JPH0868362A - 内燃機関の排気還流装置の故障診断装置 - Google Patents

内燃機関の排気還流装置の故障診断装置

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JPH0868362A
JPH0868362A JP6204770A JP20477094A JPH0868362A JP H0868362 A JPH0868362 A JP H0868362A JP 6204770 A JP6204770 A JP 6204770A JP 20477094 A JP20477094 A JP 20477094A JP H0868362 A JPH0868362 A JP H0868362A
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fuel ratio
exhaust gas
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高精度に排気還流装置の故障を診断できる。 【構成】排気マニホールド集合部近傍に上流側酸素セン
サ18を、三元触媒20の下流に下流側酸素センサ19を設け
る。EGR 制御中に、応答性のよい上流側酸素センサ18の
検出値に基づいて設定される空燃比F/B 補正係数αの値
を、外乱等の影響を受けにくい下流側酸素センサ19の検
出値に基づいて補正しつつ空燃比のF/B 制御を行う。下
流側酸素センサ19の検出値に基づき設定される空燃比F
/B補正係数PHOSの平均値APHOS の基準値MAPHOS1 から
の偏差量に基づいて、EGR装置の故障を診断する。外
乱等の影響を極力抑制して高精度な故障診断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気還流
(EGR)装置の故障を診断する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関から排出される排気
中に含まれる窒素酸化物(NOx)を低減して、大気汚
染の拡大を防止することが切望されている。ところで、
前記NOxは、機関燃焼室内での燃焼時に、高温下で空
気中の窒素(N2 )と酸素(O 2 )とが反応することに
より生成され、その生成量は燃焼温度が高い程増大する
ものであるため、燃焼温度を低減して反応を抑制するこ
とがNOx低減の一つの有効な手段である。
【0003】そこで、燃焼温度を低減するための装置と
して、機関から排出される排気の一部を機関吸気系に還
流させて燃焼室内に導き、該導かれた排気中に含まれる
熱容量の大きな二酸化炭素(CO2 )等を介して燃焼温
度を低減するようにした排気還流装置(以下、EGRシ
ステムとも言う。)が種々提案されている。このもの
は、所定の運転状態において、排気通路と吸気通路とを
連通し吸気負圧を利用して吸気通路に排気の一部(以
下、排気還流又はEGRガスとも言う。)を導く排気還
流通路(以下、EGRガス通路とも言う。)と、該EG
Rガス通路に介装され運転条件等に基づいて予め設定さ
れた目標EGR率(EGRガス流量/機関吸入空気流
量)を得るべく開度制御されるEGR制御弁と、を備え
て構成される。
【0004】しかし、このようなEGRシステムにおい
て、例えば、前記EGR制御弁等が固着等して要求通り
に開弁できなくなった場合には、機関にEGRガスを還
流できなくなり、前述したNOx低減効果を発揮できな
くなる一方、EGR制御弁等が固着等して要求通りに閉
弁できなくなった場合には、EGRガスの還流を停止で
きなくなるため、多量のEGRガスが機関に吸入される
場合があり、かかる場合には燃焼が悪化し過ぎて、運転
性が悪化する。
【0005】このため、EGRシステムが正常に作動で
きているか否かを診断して、運転者等に処理を促し、上
記不具合を最小に留める必要がある。そこで、EGRシ
ステムの故障診断装置として、例えば、特開昭62−1
59757号公報に開示されるように、触媒上流に設け
た酸素センサの出力値に基づいて、機関吸入混合気が理
論空燃比(A/F=約14.7,Aは空気重量、Fは燃
料重量)となるように空燃比制御量(例えば、燃料噴射
量や吸入空気流量)を空燃比フィードバック補正係数を
介して増減補正する所謂空燃比フィードバック制御を行
うものにおいて、非EGR制御時(通常運転時)の前記
空燃比フィードバック制御における空燃比フィードバッ
ク補正係数の平均値と、EGR制御時の前記空燃比フィ
ードバック制御における空燃比フィードバック補正係数
の平均値と、の偏差を求め、当該偏差の大きさに基づい
てEGRシステムの故障(例えば、EGRバルブの開閉
不良等)を診断するようにしたものが提案されている。
【0006】即ち、EGR制御を開始すると、EGR率
に応じて、排気中のNOx濃度が低下(換言すれば、酸
素濃度が増大)することになるので、酸素センサは、現
在の機関吸入混合気はリーン(A/F>約14.7)で
あると検出するので、空燃比フィードバック制御におい
ては、理論空燃比が得られるように、燃料噴射量を増大
すべく、非EGR時の空燃比フィードバック補正係数α
1(平均値)に比べて比較的大きな値の空燃比フィード
バック補正係数α2(平均値)に設定されることにな
る。ところで、このα1とα2との偏差量は、目標EG
R率で正常に機関が運転できていれば、所定の値になる
はずであるから、特開昭62−159757号公報のも
のでは、このα1とα2との偏差量が、所定の判定基準
値より大きい場合や小さい場合には、目標EGR率が得
られず、EGRシステムは故障していると診断するよう
にしている。
【0007】また、特開平3−70849号公報には、
触媒の下流側に、通常の酸素センサと、NOx中の酸素
にも感応するセンサと、を設け、両センサの出力差に基
づいて、EGRシステムの故障を診断するようにしたも
のが開示されている。つまり、両センサの検出値の差が
所定以上大きかったり、小さかったりした場合には、目
標EGR率が得られておらず、EGRシステムは故障し
ていると診断するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開昭62−159757号公報のものでは、機関運転
状態変化等に応答性よく出力変化するように触媒の上流
側に設けられた酸素センサの検出値に基づいて故障を診
断するため、診断結果が機関運転状態の変化等の外乱の
影響を受け易く、高精度な故障診断を行えるものではな
かった。また、部品(燃料噴射弁や酸素センサ等)の経
時劣化等があると誤診断し易くなるという問題もある。
【0009】また、特開平3−70849号公報のもの
のように、NOx中の酸素にも感応するセンサを触媒の
