JPH08509987A - ヘテロアリールアミノおよびヘテロアリールスルホンアミド置換3−ベンジルアミノメチルピペリジン類および関連化合物 - Google Patents

ヘテロアリールアミノおよびヘテロアリールスルホンアミド置換3−ベンジルアミノメチルピペリジン類および関連化合物

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JPH08509987A JP7509076A JP50907695A JPH08509987A JP H08509987 A JPH08509987 A JP H08509987A JP 7509076 A JP7509076 A JP 7509076A JP 50907695 A JP50907695 A JP 50907695A JP H08509987 A JPH08509987 A JP H08509987A
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    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規なヘテロアリールアミノおよびヘテロアリールスルホンアミド置換3−ベンジルアミノメチルピペリジン類、詳しくは一般式(I)の化合物(ここで、W、R1、R3、PおよびAは、明細書で定義した通りである)、ならびにこのような化合物の合成に用いる中間物質に関する。一般式(I)の新規な化合物は、炎症性および中枢神経系疾患ならびに他の疾患の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘテロアリールアミノおよびヘテロアリールスルホンアミド置換 3−ベンシルアミノメチルピペリジン類および関連化合物 発明の背景 本発明は、新規なヘテロアリールアミノおよびヘテロアリールスルホンアミド 置換3−ベンジルアミノメチルピペリシン類、即ち置換ベンシルアミノ窒素含有 非芳香族複素環類、このような化合物を含んで成る医薬組成物ならびに、このよ うな化合物の炎症性疾患および中枢神経系疾患及びいくつかの他の疾患の治療お よび予防における使用法に関する。本発明の薬学的に活性な化合物は、P物質受 容体拮抗薬である。また、本発明は、このようなP物質受容体拮抗薬の合成に用 いる新規な中間物質に関する。 P物質は、タキキニンファミリーのペプチドに属する天然に存在するウンデカ ペプチドであり、後者は、平滑筋組織に対するその迅速な剌激作用から命名され ている。更に詳しくは、P物質は、哺乳類において産生される薬理学的に活性な 神経ペプチドであり、D.F.Veber等により米国特許第4,680,283におい て具体的に示される特徴的なアミノ酸配列を有する。多数の疾患の病態生理学に おけるP物質および他のタキキニンの広範な関与については、業界で詳細に示さ れてきた。例えば、P物質は、疼痛または片頭痛の伝達(B.E.B.Sandberg等,Jou rnal of Medicinal Chemistry ,25,1009(1982)参照)、ならびに不安および精 神分裂症のような中枢神経系疾患、それぞれ喘息およびリウマチ様関節炎のよう な呼吸器系および炎症性疾患、結合組織炎のようなリウマチ性疾患、ならびに潰 瘍性大腸炎およびクローン病のような胃腸疾患および胃腸管の疾患等に関与して いることが示された(F.Sicuten等により編集されたD.Regoliの"Trends in Clus ter Headache",Elsevier Scientific Publishers,Amsterdam,pp.85-95(1987) 参照)。 P物質受容体拮抗薬としての活性を現わすキヌクリジン、ピペリジンおよびア ザノルボルナン誘導体ならびに関連化合物は、1989年11月20日に出頭さ れた米国特許出願566,338、1991年7月1日に出願された米国特許出 頭724,268、1991年4月25日に出願されたPCT特許出願PCT/ US 91/02853、1991年5月14日に出頭されたPCT特許出願P CT/US 91/03369、1991年8月20日に出願されたPCT特許 出頭PCT/US 91/ 05776、1992年1月17日に出願されたPCT特許出願PCT/US 92/00113、1992年5月5日に出願されたPCT特許出願PCT/U S 92/03571、1992年4月28日に出願されたPCT特許出願PC T/US 92/03317、1992年6月11日に出願されたPCT特許出 願PCT/US92/04697、1991年9月26日に出願された米国特許 出願766,488、1991年11月12日に出願された米国特許790,9 34、1992年5月19日に出願されたPCT特許出願PCT/US 92/ 04002、1992年3月23日に出願された特願平 065337/92、 および1992年8月19日に出願された米国特許出願932,392に述べら れている。 発明の概要 本発明は、下記一般式の化合物に関する {ここで、環Aは、フェニル、ナフチル、チエニル、ジヒドロキノリニルおよび インドリニルから選ばれるアリール基であり、−CH2PR3側鎖は、環Aの炭素 原子に結合しており; Pは、NR2、O、S、SOまたはSO2であり; SO2−の環Aへの結合点は、窒素原子であり、R1への結合点は、硫黄原子であ る)であり; Wは、水素、(C1−C6)アルキル、S−(C1−C3)アルキル、ハロまたは 、1個から3個のフッ素原子で任意に置換した(C1−C6)アルコキシであり; R1は、硫黄、窒素および酸素から選ばれる1個から3個のヘテロ原子を含有 する4 から6員の複素環(例えば、チアゾリル、ピロリル、チエニル、トリアゾリル、 オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリルまたはイミダゾリル)であり 、ここで、この複素環は、フェニル、1個から3個のフッ素原子で任意に置換さ れた(C1−C6)アルキル、1個から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1 −C6)アルコキシおよびハロから独立に選ばれる1個から3個の置換基、好ま しくは0から2個の置換基で任意に置換されてもよく; R2は、水素または−CO2(C1−C10)アルキルであり; R3は、下記から選ばれ (ここで、R6およびR10は、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフ ェニルおよびフェニルから独立に選ばれ、ここで、このフェニルは、ハロ、1個 から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルキル、1個から3 個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルコキシ、カルボキシ、ベ ンジルオキシカルボニルおよび(C1−C3)アルコキシ−カルボニルから独立に 