JPH06275465A - 積層型lc複合部品 - Google Patents

積層型lc複合部品

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Publication number
JPH06275465A
JPH06275465A JP5764793A JP5764793A JPH06275465A JP H06275465 A JPH06275465 A JP H06275465A JP 5764793 A JP5764793 A JP 5764793A JP 5764793 A JP5764793 A JP 5764793A JP H06275465 A JPH06275465 A JP H06275465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
composite component
coil
capacitor
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP5764793A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Okubo
旭 大久保
Yasuhiro Nakada
泰弘 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5764793A priority Critical patent/JPH06275465A/ja
Publication of JPH06275465A publication Critical patent/JPH06275465A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対外部応力に対して機械的強度が強く、か
つ、表裏方向性を有さない積層型LC複合部品を得る。 【構成】 積層型LC複合部品1は、コイル層9とコン
デンサ層15とダミー層19を積み重ねた構造をしてい
る。コイル層9は磁性体シート2とコイル用導体3〜5
からなる。コンデンサ層15は誘電体シート11とコン
デンサ用導体12〜14からなる。ダミー層19は磁性
体シート18からなる。すなわち、部品1の表裏の外層
には機械的強度が強い磁性体層が配設され、中間層には
機械的強度が弱い誘電体層が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノイズフィルタ等とし
て使用される積層型LC複合部品に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来より、積層型LC複合部品と
して、二つの誘電体層が磁性体層を挟んだ構造のものが
提案されている。この構造は焼成工程中に反りの発生を
抑止するという利点がある。しかしながら、この構造は
外部応力に対して比較的弱いという欠点がある。誘電体
層の機械的強度が弱いからである。
【0003】また、積層型LC複合部品として、誘電体
層と磁性体層の2層構造のものが提案されている。しか
しながら、この構造のLC複合部品は表裏方向性を有す
るため、製造工程の管理が煩雑であるという欠点があ
る。そこで、本発明の課題は、対外部応力に対して機械
的強度が強く、かつ、表裏方向性を有さない積層型LC
複合部品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る積層型LC複合部品は、磁性体
層と誘電体層を積み重ねた構造を有し、かつ、表裏の最
外層が磁性体層であることを特徴とする。以上の構成に
おいて、機械的強度が強い磁性体層が表裏の最外層に配
設されているため、機械的強度が弱い誘電体層は磁性体
層によって外部応力から保護される。従って、LC複合
部品の対外部応力が向上する。
【0005】
【実施例】以下、本発明に係る積層型LC複合部品の一
実施例について、添付図面を参照して説明する。図1及
び図2に示すように、積層型LC複合部品1は、コイル
層9とコンデンサ層15とダミー層19を積み重ねた構
造をしている。コイル層9は、4枚の磁性体シート2
と、この磁性体シート2の表面に設けたコイル用導体
3,4,5とで構成されている。コイル用導体3の一方
の端部3aは磁性体シート2の左側の縁部に露出し、コ
イル用導体5の一方の端部5aは磁性体シート2の右側
の縁部に露出している。各磁性体シート2が積層された
状態では、コイル用導体3,4,5は磁性体シート2に
設けたスルーホール7a,7bを介して直列に接続さ
れ、インダクタンスLのコイル(図4参照)を形成す
る。
【0006】コンデンサ層15は4枚の誘電体シート1
1と、この誘電体シート11の表面に設けたコンデンサ
用導体12,13,14とで構成されている。コンデン
サ用導体12の一部は誘電体シート11の左側の縁部に
露出しており、コンデンサ用導体13の一部は誘電体シ
ート11の手前側の縁部に露出しており、コンデンサ用
導体14の一部は誘電体シート11の右側の縁部に露出
している。各誘電体シート11が積層された状態では、
コンデンサ用導体12と13の間、コンデンサ用導体1
3と14の間にそれぞれ静電容量C1,C2のコンデン
サ(図4参照)を形成する。
【0007】ダミー層19は4枚の磁性体シート18に
て構成されている。この磁性体シート18の表面には導
体は設けられていない。ダミー層19の厚みはコイル層
9の厚みと略等しく設定するのが望ましい。焼成工程中
に反りが発生しにくくなるからである。しかしながら、
ダミー層19の厚みとコイル層9の厚みを等しくするこ
とは必ずしも必要ではない。
【0008】各シート2,11,18は積み重ねられ、
一体的に焼成されることにより、それぞれコイル層9、
コンデンサ層15、ダミー層19とされる。図3に示す
ように、LC複合部品1の両端部には入出力電極20,
21が形成され、中央部側面には共通電極22が形成さ
れている。コイル用導体3の一方の端部3a及びコンデ
ンサ用導体12は入出力電極20に電気的に接続してい
る。コイル用導体5の一方の端部5a及びコンデンサ用
導体14は入出力電極21に電気的に接続している。コ
ンデンサ用導体13は共通電極22に電気的に接続して
いる。
【0009】図4はLC複合部品1の電気等価回路図で
