JP3436888B2 - 椅子の安全装置 - Google Patents
椅子の安全装置Info
- Publication number
- JP3436888B2 JP3436888B2 JP33006398A JP33006398A JP3436888B2 JP 3436888 B2 JP3436888 B2 JP 3436888B2 JP 33006398 A JP33006398 A JP 33006398A JP 33006398 A JP33006398 A JP 33006398A JP 3436888 B2 JP3436888 B2 JP 3436888B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- seat
- chair
- seat portion
- switch
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は座部昇降機能を備え
た椅子に関し、更に詳しくは、座部の下降時に座部と床
面との間に着座者の脚が挟み込まれることを防止する安
全装置に関する。
た椅子に関し、更に詳しくは、座部の下降時に座部と床
面との間に着座者の脚が挟み込まれることを防止する安
全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、座部を昇降動させる座部昇降機能
を備えた椅子が用いられている。この種の椅子は、座部
の位置を下げることにより座椅子として利用できるとと
もに、座部の位置を上げることにより通常の腰掛け椅子
として利用できる。また、座椅子として利用する場合
に、座部に着座したまま座部を昇降させることができる
ので、足腰の弱い高齢者や障害者であっても楽に座椅子
に腰掛けたり、座椅子から腰を上げることができるとい
う利点を有する。
を備えた椅子が用いられている。この種の椅子は、座部
の位置を下げることにより座椅子として利用できるとと
もに、座部の位置を上げることにより通常の腰掛け椅子
として利用できる。また、座椅子として利用する場合
に、座部に着座したまま座部を昇降させることができる
ので、足腰の弱い高齢者や障害者であっても楽に座椅子
に腰掛けたり、座椅子から腰を上げることができるとい
う利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】座部昇降機能を備えた
椅子においては、座部上昇位置で着座した利用者が座部
を下降させる際に、不用意に脚の膝下部分を座部の下に
入り込ませていると、下降する座部と床面との間に脚が
挟み込まれてしまう原因となる。
椅子においては、座部上昇位置で着座した利用者が座部
を下降させる際に、不用意に脚の膝下部分を座部の下に
入り込ませていると、下降する座部と床面との間に脚が
挟み込まれてしまう原因となる。
【0004】特開平9−285499号公報には昇降可
能な座部の前端に脚の膝下部を支える脚支持体を設けた
昇降機能付き椅子が開示されている。この椅子において
は、座部が上昇位置にあるときに脚支持体が座部前端よ
り下方に垂下しているので、座部を下降させるときに脚
の膝下部分が座部の下に入り込むことを防止できる。し
かし、脚支持体が座部前端から下方に垂下したままでは
座部の下降が制限され座椅子として機能し得なくなるた
め、座部の昇降に連動させて座部の下降時に脚支持体を
座脚の前方に押し出すものとなっている。このため、座
部の昇降に連動させて脚支持体を連動させるための連動
手段が必要となり、機構が複雑化するとともに、椅子の
重量が増え可搬性が損なわれることとなる。
能な座部の前端に脚の膝下部を支える脚支持体を設けた
昇降機能付き椅子が開示されている。この椅子において
は、座部が上昇位置にあるときに脚支持体が座部前端よ
り下方に垂下しているので、座部を下降させるときに脚
の膝下部分が座部の下に入り込むことを防止できる。し
かし、脚支持体が座部前端から下方に垂下したままでは
座部の下降が制限され座椅子として機能し得なくなるた
め、座部の昇降に連動させて座部の下降時に脚支持体を
座脚の前方に押し出すものとなっている。このため、座
部の昇降に連動させて脚支持体を連動させるための連動
手段が必要となり、機構が複雑化するとともに、椅子の
重量が増え可搬性が損なわれることとなる。
【0005】上記従来技術の問題点に鑑み、本発明は、
機構の複雑化および重量増大化を回避しつつ座部の下降
時に座部と床面との間に脚の膝下部分が挟み込まれるこ
