JPH08670A - 腰掛け椅子による立ち上がり介助方法及び介助機能を有する椅子 - Google Patents

腰掛け椅子による立ち上がり介助方法及び介助機能を有する椅子

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Publication number
JPH08670A
JPH08670A JP6134619A JP13461994A JPH08670A JP H08670 A JPH08670 A JP H08670A JP 6134619 A JP6134619 A JP 6134619A JP 13461994 A JP13461994 A JP 13461994A JP H08670 A JPH08670 A JP H08670A
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JP
Japan
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seat plate
chair
seat
rail
slider
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Application number
JP6134619A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihisa Matsuoka
利寿 松岡
Original Assignee
Toshihisa Matsuoka
利寿 松岡
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshihisa Matsuoka, 利寿 松岡 filed Critical Toshihisa Matsuoka
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Publication of JPH08670A publication Critical patent/JPH08670A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 足の不自由な者が椅子に腰掛けたり立ち上が
ったりするのを安全に介助する。 【構成】 着座者Mが足を床面に付けた状態で座板2に
腰掛けている場合にあって、着座者Mの臀部レベルが膝
レベルと同等又は高くなるまで、座板2を水平状態のま
ま上昇させてゆく。そして、次に座板2をその前寄りに
設けた枢軸15を中心として前のめり状に起立させてゆ
く。座板2の水平上昇を停止させた状態では、着座者M
は体重が足側へ移動しているので、その後における座板
2の傾動が安全且つスムーズに行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腰掛け椅子による立ち
上がり介助方法及び介助機能を有する椅子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】身体障害者、高齢者その他足の不自由な
者等は、椅子に腰掛けたり立ち上がったりする動作がと
ても不便であると共に、危険を伴うものである。そこで
従来、腰掛け動作や立ち上がり動作の介助機能を有した
椅子が種々開発されている(例えば実開昭56−133
829号、特開昭62−167566号公報等参照)。
【0003】この種椅子は、座板を、その前部寄りに設
けた枢軸を中心として傾動可能に設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】座板を起立させてゆく
場合、座板に対する着座者の着座位置(臀部の前後方向
位置付け)は固定的なものではなく、座板の傾きが増す
に連れて着座位置はその後部(傾斜の上方)寄りへと移
動するのが普通である。なぜなら、着座者が腰掛け姿勢
から立ち上がろうとする場合の動作は膝を中心として行
われるが、この膝位置は、座板が傾動する場合の中心
(枢軸)よりも前方にあり、これら両中心間に前後方向
のズレがあるためである。
【0005】そのため着座者は、座板の傾きが増すにつ
れて臀部を前方へ押し出されるようになるので、立ち上
がり動作と共に前方へ歩み出る必要があり、立ち上がり
難く、また危険でもあった。一方、このようなことは、
腰掛け動作をする場合においては着座者が後ずさりする
必要があるということであるので、慣れない者にとって
は一層危険性を増すものであった。
【0006】のみならず、座板を傾動させる駆動源とし
ては、座板に対して着座位置を移動させる(滑らす)と
