JPH08511740A - 印刷物における並列的な画像検査および色制御のための装置 - Google Patents

印刷物における並列的な画像検査および色制御のための装置

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JPH08511740A JP7502442A JP50244295A JPH08511740A JP H08511740 A JPH08511740 A JP H08511740A JP 7502442 A JP7502442 A JP 7502442A JP 50244295 A JP50244295 A JP 50244295A JP H08511740 A JPH08511740 A JP H08511740A
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ゲルハルト フィッシャー,
ヴォルフガング ガイスラー,
ヴェルナー フーバー,
ヘルムート キプハン,
ベルント キストラー,
ゲルハルト レフラー,
クレメンス レンシュ,
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    • B41F33/0036Devices for scanning or checking the printed matter for quality control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2233/00Arrangements for the operation of printing presses
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、印刷機において少なくとも1つの印刷ユニットにより作成された少なくとも1つの印刷物における画像検査および色制御のための装置に関する。本発明の課題は、印刷物の品質評価と色評価を同時に行えるようにした装置を提供することである。この課題は、当該装置が、印刷物の画像データを供給する少なくとも1つの画像収集装置12と計算装置17から成り、計算装置17は画像検査の目的で印刷物のすべての画像データを算出するとともに、印刷物の少なくとも1つの測定点の画像データから色判定用の測定量を算出することにより解決される。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷物における並列的な画像検査および色制御のための装置 本発明は印刷機において少なくとも1つの印刷機構により作成された少なくと も1つの印刷物の画像検査および色制御のための装置に関する。 EP 0 324718 A1からは印刷機の色制御のための装置が公知であ る。カラーコントロールストリップのスペクトル測定値を用いて或1つの規定色 個所からの、実際−色個所の偏差の際特別な計算方法(リニアモデル)により個 々の印刷機構のインクゾーンにおける所要の層厚変化が計算される。比色計的コ ントロールを介して人間の肉眼が印刷物から受け取る色感に関してコントロール がシミュレートされるので、高い印刷品質が達成される。EPO 324718 A1において記載された印刷機に対する比色計的コントロール方法は比色計的コ ントロールの有利な実施形態として、亦、本願の一体的構成部分として見なされ るべきものである。 印刷紙における包括的品質コントロール実施のための装置はEPO 410 253A2に記載されている。印刷物の画像データはビデオカメラ(これはカラ ーマッチングテーブルの上方に配置される)により捕 捉収集される。当該のデータはデジタル画像データ用のメモリ中に格納される。 ビデオカメラに並列に光源がデータの表示のためと、測定装置に対する案内装置 として設けられている。ビデオカメラと光源との間に1つ、または複数のシステ ムが、画像評価のため、特に、パターン認識のため設けられており、該システム は画像データに対するメモリのデータを利用する。測定装置としては殊に、側色 装置及びレジスタ装置が対象とされる。 本発明の基礎を成す課題とするところは、同時に印刷物に対する品質−及びカ ラー評価を可能にする装置を提供することにある。 前記課題は次のようにして解決される。 すなわち、装置が、印刷物の画像データを送出する少なくとの1つの画像収集 装置と計算装置からなり、 計算装置は、印刷物のすべての画像データを画像検査のために検出し、印刷物 の少なくとも1つの測定点(ピクセル)の画像データから、色判定のための測定 量を検出するように構成するのである。 画像検査および画像判断のための画像データは1つの、または様々な印刷物に 由来し得る。それにより初めて、高い印刷品質にに対して規定的な2つの要件を 充足する装置が提案される。1つには印刷物の画像データセット全体を用いて( 印刷物=紙及び/または印刷画像)印刷品質にに関する評価が実施される。実際 値−設定値比較は次のものの識別に使用される、即ち、例えば、ヒッキイ、不充 分な給湿、ghosting,レジスタ誤り、及び紙上での印刷画像の幾何学的位置誤り 並びに紙における欠陥個所、更に誤って供給された紙を識別するために使用され る。更に、所定領域の画像データを用いて、ここで、少なくとも1つの、印刷物 のピクセルを用いて画像判断のための測定量が求められる。 本発明の有利な実施形態によれば、指示素子、例えば、モニタ上で可視化(視 覚化)し、及び/または測定値から個個の印刷機構における色制御のための制御 量を導出するのである。本発明の実施形態によれば、画像収集装置はイン−ライ ン及びオフ−ラインの双方で使用され、ここで、後者の場合は排紙(デポジショ ン)装置の上方に配置される。その種の排紙装置は例えば、既に引用したEP0 410233A2に記載されている。 印刷機内で本発明の装置を使用する場合には更に回転角度発信器が設けられ、 そして、輪転機の場合には付加的にウエブ及び/または画像データ開始部の識別 のためセンサが設けられ得る。トリガ電子回路によっては画像収集装置は次のよ うに制御される、即ち、印刷物全体の画像データが生成されるように制御され、 ここにおいて、画像データの幾何学的分解能は印刷速度に無関係なものとなる。 有利には、画像収集装置は 少なくとも、印刷物を走査するカメラである。 データレータは特に本発明の装置のイン−ラインモードでの使用の場合は分解 能、換言すれば、走査されるラインごとのピクセルの数により定まる。ヒッキー に基づき、また、不充分なインキングコントロール、または、レジスタ誤り、及 び適格(合格)印刷画像との不充分な一致性に基づく紙の欠陥状態を瞬時的に、 すなわち、実時間で、識別するために、計算装置は相応の要件を充足しなければ ならない。亦、ノイズも、クロストークも充分に除去されねばならず、それによ り、高い品質の信号評価が可能でなければならない。 測定精度への特に高い要求は実時間でのイン−ラインでの測色の場合に生じる 。ここで、測定領域内でのノイズは次のような程度に制限されねばならない、即 ち、測色値への影響が所定のトレランス範囲内に収まるような程度に制限されね ばならない。特に、角度誤差、印刷物の位置誤差も、印刷紙の上での選ばれた領 域の観測の際、測色誤差を惹起するので、光学系に関しても、照明に関しても次 のように配慮されねばならない、即ち、その種の角度誤差があっても非可制御の 、測色値の誤りの起こらないように配慮されねばならない。角度誤差または色誤 差を除去する特別な構成手法は本発明の装置の更なる実施形態において後述され る。 特に、画像収集装置ないし本発明の装置は次のよう に構成される、即ち、オフ−ラインまたはイン−ラインの機能、役割のための同 じ構成のコンポーネントが使用されるように構成される。それにより、システム 整合性のデータが得られ、即ち、例えば、オフ−ライン測定装置のデータがイン −ライン測定のための規定データとして使用されうる。更に、非システム固有の データ、例えば、スペクトルデータを取り込み得るようにするためにインターフ ェースが存在する。 本発明の実施形態によれば、画像収集装置は、1つまたは複数の測定モジュー ルと、少なくとの1つの配属された受信装置とからなる。 既述のように、測色のため、ないし、後続の指示のため、及び/またはコント ロールのためデータは高い再現性で生成されねばならない。既述のように、その ために計算装置は所定の要件を充足しなければならない。他方では、光学系及び 画像データ生成に関して次のことが確保されなければならない、即ち、測定値が 非可制御の影響により誤らされたり、または、使いものにならなくなることのな いようにしなければならない。測定梁のモジュール構成は当該の要求を優れて充 足する。 モジュール構成によっては印刷物上での所定領域への照射が達成され。さらに 、走査さるべき印刷物と測定モジュールとの間の直ぐ近接位置関係により外部( 障害)ビーム(これは測定信号に直接的な影響を及ぼ す)が充分に遮蔽されねばならない。特に、物体の近傍状態におかれることによ っても有利な作用効果が得られる、すなわち、印刷機の振動が所定の画像領域に 障害的な影響を殆ど及ぼさず、よって、測色誤差(所定のトレランス範囲外にあ る)を惹起しないという効果が得られる。測色誤差とは常に肉眼により許容可能 な色偏差として感知される色変化を意味する。 更に、モジュール構成は、画像データ処理速度に関して有利な作用を有する。 しかして、並列的なデータ入力は後続するデータ処理の有利な前段として評価さ れるべきものである。 既述のように、画像収集装置は1つ、または複数の測定モジュールと、画像デ ータを生成する受信収集装置とから成る。画像収集装置の構成に関しては2つの 変形が存在する。モジュールと、画像データを生成する受信装置とは空間的に相 互に分離されているか、それとも、画像伝送体を介して相互に結合されているか 、または、モジュールと、画像データを生成する受信装置とは測定梁中で統合化 されている。後者の手法は全く有利にオフ−ライン−測定に用いられるが、最初 の変形はイン−ライン動作使用の際に有利に使用される、換言すれば、印刷機内 での画像データの画像収集の際に有利に使用される。受信装置の電気的ないし電 子的素子からの、光学的−機械的素子の空間的分離により、受信装置は印刷機外 に配置される。当該の構成 手法により機械的または電磁的振動(これは特に測定個所にて測定値検出に不都 合な影響を及ぼす)が著しく除去され得る。受信装置からの、測定モジュールの 分離の更なる利点とするところは測定モジュール、ひいては亦、測定梁も比較的 僅かな寸法を有することである。印刷機の個個の印刷機構のシリンダの自由な操 作性はそれにより相当の枠内に収められる。亦、測定梁は複数の組み込み個所に 適する。 測定梁の有利な実施形態によれば、当該の測定梁は所定の画像領域から画像デ ータを送出するモジュラー的な個個の測定モジュールから構成される。測定梁の モジュール構成によっては印刷物の任意のフォーマットへ、換言すれば、様々の 機械幅へ適合させ得る。 本発明の装置の有利な実施形態によれば、各測定モジュールには少なくとも1 つの照明装置とフロント対物レンズが配属されており、 該フロント対物レンズは、所定の画像領域を少なくとも1つの線状の画像伝送 体(シングル画像伝送体)に結像し、測定モジュール毎に複数の画像伝送体があ る場合(マルチ画像伝送体)には、相応する数の線状画像伝送体が積層されてい る。 各画像伝送体は相互に相並び、かつ、場合により相互に上下に位置する多数の 光ファイバーから成り、該光ファイバーは幾何学的に障害を受けない画像伝送が 確保されるように配列されている。各画像伝送体自体 同じく一層であってもよく、また,多層であってもよい。 本発明の装置の実施形態によれば、画像側で線状に構成され、場合により相互 に平行に積層された線状画像伝送体は、受信側では所定の間隔で相互に積層され ている(規則的積層構造)。 特に有利には、画像伝送体は受信側で1つの光学的差込接続部にまとまられて いる。 それにより、困難なくプラグコネクタにおける画像伝送体の数を任意に可変に するのみならず、当該の画像伝送体を(如何なる理由にせよ)交換することが可 能である。 多層の”シングル画像伝送体”の場合、個個の画像伝送体をプラグコネクタ中 に配置する2つの手法がある、即ち、測色の場合X−,Y−,Z−及びNIR− チャネル(Near Infra Red four layer ”sing le image conductor”)に相応する測定モジュールの各画像 伝送体は受信側にてブロックごとに相互に上下に成層されている。それに続いて 、光学的プラグコネクタの出力側が、光学系を介してCCD−ラインアレーへイ メージングされる。前記光学系は実質的にビームスプリッタ及びカラーフィルタ (=カラーフィルタ+NIR−フィルタ)から成る。第2の手法によれば、ビー ムスプリッタは節減される。画像側で相互に上下に成 層されるビームスプリッタは受信側で1つのプラグコネクタに結合される。