JPH086892Y2 - 鉄骨梁への耐火被覆材取付構造 - Google Patents

鉄骨梁への耐火被覆材取付構造

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JPH086892Y2
JPH086892Y2 JP1989141091U JP14109189U JPH086892Y2 JP H086892 Y2 JPH086892 Y2 JP H086892Y2 JP 1989141091 U JP1989141091 U JP 1989141091U JP 14109189 U JP14109189 U JP 14109189U JP H086892 Y2 JPH086892 Y2 JP H086892Y2
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flange
fireproof coating
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善実 久保田
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Fujita Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄骨梁に耐火被覆材を取付けてなる鉄骨梁
への耐火被覆材取付構造に係り、特に、取付作業が簡単
で、かつ、取付部の機械的強度を高めて、耐久性を向上
させたものに関する。
〔従来の技術〕
第4図を参照して従来例を説明する。第4図は従来の
鉄骨梁への耐火被覆材取付構造を示す断面図である。
I型鋼よりなる鉄骨梁101があり、この鉄骨梁101の凹部
103、105内には、耐火被覆材として使用される成形板の
切れ端を所定寸法に切断したリブ状の地下板107、109が
嵌め込まれている。
上記地下板107、109には、耐火被覆材111、113が釘11
5によって固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、耐火被覆材111、113の取付作業が煩雑であり、
特に、成形板の切れ端を所定寸法に切断して地下板10
7、109を製作する作業に長時間を要していた。
又、地下板107、109用としては大量の成形板を必要と
してしまうという問題もあった。
さらに、地下板107、109に、耐火被覆材111、113を釘
115によって固定する構造では、鉄骨梁101の撓等によっ
て、緩んでしまうおそれがあり、長期にわたって安定し
た取付状体を維持できないという問題があった。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその
目的とするところは、簡単な作業で耐火被覆材を鉄骨梁
に取付けることができるとともに、取付部の機械的強度
を高めて耐久性を向上させて、長期にわたって安定した
取付状体を維持することができる鉄骨梁への耐火被覆材
取付構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するべく本願考案による鉄骨梁への耐
火被覆材取付構造は、垂直ウェブと該垂直ウェブの両端
に略水平に設けられた上部フランジおよび下部フランジ
をそれぞれ備える鉄骨梁において、上記上部フランジお
よび下部フランジの端部にそれぞれ取付金具が取り付け
られ、上記下部フランジの下面に沿って略水平に配置さ
れた耐火被覆材および上記上部フランジと下部フランジ
の端部間に亘って略垂直に配置された他の耐火被覆材
が、上記各取付金具に固定され、上記下部フランジの下
面に沿って略水平に配置された耐火被覆材の両端を支持
する取付金具は、略水平方向に開放されて上記下部フラ
ンジの端部に弾性的に嵌め込まれる第一の溝と、この第
一の溝と同方向に開放されて上記下部フランジの下面に
沿って略水平に配置された耐火被覆材の端部に嵌め込ま
れる第二の溝と、これら第一および第二の溝の溝底側に
設けられてこれら第一および第二の溝の開放方向に対し
て垂直な方向に開放された上記他の耐火被覆材の下端部
に嵌め込まれる第三の溝とを備える。
〔作用〕
本考案による取付構造において用いられる取付金具
は、第一の溝を鉄骨梁の両フランジの端部に弾性的に嵌
め込むことによって上記鉄骨梁に取り付けられ、耐火被
覆材は、その端部を上記取付金具の第二の溝又は第三の
溝に嵌め込むことによって上記取付金具間に位置決めさ
れた状態に架設される。端部を第二の溝に嵌め込まれた
耐火被覆材と、端部を第三の溝に嵌め込まれた他の耐火
被覆材は、鉄骨梁のフランジ端部の取付金具を介して互
いに垂直な方向となり、これによって鉄骨梁の周囲を取
り囲んだ状態に取り付けられる。
〔実施例〕
以下第1図ないし第3図を参照して本考案の一実施例
を説明する。
第1図は本実施例による鉄骨梁への耐火被覆材取付構
造を示す断面図であり、I型鋼よりなる鉄骨梁1が配置
されている。
鉄骨梁1のウェブ2の一端に形成された上部フランジ
3の両端には、取付金具5、5がそれぞれ取付けられて
いる。一方、鉄骨梁1のウェブ2の他端に形成された下
部フランジ7の両端には、別の種類の取付金具9、9が
取付けられている。
上記取付金具5は比較的短尺ものであり、第2図に示
すような形状をなしている。まず、板ばね状の上片11を
備えていて、この上片11から直交する方向に側片13が延
長されている。又、この側片13から直交する方向に中間
片15が延長されている。これら上片11、側片13、中間片
15によって溝17を形成しており、この溝17によって上記
上部フランジ3の端部を弾性保持するものである。
上記中間片15から直交する方向に別の側片19が延長さ
れていて、さらに、この側片19から直交する方向に板ば
ね状の下片21が延長されている。これら中間片15、側片
19、下片21によって溝23を形成しており、第1図に示す
ように、この溝23にタル木25が嵌め込まれて弾性保持さ
れる。
取付金具9は、第3図に示すような形状をなしてい
る。まず、板ばね状の上片27があり、この上片27から直
交する方向に側片29が延長されている。この側片29の略
中間位置から直交する方向に中間片31が延長されてい
る。これら上片27、側片29、中間片31によって第一の溝