選ばれる1個から2個の置換基で任意に置換されてもよく; R7は、(C3−C4)分枝アルキル、(C5−C6)分枝アルケニル、(C5−C7 )シクロアルキルおよびR6の定義で命名される基から選ばれ; R8は、水素または(C1−C6)アルキルであり; R9およびR19は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ピリジル、ベンズヒド リル、チエニルまたはフリルから独立に選ばれ、R9およびR19は、ハロ、1個 から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルキルおよび、1個 から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルコキシから独立に 選ばれる1個から3個の置換基で任意に置換されてもよく; Yは、lが1から3の整数である(CH2lであるか又は、Yは、一般式 の基であり; Zは、酸素、硫黄、アミノ、(C1−C3)アルキルアミノまたは、nが0、1 もしくは2である(CH2nであり; xは、0、1または2であり; yは、0、1または2であり; zは、3、4または5であり; oは、2または3であり; pは、0または1であり; rは、1、2または3であり; (CH2zを含有する環は、0から3個の二重結合を含有してもよく、(CH2zの炭素原子の1個は、酸素、硫黄または窒素により任意に置換することがで き; R11は、ハロ、1個から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10) アルキルおよび、1個から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10) アルコキシから独立に選ばれる1個または2個の置換基で任意に置換されたチエ ニル、ビフェニルまたはフェニルであり; Xは、qが1から6までの整数である(CH2qであり、この(CH2qの炭 素-炭素単結合のいずれか1つは、炭素-炭素二重結合により任意に置換すること ができ、この(CH2qの炭素原子のいずれか1つは、R14で任意に置換しても よく、この(CH2qの炭素原子のいずれか1つは、R15で任意に置換してもよ く; mは、0から8の整数であり、(CH2mの炭素-炭素単結合(このような結 合の両方の炭素原子は、相互におよび(CH2m鎖の他の炭素原子と結合してい る)のいずれか1つは、炭素-炭素二重結合または炭素-炭素三重結合により任意 に置換することができ、この(CH2mの炭素原子のいずれか1つは、R17で任 意に置換することができ; R12は、水素、(C1−C6)直鎖または分枝鎖アルキル、(C3−C7)シクロ アルキル(ここで、炭素原子の1つは、窒素、酸素または硫黄により任意に置換 することができる);ビフェニル、フェニル、インダニルおよびナフチルから選 ばれるアリール;チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、 オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラアゾリルおよびキノリ ルから選ばれるヘテロアリール;フェニル−(C2−C6)アルキル、ベンズヒド リルおよびベンジルから選ばれる基であり、ここで、R12上の結合点は、R12が 水素でない限り炭素原子であり、ここで、このアリールおよびヘテロアリール基 の各々ならびにこのベンジル、フェニル−(C2−C6)アルキルおよびベンズヒ ドリルのフェニル部分は、ハロ、ニトロ、1個から3個のフッ素原子で任意に置 換された(C1−C10)アルキル、1個から3個のフッ素原子で任意に置換され た(C1−C10)アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ−(C1−C6)アルキル、( C1−C6)アルコキシ−(C1−C6) アルキル、(C1−C6)−アルキルアミノ、 基で任意に置換することができ;ここで、このベンズヒドリルのフェニル部分の 1つは、ナフチル、チエニル、フリルまたはピリシルにより任意に置換すること ができ; R13は、水素、フェニルまたは(C1−C6)アルキルであるか; またはR12およびR13は、それらが結合している炭素と共に、3個から7個の 炭素原子を有する飽和炭素環式環を形成し、スピロ環の結合点でもなくこのよう な結合点に隣接もしていないこの炭素原子の1つは、酸素、窒素または硫黄によ り任意に置換することができ; R14およびR15は、水素、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ(=O)、シア ノ、ヒドロキシ−(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C1−C6 )アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ−(C1−C6)アルキルアミノ、 (C1 −、およびR12の定義で明示された基から各々独立に選ばれ; 14およびR15の定義のいずれかで明示された基の一つであり; R17は、オキシイミノ(=NOH)または、R12、R14およびR15の定義のい ずれかで明示された基の一つであり; R18は、(C1−C6)アルキル、水素、フェニルまたはフェニル(C1−C6) アルキルであり; 但し、(a)mが0である場合、R16およびR17の内一方は存在せず、他方は 水素であり、(b)R3が一般式VIIIの基である場合、R14およびR15は、 同じ炭素原子に結合することができず、(c)R14およびR15が同じ炭素原子に 結合している場合、R14およびR15の各々は、水素、フルオロ、(C1−C6)ア ルキル、ヒドロキシ−(C1−C6)アルキルおよび(C1−C6)アルコキシ−( C1−C6)アルキルから独立に選ばれるか又は、R14およびR15は、それらが結 合している炭素と共に、それらが結合している窒素を含む環とスピロ化合物を形 成する(C3−C6)飽和炭素環式環を形成し;(d)R1が、アミノ、(C1−C6 )アルキルアミ 合、R3は、一般式II、III、IV、VまたはVIの基であり、(e)R14 およびR15が、環窒素に隣接したXまたは(CH2yの炭素原子に結合している 場合、R14およびR15は、各々、結合点が炭素原子である置換基でなければなら ない)}。 また、本発明は、一般式Iの化合物の薬学的に許容される酸付加塩および塩基 塩に関する。