ここ で、それぞれ丁度1つの、各測定モジュールから成る画像伝送体はプラグコネク タノブロック中に設けられている。当該のプラグコネクタ中には画像伝送体の4 つのブロックが設けられており、これはX−,Y−,Z−及びNIR−チャネル に相応する。プラグコネクタの出力側には既に個個のカラーチャネルに相応して ビームの分割が生じる。従って、ビームスプリッタは当該のバージョンでは省き 得る。所定の画像領域が、光学系(これは実質的にカラーフィルタから成る)を 介して相応に配属された受信装置へイメージングされる。当該の第2のバージョ ンに対して注記、留意さるべきことにはビームスプリッタの節減によっては局所 分解能に関して損失を来すことである。その欠点は次のようにして除去し得る、 即ち、個個のカラーチャネルの空間的に別個の測定個所が正確、適正な幾何学的 特性(関係)に変換されるようにするのである。 本発明の受信装置の実施形態によれば、受信装置は、所定の間隔で相互に平行 に配置された複数の光電素子からなり、該光電素子の数が画像収集装置の位置分 解能を定める。 有利には受信装置はCCD−ラインアレーである。CCD−ライン及びCCD −ラインアレーには通常の電子回路が結合されており、該電子回路はCCD−ラ イン及びCCD−ラインアレーのクロック制御のため、信号の増幅及び走査のた め、また、A/D変換のために使用される。受信装置の出力側には印刷物全体の 画像データが現れる。 CCD−素子は画像伝送体に関して正確に調整されねばならない、それという のは、そうしないと画像障害(コンバーゼンス誤差、”アラインメント”)が生 じるからである。調整コストを無くすため、本発明の実施形態によれば、下記が 提案される、即ち、画像伝送体の出力側には複数のギャップ状の開口部を有する フィールドストップが後置接続されている。ギャップ状の開口部は所属の画像伝 送体の、それぞれのCCD−ラインへイメージングさるべき領域を規定する。特 別な配置構成によれば画像伝送体の横断面が,フィールドストップより大であり 、また、各画像伝送体の出力側が画像伝送体の受信側で光学軸に関して保持体に て調整可能である。要するに、調整過程の数は、画像伝送体の数に相応し、従っ て、僅かである。所属のCCD−ライン上での画像データ端部の画像は有利には 印刷方向でCCD−ライン高さ自体より小さい。それにより、比較的大きい調整 トレランスが可能になる。 特に、カラーコントロールのため光学的トレランスを同様に僅かにするため、 受信ユニットは次のように構成されている。すなわち、画像伝送体端部は2つの 対物レンズを用いてCCD−ラインへイメージングさ れる。ここで、2つの相対応する対物レンズはそれぞれ他方の対物レンズの焦点 中に存在し、その結果中間空間が理想的にはパラレルに透過照射される(4−f −配置構成)。 本発明の実施形態によれば、上記中間空間中に同様にビームスプリッタが収容 され、その結果イメージングは第1の対物レンズ及び4つの第2の対物レンズを 用いて行われる。測色に関しては当該の配置構成はすべての光学的モジュールに 対して唯1つの光学的フィルタのみが各カラーチャネルごとに必要とされるに過 ぎないという利点がある。ここで、すべての画像点に対して同等のフィルタ特性 が確保される。それというのは、個個のフィルタにはビームが垂直に透過照射す るからである。 特に、上記の対物レンズの4−f−配置構成によっては部分フィルタの使用が 可能である。ここで、本発明の実施形態によればカラーフィルタは複数の相異な る部分カラーフィルタから成り、これはフィールドストップに対してシフトされ 得る。このことは相応のカラーチャネルの透過特性カーブの微調整に用いられる 。 本発明の実施形態によれば、フィールドストップは画像情報の位置と、測定モ ジュールの照明装置の白基準の位置との間に黒化された領域を有する。白基準の 入力結合は個個の照明装置相互間の標準化に寄与する 。本来の画像伝送領域からの、入力結合領域前述の分割により両領域は相互に明 瞭に分離される。 プラグコネクタ中にて成層された画像伝送体端部の幾何学的特性を、CCD− ラインの幾何学的特性へ適合するために、本発明の実施形態によれば、光学的− 機械的結合素子が提案される。これはフロントブロックと、後面ブロックとから 成り、それ等は光伝送体を介して相互に結合されている。フロントブロックは画 像伝送体成層体の幾何学的特性に適合されているのに対して、後面ブロックはC CD−ラインの幾何学的特性を有する。前記結合素子は製造技術上比較的長い画 像伝送体(これは測定梁を受信ユニットと結合する)より簡単に扱い得る。更に 、光学的イメージング法則に基づきCCD−ライン幾何学的特性は光学系のイメ ージング尺度を介して光伝送体成層対の幾何学的特性と結合される。一般的には 画像伝送体成層体、光学系、及び受信装置の幾何学的ディメンションが相互に適 合することは確保されないので、例えば、技術的または経済的理由により、当該 のコンポーネントのディメンション選定に対する上限及び下限が存在したり、ま たは、経済的にはプラグコネクタをイメージングに適合する大きさで選定しない で、それより大に選定するのが有利であり得、−当該の構成手法は極めて有用で あることが判明している。 本発明の後続する装置の実施形態は、所定の画像領 域への照明に関する。当該の照明は直接または間接的に行われ得る。これにに関 して、間接照明とは冷光源のビームが成形(shape)コンバータ及びミラーを介 して、例えば、シリンダミラーを介して、選ばれた画像領域へ偏向されることを 意味する。前記間接照明はとりわけ測定モジュールの統合化構成において好まし い。ここにおいて、要するに、感熱性の受信装置は個個の測定モジュール内に統 合化され得る。 直接照明の場合は照明装置からのビーム多かれ少なかれ選ばれた画像領域内に 入る。信頼性のある測色にとって、選ばれた画像領域にてビームが均一な分布を 有する−特に、横方向の変動が起こっては行けない−ことは極めて重要であるの で、本発明の実施形態によれば、ビームは長く延びた楕円ミラーを介して選ばれ た領域内へ導かれる。有利な反射特性の故に楕円ミラーは選択的にクロムを被覆 されるか、または、シリコン酸化物を有するアルミニュウムから成る。 照明装置相互間の標準化、制御(コントロール)及び校正のためそれぞれの照 明装置のビームがそれぞれの光伝送体へ結合され、該光伝送体の出力側は直接的 に相応の画像伝送体に接続されており、また、カラーチャネルの各々において測 定されるのである。それにより、それぞれの照明装置に対して測定値が生成され 、該測定値は引き続いて標準光源の相応の値へ平衡調整される。特に、照明装置 に対する電流を調整するラ ンプコントロール部が設けられ、ここで、当該照明装置のビーム強度は相互間で 平衡調整される。 所定の画像領域への横方向の均一照明のほかに、ビームが時間的に一定のスペ クトル組成を有するようにもしなければならない。更に、関連する波長領域全体 (これはほぼ400nmと、近赤外領域(NIR)(Near Infra R ed ”との間に存在する)においてビーム強度は相当程度等しくなければなら ない。更に、信頼性のある測色のためには印刷物上での測定個所への測定ビーム のスペクトル組成の依存性及び被印刷材料の種類への依存性の双方が許容カラー トレランス内に存在しなければならない。このことが確保されたときにはじめて 被印刷材料のそれぞれの任意の測定個所及びそれぞれの種類に対して同一のスペ クトル補正関数、いわば、同一のカラーフィルタないし光学的フィルタ(NIR )が使用され得る。 有利には照明装置としては精密ハロゲンランプが使用され、これは、別個のプ ログラミング可能な精密電流源により制御される。個個の画像伝送体への照明装 置のビームの前記の入力結合によりスペクトルカラーチャネルにて照明装置の光 が測定される。当該測定値は標準光源の相応の測定値により標準化される。当該 標準光源は温度Tとの相関関係を有する。相応のカラーチャネルに対して標準化 された測定値をプロットすると、温度に依存して相対強度が変化する。前記相対 強度を用いて今や所属の照明装置の電流が制御される。照明装置の色温度のその ようなカラーコントロールにより、照明装置の各々が関連するスペクトル領域全 体にて等しい強度のビームを送出することが確保される。 それぞれの照明装置に関して光伝送体の正確な調整のため、光伝送体は孔の中 に配置され、該光伝送体の軸は照明装置のほうに向けられている。殊に、光伝送 体は当該孔中に調節可能に配置されている。 本発明の実施形態(これは同様に色制御値の分解能への高い要求を充足する) によれば、実際に各カラーチャネルにて測定され、そして、平均化された白値の 大きさが、色制御値の標準化のため使用され、また、そこから、CCD−ライン の平均化された暗電流が減算される。 画像データはその都度、終了、作成された印刷物にて検出される。従って、画 像収集装置は輪転機において有利には最後の印刷胴に、ないし、ターニング胴の 前の印刷胴に配属される(片面−及び両面印刷にて輪転機が動作する場合)。輪 転機の場合ウエブの両側走査のため2つの画像収集装置が設けられている。有利 には輪転機の場合画像収集装置は冷却ロールまたはその後の転向ロールに配属さ れる。前記手段により、乾燥した印刷物での印刷画像の検出が行われる。測定個 所での給湿手段は鏡面的に反射するビーム成分を高め るので、偏光フィルタ(これはビーム経路内への鏡面的に反射するビームの抑圧 のため挿入されねばならない)が省かれ得る。 前記の手段によれば、測定個所への色制御値の依存性が次のように最小化され る、すなわち、当該の依存性に基づき惹起された色制御値の変動が許容トレラン ス内に収まるよう最小化される。色制御値は横方向及びサイド方向変化に依存す るのみならず、物体幅にも依存する。よって、印刷物が照明装置ないし殊に、フ ロント光学系に対して良好に規定された間隔を有するように配慮しなければなら ない。印刷物上での測定個所の再現性は勿論回転センサ信号と印刷物の印刷画像 との間の相関に関しても極めて重要である。印刷紙上への搬送方向に向かっての 空気流のブローイングにより当該の印刷紙は印刷胴上へ固定される。ブローイン グ装置の有利な実施形態によれば、ブローイング空気の圧力が、印刷物の性質に 相応して、例えば、印刷物の厚さまたは剛性に相応して選定される。入力装置に て印刷物の厚さまたは剛性の入力をすることにより制御部を介してブロー空気が 自動的に制御される。例えば、カートンの場合高いブロー空気阿圧が形成され、 一方、印刷物の僅かな厚さまたは剛性の場合は、比較的に僅かなブロー圧が選定 される。それというのは、薄い、フレキシブルな紙の場合高い圧力にすると波状 の変形を来すからである(このことは印刷物へのブロ −空気供給の目的および主旨に反することになるからである)。 さらに印刷物の固定は、胴の上で印刷物のサクショングリップにより、または 印刷物および/または胴へ静電荷を加えることにより行うことができる。たとえ ば、画像データに基づき噴射エアノズルの制御が行われるように構成されている 。したがってたとえば、噴射エア装置に種々の手法で−側面からおよび印刷方向 で−噴射エアを加えることもできる。噴射エア流が同時に照明装置を冷却するた めに用いられるように、噴射エア供給装置を構成するのもよい。 絶対的な測色のためには、画像収集装置の測光較正が必要である。測色におけ る正規化のためには通常、硫酸バリウム(絶対白)が用いられる。硫酸バリウム は押圧された粉末としてタブレット状でしか得られないので、オンラインでの使 用にはほとんど適していない。したがってその代替として、硫酸バリウムよりも 光学特性の知られているプラスチックタイル(較正ホワイト)を用いることがで きる。 較正ホワイトはたとえば、胴の表面ないし表面の1つの領域に配置され、ある いは画像収集装置の配置されている個々の胴のシリンダギャップ中の別個の支持 体上に設けられている。通常、画像収集装置の較正は印刷休止中に行われる。し かし胴のシリンダギャップ中に較正ホワイトが配置されていれば、枚葉紙印刷機 においてこの較正を印刷プロセス進行中に行うこともできる。 色較正のほかにも動作中、種々異なる動作パラメータの安定性を検査する必要 がある。この目的で、(発光性の)“較正面”がビーム経路中の適切な個所に配 置される。たとえばこの措置は、時間依存性の検査に用いられる。必要に応じて 、新たな色較正を実行すべき場合には、オペレータに対し通報が発せられる。 別の解決手段によれば、画像伝送体の端部に付加的に結合された画像伝送体レ イヤが、“較正面”に向けられている。 画像収集装置の較正に関して殊に有利な実施形態は、以下のようにして実現で きる。すなわち、測定梁に保護ケーシングが設けられている。測定梁と保護ケー シングの両方は、1つの共通の軸を有している。測定梁はこの軸を中心に旋回可 能に支承されており、2つの位置すなわち測定位置と休止位置とにロック可能で ある。測定位置において、胴上の印刷物が走査される。有利には、照明装置のビ ームは45°の角度で印刷物の表面に投射される。印刷休止中、測定梁は休止位 置に旋回されて保護ケーシング内に収まる。これによって、障害を受けやすい光 学系が噴射水から保護される(休止中は通常、ゴムブランケットが洗浄される) 。しかし本発明の測定梁の有利な実施形態によれば、較正ホワイトが保護ケーシ ング内に配置されるように も構成されている。たとえばこの保護ケーシングは、個々の照明装置および前方 光学系の光学的な交点が休止位置で規準ビームの面上で集束するように構成され ている。有利にはこの規準ビームは、保護ケーシングの全幅にわたり配置されて いる。 画像伝送体の出力ないし中間画像を個々の受信装置に結像する光学系は、たと えば本発明による装置の統合された実施形態の場合、多種多様に構成することが できる。この場合、光学系としてビームスプリッタが用いられ、このビームスプ リッタの個々の出力側に結像光学系を備えた光学フィルタが配置されている。殊 に有利であると判明したのは、規定の画像領域を45°の角度で照射し、前方光 学系を印刷物表面に対し垂直に配置することである。しかし、照明装置と前方光 学系をこれとは逆に配置することも可能である。 本発明による装置の殊に有利な実施形態によれば、光学系の2つの対物レンズ の共通の焦点に部分フィルタが配置されている。 画像収集装置の分離された変形実施例でも統合された変形実施例でも使用する ことのできる、本発明による装置のさらに別の著しく有利な実施形態によれば、 光学系としてプリズムまたは回折格子が用いられる。周知のように、これら両方 によって測定ビームのスペクトル分解が行われる。印刷物の規定の領域の各画素 (ピクセル)の測定ビームはスペクトル分解され、こ のスペクトルは並置されたCCD素子(2次元アレイ)上に結像される。規定さ れた画像領域の個々の各ピクセルによりスペクトル測定値が得られるので、付加 的にスペクトル分解が得られる。局所分解されたスペクトル測定ビームは2次元 CCDアレイにより受光され、次に画像データに変換される。任意の所望のフィ ルタ関数がソフトウェア的にシミュレートされるよう、続いて計算装置がスペク トル測定値を重み付けできると、この実施形態において殊に有利であると判明し た。したがってこの場合にはカラーフィルタが省略され、高度な要求が課されな くなる。このような高度な要求は通常、確実な測色を考慮すればこのカラーフィ ルタのフィルタ関数に対し課されるものである。 本発明によれば、すべての印刷物の画像データは画像検査のためにもインキ調 整のために用いられる。たとえば、計算装置はシェーディング補正され対数化さ れた画像データを、画像検査用のデータとインキ調整用のデータとに分けるよう に構成されている。画像検査のためには差分画像データが用いられ、これは別個 のメモリにピクセルごとに格納された値と結合され、重み付けされた差分画像デ ータとして後続処理される。このメモリには、当該画素が画像検査のほかに測色 のためにも用いられるか否かの情報が格納されているとともに、符号化された形 で目標値と対応の実際値との間の差を重み付けるための情報も格納されている。 有利には計算装置は、対応する目標データに関して画像検査用の画像データを正 規化し比較する。さらに、差分画像データをピクセルごとに累算するメモリが設 けられている。計算装置は、目下の差分画像データも累算された差分画像データ も相応の閾値によって監視する。累算された差分画像データを有するメモリとコ ンピュータに基づき、1つのゾーンの所要インキ量を求めることができる。それ というのは、画像データを完全に利用できるからである。たとえばこの情報を、 側方のインキ練りの投入時点を決めるために用いることができる。 差分画像に基づき、印刷画像中のエラーが検出される。この種のエラーは、た とえばヒッキー、べた塗り面の後の湿し水供給不足に因る汚れた領域、または見 当合わせ誤差である。 本発明によれば、これらの画像データはたとえば測色量によるインキ調整にも 利用される。この目的で、計算装置は画像データから少なくとも関連のある領域 をたとえば色ゾーンごとに選出する。最少の場合、このような関連のある領域と して1つの画素(ピクセル)が用いられる。さらに、計算装置はこの領域の色実 際位置を求め、それを相応の所定の色目標位置と比較し、色間隔が許容範囲外に あれば個々の印刷ユニットの相応のインキ調整部材の補償調整を行わせる。測色 量によるインキ調整は、すでに従来技術により知られ ている。たとえば、本出願の総体的な構成部分としてみなすことのできるヨーロ ッパ特許出願公開第324718号公報を参照のこと。 代案として、本発明による装置の1つの実施形態によれば、オペレータは対話 型のインタフェースを介してインキ調整に適切な画像領域を選び出す。たとえば インキ調整のために必要とされる画像領域および目標値を、計算装置のオフセッ ト測定機器により得ることもできる。この目的で、これによって付加的な機器を 調整プロセスに取り込むことのできる規定のインタフェースが設けられている。 関連する領域は所定の基準によって選択される。この場合、たとえば、選択さ れた領域において最大で4つの色ができるかぎり均等な配分で生じていることが 留意される。したがってたとえば、インキ調整のためにフィールド、たとえば色 障害を迅速かつ高感度に表れるグレーフィールドが用いられる。 もちろん、関連する領域としてカラーコントロールストリップの測定フィール ドを用いることができる。 印刷物の完全な画像データセットに基づき、自動的にまたはオペレータと対話 型で、インキ調整に関連し情報信頼性のある領域が選択される。各画素の段階づ けられた分類(パラメータメモリ)により、印刷中、殊に測色に関してその適正 が検査される。したがってたとえば、幾何学的または局部的に限定されたエラー を有する画像個所が自動的に選び捨てられ、後続の測色/色表示/インキ調整に は用いられない。印刷物のすべての画像データの捕捉により、校正用紙または校 了枚葉紙に基づき特定の測定個所の選択を問題なく行うこともできる。選択され た領域の量および位置に関するオフライン測定機器のデータを計算装置へ伝送す ることは、たいした時間をかけずに行うことができる。 見当合わせ誤差によって色印象に影響が及ぼされる。したがってインキ調整は 、印刷物の適正な見当合わせが得られていてはじめて意味をもつものである。こ の目的で付加的に、画像収集装置の解像度が十分でないとき、インラインまたは オフラインの少なくなくとも1つの見当合わせセンサたとえば見当合わせカメラ が設けられており、これはたとえば2次元CCDアレイによって校正されている 。この見当合わせカメラにより、個々の印刷物相互間の見当合わせ誤差を検出し て補正することができる。見当合わせ測定装置の有利な実施形態によれば、これ は印刷機内の相応の圧胴に関してクロスバー上に配置されている。ウェブ印刷機 の場合、それぞれ少なくとも1つの見当合わせカメラが印刷物の両面の走査のた めに設けられており、これらは印刷された印刷物における見当合わせ測定を行う 。たとえばこの見当合わせカメラは、(枚葉紙印刷機の場合)最後の印刷ユニッ トの圧胴に、または(ウェ ブ印刷機の場合)冷却ローラまたはアイドラローラに対応づけられて設けられて いる。 次に、以下の図面を参照して本発明を詳細に説明する。 第1図は、本発明による装置を備えた印刷機の断面図である。 第2図は、枚葉紙印刷機の場合の本発明による装置の実施形態におけるシステ ムコンポーネントの概略図である。 第3図は、ウェブ印刷機の場合の本発明による装置の実施形態におけるシステ ムコンポーネントの概略図である。 第4図は、印刷機における本発明による装置の実施形態のシステムコンポーネ ントの概観図である。 第5図は、画像検査および色データを得るための本発明による装置の実施形態 の基本構成図である。 第6図は、本発明による装置の実施形態の測定梁の断面図である。 第7a図は、照明装置を調整するためのブロック回路図である。 第7b図は、白基準量の入力結合された画像伝送体の断面図である。 第8図は、本発明による装置の実施形態の測定梁の断面図であり、a)は測定 位置にありb)は休止位置にある状態を示す。 第9図は、多層の単一画像伝送体を備えた本発明による装置の実施形態を示す 図である。 第10図は、4重画像伝送体を備えた本発明による装置の実施形態を示す図で あり、a)は4重画像伝送体の側面図であり、b)は第10a図の符号Aから見 た平面図であり、c)は第10a図ないし第10b図の実施形態による受信装置 上における規定の画像領域の結像を示す図である。 第11図は、画像伝送体と受信装置との間の結合素子の配置構成を示す図であ る。 第12図は、第11図による画像伝送体と受信装置との間の結合素子の縦断面 図である。 第13a図は、本発明による装置において使用されるビームスプリッタの実施 形態の縦断面図である。 第13b図は、本発明による装置において使用されるビームスプリッタの別の 実施形態の縦断面図である。 第14図は、測定モジュールにおける測定配置構成とビーム経路を示す図であ る。 第15図は、受信装置の統合された測定モジュールの第1の実施形態を示す図 である。 第16図は、受信装置の統合された測定モジュールの第2の実施形態を示す図 である。 第17図は、受信装置の統合された測定モジュールの第3の実施形態を示す図 である。 第18図は、受信装置の統合された測定モジュールの第4の実施形態を示す図 である。 第19図は、本発明による装置の1つの実施形態を示す図である。 図1には、オフセット印刷機1の一部分の断面図が示されている。ここでは殊 に、画像収集装置12の配置構成が印刷機1の個々の胴5と関連づけて示されて いる。周知のように印刷機1は多数の印刷ユニット2と、図1には示されていな いフィーダ、およびデリバリ11から成る。 印刷ユニット2の各々は一般的なシリンダ構成を成しており、すなわち版胴3 、ゴムブランケット胴4および圧胴5を有している。版胴3上に配置された印刷 板は湿しユニット6により湿らされ、インキユニット7により相応のインキが塗 布される。 個々の印刷ユニット間での枚葉紙の引き渡しは、渡し胴8とハーフスピード渡 しドラム9を介して行われ、ないしは両面刷りの場合にはターニングドラム10 を介して行われる。個々の印刷ユニット2において、枚葉紙32がゴムブランケ ット胴4と圧胴5の間で個々の色分解版により連続的に印刷される。 片面刷りの場合、画像収集装置12は最後の印刷ユニット2の圧胴5に対応づ けられて配置されている。両面刷りで作動される印刷機の場合には、別の画像収 集装置12が裏返しの前の圧胴5に対応づけて配置さ れている。 しかしながら画像収集装置12を、ターニングドラム10に関連づけて、ある いはデリバリ11よりも前の最後の渡し胴9に関連づけて取り付けることもでき る。さらにまた、印刷物32のイメージをデリバリ11の領域でスキャンするこ とも可能である。もちろんこの場合にも、イメージキャプチャリング中、印刷物 32が明確に規定された位置をとるようにする必要がある。殊にこの目的で、デ リバリ11の枚葉紙ガイド部分に固定部材67が設けられている。画像収集装置 12は、この固定部材67の上方に配置されており、印刷された枚葉紙32の画 像データを捕捉する。 図2には、枚葉紙印刷機の場合の本発明による装置の実施形態におけるシステ ムコンポーネントが略示されている。印刷ユニット2はやはり一般的なオフセッ トシリンダ構成を成しており、すなわち版胴3、ゴムブランケットシリンダ4お よび圧胴5を有している。圧胴5の軸には回転角センサ13が取り付けられてお り、このセンサにより印刷機1の角度位置に関する情報が計算装置17へ転送さ れる。 圧胴5の上方には測定梁14が取り付けられている。印刷プロセスの実行中、 測定梁14の個々の測定モジュール27は印刷済みの枚葉紙32の画像データを ラインごとに捕捉する。 測定梁14の各測定モジュール27は、受信装置1 6−ここでは殊にライン状のCCD素子38を用いるとよい−と空間的に隔てら れている。接続は画像伝送体15を介して行われる。測定梁14の各光学コンポ ーネントと受信装置16つまり画像データ電子処理装置との空間的な分離によっ て、測定個所において測定梁14の照明装置28により生じるこれらのコンポー ネントの熱負荷が自ずと排除される。しかもこのような配分により、印刷機1の 機械的な振動および受信装置16からの電磁障害放射も、問題なく切り離すこと ができる。このような分離構成によりたしかに必然的に生じるものであるが印刷 機1における画像収集装置12の配置にとってはきわめて重要であるさらに別の 利点とは、測定梁14の個々の測定モジュール27の大きさが著しく小さいこと である。図2に示されている実施形態によれば、測定梁14の個々の測定モジュ ール27にはそれぞれごく僅かな光学コンポーネントしか取り付けられていない ことから、測定梁14を印刷機1内にきわめて容易に設置できるように問題なく 設計することができる。 受信ユニット16の出力側において、印刷されたすべての枚葉紙32の画素の 反射値がディジタル画像データとして得られる。