JPH0858045A - 金属ラミネート用ポリエステル系複合フィルム、ラミネート金属板および金属容器 - Google Patents

金属ラミネート用ポリエステル系複合フィルム、ラミネート金属板および金属容器

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JPH0858045A
JPH0858045A JP6195327A JP19532794A JPH0858045A JP H0858045 A JPH0858045 A JP H0858045A JP 6195327 A JP6195327 A JP 6195327A JP 19532794 A JP19532794 A JP 19532794A JP H0858045 A JPH0858045 A JP H0858045A
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勝朗 久世
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煕 永野
Tsutomu Isaka
勤 井坂
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリエチレンテレフタレート99〜90重量
%と、ポリエステル−ポリエーテルブロック共重合体1
〜10重量%とを含む組成物よりなる基材層(A層)
と、融点が180〜240℃のポリエステルを含む組成
物よりなる接着層(B層)よりなることを特徴とする金
属ラミネート用ポリエステル系複合フィルム。 【効果】 本発明のポリエステル系複合フィルムは金属
板との熱接着が可能であり、さらにレトルト処理をして
もウォータースポットや部分剥離による外観不良が起こ
らず、かつオリゴマーの溶出が抑制されているので、ラ
ミネート金属板や金属容器、特にレトルト食料品充填用
金属容器に極めて有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属容器、とくに清涼
飲料、ビール、食料など主として食料品用缶詰として使
用される金属材料にラミネートされるポリエステル系複
合フィルム、該フィルムがラミネートされたラミネート
金属板、および該ラミネート金属板から成形された金属
容器に関する。さらに詳しくは、接着剤を用いることな
く金属材料に熱接着可能で、加熱処理されてもフィルム
上に白点状の模様が発生せずかつオリゴマーの溶出量が
極めて少ない、金属にラミネートするのに好適なポリエ
ステル系複合フィルム、該フィルムをラミネートしたラ
ミネート金属板、および該ラミネート金属板を成形して
なる金属容器に関する。本発明の複合フィルムは接着剤
を用いることなく熱接着できるので、接着剤中の残留溶
剤による食料品の味や臭いに対する悪影響が回避でき
る。また、フィルムから溶出するオリゴマー量が抑制さ
れているので、食品充填後レトルト処理などの加熱処理
を行なってもオリゴマーによる食料品の味や臭いに対す
る悪影響も回避でき、さらに加熱による白点状の模様も
発生しない。
【0002】
【従来の技術】従来、金属缶の内面および外面の腐食を
防止するために、一般に塗料が塗布され、その塗料とし
て熱硬化性樹脂が使用されている。他の方法として、熱
可塑性樹脂フィルムを用いる方法もある。例えばポリプ
ロピレンフィルムなどのポリオレフィン系フィルムを、
加熱したティンフリースチールにラミネートすることが
試みられている。また、耐熱性の良好なポリエステル系
フィルムを金属板にラミネートし、該ラミネート金属板
を金属缶に利用することも検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熱硬化性樹脂
塗料を塗装する方法は、その多くが溶剤型塗料を用いる
ため、塗膜の形成に150〜250℃で数分という高温
・長時間加熱を必要とし、また焼き付け時に多量の有機
溶剤が飛散する。さらにこのような条件で形成される塗
膜中には少量の有機溶剤が残存することが避けられず、
たとえば上記塗膜を形成させた金属缶に食料品を充填す
