JP2007536126A - 枚葉紙オフセット印刷機内で印刷品質をインライン監視する装置 - Google Patents

枚葉紙オフセット印刷機内で印刷品質をインライン監視する装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも1つの印刷ユニット(4,5)と、被印刷体(705)の測定を行う走査装置(6)と、コンピュータ(201,200)とを備える、枚葉紙状の被印刷体(705)を処理する印刷機(1)内で印刷プロセス中に印刷品質を監視する走査装置に関する。本発明は、枚葉紙状の被印刷体(705)を、少なくとも1つの枚葉紙案内要素(100,101)によって走査装置(6)のそばを通るように案内可能であることを特徴とする。

Description

本発明は、少なくとも1つの印刷ユニットと、被印刷体の測定を行う走査装置と、コンピュータとを備える、枚葉紙状の被印刷体を処理する印刷機内で印刷プロセス中に印刷品質を監視する装置に関する。
印刷工程のたびに、印刷見本をできるだけオリジナルの印刷原稿に一致させるという目標を達成することが試みられる。そのためには、印刷動作中に印刷工が、印刷された被印刷体の、手間のかかる品質検査と監視をする必要がある。従来技術では、これは操作員による目視評価によって行われ、および、濃度測定かスペクトル測定を行う光学的な走査装置を用いることによって行われる。そのために、枚葉紙オフセット印刷機では、枚葉紙を排紙装置から抜き出す必要があり、この枚葉紙は、通常、紙載せ台上に置かれる。この台上で、枚葉紙は、規格化された照明源によって照明され、光学測定技術を用いて測定されるか、または目視によって評価される。しかし、この工程には時間がかかり、また、品質検査中にも印刷機は引き続き印刷を行うため、評価された枚葉紙がまだ希望に合っていない時には、場合によって、損紙が発生するという困難もある。印刷機は、印刷工程が中断されるたびに、印刷プロセスが再び安定状態に達するまでにある程度の枚数の枚葉紙を必要とするので、被印刷体の検査中に印刷機を直ぐに停止させることによって、損紙がでるのを容易に防ぐこともできない。しかも、印刷枚葉紙の評価を行う印刷工が必要であり、その印刷工は品質の検査中に他の仕事をすることができない。印刷機の調節段階では、特にインキ装置の領域で可能な数多くの調節を行う必要があるので、150枚から400枚の損紙が生じるのが普通である。さらに、印刷結果はインキ、温度、水、紙、印刷速度、ゴムブランケット、版の性質などの非常に多くのパラメータに左右されるため、一般に、印刷プロセスに再現性をもたせるのが難しいという困難がある。これら全てのパラメータは、多くの場合、何らかの形で印刷ジョブごとに変化し、したがって、1つの印刷ジョブの設定を記憶させておき、繰り返しのジョブの時にそれを呼び出すだけでは十分ではない。というのは、例えば、その間に気温や湿度が変わる場合があり、そうすると、同一の印刷ジョブであっても、環境条件が変っているので新たに設定を行う必要があるからである。この場合にも、インキ装置の設定の修正が必要であり、この設定を自動化することが望まれる。
巻取紙オフセット印刷機では、印刷された新聞紙ウェブを機械から簡単に取り出すことができないので、この分野では、印刷されたウェブの品質をスペクトル測定または濃度測定によって測定しようとする測定システムが既に存在する。光学濃度測定を行う走査装置を作動させる方法が、特許文献1から公知である。この場合、ウェブオフセット印刷機で印刷されて最後の印刷ユニットから出たウェブがガイドローラによって案内され、このガイドローラと平行に、光学濃度測定、色測定、またはスペクトル測定を行う走査装置が取り付けられている。このようにして、印刷されたウェブの品質を判定することができる。実施例の記載では、この明細書に開示されている方法を、枚葉紙状の被印刷体に印刷をする場合にも使用できることが示唆されている。しかし、それを実際にどのように行うことができるかの厳密な説明は、同明細書からは読み取ることができず、特に、枚葉紙状の被印刷体の場合、枚葉紙状の被印刷体はくわえづめ等の保持装置や印刷ユニットの印刷間隙によって、少なくとも1個所で保持する必要があるので、特許文献1におけるようなガイドローラによって枚葉紙状の被印刷体を案内するのはまったく不可能であるという問題が解決されていない。この理由から、特許文献1に開示されている装置は、枚葉紙オフセット印刷機の印刷プロセス中に枚葉紙状の被印刷体の品質評価を行うのには適していない。
独国特許出願公開第10023127号明細書
そこで、本発明の目的は、枚葉紙印刷機で使用するのにも適している、印刷機内で印刷品質を監視する装置を提供することにある。
上記の目的は、本発明によれば請求項1によって達成される。本発明の他の有利な実施態様が、従属請求項、発明の詳細な説明、および図面から得られる。本発明は、まず第1に、少なくとも1つの枚葉紙案内要素によって、所定通りに走査装置のそばを通るように枚葉紙状の被印刷体を案内可能であることを特徴としている。枚葉紙案内要素によって枚葉紙状の被印刷体が固定され、そのようにして初めて、走査装置によって高い信頼性で測定を行うことができる。枚葉紙案内要素としては、印刷機の、枚葉紙を案内する胴上のくわえづめが考慮の対象となるが、枚葉紙を案内する2つの胴の間の間隙も考慮の対象となる。したがって、被印刷体の品質評価をするための走査装置を、印刷ユニットの印刷間隙の近くに取り付けることができる。枚葉紙状の被印刷体の場合、印刷間隙の近くで印刷品質の測定を行うことによって、そこでは枚葉紙がその前端の所で圧胴のくわえづめによって、かつ印刷ユニットの印刷間隙によって案内されるという利点が得られる。この際、枚葉紙は、胴の表面上に張り渡され、したがって、走査装置に対して所定の位置にある。この案内は、枚葉紙状の被印刷体の品質検査をする場合にきわめて重要である。というのは、枚葉紙は、ウェブ状の被印刷体と違ってガイドローラによって案内することができず、少なくとも一方の側で、くわえづめ装置または印刷間隙によって案内される必要があるからである。走査装置が印刷間隙の近くに配置されていればいるほど、測定中に被印刷体がばたつき運動を行って測定結果が不正確になる恐れが小さくなる。さらに、他の枚葉紙案内要素として、吹付け/吸込み空気ノズルを備える、枚葉紙を案内する胴も考慮の対象になる。なぜなら、この場合にも枚葉紙は空気によって十分に案内され、それによって、ばたつき運動が最低限に抑えられるからである。このように、原則として枚葉紙印刷機の、枚葉紙が何らかの方法で案内されているどの位置にも走査装置を取り付けることができる。
本発明の第1の有利な実施態様では、走査装置によって色測定、濃度測定、またはスペクトル測定を行うことが意図される。色測定とは、例えばXYZ色空間、RGB色空間、またはLab色空間で表される測定値を得ることを意味している。このような色測定は、しばしば測色法(Farbmetrische Messung)とも呼ばれる。スペクトル測定によって、特殊インキやスクリーン印刷面も一義的に測定して、それに対応してその後の調節を行うことがきるという利点が得られる。それによって、走査装置の1つまたは複数の分光計を用いて、1つまたは複数のインキゾーンの値を順次または同時に測定し、その値を印刷機のコンピュータユニットに送ることが可能であり、その結果、コンピュータによって、これらの実際値をそれに対応する目標値と比較することができ、場合によっては、印刷機の設定を修正することができる。
本発明の特に有利な実施態様では、被印刷体が、印刷ユニット内で、走査工程中に、枚葉紙を案内する胴の搬送くわえづめと、印刷ユニットの印刷間隙とによって保持されることが意図される。印刷品質検査での測定結果が不正確にならないようにするためには、特に、被印刷体と走査装置との間の距離が測定工程中にできるだけ変動しないようにすべきなので、被印刷体をできる限り動かないようにする必要がある。枚葉紙輪転印刷機の印刷ユニットの印刷間隙から枚葉紙が出ると、この枚葉紙はその後端の所で印刷間隙によって案内され、前端の所では、枚葉紙を案内する搬送胴の枚葉紙くわえづめによって保持される。したがって、印刷枚葉紙は、この位置では、互いに反対側の2つの側で保持されて、良好に安定させられ、したがって、この印刷枚葉紙を走査装置によって高い信頼性で測定することができる。
さらに、コンピュータと接続され、被印刷体に当たる光の影響を補償する補償装置を設けることを意図することができる。十分に意味のある測定を維持するために、被印刷体の照明は重要な役割を果たす。被印刷体の照明が変わると、同じ被印刷体で違った測定値が得られ、このことは、測定工程の良好な再現性を損なう。したがって、そのような再現性を保証する環境をつくる必要がある。この理由から、被印刷体に入射する光の変化が測定工程中に起こるのを防ぐべきである。これは、測定装置と測定枚葉紙を、測定工程中に外部光が入り込まないように遮蔽することによって行うことができる。光源が印刷機自体に存在している場合もあり、この光源は、時間的に見て変動する。これは、例えば、接続された紫外線乾燥機のランプである場合があり、このランプによって、枚葉紙輪転印刷機の最後の印刷ユニットに光が差し込み、そこに取り付けられた走査装置に悪影響を及ぼす場合がある。この場合、外部光源の測定を行ってそれに対応する値を印刷機のコンピュータに送るセンサによって、そのような外部光源の影響を求めることができる。そして、センサによって測定された外部光の値を用いて、外部光の影響を差し引くように、走査装置の、求められた測定値がコンピュータによって補正される。