これらのデータは計算装置17 へ転送される。そしてこの計算装置17において、印刷されたすべての枚葉紙3 2に関しディジタル形式で存在する画像データが分けられ、この場合、測色に用 いられるデータと印刷イメージの検査に用いられるデータとに分けられる。さら に計算装置17は必要に応じて、見当合わせセンサ18から、印刷物32の見当 合わせ精度に関する情報も受け取る。見当合わせ誤差により必然的に色障害が生 じるので、測色、色表示、インキ調整に際してまずはじめに、見当合わせが適正 であるようにする必要がある。そして機械制御装置21によって、場合によって は必要とされる見当合わせの補正が行われる。見当位置に関する測定値は−既述 のように−たとえば印刷機1内に設けられている見当合わせセンサ18により行 うことができるし、あるいはそれらの測定値は選択的に、オフラインで相応の測 定を実行する見当合わせセンサ22から供給される。 画像検査のためには印刷物32のすべての画像データが用いられるのに対し、 インキ調整のためにはたとえばカラーゾーン44ごとに特定の代表的な領域だけ しか選択されない。この選択はコンピュータ制御により所定の基準にしたがって 行われる。これに代わるものとして、操作装置19を介して印刷オペレータが所 期のように、イメージの印象に関して著しく重要である測定領域を選択するよう に構成されている。この領域を選択するために入力手段25が設けられている。 たとえばこの入力手段25としてキーボード、マウスまたはトラックボールを用 いることができ、これらの手段によって必要とするイメージ領域の座標が入力さ れ、続いてそれらの座標は計算装置17へ転送される。さらに表示手段26が設 けられており、そこには目下捕捉されている印刷物32のイメージが表示される 。 操作装置19はオフライン測定装置20とも機械制御装置21とも接続されて いる。このことにより、校了イメージに基づき印刷物32において必要とするイ メージ領域を選択することができ、それに対する目標値を求めることができるよ うになり、これらの目標値は後で印刷物32のインキ調整に用いられる。 計算装置17が印刷物32の許容できない色障害を検出すると、あるいは通常 の高度な印刷水準には不十分である不完全な枚葉紙が画像検査によって検出され ると、たとえば刷り損じ紙分岐に対して相応の信号が送出され、つまり不完全な 枚葉紙が選び捨てられる。この形式のいわゆる刷り損じ紙分岐は従来技術によっ てよく知られているものであり、その実例としてドイツ連邦共和国特許出願公告 第3029154号公報に記載の刷り損じ紙分岐を挙げておく。 色障害は機械制御装置21によって自動的に指示され、および/または補償調 整される。印刷品質に著しく悪影響を及ぼすその他の障害、たとえば湿し水の不 十分な供給に起因するヒッキーや汚れのような幾何学的ないし局部的に限定され た障害は、印刷物32の目標データと目下作成されている印刷物32の対応する 実際値との比較により検出される。ヒッキーが生じた場合には、たとえばヒッキ ーピッカーが自動的に起動される。同様に、汚れが生じた場合には、湿し水供給 装置が自動的に追従制御される。もちろん、これらの補正制御操作または修正を 手動で行うこともできる。 図3には、ウェブオフセット印刷機の場合の本発明による装置のシステムコン ポーネントが略示されている。この場合も印刷ユニット2は一般的なシリンダ構 成を有しており、圧胴3およびゴムブランケット胴4から成り、これらは印刷す べきウェブ32の両面に対しそれぞれ配置されている。ゴムブランケット胴4の 1つの軸には回転角センサ13が設けられている。 最後の印刷ユニット2の後、ウェブは図3では別個に示されていない乾燥装置 の中を通過し、次に、複数の冷却ローラ24から成る冷却ローラシステム24に より冷却される。これらの冷却ローラ24ごとにそれぞれ、測定モジュール27 を備えた1つの測定梁14が配置されており、これにより両面印刷されたウェブ 32が走査される。センサ23は、ウェブ32上のそのつどのイメージ始端部を 検出するために用いられる。 イメージ始端検出センサ23の信号と、印刷機1のシリンダ4の軸に設けられ た回転角センサ13の信号つまりトリガ電子装置60の信号は、計算装置17へ 転送される。見当合わせ誤差の結果として生じる色障 害を最初から排除できるようにする目的で、ウェブの両側に見当合わせセンサ1 8が配置されている。見当合わせセンサ18の測定データも同様に計算装置17 へ導かれ、これにより械制御装置21を介して、場合によっては必要とされる見 当合わせ補正が個々の印刷ユニット2において行われるようになる。 印刷されたウェブ32のそれぞれ一方の側の画像データを供給する両方の画像 収集装置12は、2つの部分から成り、つまり測定モジュール27を備えた測定 梁14と受信装置16により構成されている。互いに分離して配置された両方の 部分は、画像伝送体15を介して互いに結合されている。 受信装置16の出力側にはデジタル形式の画像データが生じる。このデータは 計算装置17内の画像検査のためのデータとインク制御のためのデータに分割さ れる。画像検査に対して印刷物32の全ての実際のデータが目標-実際値比較を 介して正常なイメージの相応の目標データと比較されるのに対して、インク制御 については所期の領域のみ(例えばインクゾーン44)が選択される。インク制 御に対する測定ポイントの選択は所期の基準に従って行われる。それにより選択 された領域において、例えば可及的に均一に分散された4つのカラーの存在が監 視される。特にイメージを決定するインク制御に対する臨界的な領域が用いられ る。 カラーデータの選択は印刷画像のデータセットに基づいて自動的に行われるか 、操作者による手動選択が行われる。これに対して計算装置17は操作装置19 と接続されている。この操作装置19はとりわけ入力手段25と表示手段26を 有している。図2との関連で既に説明したのと同じように、この実施形態によっ てもイメージに関わる個所の選択はオフライン測定装置20のデータに基づいて 行うことができる。またオフラインに配設されたレジスタセンサ22を介しての レジスタの誤設定を識別することも可能である。計算装置17はカラーエラーも 印刷物におけるその他のエラーも識別し、相応の補正を機械制御装置21を介し て行う。 本発明による画像収集装置12の個々のシステムコンポーネントは図4に示さ れている。 主要なコンポーネントはブロックA,B,C,Dにまとめられている。ブロックAには 、圧胴5の表面に対する測定梁14が示されており、さらに測定梁14内に含ま れる個々のコンポーネントが示されている。ブロックBには受信装置16と、ア ナログ反射値をデジタル画像データに置き換える変換部が含まれている。ブロッ クAとブロックBとの間で画像伝送体15を用いることにより、測定梁14を受信 装置16から空間的に離すことが可能となる。 画像データは計算装置17に転送される。この計算 装置17はブロックCに設けられている。この計算装置17自体は複数の計算機 からなる。これらの計算機は画像データを一方では画像検査のためのデータに分 け、他方ではインク制御のためのデータに分ける。ブロックCにおいて実施され る計算の結果は操作装置19ないしは図4のブロックDに設けられている機械制 御装置21に転送される。この操作装置19はおもに入力手段25と表示手段2 6からなっている。この場合入力手段25も表示手段26も同様にコンピュータ 制御される。 次に図4のブロックA,B,C,Dを以下に詳細に説明する。 ブロックAでは画像収集装置12の主要な構成部分として測定梁14が示され ている。この測定梁14は個々の測定モジュール27からなる。この測定モジュ ール27は圧胴5上の印刷物25を走査する。各測定モジュール27には照明装 置28が配設されている。この照明装置28は印刷物32を直接又は間接的に照 明する。印刷物25の表面から反射された光はフロントレンズ系30を介して少 なくとも1つの画像伝送体15上に結像される。照明装置28の監視、特に照明 装置28の制御のためには測定モジュール27毎に1つのホワイトレファレンス インジェクタ29が設けられる。このホワイトレファレンスインジェクタ29は 照明装置28の照明を直接画像伝送体15の所定の領 域に結びつける。 全ての照明装置28から測定梁14の個々の測定ヘッド27にそのつど同じ照 射特性で照射させることを保証するために、別個のランプ制御部61が設けられ ている。このランプ制御部61はブロックAに直接集積化されるか又は計算装置 17のトリガ電子装置60と同じように配置されてもよい。それにより測定梁1 4の光学系から空間的に分離される。トリガ電子装置60は回転角センサ13の 信号を受け取る(輪転印刷機の場合にはさらにそのつどのウエブ区間開始を表す 信号も受け取る)。トリガ電子装置60は受信装置16ないしCCD素子38の画 像データを印刷物32上のそれに相応する位置座標に割り当てる。 計算装置17ではブロックBから供給される画像データを画像検査のためのデ ータと、カラー測定のためのデータに分ける。両面印刷の場合には2つのデータ セットが存在する。セットアップされた印刷物32においてエラーが識別される と同時に計算装置17は例えば損紙に対する信号を送出する。すなわち障害のあ る枚葉紙ないしは粗悪な印刷物を自動的に振り分ける。さらに計算装置17は操 作装置19に接続される。この操作装置19には入力手段25が配属されている 。この入力手段25は操作者にカラー制御に対するイメージ領域の所定の選択を 行われせる。さらに表示手段26が設けられている。この表示手段26はとりわ け最終的に印刷された印刷物32の光学的な再生をリアルタイムで行う。 本発明による装置の個々のシステムコンポーネントの説明 図9に示されているように、測定梁14は個々の測定モジュール27からモジ ュラを形成する。個々の測定モジュール27はライン毎に1つの所定の印刷物3 2のイメージ領域50を走査する。このイメージ領域50は図示の場合2つの印 刷機1のインクゾーン44を含んでいる。測定梁14は、印刷機1のほぼ全幅に 亘って延在している。 測定梁14のモジュラ構造は多くの利点をもたらす。これは特に画像データを 得るための測定梁14の投入に対して決定的な意味をなす。これらの画像データ は一方では画像検査のために評価されるだけでなく、カラー測定(特に色制御) のためにも用いられる。カラー測定に関しては画像データにおいて最大の要求が おかれるので全ての測定個所において同じ出力条件となることが保証されなけれ ばならない。特に入射する照射強度が全ての測定個所で同じようにになることが 保証されなければならない。 モジュラ構造によって測定梁14は対象平面に非常に近接して位置する。すな わち圧胴5又は冷却ローラ24の印刷物32を支持する表面にもたらされる。さ らに対象物に直に近接することによって測定個所にお ける照射強度が十分に高くなる。モジュラ構造のさらに別の利点は、対象物に直 に近接して位置付けされる測定梁14が得られることである。つまり障害ビーム の影響が比較的わずかとなる。 しかしながらモジュラ構造は、印刷機1の任意の幅、又は種々の印刷フォーマ ットへの測定梁14の寸法の適合性に関する利点ももたらす。さらに測定梁14 の個々の測定モジュール27と場合によって後置接続される受信装置16ないし 38において画像データが平行して得られることは、画像データの後続処理に対 しても特別な利点となることが判明した。すなわち画像データの平行処理ないし 評価により、早い印刷速度と、処理すべき画像データの相応に高い供給量が達成 される。 基本的に測定梁14の測定モジュール27には2つの実施形態がある。すなわ ち各測定モジュール27は複数の光学系、すなわち照明装置28及びフロントレ ンズ系30と、受信装置16を含んでいるか、又は光学系28と30が受信装置 16から空間的に離されている。測定モジュール27と受信装置16との間の接 続は、画像伝送体15を介して行われる。 図6には第2の実施例による測定梁14の断面図が示されている。測定モジュ ール27においては照明装置28とフロントレンズ系30のみが配設されている 。画像伝送体15を介してモジュール27は相応の受 信装置16と接続される。 光学系を電気的ないし電子的構成部から分離させることにより多くの利点がも たらされる。純粋に構造的な見地から見れば電子的構成部からの分離は小さな構 造をもたらす。これにより所要スペースも僅かで済み、これは印刷機1への組み 込みの際には大きな利点となる。さらに機械的部品を電子的部品から分離させる ことにより、照明装置28の熱の発生が、温度に敏感なCCD素子38や電子装 置(特にA/Dコンバータ)に悪影響を及ぼさなくなる。さらに受信装置16の 、障害作用に極端に敏感に反応する素子や後続処理を行う電子装置を、印刷機外 部(特に印刷機1のフートボード下)に配設することもできるので、これらの素 子を機械的な障害や電磁的な障害から簡単に遠ざけることができる。 