とを防止できる椅子の安全装置を提供することを目的と
するものである。
機構の複雑化および重量増大化を回避しつつ座部の下降
時に座部と床面との間に脚の膝下部分が挟み込まれるこ
とを防止できる椅子の安全装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、座部と、該座部を昇降動させる
昇降駆動装置とを備えた椅子において、前記座部の下面
の前端近傍に着座者の脚の膝下部分の入り込みを感知し
て座部の下降を停止させる脚センサーを設けたことを特
徴とする。
に、本発明においては、座部と、該座部を昇降動させる
昇降駆動装置とを備えた椅子において、前記座部の下面
の前端近傍に着座者の脚の膝下部分の入り込みを感知し
て座部の下降を停止させる脚センサーを設けたことを特
徴とする。
【0007】上記構成によれば、座部の下降時に座部の
下方に着座者の脚の膝下部分が入り込んでいると脚セン
サーが感知して座部の下降を停止させるので、座部と床
面との間に脚の膝下部分が挟み込まれることを防止する
ことができる。しかも、膝下部分を感知する脚センサー
は大きなサイズを必要としないので、座部の下降の邪魔
にならない。したがって、脚センサーを座部の昇降に連
動させて移動させる必要もないので、椅子の機構を複雑
化させたりその重量を大きく増大させることはない。し
たがって、本発明によれば、機構の複雑化および重量増
大化を回避しつつ座部の下降時に座部と床面との間に脚
の膝下部分が挟み込まれることを防止できる椅子の安全
装置を提供することができる。
下方に着座者の脚の膝下部分が入り込んでいると脚セン
サーが感知して座部の下降を停止させるので、座部と床
面との間に脚の膝下部分が挟み込まれることを防止する
ことができる。しかも、膝下部分を感知する脚センサー
は大きなサイズを必要としないので、座部の下降の邪魔
にならない。したがって、脚センサーを座部の昇降に連
動させて移動させる必要もないので、椅子の機構を複雑
化させたりその重量を大きく増大させることはない。し
たがって、本発明によれば、機構の複雑化および重量増
大化を回避しつつ座部の下降時に座部と床面との間に脚
の膝下部分が挟み込まれることを防止できる椅子の安全
装置を提供することができる。
【0008】上記構成において、好ましくは、脚センサ
ーが座部の下面の前端近傍に揺動可能に垂下された接触
感知板と、該接触感知板が着座者の脚と接触して揺動し
たとき該接触感知板と連動して作動するスイッチとを備
えた構成とされる。
ーが座部の下面の前端近傍に揺動可能に垂下された接触
感知板と、該接触感知板が着座者の脚と接触して揺動し
たとき該接触感知板と連動して作動するスイッチとを備
えた構成とされる。
【0009】上記構成によれば、脚センサーが接触感知
板とスイッチとからなる簡素な構成であるので、安価な
ものとなり、しかも、接触感知板が脚の膝下部分と接触
することによって脚の膝下部分が座部の下方へ入り込ん
でいることを確実に感知できるので、安価で信頼性の高
い椅子の安全装置を提供できることとなる。
板とスイッチとからなる簡素な構成であるので、安価な
ものとなり、しかも、接触感知板が脚の膝下部分と接触
することによって脚の膝下部分が座部の下方へ入り込ん
でいることを確実に感知できるので、安価で信頼性の高
い椅子の安全装置を提供できることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明する。
ましい実施形態を説明する。
【0011】
【実施例】図1から図6までは本発明の一実施例を示し
たものである。図1は椅子の側面図であり、図2は図1
に示す椅子に組み込まれた安全装置の電気回路説明図で
ある。図3は図1示す椅子に組み込まれた脚センサーを
示す図1中3−3線方向の矢視図であり、図4は図3に
示す脚センサーの図3中4−4線に沿った断面図であ
る。さらに、図5(a),(b)はそれぞれ図3に示す
脚センサーに用いられる接触感知板の平面図および端面
図であり、図6(a),(b),(c)はそれぞれ図1
に示す椅子の使用状態を示す側面図である。
たものである。図1は椅子の側面図であり、図2は図1
に示す椅子に組み込まれた安全装置の電気回路説明図で
ある。図3は図1示す椅子に組み込まれた脚センサーを
示す図1中3−3線方向の矢視図であり、図4は図3に
示す脚センサーの図3中4−4線に沿った断面図であ
る。さらに、図5(a),(b)はそれぞれ図3に示す