走査装置が見当測定、レジスタマークと印刷管理ストライプの位置認識、および被印刷体の種類の判別にも適しているのが好ましいことが判明している。見当測定と色測定は、レジスタマークまたは印刷管理ストライプの位置が最初に高い信頼性で検知されている場合にのみ、高い信頼性で行われるので、特にレジスタマークの位置判定、あるいは色測定中における印刷管理ストライプの位置判定は、ひとつの重要な要素である。この理由から、被印刷体上のこのようなマークのパターンを測定のために利用できるようにするために、走査装置はレジスタマークおよび/または印刷管理ストライプの位置検出をする少なくとも1つのセンサを含んでいるのが望ましい。さらに、表面の品質も、印刷プロセスを制御するために重要な、設定時に知っているのが望ましいパラメータであるので、被印刷体の表面の品質の測定を行うための光沢センサを設けることもできる。これらのセンサを全て単独で構成することもできるが、任意に組み合わせて、単一または複数の組み合わせセンサとして構成することもできる。
上述した各実施態様の補足として、走査装置を、被印刷体の搬送方向に見て印刷機の最後の印刷ユニット内に、またはその後に組み込むことを意図することができる。このような取り付け位置によって、最後の印刷ユニットでは既に全てのインキが被印刷体に塗布されており、したがって、被印刷体の全体的な品質の測定を行うことができるという大きな利点が得られる。印刷原稿と高い信頼性で比較できるのは被印刷体の全体的品質だけなので、被印刷体の全体的品質は最終的に決定的に重要なものであり、したがって、走査装置の取り付け場所を最後の印刷ユニットまたはその後にするのが、特に好ましいことが判明している。
さらに、印刷機が枚葉紙反転装置を有しており、少なくとも1つの走査装置が枚葉紙反転装置の前に配置され、かつ、少なくとも1つの走査装置が枚葉紙反転装置の後に配置されているのが好ましいことが判明している。両面印刷装置を備える枚葉紙印刷機では、枚葉紙は印刷工程中に少なくとも1回裏返され、したがって、この場合には被印刷体の両方の面を、品質検査のために評価する必要がある。この理由から、両面印刷装置を備える枚葉紙印刷機では、走査装置を枚葉紙反転装置の前に配置し、別の走査装置を枚葉紙反転装置の後に配置するのが有効である。この場合にも、被印刷体の全体的品質の測定を行うことができるようにするために、第1の走査装置を反転前の最後の印刷ユニットと枚葉紙反転装置自体との間に取り付け、第2の走査装置を機械の最後の印刷ユニットに、またはその後に取り付けるのが望ましい。そうすれば、被印刷体の表面でも裏面でも、全てのインキやニスまたはその他のコーティングが被印刷体の各面に塗布された時に状態が測定されることが保証される。
走査装置が測定バーの形態を有していることが意図されるのが好都合である。枚葉紙輪転印刷機の印刷間隙の近くに走査装置を設けることによって、特にスペースの問題が生じる。この理由から、走査装置の所要スペースをできるだけ小さくする必要があり、これを、被印刷体の全幅にわたって延びる測定バーとして形成することによって実現することができる。そうすれば、測定バーは圧胴および搬送胴の軸線と平行に延びることになり、横断面積が小さいので、測定バーを印刷ユニットの印刷間隙のすぐそばに取り付けることができる。すなわち、測定バーの断面積はできるだけ小さいのが望ましく、または、例えば横断面を印刷間隙に向かって先細にすることによって、測定バーの形状をスペースの状況に合わせるのが望ましい。
さらに、測定バーはその長手方向へスライド可能に支持されていることが意図される。被印刷体の全幅にわたって複数のインキゾーンが分布しているのが普通であり、高い信頼性で品質検査を行うためには、原則として全てのインキゾーンを評価する必要がある。各インキゾーンの測定のために別々のセンサを測定バーに設置するのが望ましくない場合、測定バーを長手方向へスライド可能にする必要がある。それによって、センサをあるインキゾーンから他のインキゾーンへと変位させることができ、したがって、比較的少数の測定センサでも、被印刷体の全幅にわたって全てのインキゾーンの測定を行うことができる。測定は自動的に進行するのが望ましいので、測定バーは、それをその長手方向にスライドさせるように駆動する駆動モータを備えている。
本発明のさらに他の有利な実施態様は、走査装置が回転可能に支持されており、および/または交換可能で、他の印刷ユニットに取り付けることができるようになっていることを特徴としている。走査装置は印刷間隙の近くに配置されるので、汚れる危険性が高い。というのは、被印刷体に塗布されたインキやニスは、印刷間隙から出た直後にはまだ湿っており、そのために、印刷間隙の近くに取り付けられた走査装置に痕跡を残す場合があるからである。走査装置を簡単に洗浄できるようにするために、保守人員や印刷工が、走査装置の、被印刷体の方を向いている側に容易にアクセスできるように、走査装置は容易に取外し可能であるか、または少なくとも回転可能に支持されているのが望ましい。さらに、走査装置が取外し可能であれば、例えば2つの走査装置を有する両面印刷用の枚葉紙輪転印刷機の場合、走査装置を他方の走査装置と入れ替えることができる。それによって、例えば、走査装置がまだ正確に機能しているかどうか、あるいは走査装置が不具合を有しているかどうかを検査することができる。さらに、少数の色で印刷を行う必要がある場合や、最後の印刷ユニットで、入れ替え可能なニス引きユニット用のような他の用途向けに取付場所を変える場合、測定バーを前の印刷ユニットへ移すことができる。
実際上は、測定バーは被印刷体の方向に開いたU形材を有しており、U形材の内部に少なくとも1つの可動の測定キャリッジを収容しているのが、特に好ましいことが判明している。測定バーがこのような構造の場合、測定バー自体がスライド可能に構成されていなくてよく、被印刷体の全幅にわたるスライド運動は、測定バー内にある可動のキャリッジによって行われる。そのために、キャリッジはモータによって駆動され、特に、測定バー内でキャリッジを正確に、かつ高速で運動させることができる電動リニアモータによって駆動される。このモータによって、測定中にキャリッジを連続的またはステップ動作で駆動することができる。ステップ動作ではキャリッジは測定中に停止し、一方、連続動作ではキャリッジは測定工程中にも動いている。複数の測定キャリッジを測定バー内に設け、これらの測定キャリッジの各々によって、1つまたは複数の測定ヘッドを支持することも可能である。その場合、キャリッジを互いに独立して移動させることができるように、各キャリッジは独自のモータによって駆動される。U形材によって測定バーは安定性と剛性を同時に与えられ、それによって、被印刷体表面上で測定値を測定する時の精度が向上する。さらに、U形材によってキャリッジは同時に3つの側で周囲の影響から保護される。
本発明のさらに他の実施態様では、測定バーは、少なくとも1つの取外し可能な側壁を有していることが意図される。保守の目的のために、状況によっては、キャリッジの個々の部分へアクセスできるようにするために、測定バーからキャリッジを取り外すことができる必要がある。この目的のために、測定バーは、少なくとも一方の端部に取外し可能な端壁を有しており、それによって、キャリッジを測定バーから問題なく側方へ取り出すことができる。端壁は、そのために、例えばねじによる結合、差込結合、またはクランプ結合によって容易に取付可能に構成されている。
さらに、キャリッジが1つまたは複数の測定モジュールを有していることが意図される。長手方向へスライド可能な測定バーの場合と同様に、可動のキャリッジの場合にも、測定すべき被印刷体の全てのインキゾーンについて、測定ヘッドまたは測定モジュールが存在している必要はない。キャリッジに存在する測定ヘッドによって、被印刷体の全幅にわたって全てのインキゾーンを順次目標とすることができれば十分である。
本発明の、拡張された実施態様では、測定キャリッジが1つまたは複数の見当センサを有していることが考慮される。被印刷体の表面のスペクトル測定、濃度測定、または色測定をするための測定モジュールに加えて、一方では、まず、被印刷体上のレジスタマークの位置を検出することができ、他方では、レジスタマーク自体を相応に評価することができ、そのようにして見当不良を修正することができる追加の見当センサを、キャリッジに収容することができる。見当センサが、可動のキャリッジに収容されているので、キャリッジを横方向へ動かすことによって見当センサを相応に位置決めし、それによって、被印刷体上にあるレジスタマークに照準を合わせることが可能である。
さらに、本発明は、測定キャリッジが少なくとも1つの照明装置を有していることを特徴としているのが好ましい。外部光源に関わる問題の他、高い信頼性で測定を行うためには、被印刷体を規格化された照明源で照明する必要がある。規格化することによって、どの被印刷体も測定のたびに同じ照明条件の下で評価されることが保証される。このような規格化された条件を確保するためには、測定のたびに測定ヘッドと照明装置が同じ配置を有していることがさらに必要である。したがって、照明装置と測定ヘッドが両方ともキャリッジに収容されているのが好ましい。というのは、そうすれば、照明装置と測定ヘッドは相互に可動には構成されず、したがって、配置条件が常に一定になるからである。測定ヘッドと照明装置を1つの測定モジュールにまとめることができ、この場合、光源自体はこの測定モジュールの外部に設けることができる。光源は、正確に測定時点で被印刷体を照明するフラッシュランプとして構成されているのが好ましい。それによって、ストロボ写真のように、測定モジュールに対する印刷枚葉紙の動きをフリーズさせることができ、同時に、測定場所が高い強度で照明される。フラッシュランプの作動は、印刷機の制御コンピュータを介して測定枚葉紙の動きと同期され、あるいは、印刷管理ストライプの前の所定の距離の所に、センサにより走査されるとフラッシュランプが作動する追加の認識マークが設けられる。ランプの出力は全耐用寿命にわたって低下していくので、十分な光を発生するのに最初は例えば最大出力の50%の、低減された出力で作動させればよいようにランプの性能を決めるのが有効である。光の出力が耐用寿命全体を通じて一定に保たれるように、老朽化が進むにつれてランプの出力を最大まで増やす制御が行われる。