ると、塗膜中に存在する有機溶剤が食料品に移行し、食
料品の味や臭いに悪影響を及ぼす。さらに、塗料中に含
まれる添加剤や架橋反応の不完全さに基因する低分子量
物質も食料品に移行し、残存有機溶剤と同様の悪影響を
食料品に及ぼす。このように熱硬化性樹脂塗料を塗装す
る方法は、工程の簡素化や公害防止、食料品への溶剤や
低分子量物質による悪影響の防止など種々の改良が要望
されている。
【0004】熱可塑性樹脂フィルムを用いる方法は、熱
硬化性樹脂塗料を塗装する方法における問題点のうち、
工程の簡素化や公害防止の問題点は解決されている。し
かし、熱可塑性樹脂フィルムのうちたとえばポリエチレ
ンやポリプロピレンのようなポリオレフィン系フィルム
は耐熱性が低いため、レトルト処理(加熱処理)により
白色化し、ラミネート金属板から剥離することもある。
また、熱硬化性樹脂塗料を用いる方法でみられた残留溶
剤の移行による問題点は解決されるものの、フィルム形
成時に発生する低分子量物質やフィルムに加えられる熱
安定剤などの添加剤が食料品へ移行して、食料品の味や
臭いに悪影響を及ぼす。さらにポリオレフィン系フィル
ムは、食料品中の香気成分を吸着し、フレーバー性に劣
るという問題もある。
【0005】一方、熱可塑性樹脂フィルムとしてポリエ
ステル系フィルムを用いる方法は上記ポリオレフィン系
フィルムが有する問題点が改良され、最も好ましい方法
である。確かにポリエステル系フィルムは、ポリオレフ
ィン系フィルムに比べ耐熱性が優れており、たとえばレ
トルト処理によりラミネート金属板からフィルムが剥離
するような問題は発生しない。しかしレトルト処理によ
りフィルムが部分的に結晶化し白点状の模様(以下、
「ウォータースポット」という)が発生する。また、製
缶工程での溶接時にフィルムが高温にさらされると部分
的にフィルムが剥離してフィルムの浮きが発生(以下、
「部分剥離」という)する。またポリエステル系フィル
ムは耐熱性に優れるため、熱安定剤などの添加剤が不要
であり、かつ低分子量物質の生成も少なく、上記ポリオ
レフィン系フィルムに比べて添加剤や低分子量物質の移
行による食料品の味や臭いの問題は大幅に改良されてい
る。しかしポリエステル系フィルムは、重合工程や成膜
工程で、いわゆるエチレンテレフタレート環状三量体を
主体とするオリゴマー(以下、「オリゴマー」ともい
う)が生成し、該オリゴマーがフィルムから溶出して食
料品に移行したり、ラミネートフィルム表面に析出して
外観を損ねるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、部分剥離やウォータース
ポットの発生が極めて少ないあるいは全くなく、オリゴ
マーの溶出が抑制され、かつ金属板に対して熱接着が可
能なポリエステル系複合フィルムを提供することであ
る。本発明の他の目的は、部分剥離やウォータースポッ
トの発生が極めて少ないあるいは全くないフィルムをラ
ミネートした金属板を提供することである。さらに本発
明のその他の目的は、たとえ加熱処理されても、充填さ
れている食料品に有機溶剤、オリゴマーなどが移行せ
ず、またラミネートフィルム表面にオリゴマーが析出す
ることがない金属容器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、ポリエチレンテレフタレート9
9〜90重量%と、ポリエステル−ポリエーテルブロッ
ク共重合体1〜10重量%とを含む組成物よりなる基材
層(A層)と、融点が180〜240℃のポリエステル
を含む組成物よりなる接着層(B層)よりなることを特
徴とする金属ラミネート用ポリエステル系複合フィルム
に関する。本発明のポリエステル系複合フィルムの構成
によれば、B層側を金属板に接着剤を用いることなく熱
接着することが可能になる。さらに本発明の好ましい実
施態様は、上記ポリエステル系複合フィルムのA層およ
び/またはB層を構成するポリエステル中のエチレンテ
レフタレート環状三量体含有量を0.7重量%以下に調
整することである。このような構成にすることによっ
て、複合フィルムが加熱されても該フィルムからオリゴ
