JP7286438B2 - 梁の耐火構造とその施工方法 - Google Patents
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複数の外壁パネルにより構成される外壁の室内側において、該外壁との間に隙間を置いて該外壁の幅方向に延設する梁が設けられており、
前記梁の屋外側には、被係合金具が該梁に対して直接的もしくは間接的に取り付けられており、
耐火ボードに取り付けられている係合金具が前記被係合金具に係合されて、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードが配設されていることを特徴とする。
前記梁には、前記幅方向に所定の間隔を置いて屋外側に張り出す複数のガセットプレートが取り付けられており、
前記幅方向に対向する前記ガセットプレートの広幅面には、前記被係合金具が取り付けられ、前記ガセットプレートの上端と下端にはそれぞれ、上方固定金具と下方固定金具が取り付けられており、
前記上方固定金具に上階の外壁パネルが固定され、前記下方固定金具に下階の外壁パネルが固定されていることを特徴とする。
前記上方固定金具と前記下方固定金具がいずれもボルト孔を有し、
前記上ナットに対して前記上方固定金具の前記ボルト孔が位置決めされ、ボルトが挿通されてボルト接合されることにより前記上階の外壁パネルが固定され、
前記下ナットに対して前記下方固定金具の前記ボルト孔が位置決めされ、ボルトが挿通されてボルト接合されることにより前記下階の外壁パネルが固定されていることを特徴とする。
前記耐火ボードは、前記上方のフランジから前記下方のフランジに跨り、双方の該フランジの屋外側の小口面を包囲していることを特徴とする。
前記断熱材の内部に壁内耐火ボードが配設されて前記梁に臨んでいることを特徴とする。
梁の屋外側には、被係合金具が該梁に対して直接的もしくは間接的に取り付けられており、該梁の屋外側に、該梁との間に隙間を置いて複数の外壁パネルにより構成される外壁を施工する外壁施工工程と、
係合金具が取り付けられている耐火ボードを、前記梁の上方もしくは下方から前記隙間に挿通し、前記被係合金具に対して前記係合金具を係合することにより、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードを取り付ける耐火ボード設置工程と、を有することを特徴とする。
梁の屋外側において、該梁に対して直接的もしくは間接的に取り付けられている被係合金具に、耐火ボードに取り付けられている係合金具を係合することにより、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードを取り付ける耐火ボード設置工程と、
前記梁と前記耐火ボードから隙間を置いて、複数の外壁パネルにより構成される外壁を施工する外壁施工工程と、を有することを特徴とする。
はじめに、図1乃至図5を参照して、実施形態に係る梁の耐火構造の一例について説明する。ここで、図1は、実施形態に係る梁の耐火構造を形成する梁と、梁に取り付けられているガセットプレートを示す図であって、梁の長手方向に直交する縦断面図である。また、図2は、図1のII-II矢視図であって、被係合金具の背面から見た梁の側面図であり、図3は、図1のIII-III矢視図であって、上方張り出し金具と下方張り出し金具の背面から見た梁の側面図である。また、図4(a)は、耐火ボードを係合金具が取り付けられている広幅面から見た側面図であり、図4(b)は、図4(a)のb方向矢視図である。さらに、図5は、実施形態に係る梁の耐火構造の一例を示す縦断面図である。尚、図示例は、梁を形成するH形鋼にガセットプレートが取り付けられ、ガセットプレートに取り付けられている被係合金具に対して耐火ボードに取り付けられている係合金具が係合する例を示しているが、H形鋼に直接溶接等にて取付けられている被係合金具に対して耐火ボードが係合する形態等、他の形態であってもよい。
次に、図6乃至図8と、梁の耐火構造の説明において既に参照した図5をともに参照して、実施形態に係る梁の耐火構造の施工方法の一例について説明する。ここで、図6乃至図8、さらに続いて図5はその順に、耐火構造の施工方法の一例の工程図である。
11:上方フランジ
12:下方フランジ
13:ウエブ
20:ガセットプレート
21:接合プレート
22:張り出しプレート
24:被係合金具
25:上方張り出し金具
26:上ナット
27:下方張り出し金具
28:下ナット
30:耐火ボード
31:広幅面
32:狭幅端面
35:係合金具
35c:係合片
38:把持金具
40:ビス(固定手段)
50:上方固定金具
51:ボルト孔
55:下方固定金具
56:ボルト孔
60,65:ボルト
70:外壁パネル(外壁)
70A:上階の外壁パネル(外壁パネル、外壁)
70B:下階の外壁パネル(外壁パネル、外壁)
71:外装材
72:下張材
73:パネルフレーム
74:断熱材
80:耐火被覆材
85:溶接ピン
90:ALC床パネル
95:閉塞材
100:梁の耐火構造
G:隙間
Claims (8)