さらに、枚葉紙輪転印刷機の走査装置が同時に枚葉紙案内要素として構成されているのが好ましい。枚葉紙輪転印刷機では、巻取紙輪転印刷機とは異なり、各枚葉紙を個別に案内しなくてはならないので、枚葉紙輪転印刷機の枚葉紙搬送経路には、枚葉紙の把持や印刷間隙での案内と共に、印刷経路を通した安定した信頼性の高い搬送を可能とする枚葉紙案内板や枚葉紙案内用の吸込み/吹付け空気ノズルが多くの個所に取り付けられている。走査装置は枚葉紙表面の非常に近くに取り付けられるので、そこでは枚葉紙が走査装置と接触する恐れが常にある。この理由から、走査装置を同時に枚葉紙案内板として構成することができる。そうすれば、被印刷体と走査装置の間隔を管理するのがいっそう容易になるからである。例えば、枚葉紙搬送方向に対して横方向に複数の吸込み空気ノズルまたは吹付け空気ノズルを走査装置に組み込むこともでき、それによって、走査装置に対する被印刷体の間隔を制御することができる。いずれにしても、走査装置の領域において正確に枚葉紙を案内するのが、正確な測定結果にとって、したがって信頼性の高い枚葉紙の品質検査にとって非常に重要である。
走査装置によって印刷管理ストライプの位置を認識可能であり、色測定のための測定時点を求めることができることによって、さらに別の利点が得られる。被印刷体のインキゾーンは、枚葉紙搬送方向に対して横向きに、または枚葉紙搬送方向に沿って被印刷体に上刷りされた印刷管理ストライプを用いて評価され、この印刷管理ストライプは、印刷工程中に同様にインキ着けされ、それによって被印刷体の色合いの品質判定が可能になる。このような印刷管理ストライプでも、レジスタマークと同様に、評価前にまずその位置を検出する必要があり、さらに、印刷管理ストライプが走査装置の下にある時に測定を行う必要がる。この目的のために、走査装置は、印刷管理ストライプの位置を判定し、同時に、印刷管理ストライプが測定できる状態になった時に走査装置の評価電子装置へ始動信号を送るセンサを備えている。印刷管理ストライプまたはレジスタマークの位置に関する情報を含み、走査装置のセンサによって測定される相応に符号化された位置測定区域を印刷管理ストライプとレジスタマークの前に設けることによって、印刷管理ストライプおよびレジスタマークの位置をいっそう容易に検出可能にすることができる。そうすれば、走査装置にずれがある場合に、印刷管理ストライプまたはレジスタマークを高い信頼性で認識できるようにするために、印刷工程の始動段階の時に走査装置をモータによる位置調節によって適時に適切な位置へ移すことができる。しかしながら、通常の場合には、走査装置に対する印刷管理ストライプの位置が本刷り中に変化することはないので、印刷開始時、および、その後、比較的長い間隔で位置測定区域を評価すれば十分であり、すなわち、この場合、1回だけ制御を行えば十分である。
完全自動式のインライン測定システムのためには、走査装置をコンピュータに接続可能であることが欠かせない。そうすれば、測定ヘッドおよびその他のセンサのデータを印刷機のコンピュータへ直接伝送することができ、コンピュータは、印刷機を制御する時にこれらのデータを処理することができる。さらに、走査装置自体に独自のコンピュータを設けるのを省くことが可能であり、これによって、構成サイズが節約され、それに相応して走査装置を小さくすることができる。しかし、走査装置に十分なスペースがある場合には、当然ながら、その中に計算装置を設けることができる。
測定結果の精度を高めるために、走査装置が1つまたは複数の測定モジュールを有しており、コンピュータには各測定モジュールについての校正データを記憶可能であることが意図される。十分に正確な測定を可能にするためには、測定モジュールの測定ヘッドを時々新たに校正する必要がある。そして、校正工程で求められたデータが以後の測定のためにコンピュータに記憶され、このコンピュータは、印刷機のコンピュータとすることができ、あるいは、走査装置自体内にある記憶装置を備えるコンピュータとすることもできる。
さらに、走査装置がイーサネットインターフェースまたはその他の標準的なコンピュータインターフェースを備えているのが好ましいことが判明している。標準的なコンピュータインターフェースを用いることによって、市販のコンピュータのアーキテクチャを利用することができ、また、そのような標準的なコンピュータインターフェースの全ての能力を活用することもできる。特に、プログラムアップデートを伝送することができ、また、走査装置をPCまたはラップトップのインターフェースに直接つなぐことができ、これは、独自のインターフェースの場合には、アダプタがなければ不可能である。さらに、標準的なコンピュータインターフェースで用いられるプロトコルを、確実なデータ伝送のために利用することができ、この目的のために特別に新たな開発をする必要はない。
さらに、照明装置は、一方の端部では個々の測定モジュールに割り当てられ、他方の端部では混ざり合った1つの束にされて少なくとも1つの光源に割り当てられた光導波路を備えていることが可能である。走査装置の内部には、特に、測定バーの内部にある測定キャリッジを備えている実施態様では、わずかなスペースしかないので、各測定モジュールに別々の光源を使用することはできない。しかし、光導波路を用いれば、1つの光源または複数の光源の光を複数の測定モジュールに供給することが可能であり、光導波路は、全ての光導波路に光が均等に分配されるのを保証するために、1つの光源または複数の光源側の端部で混ぜ合わされているのが好ましい。光導波路は、例えば可とう性のガラスファイバーとすることができ、可とう性のガラスファイバーは、スペースが狭い場合でも走査装置に問題なく適合させることができる。この光導波路は非常に損失が小さいので、測定ヘッドの測定領域を照明するのにきわめて適している。光源を1つに制限することは、熱に関する理由からも好都合である。なぜなら、そうしないと測定バーの内部が著しく加熱され、相応の冷却装置を設ける必要があるからである。
さらに、測定精度を向上させるために、走査装置内に1つまたは複数の温度センサが設けられていることが意図される。このような温度センサによって、一方では現在の測定条件を正確に検出することができ、他方では、システムに熱に関わる異常がないかを監視することができる。そこで、許容される範囲外の温度が測定された時に、測定を中断し、または走査装置のスイッチを切ることができる。この場合、加えて、走査装置の点検を促すために印刷機の操作員に警報信号を出すことができる。さらに、温度センサの他に、印刷ユニット内部の湿度を測定することができる湿度センサを走査装置内に設けることができる。あるいは、測定バーの見当センサによって、温度上昇を判定することもできる。温度が原因で測定バーが膨張すると、複数の見当センサ、特に、それぞれバーの外側端部に配置されたセンサの間の間隔が変化する。しかし、枚葉紙上のレジスタマークの間隔は変わらないので、マークを検出するためには、測定キャリッジにある見当センサを他の位置へ移動させなければならない。この位置変化が測定電子装置によって認識、評価され、それによって、測定バーの長さの膨張を算出することができる。さらに、これから、バーの材料の熱膨張係数を用いて温度を求めることができる。
さらに、測定ヘッドの信号を処理する電子装置の複数の配置が意図され、これらの配置によって様々な利点が得られる。そこで、第1に、測定ヘッドの信号を処理するための電子装置を測定バーの外部に収容することができる。この場合、電子装置は測定バーの内部の光源による熱負荷から保護され、また、電子装置が外部にあるので測定バー内の所要スペースが減る。当然ながら、測定ヘッドの信号を処理するための電子装置を測定バーの内部にも設けることができる。これによれば、測定バーの内部の所要スペースが多く必要となるが、測定ヘッドの信号を、測定バーの内部で直ぐに、コンピュータへの伝送に適したデータフォーマットに変換することができるので、測定装置から印刷機のコンピュータへの測定データの伝送が容易になる。
光源の配置についても可能な複数の形態がある。光源が測定バーの外部にあれば、そのような配置によっても測定バーの構成サイズが小さくなる。しかも、光源による測定バーの加熱が回避される。さらに、光源を測定バーの内部だが、測定バーの測定キャリッジの外部に設けることもできる。そうすれば、キャリッジには影響されやすい測定ヘッドがあるので、それを光源の熱放射から保護することができる。あるいは、それにもかかわらず、光源を測定バーのキャリッジに配置することも可能である。この場合、光源がキャリッジと共に移動し、他の両方の場合に必要となるような、光源とキャリッジの間の可動の光導波路が必要ないという大きな利点がある。可動の光導波路は最終的に磨耗するので、キャリッジに光源を配置することによって、システム全体の耐用寿命が大幅に向上する。この場合、光源の熱に関する問題を、測定電子装置に対して光源を相応に隔離することによって解決する必要がある。それには多くの所要スペースが必要であるが、現在知られている手段を用いて実現することができる。
さらに、光源が、可動の測定キャリッジの外部にあり、互いに平行な、可動のキャリッジにある第1の光導波路束の端面と、測定バーにある第2の光導波路束の、相応の端面とが設けられており、両方の光導波路束の間の中間スペースが光学的な手段によって橋渡し可能であることが意図される。磨耗が生じる光導波路を介して光源を可動のキャリッジと接続する形態と比べて、この配置によれば、この磨耗部品を省略することができるという利点が得られる。この場合、光導波路束はそれぞれの端面で向き合って位置しており、両光導波路束の端面の間の間隔は、可動のキャリッジの位置に応じて変化することができる。そして、両光導波路の間の様々な間隔は、いわゆる光学トロンボーン、すなわち反射コーティングされた管によって橋渡しされる。キャリッジは比較的狭い領域内でしか動かないので、このような方策はさほど問題なく実現可能であり、必要であれば、両光導波路束の間に適切なレンズ光学系を設けることもできる。