本発明の前述の塩基化合物の薬学的に許容される酸付加塩を調製す るのに用いる酸は、非毒性の酸付加塩、即ち、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素 酸塩、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、燐酸塩、酸性燐酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエ ン酸塩、酸性クエン酸塩、酒石酸塩、重酒石酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、 フマル酸塩、グルコン酸塩、サッカラート、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、 エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩および パモ酸塩[即ち、1,1′-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエート) ]塩のような薬理学的に許容される陰イオンを含有する塩を形成するものである 。本発明の薬学的に許容される塩基塩を調製する試薬として用いる化学塩基は、 一般式Iの酸性化合物と非毒性塩基塩を形成するものである。このような非毒性 の塩基塩としては、ナトリウム、カリウム、カルシウムおよびマグネシウム等の ような薬理学的に許容される陽イオンから誘導されるものが挙げられる。 本明細書で用いた″ハロ″としては、特に示さないならば、クロロ、フルオロ 、ブロモおよびヨードが挙げられる。 本明細書で用いた″アルキル″としては、特に示さないならば、直鎖、分枝鎖 もしくは環部分またはそれらの組み合わせを有する飽和一価の炭化水素基が挙げ られる。 本明細書で用いた″アルコキシ″としては、″アルキル″が上記の通りに定義 されるo−アルキル基が挙げられる。 本明細書で用いた″1つ以上の置換基″としては、可能な結合部位の数に基づ き可能な1つから最大数の置換基が挙げられる。 一般式Iの好ましい化合物としては、窒素を含有するR3の環の″2″および ″3″の位置の置換基がシス形であるものが挙げられる。R3が一般式VIIま たはVIIIの基である場合、本明細書で用いた″シス形″とは、″3″の位置 の非-水素置換基がR12にシスであることを意味する。 一般式Iの他の好ましい化合物は、R3が、一般式II、III、VIIまた はIXの基であり;R2が水素であり;環Aがフェニルであり;Wが、1個から 5個のフッ素 −C6)アルキルであり、R1が5-チアゾリルであるものである。 一般式Iの更に好ましい化合物は、(a)R3が一般式IIIの基であり、R9 がベンズヒドリルである;(b)R3が一般式VIIの基であり、R12がフェニ ルであり、R13、R14、R15およびR16の各々が水素であり、mが0であり、X が−(CH23−であるか;または(c)R3が一般式IXの基であり、rが2 であり、R19がベンズヒドリルである、前述の好ましい化合物である。 一般式Iの他の更に好ましい化合物は、(a)R3が、窒素を含有する環の″ 2″および″3″の位置の置換基がシス形である一般式IIIの基であり、R9 がベンズヒドリルであり、環Aがフェニルである;(b)R3が、R12および、 窒素を含有する環の″3″の位置の置換基がシス形である一般式VIIの基であ り、環Aがフェニルであり、R12がフェニルであり、R2、R13、R14、R15お よびR16の各々が水素であり、mが0であり、Wがメトキシ、トリフルオロメト キシまたはイソプロポキシであり、Xが−(CH23−であり、Qが ジメチル-5-チアゾリルであるか;または(c)R3が、窒素を含有する環の″ 2″および″3″の位置の置換基がシス形である一般式IXの基であり、R19が ベンズヒドリルであり、rが2であり、環Aがフェニルである、化合物である。 本発明の特に好ましい化合物は、R3が一般式VIIの基であり、R12がフェ ニルであり、R13、R14、R15およびR16の各々が水素であり、mが0であり、 Xが−(CH23−であり、環Aがフェニルであり、Wが、OCF3、OCH3、 イソプロポキシ、OCHF2およびOCH2CF3から選ばれ、Qが る。 一般式Iの特に好ましい化合物としては、以下のものが挙げられる: 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-メチルアミド; N-(4,5−ジメチルチアゾール-2-イル)-N-[4-メトキシ-3-((2S ,3S)- 2-フェニルピペリジン-3-イル-アミノメチル)フェニル]-メタンスルホンア ミド; {5-[(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)メチルアミノ]-2-メトキシ ベンジル}-((2S,3S)-2-フェニルピペリシン-3-イル)アミン; {5-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イルアミノ)-2-メトキシベンジル} -((2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミン; 4,5-ジメチルチアゾール-2-スルホン酸メチル-[3-((2S,3S)-2 -フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)-4-トリフルオロメトキシフェニ ル]-アミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-メチルア ミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソプロ ピルアミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソプロピルア ミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソブチルアミ ド;および 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソブチ ルアミド。 一般式Iの他の化合物の例としては: 2-トリフルオロメチルチアゾール-5-スルホン酸{4-メトキシ-3[((2 S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチ ルアミド; 2,4-ビス-トリフルオロメチルチアゾール-5-スルホン酸{4-メトキシ-3 -[((2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニ ル}-メチルアミド; オキサゾール-5-スルホン酸{4-メトキシ-3-[((2S,3S)-2-フェ ニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチルアミド; 2,5-ジメチルチアゾール-4-スルホン酸{4-メトキシ-3-[((2S,3 S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチルアミ ド; 4,5-ジメチルチアゾール-2-スルホン酸{4-メトキシ-3-[((2S,3 S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチルアミ ド; チアゾール-5-スルホン酸{4-メトキシ-3-[((2S,3S)-2-フェニ ルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチルアミド; 2,5-ジメチルチアゾール-4-スルホン酸{4-トリフルオロメトキシ-3-[ ((2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル} -メチルアミド; 2,5-ジメチルチアゾール-4-スルホン酸{4-イソプロポキシ-3-[((2 S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチ ルアミド; 2,5-ジメチルチアゾール-4-スルホン酸{3-[(2-ベンズヒドリル-1- アザビシクロ[2.2.2]オクチ-3-イルアミノ)メチル]-4-メトキシフェ ニル}-メチルアミド; 2,5-ジメチルチアゾール-4-スルホン酸{3-[(2-ベンズヒドリル-1- アザビシクロ[2.2.1]ヘプチ-3-イルアミノ)メチル]-4-メトキシフェ ニル}-メチルアミド; チオフェン-2-スルホン酸{4-メトキシ-3-[((2S,3S)-2-フェニ ルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチルアミド; [1,3,4]チアジアゾール-2-スルホン酸{4-メトキシ-3-[((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチル アミド; チオフェン-2-スルホン酸{4-メトキシ-3-[((2S,3S)-2-フェニ ルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-アミド; チオフェン-2-スルホン酸{4-イソプロポキシ-3-[((2S,3S)-2- フェニルピペリジン-3-イルアミノ)メチル]フェニル}-メチルアミド; [5-(2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホニル)-2-メトキシベンジル] -[(2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミン; [5-(2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホニル)-2-イソプロポキシベン ジル]-[(2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミン; [5-(2,4−ジメチルチアゾール-5-スルホニル)-2-トリフルオロメト キシベンジル]-[(2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミン; [2-メトキシ-5-([1,2,3]チアジアゾール-5-スルホニル)ベンジ ル]-[(2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミン; [2-メトキシ-5-(ピリジン-2-スルホニル)ベンジル]-[(2S,3S) -2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミン; [2-メトキシ-5-(ピリジン-3-スルホニル)ベンジル]-[(2S,3S) -2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミン; [2-メトキシ-5-(ピリミジン-2-スルホニル)ベンジル]-[(2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミン;および [2-メトキシ-5-(チオフェン-2-スルホニル)ベンジル]-[(2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イル]-アミンがある。 また、本発明は、下記一般式の化合物に関する (ここで、環A、Q、R1、R3およびWは、上記の通りに定義され、Gは水素で ある)。これらの化合物は、一般式Iの化合物の合成における中間物質として用 いることができる。 また、本発明は、ヒトを含む哺乳類における、炎症性疾患(例えば、関節炎、 乾せん、喘息および炎症性腸疾患)、不安、うつ病または気分変調疾患、尿失禁 、嘔吐および大腸炎のような胃腸疾患、精神病、疼痛、皮膚炎および鼻炎のよう なアレルギー 性疾患、慢性閉塞性気道疾患、ウルシ皮膚炎のような過敏性疾患、アンギナ、片 頭痛およびレイノー病のような血管れん縮疾患、硬皮症および好酸球性肝蛭症の ような結合組織増殖症および謬原病、肩手症候群のような反射性交感神経性ジス トロフィー、アルコール中毒症のような嗜癖疾患、ストレスが関連した身体疾患 、抹消神経障害、神経痛、アルツハイマー病、エイズが関連した痴呆、糖尿病性 神経障害および多発性硬化症のような神経病理学的疾患、全身性エリテマトーデ スのような免疫増強または抑制に関連した疾患、ならびに結合組織炎のようなリ ウマチ性疾患から成る群から選ばれる症状を治療または予防するのに効果的な量 の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩、および薬学的に許容され る担体を含んで成る、このような症状を治療または予防するための医薬組成物に 関する。 また、本発明は、ヒトを含む哺乳類における、炎症性疾患(例えば、関節炎、 乾せん、喘息および炎症性腸疾患)、不安、うつ病または気分変調疾患、尿失禁 、嘔吐および大腸炎のような胃腸疾患、精神病、疼痛、皮膚炎および鼻炎のよう なアレルギー性疾患、慢性閉塞性気道疾患、ウルシ皮膚炎のような過敏性疾患、 アンギナ、片頭痛およびレイノー病のような血管れん縮疾患、硬皮症および好酸 球性肝蛭症のような結合組織増殖症および膠原病、肩手症候群のような反射性交 感神経性ジストロフィー、アルコール中毒症のような嗜癖疾患、ストレスが関連 した身体疾患、抹消神経障害、神経痛、アルツハイマー病、エイズが関連した痴 呆、糖尿病性神経障害および多発性硬化症のような神経病理学的疾患、全身性エ リテマトーデスのような免疫増強または抑制に関連した疾患、ならびに結合組織 炎のようなリウマチ性疾患から成る群から選ばれる症状を治療または予防するの に効果的な量の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩をこの哺乳類 に投与して成る、このような症状を治療または予防する方法に関する。 また、本発明は、P物質を拮抗する量の一般式Iの化合物または薬学的に許容 されるその塩、および薬学的に許容される担体を含んで成る、ヒトを含む哺乳類 においてP物質の作用を拮抗する医薬組成物に関する。 また、本発明は、P物質を拮抗する量の一般式Iの化合物または薬学的に許容 されるその塩を、ヒトを含む哺乳類に投与して成る、この哺乳類においてP物質 の作用を拮抗する方法に関する。 また、本発明は、P物質を拮抗する量の一般式Iの化合物または薬学的に許容 されるその塩、および薬学的に許容される担体を含んで成る、過剰なP物質に起 因するヒトを含む哺乳類における疾患を治療または子防するための医薬組成物に 関する。 