マーの溶出が大幅に抑制されるようになる。
【0008】また本発明は、上記複合フィルムのB層側
をブリキやアルミニウムなどの金属板にラミネートして
なるラミネート金属板に関する。このようなラミネート
金属板の構成にすることによって、たとえ加熱されても
ウォータースポットあるいは部分剥離がほとんどあるい
は全く発生せず、またラミネートフィルムからのオリゴ
マーの溶出が抑制され、美麗な外観が保たれたラミネー
ト金属板を提供することができる。
【0009】さらに本発明は、上記ラミネート金属板を
成形されてなる金属容器に関する。このような金属容器
の構成にすることによって、加熱されてもウォータース
ポットや部分剥離がほとんどあるいは全く発生せず、か
つ該ラミネートフィルムからのオリゴマー溶出が抑制さ
れ、容器内に充填される食料品の味や臭いが変化するこ
とが大幅に抑制された金属容器を提供することができ
る。
【0010】本発明の複合フィルムの基材層(A層)
は、ポリエチレンテレフタレートとポリエステル−ポリ
エーテルブロック共重合体を必須成分として含む。配合
量はポリエチレンテレフタレートが、ポリエチレンテレ
フタレートとポリエステル−ポリエーテルブロック共重
合体の合計に対して99〜90重量%、およびポリエス
テル−ポリエーテルブロック共重合体が、ポリエチレン
テレフタレートとポリエステル−ポリエーテルブロック
共重合体の合計に対して1〜10重量%であることが必
要である。上記2成分の好ましい量は、ポリエチレンテ
レフタレートが98〜92重量%でポリエステル−ポリ
エーテルブロック共重合体が2〜8重量%である。
【0011】ポリエステル−ポリエーテルブロック共重
合体が、ポリエチレンテレフタレートとポリエステル−
ポリエーテルブロック共重合体の合計に対して1重量%
未満になると、ウォータースポット発生の抑制効果がな
くなる。また、上記共重合体が10重量%を越えると、
ウォータースポット発生の抑制効果は飽和し、かつポリ
エステルとポリエーテルブロックの混合物あるいは共重
合体の融点やガラス転移点が低下するため、フィルムの
耐熱性が低下し、製缶工程の溶接時の加熱やレトルト処
理などの加熱処理によりフィルムのしわの発生や剥離な
どが起こる。
【0012】A層を形成する1成分であるポリエチレン
テレフタレートは、極限粘度が好ましくは0.5〜1.
2、さらに好ましくは0.55〜0.8である。
【0013】A層を形成するもうひとつの成分であるポ
リエステル−ポリエーテルブロック共重合体の構造に特
別の限定はなく、熱可塑性ポリエステル系エラストマー
として市場に出回っているものも好適に使用することが
できる。特に、ポリエステルセグメントとして、ポリエ
チレンテレフタレート系ポリエステル、ポリブチレンテ
レフタレート系ポリエステルおよびポリエチレンナフタ
レート系ポリエステルが、ポリエーテルセグメントとし
てポリテトラメチレン系ポリエーテルが好適である。具
体的には、ポリブチレンテレフタレート−ポリテトラメ
チレングリコール共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト−ポリテトラメチレングリコール共重合体、ポリエチ
レンナフタレート−ポリテトラメチレングリコール共重
合体、ポリブチレンナフタレート−ポリテトラメチレン
グリコール共重合体が好ましい。該共重合体中のポリエ
ステルセグメントとポリエーテルセグメントの比率(モ
ル比)に特に限定はないが、好ましくはポリエステルセ
グメント:ポリエーテルセグメントのモル比が9:1〜
3:7、さらに好ましくは8:2〜4:6である。
【0014】本発明の複合フィルムの接着層(B層)を
形成するために使用されるポリエステルの融点は、18
0〜240℃である必要があり、好ましくは190〜2
35℃である。該ポリエステルの融点が180℃未満で
は、B層の耐熱性が劣り、ラミネート加工時にしわが発
生したり、またラミネート金属板から成形された金属容
器をレトルト処理などの加熱処理すると、ラミネートフ
ィルムにウォータースポットが発生したり、フィルムが