脚センサーに用いられる接触感知板の平面図および端面
図であり、図6(a),(b),(c)はそれぞれ図1
に示す椅子の使用状態を示す側面図である。
【0012】始めに図1を参照すると、椅子は脚フレー
ム11と背フレーム12を有し、脚フレーム12はその
前端下面にアジャスター13を、また、後端部に車輪1
4を備え、床面上を移動可能に構成されている。背フレ
ーム12は脚フレーム11の後部から上方および後方に
向かって傾斜して延びている。
ム11と背フレーム12を有し、脚フレーム12はその
前端下面にアジャスター13を、また、後端部に車輪1
4を備え、床面上を移動可能に構成されている。背フレ
ーム12は脚フレーム11の後部から上方および後方に
向かって傾斜して延びている。
【0013】背フレーム12には昇降板15が昇降動可
能に取り付けられており、この昇降板15には背もたれ
16が取り付けられるとともに、その下方には座部18
を支持する座部支持フレーム17と左右アームレスト2
0を支持する左右一対のアーム支持フレーム19(一方
のみ図示)がそれぞれ上下に回動可能に枢着されてい
る。
能に取り付けられており、この昇降板15には背もたれ
16が取り付けられるとともに、その下方には座部18
を支持する座部支持フレーム17と左右アームレスト2
0を支持する左右一対のアーム支持フレーム19(一方
のみ図示)がそれぞれ上下に回動可能に枢着されてい
る。
【0014】背フレーム12の後部において、脚フレー
ム11には電動モータ21が取り付けられており、この
電動モータ21の出力軸22に連結されたネジ軸23が
背フレーム12と平行に上方および後方に向かって延び
ており、ネジ軸23の上端部は背フレーム12の頂端部
12aに回転自在に支持されている。
ム11には電動モータ21が取り付けられており、この
電動モータ21の出力軸22に連結されたネジ軸23が
背フレーム12と平行に上方および後方に向かって延び
ており、ネジ軸23の上端部は背フレーム12の頂端部
12aに回転自在に支持されている。
【0015】ネジ軸23にはナット部材25が螺合して
おり、このナット部材25には昇降板15の上端部に設
けられた係止部15aと係合する突起部26が設けられ
ている。ナット部材25は突起部26が係止部15aに
係合することにより、回動が規制されているので、ネジ
軸23が電動モータ21により正方向又は逆方向に回転
されると、ナット部材25がネジ軸23の長手方向に沿
って昇降する。そして、昇降板15はナット部材25が
上昇するときナット部材25により突起部26を介して
上方に押し上げられるとともに、ナット部材25の下降
に伴って自重で下降することができる。
おり、このナット部材25には昇降板15の上端部に設
けられた係止部15aと係合する突起部26が設けられ
ている。ナット部材25は突起部26が係止部15aに
係合することにより、回動が規制されているので、ネジ
軸23が電動モータ21により正方向又は逆方向に回転
されると、ナット部材25がネジ軸23の長手方向に沿
って昇降する。そして、昇降板15はナット部材25が
上昇するときナット部材25により突起部26を介して
上方に押し上げられるとともに、ナット部材25の下降
に伴って自重で下降することができる。
【0016】左右一対のアーム支持フレーム19のうち
の一方の前端部には電動モータ21を正転、逆転および
停止させるための手元スイッチ27が設けられている。
図2に示すように、この手元スイッチ27は電動モータ
21を駆動制御する制御部24に接続されており、この
手元スイッチ27に設けられたスイッチレバー27aを
中立位置から上方に傾動させると昇降板15とともに座
部18が上昇し、また、スイッチレバー27aを中立位
置から下方に傾動させると昇降板15とともに座部18
が下降するように構成されている。図示は省略するが、
背フレーム12の頂端部12aには昇降板15の上昇動
を停止させるための上限リミットスイッチが設けられて
おり、また、背フレーム12の下端部若しくは脚フレー
ム11には昇降板15の下降動を停止させるための下限
リミットスイッチが設けられている。
の一方の前端部には電動モータ21を正転、逆転および
停止させるための手元スイッチ27が設けられている。
図2に示すように、この手元スイッチ27は電動モータ
21を駆動制御する制御部24に接続されており、この
手元スイッチ27に設けられたスイッチレバー27aを
中立位置から上方に傾動させると昇降板15とともに座