既に前述したように、十分に正確なカラー測定のためには測定値における間隔 と幾何学的構成特性への依存性が照明に関しても監視に関しても最小に、理想的 にはゼロにされるべきである。これに対しては長楕円形状のミラー68が設けら れる。このミラー68は照明装置28のライン状のイメージを印刷物上に生ぜし める。良好なスペクトル反射特性のために楕円形ミラ−68は選択的にクローム コーティングされるか又は酸価シリコンでコーティングされたアルミニウムから 形成される。この種の光線は測定タスクに最適に適合 する。なぜなら印刷物32の所定のイメージ領域において非常に均質な照明が達 成できるからである。 所定のイメージ領域内部の均質な横方向での強度分布の他に測定梁14から印 刷物32までの一定の間隔を達成するために、測定梁14の内部で開口部を有す るブローエアーチューブ45が印刷物32方向に設けられる。このブローエアー チューブ45を用い印刷物32は照明装置28ないしフロントレンズ系30に対 して所定の間隔を維持する。ブローエアーチューブ45のブローエアー供給装置 は構造的に次のように構成される。すなわちブローエアーが同時に照明装置28 の冷却にも利用されるように構成される。 既に前述したように、所定のイメージ領域内部での光線の均一な横方向での分 散は後続のカラー測定ないしは色制御に対して決定的な意味を持つ。特印刷物3 2上の所定のイメージ領域50の異なる照明による変化がカラー許容偏差内に収 まることが保証されなければならない。この変化がカラー許容偏差を上回るよう なエラーを引き起こした場合には同時に高精度な所定のカラー測定がもはや不可 能となる。それ故所定のイメージ領域の均一な照明の他にも次のようなことが保 証されなければならない。すなわちモジュラ構成された測定梁において照明装置 28の相互に調整される信頼性の高い制御が行われることが保証されなければな らない。 2.ランプの閉ループ制御 照明装置28に関しては、印刷物32に時間的に安定したスペクトル関係を有 する光線が照射されることが保証されなければならない。さらに照射強度は全て の関係する波長領域(400nm〜NIR)においてほぼ同じとなるべきである。 照明装置28におけるさらなる要求は光線のスペクトルが印刷物32上のそのつ どの測定値に依存しないことである。各任意の測定値において光線のスペクトル が同じである場合にのみ、任意の測定個所毎に同じスペクトル補正作用(例えば 同じカラーフィルタ)が得られる。 それ故に照明装置28として有利には高精度ハロゲンランプが用いられる。こ の場合測定モジュール27毎にそれぞれ1つの高精度ハロゲンランプが設けられ る。照明装置の集中的な配置構成(選択領域の中央)において対照的な照明が印 刷物32の両端においても得られるようにするために測定梁14の縁部領域にお いてそれぞれ右と左に2つのさらなる高精度ハロゲンランプが配設される。隣接 する照明装置28からの分散光が所定のイメージ領域50内部の測定結果に制御 不能な影響を与えないようにするために、ビーム径路にシェードが設けられる。 このシェードは所属の測定モジュール27の照明装置28の所定の各イメージ領 域のみが照明されるように設けられる。 これらの高精度ハロゲンランプは別個にプログラミ ング可能な高精度電流源によって相互に補償調整される。この場合この電流源の 制御は電界効果トランジスタを介して行われる。ランプ制御部61は個々の照明 装置28の色温度を基準に行われる。 このランプ制御部61の構造は図7aに示されている。照明装置28の光はそ れぞれ1つの光ガイド64に結合される。この光ガイド64の出力側は相応の画 像伝送体15の入力側に接続されている。光ガイド64の各々からのビームは対 応する光学系33から受信装置16ないし38まで透過する。この光はスペクト ルチャネルのそれぞれにおいて測定されるので、照明装置28毎に別個の値のベ クトルが形成される。このベクトルは標準光源47の相応の測定値によって規格 化される。この規格化された測定値の変更は温度Tでもって相関付けされる。特 に規格化された測定値は相応のカラーチャネルに対してプロットされる。一次近 似の中で相対的な強度は温度Tに依存して変化する。それにより対応する照明装 置28の電流は反転増幅器69を介して制御される。ランプ制御部61によって 、照明装置28のそれぞれが関係する全てのスペクトル領域において同じ強度の ビームを照射することが保証される。 有利には光ガイド64は孔部70の中に配設される。この孔部70の軸線は照 明装置28上に配向されている。さらに光ガイド64はこの孔部70内部にアラ インメント可能である。 図7bには画像伝送体15の断面図が示されている。この場合特に照明装置2 8の監視のための、ないしは絶対ホワイトへの較正のためのないしは較正ホワイ トに対する結合領域が示されている。画像伝送体15は多数の光ファイバ束から なる。画像伝送体15の一方の側には光ガイド64のビームの結合のためのある いは較正ホワイト47への較正のための1つの領域が設けられている。各照明装 置28毎の各カラーチャネルにおいて測定され平均化される実際の値(白色値) はカラー測定値の規格化のために利用される。この値からCCD素子38の平均 化された実際の暗電流がそれぞれ減じられる。この手段により、信頼性のあるカ ラー測定のために非常に重要な補正が達成される。この補正は以下のような式で 表すことができる。 この場合前記YはYチャネルの測定値を表し、 前記iは一緒に結合されるカラー測定面のピクセルの数であり、 前記Yweiβwertは照明装置28の白色値であり、 前記YDunkelはCCD素子38の暗電流である。 3.較正作用による測定梁保護 測色的パラメータによる色制御のためには画像収集装置12を絶対ホワイトな いしは較正ホワイト47へ較正することが不可欠である。絶対ホワイト47には DIN規格の硫酸バリウムが用いられる。しかしながらその特性のために(通常 はプレスされた錠剤形状) インラインでの使用にはむいていない。それ故に補充材としてカッヘルが用いら れる。このカッヘルの硫酸バリウムに対する光学的特性は公知である。較正ホワ イト47は各照明装置28から測定され得るように選定されなければならない。 それに対する実施形態として、較正ホワイト47が圧胴5の表面に設けられるか 又は各圧胴5,24のチャネル内の別個の支持体上に較正ホワイト47がもたら される。特に照明装置28と較正ホワイト47との間の間隔が照明装置28と印 刷物32上の所定のイメージ領域50との間の間隔と同じになるように注意しな ければならない。通常は画像収集装置12の較正は印刷休止中に行われる。較正 ホワイト47を圧胴5のチャネル内に配設した場合はシート印刷機の場合でも印 刷過程の経過中に較正を行うことができる。 画像収集装置12ないし測定モジュール27の較正に関する特に有利な構成例 は次のようにして実現される。この実施形態は図8aと図8bに示されている。測 定モジュール27を有する測定梁14は圧胴5に対向して設けられる。測定梁1 4にはケーシング46が配属されている。測定梁14と保護ケーシング46は共 通のシャフト、いわゆる固定ロッド48を有している。測定梁14はシャフトを 中心に旋回可能に支承されており、2つの位置に、すなわち1つは測定位置(8 a)でもう1つは休止位置(8b)にロック可能である。測 定位置では圧胴5上の印刷物32が走査される。照明装置28とフロント光学系 30は約45度の角度下で配設されている。有利には照明装置28のビームは4 5度以下の角度で印刷物32上に照射される。 印刷休止中は測定梁14は休止位置に旋回し、保護ケーシング46内に収まる 。測定梁14の保護ケーシング46への旋回は多くの利点をもたらす。1つは離 脱旋回によって印刷機構2の胴4、5領域にスペースができることである。これ によって胴4,5へのアクセスが自由になる。このことはこれらの胴、特にゴム ブランケット胴4のゴムブランケットを清掃しなければならないようなときには 利点となることがわかっている。測定梁14の保護ケーシング46への旋回によ ってさらに照明装置28とフロント光学系30が汚れから保護される。特に印刷 休止中のゴムブランケット胴4の清掃に用いる洗浄剤などが光学系に達するよう なことはない。 特に有利には、較正ホワイト47が保護ケーシング46内に次のように配設さ れる。すなわちその測定が保護ケーシング46内の測定梁14の休止位置におい て行うことができるように配設される。これにより各照明装置28とフロント光 学系30との光学的な交点が較正ホワイト47の面上におかれる。注意すべき点 は保護ケーシング46の寸法を次のように選択することだけである。すなわち休 止位置における照明装置2 8と較正ホワイト47との間の間隔が照明装置28から印刷物32の測定個所ま での間隔に相応するように選択することだけである。 図9には本発明による装置の第1実施例が概略的に示されている。測定梁14 の各測定モジュール27は印刷物32上の所定のイメージ領域50をライン毎に 走査する。この所定のイメージ領域50は図示の例では2つのインクゾーン44 を含んでいる。印刷物32の表面から反射する、イメージ情報を搬送する別個に 示されていない照明装置28からのビームはフロントレンズ系30から相応の画 像伝送体15へ結像される。イメージ側に並列に配設された画像伝送体15は受 信側で所定の間隔をおいて相互に重ね合わされている。有利には相互に重ね合わ された画像伝送体15は受信側で任意に可変のプラグコネクタ31にまとめられ ている。 所定の間隔で相互に重ねられた画像伝送体は最終的に光学系33を介して(こ れは受光レンズ34とカラービーム分光器35とカラーフィルタ36からなる) 受信装置38に結像される。カラーフィルタ36は図示の場合では3次元領域手 法(DIN5033)によるカラー測定のためのX,Y,Z領域をシミュレートす るカラーフィルタと、印刷ブラックの別個の測定のための赤外線(NIR)近傍 領域を測定ビームのスペクトルから排除する付加的なフィルタである。ビーム分 光器35もカラーフィルタ36も3つのカラーチャネルX,Y,Zのそれぞれに高 い受光性が良好な結像特性のもとで達成されるように構成される。 全てのイメージポイントに対して十分なフィルタ特性が補償されるようにする ために、カラーフィルタ36は2つのレンズの平行なビーム内に配設されている 。これによりビームがカラーフィルタ36を常に垂直に透過することが補償され る。この測定手法は信頼性の高いカラー測定と色制御に対して極めて有利である ことが判明している。 画像収集装置12の分割により個々の測定モジュール27に支持される測定梁 14と受信装置16においては高感度のセンサ装置と画像データの電子後続処理 装置が測定個所から空間的に離されておかれている。測定個所での熱的負荷(こ れは照明装置28によって強制的に生じる)は温度に敏感な素子、例えばA/D 変換器とCCD素子38に悪影響を与えない。 画像伝送体によって形成されるモジュール状の光学的ビーム径路は、光学的な コンポーネントを可及的に小さく維持するために用いられる。それにより一方で は測定個所のレンズが測定個所側の画像伝送体束よりもごく僅かに大きいだけで 済み、これらは軽量でしかも測定梁の狭幅な構造形状を可能にする。他方では画 像伝送体束は受信側で矩形状に、特に有利にはほぼ正方形の形状となるように重 ね合わせてまとめられる。 このような構成によりセンサ側のレンズも同様に小さくまとめられる。これは安 価な振動防止を可能にする。さらにこれらのセンサ自体も小さく保てる。それに よりこれらは簡単な手段で冷却することが可能となる。 印刷物32からの反射ビームを選択領域50から転送する画像伝送体15は単 層か又は複層で構成される。各画像伝送体15自体は多数の隣接する、場合によ っては上下に重なった光ファイバ49からなる。それらは幾何学的構成特性に悪 影響を与えないようなイメージ伝送が保証されるように配設されている。各単層 又は複層のマルチ画像伝送体15は通常は複数の相互に重ねられた層で構成され る。この場合通常はカラーチャネル毎にそれぞれ1つの層が設けられてもよい。 画像伝送体15の特別有利な実施例は、所謂多層の“単一画像伝送体”であり 、その際個別層は入力側において重ね合わされておりかつ受信側にいて分割され ておりかつ選択された画像領域50をその都度直接、相応に配属されたCCDラ イン38に結像する。その場合、画像伝送体端部を1つの差し込みコネクタに上 下に重ね合わせることに関して、基本的に2つの可能性がある: 1.所定の画像領域50からのビームを伝送する個別画像伝送体は、上下に重ね 合わされ、すなわち差し込みコネクタ31はそれぞれ、上下に積み重ねられた画 像伝送体15から合成される。引き続いて、差し込みコネクタ31の出力側に現 れるビームは、ビームスプリッタ35および相応の色フィルタ36を介してガイ ドされる。この形式の構成の利点は、それぞれ多層の個別画像伝送体15の測定 光が正確に同一の規定画像領域50から派生している点にある。 2.