剥離したりする。逆に融点が240℃を越えると、熱接
着性が低下し、接着剤によるラミネートが必要になり、
接着剤に含まれる有機溶剤が残存し食料品の味や臭いに
悪影響を及ぼすことになる。
【0015】B層に用いられるポリエステルは、主とし
てポリカルボン酸と多価アルコールが重縮合されてなる
ものである。上記ポリカルボン酸成分としてはジカルボ
ン酸が挙げられ、たとえば、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニール
ジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、ドデ
カンジカルボン酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボ
ン酸などが例示できる。多価アルコール成分としてはグ
リコールが挙げられ、たとえば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロ
パンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ド
デカンメチレングリコール、ネオペンチルグリコールな
どの脂肪族ジオール、シクロヘキサンジメタノールなど
の脂環族ジオール、ビスフェノール誘導体のエチレンオ
キサイド付加体などの芳香族ジオール類などが例示され
る。なかでも、テレフタル酸とエチレングリコールまた
はテトラメチレングリコールとの組み合わせに、さらに
イソフタル酸、セバシン酸、ドデカン酸、ポリテトラメ
チレンエーテルグリコールなどを共重合させたポリエス
テルが好ましい。酸成分としてテレフタル酸とイソフタ
ル酸を使用するばあい、テレフタル酸とイソフタル酸の
モル比は、69:31〜92:8の範囲が好ましい。
【0016】B層を構成するポリエステルの融点の制御
は、前記ポリエステルの共重合成分の種類や量を選ぶこ
とにより設定することができる。本発明では、経済性の
点よりポリエチレンテレフタレートとイソフタレートの
共重合体の使用が好ましいが、他の共重合成分を用いる
ことも何ら制限を受けない。
【0017】B層に用いられるポリエステルは接着強度
などの理由から極限粘度で0.5以上が好ましく、さら
に好ましくは0.55以上である。
【0018】上記A層形成用ポリエチレンテレフタレー
トおよびB層形成用ポリエステルには、必要に応じて、
球状シリカなどの無機粒子、球状ポリメチルメタクリレ
ートなどの有機粒子、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸
収剤、可塑剤、顔料、帯電防止剤、潤滑剤、結晶核剤な
どを配合させることは何ら制限を受けない。
【0019】本発明で使用されるポリエチレンテレフタ
レートおよびポリエステルの製造方法には何らの制限も
ない。たとえば、エステル交換法、直接重合法などが挙
げられる。また分子量を高めるために固相重合法で製造
してもよい。固相重合法はエチレンテレフタレート環状
三量体の含有量を低くする意味で好ましい方法である。
【0020】本発明においては、重合工程や製膜工程で
生成したオリゴマーの複合フィルム中の含有量は、A層
では、ポリエチレンテレフタレートとポリエステル−ポ
リエーテルブロック共重合体の合計に対し0.7重量%
以下、B層では、ポリエステルに対し0.7重量%以下
にすることが好ましい。より好ましくは0.6重量%以
下、特に好ましくは0.5重量%以下である。こうする
ことによって該オリゴマーの溶出をより一層抑制するこ
とができる。上記オリゴマーの含有量が0.7重量%以
下に抑えることによって、ポリエステル系複合フィルム
をラミネートしたラミネート金属板を成形してなる金属
容器に食料品を充填した後、レトルト処理などによる加
熱処理を行っても、フィルムからのオリゴマー溶出が抑
えられる。したがって該ラミネートフィルムが缶内面ラ
ミネートフィルムのばあいは、食料品にオリゴマーが移
行し食品の味や臭いに対して悪影響を及ぼすことを極力
回避できる。また、該フィルムが缶外面ラミネートフィ
ルムのばあいは、フィルム表面にオリゴマーが析出し外