さらに、走査装置が冷却装置を備えていることが意図される。特に、キャリッジ内に光源がある配置の場合、走査装置全体を冷却する必要がある。そうしないと、一方では測定結果が不正確になってしまい、また他方では、走査装置の、温度によって影響されやすい測定部品にも障害が生じるからである。このような冷却装置は、必ずしもキャリッジ自体の中に収容されていなくてもよく、例えば、冷却液を内部に循環させることができる二重壁を測定バーに設けることによって、測定バー自体の中に配置することができる。当然ながら、別個の冷却通路を測定バーに取り付けることもできる。
走査装置は、透明なカバーによって汚れから保護されていることが意図されるのが好ましい。走査装置の測定ヘッドは、被印刷体との距離が短いために被印刷体と接触し、印刷されたばかりのインキで汚れる可能性があるので、これに対して走査装置を保護する必要がある。透明なカバーによってこのような保護が可能であり、この際、測定ヘッドは、引き続き被印刷体への自由な視界を有することになる。カバーに掻き傷がつくのを防ぐために、透明なカバーを硬化ガラスから作るのが好ましいことが判明している。
インライン測定装置の信頼性の高い機能を保証するために、走査装置は透明なカバーの状態を監視する装置を含んでいるのが好ましい。透明なカバーは、印刷されたばかりの被印刷体との接触によって時間とともに次第に汚れていき、そのために測定結果の品質が必然的に下がっていくので、そのような汚れを測定し、許容されない所定の汚れ度合いになった時から印刷機のコンピュータに警報信号を送る監視装置を設けることが望ましい。
さらに、透明なカバーは交換可能であることが意図されるのが好ましい。測定バー全体の交換を回避するために、透明なカバーは、別個に交換可能なように構成されており、この際、透明なカバーを、ねじによる結合、クランプ結合、または差込結合のいずれかによって測定バーに固定することができる。このようにして、汚れたカバーを交換して清潔なカバーを使用することが容易に可能となり、したがって、カバーを印刷機の内部で洗浄しなくて済む。
さらに、測定モジュールは、可動で機械式の少なくとも1つの閉じ部材を備えていることが意図される。この閉じ部材は測定モジュールに直接取り付けられていなくてよく、閉じ部材を、測定ヘッドと共に走査装置全体を環境の影響に対して遮蔽するように構成することができる。この目的のために、閉じ部材によって測定ヘッドまたは測定モジュールの下側を閉じることができ、それにより、測定ヘッドと測定バー全体が閉じ部材によって汚れから保護される。この閉じ部材は、実際に測定が行われる時にだけ開かれる。このようにして、測定バーの汚れが最小限に抑えられる。この時、機械式の閉じ装置を、1つまたは複数の駆動装置によって、印刷機の動作状態に応じて制御可能とすることができる。あるいは、閉じ部材の運動を、測定キャリッジまたは測定バー自体の運動によって、これらが測定位置へ動いた時に開始させ、または引き起こすことができる。さらに、測定バーを、それが使用されていない時に、環境の影響から保護される位置へ移動させることができる。この目的のために、測定バーを全体として動かすことができる装置が設けられる。
さらに、走査装置が、密閉されたハウジングを含んでいることが意図される。汚れや埃、特に細かいインキ粒子が走査装置の内部へ侵入するのを防ぐために、走査装置は、走査装置内に取り付けられた影響されやすい測定センサの損傷を防ぐため、例えばIP65の技術で作製されたハウジングを備えている。測定バーがU字型に構成されている場合、測定ヘッドの透明なカバーと、測定バーの側方の端壁とを相応に密閉すれば、測定バーの内部を環境の影響から保護するのに十分である。外部の影響に対して測定バーを密閉する代わりに、バーが漏れ部や開口部を有している時でも汚れが侵入しないように、小型のコンプレッサによって生成される正圧を利用することもできる。
測定バーが下方に向かって開いている場合、測定キャリッジの周囲を流れ、バーの、開いた下面の所でバーから離れる空気を測定バー内に吹き込むことによっても、測定キャリッジを汚れから保護することができる。バーの下面で外方に向かっていく空気流によって、バーの内部への汚れ粒子の侵入が防止される。同時に、枚葉紙案内要素によるように、空気流によって、被印刷体が測定バーから離れるように押され、そのようにして、被印刷体が測定バーと接触するのが防がれる。
さらに、走査装置の、1つまたは複数の部分が、汚れをはじく表面を備えていることが意図される。既に述べたとおり、走査装置の、少なくとも被印刷体の方を向いている側は、時として被印刷体の湿った表面と接触し、そのために汚れる。この表面が、汚れをはじくようにコーティングされていれば、洗浄を行わなくても、このような汚れがいっそう少なくなる。このような汚れをはじく表面は、例えばテフロンまたはORMOCERから構成される。同時に、それによって、表面の、後での洗浄が容易になる。
さらに、走査装置の、洗浄されるべき部分の形状に合った洗浄工具が設けられることが意図される。この洗浄工具は、特に、洗浄されるべき面の形状に合わされ、それによって、例えば、透明なカバーの洗浄工程が容易になる。同時に、特別に適合化された洗浄工具によって、走査装置の表面に掻き傷がつけられる恐れが減る。特に透明なカバーを掻き傷から守る必要がある。そうしないと、散乱光が発生し、さらに、散乱光によって測定ヘッドに悪影響が生じることがあるからである。
さらに、走査装置の透明なカバーの、被印刷体の方を向いている側に、レッグが配置されているのが好ましいことが判明している。被印刷体はレッグとのみ接触することができ、透明なカバーそのものとは接触できないので、このレッグによって、被印刷体が透明なカバーと直接接触するのが防止される。このようにして、透明なカバーが確実に汚れから守られ、そのようにして洗浄工程の頻度が減らされる。この場合、レッグは必然的に測定ヘッドと照明装置の光学経路内に位置するので、相応の対策を講じる必要がある。測定ヘッドおよび照明装置の光学系の近くにレッグがある場合、測定強度の低下が生じるが、その低下を相応の校正によって修正することができる。こうした校正は、走査装置の各測定位置について相応に行われる必要があり、そのようにして、レッグによって引き起こされる外乱を確実に保障することができる。すなわち、被印刷体上の、測定結果がレッグの影響をうける測定個所で、白紙上での測定を行う。それによって、その後の色測定を、白紙上での測定と対比させることによって、レッグによる影響を算出することができる。このようにして、照明装置が、設けられているレッグに合わせて調節され、すなわち、相応の校正によってレッグによる影響が補償される。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、枚葉紙給紙モジュール、すなわち給紙装置2と、枚葉紙排紙モジュール、すなわち排紙装置3と、それらの間に配置された4つの印刷ユニット4,5とを備える枚葉紙輪転印刷機である印刷機1を示している。給紙装置2と排紙装置3の間にある印刷ユニット4,5の数は本発明の本質に対して何の役割も果たさないので、枚葉紙輪転印刷機である印刷機1のこのような構成は当然ながら一例としてのみ理解すべきである。給紙装置2で積み重ねられた印刷用の枚葉紙705を個々の印刷ユニット4,5を通過させて排紙装置3に搬送し、印刷ユニット4,5で印刷することができるように、印刷ユニット4,5は搬送胴9を介して相互に接続されている。枚葉紙進行方向に見て最後の印刷ユニット5は、印刷された枚葉紙の印刷品質を評価する走査装置として測定バー6を有していることによって、他の印刷ユニット4とは異なっている。最後の印刷ユニット5では印刷工程で塗布される全てのインキが既に印刷用の枚葉紙705上にあり、したがって、印刷用の枚葉紙705が最終的な状態になっているので、測定バー6は最後の印刷ユニット5に設けられている。これに関連して、印刷ユニット4,5のうちの1つまたは複数はニス引きユニット、保護剤塗布ユニット(Versiegelungswerk)、または枚葉紙を処理するその他のユニットであってよいので、印刷ユニット4,5という概念は広く捉えられるべきである。このような他のユニットが印刷機1に設けられている場合でも、全てのニス引き層を含めた枚葉紙705を点検できるようにするために、測定バー6を最後のユニット5に取り付けるのが有効である。全ての印刷ユニット4,5は、印刷ユニット4,5の印刷間隙100を形成する圧胴7とゴムゴムブランケット胴8を有している。さらに、各印刷ユニット4,5はインキ装置13を備えている。圧胴7とゴムゴムブランケット胴8およびインキ装置13は印刷機1の側壁14で支持されており、そこに設けられたモータおよび伝動装置を介して駆動される。