画像伝送体終端部積み重ねの第2の可能性によれば、すべての画像伝送体1 5の個別カラーチャネルはその都度ブロックにまとめられ、ブロックの方も1つ の差し込みコネクタ31に積み重ねられている。この形式の配置では、後続のビ ーム分割−従ってビームスプリッタ35−を省略することができる。しかしこの 解決策は、個別カラーチャネルにおける測定光が同一の画像領域50から正確に 派生していないという欠点を有している。 図11には、本発明の装置の画像伝送区間の幾何学的および光学的な構成が示 されている。前方対物レンズ30を介して、図示の例では2つのカラー区域44 を含んでいる所定の画像領域50は1つの画像伝送体15に結像される。画像伝 送体15に別個にホワイト基準が入力結合される。このホワイト基準入力結合部 29についての詳細は、図7のaおよびbとの関連において説明した。画像伝送 体15は、相並んでかつ上下に配置された光ファイバ49から成り、これらファ イバは、幾何学的に妨害されない画像伝送が保証され るように、すなわち画像伝送体15の所定の領域がそれぞれ、カラー区域44の 所定の部分領域(画素)1,……,Nのイメージを伝送するように、整列されて いる。 平行に配設された画像伝送体15は、出力側において、所定の間隔を以て上下 に積層化される。画像伝送体15は差し込みコネクタ31において規則的な層構 造を形成する。この差し込みコネクタ31は、任意の数の画像伝送体15が問題 なく接ぎ合わされるように、構成されている。画像伝送体15の終端部は、光学 系33を介して差し込みコネクタ31の規則的な層構造に最適に整合されている 構造を有する上下に配設されたCCDライン38に結像される。CCD板状アレ イ16の出力側にデータが生じ、これらデータは引き続き計算装置17によって 画像検査およびカラー測定のために用いられる。 差し込みコネクタ31における画像伝送体15の上下に積み重ねられた端部を CCDラインアレイ38に後から整合できるようにするために、有利には、差し 込みコネクタ31と光学系33との間に、光機械結合部材52が配設される。こ の光機械結合部材52は図12において詳細に説明する。 差し込みコネクタ31内に、画像伝送体15の端部が配設されている。光学系 33を介して、画像伝送体15の画像情報を伝送する端部がCCDラインアレイ 38に結像される。その際画像伝送体15の端部は画像絞りとして作用する。一 層の単一画像伝送体15ではそれぞれ、印刷像の狭いストライプが捕捉検出され 、それは光学系33を介してCCDラインアレイ38に結像される。個別カラー チャネルへの分割は、光学系33に配置されているビームスプリッタ35を用い て行われる。既述したように、多層に実現された単一または多重画像伝送体15 では、ビームスプリッタ35は状況によっては省略することができる。この場合 画像伝送体15のそれぞれの個別層は相応のカラーフィルタ36を介して相応の CCDラインアレイ38に結像される。 差し込みコネクタ31内に積み重ねられた画像伝送体端部の幾何学形状をCC DラインまたはCCDラインアレイ38の幾何学形状に整合するために、結合部 材52が提案される。この結合部材52は、前面側ブロック53と裏面側ブロッ ク55とから成っており、これら双方は光導波耐4を介して相互に結合されてい る、前面側ブロック53が画像伝送体積み重ねの幾何学形状に整合されている一 方、裏面側ブロック55はCCDラインアレイ38の幾何学形状を有している。 結合部材52は、測定用梁部材14を受光ユニット16に結合する比較的長い画 像伝送体52より制作技術上容易に操作することができる。さらに、光学的な結 像法則に基づいて、CCDラインアレイ38の幾何学 形状は光学系33の結像スケールを介して画像伝送体積み重ね(差し込みコネク タ31)の幾何学形状に結びつけられている。したがってこれら3つの構成要素 は、その幾何学的なディメンジョンに関して結合された系を表している。一般に 、2つの構成要素31,33,38の幾何学的なディメンジョンが相互に整合し ているとは限らない−例えばテクノロジーまたは経済上の理由からこれら構成要 素の設計仕様に対して上限値ないし下限値がある、または経済的には、差し込み コネクタ31を結像に整合する大きさに選択するのではなくて、大きめに選択す る方が効果的であるので、結合部材52は極めて効果的かつ有用であることがわ かっている。 図10のa,bおよびcには、本発明の装置の1実施例による既述の4重画像 伝送体が略示されている。図10aには、4重画像伝送体が側面図にて示されて いる。前方対物レンズ20は所定の画像領域50を複数の層から成る画像伝送体 15に結像し、これにより同時に、印刷像32の4つの狭いストライプが画像伝 送体15に結像される。画像伝送体15の端部は記述の形式および手法で1つの 差し込みコネクタ31に上下に重ねられて、引き続き光学系33を介して相応に 配設されたCCDラインアレイ38に結像される。 図10bには、図10のaの方向Aから見た4重画像伝送体の断面図が示され ている。画像伝送体15は 、相互に正確に定められている間隔を置いて配置されている複数の層から成って いる。画像伝送体層それ自体はそれぞれ、最適な画像伝送が保証されているよう に配置されている、相並んで整列されている多数のオプチックファイバ49から 構成されている。 図10のcには、4重画像伝送体におけるビーム路が示されている。所定の画 像領域50は、前方光学素子30、画像伝送体15および所定の結像スケールを 有する光学系33を介してCCDラインアレイ38に結像される。 既に繰り返し説明したように、本発明の装置の2、3の実施例において、所定 の画像領域50から派生するビームの、個別カラーチャネルX,Y,Zへの分割 を行うビームスプリッタ35を光学系33に設けなければならない。 図13のaには、この形式のビームスプリッタ35が側面図にて示されている 。受信側において上下に重ね合わされている画像伝送体15は、個別測定領域か らの画像情報を担持する。画像伝送体15によって伝送されるビームは複数のチ ャネルに分割される。従って、本来の受信対物レンズ34の前に、赤外線チャネ ルを排除しかつCCDライン38に結像するエッジフィルタ71が配設されてい る。依然として残るビームはXチャネル、YチャネルおよびZチャネルに分割さ れかつカラーフィルタ36および相応の対物レンズを 介して所属のCCDライン38に結像される。 図13のbには、ビームスプリッタ35の別の実施例が側面図にて示されてい る。受信側において上下に重ねられている画像伝送体15は、選択された領域5 0の個別測定領域からの画像情報を担持する。ビームスプリッタは構造的に、そ れが画像伝送体15によって伝送されるビームを3つのカラーチャネル(X,Y ,Z)および赤外線チャネルに分割するように、実現されている。個別カラーチ ャネルからのビームは、相応のカラーフィルタ36ないしNIRフィルタ36を 介して相応に対応付けられているCCDライン38に結像される。 図14には測定モジュール27中の測定ジオメトリとビーム径路が示されてい る。照明装置28からはビームが結像光学系56を介して印刷物32の選択され た所定のイメージ領域50上に照射されている。このビームの入射角度は45度 である。印刷物において反射されたビームは、受信光学系57を介して受信装置 16に結像される。この受信装置16は印刷物32の所定の領域50を0度の角 度で監視する。 図15には集積化された受信装置16を有する測定モジュール27の第1実施 例が示されている。照明装置28からはビームがシェープコンバータ73と円筒 ミラー72を介して印刷物32の所定領域50に照射される。 ビームの入射は45度の入射角度で行われる。これに対して監視は測定面に対 して直角に行われる。所定のイメージ領域50にて反射されたビームはビームス プリッタ35を介して個々のカラーチャネルに分割される。各カラーチャネルは カラーフィルタ36と受信光学系34を介してCCD素子38に結像される。通 常黒成分の測定のために同じように設けられるNIRチャネルは図15には別個 に示されていない。 CCD素子や、後続処理電子装置は温度変化に非常に敏感に反応することは既 に前述している。図示の例では測定モジュール27が光学的素子も電子的素子も 含んでいるので、照明に対しては冷光源が選択されている。この場合照明装置2 8からの光はシェープコンバータ(光ガイド光学系)73を介して円筒ミラー7 2に導かれる。 集積化された受信装置16を有する測定モジュール27のさらなる別の実施例 は図16に示されている。この構造も前記実施例と類似しているがチャネルジオ メトリに関してはさらに最適化がなされている。照明装置28(ここでも冷光源 が用いられている)からはビームがシェープコンバータ73を介して直接印刷物 32の所定のイメージ領域50に入射している。同じように印刷物32の所定の イメージ領域50からカラー測定チャネルX,Y,Zへのビームも異なる角度で測 定される。特にZチャネルは測定面に対して直角方向 におかれている。ZチャネルとNIRチャネルのスペクトル感度は重畳領域を有 しているのではなく相互にかけ離れているので、これらのチャネルにおいては1 つのカラーフィルタ74が挿入されている。このカラーフィルタ74はZチャネ ルに属するスペクトル領域は通し、それ以上のスペクトル領域は反射する。CC D素子38への所定のイメージ領域50の結像はカラーフィルタ36と受信光学 系34を介して行われる。 図16による測定モジュール27の構造は、印刷物32において反射されたビ ームが通常は鏡反射ビーム成分の方向でのピークを見せることによる測定値の改 ざんを阻止するのに非常に有利なことがわかっている。印刷物32の表面は通常 は全ての空間角度領域においてビームが均等な強度で分散する理想的な分散特性 を有した表面ではない。それどころか印刷物32の表面で反射されたビームの強 度は角度に依存している。 鏡反射ビーム成分の方向で高まるビーム強度の原因は紙質やインク濃度、面被覆 度、印刷カラーの種類などにある。 鏡反射ビーム成分の方向で高まるビーム強度に続くその他の測定値の改ざんは 次のようなことによって引き起こされる。すなわち印刷されたばかりの枚葉紙が まだ完全に乾かないことによって引き起こされる。印刷物32上の湿りによる測 定値の改ざんを防ぐためには、ビーム径路に偏光フィルタ75が設けられる。 図17には測定モジュール27のさらに別の実施例が示されている。この場合 図に示されているのはビームに対する受信装置16のみである。印刷物32の選 択された領域50からの反射されたビームはカラーフィルタ36を介してレンズ アレイ76に結像される。このレンズアレイ76によって所定のイメージ領域の 50のそれぞれ1つの画素が受信され、引き続き光ファイバ54と結像系33を 介してアラインメント可能なCCD素子38に結像される。このモジュール27 のファイバオプティクな実施形態は特に個々の光ファイバ54を基準値結合に用 いる可能性も提供する(照明装置28のホワイト基準または較正ホワイト基準) 。さらにグラスファイバ束を用いれば、所定のイメージ領域50と受信装置38 との間のジオメトリ整合を問題なく行うことが可能である。 図18には画像収集装置12のさらに別の実施例が示されている。ここでも光 学系、特に照明装置28とフロントレンズ系30と受信装置16は、測定モジュ ール27内に位置付けされている。図には示されていない照明装置28は所定の イメージ領域を照明する。フロントレンズ系30を介して中間像が形成される。 この中間像はさらに別の光学系33を介してCCD素子38に結像される。光学 系33はイメージ側光学系と受信側光学系である。これらの共通の焦点には局部 フィルタ66が位置付けされている。4-f 配置構成によれば光学系の間のビームの位置依存性が除去される。これは局部フ ィルタ66の投入を可能にする。局部フィルタ66(これは受信側のビーム径路 に設けられる)の使用は以下に述べるような複数の利点をもたらす。 −正確なマッチングが可能になる −比較的高い伝送レートが得られる −2段階の結像部の適用により中間像のサイズが自由に選択できる(それにより 受信側の結像を所期の結像サイズが得られるように常に改善することが可能にな る) コントロール不可能な測色エラーを排除する目的で−既述のように−ビームは フィルタに対し垂直に通過する。さもないと、スペクトル透過率は入射角の非線 形の関数となってしまう。そしてこのことにより、正規化後のフィルタのスペク トル経過特性が正規スペクトル値関数X,Y,Zと一致しなくなってしまう−し たがって測色は角度に依存するようになる。この障害を排除する目的で、後置接 続された対物レンズの既述の4−f配置が選ばれる。 部分フィルタ66は通常、中性ガラスから成り、このガラス上に種々異なる多 数のカラーフィルタ36が接合されている。結果として生じるスペクトル経過特 性は、部分フィルタ66の個々の部分フィルタの相互作用により生じる。絞りお よびマスクを付加的に使用 することにより、個々の部分フィルタの面積成分を規定してオン/オフすること ができるので、スペクトル経過特性を所期のように作用させることができる。 