下流に設けたのでは、当該センサは触媒によりNOxが
還元されNOx濃度が低くなった状態においてNOx中
の酸素を含む排気中の酸素濃度を検出することになるか
ら、通常の酸素センサの出力値との差は小さく、精度の
良い故障診断を行うことができないという問題がある。
また、特別な構造を有するセンサを必要とするため、コ
スト面でも問題がある。
【0010】本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされ
たもので、高精度に排気還流装置の故障を診断できるよ
うにした内燃機関の排気還流装置の故障診断装置を提供
することを目的とする。また、当該故障診断において、
高精度化を図ることも本発明の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため請求項1に記載
の発明にかかる内燃機関の排気還流装置の故障診断装置
は、図1に示すように、排気の一部を機関吸気系に還流
させる排気還流通路と、該排気還流通路に介装される排
気還流制御弁と、所定の運転状態で目標EGR率が得ら
れるように前記排気還流制御弁の開度を設定する排気還
流量制御手段Aと、を備えた内燃機関の排気還流装置の
故障診断装置であって、機関の排気通路に介装された排
気浄化触媒と、機関と前記排気浄化触媒との間に設けら
れ、当該排気浄化触媒上流側の排気中の酸素濃度に基づ
いて、機関吸入混合気の空燃比を検出する上流側空燃比
センサBと、前記排気浄化触媒の排気下流側に設けら
れ、当該排気浄化触媒下流側の排気中の酸素濃度に基づ
いて、機関吸入混合気の空燃比を検出する下流側空燃比
センサCと、前記上流側空燃比センサBの検出値に基づ
いて、機関吸入混合気の空燃比が目標空燃比となるよう
に、空燃比制御量を補正するための空燃比補正量を設定
する空燃比補正量設定手段Dと、前記下流側空燃比セン
サCの検出値に基づいて、機関吸入混合気の空燃比が目
標空燃比となるように、前記空燃比補正量設定手段Dに
より設定された空燃比補正量を補正する空燃比補正量補
正手段Eと、前記空燃比補正量補正手段Eにより補正さ
れた後の空燃比補正量に基づいて、空燃比制御量を制御
する空燃比制御手段Fと、前記排気還流量制御手段Aに
おける排気還流制御中で、かつ、前記空燃比制御手段F
における空燃比制御中に、前記空燃比補正量補正手段E
の補正量に基づいて、排気還流装置の故障を診断する第
1故障診断手段Gを備えるようにした。
【0012】請求項2に記載の発明では、前記第1故障
診断手段Gが、所定以上のEGR率となる運転状態にお
いて故障診断するように構成した。請求項3に記載の発
明では、図2に示すように、請求項1に記載の発明にお
ける第1故障診断手段Gに代えて、前記空燃比制御手段
Fにおける空燃比制御中に、前記排気還流制御弁の開度
を変更指示した場合に、当該排気還流制御弁の開度変更
指示前後における前記空燃比補正量補正手段Eの補正量
の変化量に基づいて、排気還流装置の故障を診断する第
2故障診断手段Hを備えるようにした。
【0013】請求項4に記載の発明では、前記第2故障
診断手段Hが、排気還流制御弁の開度の変更により所定
以上のEGR率の変化が得られる運転状態において故障
診断するように構成した。請求項5に記載の発明では、
図3に示すように、請求項1に記載の発明において、第
1故障診断手段Gに加えて、前記請求項3に係わる第2
故障診断手段Hを備えると共に、前記第1故障診断手段
Gにより故障判定された後に、前記第2故障診断手段H
による故障診断の実行を許可する第2故障診断実行許可
手段Iと、前記第2故障診断手段Hにより故障判定され
た場合に、排気還流装置は故障していると判定する故障
判定手段Jと、を備えるようにした。
【0014】請求項6に記載の発明では、図3で破線で
示すように、前記第1故障診断手段Gにより故障判定さ
れ、前記第2故障診断手段Hにより正常判定された場合
に、前記空燃比補正量補正手段Eの補正量に基づいて、
前記第1故障診断手段Gの診断基準値を補正する第1故
障診断基準値補正手段Kを備えるようにした。
【0015】
【作用】上記構成を備える請求項1に記載の発明では、
排気還流(EGR)制御中に、応答性の良い上流側空燃
比センサの検出値に基づいて設定される空燃比補正量
(例えば、空燃比フィードバック補正係数)を、外乱等
の影響を受け難い排気浄化触媒下流側に設けた下流側空
燃比センサの検出値に基づいて補正するようにして、機
関吸入混合気の空燃比が目標空燃比近傍となるように空
燃比のフィードバック制御を行うようにした場合に、下
流側空燃比センサの検出値に基づき設定される空燃比補
正量の補正量(例えば、後述するPHOSに相当する)
に基づいて、排気還流装置の故障を診断するようにする
(第1故障診断手段)。即ち、排気還流装置が正常に作
動して、目標EGR率が得られているのであれば、前記
空燃比補正量の補正量は、所定の値(基準値)に収束す
るはずで、排気還流装置が故障等して目標EGR率から
外れた場合には、前記空燃比補正量の補正量は基準値か
ら所定以上の偏差を持つことになる。従って、外乱等の
影響を受け難い下流側空燃比センサの検出値に基づいて
設定される前記空燃比補正量の補正量と、基準値(診断
基準値)からの偏差に基づいて故障診断することがで
き、以って従来のような触媒上流側の空燃比センサのみ
の検出値に基づいて故障診断するものに比べて、外乱等
の影響を極力抑制して高精度な故障診断を行うことがで
きるようになる。
【0016】請求項2に記載の発明では、比較的EGR
率の高い運転状態のときに、前記第1故障診断手段によ
る故障診断を行うようにする。これにより、排気還流装
置が正常であれば、NOx中の酸素分を検出できない上
流側空燃比センサの検出値と、触媒により酸素濃度が平
衡化された後の排気中の酸素濃度を検出する下流側空燃
比センサの検出値と、の差が大きくなるから、前記空燃
比補正量の補正量が大きな値に設定されることになり、
正常時と故障時の前記空燃比補正量の補正量の差を大き
くできるので、以って故障診断精度を向上させることが
できる。
【0017】請求項3に記載の発明では、空燃比制御中
において、排気還流制御弁の開度を強制的に変更させ
て、その変更前後における前記空燃比補正量の補正量の
変化量に基づいて、排気還流装置の故障を診断するよう
にする(第2故障診断手段)。つまり、排気還流装置が
正常であれば、排気還流制御弁の開度を強制的に変更さ
せることによって、その開度変化分に応じて前記空燃比
補正量の補正量の変化量が定まることになる。従って、
開度変化させたときに所定以上に前記空燃比補正量の補
正量が変化すれば、排気還流装置は故障していると診断
できることになる。また、この空燃比補正量の補正量の
変化量を求めることによって、燃料噴射弁や空燃比セン