圧胴7とゴムゴムブランケット胴8の間の印刷間隙100を、図1の拡大図において詳細に見ることができる。さらに、測定バー6を含んだ最後の印刷ユニット5の印刷間隙100の周辺のこの拡大図は、圧胴7とゴムゴムブランケット胴8の直径に対する測定バー6の断面積のおおよそのサイズ比を示している。さらに、圧胴7には枚葉紙搬送くわえづめ101が取り付けられており、枚葉紙搬送くわえづめ101によって、枚葉紙705は、圧胴7の周りに案内され、搬送胴9から受け取られ排紙装置3へ渡される。測定バー6による測定工程の間、印刷済みの枚葉紙705は、一方では後端部の所で印刷間隙100によって保持され、他方では前端部の所で枚葉紙搬送くわえづめ101によって保持されている。それによって、枚葉紙705が測定工程中に最低限しか動けないことが保証され、このことは、枚葉紙705と測定バーの間の間隔が測定中にできるだけ変わらないほうがよいという点で、測定工程にとって意義がある。測定バー6の断面の寸法は、図1では、102cmの枚葉紙判型の印刷機1の場合、端面で102mmの幅、69mmの高さである。さらに、枚葉紙705が枚葉紙搬送くわえづめ101および印刷間隙100によって案内されている時に、測定バー6が枚葉紙705の表面と平行に延びるように、測定バー6は水平面に対して少し傾いている。測定バー6にはセンサ15が取り付けられているが、センサ15は測定バー6に組み込まれていてもよい。このセンサ15は、印刷用の枚葉紙705上の印を識別することができる光学センサ、例えばカメラである。さらに、センサ15は、外部光源800を監視して、測定バー6による測定工程を開始させるのに利用することもできる。そのために、センサ15は、印刷機1の測定電子装置201およびコンピュータ200と共にネットワークを形成している。それによって、外部光源800の光が測定面、または直接、走査装置、すなわち測定バー6に投射されていない時にのみ測定が行われるように、測定工程をセンサ15によって制御することができる。センサ15を、組み合わされたセンサから、または別個の複数のセンサから構成することができる。複数のセンサ15を、測定バー6の全長にわたって分散させて取り付けることもできる。この場合、複数のセンサ15を測定バー6に組み込むこともできる。
図2は、図1とは異なり、枚葉紙反転装置10を備え、その結果、両面印刷の時、最初の4つの印刷ユニット4,5で枚葉紙705の一方の面を印刷し、その後の4つの印刷ユニット4,5で他方の面を印刷することができる枚葉紙輪転印刷機である印刷機1を示している。このために、図2の印刷機1は、枚葉紙の表面と裏面の両方を測定バー6でそれぞれ点検する必要があるので、測定バー6が取り付けられた2つの印刷ユニット5を有している。この場合にも、表面に関しても裏面に関しても、印刷済みの枚葉紙705の最終状態を検査できるようにするために、測定バー6は反転装置10の前の最後の印刷ユニット5と、排紙装置3の前の最後の印刷ユニット5とに設けられている。図2の枚葉紙印刷機である印刷機1は、1つの特徴として、測定バー6を入れ替えることが可能である。すなわち、測定バー6は、容易に取外し可能に構成されており、他の印刷ユニット4に取り付けることもできる。図2では、そのために、両方の印刷ユニット5の前にある印刷ユニット4にも接続部が取り付けられている。そのために、測定バー6を収容するように設定された印刷ユニット5,4は、測定電子装置201にそれぞれ接続された電気接続部を備えている。測定バー6が各印刷ユニット5,4へ差し込まれると、測定電子装置201の相応の符号化を介して、どの印刷ユニット5,4に測定バー6が現在あるのかが自動的に通知される。さらに、測定電子装置201は、印刷機1の制御卓およびコンピュータ200と接続されており、その結果、そこで全ての測定値を印刷機1の操作員に表示できる。さらに、操作卓200では、印刷品質を制御するために印刷機1の設定を変えることができる。さらに、印刷機1のコンピュータ200は、ケーブルまたは無線による接続12を介して、例えばインターネット接続を介して、プリプレス装置11と接続されている。このようなプリプレス装置11は、特に、オフセット印刷機用の版を作製する版露光器である。プリプレス装置11との接続12によって、測定バー6の測定に由来するデータを、プリプレス装置11での製造プロセスを変更するのに利用することも可能となる。それによって、印刷機1の設定の変更のみによって可能であるよりも大幅な印刷プロセスの変更を行うことができる。さらには、版の作製を最適化することができる。さらに、印刷機1のコンピュータ200には、測定モジュール603の校正のために利用することができる手動測定機器202を接続可能である。
測定バー6の内部が図3に示されており、この測定バー6は、印刷ユニット5,4に固定することができるように構成されており、一方、測定バー6の内部には移動可能な測定キャリッジ605が配置されている。この際、測定バー6は、印刷枚葉紙の縁部領域も高い信頼性で点検できるようにするために、印刷枚葉紙の全幅にわたって延びている。さらに、測定キャリッジ605は、同様に、枚葉紙の全幅にわたって測定を行えるようにするために、測定バー6の内部で移動することができる。印刷枚葉紙の表面を検出するために、図3の測定キャリッジ605は、8つの測定ヘッド622を含む8つの測定モジュール603を有しており、4色の場合には16回の測定によって全部で32のインキゾーンが印刷用の複数の枚葉紙705にわたって測定されるように、測定キャリッジ605は多段に、または連続的に移動可能である。このような移動工程のために、測定キャリッジ605はガイドレール606に支持されており、リニアモータ604によって駆動される。測定キャリッジ605の保守を容易にするために、側壁601を外すことによって測定キャリッジ605を測定バー6から側方に取り出すことができる。そのために、側壁601は、容易に取外し可能に構成されており、すなわち、複数のねじによって測定バー6のハウジングに取り付けられている。
測定バー6は、実質的に、印刷枚葉紙の方を向いた側が開いたU字型の形材から構成されている。汚れや特に印刷インキの侵入を防ぐために、U字型形材の開いている側は、取外し可能な底615によって閉じられており、この底は、ガラスから作られた追加の透明な部分616を有しており、それによって、測定キャリッジ605上の測定モジュール603によって、測定キャリッジ615の底の透明な部分616を通して、その下にある被印刷体の走査を行うことができる。電子装置を含む測定モジュール603に加えて、測定キャリッジ605にはさらに他の複数の装置が設けられている。測定モジュール603は、スペクトルの測定ヘッド622に加えて、照明モジュール623をさらに有しているので、測定キャリッジ605は照明源610を備えている必要がある。照明源は、測定キャリッジ上にある電源装置612から電気エネルギーの供給を受けるフラッシュランプ610である。さらに、電源装置612および測定モジュール603の電子装置は、可とう性の電気ケーブル618を介して測定バー6のハウジングと接続されている。可とう性の電気ケーブル618の、測定バー6のハウジングに取り付けられた端部は電気プラグ接続部619で終わっており、この電気プラグ接続部619によって、測定バー6は印刷機1の電圧供給部および測定電子装置201と接続される。この際、電気エネルギーと信号伝達の接続を、差込可能または回転可能な組み合わせ式プラグによって行うことができる。測定モジュール603を含む全ての電気部品は、狭いスペースで簡潔な電流経路と信号経路を確保するために、1つまたは少数の配線基板631上に取り付けられている。
測定キャリッジ605上にはフラッシュランプ610が1つだけ設けられているので、そのフラッシュ光を、入射光学系611およびこれに接続された光導波路614によって個々の照明モジュール623へ伝達する必要がある。必要なエネルギーを準備するために、フラッシュランプ610の電源装置612に加えて、フラッシュ用コンデンサ607が測定キャリッジ605上に設けられている。さらに測定キャリッジ605は、個々の電力消費部へ電気エネルギーを割り振り、また、測定キャリッジ605の相互にネットワーク化された部品に電気信号を割り振るための配電装置620を含んでいる。しかし、走査装置、すなわち測定バー6は、印刷枚葉紙の表面のスペクトルを測定するだけではなく、レジスタマークを検出してこれを評価する働きもする。そのために、測定キャリッジ605は右側の見当センサ608と左側の見当センサ613を有している。それによって、印刷枚葉紙の縁領域のレジスタマークを検出することができる。被印刷体705の全幅にわたって複数のレジスタマークを並行して測定できるようにするために、さらに他の見当センサを設けることができ、各測定モジュール603が見当センサを含むことができる。
測定キャリッジ605の全ての電子装置は非常に狭い設置スペースに設けられており、例えば、測定キャリッジ605の容積の70パーセントは構成部品で満たされており、比較的狭いスペースに大量の廃熱が発生する。廃熱を除去できるようにして、特に、測定モジュール603への障害や悪影響を防ぐために、測定バー6の内部は流体によって冷却される。測定バー6の内部および側壁601内の複数の冷却媒体通路621によって、閉じた冷却循環路が形成されており、この冷却循環路は側壁601内の冷却媒体通路617によって閉じられている。冷却媒体通路621,617には、測定バー6の外面にある冷却媒体接続部602を介して冷却媒体が供給される。したがって、冷却媒体を循環させるためのポンプは、測定バー6自体の内部に取り付けられていなくてよく、このポンプを外部で接続することができる。
図4に示す測定バー6の側面の図は、測定バー6の実質的にU字型の形材に加えて、U字型形材内を延びる冷却媒体通路621を示しており、この冷却媒体通路621は、測定バー6の両端面の所で側壁601内の冷却媒体通路617によって、閉じた循環路に接続されている。さらに、測定バーの底615のガラス製のカバーを見ることができ、このカバーによって、測定キャリッジ605上の影響されやすい測定モジュール603が汚れから保護される。埃や液体が測定バー6の内部に入ることができないように、測定バー6のU字型のハウジング、側壁601、およびガラス製の挿入体616を備える、測定バーの底615はシール材を介して相互に結合されている。さらに、底615の外側には汚れをはじく表面628があり、その上には、測定バーの長手方向に対して横向きに設けられたレッグ629が延びている。レッグ629によって、被印刷体705が測定される時に被印刷体705との間隔が保たれ、そのようにして、被印刷体705と底面615とが直接接触するのが防がれる。レッグ629も、汚れをはじくようにコーティングすることができる。