きの摩擦に抗しただけの大きな出力が必要であるため、
装置の大型化又は複雑化は避けられず、従って椅子の重
量化を招来するために取り扱いが不便となると共に、製
造コストの高騰化をも招来していた。本発明は上記事情
に鑑みてなされたものであって、特に立ち上がり動作の
介助についての安全性が図れると共に、構造の簡潔且つ
小型化により軽量化を図り、もって取り扱いの容易性及
び製造コストの低廉化を図ることができるようにした腰
掛け椅子による立ち上がり介助方法及び介助機能を有す
る椅子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る腰掛け椅子による立ち上がり介助方法では、着
座者が足を床面に付けた状態で腰掛けている座板を水平
状態のまま上昇させてゆき、着座者の臀部レベルが膝レ
ベルと同等又は高くなったときに座板の上昇を停止さ
せ、次に座板をその前寄りに設けた枢軸を中心として前
のめり状に起立させてゆくことで、着座者を立ち上がら
せることを特徴としている。
【0008】一方、本発明に係る介助機能を有する椅子
では、脚体を具備した椅子本体と、該椅子本体に上下動
可能に設けられた座枠と、該座枠に対して前部寄りに枢
軸を介して傾動自在に設けられた座板と、椅子本体に設
けられて座板を昇降させる昇降駆動具と、座板が所定高
さ未満にあるときは当該座板と座枠とを後部寄り相互で
係合させ所定高さを超えたときに上記係合を解除する係
脱手段とを有していることを特徴としている。
【0009】前記係脱手段としては、椅子本体に設けら
れた長手方向を上下に向けたレール部と、該レール部へ
当接付勢する状態で座枠に設けられた摺動子と、座枠の
所定量上昇時に摺動子を嵌合すべく上記レール部を水平
方向へ凹設することで形成した位置決め凹部と、摺動子
のレール部当接時には上記座板の後部寄り適所と係合し
摺動子が位置決め凹部に嵌まる動きで座板との係合状態
を離脱させる浮上防止フックとを有した構成のものを用
いることができる。
【0010】また別の係脱手段としては、椅子本体に設
けられた長手方向を上下に向けた傾斜レール部と、該傾
斜レール部に沿った上下動に伴って水平動する状態で上
記座枠に設けられた摺動子と、該摺動子に一体的に設け
られその水平動により上記座板の後部寄り適所と係合・
離脱可能になされた浮上防止フックとを有した構成のも
のを用いることもできる。
【0011】座枠に対して上昇付勢状態で座板検出片を
設けておき、該座板検出片には、座板の上方傾動に伴っ
て当該座板検出片が上昇するときに前記摺動子の水平動
阻止位置へ位置付けられるロック片を設けておくとよ
い。
【0012】
【作用】着座者が腰掛け状態から立ち上がろうとする場
合にあって、まず座板を水平状態のまま上昇させること
で、臀部レベルが膝レベルと同等か又は好ましくは高く
なるようにしているので、着座者は自ずと体重が足側へ
移り、なかば強制的に立ち上がる準備が促されるように
なる。このような準備が整った後に座板が傾動を行い、
着座者の臀部も傾動するので、着座者はスムーズに立ち
上がることができる。
【0013】座板につき、その水平上昇及び傾動を機構
的な自動切換が可能となった係脱手段により行わせるよ
うにすれば、昇降駆動具(例えば流体圧シリンダ等)等
において簡潔化且つ小型化が図れる。所定高さで停止し
た座枠に対して座板が上方へ傾動するとき、これに伴っ
て座板検出片を上昇させることで、ロック片を摺動子の
水平動阻止位置、即ち水平動を邪魔する位置へ位置付け
るようにすれば、それ以降は、ロック片を退避させない
限りにおいて座枠の上下動(特に落下)を阻止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係る椅子1につきその使用手順(本
発明に係る立ち上がり介助方法)が理解し易いように示
したもので、この椅子1は、(a)に示す腰掛け状態か
ら、一旦(b)に示す座板2の水平上昇を行い、次に
(c)に示すような座板2による前のめり状の傾動を行
うようになっていると共に、これら一連の動きと反対の
動きを行うようになっている。
【0015】この椅子1は、図1及び図2に示すように
脚体3を具備して左右両外側部を構成するようになされ
た椅子本体4と、この椅子本体4の内側に設けられた座
枠5と、この座枠5の更に内側に設けられた上記座板2
及び背凭れ板7と、この背凭れ板7の後部側に設けられ
た昇降駆動具8と、座枠5における左右の後部に設けら
れた係脱手段10とを有して成る。
【0016】上記椅子本体4の内側部と座枠5の外側部
との相互間には、それらのうちいずれか一方に対して、