サ等の部品の経時劣化や外気条件誤差等に起因する前記
空燃比補正量の補正量の変化分は排除されることになる
から、これら部品の経時劣化や外気条件誤差を排除した
状態で故障診断できるので、単に基準値と比較する構成
の請求項1に記載の発明に比べて、より高精度な故障診
断を行うことができる。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、比較的EGR率の高い運転状態のと
きに、故障診断を行うようにする。これにより、排気還
流装置が正常であれば、排気還流制御弁の開度変更によ
り、NOx中の酸素分を検出できない上流側空燃比セン
サの検出値と、触媒により酸素濃度が平衡化された後の
排気中の酸素濃度を検出する下流側空燃比センサの検出
値と、の差が大きくなるから、前記空燃比補正量の補正
量が大きな値に設定されることになり、正常時と故障時
の前記空燃比補正量の補正量の変化量の差を大きくでき
るので、以って故障診断精度を向上させることができ
る。
【0019】請求項5に記載の発明では、前記第1故障
診断手段と、前記第2故障診断手段と、を備え、先に前
記第1故障診断手段による故障診断を行い、当該診断結
果が故障判定であった場合に、前記第2故障診断手段に
よる故障診断を行わせるようにする。そして、当該第2
故障診断手段においても故障判定された場合に、真に排
気還流装置は故障していると診断するようにする。
【0020】つまり、第2故障診断手段における故障診
断は、部品の経時劣化等を排除しつつ故障診断できる点
で診断精度が高いものの強制的に排気還流制御弁の開度
を変更するので、この開度変更により排気性能或いは車
両運転性能等が悪化することになるため、第1故障診断
手段によって故障判定され排気還流装置の故障の可能性
が高い場合にのみ、診断精度の高い第2故障診断手段を
行わせるようにすれば、排気還流制御弁の強制開度変更
の機会を極力低減して、排気性能や車両運転性等の悪化
を抑制しつつ、高精度な故障診断を行わせることができ
るようになる。
【0021】請求項6に記載の発明では、第2故障診断
手段における判定が正常である場合には、第1故障診断
手段における故障判定結果(例えば、空燃比補正量の補
正量の診断基準値からの偏差の大きさ)は、排気還流装
置の故障等に基づくものではなく、部品等の経時劣化等
に基づくものであるため、前記第1故障診断手段におけ
る故障診断の診断基準値を、当該空燃比補正量の補正量
に基づいて補正するようにすれば、次回からの第1故障
診断手段における故障診断において、経時劣化等が排除
された状態で、高精度な故障診断が行えるようになる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付の図面に基づ
いて説明する。一実施例の構成を示す図4において、機
関11の吸気通路12には吸入空気流量Qaを検出するエア
フローメータ13及びアクセルペダルと連動して吸入空気
流量Qaを制御する絞り弁14が設けられ、下流のマニホ
ールド部分には気筒毎に電磁式の燃料噴射弁15が設けら
れる。
【0023】燃料噴射弁15は、後述するようにしてコン
トロールユニット50において設定される噴射パルス信号
によって開弁駆動し、図示しない燃料ポンプから圧送さ
れてプレッシャレギュレータ(図示せず)により所定圧
力に制御された燃料を噴射供給する。更に、機関11の冷
却ジャケット内の冷却水温度Twを検出する水温センサ
16が設けられる。一方、排気通路17にはマニホールド集
合部近傍に、排気中の酸素濃度を検出することによって
吸入混合気の空燃比を検出する上流側酸素センサ18(本
発明の上流側空燃比センサに相当する)が設けられ、そ
の下流側の排気管に排気中のCO,HCの酸化とNOX
の還元を行って浄化する排気浄化触媒としての三元触媒
20が介装されている。
【0024】そして、三元触媒20の出口部には上流側酸
素センサ18と同様の機能を持つ下流側酸素センサ19(本
発明の下流側空燃比センサに相当する)が設けられてい
る。なお、上記2つの酸素センサ18,19は、所謂DOS
〔Dual O2 Sensor〕制御に用いる酸素センサをそのまま
使用することができる。また、図4で図示しないディス
トリビュータには、クランク角センサ21が内蔵されてお
り、該クランク角センサ21から機関回転と同期して出力
されるクランク単位角信号を一定時間カウントして、又
は、クランク基準角信号の周期を計測して機関回転速度
Neを検出する。
【0025】ところで、上流側酸素センサ18の排気上流
側の排気通路17から分岐するEGRガス通路22(本発明
の排気還流通路に相当する)が設けられており、このE
GRガス通路22は、EGR制御弁23(本発明の排気還流
制御弁に相当する)を介して絞り弁14の下流側の吸気通
路12に連通されている。前記EGR制御弁23には吸気負
圧を導く吸気負圧導入通路24が設けられており、当該吸
気負圧導入通路24を介して導かれた吸気負圧の大きさに
応じてEGR制御弁23が内装するスプリング23Aにより
弾性付勢されているダイアフラム23Bを所定量上下動さ
せることで、弁体23Cが所定量上下動されるようになっ
ており、従って吸気負圧の大きさ(負荷の大きさ)に応
じて弁体23Cのリフト量、即ちEGRガス量を制御でき
るようになっている。
【0026】なお、前記吸気負圧導入通路24には、EG
Rコントロール・ソレノイド・バルブ(以下、EGRc
svと言う)25が介装されており、このEGRcsv 25
を、コントロールユニット50からの駆動信号に基づき開
閉弁させて連通切換することで、吸気負圧を吸気負圧導
入通路24に導入するようになっている。そして、当該E
GRガス通路22内の圧力を導き所定圧力で閉弁して、吸
気負圧導入通路24内と大気との連通を遮断させる所謂E
GR−BPTバルブ26が設けられており、これにより吸
気負圧導入通路24内の負圧を増加させて、EGR制御弁
23のリフト量を増大させ、以って比較的多量のEGRガ
スが要求される領域(即ち、排気圧力の大きな領域)で
あっても、要求通りのEGRガス量を確保できるように
している。
【0027】ここで、本発明にかかる排気還流量制御手
段、空燃比補正量設定手段、空燃比補正量補正手段、空
燃比制御手段、第1故障診断手段、第2故障診断手段、
第2故障診断実行許可手段、故障判定手段、第1故障診
断基準値補正手段としての機能をソフト的に備えたコン
トロールユニット50が、三元触媒20の上流側と下流側と
に設けた2つの酸素センサ18,19を利用して行うEGR
システムの故障診断制御について、図5〜図8のフロー
チャートに従って説明する。
【0028】なお、図5は、メインルーチンを示し、こ
のルーチンは、所定の運転状態のときに行われるEGR