観の美観が損なわれることを回避できる。
【0021】ポリエステル系フィルム中のオリゴマーの
含有量を0.7重量%以下に調整する方法には特に制限
はない。たとえばポリエステル系フィルムを製膜後に、
フィルムを水や有機溶剤で処理することによって、オリ
ゴマーを抽出除去することができる。またオリゴマー含
量の少ないポリエステルを原料として用いることにより
達成できる。後者の方法を採用するのが経済的であり推
奨される。上記オリゴマーの少ないポリエステルを製造
する方法も何ら制限はなく、減圧加熱処理法、固相重合
法、水や有機溶剤による抽出法およびこれらの方法を組
合せた方法などを挙げることができる。特に固相重合法
でオリゴマーを低減させた後、更に水で抽出してオリゴ
マーを低減させる方法は、ポリエステル中のオリゴマー
含有量が少なく、かつ製膜工程でのオリゴマーの生成量
が押さえられるので最も好ましい方法である。
【0022】本発明のポリエステル系複合フィルムのA
層の厚さは、好ましくは3〜50μm、さらに好ましく
は5〜20μmの範囲である。A層の厚さを3μm以上
にすることで、フィルムの取扱い性が容易になり、ラミ
ネート加工性が良好になり、製缶工程などでのピンホー
ルやクラックなどの発生を防止し、良好な耐食性を得る
ことができる。一方該厚さが50μmを越えても金属板
の耐食性などの保護効果は飽和し経済的でなく、フィル
ム自体の内部応力が大きくなり、接着性に対して悪影響
をおよぼす懸念がある。
【0023】本発明の複合フィルムのB層の厚さは、1
〜15μm、好ましくは2〜10μmの範囲である。B
層の厚さが1μm以上で金属板との密着性が充分とな
る。一方該厚さが15μmを越えると、金属板との密着
性が飽和するばかりでなく、耐熱性が低下することもあ
る。
【0024】A層およびB層からなる、本発明のポリエ
ステル系複合フィルムの製造方法としては、上記の要件
を満足できるフィルムが形成できれば特に制限はなく、
たとえば多層押出し法、押出しラミネート法などが挙げ
られる。なかでも経済性の理由から多層押出し法が好ま
しい。
【0025】本発明のポリエステル系複合フィルムを金
属板にラミネートするときは、該複合フィルムのB層表
面と金属面とを合わせて行うことが重要である。このよ
うに組合せることにより、初めて本発明の効果を発現す
ることができる。ラミネート法は、従来公知の方法が適
用でき特に限定されない。なかでも有機溶剤フリーが達
成できため、残留溶剤による食料品の味や臭いに対する
悪影響が回避できるサーマルラミネート法が好ましい。
とりわけ金属板の通電加熱によるサーマルラミネート法
は特に推奨される。用いられる金属板としては、ブリ
キ、ティンフリースチール、アルミニウムなどが挙げら
れる。金属板の厚さは特に制限されない。なお本発明で
は、接着剤を用いて複合フィルムを金属板にラミネート
できることはいうまでもない。
【0026】本発明のポリエステル系複合フィルムは、
金属板の片面をラミネートしても両面ラミネートであっ
てもどちらでもかまわない。また、両面ラミネートのば
あいは、同時にラミネートしても逐次でラミネートして
もよい。
【0027】本発明の金属容器は、上記ラミネート金属
板を用いて成形することによって得られる。金属容器の
成形方法は特に限定されるものではない。さらに金属容
器の形状も特に限定されない。たとえばレトルト食品や
コーヒー飲料などの食料品を充填するのに好適な天地蓋
を巻締めて内容物を充填する、いわゆる3ピース缶が好
ましい。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を
受けるものではなく、前述の趣旨を逸脱しない限度にお
いて実施することはいずれも本発明の技術範囲に入る。
【0029】実施例で行なった各種試験方法は次の通り
である。 (1)ウォータースポットの評価 ポリエステルB層面(接着層)を225℃に加熱したチ
ンフリー鋼板に合わせ、水冷ロールで圧着した後、水中
で急冷してラミネート鋼板を得る。該ラミネート鋼板
(サンプル、7cm×7cm)のフィルム面と反対面