前部又は後部(好ましくは前後双方)寄りに上下に長い
レール部材(後述する図4の符号12参照)が設けら
れ、同他方に対しては、レール部材(12)に沿って上
下動可能になされた摺動部材(同13参照)が設けられ
ている。従ってこの座枠5は、水平状態を維持したまま
椅子本体4に対して上下動自在となっている。
【0017】上記座板2は、その前部寄りが枢軸15を
介して座枠5の前部に連結されている。従ってこの座板
2は、座枠5に対して水平乃至起立状態の間で傾動自在
となっている。上記背凭れ板7は、その下部寄りが枢軸
18を介して座板2の後部に連結されている。また、こ
の枢軸18より下方へ延びる延長端7aを有しており、
この延長端7aがリンク20及び前部枢軸21を介して
座枠5の前部に連結されている。このように背凭れ板7
は、座板2、椅子本体4及びリンク20によって平行リ
ンクを構成するようになっているので、座板2の傾動と
は無関係に常に所定の起立状態を維持する。この背凭れ
板7の左右両側部には、肘受け22が固定又は跳ね上げ
自在に設けられている。
【0018】上記昇降駆動具8には、電動ポンプ(図示
略)により作動する油圧シリンダが用いられており、そ
のシリンダ本体部の下端部8aが椅子本体4に、またロ
ッド端部8bが背凭れ板7に、それぞれ回動自在に取り
付けられている。従ってこの昇降駆動具8を作動させる
と、その上昇駆動力は背凭れ板7を介して座板2の後部
へ加えられるようになる。
【0019】なお、この昇降駆動具8としては、その他
の流体圧で作動するシリンダや電動ボールネジ機構等を
用いたり、手動操作による従来公知の各種ジャッキ機構
を用いたりすることができる。上記係脱手段10は、座
板2の上昇度合に応じて、該座板2の後部と座枠5の後
部とを互いに係合状態にしたり又はこの係合状態を解除
したりするものである。以下、その具体例について説明
する。
【0020】図3及び図4は係脱手段10の第1実施例
を示したものであって、椅子本体4には、背凭れ板7に
沿って立ち上がる縦枠部分4a(図1(c)参照)等に
対して長手方向を上下に向けたレール部25が設けられ
ている。このレール部25には、その所定高さ位置を水
平方向へ凹設することで形成した位置決め凹部26が設
けられている。
【0021】これに対し、座枠5の後部には、椅子本体
4の縦枠部分4aに近接してブラケット28が設けら
れ、このブラケット28には、F字状の揺動レバー29
が下部揺動軸30を中心に前後揺動自在に保持されてい
る。この揺動レバー29はバネ31により後方へ向けて
引張付勢されていると共に、この付勢力によって上記レ
ール部25に当接されるフリーローラ等より成る摺動子
32が設けられている。この摺動子32が上記位置決め
凹部26へ到達したときには、該位置決め凹部26内に
嵌まり込むようになっている。
【0022】揺動レバー29の上端部において前方へ向
けて二股状に突出する部分は浮上防止フック35とされ
ており、この浮上防止フック35は、座板2の後部に側
方へ向け突設されたフリーローラ等より成る係合部材3
6と係合・離脱自在となっている。なお、この浮上防止
フック35は、座板2の座枠5に対する上動を規制する
ものであればよいので、本実施例に示したように二股状
としなくともよく、係合部材36の上側への係合部分を
有していればよい。
【0023】一方、座枠5の上記ブラケット28には、
上端部にフリーローラ等の接触子38を有した座板検出
片39が上下動自在に保持されている。この座板検出片
39はバネ40により上昇付勢されており、座板2が下
降状態にあるときには当該座板2に設けられた当たり片
41に当接して押し下げられるようになっている。ま
た、この座板検出片39には、椅子本体4のレール部2
5へ向けて突出するロック片43が設けられている。こ
のロック片43は、座板2の上方傾動に伴って座板検出
片39が上昇したときに、ちょうど位置決め凹部26の
開口部を塞ぐかたちで停止するようになっている。従っ
て、この時点で位置決め凹部26内に摺動子32が嵌ま
り込んでいた場合には、該摺動子32の水平動(位置決
め凹部26からの脱出)を阻止することができる。
【0024】このように構成された係脱手段10では、
座板2が腰掛けに好適とされる最低位レベルにあるとき
(図1(a)参照)に昇降駆動具8を作動させ、背凭れ
板7を介して座板2を上昇させると、摺動子32がレー
ル部25に当接している間は浮上防止フック35が係合
部材36と係合しているので、当初、座板2と座枠5と
は各々水平状態を維持しつつ一体的に上昇するようにな
る(図1(b)参照)。
【0025】しかし、摺動子32が位置決め凹部26に