図5は、測定バー6を下から見た図であり、ここでは、測定バーの底615をよく見ることができる。測定キャリッジ605は、本来の測定ヘッド623と照明モジュール623とからそれぞれ構成された8つの測定モジュール603を有している。印刷枚葉紙の、32個のインキゾーンのある全幅の測定を行うことができるようにするために、測定キャリッジ605は各測定工程が終わるたびに、1つまたは複数の測定区域分だけ側方へ移動させられる。複数の測定モジュール603の間の間隔はインキゾーン4つ分であり、したがって、測定モジュール603によってインキゾーンがちょうど4つおきに並行して測定される。そして、4回の走査工程の後、枚葉紙は1つの色の32個のインキゾーンの全部にわたって測定される。4色で印刷が行われる場合、それに対応して16回の走査工程が必要である。さらに、図5には、測定モジュール603を覆うことができる可動の閉じ部材627を見ることができる。閉じ部材627を各測定モジュール603に設けることができ、閉じ部材627は電気式または機械式に駆動されるが、全ての測定モジュール603について共通の閉じ部材627を設けることもできる。閉じ部材627は、図5では、測定バー6に対して横方向に枚葉紙搬送方向へ移動可能であり、測定工程間に、測定モジュール603の光学系を損傷から保護し、また、個々の測定工程間に、測定バー6の下面全体を覆うこともできる。そのために、閉じ部材627の駆動装置は印刷機のコンピュータ200と接続されている。
図5では、端面、すなわち側壁601の一方または両方の所に、外側に位置する測定モジュール603によって目標とすることができる校正面801が配置されている。測定モジュール603が校正面801の上に位置決めされると、その規格化された表面が測定される。この表面は、白紙に相当する白色のタイルである。タイル、すなわち校正面801の測定を行うことによって、被印刷体705上での測定間に、その都度、測定モジュール603を校正することができる。タイル、すなわち校正面801を目標とすることができない測定モジュール603は、それに隣接する測定モジュール603の比較校正によって校正される。タイル、すなわち校正面801を汚れから保護するために、校正面801を、側方へ移動可能なカバー802によって同様に閉じることができる。このようにして、タイル、すなわち校正面801は、校正測定間に、常にカバー802に覆われた状態に保たれる。
図5にも、汚れをはじき枚葉紙との間隔を保つレッグ629を見ることができる。これらのレッグ629は測定バー6のカバー、すなわち底615と結合されている。測定バーは、カバー、すなわち底615の下にあるガラス層616に密着している。ガラス層616を洗浄するために、カバー616は、レッグ629と、測定モジュール603によって枚葉紙705を自由に観測できるようにするための切欠きと共に、開くことができるように、または取外し可能に構成されており、それによって、ガラス層616の全面を容易に洗浄することができる。
測定キャリッジ605上に配置された光源、すなわちフラッシュランプ610を備える、図3に示す形態のほか、図6の構成のように、フラッシュランプ610を測定キャリッジ605の外部に、しかも測定バー6の外部に取り付けることも可能である。この場合、測定バー6の可動でない部分と測定キャリッジ605とを接続する可とう性の光導波路614を設ける必要がある。あるいは、フラッシュランプ610が図3のように測定キャリッジ605上にある場合にも、可とう性の光導波路614を用いることができる。この場合、光導波路614を、図6におけるように、各測定モジュール603へ別々に通すことができ、あるいは、光導波路614をある所で束にし、測定キャリッジ605の内部の比較的長い経路を介して各測定モジュール603に通すことも可能である。全ての測定モジュール603が単一の光源、すなわちフラッシュランプ610の光を受け取る場合、全ての測定モジュール603が測定時に同一の光を使用し、したがって、全ての測定モジュール603について測定条件が同じであることが保証される。他方の側で光基準測定ヘッド632に通じている追加の光導波路614をフラッシュランプ610にさらに接続することもできる。この光基準測定ヘッド632には、フラッシュランプ610の光を測定し、変化が生じた時に、警告と制御のための信号を出すという役割がある。それによって、フラッシュランプ610が、不具合があり、または老朽化して、もはや十分な光度の光を出力しないことが適時に認識される。
図6の可とう性の光導波路614の代わりに、図7aと図7bに示すように、光学トロンボーン(optischen Posaune)の原理を利用することもできる。この場合、測定キャリッジ605と測定バー6の光導波路は、それぞれの端面625,626の所でそれぞれ終わっており、それによって、常に正確に揃えられた状態で向かい合って位置している。測定キャリッジ605の光導波路の端面626と、測定バー6の端面625との間には、図7aと図7bに示すように、測定キャリッジ605の位置に応じて様々な広さになる光学的な中間スペース624がある。これらの光導波路の間の光学的な中間スペース624を、反射コーティングすることによって橋渡しすることができる。この反射面によって、測定バー6の光導波路から射出された光線を、測定キャリッジ605がどの位置にある時でも測定キャリッジの光導波路へ入射させることができる。このような光学トロンボーンは、可とう性の光導波路よりも磨耗しにくく、このことは、測定工程が何百万回も行われることを考えればきわめて重要である。すなわち、柔軟な光導波路614は比較的少ない測定工程で破損する傾向があり、したがって、交換しなければならないことが判明している。
図8aと図8bは、複数の測定ヘッド622および複数の照明モジュール623が、互いに異なる2通りの配置になっている測定バー6を、下から見た図をそれぞれ示している。図8aに示す配置では、被印刷体によって反射された光が、真っ直ぐに向かい合った測定ヘッド622によって走査されるのではなく、十字状に交差させられるように、複数の測定ヘッド622と複数の照明モジュール623が互いに交差する方向に向けられている。このような配置によって、狭い空間に比較的多くの測定ヘッドを配置することが可能になる。なぜなら、この場合、測定ヘッド622によって、それに正確に向かい合う照明モジュールの反射光が走査される図8bに示す配置に比べて、測定ヘッド622とこれに向かい合う照明モジュール623との間の間隔を狭くすることができるからである。照明モジュール623とこれに対応する測定ヘッド622との間の間隔を任意に狭めることはできないので、対角線状の交差によって、図8aの比較的狭いスペースが実現される。この間隔は、照明モジュール623から被印刷体へ、そして測定ヘッド622へと戻る光路によって決まる。十字型に交差させる方策によって、測定バー6または測定キャリッジ605の幅を狭くすることができる。印刷ユニット4,5の印刷間隙100付近のスペースが狭い場合、所要スペースが決定的に重要となるので、この場合、図8aに示す配置のほうが良く適している。
図9では、印刷用の枚葉紙705上の印刷管理ストライプ700が示されている。印刷管理ストライプ700は、本来の印刷画像と同様に、印刷機1の印刷ユニット4,5で枚葉紙705上に印刷される。最後の印刷ユニット5の後、枚葉紙705と印刷管理ストライプ705が完成し、それを測定バー6によって測定することができる。ここでの枚葉紙705は、いわゆる中型判型であり、すなわち枚葉紙幅が74cmであり、23個のインキゾーン701,703を有している。各インキゾーン701,703は、6つの色測定区域702と、さらに別の4つの測定区域704とから構成されている。これらのインキゾーン701,703が測定ヘッド6の測定モジュール603によって測定される。通常、1枚の枚葉紙705では、色分解像およびインキゾーン701,703毎に1つの測定区域702,704だけが測定モジュール603によって測定される。インキゾーン701,703が23個で、測定モジュールが6つで、測定区域702,704がインキゾーン毎に10個の場合、全ての測定区域701,703が一度測定されるまでに、40枚の印刷枚葉紙で40回の測定工程が行われる。より少ない枚葉紙でより多くの測定をするには、より多くの測定モジュール603を設ける必要がある。さらに、1枚の枚葉紙に、より多くの印刷管理ストライプ700を設けることもでき、例えば枚葉紙の先頭に1つ、枚葉紙の中央または終端に1つ設けることができる。あるいは、本刷り動作中に、すなわち印刷機1が製造速度で稼動していて全ての測定区域702,704がそれぞれ所望の状態に達している時に、測定モジュール603を、複数または全部の色に関する色情報を含む特別な測定区域702,704の上に配置することもできる。この場合、1つの測定区域に色情報が局所的に集中して存在しているので、測定モジュール603をまったく移動させる必要がないか、または稀にしか移動させる必要がない。特別な測定区域の内部に変化が生じると、測定モジュールが元通りに変更されて、全ての測定区域702,704が再び始動段階におけるのと同じように測定される。
図10は、図5に類似する実施形態を示しており、どちらの実施形態でも、側方へ移動可能な測定キャリッジ605は、箱状になって閉じられた測定バー6内にある。しかし、図10では、測定バーは、測定バー6の下面を閉じる連続したガラスカバー634を有している。さらに、測定バー6の外面には、連続するガラスカバー634上に、枚葉紙を案内するための枚葉紙案内板633があり、枚葉紙案内板633は長手方向に2つのスリット639を有している。これらのスリット639およびガラスカバー634を通して、測定キャリッジ605内の測定ヘッド622と照明モジュール623から構成された測定モジュール603によって、枚葉紙案内部633の下を通過する被印刷体、すなわち枚葉紙705の測定を行うことができる。さらに、ガラスカバー634の外面上で、かつスリット639の内部に配置されたレッグ629が設けられている。レッグ629によって、被印刷体705がガラスカバー634に触れ、そのために汚れてしまうのが防止される。測定キャリッジ605によって被印刷体の全幅にわたって測定をしなければならないため、レッグ629は、図10に示すように、場合によっては、測定モジュール603の光路内に位置することがあるので、測定モジュール603の光路内にあるレッグ629の影響を補償する補償装置を設ける必要がある。このような補償装置は、本願の別の個所で既に説明されている。