- 複数の外壁パネルにより構成される外壁の室内側において、該外壁との間に隙間を置いて該外壁の幅方向に延設する梁が設けられており、
前記梁は階間に位置しており、
前記梁には、前記幅方向に所定の間隔を置いて屋外側に張り出す複数のガセットプレートが取り付けられており、
前記幅方向に対向する前記ガセットプレートの広幅面には、被係合金具が取り付けられ、前記ガセットプレートの上端と下端にはそれぞれ、上方固定金具と下方固定金具が取り付けられており、
前記上方固定金具に上階の外壁パネルが固定され、前記下方固定金具に下階の外壁パネルが固定されており、
耐火ボードに取り付けられている係合金具が前記被係合金具に係合されて、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードが配設されていることを特徴とする、梁の耐火構造。 - 前記ガセットプレートの前記広幅面の上下にそれぞれ上方張り出し金具と下方張り出し金具が取り付けられ、該上方張り出し金具に上ナットが取り付けられ、該下方張り出し金具に下ナットが取り付けられており、
前記上方固定金具と前記下方固定金具がいずれもボルト孔を有し、
前記上ナットに対して前記上方固定金具の前記ボルト孔が位置決めされ、ボルトが挿通されてボルト接合されることにより前記上階の外壁パネルが固定され、
前記下ナットに対して前記下方固定金具の前記ボルト孔が位置決めされ、ボルトが挿通されてボルト接合されることにより前記下階の外壁パネルが固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の梁の耐火構造。 - 前記梁は上方のフランジと下方のフランジをウエブが繋ぐH形鋼により形成され、
前記耐火ボードは、前記上方のフランジから前記下方のフランジに跨り、双方の該フランジの屋外側の小口面を包囲していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の梁の耐火構造。 - 複数の外壁パネルにより構成される外壁の室内側において、該外壁との間に隙間を置いて該外壁の幅方向に延設する梁が設けられており、
前記梁の屋外側には、被係合金具が該梁に対して直接的もしくは間接的に取り付けられており、
耐火ボードに取り付けられている係合金具が前記被係合金具に係合されて、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードが配設されており、
前記外壁パネルは、外装材と、該外装材の室内側に配設されているパネルフレームと、該パネルフレームの内部に配設されている断熱材と、を少なくとも備え、
前記断熱材の内部に壁内耐火ボードが配設されて前記梁に臨んでいることを特徴とする、梁の耐火構造。 - 前記梁の室内側の周囲に耐火被覆材が取り付けられていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の梁の耐火構造。
- 複数の外壁パネルにより構成される外壁の室内側において、該外壁との間に隙間を置いて該外壁の幅方向に延設する梁が設けられており、
前記梁の屋外側には、被係合金具が該梁に対して直接的もしくは間接的に取り付けられており、
耐火ボードに取り付けられている係合金具が前記被係合金具に係合されて、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードが配設されており、
前記梁の上面において室内側に延設するALC床パネルが載置され、前記外壁パネルと該ALC床パネルの間の隙間に閉塞材が配設されていることを特徴とする、梁の耐火構造。 - 梁の屋外側には、被係合金具が該梁に対して直接的もしくは間接的に取り付けられており、該梁の屋外側に、該梁との間に隙間を置いて複数の外壁パネルにより構成される外壁を施工する外壁施工工程と、
係合金具が取り付けられている耐火ボードを、前記梁の上方もしくは下方から前記隙間に挿通し、前記被係合金具に対して前記係合金具を係合することにより、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードを取り付ける耐火ボード設置工程と、を有することを特徴とする、梁の耐火構造の施工方法。 - 梁の屋外側において、該梁に対して直接的もしくは間接的に取り付けられている被係合金具に、耐火ボードに取り付けられている係合金具を係合することにより、前記梁の屋外側の側方に該耐火ボードを取り付ける耐火ボード設置工程と、
前記梁と前記耐火ボードから隙間を置いて、複数の外壁パネルにより構成される外壁を施工する外壁施工工程と、を有することを特徴とする、梁の耐火構造の施工方法。
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JP2001090236A (ja) | 1999-09-28 | 2001-04-03 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 外壁用alcパネルおよび取付け工法 |
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