嵌まると、これに伴って揺動レバー29が後傾し、浮上
防止フック35が係合部材36との係合を解除するよう
になる。そのため、背凭れ板7への上昇駆動力は座板2
に対してのみ作用して、自動的に座枠5の上昇停止及び
座板2の傾動開始が行われるようになる(図1(c)参
照)。
【0026】なおこのとき、座板2の傾動に伴って座板
検出片39が上昇し、ロック片43が位置決め凹部26
を塞ぎ、摺動子32の脱出を阻止するので、結果として
揺動レバー29の上下動、即ち、座枠5及び座板2の上
下動(特に落下)が阻止されるようになる。従って、動
作の確実性及び安全性が図られる。椅子本体4におい
て、上記位置決め凹部26が設けられる高さ、即ち、浮
上防止フック35が係合部材36との係合を解除する高
さは、図1(b)に示すように着座者Mの臀部レベルが
膝レベルと同等又は高くなること(足が床から浮き上が
る程高くならない範囲)を目安として決定されている。
このようにすることで、着座者Mは自ずと体重が足側へ
移り、なかば強制的に立ち上がる準備を促されるように
なる。そのため、これによって精神的且つ実態的に立ち
上がる準備が整えられるようになり、その後、座板2を
前のめり状に傾動させても、着座者Mが戸惑ったり、体
重バランスを崩したりすることなく安全且つスムーズに
立ち上がることができる。
【0027】さらに、背凭れ部7が常に起立状態を保つ
ように座板2に連結されているので、着座者Mが立ち上
がるときに背凭れ部7により背中が自然に支えられ、立
ち上がりがスムースに行える。なお、腰掛け時には上記
と略逆順となるものであって、座板2の下方傾動、座板
検出片39(ロック片43)の押し下げ、座枠5の下降
に伴う位置決め凹部26からの摺動子32の追い出し、
浮上防止フック35による係合部材36の係合、座枠5
及び座板2の水平下降が、この順番で行われる。
【0028】この実施例に係る椅子1によれば、椅子本
体4と、この椅子本体4に上下動自在に設けられた座枠
5と、この座枠5に傾動自在に設けられた座板2と、こ
の座板2の傾動側先端部と椅子本体4との間に介装され
た伸縮作動をする昇降駆動具8と、座板2が所定高さ未
満にあるときは座板2と座枠5とを一体的に連結しかつ
前記所定高さを超えたときに前記一体連結を解除する係
脱手段10とを備えているので、一つの昇降駆動具8に
より、座板2の水平上下動と座板2の傾動とを係脱手段
10により自動的に切り替えて行うことができ、構造の
簡略化、コスト低減、動作の簡易化及び操作の簡易化を
図ることができる。
【0029】図5は係脱手段10の第2実施例を示した
ものであって、上記第1実施例と同様の構成については
同符号を付して詳細説明を省略するとともに、異なる構
成、作用効果について説明する。この第2実施例では、
椅子本体4の縦枠部分4aに、上下方向に沿って山形の
傾斜面50a,50bを有した傾斜レール部50が設け
られており、座枠5に設けられた揺動レバー29には、
下部揺動軸30の上側に、傾斜レール部50の上傾斜面
50aと対応する摺動子51が、また下部揺動軸30の
下側に、傾斜レール部50の下傾斜面50bと対応する
摺動子52が、それぞれ設けられている。上傾斜面50
aの上端部及び下傾斜面50bの下端部には、各摺動子
51,52の位置決めをし易くするため、若干凹ませて
嵌合凹部37が形成されており、各摺動子51,52が
嵌合凹部37に嵌まり込むときに水平方向に変位するよ
うになっている。なお、揺動レバー29はバネ等による
揺動方向への付勢は受けていない。
【0030】このような構造であるため、座枠5の上昇
と共に揺動レバー29が上昇するとき、上側の摺動子5
1は傾斜レール部50の上傾斜面50aに沿って後方へ
水平動し、また下側の摺動子52は傾斜レール部50の
下傾斜面50bに沿って前方へ水平動するので、揺動レ
バー29は後傾するようになる。これにより、浮上防止
フック35による係合部材36との係合解除及び係合が
行われるものである。その他の作用については第1実施
例の場合と同様である。
【0031】なお、この第2実施例に付設される座板検
出片39のロック片43は、下側の摺動子52が最も前
方へ水平動したとき(最上位置へ上昇したとき)に、そ
の下面部と嵌合し得るようになった半月状切欠部44を
有しており、これによって摺動子52の水平動を阻止す
るようになっている。図6は係脱手段10の第3実施例
を示したものであって、上記第2実施例と同様の構成に
ついては同符号を付して詳細説明を省略するとともに、
異なる構成、作用効果について説明する。
【0032】この第3実施例では、座板検出片39のロ