(金属面)に塩化ビニル樹脂製のパイプ(6cmφ)を
接合し、このパイプに100mlの水を入れて、120
℃で30分間レトルト処理をした後、5分以内に50℃
まで冷却し、サンプルを取り出す。該サンプルのフィル
ム面の外観を目視で観察し、直径約1〜7mmの円形の
色調斑の発生の有無で判定した。 (2)加熱処理による収縮量の評価 ウォータースポットの評価に用いたと同じ方法で得たラ
ミネート鋼板より3cm×3cmの切断面を作製し、図
1に示すようにフィルム側に切れ目を入れる。このよう
にして得たサンプルを230℃で10分間加熱した後の
フィルムの収縮量(mm)を測定する。 (3)エチレンテレフタレート環状三量体(オリゴマ
ー)の定量 ポリエステル系複合フィルムをヘキサフルオロイソプロ
ピルアルコール/クロロホルム=2/3(V/V)に溶
解し、メタノールでポリエステルを沈殿させ、沈殿物を
濾別する。濾液を蒸発乾固し、該蒸発乾固物をジメチル
ホルムアミドに溶解させる。該溶液を液体クロマトグラ
フィー法で展開し、該複合フィルムのエチレンテレフタ
レート環状三量体を定量した。 (4)オリゴマー溶出の判定 10cm角のラミネート鋼板を500ccの蒸留水とと
もに、120℃で30分間レトルト処理をする。処理後
のラミネート鋼板を風乾し、そのフィルム表面の状態を
ルーペで観察し、以下に示す基準に基づきオリゴマー溶
出の有無を判定する。 有:フィルム表面にオリゴマーの結晶が観察される。 無:フィルム表面にオリゴマーの結晶が観察されない。
【0030】実施例1 A層用レジンとして、平均粒径1.5μmの球状シリカ
0.05重量%を含み抽出法で低オリゴマー化した極限
粘度が0.63でオリゴマー含有量が0.30重量%の
ポリエチレンテレフタレート96重量部と、ハードセグ
メントとしてポリブチレンテレフタレートを、ソフトセ
グメントとして分子量1000のポリテトラメチレング
リコールを用いたポリエステル−ポリエーテルブロック
共重合体4重量部とのブレンド品を用いた。B層用レジ
ンとして、平均粒径1.5μmの球状シリカ0.05重
量%を含む抽出法で低オリゴマー化した、極限粘度が
0.70でオリゴマー含量が0.28重量%であるテレ
フタル酸/イソフタル酸(モル比88/12)とエチレ
ングリコールからの共重合ポリエステル(融点225
℃)を用いた。上記A層用レジンおよびB層用レジンを
それぞれ別々の押出し機で溶融させ、この溶融体をダイ
間で合流させた後、冷却ドラム上に押出し無定形シート
とした後、100℃で縦方向に3.5倍、横方向に4.
0倍延伸し、180℃で熱固定して、A層厚み9μmお
よびB層厚み3μm(総厚み12μm)のポリエステル
系複合フィルムを得た。該複合フィルムのB層面を接着
層として、225℃に加熱したチンフリー鋼板に水冷ロ
ールで圧着した後、水中に急冷してラミネート鋼板を得
た。得られたポリエステル系複合フィルムおよびラミネ
ート鋼板の特性を表1に示す。
【0031】本実施例で得られたポリエステル系複合フ
ィルムおよびラミネート鋼板は、ウォータースポットの
発生がなく、かつラミネート後の熱履歴によるフィルム
の収縮量が小さく、更にオリゴマーの溶出量も少ないの
で金属ラミネート用フィルムおよびラミネート鋼板とし
て高品質であった。本実施例で得られたラミネート鋼板
を用い、3ピース缶を成形した。得られた成形缶にコー
ヒーを充填しレトルト処理をしたが、複合フィルムから
オリゴマーや有機溶剤などが移行することなく、缶内の
コーヒーは味や臭いに変化がなく商品価値の高いもので
あった。また上記レトルト処理をしても底蓋外面にオリ
ゴマーの析出は認められなかった。さらにウォータース
ポットの発生による外観不良も観察されなかった。
【0032】比較例1 A層用レジンとしてポリエステル−ポリエーテルブロッ
ク共重合体の配合を止め、ポリエチレンテレフタレート
のみを用いた以外は、実施例1と同様にしてポリエステ
ル系複合フィルムおよびラミネート鋼板を得た。これら
の特性を表1に示す。本比較例で得られたポリエステル
系複合フィルムおよびラミネート鋼板は、ウォータース