また、本発明は、P物質を拮抗する量の一般式Iの化合物または薬学的に許容 されるその塩を、ヒトを含む哺乳類に投与して成る、過剰なP物質に起因するこ の哺乳類における疾患を治療または予防する方法に関する。 また、本発明は、その受容体部位でP物質の作用を拮抗するのに効果的な量の 一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩、および薬学的に許容される 担体を含んで成る、ヒトを含む哺乳類における、炎症性疾患(例えば、関節炎、 乾せん、喘息および炎症性腸疾患)、不安、うつ病または気分変調疾患、尿失禁 、嘔吐および大腸炎のような胃腸疾患、精神病、疼痛、皮膚炎および鼻炎のよう なアレルギー性疾患、慢性閉塞性気道疾患、ウルシ皮膚炎のような過敏性疾患、 アンギナ、片頭痛およびレイノー病のような血管れん縮疾患、硬皮症および好酸 球性肝蛭症のような結合組織増殖症および膠原病、肩手症候群のような反射性交 感神経性ジストロフィー、アルコール中毒症のような嗜癖疾患、ストレスが関連 した身体疾患、抹消神経障害、神経痛、アルツハイマー病、エイズが関連した痴 呆、糖尿病性神経障害および多発性硬化症のような神経病理学的疾患、全身性エ リテマトーデスのような免疫増強または抑制に関連した疾患、ならびに結合組織 炎のようなリウマチ性疾患から成る群から選ばれる症状を治療または予防するた めの医薬組成物に関する。 また、本発明は、その受容体部位でP物質の作用を拮抗するのに効果的な量の 一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を、ヒトを含む哺乳類に投与 して成る、この哺乳類における、炎症性疾患(例えば、関節炎、乾せん、喘息お よび炎症性腸疾患)、不安、うつ病または気分変調疾患、尿失禁、嘔吐および大 腸炎のような胃腸疾患、精神病、疼痛、皮膚炎および鼻炎のようなアレルギー性 疾患、慢性閉塞性気道疾患、ウルシ皮膚炎のような過敏性疾患、アンギナ、片頭 痛およびレイノー病のような血管れん縮疾患、硬皮症および好酸球性肝蛭症のよ うな結合組織増殖症および膠原病、肩手症候群のような反射性交感神経性ジスト ロフィー、アルコール中毒症のような嗜癖疾患、ストレスが関連した身体疾患、 抹消神経障害、神経痛、アルツハイマー病、エイズが関連した痴呆、糖尿病性神 経障害および多発性硬化症のような神経 病理学的疾患、全身性エリテマトーデスのような免疫増強または抑制に関連した 疾患、ならびに結合組織炎のようなリウマチ性疾患から成る群から選ばれる症状 を治療または予防する方法に関する。 また、本発明は、その受容体部位でP物質の作用を拮抗するのに効果的な量の 一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩、および薬学的に許容される 担体を含んで成る、P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防 を成し遂げる又は容易にする、ヒトを含む哺乳類における疾患を治療または予防 するための医薬組成物に関する。 また、本発明は、その受容体部位でP物質の作用を拮抗するのに効果的な量の 一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を、ヒトを含む哺乳類に投与 して成る、P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防を成し遂 げる又は容易にするこの哺乳類における疾患を治療または予防する方法に関する 。 また、本発明は、P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防 を成し遂げる又は容易にする、ヒトを含む哺乳類における疾患を治療または予防 するのに効果的な量の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩、およ び薬学的に許容される担体を含んで成る、このような疾患を治療または予防する ための医薬組成物に関する。 また、本発明は、P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防 を成し遂げる又は容易にする、ヒトを含む哺乳類における疾患を治療または予防 するのに効果的な量の一般式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩をこの 哺乳類に投与して成る、このような疾患を治療または予防する方法に関する。 一般式Iの化合物は、キラルセンターを有し、従って、異なる鏡像異性形態で 存在する。本発明は、一般式Iの化合物の全光学異性体および全立体異性体なら びにそれらの混合物に関する。 発明の詳細な説明 一般式Iの化合物は、以下の反応模式図および考察で具体的に述べる通りに調 製することができる。特に示さなければ、次の反応模式図および考察において、 環A、P、Q、W、R1、R2、R3、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、 R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、X、Z、Y、m、n、o、p、q 、 r、x、yおよびzならびに構造式、I、II、III、IV、V、VI、VI I、VIII、IX、X、XI、XIIは、上記の通りに定義される。 模式図1は、一般式Xの出発材料(ここで、Gは、水素、ヒドロキシ、クロロ 、ブロモまたは(C1−C6)アルコキシである)から得るPがNR2である一般 式Iの化合物の調製を具体的に説明している。 模式図1について述べると、一般式Xの化合物(ここで、Gは水素である)は 、これと一般式NH23の化合物とを還元剤の存在下で反応させることにより一 般式Iの相当する化合物に直接変換することができる。用いることのできる還元 剤としては、ナトリウムシアノボロハイドライド、ナトリウムトリアセトキシボ ロハイドライド、ナトリウムボロハイドライド、水素および金属触媒、亜鉛およ び塩酸、ならびに蟻酸が挙げられる。この反応は、代表的には、反応に不活性な 溶媒中で約0℃から約150℃の温度で行う。好適な反応不活性溶媒としては、 低級アルコール(例えば、メタノール、エタノールおよびインプロパノール)、 1,2-ジクロロエタン、酢酸およびテトラヒドロフラン(THF)が挙げられ る。好ましくは、溶媒は、酢酸であり、温度は、約25℃であり、還元剤は、ナ トリウムトリアセトキシボロハイドライドであり、反応は、分子ふるいのような 脱水剤の存在下で行う。 あるいは、一般式Xの化合物と一般式NH23の化合物との反応は、脱水剤の 存在下または生じた水を共沸により除去するように設計された装置を用いて行っ て、一般式 のイミンを生成することができ、これを、次いで、上記のような還元剤、好まし くはナトリウムトリアセトキシボロハイドライドと約室温で酢酸または1,2- ジクロロエタン溶媒中で反応させる。