の端子電極13に、他方(上側)の電
極9は電極引出部9aを介して図面右側の端子電極14に接
続されており、両電極7,9間は誘電体層8が介装されて
いるため静電容量をもつ。
かかる構成の共振器は、焼成後のものであり、例えば
第1図に示すようにして作成することができる。即ち、
未焼成の誘電体からなる多数のグリーンシートを用意
し、そのうちの4枚のグリーンシートの片面に、上述し
た電極引出部2aを有する電極2と、電極引出部4aを有す
る電極4と、電極引出部7aを有する電極7と、電極引出
部9aを有する電極9とを、例えば印刷等にて形成する。
その後、各電極形成面を上側にした状態で、電極2,4
が形成された2つのグリーンシートを、電極2を下側に
し、かつ電極引出部2a,4aを反対側にして重ね、その上
に、電極を形成していない所望枚数のグリーンシート
と、電極7,9が形成された2つのグリーンシートを、電
極7を下側にし、かつ電極引出部7a,9aを反対側にして
重ねたものと、電極を形成していないグリーンシート1
枚とをこの順に積層して圧着し、圧着された積層体の側
面に前記端子電極13,14を、例えば印刷等にて形成し、
しかる後、この状態のものを焼成する。なお、端子電極
13,14は積層体の上下面12a,12bにも一部形成されている
が、この部分は印刷等を行う際にその処理上やむを得ず
形成されたものであり、形成を行わなくても構わない。
上記焼成により、最下部にあるグリーンシートは保護
層1を形成し、対向する電極2,4間にあるグリーンシー
トは誘電体層3を、電極4と上側のコンデンサ部10を構
成する電極7との間のグリーンシートは中間層6を、コ
ンデンサ部10を構成する対向する電極7,9の間のグリー
ンシートは誘電体層8を、電極9の上側のグリーンシー
トは保護層11を形成する。また、グリーンシート同士が
接合する部分は一体化する。なお、電極2,4,7,9につい
ては、金属板等を用いてもよい。
このようにして作成された共振器は、第2図に示す断
面構造をなし、また、第3図に示す如く左にある側面12
c部分には端子電極13が形成され、右にある側面12d部分
には端子電極14が形成された状態となる。したがって、
この共振器は、保護層1を下側にして図示しない配線基
板の上にセットし、端子電極13,14を配線基板に形成し
てある配線に半田付けすると取付けでき、表面実装化が
可能である。
また、端子電極13,14は外部接続用端子として働くと
共にコイルとして機能する。一方、対向する電極2,4の
間および電極7,9の間では、誘電体層3,8が存在するので
静電容量が生じてコンデンサとして機能し、このコンデ
ンサの一方が上述した端子電極13,14、つまり2つのコ
イルの間に直列接続された状態となり、これにもう1つ
のコンデンサが並列接続された状態で、端子電極13,14
間に存在する。
なお、2つのコンデンサ部5,10の間に介装した中間層
6の厚みについては、コイルのインダクタンスをいくら
に設定するかで決められる。即ち、中間層6の厚みが厚
い程コイルとして機能する端子電極13,14が長くなるの
で、インダクタンスは大きくなり、逆に中間層6の厚み
を薄くするとインダクタンスは小さくなる。通常、一般
的なサイズの共振器においては約1.0mm〜2.0mmとするの
がよい。中間層6を除く他の層1,3,8,11については、適
当な厚みとなるようにグリーンシートの枚数を定めれば
よく、また、コンデンサ部5,10の誘電体層3,8を除く他
の層1,6,11の材質については、絶縁体等を用いてもよ
い。また、共振周波数の調整は、最外層たる保護層1や
11を破り電極2,9をトリミングすることにより行い得、
所望の値とすることが可能である。
また、上記実施例では端子電極を積層体の対向する側
面(上下面を含む)に形成しているが、本発明はこれに
限らず、隣合う2つの側面に形成して、これらに各コン
デンサ部5,10の電極を接続させた状態になしてもよい。
更に、上記実施例では1つのコンデンサ部は、1対の
電極にて形成しているが、これに限らず2対以上の電極
にて形成してもよいことは勿論である。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による場合には、積層体の厚
み方向にある各コンデンサ部が、両者の中間層の厚みを
適切としたことにより、所定のインダクタンスを有する
としても機能する端子電極に接続されているので、立体
構造となった並列共振回路を構成することができ、小型
化を図ることが可能であり、また、積層体の側面に形成
した端子電極を外部接続用端子として用いることができ
るので、表面実装化も可能であるという優れた効果を奏
する。
また、上下の保護層を破り電極をトリミングすること
により共振周波数の調整も容易という効果も生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る共振器の一実施例を示す分解斜視
図、第2図はその共振器の一体化された状態を示す断面
図、第3図はその共振器の左側面を示す外観図(右側面
も同じである)、第4図は従来の共振器を示す平面図、
第5図はその共振器の正面図、第6図はその共振器の等