ック片43が、上記第1実施例と同様の構成とされてい
る。すなわち、ロック片43は、傾斜レール50の上傾
斜面50aの上端部の嵌合凹部37に嵌まり込んだ上側
の摺動子51の水平方向変位を規制して、嵌合凹部37
からの抜けを防止するべく、かかる摺動子51の側部に
当接するようになっている。このように構成すれば、座
枠5が椅子本体4に対して下方に移動しようとする力の
ロック片43に作用する分力が小さくなり、ロックの確
実性をより簡易な構造で向上させることができる。
【0033】ところで、上記第2実施例及び第3実施例
において、傾斜レール部50は山形にすることが限定さ
れるものではなく、図7(a)に示すように下傾斜面5
0bと平行する傾斜面50c(図5の上傾斜面50aと
上側の摺動子51とによる同じ作用を奏する)を有した
傾斜長孔状のものとしたり、図7(b)に示すように上
傾斜面50aと平行する傾斜面50d(図5の下傾斜面
50bと下側の摺動子52とによる同じ作用を奏する)
を有した長孔状のものとしたりすることができる。これ
らの場合、摺動子51,52もいずれか1個だけでよい
ものである。
【0034】すなわち、揺動レバーに一つ又は複数の摺
動子を設け、傾斜レール部には、浮上防止フックが座板
の係合部材に係合する方向に揺動レバーを回動させるべ
く摺動子が摺接するカム面と、浮上防止フックと座板の
係合部材との係合が解除する方向に揺動レバーを回動さ
せるべく摺動子が摺接するカム面とを形成すればよい。
【0035】本発明において、椅子本体4の形状及び構
成は何ら限定されるものではなく、例えば車椅子(手動
及び電動のものを含む)形式としたり、洋風便器を囲む
ように設けられる案内装置型としたり、便器自体の構成
として実施したりすることもできる。係脱手段10にお
いて、摺動子32,51,52は、揺動レバー29によ
る円弧動的な水平動をするものに限らず、水平レールに
よって直線的な水平動をするものとしてもよい。また、
上記各実施例とは反対に、レール部25を椅子本体4の
後方側に設けることも可能であり、この場合には各摺動
子32,51,52の水平動向きも上記と逆になる。
【0036】座枠5(揺動レバー29)側にレール部2
5又は傾斜レール部50を設け、椅子本体4側に摺動子
32,51,52を設けるようにしてもよい。ロック片
43による座枠5の上下動(特に落下)防止措置として
は、電動式又は流体圧動作式の構造としてもよい。例え
ば、図8に示すように座枠5及び椅子本体4のいずれか
一方にラック55を固定しておくと共に、同他方にはラ
ック55と噛合するピニオンギヤ56を回転自在に設け
ておく。そして、ラック55に設けたピン57に対し
て、ピニオンギヤ56と同側に設けたU字状ロック片5
8を有する駆動具59(例えばソレノイド)が相対高さ
を一致させたときに、該駆動具59を作動させてピン5
7へロック片58を差し込むようにする。またこれとは
別に、ピニオンギヤ56に設けたピン60に対し、ピニ
オンギヤ56の所定量回転時に、当該ピニオンギヤ56
と同側に設けたU字状ロック片61を有する駆動具62
を作動させてピン60へロック片61を差し込むように
する、というような構造が可能である。
【0037】このように、本発明の細部にわたる構成及
び構造は実施の態様に応じて適宜変更可能である。本発
明は、通常の椅子に適用できる他、車椅子に適用するこ
ともでき、さらに、例えば洋式トイレにおける便座に適
用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、着座者が腰掛け状態から立ち上がろうとする場
合には、座板の水平上昇を行って臀部レベルを膝レベル
と同等か又は高くしてから座板を上方傾動(起立)させ
るようにしているので、着座者は自ずと体重が足側へ移
り、精神的にも実態的にも、立ち上がる準備が整わされ
るようになる。すなわち、立ち上がり動作をしながら同
時に前方への歩み出しをもするようなことがなくなるの
で、安全で且つスムーズな立ち上がり動作が行えるよう
になる。勿論、腰掛け動作をしながら同時に後ずさりを
もするようなことがなくなるので、この点でも安全であ
る。
【0039】このようなことは、座板に対して着座位置
を移動させる(滑らす)ときの摩擦を考慮する必要がな
くなるので、昇降駆動具として小型のものを使用できる
利点がある。一方、座板の水平上昇及び傾動を、機構的
に自動切換が可能な係脱手段により行っているので、昇
降駆動具(例えば流体圧シリンダ等)として1個だけで
十分となり、構造の簡潔化且つ小型化が図れる。これら
のことにより、椅子の重量化を防止することができるの
で、取り扱いも容易となり、且つ製造コスト的にも低廉