制御中において所定周期で実行される。ステップ1(図
ではS1と記している。以下、同様)では、スターター
スイッチ(St/Sw)がONであるか否かを判断す
る。YESであれば、始動中(クランキング中)と判断
してステップ2へ進み、NOであれば始動が完了したと
判断してステップ5へ進む。
【0029】ステップ2では、故障判定フラグF3を1
にセットする(F3=1は正常判定である)。ステップ
3では、第1故障診断判定フラグF4を0にセットする
(F4=0は正常判定である)。ステップ4では、AP
HOSを0にセットする(APHOSは、後述するPH
OSの平均値である)。
【0030】ステップ5では、空燃比フィードバック
(F/B)制御中であるか否かを判断する。YESであ
れば、ステップ6へ進み、NOであればステップ16へ進
む。ステップ6では、現在の運転状態が、故障診断領域
にあるか否かを判断する。当該故障診断領域は、例え
ば、EGR制御中でしかも目標EGR率の比較的高い領
域(例えば目標EGR率5%程度以上の領域)に相当す
る。なお、目標EGR率は、従来同様に、運転状態に応
じて予め設定され、当該目標EGR率が得られるよう
に、EGR制御弁23の開度が、EGRcsv 25等を介して
制御されるようになっている(当該機能が、排気還流量
制御手段に相当する)。
【0031】本実施例では、かかる目標EGR率の比較
的高い領域で故障診断を行うようにしているが、これは
非EGR時とEGR時とで排気中の酸素濃度に所定以上
の差を付けて、故障診断精度を向上させるためである。
YESであればステップ7へ進み、NOであればステッ
プ9へ進む。ステップ7では、タイマーのカウント値を
DTだけインクリメントする(TIMER=TIMER
+DT)。
【0032】ステップ8では、故障診断を行うとして、
診断領域フラグF2を0(診断領域である)にセットし
て、ステップ13へ進む。一方、ステップ6でNOと判断
された場合には、ステップ9で、EGR制御の実行を継
続すべく、EGRcsv 25を駆動して、吸気負圧を導入さ
せて、EGR制御弁23を開弁させる。
【0033】ステップ10で、タイマーを0にリセットす
る(TIMER=0)。ステップ11で、APHOSを0
にセットする。ステップ12で、故障診断を行わないとし
て、診断領域フラグF2を1(診断領域でない)にセッ
トして、ステップ13へ進む。ステップ13では、後述する
図6に示すサブルーチンA、及び図7,図8に示すサブ
ルーチンBを実行する。なお、サブルーチンAの実行に
より、ステップ14の燃料噴射量(即ち、燃料噴射パルス
幅)の演算に使用される空燃比フィードバック補正係数
α(本発明の空燃比補正量に相当する)が求められる。
また、サブルーチンBの実行により、EGRシステムの
故障診断が行われる。
【0034】ステップ14では、燃料噴射パルス幅TIを
演算する。これは、機関回転速度Neと吸入空気流量Q
aとから求めた基本燃料噴射量Tp (=K・Qa/N
e;Kは定数) と水温等に応じて設定される各種補正係
数COEF,バッテリ電圧による補正分TS と、サブル
ーチンAで求めたフィードバック補正係数α(空燃比補
正量に相当する)とにより次式により演算される。
【0035】TI=Tp ・COEF・α+Ts ステップ15では、燃料噴射パルス幅TIを出力して燃料
噴射弁15を開弁駆動し、機関1に所定量に調量された燃
料を噴射供給して(当該燃料噴射量の調量機能が空燃比
制御手段に相当する)、本フローを終了する。ところ
で、ステップ5において、NO(現在、空燃比フィード
バック制御中でない)と判断された場合には、空燃比フ
ィードバック制御中でないの空燃比フィードバック補正
係数を利用した本実施例での故障診断は行えないとし
て、ステップ16へ進むが、ステップ16では、EGR制御
の実行を継続すべく、EGRcsv 25を駆動して、吸気負
圧を導入させて、EGR制御弁23を開弁(EGR O
N)させる。
【0036】ステップ17では、タイマーのカウント値を
0にリセットする(TIMER=0)。そして、ステッ
プ18で、APHOSを0にセットする。ステップ19で
は、故障診断を行うか否かの判定のためのフラグ、即
ち、診断領域フラグF2を1(診断領域でない)にセッ
トした後、ステップ13におけるサブルーチンA,Bを実
行させずに、ステップ14へ進むようになっている。
【0037】ここで、前記のサブルーチンA(所謂DO
S〔Dual O2 Sensor〕制御に相当するルーチン)につい
て、図6のフローチャートに従って説明する。なお、サ
ブルーチンAは、本発明にかかる空燃比補正量設定手
段、空燃比補正量補正手段を構成している。ステップ21
では、上流側酸素センサ18の出力値 (電圧) のA/D変
換値OSR 1 を読み込む。
【0038】ステップ22では、OSR1 と基準値SLF
(目標空燃比に相当する値)とを比較し、OSR1 <S
LFの場合は、マニホールド集合部近傍(三元触媒19上
流側)の空燃比がリーンであると判定して、ステップ23
へ進んでリッチ・リーン識別用のフラグF1を0にセッ
トした後、ステップ25へ進む。一方、OSR1 ≧SLF
の場合は、マニホールド集合部近傍の空燃比がリッチで
あると判定して、ステップ24へ進んでフラグF1を1に
セットした後、ステップ25へ進む。
【0039】ステップ25では、フラグF1が反転したか
否かを判断する。YESの場合はステップ26へ進む。N
Oの場合には、ステップ33へ進んでフラグF1の値によ
りリッチ・リーン判定を行い、リーン判定(F1=0)
時にはステップ34でフィードバック補正係数αを現状値
αに積分分IL を加算した値で更新して、リッチ側へ空
燃比を近づけて行く。一方、リッチ判定(F1=1)時
にはステップ35でフィードバック補正係数αを現状値α
に積分分IR を減算した値で更新して、リーン側へ空燃
比を近づけて行く。そして、ステップ34或いはステップ
35が繰り返されると、いずれマニホールド集合部近傍の
空燃比がリッチ・リーン反転することになる。
【0040】なお、ステップ25でフラグF1が反転した
と判断された場合には、ステップ26へ進むことになる
が、ステップ26では、予め設定記憶されている比例分補
正量PHOSを、下流側酸素センサ19の出力に基づいて
補正し、これにより上流側酸素センサ18の検出値の実際
の空燃比からのズレを補償して、高精度な空燃比フィー
ドバック制御を行うことができるようになっている。
【0041】つまり、ステップ26では、下流側酸素セン
サ19の出力値のA/D変換値OSR 2 を読み込む。ステ
ップ27では、下流側酸素センサ19のA/D変換値OSR
2 と基準値SLR(目標空燃比に相当する値)とを比較
し、OSR2 <SLRと判定された場合は、三元触媒20