ポットの発生があり、ラミネート後の熱履歴によるフィ
ルムの収縮量が大きく、金属ラミネート用フィルムとし
ては実用性の低いものであった。また、実施例1と同様
にしてコーヒーを充填しレトルト処理を行なったが、ウ
ォータースポットの発生やフィルムの皺の発生のため、
商品価値の低いものしか得られなかった。
【0033】比較例2 A層用レジンとしてポリエチレンテレフタレートとポリ
エステル−ポリエーテルブロック共重合体との配合比を
85/15(重量比)とする以外は、実施例1と同様に
してポリエステル系複合フィルムおよびラミネート鋼板
を得た。これらの特性を表1に示す。本比較例で得られ
たポリエステル系複合フィルムおよびラミネート鋼板
は、ラミネート後の熱履歴によるフィルムの収縮量が大
きく、金属ラミネート用フィルムとして実用性の低いも
のであった。
【0034】比較例3 B層用レジンとしてA層用レジンを用いた以外は、実施
例1と同様にしてポリエステル系複合フィルムを得た。
得られたフィルムを用いて実施例1と同様にして鋼板に
ラミネートしたが、接着強度が低く、金属ラミネート用
フィルムとしては実用性の低いものであった。
【0035】比較例4 A層用レジンとしてB層用レジンを用いた以外は、実施
例1と同様にしてポリエステル系複合フィルムおよびラ
ミネート鋼板を得た。これらの特性を表1に示す。本比
較例で得られたポリエステル系複合フィルムおよびラミ
ネート鋼板は、ウォータースポットが発生し、金属ラミ
ネート用フィルムとして実用性の低いものであった。
【0036】比較例5 B層用レジンとして、A層用レジンとして用いたポリエ
チレンテレフタレート60重量部と抽出法で低オリゴマ
ー化した極限粘度が0.70でオリゴマー含量が0.2
9重量%のテレフタル酸/イソフタル酸(モル比90/
10)とエチレングリコールからの共重合ポリエステル
40重量部との配合物(配合物の溶融押出し後の融点2
45℃)とする以外は、実施例1と同様にしてポリエス
テル系複合フィルムを得た。得られたフィルムを用いて
実施例1と同様にして鋼板にラミネートしたが、接着強
度は低かった。ラミネート温度を245℃に上げてラミ
ネートすることで接着強度の点は改良されたが、ラミネ
ート後の熱履歴によるフィルムの収縮量が大きく、金属
ラミネート用フィルムとしては実用性の低いものであっ
た。
【0037】比較例6 B層用レジンとして、オリゴマー含量が0.30重量%
のテレフタル酸とエチレングリコール/ネオペンチルグ
リコール(70/30モル比)の共重合レジン(融点1
60℃)を用いる以外は、実施例1と同様にしてポリエ
ステル系複合フィルムを得た。得られたフィルムを用い
て実施例1と同様にして鋼板にラミネートしたが、ラミ
ネート後の熱履歴による収縮量が大きく、しわが発生
し、金属ラミネート用フィルムとしては実用性の低いも
のであった。
【0038】比較例7 A層用レジンおよびB層用レジン中のオリゴマーの量を
それぞれ1.0重量%および0.72重量%とした以外
は、比較例6と同様にしてポリエステル系複合フィルム
を得た。得られたフィルムを用いて実施例1と同様にし
て鋼板にラミネートしたが、ラミネート後の熱履歴によ
る収縮量が大きく、しわの発生があった。また、オリゴ
マー溶出量が多く、金属ラミネート用フィルム及びラミ
ネート鋼板として低品質であった。
【0039】実施例2 A層用レジンとして、平均粒径が2.0μmのトリメチ
ロールプロパントリメタクリレートで架橋した球状のポ
リメチルメタクリレート粒子0.05重量%を含み、抽
出法で低オリゴマー化した極限粘度が0.70でオリゴ
マー含量が0.33重量%のポリエチレンテレフタレー
ト95重量部と、ハードセグメントとしてポリエチレン
テレフタレートを、ソフトセグメントとして分子量30
00のポリテトラメチレングリコールを用いたポリエス
テル−ポリエーテルブロック共重合体5重量部とのブレ
ンド品を用い、B層用レジンとして、平均粒径2.5μ
mのトリメチロールプロパントリメタクリレートで架橋
した球状のポリメチルメタアクリレート粒子0.1重量
%を含み、抽出法で低オリゴマー化した極限粘度が0.