化が期待できる。
【0040】座枠が所定高さで停止し座板が傾動を開始
した後、ロック片により座枠及び座板の上下動(特に落
下)を阻止するようにしておけば、動作の確実化が得ら
れると共に、安全である。なお、ロック片の動作を機構
的に行うようにした場合は、例えば電動構造を採用した
場合に比べ、電池切れ、停電、断線故障等の発生のおそ
れがないため、安全であると共に、危険性対策が不要の
ため構造の簡潔化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る腰掛け椅子による立ち上がり介助
方法の手順を示す図である。
【図2】本発明に係る椅子の一部破砕平面図である。
【図3】係脱手段の第1実施例を示す側面図である。
【図4】図3のA−A線拡大矢視図である。
【図5】係脱手段の第2実施例を示す側面図である。
【図6】係脱手段の第3実施例を示す側面図である。
【図7】係脱手段における更に別態様となる二例を示す
模式図である。
【図8】ロック機構の別態様を示す模式図である。
【符号の説明】
1 椅子 2 座板 3 脚体 4 椅子本体 5 座枠 8 昇降駆動具 10 係脱手段 15 枢軸 25 レール部 26 位置決め凹部 32 摺動子 35 浮上防止フック 39 座板検出片 43 ロック片 50 傾斜レール部 51 摺動子 52 摺動子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座者(M)が足を床面に付けた状態で
    腰掛けている座板(2)を水平状態のまま上昇させてゆ
    き、着座者(M)の臀部レベルが膝レベルと同等又は高
    くなったときに座板(2)の上昇を停止させ、次に座板
    (2)をその前寄りに設けた枢軸(15)を中心として
    前のめり状に起立させてゆくことで、着座者(M)を立
    ち上がらせることを特徴とする腰掛け椅子の立ち上がり
    介助方法。
  2. 【請求項2】 脚体(3)を具備した椅子本体(4)
    と、該椅子本体(4)に上下動可能に設けられた座枠
    (5)と、該座枠(5)に対して前部寄りに枢軸(1
    5)を介して傾動自在に設けられた座板(2)と、椅子
    本体(4)に設けられて座板(2)を昇降させる昇降駆
    動具(8)と、座板(2)が所定高さ未満にあるときは
    当該座板(2)と座枠(5)とを後部寄り相互で係合さ
    せ所定高さを超えたときに上記係合を解除する係脱手段
    (10)とを有していることを特徴とする介助機能を有
    する椅子。
  3. 【請求項3】 前記係脱手段(10)は、椅子本体
    (4)に設けられた長手方向を上下に向けたレール部
    (25)と、該レール部(25)へ当接付勢する状態で
    座枠(5)に設けられた摺動子(32)と、座枠(5)
    の所定量上昇時に摺動子(32)を嵌合すべく上記レー
    ル部(25)を水平方向へ凹設することで形成した位置
    決め凹部(26)と、摺動子(32)のレール部(2
    5)当接時には上記座板(2)の後部寄り適所と係合し
    摺動子(32)が位置決め凹部(26)に嵌まる動きで
    座板(2)との係合状態を離脱させる浮上防止フック
    (35)とを有していることを特徴とする請求項2記載
    の介助機能を有する椅子。
  4. 【請求項4】 前記係脱手段(10)は、椅子本体
    (4)に設けられた長手方向を上下に向けた傾斜レール
    部(50)と、該傾斜レール部(50)に沿った上下動
    に伴って水平動する状態で上記座枠(5)に設けられた
    摺動子(51)(52)と、該摺動子(51)(52)
    に一体的に設けられその水平動により上記座板(2)の
    後部寄り適所と係合・離脱可能になされた浮上防止フッ
    ク(35)とを有していることを特徴とする請求項2記
    載の介助機能を有する椅子。
  5. 【請求項5】 座枠(5)に対して上昇付勢状態で座板
    検出片(39)が設けられていると共に、該座板検出片
    (39)には座板(2)の上方傾動に伴って当該座板検
    出片(39)が上昇するときに前記摺動子(32)(5
    1)(52)の水平動阻止位置へ位置付けられるロック
    片(43)が設けられていることを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載の介助機能を有する椅子。
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