33を形成しておりこの第一の溝33によって、下部フラン
ジ7の端部を弾性保持する。
又、側片29の下端には下片35が固着されていて、この
下片35の一端側、中間片31、側片29とによって第二の溝
37を形成している。又、上記下片35の他端は上方に折曲
げられていて、側片39となっている。この側片39、下片
35、側片29とにより第三の溝41を形成している。すなわ
ち第一および第二の溝33,37は互いに同方向を向いてお
り、第三の溝41は、第一および第二の溝33,37の溝底を
なす側片29を介してこれら第一および第二の溝33,37と
垂直な方向を向いている。
次に、上記取付金具5、9を使用して、鉄骨梁1に耐
火被覆材43、45を取付ける手順を説明する。
まず、取付金具5、5を、上部フランジ3の両端部に
取付ける。すなわち、取付金具5、5の溝15、15によっ
て、上部フランジ3の両端部をそれぞれ挟持する。取付
金具5の上片11は板ばね状になっているので、上部フラ
ンジ3の端部を強固に弾性保持することができる。
次に、取付金具5、5の溝23、23内に、タル木25、25
を嵌め込む。これらタル木25、25も、強固に弾性保持さ
れる。
一方、取付金具9、9を、下部フランジ7の両端部に
取付ける。すなわち、取付金具9、9の第一の溝33、33
によって、下部フランジ7の両端部をそれぞれ挟持す
る。この場合にも、取付金具9の上片27が板ばね状にな
っているので、下部フランジ7の端部を強固に弾性保持
することができる。
次に、耐火被覆材43の一端を取付金具9の第三の溝41
に嵌め込むとともに、ビス47によって固定する。又、耐
火被覆材43の他端をビス49によって、タル木25に固定す
る。
耐火被覆材45についても同様に、その一端を取付金具
9の第三の溝41内に嵌め込んでビス51によって固定す
る。又、多端については、ビス53によって、タル木25に
固定する。
また、耐火被覆材43,45の下端間に取り付けられる耐
火被覆材55は、その両端を、下部フランジ7の両端部に
あって互いに対向する第二の溝37,37に嵌め込み、上記
ビス47,51によって耐火被覆材43,45と共に固定する。
以上の作業により、鉄骨梁1の周囲を、耐火被覆材4
3,45,55で被覆することができる。
以上本実施例によると以下のような効果を奏すること
ができる。
まず、耐火被覆材43、45の鉄骨梁1への取付作業が簡
単になった。これは、取付金具5、9を使用しているか
らである。
すなわち、取付金具5、9の鉄骨梁1への取付けは、
単に溝15、33を、上部フランジ3、下部フランジ7の端
部に嵌め込むだけであり、後は、これら取付金具5、9
に耐火被覆材43、45を架した固定するだけであるからで
ある。
その際、従来の地下板のようなものは必要ではなく、
地下板の製作に要した煩雑な作業を不要とすることがで
きる。
取付部の機械的強度も高くなっている。これは、取付
金具5、9によって、上部フランジ3、下部フランジ7
の端部を強固に弾性保持しているとともに、タル木25も
取付金具5によって強固に弾性保持されているからであ
る。
したがって、耐久性が向上して、長期にわたって安定
した取付状態を維持することができる。
又、ビス止めであるので、従来の釘打ちの場合のよう
に、鉄骨梁1の撓等によって、緩んでしまうこともな
い。
さらに、本実施例の取付金具9は、下端コーナー金物
としての機能をも兼備しており、効率的であるととも
に、美観も優れている。
しかも、この取付金具9は、耐火被覆材43,45,55の端
部を第二および第三の溝37,47に嵌め込むことによって
保持するようにしてあるので、強固に保持することがで
きると共に、耐火被覆材43,45,55の取り付けの際には、
上記溝37,41によって位置決め案内されるので、作業を
迅速に行うことができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案による鉄骨梁への耐火被覆
材取付構造によると、鉄骨梁のフランジの端部に取付金
具をその弾性保持力によって取付け、その取付金具の溝
に各耐火被覆材の端部を嵌め込み保持して固定するよう
にしたので、耐火被覆材の取付作業が容易になるととも
に、取付部の機械的強度ひいては耐久性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す図で、第
1図は鉄骨梁への耐火被覆材取付構造を示す断面図、第
2図および第3図は取付金具の一部斜視図、第4図は従
来の鉄骨梁への耐火被覆材取付構造を示す断面図であ
る。 1鉄骨梁、2ウェブ、3上部フランジ、7下部フラン
ジ、5,9取付金具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直ウェブと該垂直ウェブの両端に略水平
    に設けられた上部フランジおよび下部フランジをそれぞ
    れ備える鉄骨梁において、上記上部フランジおよび下部
    フランジの端部にそれぞれ取付金具が取り付けられ、上
    記下部フランジの下面に沿って略水平に配置された耐火
    被覆材および上記上部フランジと下部フランジの端部間
    に亘って略垂直に配置された他の耐火被覆材が、上記各
    取付金具に固定され、 上記下部フランジの下面に沿って略水平に配置された耐
    火被覆材の両端を支持する取付金具は、 略水平方向に開放されて上記下部フランジの端部に弾性
    的に嵌め込まれる第一の溝と、 この第一の溝と同方向に開放されて上記下部フランジの
    下面に沿って略水平に配置された耐火被覆材の端部に嵌
    め込まれる第二の溝と、 これら第一および第二の溝の溝底側に設けられてこれら
    第一および第二の溝の開放方向に対して垂直な方向に開
    放され上記他の耐火被覆材の下端部に嵌め込まれる第三
    の溝とを備えることを特徴とする鉄骨梁への耐火被覆材
    取付構造。
JP1989141091U 1989-12-07 1989-12-07 鉄骨梁への耐火被覆材取付構造 Expired - Lifetime JPH086892Y2 (ja)

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