図11は、図10に代わる実施形態を示している。ここでも移動可能な測定キャリッジ605が測定バー6内にあり、この測定バーは下方に向かって開いているが、このため、測定キャリッジ605は底635により閉じられている。そのために、測定キャリッジ605は、ガラスが嵌められた透視穴636を付加的に備える薄板からなる底635を有している。ガラスの透視穴636はちょうど測定モジュール603の光路の下方に位置決めされている。したがって、図11では、測定キャリッジ605に8つの測定モジュール603がある場合、ちょうど16個のガラスの透視穴636が、8つの測定ヘッド622と8つの照明モジュール623の下方に設けられている。ガラスの透視穴636を、図11に示すように円形に形成することができるが、楕円形、矩形、またはそれ以外の形状に形成することもできる。ガラスが嵌められた透視穴636と並んで、小さな吹付け空気通路637が測定キャリッジの底面635に設けられており、この吹付け空気通路637を通って、吹付け空気が測定キャリッジ605の内部から逃げることができる。この吹付け空気は、枚葉紙705が接触し、それによってガラスの透視穴636が汚れるのを防ぐために、底635に対する被印刷体、すなわち枚葉紙705の間隔を保つのに用いられる。同時に、測定キャリッジ605の内部の、吹付け空気により発生する正圧によって、外部から測定キャリッジ605の内部に異物が侵入するのが防止される。吹付け空気通路637は測定キャリッジ605の内部の吹付け空気源638、例えば小型の圧縮機や送風機によって吹付け空気を作用させられる。
図12a、図12b、図12c、および図12dは、枚葉紙輪転印刷機である印刷機1での測定バー6による測定工程中における、被印刷体、すなわち枚葉紙705の、可能な様々な固定形態を示している。被印刷体、すなわち枚葉紙705をその一方の端部の所で枚葉紙搬送くわえづめ101によって固定し、他方の端部の所で圧胴7とゴムブランケット胴8の間の印刷間隙100によって固定する、図1から分かる、図12aの形態の他に、枚葉紙705を、印刷間隙100内にない時でも固定する可能な別の形態がある。図12bでは、枚葉紙705は両方の端部の所で搬送胴9の枚葉紙搬送くわえづめ101によって保持され、そのようにして、測定中に測定バー6の下方で固定されている。少なくとも、枚葉紙搬送方向に見て後方にある枚葉紙搬送くわえづめ101の代わりに、図12cに示すように、枚葉紙705の、くわえづめで固定されていない自由な端部を搬送胴9に押し付け、そのようにして固定する吹付け装置16を、搬送胴9の上方に設けることもできる。さらに、図12dに示す方策も適用可能である。この方策では、枚葉紙705は実質的に負圧によって搬送胴9上に固定される。そのために、搬送胴9は、枚葉紙705と接触する表面に、搬送胴9の内部の負圧室17と接続された複数の空気穴18を有している。このようにして、枚葉紙705は負圧によって胴上に固定される。これを、さらに枚葉紙搬送くわえづめ101によって支援することができるが、必ずしもそうしなければならないわけではない。負圧室17を、搬送胴9の内部の吸引ポンプの構成要素とすることができ、あるいは、搬送胴9の外部の吸引ポンプに接続することもできる。
図13は、測定バー6が印刷機1の印刷ユニットにどのように取り付けられるかを示している。印刷機1での取付場所を示す平面図で、測定バー6が、原則として、枚葉紙搬送方向19に対して横向きに、印刷機1の両側壁14の間に取り付けられているのが分かる。測定バー6は、既存の機械に追加することが望まれることもあるので、取り付けは、必要なスペースがありさえすれば原則として全ての印刷機1に取り付けることができる側方の2つの取り付けパネル20を介して行われる。取り付けパネル20により、それをさまざまな厚さに作ることによって、両側壁14の間の間隔が異なっていてもこれを補償することができる。取り付けパネル20は、取り付けねじ21によって側壁14に固定され、測定バー6の支持部を支えている。測定バー6はその両端部に、測定バー6を取り囲み支持部23を支えるカバー22をそれぞれ有している。この支持部23によって、測定バー6が取り付けパネル20に対して支持され、印刷機1から測定バー6に伝えられる振動がやわらげられる。カバー22を、測定バー6をカバー22から簡単に取り出すことができるように構成することができる。
枚葉紙印刷機の印刷ユニット内の測定バーを示す図である。 両面印刷用の枚葉紙印刷機を示す図である。 測定バーの内部を示す図である。 図3の測定バーを示す断面図である。 図3の測定バーを下から見た図である。 測定バー内の光導波路の構成を示す図である。 光学的な中間スペースを備える測定バー内の光導波路の構成を示す図である。 光学的な中間スペースが縮小された状態の、図7aの光導波路の構成を示す図である。 測定ヘッドと照明装置の交差した配置を示す図である。 測定バー内の測定ヘッドと照明装置の従来の配置を示す図である。 被印刷体上の印刷管理ストライプを示す図である。 ガラス製の底と、スリットが形成された枚葉紙案内部として構成されたカバーとを備える測定バーを示す図である。 密閉された測定キャリッジを有する、開いた測定バーを示す図である。 測定工程中にくわえづめと印刷間隙によって保持されている枚葉紙を示す図である。 測定工程中に2つのくわえづめによって保持されている枚葉紙を示す図である。 測定工程中にくわえづめと吹付け装置によって保持されている枚葉紙を示す図である。 測定工程中に負圧によって保持されている枚葉紙を示す図である。 印刷機の印刷ユニット内への測定バーの取り付けを示す図である。
符号の説明
1 印刷機
2 給紙装置
3 排紙装置
4 印刷ユニット
5 測定バーを備える印刷ユニット
6 測定バー
7 圧胴
8 ゴムブランケット胴
9 搬送胴
10 枚葉紙反転装置
11 プリプレス装置
12 ネットワーク
13 インキ装置
14 側壁
15 センサ
16 吹付け装置
17 負圧室
18 空気穴
19 枚葉紙搬送方向
20 取り付けパネル
21 取り付けねじ
22 測定バーのカバー
23 測定バーの支持部
100 印刷間隙
101 枚葉紙搬送くわえづめ
200 制御卓/コンピュータ
201 測定電子装置
202 手動測定機器
601 測定バーの側壁
602 冷却媒体接続部
603 測定モジュール
604 リニアモータ
605 測定キャリッジ
606 測定キャリッジのガイドレール
607 フラッシュランプ用コンデンサ
608 右側の見当センサ
609 基準測定ヘッド
610 フラッシュランプ
611 光導波路入射光学系
612 フラッシュランプの電源装置
613 左側の見当センサ
614 光導波路
615 測定バーのカバー
616 カバーの、ガラスが嵌められた領域
617 側壁の冷却媒体案内部
618 可とう性の電気接続部
619 測定電子装置の接続部
620 配電装置
621 測定バーの冷却通路
622 測定ヘッド
623 照明モジュール
624 光学的な中間スペース
625 第2の光導波路束の端面
626 第1の光導波路束の端面
627 可動の閉じ部材
628 汚れをはじく表面
629 レッグ
630 第2の測定ヘッド
631 配線基板
632 光基準測定ヘッド
633 枚葉紙案内部
634 連続するガラスカバー
635 測定キャリッジの底
636 ガラスが嵌められた透視穴
637 吹付け空気通路
638 吹付け空気源
700 印刷管理ストライプ
701 インキゾーン
702 色測定区域
703 他のインキゾーン
704 他の測定区域
705 被印刷体
800 外部光源
801 校正面
802 校正面のカバー

Claims (49)

  1. 少なくとも1つの印刷ユニット(4,5)と、被印刷体(705)の測定を行う走査装置(6)と、コンピュータ(201,200)とを備え、少なくとも1つの枚葉紙案内要素(100,101)によって枚葉紙状の被印刷体(705)を、前記走査装置(6)のそばを通るように案内可能である、枚葉紙状の被印刷体(705)を処理する印刷機(1)内で印刷プロセス中に印刷品質を監視する測定装置において、
    前記走査装置(6)は色測定またはスペクトル測定をすることを特徴とする、印刷品質を監視する測定装置。