部18が上昇し、また、スイッチレバー27aを中立位
置から下方に傾動させると昇降板15とともに座部18
が下降するように構成されている。図示は省略するが、
背フレーム12の頂端部12aには昇降板15の上昇動
を停止させるための上限リミットスイッチが設けられて
おり、また、背フレーム12の下端部若しくは脚フレー
ム11には昇降板15の下降動を停止させるための下限
リミットスイッチが設けられている。
【0017】さらに、座部18の下面の前端近傍には着
座者の脚の膝下部分の入り込みを感知して座部18の下
降を停止させる脚センサー28が設けられている。
座者の脚の膝下部分の入り込みを感知して座部18の下
降を停止させる脚センサー28が設けられている。
【0018】図3〜図5を参照すると、脚センサー28
は、座部18の下面の前端近傍に蝶番29を介して揺動
可能に垂下され且つ前方に向けてバネ31で付勢された
接触感知板30を有しており、座部18の下部には接触
感知板30の上端より前方に突出形成された突出片30
aと当接されるスイッチ32が設けられている。
は、座部18の下面の前端近傍に蝶番29を介して揺動
可能に垂下され且つ前方に向けてバネ31で付勢された
接触感知板30を有しており、座部18の下部には接触
感知板30の上端より前方に突出形成された突出片30
aと当接されるスイッチ32が設けられている。
【0019】接触感知板30は、該接触感知板30が着
座者の脚と接触していないときはバネ31の力で前方に
付勢されるとともに、突出片30aを介してスイッチ3
2を付勢しオン状態に保っているが、該接触感知板30
が着座者の脚と接触して後方に揺動すると、突出片30
aがスイッチ32から離れることにより、スイッチ32
がオフ状態に切り替わる。したがって、スイッチ32が
オフ状態に切り替わったときに制御部24を介して電動
モータ21を停止させることにより、座部18の下降を
緊急停止させることができる。
座者の脚と接触していないときはバネ31の力で前方に
付勢されるとともに、突出片30aを介してスイッチ3
2を付勢しオン状態に保っているが、該接触感知板30
が着座者の脚と接触して後方に揺動すると、突出片30
aがスイッチ32から離れることにより、スイッチ32
がオフ状態に切り替わる。したがって、スイッチ32が
オフ状態に切り替わったときに制御部24を介して電動
モータ21を停止させることにより、座部18の下降を
緊急停止させることができる。
【0020】上記構成の椅子は図6(a)に示すように
通常の腰掛け椅子として利用できるとともに、同図
(b)に示すように座椅子として利用することができ
る。また、座部18に着座したままアームレスト20の
下部前端に設けられている手元スイッチ27のスイッチ
レバー27aを操作して座部18を昇降させることがで
きるので、座椅子として利用しているときは、座部18
を図6(b)の下降位置から同図(a)の上昇位置まで
上昇させることにより、座椅子から容易に立ち上がるこ
とができるようになる。また、座椅子に座るときは、図
6(a)の上昇位置にある座部18に腰をかけた後、座
部18を同図(b)の下降位置まで下降させることによ
り、容易に座椅子に座ることができる。
通常の腰掛け椅子として利用できるとともに、同図
(b)に示すように座椅子として利用することができ
る。また、座部18に着座したままアームレスト20の
下部前端に設けられている手元スイッチ27のスイッチ
レバー27aを操作して座部18を昇降させることがで
きるので、座椅子として利用しているときは、座部18
を図6(b)の下降位置から同図(a)の上昇位置まで
上昇させることにより、座椅子から容易に立ち上がるこ
とができるようになる。また、座椅子に座るときは、図
6(a)の上昇位置にある座部18に腰をかけた後、座
部18を同図(b)の下降位置まで下降させることによ
り、容易に座椅子に座ることができる。
【0021】一方、図6(c)に示すように、座部18
の下降時に座部18の下方に着座者の脚の膝下部分が入
り込んでいると、上述したように、脚センサー28の接
触感知板30が脚の膝下部分と接触し後方に揺動してス
イッチ32をオフ状態に切り替えることにより座部18
の下降を停止させるので、座部18と床面との間に脚の
膝下部分が挟み込まれることを防止できる。しかも、膝
下部分を感知する脚センサー28自体は着座者の脚を前
方に押し出したり支持するものではないので大きなサイ
ズや強度を必要とするものではない。したがって、座部
