JP2737684B2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2737684B2
JP2737684B2 JP7029908A JP2990895A JP2737684B2 JP 2737684 B2 JP2737684 B2 JP 2737684B2 JP 7029908 A JP7029908 A JP 7029908A JP 2990895 A JP2990895 A JP 2990895A JP 2737684 B2 JP2737684 B2 JP 2737684B2
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JP
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chair
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legs
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清志 小島
隆夫 菅野
彩子 日向野
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、老人や病人、身障者な
どに特に好適に適用可能な椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子の種類の一つとして、脚の下端にキ
ャスタを備えたものがある。このようなキャスタ付きの
椅子は、床面上を極めて小さい抵抗で滑動するため、椅
子を引いて着座したり、姿勢を変更したり、椅子を移動
させる場合などに極めて便利のよいものであり、オフィ
スや家庭などにおいて広く一般に常用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オフィス等
の椅子は放射状に伸びる脚羽根の下端にキャスタを取り
付けたタイプのものが増えて来ているのに対して、家庭
等で用いられる椅子は、前脚及び後脚の下端にキャスタ
を取り付けた旧来タイプのものが圧倒的に多い。そし
て、このような椅子では、脚による接地構造に基づいて
前後方向に椅子の傾倒を惹起し易い。このため、着座状
態で使用者が重心を前後方向に移動させたときに、前脚
又は後脚が浮いた後、キャスタの滑動性が災いして重心
が前脚又は後脚の真上に在る思案点を越える位置にまで
椅子全体が急回動することがあり、椅子もろとも使用者
が前後方向に転倒し易いという問題がある。特に、老人
や病人、身障者などは、椅子を支えにして着座したり、
椅子に対して必要以上に深く又は浅く腰掛ける傾向があ
るため、椅子の中心から前後方向へ偏位した位置に荷重
を作用させ易く、通常の者に比べて上述した転倒の危険
性は遥かに高い。
【0004】このような危険を回避するために、前脚の
下端近傍から前方に向かって、或いは後脚の下端近傍か
ら後方に向かって、そり状の転倒防止部材を突出させて
おくことも考えられるが、このような構成を採用する
と、使用者や介護者が足をとられ易く、危険である上
に、使用者が椅子を引いたときに転倒防止部材が使用者
のかかとに衝突することによっても危害が及ぶ恐れがあ
る。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、キャスタによる利便性を損なうことな
く、転倒の危険性を安全かつ有効に回避した椅子を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、前脚及び後脚がアジャスタを介して床
面に接地される椅子において、アジャスタを前脚及び後
脚の略真下に配置するとともに、前脚のアジャスタの後
部隣接位置に、アジャスタ調節位置に応じて選択的にア
ジャスタよりも優先して床面に接地させることの可能な
キャスタを取着してなることを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成により、前脚のアジャスタの下
端をキャスタの下端よりも高い位置に上昇させ、その位
置で後脚のアジャスタの下端をキャスタの下端と同じ高
さ位置に調節した状態では、椅子は、前脚に付帯するキ
ャスタと、後脚のアジャスタとを介して床面に接地する
ことになる。次に、この状態から使用者が椅子の中心よ
りも前方へ偏位した位置に荷重を作用させると、後脚の
アジャスタの下端と床面との摩擦力が低減し、荷重の少
なくとも大半が前脚のキャスタに支持されて、椅子は前
後方向に容易に滑動し得る状態になる。このとき、荷重
偏位が大きく、必要以上の傾倒を惹起しようとしても、
前脚のキャスタの前方に待機しているアジャスタが床面
に接地して、椅子のそれ以上の前方への傾倒を阻止し、
転倒を確実に防止するものとなる。この転倒防止角度は
アジャスタによって調節可能である。また、この椅子は
後脚がキャスタではなくアジャスタによって支持される
ため、椅子の後方への荷重偏位に対して、重心が後脚の
真上に在る思案点を通過するまでは椅子全体が急回動す
るような恐れがなく、転倒の危険性は遥かに低いものと
なる。
【0008】一方、前脚のアジャスタの下端をキャスタ
の下端よりも低い位置にまで垂下させ、その位置で後脚
のアジャスタの下端を前脚のアジャスタの下端と同じ高
さ位置に調節した状態では、キャスタが床面から浮上し
て、椅子は、通常の椅子と同様に、前後のアジャスタを
介して床面に接地することになる。
【0009】そして、上記の構成は、前脚の前方や後脚
の後方に転倒防止用の格別な部材を突出させることがな
いため、安全設計をする上で有用なものとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0011】この実施例の椅子は、例えば木製のもの
で、図1に示すように、左右の前脚1及び後脚2の下端
がアジャスタ31、32によってそれぞれ支持されてい
る。
【0012】左右の前脚1及び左右の後脚2は、座4及
び背もたれ5に掛かる荷重を安定して支持し得る位置に
配設されたもので、角材製のものであり、下端中心部に
図示しないインサートナットが埋設してある。そして、