  2. 前記枚葉紙案内要素(101)は枚葉紙搬送くわえづめであることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記枚葉紙案内要素(100)は2つの胴(7,8)の間の間隙であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  4. 前記枚葉紙案内要素は搬送胴(9)であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  5. 被印刷体(705)は吹付け空気および/または吸込み空気によって案内されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記走査装置(6)は、前記印刷機(1)の前記少なくとも1つの印刷ユニット(5)内で、該印刷ユニット(5)の、被印刷体(705)を送り出す方の側で印刷間隙(100)の近くに取り付けられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 被印刷体(705)は、前記印刷ユニット(5)内で、走査工程の間、枚葉紙を案内する胴(7)の搬送くわえづめ(101)と前記印刷ユニット(5)の印刷間隙(100)とによって保持されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記走査装置(6)はさらに濃度測定をすることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記コンピュータ(200,201)と接続され、被印刷体に当たる光の影響を補償する補償装置が設けられていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記走査装置(6)は、見当測定をし、レジスタマークの位置を認識し、および被印刷体(705)の種類を判別するようにもなっていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記走査装置(6)は前記印刷機(1)の、被印刷体の搬送方向に見て最後の前記印刷ユニット(5)に、または当該印刷ユニット(5)の後に取り付けられていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記印刷機(1)は枚葉紙反転装置(10)を有しており、少なくとも1つの前記走査装置(6)が前記枚葉紙反転装置(10)の前に配置され、少なくとも1つの前記走査装置(6)が前記枚葉紙反転装置(10)の後に配置されていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記走査装置(6)は測定バーの形態を有していることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記測定バー(6)はその長手方向へスライド可能に支持されていることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  15. 前記走査装置(6)は回転可能または引出し可能に支持されており、または交換可能であることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  16. 前記測定バー(6)は、被印刷体の方向に開いたU形材の形態を有しており、該U形材の内部に少なくとも1つの可動の測定キャリッジ(605)を収容していることを特徴とする、請求項13から15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 前記測定バー(6)は少なくとも1つの取外し可能な側壁(601)を有していることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
  18. 前記測定キャリッジ(605)は1つまたは複数の測定モジュール(603)を有していることを特徴とする、請求項16または17に記載の装置。
  19. 前記測定キャリッジ(605)は1つまたは複数の見当センサ(608,613)を有していることを特徴とする、請求項16から18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 前記走査装置(6)は少なくとも1つの照明装置(610)を有していることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  21. 前記照明装置(601)の照明を前記走査装置(6)の測定時点と同期させることができることを特徴とする、請求項20に記載の装置。
  22. 前記測定キャリッジ(605)は、モータ(604)によって駆動されて前記U形材内を移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項16から21のいずれか1項に記載の装置。
  23. 前記走査装置(6)は、枚葉紙輪転印刷機(1)内で、同時に、枚葉紙案内要素としても構成されていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  24. 前記走査装置(6)によって印刷管理ストライプ(700)の位置を識別可能であり、色測定のための測定時点を求めることができることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  25. 前記走査装置(6)はコンピュータ(200,201)に接続可能であることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  26. 前記走査装置(6)は1つまたは複数の測定モジュール(603)を有しており、前記コンピュータ(200,201)に、前記各測定モジュール(603)のための校正データを記憶可能であることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  27. 前記走査装置(6)はイーサネットインターフェース(619)または他の標準的なコンピュータインターフェース(619)を備えていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  28. 前記照明装置は、一端で個々の前記測定モジュール(603)に割り当てられ、他端で、混ぜ合わされた束にされて、少なくとも1つの光源(610)に割り当てられた光導波路(614)を備えていることを特徴とする、請求項20から27のいずれか1項に記載の装置。
  29. 前記走査装置(6)に1つまたは複数の温度センサが設けられていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  30. 前記測定モジュール(603)の信号を処理するための電子装置(200,201)が前記測定バーの外部に設けられていることを特徴とする、請求項18から29のいずれか1項に記載の装置。
  31. 前記測定モジュール(603)の信号を処理するための電子装置が前記測定バー(6)または前記測定モジュール(603)の内部に設けられていることを特徴とする、請求項18から29のいずれか1項に記載の装置。
  32. 前記光源(610)は前記測定バー(6)の外部にあることを特徴とする、請求項18から31のいずれか1項に記載の装置。
  33. 前記光源(610)は前記測定キャリッジ(605)の外部にあることを特徴とする、請求項18から32のいずれか1項に記載の装置。
  34. 前記光源(610)は前記測定キャリッジ内にあることを特徴とする、請求項18から32のいずれか1項に記載の装置。
  35. 前記光源(610)は可動の前記測定キャリッジ(605)の外部にあり、互いに平行な、可動の前記測定キャリッジ(605)の所の、第1の光導波路束の端面(626)と、前記測定バー(6)の所の、第2の光導波路束の相応の端面(625)とが設けられ、前記両光導波路束の間の中間スペース(624)を光学手段によって橋渡しすることができることを特徴とする、請求項18から33のいずれか1項に記載の装置。
  36. 前記走査装置(6)は冷却装置(602,617,621)を備えていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  37. 前記走査装置(6)は、透明なカバー(615,616)によって汚れから保護されていることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  38. 前記透明なカバー(616)は硬化ガラスから作られていることを特徴とする、請求項37に記載の装置。
  39. 前記走査装置(6)は前記透明なカバー(616)の状態を監視する装置を含んでいることを特徴とする、請求項37または38に記載の装置。
  40. 前記透明なカバー(615,616)は交換可能であることを特徴とする、請求項37から39のいずれか1項に記載の装置。
  41. 前記測定モジュール(603)は、少なくとも1つの可動で機械式の閉じ部材(627)を備えていることを特徴とする、請求項18から40のいずれか1項に記載の装置。
  42. 前記測定モジュール(603)の前記機械式の閉じ部材(627)を、1つまたは複数の駆動装置によって前記印刷機(1)の動作状態に応じて制御可能であることを特徴とする、請求項41に記載の装置。
  43. 前記走査装置(6)は、密閉されたハウジングを含んでいることを特徴とする、先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置。
  44. 前記走査装置(6)の、1つまたは複数の部分が、汚れをはじく表面(628)を備えていることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の装置。
  45. 前記走査装置(6)の、洗浄されるべき部分の形状に合った洗浄工具が設けられていることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の装置。
  46. 前記走査装置(6)の前記透明なカバー(615,616)の、被印刷体の方を向いている側にレッグ(629)が配置されていることを特徴とする、請求項37から45のいずれか1項に記載の装置。
  47. 前記レッグ(629)は前記カバー(615,616)に対して開くことができるように、または取外し可能に構成されていることを特徴とする、請求項46に記載の装置。
  48. 前記走査装置(6)を、前記走査装置(6)から流れ出る空気によって異物の侵入に対して遮蔽可能であることを特徴とする、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の装置。
  49. 先行する請求項のうちのいずれか1項に記載の装置を備えている印刷機(1)。
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