下流側の下流側酸素センサ19が検出する空燃比はリーン
であるから、該空燃比を目標空燃比へ近づけるべくリッ
チ側への補正量を増大するために、ステップ28へ進み、
比例分補正量PHOS(空燃比補正量の補正量に相当す
る)を所定量ΔPHOSL(>0) だけ加算した値で更
新した後、ステップ30へ進む。
【0042】一方、ステップ27でOSRR ≧SLRと判
定された場合は、三元触媒20下流側の下流側酸素センサ
19の検出する空燃比はリッチであるから、該空燃比を目
標空燃比へ近づけるべくリーン側への補正量を増大する
ために、ステップ29へ進み、前記比例分補正量PHOS
を所定量ΔPHOSRだけ減算した値で更新した後、ス
テップ30へ進む。
【0043】ステップ30では、上流側酸素センサ18のリ
ッチ・リーン判定用フラグF1の値を判定し、F1=0
であり三元触媒20上流側がリーンである場合には、ステ
ップ31へ進み、空燃比フィードバック補正係数αを、現
在のαに予め設定記憶されている比例分PL と前記更新
された比例分補正量PHOSを加算した値で更新設定す
る。
【0044】一方、F=1であり三元触媒20の上流側が
リッチである場合には、ステップ32へ進み、空燃比フィ
ードバック補正係数αを、現在のαから予め設定記憶さ
れている比例分PR を減算すると共に前記更新された比
例分補正量PHOSを加算した値で更新する。このよう
に、最終的に求まる空燃比フィードバック補正係数α
は、下流側酸素センサ19が検出する三元触媒20によって
NOxが還元され酸素濃度が平衡化された後の排気中の
酸素濃度のリッチ・リーン傾向に基づいて該リッチ・リ
ーン傾向を抑制する方向へ更新された前記比例分補正量
PHOSにより補正されることになるので、NOx中の
酸素濃度を検出できないことにより上流側酸素センサ18
の検出値が実際の空燃比からズレていても、当該ズレ量
が補償され、空燃比を高精度に目標空燃比近傍に制御す
ることができるようになる。つまり、サブルーチンAで
は、三元触媒20の上流側に設けられた上流側酸素センサ
18の応答性のよいリッチ・リーン反転出力に基づいて空
燃比フィードバック制御を行う一方で、下流側酸素セン
サ19の三元触媒20により平衡化された酸素濃度の検出結
果に基づいて、上流側酸素センサ18の検出値を補償する
ようにして、これによって、制御応答性を高く維持しつ
つ、空燃比を高精度に目標空燃比近傍に制御できるよう
にしている。
【0045】つづけて、図7,図8に示すフローチャー
ト(サブルーチンB)により実行されるEGRシステム
の故障診断制御について説明する。なお、本実施例にお
ける故障診断は、三元触媒20により平衡化された後の酸
素濃度を検出する下流側酸素センサ19の検出値に基づく
前記比例分補正量PHOSを介して行うことにより、外
乱の影響を受け難くしている。つまり、図9に示すよう
に、目標EGR率が得られていれば、三元触媒20により
平衡化された(NOxが還元された)後の排気中の酸素
濃度を高精度に検出できる(即ち、実際の空燃比を検出
できる)下流側酸素センサ19は、上流側酸素センサ18の
検出ズレ(EGRによるNOx生成量変化に起因する検
出ズレ)した状態での空燃比フィードバック制御を理論
空燃比近傍での空燃比フィードバック制御に戻そうとす
るので、前記比例分補正量PHOSの平均値(APHO
S)は、所定の値(MAPHOS1)に収束する。しか
し、EGRシステムが故障等して目標EGR率から外れ
た場合には、NOx生成量が変わるために上流側酸素セ
ンサ18の検出ズレ量が変わるため、APHOSはMAP
HOS1から所定の偏差を持つことになる。従って、こ
の偏差の大きさによって、目標EGR率が得られている
か、即ちEGRシステムが正常に作動できているかを診
断することができる。なお、このように三元触媒20を介
して平衡化された排気中の酸素濃度を検出する下流側酸
素センサ19の検出値に基づいて設定されるAPHOSに
基づいて故障診断するので、三元触媒20の上流側で空燃
比変動を応答性よく検出する上流側酸素センサ18の検出
値に基づいて故障診断する従来のものに比べて、外乱等
の影響を極力抑制して高精度な故障診断を行うことがで
きる。
【0046】以下、各ステップについて説明する。ステ
ップ41で、診断領域フラグF2が0であるか(即ち、現
在の運転状態が診断領域内にあるかどうか)を判断す
る。YESであれば、故障診断を行うと判断してステッ
プ42へ進み、NOであれば、診断精度が低下する領域で
あるので故障診断は行わないとして本フローを終了す
る。
【0047】ステップ42では、故障判定フラグF3が1
であるか否か(即ち、まだ故障診断していないか否か)
を判断する。YESであれば、故障診断を行うべくステ
ップ43へ進む一方、F3=0の場合には既に故障診断さ
れているので、そのまま本フローを終了する。ステップ
43では、サブルーチンAの実行により得られた比例分補
正量PHOSの加重平均値APHOSを求める。
【0048】ステップ44では、第1故障診断判定フラグ
F4が1であるか否か(即ち、後述する第1故障診断で
既に故障判定されたか否か)を判断する。YESであれ
ば、EGRシステムが故障している可能性が高く、第2
故障診断を実行すべく、ステップ54へ進む。一方、NO
であれば、第1故障診断を行うべく、ステップ45へ進
む。
【0049】ステップ45では、ステップ43で求めた平均
値APHOSと、予め定めてある基準値MAPHOS1
(現在の運転状態において目標EGR率が得られた場合
の平均値APHOSに相当する値)と、の差(ΔS=|
APHOS−MAPHOS1|)を求め、当該ΔSが判
定基準値DPHOS1より大きいか否か(ΔS>DPH
OS1)を判断する(当該判断が、第1故障診断に相当
する)。
【0050】図10に示すように、目標EGR率が得られ
ているのであれば、前記ΔSは所定値DPHOS1以内
の値になるはずであるので、YESの場合には、目標E
GR率に対して適正なEGR率が得られていない可能性
があるとして、ステップ46へ進んで、第1故障診断判定
フラグF4を1にセットする(即ち、第1故障診断につ
いて故障判定する)。
【0051】ステップ47では、後述する第2故障診断の
ために、平均値APHOSに、所定値DPHOS2を加
算して、第2故障診断下限値MAPHOS2(=APH
OS+DPHOS2)を求める。ステップ48では、第2
故障診断のために、平均値APHOSに、所定値DPH
OS3(>DPHOS2)を加算して、第2故障診断上
限値MAPHOS3(=APHOS+DPHOS3)を
求める。
【0052】ステップ49では、現在の平均値APHOS
をAPHOS0としてセットする。ステップ50では、タ
イマーのカウント値を0にセットして、本フローを終了