イミンの調製は、通常、ベンゼン、キシレ ンまたはトルエンのような反応に不活性な溶媒、好ましくはトルエン中で、約2 5℃から約110℃の温度で、好ましくは溶媒のほぼ還流温度で行う。好適な脱 水剤/溶媒システムとしては、四塩化チタン/ジクロロメタン、チタンイソプロ ポキサイド/ジクロロメタンおよび分子ふるい/THFが挙げられる。四塩化チ タン/ジクロロメタンが好ましい。 一般式Xの化合物(ここで、Gは、ヒドロキシ、クロロ、ブロモまたは(C1 −C6)アルコキシである)は、これと一般式NH23の適切な化合物とを当業 者等に明白である条件下で反応させることにより所望のR3基を有する一般式X IIの相当する化合物に変換し、次いで、その結果できたアミドを還元して一般 式Iを有する所望の化合物(ここで、R2は水素である)を得ることができる。 Gがヒドロキシである場合、一般式Xの化合物は、活性化剤の存在下でNH23 と反応させる。好適な活性化剤としては、カルボニルジイミダゾール、ジエチル ホスホリルシアニドおよびジシクロヘキシルカルボジイミドが挙げられる。カル ボニルジイミダゾールが好ましい。この反応は、通常、約0℃から約50℃の温 度、好ましくは約25℃で、クロロホルム、ジエチルエーテル、THFまたはジ メチルホルムアミド(DMF)のような不活性溶媒中で行う。 Gがクロロまたはブロモである場合、一般式Xの化合物と一般式NH23の適 切な化合物との反応は、代表的には、酸捕集剤の存在下、非プロトン性溶媒中で 約0℃から約100℃の温度で行う。好適な酸捕集剤としては、トリエチルアミ ン(TEA)、ピリジンならびに炭酸ナトリウムおよびカリウムのような無機塩 が挙げられる。好適な溶媒としては、塩化メチレン(CH2Cl2)、クロロホル ム(CHCl3)、ベンゼン、トルエンおよびテトラヒドロフラン(THF)が 挙げられる。好ましくは、反応は、CH2Cl2中で、室温で、酸捕集剤としてT EAを用いて行う。 Gが、O−(C1−C6)アルキルである場合、一般式NH23の化合物の反応 は、通常、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレンのような非プロ トン性溶媒中で約25℃から約100℃の温度、好ましくは溶媒の約還流温度で 行う。 このように形成した一般式XIIの化合物の還元により、一般式Iの相当する 化合物(ここで、R2は水素である)を得る。これは、通常、水素化アルミニウ ムリチウム、ボランジメチルスルフィド複合体またはジボランのような還元剤を 用い、THF、ジオキサンまたはジエチルエーテルのような非プロトン性溶媒中 で、約0℃から約70℃の温度で達成する。好ましくは、還元剤は、ボランジメ チルスルフィド複合体であり、反応は、THFのようなエーテル性溶媒中で約室 温で行う。 一般式Iの化合物(ここで、R2は水素である)は、これとメチルまたはエチ ルクロロホルメートのような(C1−C10)アルキルハロカーボネートとを酸捕 集剤の存在下で反応させることによりR2が−CO2(C1−C10)アルキルであ る相当する化合物に変換することができる。代表的には、この反応は、クロロホ ルム、塩化メチレン、水または水/アセトン混合物のような極性溶媒中で、約0 ℃から約100℃の温度で、好ましくは約室温で行う。好適な酸捕集剤としては 、トリエチルアミン、ピリジンならびに炭酸または重炭酸カリウムおよびナトリ ウムが挙げられる。 R3が、一般式IIの基である場合、一般式NH23の出発材料は、1990 年7月20日に出願された米国特許出願番号566,338に述べられた通りに 調製することができる。この出願についてはその全体を本明細書に含めるものと する。 R3が、一般式IIIの基である場合、一般式NH23の出発材料は、199 0年6月1日に出願された米国特許出願番号532,525および1991年4 月25日に出願されたPCT特許出願PCT/US91/02853に述べられ た通りに調製することができる。これらの出願の両方についてその全体を本明細 書に含めるものとする。 R3が、一般式IV、VまたはVIの基である場合、一般式NH23の出発材 料は、1990年7月23日に出願された米国特許出願番号557,442およ び1991年5月14日に出願されたPCT特許出願PCT/US91/033 69に述べられた通りに調製することができる。これらの出願の両方についてそ の全体を本明細書に含めるものとする。 R3が、一般式VIIの基である場合、一般式NH23の出発材料は、199 1年7月1日に出願された米国特許出願番号724,268、1991年11月 27日に出願された米国特許出願番号800,667および1992年1月14 日に出願されたPCT特許出願PCT/US92/00065に述べられた通り に調製することができる。これらの出願についてはその全体を本明細書に含める ものとする。 R3が、一般式VIIIの基である場合、一般式NH23の出発材料は、19 91年8月20日に出願されたPCT特許出願番号PCT/US91/0577 6、1991年11月27日に出願された米国特許出願番号800,667およ び1992年 1月14日に出願されたPCT特許出願PCT/US92/00065に述べら れた通りに調製することができる。これらの出願についてはその全体を本明細書 に含めるものとする。 R3が、一般式IXの基である場合、一般式NH23の出発材料は、1991 年7月21日に出願された米国特許出願番号719,884に述べられた通りに 調製することができる。この出願についてはその全体を本明細書に含めるものと する。 模式図2は、一般式X(ここで、Gは水素であり、QはSO2以外のものであ る)の出発材料の調製を具体的に説明している。これらの化合物は、いったん形 成されると、上記の手法により一般式IまたはXIの相当する化合物に変換する ことができる。 模式図2に言及すると、一般式XIIIの化合物(ここで、QはSO2以外の ものである)は、四塩化チタン(TiCl4)およびシクロロメチルメチルエー テル(CHCl2−O−CH3)と約0℃から約室温の温度で塩化メチレン溶媒中 で反応してGが水素である一般式Xの相当するアルデヒドを得る。あるいは、一 般式XIIIの化合物は、ヘキサメチレンテトラアミンおよびトリフルオロ酢酸 と約70℃で反応して同じ生成物を得る。 QがSO2である一般式Xの化合物は、Qが−S−である一般式Xの対応する 脱酸素化したそれから、これと酸化剤とを反応させることにより得ることができ る。例えば、このような酸化は、塩化メチレン中のメタクロロ過安息香酸を用い 約室温で行うことができる。また、水性エタノール中のパーオキシフタル酸マグ ネシウム水和物を用い約70℃から約100℃の温度で行うこともできる。前述 の酸化反応は、通常の方法により分離することのできるオキシおよびシオキシ生 成物(−SO−および−SO2−)の混合物を生じさせる。 模式図3は、一般式X(ここで、Gは水素であり、QはSO2である)の出発 材料の別の調製法について具体的に説明している。