第19図には、本発明による装置の別の実施形態が示されている。この実施形 態の場合、受信装置38を測定モジュール27内に統合することができるし、あ るいは画像伝送体15を介して互いに別個に配置することもできる。 印刷物32の選択された領域50から反射したビームは、前部対物レンズ30 およびスリット79を介して、さらにそこから1つのレンズたとえばシリンダレ ンズ80を介して、プリズム78または回折格子へ導かれる。プリズム78は選 択された領域50の各測定点をスペクトル分解する。受信装置38はたとえばラ イン状のCCD素子から成り、その際、CCD素子の個数はスペクトル中の補間 支点数に一致する。選択された領域50の各測定点ごとにスペクトル分解が行わ れるので、受信装置38は有利にはCDDアレイから成り、このCCDアレイの ライン数はスペクトル中の補間支点数に対応し、そのスリット数は選択された領 域50内の測定個所数に対応する。著しく高い処理速度を達成する目的で、CC Dアレイを複数のCCDラインにより構成することができ、その際、個々のCC Dラインは並列に読み出される。したがって局所分解されたこのスペクトロメー タカメラによって、スペク トル分解も空間的な分解も達成できる。 前述の装置と比べた場合の欠点は、この実施形態ではより多くの個数のCCD 素子が設けられている点である。しかしこのような余分のコストは、データのデ ィジタル化について分解能を低くすることで相殺される。先に挙げた実施形態で は信頼性のある測色のために12bitのデータが得られなければならなかった のに対し、この場合にはたとえば8bitの画像データで同じ結果を得ることが できる。 この実施形態の別の利点は、ディジタルのスペクトル画像データを相応の係数 を用いて重み付けすることで各々の任意のフィルタ関数に整合させることができ る点にある。ディジタル領域における任意のフィルタ関数(X,Y,ZまたはR GB)をこのようにしてシミュレートすることにより、通常の“ハードウェア” フィルタを節約することができる。フィルタ36を用いた場合には常に、選択さ れた領域50の均質な照射も規定の対象物体幅も保持されるよう留意する必要が あるのに対し、このことは第20図に示された実施形態の場合にはたいした問題 にならない。 次に、第4図に示されている画像収集装置12の個々のシステムコンポーネン トについて詳細に説明する。 先に述べたように、受信装置16はたとえばCCDラインアレイ38により構 成されている。このCCD ラインアレイ38は、相応の制御電子装置40を備え個々のカラーチャネルに対 応づけられた個々のCCDラインにより構成されている。CCDライン38の各 々は、調整および交換の可能なチップ担体上に取り付けられており、これはさら に別個には示されていないクロックドライバおよびビデオプリアンプも有してい る。4つのCCDラインアレイ38(X,Y,Z,NIR)のための電子制御装 置40は、CCDライン38内における信号形成に関して通常の物理的なプロセ スを行う。このプロセスは以下のステップを有する。すなわち、電荷の発生、電 荷の移送、電荷の検出および増幅を行う。次に、増幅された信号の2重に相関さ れたスキャンを実施する。この信号は、たとえば12bitのA/D変換器39 によりディジタルイメージへ変換される。電子トリガ装置60により、画像収集 装置12と印刷ユニット2の角度位置との同期が確保される。回転角センサ13 たとえばインクリメンタルセンサのパルス列から、シリンダ5の角速度も求めら れるし、測定された印刷速度に依存してCCDライン38のための統合クロック も発生される。 受信装置16の画像データの適正な角度での読み出しに関して信頼性のある同 期化の前提は、個々のインクリメンタルセンサ13の各インクリメント間の角度 間隔を精確に知ることである。したがって、圧胴5の個々の速度と直径および処 理すべき印刷物の厚さとに 基づき、印刷機1の速度を求めるために2つのインクリメントパルスの間の時間 間隔が導出される。 受信装置16の画像データは計算装置17へ転送される。計算装置17は画像 データをリアルタイムで処理する。(印刷速度に応じて)多量の画像データが発 生するので、複数の段階でデータを低減する必要性が生じる。計算装置17にお いて以下の機能が実現される。すなわち、 −目標イメージの記憶 −イメージフォーマットを規定するための制御情報を有するパラメータイメージ 、イメージエラーを評価するための重み付け関数、および測色を実行すべきイメ ージ領域の管理 −測定ラインにおけるスキャンラインの累積 −色およびシェーディング測定に関連するディジタルイメージの画素をリストと して保管 −パイプラインバスを介した画像データの高速転送 −差分イメージの累積 −CCDラインの同期 −目下のおよび累積された差分イメージを種々の適合化された閾値を用いて評価 −リアルタイムでの画像検査のためのエラー前処理 計算装置17は複数のハードウェアコンポーネントにより構成されている。す なわち、 −信号処理を担うモジュール(シェーディング補正、 測定ラインへのスキャンラインのグルーピング) −測色およびインキ調整のための測定値を格納できるデータ用メモリ −パラメータメモリの内容に依存して測色/インキ調整用の測定データを既述の メモリへ分類する制御回路 −目標イメージメモリ、パラメータメモリおよび累算された差分イメージメモリ を含む主として画像検査用のモジュール、これはさらにパラメータメモリに依存 して重み付けされた差を形成でき、しかもこれは目下の差分イメージについても 累積された差分イメージについても形成できる −許容範囲を越えた場合にハードウェアによる信号をスイッチングする回路、こ れはたとえば刷り損紙分岐のリアルタイム制御に用いることができる −CPUを含むモジュール、これは上位のモジュールとの通信を制御し、ないし は“未処理”データから導出された別のデータを算出するために測色値の上記の メモリをアクセスできる 計算装置17は複数の規定のインタフェースを有しており、これらのインタフ ェースを介して機械制御装置21と入力装置19とオフライン測定機器20の通 信が可能になる。 画像データのリアルタイム処理とは、あるオペレーションが完了したときには これと同じオペレーションが新たにたとえば周期的に処理のために待機している ことを意味する。したがってこの場合、ある差分イメージの生成は、次の時点で のイメージが到来する前にこの差分イメージが目下のイメージと所定のスタティ ックな目標イメージから算出されていれば、リアルタイムで行われる。同じこと は測色データの評価についてもあてはまる。測色データの評価は、次のイメージ の相応のデータセットが到来する前にやはりこの評価が完了していれば、リアル タイムで行われる。したがってこの処理サイクルは、印刷物32の周期的な印刷 つまりは印刷機1の速度と結合されている。画像検査も測色もリアルタイムで行 われるので、印刷品質が十分であるか否かについて目下作成されている印刷物3 2を評価することができる。補正を行う相応の措置を瞬時に行うことができるの で、不完全な枚葉紙の印刷が最小限に抑えられる。 生じるデータ量ないしデータレートは、画素の大きさ、印刷物32のフォーマ ット、および印刷機1の速度に依存する。このデータ量に合わせて、計算装置1 7を所要メモリと処理速度に関して整合させる必要がある。たとえば、図中には 別個に示されていないメモリを、互いに独立した複数の画像データのセットをそ の中に格納できるように設計する必要がある。 本発明によれば、すべての印刷物の画像データに基づく画像検査および選択さ れたイメージ領域に基づくインキ調整が行われる。画像検査に関しては、たとえ ば時間的に一定の印刷エラーを識別する検査が行われる。目下のおよび累積され た差分イメージに基づき、エラー特性の評価が行われる。殊にこのことにより、 印刷品質に重大な影響を及ぼすたとえばヒッキーのような障害とスタティックな 障害とを区別することができるようになる。 計算装置17を備えた上述の回路により、有利には関連する印刷品質を特定す る各カラーゾーン44の領域のデータがまとめられる。測色調整において、この 領域の実際の色位置が求められ、格納された相応の目標色位置と比較される。こ の形式の測色調整の実施形態は−既述のように−ヨーロッパ特許出願公開第03 24718号公報に記載されている。実際色位置と目標色位置との間に色間隔が あれば、個々の印刷ユニット2の相応のカラーゾーン44における相応の皮膜厚 さの変化が算出される。インキ調整部材のための相応の調整データは、機械制御 装置21を介して個々の印刷ユニット2へ導かれる。たとえば印刷機1のインキ 調整部材の調整のために用いられる相応の機械制御装置21は、ヨーロッパ特許 出願公開第095649号公報により知られている。たとえばヒッキーピッカー の自動的な位置決めのために用いられる印刷機1における機械制御装置21は、 ドイツ連邦共和国特許出願公開第3708925号公報に記載されている。これ ら両方の刊行物は本出願の総体的な構成部分とみなす ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガイスラー, ヴォルフガング ドイツ連邦共和国 D―76669 バート シェーンボルン ガルテンシュトラーセ 34アー (72)発明者 フーバー, ヴェルナー ドイツ連邦共和国 D―69231 ラウエン ベルク ダムバッハ―ラ―ヴィル シュト ラーセ 2デー (72)発明者 キプハン, ヘルムート ドイツ連邦共和国 D―68723 シェヴェ ツィンゲン ビビーナ―シュトラーセ 6 (72)発明者 キストラー, ベルント ドイツ連邦共和国 D―75031 エッピン ゲン カルテンベルクシュトラーセ 46 (72)発明者 レフラー, ゲルハルト ドイツ連邦共和国 D―69190 ヴァルド ルフ キーフェルンヴェーク 3 (72)発明者 レンシュ, クレメンス ドイツ連邦共和国 D―69120 ハイデル ベルク ラーデンブルガー―シュトラーセ 93

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1つの印刷物における画像検査および色制御のための装置で あって、前記印刷物は印刷機で少なくとも1つの印刷機構によって作製されたも のである形式の装置において、 当該装置は、前記印刷物(32)の画像データを送出する少なくとの1つの画 像収集装置(12)と計算装置(17)からなり、 計算装置(17)は、印刷物(32)のすべての画像データを画像検査のため に検出し、印刷物(32)の少なくとも1つの測定点(ピクセル)の画像データ から、色判定のための測定量を検出する、ことを特徴とする装置。 2. 指示手段(26)が設けられており、該指示手段は検出された測定量を 指示する、請求の範囲第1項記載の装置。 3. 検出された画像データが画像検査に対する制御量として、および/また はインキ制御のための制御量として、印刷機(1)の個々の印刷機構(22)で 使用される、請求の範囲第1項記載の装置。 4. 印刷機(1)に少なくとも1つの回転角センサ(13)が設けられてお り、輪転印刷機の場合は場合により付加的にウェブ始端部を検出するためのセン サ(23)が設けられており、 トリガ電子回路(70)によって画像収集装置(12)は、全印刷物(32) からの画像データを送出するように制御される、請求の範囲第1項記載の装置。 5. 画像収集装置(12)はオフラインで使用され、排紙装置の上方に印刷 物(32)に対して配置されている、請求の範囲第1項記載の装置。 6. 画像収集装置(12)は、1つまたは複数の測定モジュール(27)と 、少なくとの1つの配属された受信装置(16)とからなる、請求の範囲第1項 または第5項記載の装置。 7. 測定モジュール(27)は、測定梁(14)に配置されており、1つの 測定モジュール(27)は、印刷物(32)のそれぞれ1つの所定の画像領域( 50)−少なくともカラーゾーン(44)−を走査する、請求の範囲第6項記載 の装置。 8. 測定モジュール(27)は、画像データを形成する受信装置(16)と は空間的に分離されており、当該受信装置とは画像伝送体(15)を介して接続 されている。請求の範囲第6項記載の装置。 9. 測定モジュール(27)と、画像データを形成する受信装置(16)と は、測定梁(14)に組み込まれている、請求の範囲第6項記載の装置。 10. 測定梁(14)はモジュール構成されており、それぞれ1つの測定モ ジュール(27)は所定の画像領域(50)からの拡散反射値ないし画像データ を送出する、請求の範囲第8項または第9項記載の装置。 11. 各測定モジュール(27)には少なくとも1つの照明装置(28)と フロント対物レンズ(30)が配属されており、 該フロント対物レンズは、所定の画像領域(50)を少なくとも1つの線状の 画像伝送体(15)(シングル画像伝送体)に結像し、測定モジュール(27) 毎に複数の画像伝送体(15)がある場合(マルチ画像伝送体)には、相応する 数の線状画像伝送体(15)が積層されている、請求の範囲第1項および第8項 ないし第1項および第9項記載の装置。 