する。一方、ステップ45で、NOと判断された場合に
は、目標EGR率が得られており、EGRシステムは正
常であると判断して、ステップ51へ進む。
【0053】ステップ51では、タイマーのカウント値
が、所定値T1を越えたか否かを判断する。YESであ
ればステップ52へ進み、NOであれば所定値T1を越え
るまで本フローの実行を繰り返す。なお、診断開始から
の経過時間で当該第1故障診断を停止するようにしたの
は、あまり長時間掛けて診断しても、その間に運転状態
等が変化して、高精度な故障診断が行えなくなる場合を
排除するためである。
【0054】ステップ52では、故障判定フラグF3を0
にセットする(EGRシステムは正常に作動していると
判断する)。ステップ53では、運転者へのEGRシステ
ムの故障を認識させるための警告灯等を消灯させて、本
フローを終了する。なお、前記ステップ44において、第
1故障診断判定フラグF4が1であり、第1故障診断で
故障判定された場合には、ステップ54以降へ進み、当該
判定をより精度の高いものとすべく、第2故障診断を実
行する(当該ステップ44が、本発明の第2故障診断実行
許可手段を構成している)。つまり、燃料噴射弁15や酸
素センサ18,19の経時劣化等によっても前記平均値AP
HOSは変化するため、第2故障診断を実行すること
で、これらの誤差要因を排除できるようにして、より診
断精度を高めるようにしている。
【0055】なお、第1故障診断だけでも、従来(特開
昭62−159757号公報)のものに対して、外乱の
影響を受け難くすることができる点、及び故障診断に際
してEGR制御と非EGR制御とを切り換えなくて良い
点で、十分診断精度の向上、及び診断に伴う排気性能の
悪化等を抑制できるものである。また、特開平3−70
849号公報のものに対しても、診断精度を向上させる
ことができると共に、コスト面で有利なものとなる。
【0056】以下に、ステップ54以降の第2故障診断に
ついて説明する。ステップ54では、第2故障診断のため
に、EGR制御弁23に閉弁指示(EGRカット)する。
ステップ55では、EGR制御弁23閉弁指示後の平均値A
PHOSが、ステップ47で設定した第2故障診断下限値
MAPHOS2(=APHOS+DPHOS2)より大
きいか否か(APHOS>MAPHOS2か否か)を判
断する。YESであれば、ステップ56へ進む。NOであ
れば、ステップ64へ進む。
【0057】ステップ56では、EGR制御弁23閉弁指示
後の平均値APHOSが、ステップ48で設定した第2故
障診断上限値MAPHOS3(=APHOS+DPHO
S3)より大きいか否か(APHOS>MAPHOS3
か否か)を判断する。YESであれば、図11に示すよう
に、EGR制御弁23の開弁指示中(EGRカット前)
と、閉弁指示中(EGRカット後)とで、APHOSに
所定量以上の差があるので、EGR制御弁23が、目標E
GR率が得られる開度以上に開弁している(即ち、EG
Rシステムが故障している)と判断して、ステップ57へ
進む。つまり、EGR制御弁23を開弁状態(EGRカッ
ト前)から閉弁(EGRカット後)させると、EGR制
御が停止されるので三元触媒20上流側のNOx濃度は
高くなり、これによって酸素濃度が薄くなるので上流側
酸素センサ18はリッチ出力となるため、空燃比をリーン
側へ補正することになる。一方、三元触媒20の下流側酸
素センサ19は、平衡化された後の酸素濃度を検出するの
で、このリーン側に補正された空燃比を正確に検出する
から、空燃比をリッチ側に補正すべく、PHOSを大き
な値に設定することになる。このとき、目標EGR率が
得られているのであれば、EGRカット前とカット後と
で、燃料噴射弁15や酸素センサ18,19の経時劣化等に拘
わらずに、所定量だけPHOSの平均値APHOSは変
化するはずである。
【0058】従って、EGRカット前後で平均値APH
OSが所定以上に変化した場合或いは変化しなかった場
合には、目標EGR率が得られていない(EGRシステ
ムが故障している)と精度良く診断することがきるので
ある。つまり、EGRカット前後における平均値APH
OSを比較することで、燃料噴射弁15や酸素センサ18,
19の経時劣化等を排除した状態で、高精度に故障診断を
行うことができるようになるのである。
【0059】ステップ57では、故障判定フラグF3を1
にセットして(EGRシステムは故障している)、ステ
ップ58へ進む。ステップ58では、運転者にEGRシステ
ムの故障を認識させるべく、警告灯等を点灯させて、ス
テップ59へ進む。一方、ステップ56でNOと判断された
場合には、平均値APHOSは所定範囲内(MAPHO
S3≧APHOS>MAPHOS2)にあるから、目標
EGR率で正常な運転が行われていると判断して、ステ
ップ60へ進む。
【0060】ステップ60では、タイマーのカウント値
が、所定値T1を越えたか否かを判断する。YESであ
ればステップ61へ進み、NOであれば所定値T1を越え
るまで本フローの実行を繰り返す。なお、第2故障診断
開始からの経過時間で当該第2故障診断を停止するよう
にしたのは、あまり長時間掛けて診断しても、その間に
運転状態等が変化して、高精度な故障診断が行えなくな
る場合を排除するためである。
【0061】ステップ61では、故障判定フラグF3を0
にセットする(EGRシステムは正常に作動していると
診断する)。ステップ62では、第2故障診断における判
定が正常であるので、第1故障診断における前記APH
OSのMAPHOS1からのズレ分(ΔS=|APHO
S−MAPHOS1|)は、EGRシステムの故障等に
基づくものではなく、経時劣化等に基づくものであるた
め、ステップ49において設定したAPHOS0(即ち、
第1故障診断における平均値APHOS)を、新たな基
準値(MAPHOS1)として設定する。これにより、
次回からの第1故障診断において、経時劣化等が排除さ
れた状態で、高精度な故障診断が行えるようになる。
【0062】ステップ63では、警告灯等を消灯させて、
ステップ59へ進む。ところで、ステップ55でNOと判断
された場合には、平均値APHOSが所定以上変化しな
かった場合で、目標EGR率に対して小さい側で得られ
ていない(EGR制御弁23が十分開弁できていない)と
診断することができ、この場合には、ステップ64へ進
む。
【0063】ステップ64では、タイマーのカウント値
が、所定値T1を越えたか否かを判断する。YESであ
ればステップ65へ進み、NOであれば所定値T1を越え
るまで本フローの実行を繰り返す。なお、第2故障診断
開始からの経過時間で当該故障診断を停止するようにし
たのは、あまり長時間掛けて診断しても、その間に運転
状態等が変化して、高精度な故障診断が行えなくなる場