価回路図である。 5,10……コンデンサ部 2,4,7,9……電極 2a,4a,7a,9a……電極引出部 3,8……誘電体層 6……中間層 12……積層体 12c,12d……側面 13,14……端子電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 利根川 謙 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 実開 昭51−129746(JP,U) 実開 昭58−135933(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサを挟んで2つのコイルが直列接
    続されたものに、もう一つ別のコンデンサが並列接続さ
    れた等価回路をもつ共振器において、 誘電体層を挟んで対向する電極対からなるコンデンサ部
    が、間に中間層を介装して2つ積層されていると共に、
    この積層体の1つの側面に各コンデンサ部の一方の電極
    が引出され、前記側面とは異なる側面に各コンデンサ部
    の他方の電極が引出され、更に前記2つの側面に電極引
    出部と電気的に接続されたコイルを兼ねた端子電極が形
    成され、更に前記中間層の厚さは前記端子電極が必要と
    するインダクダンスより定められていることを特徴とす
    る共振器。
JP2054601A 1990-03-05 1990-03-05 共振器 Expired - Lifetime JP2616106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2054601A JP2616106B2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 共振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2054601A JP2616106B2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 共振器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03254514A JPH03254514A (ja) 1991-11-13
JP2616106B2 true JP2616106B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=12975251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2054601A Expired - Lifetime JP2616106B2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 共振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2616106B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62116005A (ja) * 1985-11-15 1987-05-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同調器
JPH0410674Y2 (ja) * 1985-12-09 1992-03-17
JPS6310813A (ja) * 1986-03-04 1988-01-18 Murata Mfg Co Ltd バンドパスフイルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03254514A (ja) 1991-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2598940B2 (ja) Lc複合部品
JP3127792B2 (ja) Lc共振器およびlcフィルタ
US5985414A (en) Laminated electronic component
JPH0722243A (ja) インダクタアレイ
JP2007180183A (ja) コンデンサブロック及び積層基板
JPH0775208B2 (ja) インダクター及びインダクターを含む複合部品並びにそれらの製造方法
JPH11204309A (ja) 積層型バリスタ
JPH10322157A (ja) 積層型ノイズフィルタ
JP2670490B2 (ja) インダクター及びインダクターを含む複合部品並びにそれらの製造方法
JP2616106B2 (ja) 共振器
JP2819641B2 (ja) バンドパスフィルタ
JP3126244B2 (ja) 高周波lc複合部品
JP3134640B2 (ja) 容量内蔵型積層電子部品
JPH027405A (ja) インダクター及びインダクターを含む複合部品並びにそれらの製造方法
JP2844582B2 (ja) 共振器
JPH06163321A (ja) 高周波lc複合部品
JP2982558B2 (ja) 積層型貫通コンデンサ
JPH0371710A (ja) 共振器及びバンドパスフィルタ
JP2662741B2 (ja) 共振器
JP2542468Y2 (ja) 積層型lcフィルタ
JP2002158555A (ja) 積層型ノイズフィルタ
JPH0338813A (ja) Lc複合部品
JPH01208007A (ja) 共振器及びその製造方法
JP2616070B2 (ja) バンドパスフィルタ
JP2715552B2 (ja) インダクター及びインダクターを含む複合部品並びにそれらの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term