70で、オリゴマー含量が0.28重量%であるテレフ
タル酸/イソフタル酸(83/17)とエチレングリコ
ールからの共重合ポリエステル(融点215℃)を用い
た以外は、実施例1と同様にしてポリエステル系複合フ
ィルムおよびラミネート鋼板を得た。これらの特性を表
1に示す。本実施例で得られたポリエステル系複合フィ
ルム、ラミネート鋼板および金属缶は、実施例1と同様
に高品質であった。
【0040】実施例3 A層レジン中のポリエチレンテレフタレートとポリエス
テル−ポリエーテルブロック共重合体の配合比をそれぞ
れ93:7(重量比)とし、かつB層レジンとして平均
粒径1.5μmの球状シリカ0.05重量%を含む極限
粘度が0.70でオリゴマー含量が0.65重量%であ
るテレフタル酸/イソフタル酸(81.5/18.5)
とエチレングリコールからの共重合ポリエステル(融点
210℃)を用いた以外は、実施例1と同様にしてポリ
エステル系複合フィルムおよびラミネート鋼板を得た。
これらの特性を表1に示す。本実施例で得られたポリエ
ステル系複合フィルム、ラミネート鋼板および金属缶
は、実施例1と同様に高品質であった。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明のポリエステル系複合フィルム
は、金属板に熱接着ができ、ラミネート後の熱履歴によ
るフィルムの収縮量が低くしわが発生しないので、金属
ラミネート用フィルムとして好適である。これをラミネ
ートして得られる本発明のラミネート金属板は、レトル
ト処理をしてもウォータースポットや部分剥離をほとん
どあるいは全く起こさず、外観不良が起こらない。また
本発明のラミネート金属板は、接着剤を使用することな
くフィルムを金属板に接着できるので、接着剤に起因す
る残留溶剤の溶出がなく、したがって本発明のラミネー
ト金属から製造される金属容器は、食料品を充填して
も、食料品の味や臭いに悪影響を及ぼさない。また、充
填した食料品をレトルト処理などの加熱処理を行って
も、ポリエステル系複合フィルムからのオリゴマーの溶
出量が抑制されているので、該オリゴマーが食品へ移行
したりフィルム表面に析出して表面外観を損なわない。
このように、本発明のポリエステル系複合フィルムは金
属板との熱接着が可能であり、さらにレトルト処理をし
てもウォータースポットや部分剥離による外観不良が起
こらず、かつ、オリゴマーの溶出が抑制されるので、ラ
ミネート金属板や金属容器、特にレトルト食料品充填用
金属容器に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルムの収縮量を測定するのに用いるサンプ
ルを示す。
【符号の説明】 1:切れ目 2:収縮量(mm) 3:複合フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート99〜90
    重量%と、ポリエステル−ポリエーテルブロック共重合
    体1〜10重量%とを含む組成物よりなる基材層(A
    層)と、融点が180〜240℃のポリエステルを含む
    組成物よりなる接着層(B層)よりなることを特徴とす
    る金属ラミネート用ポリエステル系複合フィルム。
  2. 【請求項2】 A層中に含有されるエチレンテレフタレ
    ート環状三量体が、0.7重量%以下であることを特徴
    とする請求項1記載の金属ラミネート用ポリエステル系
    複合フィルム。
  3. 【請求項3】 B層中に含有されるエチレンテレフタレ
    ート環状三量体が、0.7重量%以下であることを特徴
    とする請求項1または2記載の金属ラミネート用ポリエ
    ステル系複合フィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のポリエ
    ステル系複合フィルムのB層側が金属板にラミネートさ
    れてなるラミネート金属板。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のラミネート金属板を成形
    してなる金属容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017222807A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 東レ株式会社 ポリエステルフィルム

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