合を排除するためである。
【0064】ステップ65では、故障判定フラグF3を1
にセットする。ステップ66では、運転者にEGRシステ
ムの故障を認識させるべく、警告灯等を点灯させて、ス
テップ59へ進む。そして、ステップ59では、EGR制御
弁23を再び開弁させて、本フローを終了する。なお、ス
テップ56,57において故障判定された場合には、EGR
率が高すぎて燃焼が悪化して運転性や排気特性を悪化さ
せる場合があるので、この場合には、EGR制御弁23の
閉弁指示を継続させてEGR制御自体を禁止するように
してもよい。
【0065】以上のように、本実施例によれば、EGR
制御中に、応答性のよい上流側酸素センサ18の検出値に
基づいて設定される空燃比フィードバック補正係数αの
値を、外乱等の影響を受けにくい三元触媒20下流側酸素
センサ19の検出値に基づいて補正するようにして、機関
吸入混合気の空燃比が目標空燃比近傍となるようにフィ
ードバック制御を行うものにおいて、下流側酸素センサ
19の検出値に基づき設定される空燃比フィードバック補
正係数PHOSの平均値に基づいて、EGRシステムの
故障を診断するようにしたので(第1故障診断に相当す
る)、外乱等の影響を極力抑制して高精度な故障診断を
行うことができる。
【0066】また、上記の空燃比フィードバック制御中
に、EGR制御弁23を開閉指示して、その開閉指示前後
における平均値APHOSの変化量に基づいて、EGR
システムの故障を診断するようにしたので(第2故障診
断に相当する)、燃料噴射弁15や酸素センサ18,19の経
時劣化等を排除した状態で、より高精度に故障診断を行
うことができる。
【0067】なお、第1故障診断を、第2故障診断に先
行させて行うようにしたのは、第2故障診断のようにE
GR制御中に強制的にEGR制御弁23を開閉させるもの
では、この開閉により排気性能・車両運転性能等が悪化
するので、第1故障診断によって故障判定されたEGR
システムの故障の可能性が高い場合にのみ第2故障診断
を行うようにして、EGR制御中にEGR制御弁23を強
制閉弁させる機会を極力低減して、排気性能・車両運転
性等の悪化を抑制するためである。但し、診断精度の向
上を図りつつ構成の簡略化を図りたい場合には、第2故
障診断のみを行う構成としてもよい。また、本実施例で
は、EGR制御弁23を開閉弁させるようにしているが、
EGR制御弁23の開度を変更するようにして、当該開度
変更に伴う平均値APHOSの変化量に基づいて、故障
診断するようにすることもできる。
【0068】また、第1故障診断のみを行わせる構成と
してもよく、この場合には、第2故障診断に比べて多少
診断精度は低下するものの、前述したように、従来例に
比べれば、十分に診断精度の向上を図ることができるも
のである。なお、本実施例では、EGR装置を、EGR
制御弁23,EGRcsv 25,EGR−BPTバルブ26等を
備えるタイプのもので説明したが、これに限定されるも
のではなく、例えば、ステップモータ等により開度制御
可能なEGR制御弁で構成されるEGR装置等にも適用
できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、排気還流(EGR)制御中に、応答性の
良い触媒上流側空燃比センサの検出値に基づいて設定さ
れる空燃比補正量を、下流側空燃比センサの検出値に基
づいて補正するようにして、機関吸入混合気の空燃比が
目標空燃比近傍となるように空燃比のフィードバック制
御を行うようにして、外乱等の影響を受け難い触媒下流
側空燃比センサの検出値に基づき設定される空燃比補正
量の補正量に基づいて、排気還流装置の故障を診断する
ようにしたので、従来のような外乱等の影響を受け易い
触媒上流側の空燃比センサのみの検出値に基づいて故障
診断するものに比べて、高精度な故障診断を行うことが
できるようになる。また、故障診断に際してEGR制御
と非EGR制御とを切り換える必要がないので、診断に
伴う排気性能や運転性能の悪化等を抑制できる。また、
特開平3−70849号公報のものに対しても、診断精
度を向上させることができると共に、コスト面で有利な
ものとなる。
【0070】請求項2に記載の発明によれば、比較的E
GR率の高い運転状態のときに、前記第1故障診断手段
による故障診断を行うようにしたので、より故障診断精
度を向上させることができる。請求項3に記載の発明に
よれば、空燃比制御中において、排気還流制御弁の開度
を強制的に変更させて、その変更前後における前記空燃
比補正量の補正量の変化量に基づいて、排気還流装置の
故障を診断するようにしたので、燃料噴射弁や空燃比セ
ンサ等の部品の経時劣化や外気条件誤差等を排除した状
態で故障診断できるので、より高精度な故障診断を行う
ことができる。
【0071】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明において、比較的EGR率の高い運転状態
のときに、故障診断を行うようにしたので、より故障診
断精度を向上させることができる。請求項5に記載の発
明によれば、前記第1故障診断手段と、前記第2故障診
断手段と、を備え、先に前記第1故障診断手段による故
障診断を行い、当該診断結果が故障判定であった場合
(即ち、排気還流装置の故障の可能性の高い場合)にの
み、前記第2故障診断手段による故障診断を行わせるよ
うにしたので、第2故障診断手段における故障診断に伴
う強制的な排気還流制御弁の開度変更の機会を極力低減
して、排気性能や車両運転性等の悪化を抑制しつつ、高
精度な故障診断を行わせることができる。
【0072】請求項6に記載の発明によれば、第1故障
診断手段において故障判定され、第2故障診断手段にお
ける判定が正常である場合に、前記第1故障診断手段に
おける故障診断の診断基準値を、前記空燃比補正量の補
正量に基づいて補正するようにしたので、次回からの第
1故障診断手段における故障診断において、部品等の経
時劣化等が排除された高精度な故障診断を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の構成を示すブロック図
【図2】請求項3に記載の発明の構成を示すブロック図
【図3】請求項5,6に記載の発明の構成を示すブロッ
ク図
【図4】本発明の一実施例の全体構成を示す図
【図5】同上実施例におけるメインルーチンを示すフロ
ーチャート
【図6】同上実施例におけるサブルーチンAを示すフロ
ーチャート
【図7】同上実施例におけるサブルーチンBを示すフロ
ーチャート(その1)
【図8】同上実施例におけるサブルーチンBを示すフロ
ーチャート(その2)
【図9】同上実施例における診断理論(PHOSとEG
R率との関係)を説明するタイムチャート