これらのインサートナットに、螺合進退可能にアジャス
タ31、32を螺着している。アジャスタ31、32
は、図2(A)、(B)に示すように、床面Fに接地可
能な円板状のアジャスタ本体3aと、このアジャスタ本
体3aの上面より上方に向けて突出するネジ部3bとを
具備してなり、前脚1及び後脚2の略真下に配置されて
なるもので、前記アジャスタ本体3aがグリップの役割
を兼ねている。
【0013】また、この椅子は、前脚1のアジャスタ3
1の後部に隣接する位置に、キャスタ7を取着してい
る。キャスタ7は、チャンネル材製のブラケット7a
と、このブラケット7aの下端近傍部に水平支軸7bを
介して軸着された車輪7cとを具備してなり、前記ブラ
ケット7aの鉛直部分を前脚1の背面所定高さ位置にビ
ス7dにより止着している。そして、前脚1のアジャス
タ31を調節したときに、アジャスタ31の下端31a
がキャスタ7の下端7eよりも上方へ退避する位置(図
3参照)と、該アジャスタ31の下端31aがキャスタ
7の下端7eよりも下方へ垂下する位置(図5参照)と
を選択し得るようにしている。
【0014】このような構成により、前脚1のアジャス
タ31の下端31aをキャスタ7の下端7eよりも上方
に退避させ、その位置で後脚2のアジャスタ32の下端
32aをキャスタ7の下端7eと同じ高さ位置に調節し
た状態では、椅子は、図3に示すように、前脚1に付帯
するキャスタ7の下端7eと、後脚2のアジャスタ32
の下端32aとを介して床面Fに接地する。次に、この
状態から使用者が重心移動するなどして、椅子の中心よ
りも前方へ偏位した位置に荷重を掛けると、後脚2のア
ジャスタ32の下端32aと床面Fとの摩擦力が低減す
るか、あるいは後脚2のアジャスタ32が完全に床面F
から浮き上がるかして、荷重の少なくとも大半が前脚1
のキャスタ7に支持され、椅子は図4に想像線で示すよ
うに、前後方向に容易に滑動し得る状態になる。このた
め、椅子を引いたり、方向を変える動作等を極めて容易
に行うことができる。なお、このとき、荷重偏位が大き
く、必要以上に椅子が傾倒しようとした場合には、同図
中実線で示すように、前脚1のキャスタ7の前方に待機
しているアジャスタ31が床面Fに接地して、椅子のそ
れ以上の前方への傾倒を阻止する。このため、使用者も
ろとも椅子が転倒するような事態が確実に防止されるも
のとなる。このような転倒防止作用が生じる角度は、ア
ジャスタ31のねじ込み量が大きくなるほど増大する。
また、この椅子は後脚2がキャスタではなくアジャスタ
32によって支持されるため、使用者が背もたれ5に大
きくよりかかるなどして、椅子の後方への荷重偏位が増
大しても、椅子全体の重心が後脚2の真上に在る思案点
を通過するまでは椅子全体が使用者もろとも急回動する
ような恐れがないため、後方への転倒の危険性も遥かに
低いものにしておくことができる。そして、このように
前脚1の前方や後脚2の後方に格別な部材を突出させる
ことなく転倒防止機能が働くようにしているため、使用
者が足をとられて転倒したり、かかとを負傷するといっ
た不測の事態を確実に防止することができる。
【0015】一方、図5に示すように、前脚1のアジャ
スタ31の下端31aをキャスタ7の下端7eよりも低
い位置にまで垂下させ、その位置で後脚2のアジャスタ
32の下端32aを前脚1のアジャスタ31の下端31
aと同じ高さ位置に調節した状態では、キャスタ7の下
端7eが床面Fから浮上して、椅子は、前後のアジャス
タ31、32を介して床面Fに安定接地することにな
る。このため、通常のアジャスタ付き椅子と全く同様に
して使用することも可能になる。
【0016】以上のように、この椅子は、全脚がアジャ
スタで支持されている椅子に比べて、使用時の労力を遥
かに軽減することができ、また、全脚がキャスタで支持
されている椅子に比べて、使用時の安定性や安全性を確
実に向上させることが可能になる。
【0017】なお、各部の具体的な構成や断面形状は、
上述した実施例のものに限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例
えば、上記実施例は木製の椅子に本発明を適用したもの
であるが、スチール製の椅子にも適用することができる
のは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明の椅子は、以上説明したように、
前脚及び後脚の略真下に配置されるアジャスタのうち、
前脚のアジャスタを調節してその前脚の後部隣接位置
付帯するキャスタと後脚のアジャスタとを床面に接地さ
せることによって、前後方向へのある程度の滑動性と、
前後方向への転倒防止機能とを好適に両立させることが
できる。また、前脚のアジャスタを調節して該アジャス
タと後脚のアジャスタとを床面に接地させることによっ
て、通常のアジャスタ付き椅子と全く同様の安定した使
用状態を得ることも可能になる。
【0019】このように、本発明の椅子は、特に老人や
病人、身障者などにとって操作力が小さい上に安心して
使用することのできる極めて使い勝手の良好なものとな
り、また、背後から操作する介護者にとっても、操作の
し易いものとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1の要部拡大斜視図。
【図3】同実施例の一使用状態を示す模式的な側面図。
【図4】図3に対応した作用説明図。
【図5】同実施例の他の使用状態を示す図3に対応した
側面図。
【符号の説明】
1…前脚 2…後脚 31…前側のアジャスタ 32…後側のアジャスタ 7…キャスタ F…床面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前脚及び後脚がアジャスタを介して床面に
    接地される椅子において、アジャスタを前脚及び後脚の
    略真下に配置するとともに、前脚のアジャスタの後部隣
    接位置に、アジャスタ調節位置に応じて選択的にアジャ
    スタよりも優先して床面に接地させることの可能なキャ
    スタを取着してなることを特徴とする椅子。
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