模式図3に言及すると、一般 式Xの化合物(ここで、QはSO2であり、Gは(C1−C3)アルコキシである )は、反応に不活性な溶媒中の還元剤、例えばテトラヒドロフラン(THF)中 の水素化硼素リチウム(LiBH4)と反応させる。一般式XIVのアルコール を得る還元は、通常、約 0℃から約100℃の温度で、好ましくは反応混合物を溶媒の還流温度に加熱す ることにより行う。一般式XIVのアルコールは、次いで、当業者等に公知の方 法を用いて酸化することができる。例えば、塩化メチレンのような溶媒中のこの ようなアルコール溶液を、シクロム酸ピリジニウムのような酸化剤で、約0℃か ら約50℃の温度、好ましくは室温で処理することにより、一般式X(ここで、 Gは水素であり、QはSO2である)の相当する化合物を得る。二酸化マンガン /アセトンおよび三酸化クロム/無水酢酸/酢酸のような他の酸化剤/溶媒シス テムも、この変換を起すことができる。 PがOまたはSである一般式Iの化合物は、以下に述べ且つ模式図4で具体的 に説明する通りに調製することができる。模式図4に言及すると、一般式XVの 化合物は、塩基の存在下、一般式R20−R3の化合物と反応して一般式Iの相当 する化合物を形成する。R20およびR21の一方は、PH(ここで、Pは、Oまた はSである)であり、他方は、塩素、臭素、沃素、メシレートまたはトシレート のような適切な脱離基である。この反応は、通常、エーテル(例えば、ジエチル エーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサン)、ジアルキル アミド(例えば、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミド)またはジ メチルスルホキシドのような反応に不活性な溶媒中で、約−5℃から約100℃ の範囲の温度で行う。反応は、通常常圧で行うが、1から約3気圧の圧力で行う ことができる。好適な塩基としては、ナトリウムアミド、カリウムビス(トリメ チルシリル)アミドもしくは水素化カリウムのようなアルカリ金属アミドもしく は水素化物またはナトリウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシドが挙 げられる。好ましくは、反応は、カリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存 在下、ジメトキシエタン中で、約25℃で行う。 R21が脱離基である一般式XVの化合物は、当業者等によく知られた手法を用 いて調製することができる。例えば、R21がメシレートであるような化合物は、 模式図3に示したように一般式XIVの化合物と塩化メチレン中の塩化メタンス ルホニルとをトリエチルアミンの存在下約0℃で反応させることにより調製する ことができる。 R20がOHである一般式R20−R3の化合物は、相当するケトン類から、メタ ノール中の水素化硼素ナトリウムまたは、ジエチルエーテルもしくはテトラヒド ロフランのような適切な不活性溶媒中の水素化アルミニウムリチウムのような種 々の還元剤の いずれかを用いた還元を介して調製することができる。相当するシスおよびトラ ンス異性アルコールは、所望の異性体を得るために選択的還元剤を用いるかまた は、ラセミアルコールの選択的酸化に続いて所望の異性体の単離により調製する ことができる。このような手法は、1992年8月19日に公開されたヨーロッ パ特許出願EP0 499 313 A1で述べられている。前述の出願は、参 照によりその全体を本明細書に含めるものとする。 前述の方法で用いるケトン中間物質は、商業的に入手可能な出発材料から業界 で公知の方法により、または当業者等に明白であるこのような方法のちょっとし た変法により調製することができる。R3が、一般式IV、VまたはVIの基で あるこのようなケトン中間物質は、1992年2月6日に公表された世界特許出 願WO 92/01688に記載された通りに調製することができる。この出願 は、参照によりその全体を本明細書に含めるものとする。R3が、一般式II、 IIIまたはIXの基であるこのようなケトン中間物質は、1992年11月1 0日に発行された米国特許5,162,339に記載された通りに調製すること ができる。この出願も、参照によりその全体を本明細書に含めるものとする。 当する化合物から調製することができる。(後者の化合物は、例えば、R3が一 般式VIIまたはVIIIの基である場合、Desai等によりJ.Med.Chem.,35,4911 -4913(1992)に、および1993年8月3日に発行された米国特許5,232 ,929に記載された通りに調製することができる。これらの参考文献は、両方 共参照によりその全体を本明細書に含めるものとする。) 29で述べられているような適切な保護基、例えばカルボニルベンジルオキシ( CBZ)でブロックする。その結果できた化合物を、次いで、メタノール/水中 の10%水酸化カリウムもしくは水酸化ナトリウム、またはテトラヒドロフラン (TFH)/水中の1Mリチウムヒドロペルオキシドを用い約室温から約100 ℃の温度で加水分解する。 上記の反応により、一般式R3COOHのカルボン酸が生じる。酸を、次いで 、四酢 酸鉛および酢酸第二銅の存在下、約還流温度でベンゼン中で加熱して一般式 応の変形については、Corey等,J.Amer.Chem.Soc.,85,165-169(1963)に述べら れてい CH3の化合物の加水分解について述べられた上記手法による加水分解により、 一般式R20−R3(ここで、R20はヒドロキシである)の所望の中間物質を得る 。 保護基(例えば、CBZ)は、文献に記載の方法、例えば、炭素担持パラジウ ム触媒の存在下エタノールまたは酢酸エチル中で約1から3気圧の圧力で約25 ℃から約50℃の温度での水素化を用い、合成の後の段階で取り除くことができ る。 一般式R20−R3の化合物を調製する前述の方法は、R3が一般式VIIまたは VIIIの基であるような化合物にとって好ましい。 R20がSHである一般式R20−R3の化合物は、R20がOHである相当する化 合物から、後者をピリジンのような適切な不活性溶媒中で約室温から120℃の 間の温度で五硫化燐またはローソン(Lawesson)試薬[2,4-ビス(4-メトキ シフェニル)-1,3-ジチア-2,4-シホスフェタン-2,4-シスルフィド]で 処理することにより調製することができる。 あるいは、一般式HO−R3のアルコール類は、相当するチオールエステル類 に変換することができ、これを、後に、R.P.Volante,Tetrahedron Letters,22( 33),3119-3122(1981)の手法により一般式R3SHのチオール類に変換するこ とができる。 一般式Iの化合物(ここで、R3は、一般式VIIまたはVIIIの基であり 、pは酸素である)は、模式図5に示し以下に述べる手法によっても調製するこ とができる。模式図5に言及すると、一般式XVIIの化合物(ここで、X′は 、(CH2)q鎖の炭素原子が1個少ないことを除いては一般式IのXの通りに 定義される)を、一般式XVIIIの相当する3-オキソ化合物に変換する。