ある。このLC複合部品1はπ形LC回路を構成してい
る。以上の構成からなるLC複合部品1は、機械的強度
が弱いコンデンサ層15を中間層に配設し、機械的強度
が強いコイル層9とダミー層19を最外層に配設する構
造であるため、コイル層9とダミー層19が外部応力か
らコンデンサ層15を保護する。この結果、LC複合部
品1は対外部応力に対して機械的強度が強く、しかも表
裏方向性を有さないものとなる。
【0010】なお、本発明に係る積層型LC複合部品は
前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内
で種々に変形することができる。前記実施例では、コイ
ル層9−コンデンサ層15−ダミー層19からなるもの
を説明したが、この他に、図5に示すように、コイル層
26−コンデンサ層28−コイル層27からなるLC複
合部品25、図6に示すように、コイル層36−コンデ
ンサ層39−コイル層37−コンデンサ層40−コイル
層38からなるLC複合部品35等であってもよい。
【0011】また、誘電体層に抵抗体を内蔵させたり、
あるいは新たに絶縁層を積層してその絶縁層に抵抗体を
内蔵させたLCR複合部品であってもよい。また、前記
実施例は、それぞれ導体が形成された磁性体シート及び
誘電体シートを積み重ねた後、一体的に焼成するもので
あるが、必ずしもこれに限定されない。例えば、以下に
説明する製法によってLC複合部品を作製してもよい。
印刷等の手段によりペースト状の磁性体材料を塗布して
磁性体層を形成した後、その磁性体層の表面にペースト
状の導電体材料を塗布して任意の導体を形成する。次
に、ペースト状の磁性体材料を前記導体の上から塗布し
て導体が内蔵された磁性体層とする。同様にして、この
磁性体層の上に導体が内蔵された誘電体層を形成する。
こうして順に重ね塗りすることによって積層構造を有す
るLC複合部品が得られる。
【0012】また、得られるLC複合部品の等価回路は
π形に限らず、T形、L形であってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、磁性体層を表裏の最外層に配設したので、機械
的強度が弱い誘電体層を機械的強度が強い磁性体層が保
護し、対外部応力に対して機械的強度が強い積層型LC
複合部品が得られる。しかも、得られるLC複合部品は
表裏方向性のない部品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型LC複合部品の一実施例を
示す組立て斜視図。
【図2】図1に示された積層型LC複合部品のII−II'
部分の構成図。
【図3】図1に示された積層型LC複合部品の外観を示
す斜視図。
【図4】図1に示された積層型LC複合部品の電気等価
回路図。
【図5】本発明に係る積層型LC複合部品の他の実施例
を示す構成図。
【図6】本発明に係る積層型LC複合部品の別の他の実
施例を示す構成図。
【符号の説明】
1…積層型LC複合部品 2…磁性体シート 9…コイル層 11…誘電体シート 15…コンデンサ層 19…ダミー層 25…積層型LC複合部品 26,27…磁性体層 28…誘電体層 35…積層型LC複合部品 36,37,38…磁性体層 39,40…誘電体層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体層と誘電体層を積み重ねた構造を
    有し、かつ、表裏の最外層が磁性体層であることを特徴
    とする積層型LC複合部品。
JP5764793A 1993-03-18 1993-03-18 積層型lc複合部品 Pending JPH06275465A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5764793A JPH06275465A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 積層型lc複合部品

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JP5764793A JPH06275465A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 積層型lc複合部品

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JPH06275465A true JPH06275465A (ja) 1994-09-30

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ID=13061696

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JP5764793A Pending JPH06275465A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 積層型lc複合部品

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JP (1) JPH06275465A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4890138A (en) * 1987-01-12 1989-12-26 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a plurality of developing devices
JP4612970B2 (ja) * 2001-07-24 2011-01-12 双信電機株式会社 積層電子部品

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56138912A (en) * 1980-04-01 1981-10-29 Tohoku Metal Ind Ltd Chip type composite lc part
JPS6339958U (ja) * 1986-09-02 1988-03-15

Patent Citations (2)

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