【図10】同上実施例における第1故障診断を説明するタ
イムチャート
【図11】同上実施例における第2故障診断を説明するタ
イムチャート
【符号の説明】
11 内燃機関 12 吸気通路 13 エアフローメータ 14 絞り弁 15 燃料噴射弁 17 排気通路 18 上流側酸素センサ 19 下流側酸素センサ 20 三元触媒 22 EGRガス通路 23 EGR制御弁 24 負圧導入通路 25 EGRcsv 26 EGR−BPTバルブ 50 コントロールユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気の一部を機関吸気系に還流させる排気
    還流通路と、該排気還流通路に介装される排気還流制御
    弁と、所定の運転状態で目標EGR率が得られるように
    前記排気還流制御弁の開度を制御する排気還流量制御手
    段と、を備えた内燃機関の排気還流装置の故障診断装置
    であって、 機関の排気通路に介装された排気浄化触媒と、 機関と前記排気浄化触媒との間に設けられ、当該排気浄
    化触媒上流側の排気中の酸素濃度に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比を検出する上流側空燃比センサと、 前記排気浄化触媒の排気下流側に設けられ、当該排気浄
    化触媒下流側の排気中の酸素濃度に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比を検出する下流側空燃比センサと、 前記上流側空燃比センサの検出値に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比が目標空燃比となるように、空燃比制御
    量を補正するための空燃比補正量を設定する空燃比補正
    量設定手段と、 前記下流側空燃比センサの検出値に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比が目標空燃比となるように、前記空燃比
    補正量設定手段により設定された空燃比補正量を補正す
    る空燃比補正量補正手段と、 前記空燃比補正量補正手段により補正された後の空燃比
    補正量に基づいて、空燃比制御量を制御する空燃比制御
    手段と、 前記排気還流量制御手段における排気還流制御中で、か
    つ、前記空燃比制御手段における空燃比制御中に、前記
    空燃比補正量補正手段の補正量に基づいて、排気還流装
    置の故障を診断する第1故障診断手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の排気還流装置の故
    障診断装置。
  2. 【請求項2】前記故障診断手段が、所定以上の目標EG
    R率となる運転状態において故障診断することを特徴と
    する請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置の故障診
    断装置。
  3. 【請求項3】排気の一部を機関吸気系に還流させる排気
    還流通路と、該排気還流通路に介装される排気還流制御
    弁と、所定の運転状態で目標EGR率が得られるように
    前記排気還流制御弁の開度を制御する排気還流量制御手
    段と、を備えた内燃機関の排気還流装置の故障診断装置
    であって、 機関の排気通路に介装された排気浄化触媒と、 機関と前記排気浄化触媒との間に設けられ、当該排気浄
    化触媒上流側の排気中の酸素濃度に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比を検出する上流側空燃比センサと、 前記排気浄化触媒の排気下流側に設けられ、当該排気浄
    化触媒下流側の排気中の酸素濃度に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比を検出する下流側空燃比センサと、 前記上流側空燃比センサの検出値に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比が目標空燃比となるように、空燃比制御
    量を補正するための空燃比補正量を設定する空燃比補正
    量設定手段と、 前記下流側空燃比センサの検出値に基づいて、機関吸入
    混合気の空燃比が目標空燃比となるように、前記空燃比
    補正量設定手段により設定された空燃比補正量を補正す
    る空燃比補正量補正手段と、 前記空燃比補正量補正手段により補正された後の空燃比
    補正量に基づいて、空燃比制御量を制御する空燃比制御
    手段と、 前記空燃比制御手段における空燃比制御中に、前記排気
    還流制御弁の開度を変更指示した場合に、当該排気還流
    制御弁の開度変更指示前後における前記空燃比補正量補
    正手段の補正量の変化量に基づいて、排気還流装置の故
    障を診断する第2故障診断手段を備えたことを特徴とす
    る内燃機関の排気還流装置の故障診断装置。
  4. 【請求項4】前記第2故障診断手段が、排気還流制御弁
    開度の変更により所定以上のEGR率の変化が得られる
    運転状態において故障診断することを特徴とする請求項
    3に記載の内燃機関の排気還流装置の故障診断装置。
  5. 【請求項5】排気の一部を機関吸気系に還流させる排気
    還流通路と、該排気還流通路に介装される排気還流制御
    弁と、所定の運転状態で目標EGR率が得られるように
    前記排気還流制御弁の開度を制御する排気還流量制御手
    段と、を備えた内燃機関の排気還流装置の故障診断装置
    であって、 前記請求項1に係わる第1故障診断手段と、 前記請求項3に係わる第2故障診断手段と、 を備えると共に、 前記第1故障診断手段により故障判定された後に、前記
    第2故障診断手段による故障診断の実行を許可する第2
    故障診断実行許可手段と、 前記第2故障診断により故障判定された場合に、排気還
    流装置は故障していると判定する故障判定手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の排気還流装置の故
    障診断装置。
  6. 【請求項6】前記第1故障診断手段により故障判定さ
    れ、前記第2故障診断手段により正常判定された場合
    に、前記空燃比補正量補正手段の補正量に基づいて、前
    記第1故障診断手段の診断基準値を補正する第1故障診
    断基準値補正手段を備えたことを特徴とする請求項5に
    記載の内燃機関の排気還流装置の故障診断装置。
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