12. 画像側で線状に構成され、場合により相互に平行に積層された線状画 像伝送体(15)は、受信側では所定の間隔で相互に積層されている(規則的積 層構造)、請求の範囲第11項記載の装置。 13. 画像伝送体(15)は、規則的積層構造体に受信側でまとめられてお り、 1つの測定モジュール(27)に配属された画像伝送体(15)が1つの層に それぞれ正確に含まれている、請求の範囲第11項記載の装置。 14. 画像伝送体(15)は受信側で1つの光学的差込接続部(31)にま とまられている、請求の範囲第12項または第13項記載の装置。 15. 光学的差込接続部(31)の出力は光学装 置(33)を介して少なくとも1つの受信装置(16)に結像される、請求の範 囲第6項および第12項記載の装置。 16. 受信装置(16)は、所定の間隔で相互に平行に配置された複数の光 電素子からなり、該光電素子の数が画像収集装置(12)の位置分解能を定める 、請求の範囲第15項記載の装置。 17. 受信装置(16)は、少なくとも測定モジュール(27)の数に相応 する数のCCDライン(38)ないしCCDラインアレイ(38)および1つの 制御電子回路(40)からなる、請求の範囲第16項記載の装置。 18. 光学装置(33)は光学的リレー装置であり、それぞれ第1の受信対 物レンズ(34)、カラービームスプリッタ(35)、および色毎(X,Y,Z ,NIR)にそれぞれ1つの別の受信対物レンズ(37)からなり、 当該色毎の受信対物レンズは相応するカラーチャネルを相応する数の受信装置 (16)に結像する、請求の範囲第12項記載の装置。 19. 光学装置(33)は、対物レンズ(34、37)およびカラーフィル タ(36)からなり、 前記対物レンズは個々の測定モジュール(27)のカラーチャネルに相応する 、差込接続部(31)の出力を相応する数の受信装置(16)に結像する、請求 の範囲第13項記載の装置。 20. 画像伝送体(15)の出力側には、複数のスリット状開口部(63) を有する視野絞り(62)が後置接続されている、請求の範囲第11項記載の装 置。 21. 視野絞り(62)は、画像情報の位置と、測定モジュール(27)の 照明装置(28)の白基準の位置との間に、暗転された領域を有する、請求の範 囲第20項記載の装置。 22. 画像伝送体(15)の横断面は視野絞り(62)よりも大きく、 各画像伝送体(15)の入力は第1の対物レンズ(34)の光軸を基準にして 、画像伝送体(15)の受信側にてホルダで調整可能である、請求の範囲第20 項および第21項記載の装置。 23. 光学的リレー装置(33)は2つの対物レンズを有し、当該対物レン ズは中間室がほぼ並行に照射されるよう配置されている、請求の範囲第18項記 載の装置。 24. 光学的リレー装置(33)のカラーフィルタ(36)は、複数の異な るフイルタ部分(部分フィルタ)からなり、該フィルタ部分は視野絞り(62) に対して摺動することができる、請求の範囲第22項記載の装置。 25. 受信装置(16)ないしCCDライン(3 8)は、複数の平行部分を備えたそれぞれ1つのチップからなり、 ピクセルレベルは、センサの走査線の画像レベルより高い、請求の範囲第15 項または第16項記載の装置。 26. 受信装置(16)ないしCCDライン(38)は冷却されている、請 求の範囲第1項から第25項までのいずれか1項記載の装置。 27. 差込接続部(31)と受信装置(16)との間には、結合素子(52 )が設けられており、 該結合素子は光−機械的に、画像伝送体(15)の相互に積層された出力側の 幾何構成を、受信装置(16)ないしCCDラインアレイ(38)の幾何構成に 適合させる、請求の範囲第13項および第16項ないし第14項および第16項 記載の装置。 28. 前記結合素子(52)は、正面ブロック(53)と裏面ブロック(5 5)からなり、 前記正面ブロックは、画像伝送体の相互に積層された出力側の幾何構成に相当 し、 前記裏面ブロックは、受信装置(16)の幾何構成に適合されており、 正面ブロック(53)と裏面ブロック(55)は画像伝送体(15)を介して 接続されており、 それらのブロックの数は画像伝送体(15)の数に相応し、 該画像伝送体は測定モジュール(27)と受信装置(16)との間に設けられ ている、請求の範囲第27項記載の装置。 29. 各測定モジュール(27)には、ミラー(58、72)を備えた照明 装置(28)と、フロント光学系(30)が設けられており、 前記照明装置は、所定の画像領域(50)を照明するためのものであり、 前記フロント光学系は、所定の画像領域(50)を画像伝送体(15)に結像 するためのものである、請求の範囲第1項および第7項記載の装置。 30. ミラー(72)は楕円ミラー(68)として構成されている、請求の 範囲第29項記載の装置。 31. 各個別の照明装置(28)のビームはそれぞれ1つの光導波体(64 )に結合され、 該光導波体の出力側は相応する画像伝送体(15)と直接接続されており、 カラーチャネルの各々において測定が行われ、これにより各照明装置毎に色制 御値が生成され、 該色制御値は基準ビーム(47)の相応する値に正規化される、請求の範囲第 29項記載の装置。 32. ランプ制御部(61)が設けられており、該ランプ制御部は照明装置 (28)に対する電流を、照明装置のビーム強度が相互に補償されるように調整 する、請求の範囲第30項記載の装置。 33. 光導波体(64)が孔部(60)に配置されており、 前記光導波体の軸線は照明装置(28)に向いており、 光導波体(64)は前記孔部(70)内を軸方向に摺動可能である、。請求の 範囲第30項記載の装置。 34. 計算装置(17)は、以下の数式に従って、各カラーチャネルで測定 され平均された、各照明装置(28)のホワイト値の瞬時の値を、色制御値の正 規化のために使用し、ここから瞬時の平均暗電流を減算する、 ここで、iは色制御面のピクセルの数、YはYチャネルの測定値、YWeiβwert は照明装置のホワイト値、YDunkelはCCDラインjの暗電流を表す、請求の範 囲第30項記載の装置。 35. 標準ビーム送信器(47)では、較正ホワイトが取り扱われる、請求 の範囲第30項記載の装置。 36. 画像収集装置(12)は、枚葉紙輪転印刷機の場合有利には最後に印 刷機構(2)の圧胴シリンダ(5)に、枚葉紙印刷機が表刷り動作および裏刷り 動作の場合は付加的に反転ドラム(10)の前の圧胴シリンダに配置されている 請求の範囲第1項および第6項記載の装置。 37. 輪転印刷機の場合は、2つの画像収集装置(12)が、印刷されるウ ェブ(32)の両側走査のために設けられている請求の範囲第1項および第6項 記載の装置。 38. 測定梁(14)には送風装置(45)が設けられている、請求の範囲 第33項または第34項記載の装置。 39. 測定梁(14)または測定梁(14)に配属された保護ケーシング( 46)には送風装置(45)が配置されており、印刷物(32)に向けられた送 風流は同時に、測定モジュール(27)の照明装置(28)の冷却に用いいる、 請求の範囲第38項記載の装置。 40. 較正ホワイト(47)は、それぞれのシリンダ(5、10)のチャネ ル(65)において別個の支持体に、またはシリンダ(5、10)自体に、有利 にはシリンダ(5、10)の全長にわたって配置されており、当該較正ホワイト を基準にして測定を行う、請求の範囲第35項および第36項ないし第35項お よび第37項記載の装置。 41. 測定梁(14)は旋回可能に支承されており、測定位置および停止位 置にロック可能である、請 求の範囲第1項および第7項記載の装置。 42. 測定梁(14)は保護ケーシング(46)を基準にして、2つの位置 にロック可能であり、 測定梁(14)は保護ケーシング内の少なくとも1つの停止位置に配置されて いる、請求の範囲第7項および第41項記載の装置。 43. 較正ホワイト(47)は保護ケーシング(46)に、有利には測定梁 (14)の全長にわたって配置されており、較正ホワイト(47)への正規化は 測定梁(14)の停止位置にて実行可能である、請求の範囲第35項および第4 2項記載の装置。 44. 照明装置(28)は直接的または間接的に、ビームを所定の画像領域 に送出し、 反射されたビームは光学装置(33)を介して受信装置(16)に結像される 、請求の範囲第11項記載の装置。 45. 光学装置(33)はビームスプリッタ(35)を有し、当該ビームス プリッタの個々の出力側には結像光学系(37)を備えた光学的フィルタ(36 )が配置されている、請求の範囲第44項記載の装置。 46. 光学装置(33)はカラーフィルタ(36)および結像光学系(37 )を有し、該結像光学系は照明/測定面を基準にして垂直観察方向の外側にある 、請求の範囲第44項記載の装置。 47. 光学装置(33)は部分フィルタ(66)を有し、該部分フィルタは 2つの対物レンズの共通の焦点に配置されている、請求の範囲第44項記載の装 置。 48. 光学装置(33)はプリズム(78)または格子を有する、請求の範 囲第8項および第44項ないし第9項および第44項記載の装置。 49. 計算装置(17)はスペクトル測定値を、任意のフィルタ機能がシミ ュレートされるように重み付けする、請求の範囲第48項記載の装置。 50. 光学装置(33)はカラーフィルタ(36)を有し、 個々のカラーチャネルはレンズアレイ(76)に結像される、請求の範囲第4 4項記載の装置。 51. カラーチャネルの出力側はそれぞれ、少なくとも1つのライン状また はアレイ状の受信素子(16、38)に結像される、請求の範囲第1項から第5 0項までのいずれか1項記載の装置。 52. 計算装置(17)は受信装置(16、38)の画像データをシェーデ ィング補正し、対数をとる、請求の範囲第1項記載の装置。 53. 計算装置(17)は受信装置(16、38)の画像データを、画像検 査のためのデータおよび色制御のためのデータに分配する、請求の範囲第51項 記載の装置。 54. 画像検査に対する画像データは差画像データであり、該差画像データ はピクセル毎にファイルされたパラメータ値と結合され、重み付けされた差画像 データとしてさらに処理される、請求の範囲第52項および第53項記載の装置 。 55. 計算装置(17)は画像検査に対する画像データを相応の目標データ を基準にして加算し、正規化し、比較し、 平均値フィルタが設けられており、該平均値フィルタは差画像データをピクセ ル毎に加算し、 計算装置(17)は瞬時の画像データも、加算された画像データも相応の閾値 により監視する、請求の範囲第52項および第53項記載の装置。 55a. 計算装置(17)は色制御に対するデータを検出するために、複数 の隣接する測定点を色制御領域、例えば各インキゾーンにまとめる、請求の範囲 第53項記載の装置。 56. 計算装置(17)は色制御領域に対して実際色位置を検出する、請求 の範囲第53項記載の装置。 57. 計算装置(17)は算出された実際色位置を所定の目標色位置と比較 し、色間隔がある場合、個々の印刷機構(2)におけるインキ供給を色間隔が最 小になるよう制御する、請求の範囲第56項記載の装置。 58. 操作装置(19)が設けられており、該操作装置は操作者と印刷機( 1)ないし印刷機(1)の付加機器(20、21、22)との間の対話式インタ ーフェースとして用いる、請求の範囲第1項記載の装置。 59. 計算装置(17)は画像データに基づいて、すべてのインキに対して 色制御領域を選択し、当該色制御領域の位置座標を検出し、色制御領域から色判 定のための測定量を検出する、請求の範囲第55a項記載の装置。 60. 色制御領域は操作者によって選択され、当該領域の相応の座標が計算 装置(17)に供給され、または計算装置によって求められる、請求の範囲第1 項から第59項までのいずれか1項記載の装置。 61. 色制御領域は画像箇所である、請求の範囲第56項記載の装置。 62. 色制御領域は色コントロールテープの測定フィールドである、請求の 範囲第56項記載の装置。 63. 計算装置(17)は、測定画像データと所定の画像データとの偏差か ら、統計的に発生する偏差と、印刷機(1)のエラー動作に起因する偏差とを区 別する、請求の範囲第1項記載の装置。 64. 計算装置(17)は、色制御領域における印刷品質を損なうエラー動 作の発生を識別し、自動的にこれの測定量がインキ制御に使用されるのを阻止す る、請求の範囲第63項記載の装置。 65. 少なくとも1つのレジスタセンサ(18、22)が設けられており、 該レジスタセンサは印刷画像のレジスタエラーを識別し、 名産装置は色制御の測定量を、レジスタ調整が正しく実行されたときだけイネ ーブルする、請求の範囲第1項および第53項記載の装置。
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