18の下部に該座部18の下降の邪魔にならないように
配置することができるので、脚センサー18を座部18
の昇降に連動させて移動させる必要もない。したがっ
て、椅子の機構を複雑化させたりその重量を大きく増大
させることはない。
の下降時に座部18の下方に着座者の脚の膝下部分が入
り込んでいると、上述したように、脚センサー28の接
触感知板30が脚の膝下部分と接触し後方に揺動してス
イッチ32をオフ状態に切り替えることにより座部18
の下降を停止させるので、座部18と床面との間に脚の
膝下部分が挟み込まれることを防止できる。しかも、膝
下部分を感知する脚センサー28自体は着座者の脚を前
方に押し出したり支持するものではないので大きなサイ
ズや強度を必要とするものではない。したがって、座部
18の下部に該座部18の下降の邪魔にならないように
配置することができるので、脚センサー18を座部18
の昇降に連動させて移動させる必要もない。したがっ
て、椅子の機構を複雑化させたりその重量を大きく増大
させることはない。
【0022】さらに、上記構成の実施例においては、脚
センサー28が座部18の下面の前端近傍に揺動可能に
垂下された接触感知板30と、該接触感知板30が着座
者の脚の膝下部分と接触して揺動したとき該接触感知板
30と連動して作動するスイッチ32とを備えた簡易な
構成であるので安価に製造できる。また、接触感知板3
0が脚の膝下部分と接触することによって脚の膝下部分
が座部18の下方へ入り込んでいることを確実に感知で
きる。
センサー28が座部18の下面の前端近傍に揺動可能に
垂下された接触感知板30と、該接触感知板30が着座
者の脚の膝下部分と接触して揺動したとき該接触感知板
30と連動して作動するスイッチ32とを備えた簡易な
構成であるので安価に製造できる。また、接触感知板3
0が脚の膝下部分と接触することによって脚の膝下部分
が座部18の下方へ入り込んでいることを確実に感知で
きる。
【0023】以上図示実施例につき説明したが、本発明
は上記実施例の形態のみに限定されるものではなく、例
えば、脚センサー28におけるスイッチ32は座部支持
フレーム17に設けてもよい。また、アームレスト20
の下部前端に設けてある手元スイッチ27とは別個に、
或いは、手元スイッチ27に代えて座部18を上昇、下
降、停止させるための操作スイッチを背フレーム12の
頂端部12aに設けてもよい。
は上記実施例の形態のみに限定されるものではなく、例
えば、脚センサー28におけるスイッチ32は座部支持
フレーム17に設けてもよい。また、アームレスト20
の下部前端に設けてある手元スイッチ27とは別個に、
或いは、手元スイッチ27に代えて座部18を上昇、下
降、停止させるための操作スイッチを背フレーム12の
頂端部12aに設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、座部の下面前端近傍に着座者の脚の膝下部分
の入り込みを感知して座部の下降を停止させる脚センサ
ーにより、座部と床面との間に脚の膝下部分が挟み込ま
れることを防止することができる。しかも、膝下部分を
感知する脚センサーは座部の下降の邪魔にならず、脚セ
ンサーを座部の昇降に連動させて移動させる必要もない
ので、椅子の機構を複雑化させたりその重量を大きく増
大させることはない。したがって、本発明によれば、機
構の複雑化および重量増大化を回避しつつ座部の下降時
に座部と床面との間に脚の膝下部分が挟み込まれること
を防止できる椅子の安全装置を提供することができる。
によれば、座部の下面前端近傍に着座者の脚の膝下部分
の入り込みを感知して座部の下降を停止させる脚センサ
ーにより、座部と床面との間に脚の膝下部分が挟み込ま
れることを防止することができる。しかも、膝下部分を
感知する脚センサーは座部の下降の邪魔にならず、脚セ
ンサーを座部の昇降に連動させて移動させる必要もない
ので、椅子の機構を複雑化させたりその重量を大きく増
大させることはない。したがって、本発明によれば、機
構の複雑化および重量増大化を回避しつつ座部の下降時
に座部と床面との間に脚の膝下部分が挟み込まれること
を防止できる椅子の安全装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す椅子の側面図である。
【図2】図1に示す椅子に組み込まれた安全装置の電気
回路説明図である。
回路説明図である。
【図3】図1示す椅子に組み込まれた脚センサーを示す
図1中3−3線方向の矢視図である。
図1中3−3線方向の矢視図である。
【図4】図3に示す脚センサーの図3中4−4線に沿っ
た断面図である。
た断面図である。
【図5】(a),(b)はそれぞれ図3に示す脚センサ
ーに用いられる接触感知板の平面図および端面図であ
る。
ーに用いられる接触感知板の平面図および端面図であ
る。
【図6】(a),(b),(c)はそれぞれ図1に示す
椅子の使用状態を示す側面図である。
椅子の使用状態を示す側面図である。
11 脚フレーム
12 背フレーム
12a 頂端部
15 昇降板
15a 係止部
16 背もたれ
17 座部支持フレーム
18 座部
19 アーム支持フレーム
20 アームレスト
21 電動モータ
22 出力軸
23 ネジ軸
24 制御部
25 ナット部材
26 突起部
27 手元スイッチ
27a スイッチレバー
28 脚センサー
29 蝶番
30 接触感知板
31 バネ
32 スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山口 弘泰
愛知県名古屋市中川区露橋1丁目14番6
号
(56)参考文献 特開 平5−319157(JP,A)
特開 平3−193051(JP,A)
特開 平7−67739(JP,A)
実開 平6−26591(JP,U)
実開 昭59−145848(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A47C 3/20
A47C 7/62
Claims (2)
- 【請求項1】 座部と、該座部を昇降動させる昇降駆動
装置とを備えた椅子において、前記座部の下面の前端近
傍に着座者の脚の膝下部分の入り込みを感知して座部の
下降を停止させる脚センサーを設けたことを特徴とする
椅子の安全装置。 - 【請求項2】 脚センサーが座部の下面の前端近傍に揺
動可能に垂下された接触感知板と、該接触感知板が着座
者の脚と接触して揺動したとき該接触感知板と連動して
作動するスイッチとを備えていることを特徴とする請求
項1記載の椅子の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33006398A JP3436888B2 (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 椅子の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33006398A JP3436888B2 (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 椅子の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000152842A JP2000152842A (ja) | 2000-06-06 |
JP3436888B2 true JP3436888B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=18228375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33006398A Expired - Lifetime JP3436888B2 (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 椅子の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3436888B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079429A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Toto Ltd | 昇降便器 |
JP7414358B2 (ja) * | 2020-03-27 | 2024-01-16 | 積水ホームテクノ株式会社 | 椅子ユニット、移送装置、及びこれを有する入浴介助システム |
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1998
- 1998-11-19 JP JP33006398A patent/JP3436888B2/ja not_active Expired - Lifetime
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