こ れは、実施例11に例示するように、一般式XVIIIの化合物とカリウム3級 -ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシドとをジクロロメタン/メタノー ルのような不活性溶媒中で約室温で反応させ、反応混合物を約−78℃に冷却し 、混合物を約1時間オゾンで処理し、次い で、混合物に窒素ガスを吹き込んで余分のオゾンを除くことにより成し遂げるこ とができる。 その結果できた一般式XVIIIの化合物のメタノール中の水素化硼素ナトリ ウムを用いた還元により、一般式XIXの相当するヒドロキシ誘導体を得る。好 適な還元剤としては、水素化硼素カリウムおよび水素化硼素ナトリウムが挙げら れる。反応は、通常、メタノールまたはエタノール溶媒中で約−5℃から約10 0℃の温度で、好ましくは約25℃で行う。あるいは、一般式XVIIIのケト ンは、アルミニウムアルコキシド、好ましくはアルミニウムイソプロポキシドを 用い、アルコール溶媒、好ましくはイソプロパノール中で、約20℃から約12 5℃、好ましくは溶媒の沸点で、一般式XIXの相当するアルコールに変換する ことができる。 次いで、模式図4に示したように、一般式XIXの相当する化合物と一般式X Vの化合物(ここで、R21は、塩素、臭素、沃素、メシレートまたはトシレート のような適切な脱離基である)とが反応することにより、一般式XXの化合物を 形成する。反応は、一般式XVの化合物から一般式Iの化合物(ここで、Pは、 酸素または硫黄である)を調製するために上述した通りに行う。 その結果できた一般式XXの化合物のオキソ基の還元により、R3が一般式V IIまたはVIIIの基である一般式Iの相当する化合物を得る。好適な還元剤 の例としては、水素化アルミニウムリチウム、THF中のボランジメチルスルフ ィド、THF中のボランおよび水素化硼素ナトリウム-塩化チタン(IV)があ る。THF中のボランジメチルスルフィドを用いて最良の結果が得られる。反応 は、約室温から約150℃の温度で行うことができ、好ましくは溶媒の還流温度 で行う。 PがSOまたはSO2である一般式Iの化合物は、PがSである一般式Iの化 合物から、文献に記載のようにメタクロロ過安息香酸またはパーオキシ一硫酸カ リウムのような酸化剤を用い当業者等に周知の方法により調製することができる 。 前述の実験部分で詳細に述べていない一般式Iの他の化合物の調製は、当業者 等に明白である上記反応の組み合わせを用いて成し遂げることができる。 上記模式図1から5で考察又は具体的に説明した各反応において、圧力は、特 に示さない限り厳密ではない。約0.5気圧から約5気圧の圧力は、通常、許容 され、常圧、即ち、約1気圧が、便宜上好ましい。 一般式Iの新規な化合物およびその薬学的に許容される塩は、P物質拮抗薬と して有用である、即ち、これらは、哺乳類においてその受容体部位でP物質の作 用を拮抗する能力を有し、従って、り患した哺乳類における前述の障害および疾 患の治療に治療薬として機能することができる。 事実上塩基性である一般式Iの化合物は、種々の無機および有機酸と種々の異 なる塩を形成することができる。このような塩は、動物に投与するのに薬学的に 許容される必要があるが、実際には、初めに一般式Iの化合物を反応混合物から 薬学的に許容されざる塩として単離し、次いで、後者を、単純にアルカリ試薬で 処理することにより遊離の塩基化合物に変換し、後に、後者の遊離の塩基を薬学 的に許容される酸付加塩に変換することがしばしば望ましい。本発明の塩基化合 物の酸付加塩は、塩基化合物をメタノールまたはエタノールのような水性溶媒媒 体または適切な有機溶媒中で実質的に同量の選択した鉱酸または有機酸で処理す ることにより容易に調製される。溶媒の慎重な蒸発により、所望の固形塩が容易 に得られる。 また事実上酸性である一般式Iの化合物(例えば、R6またはR10がカルボキ シフェニルである)は、薬学的に許容される陽イオンと塩基塩を形成することが できる。このような塩の例としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、 詳しくはナトリウムおよびカリウム塩が挙げられる。これらの塩は、全て従来の 技法により調製される。本発明の薬学的に許容される塩基塩を調製するのに試薬 として用いる化学塩基は、一般式Iの酸性化合物と非毒性塩基塩を形成するもの である。このような非毒性塩基塩としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム およびマグネシウム等のような薬学的に許容される陽イオンから誘導されるもの が挙げられる。これらの塩は、所望の薬学的に許容される陽イオンを含有する水 溶液で相当する酸性化合物を処理し、次いで、その結果できた溶液を、好ましく は減圧下で蒸発乾固することにより容易に調製することができる。あるいは、酸 性化合物の低級アルカノール性溶液と所望のアルカリ金属アルコキシドとを共に 混合し、次いで、その結果できた溶液を前記と同じ方法で蒸発乾固することによ り調製することもできる。どちらの場合も、反応の完全性および所望の最終生成 物の最大収率を保証するために、好ましくは化学量論量の試薬を用いる。 一般式Iの化合物及びその薬学的に許容される塩は、P物質受容体結合活性を 現わ し、従って、P物質が仲介する神経伝達の減少により、その治療または予防を成 し遂げる又は容易にする種々の臨床症状の治療および予防に価値がある。このよ うな症状としては、ヒトを含む哺乳類における、炎症性疾患(例えば、関節炎、 乾せん、喘息および炎症性腸疾患)、不安、うつ病または気分変調疾患、尿失禁 、嘔吐および大腸炎のような胃腸疾患、精神病、疼痛、皮膚炎および鼻炎のよう なアレルギー性疾患、慢性閉塞性気道疾患、ウルシ皮膚炎のような過敏性疾患、 アンギナ、片頭痛およびレイノー病のような血管れん縮疾患、硬皮症および好酸 球性肝蛭症のような結合組織増殖症および膠原病、肩手症候群のような反射性交 感神経性ジストロフィー、アルコール中毒症のような嗜癖疾患、ストレスが関連 した身体疾患、抹消神経障害、神経痛、アルツハイマー病、エイズが関連した痴 呆、糖尿病性神経障害および多発性硬化症のような神経病理学的疾患、全身性エ リテマトーデスのような免疫増強または抑制に関連した疾患、ならびに結合組織 炎のようなリウマチ性疾患が挙げられる。従って、これらの化合物は、ヒトを含 む哺乳類における前述の臨床症状のいずれかの制御および/または治療のための P物質拮抗薬としての治療用途に容易に適合する。 一般式Iの化合物及びその薬学的に許容される塩は、経口、非経口または局所 経路のいずれかを経て投与することができる。治療される患者の体重および症状 ならびに選択した投与の特定の経路に依存して必然的に変形が生じるが、通常、 これらの化合物は、1日当たり約5.0mgから約1500mgの範囲の投与量 で最も好ましく投与される。しかしながら、1日につき体重1kg当たり約0. 07mgから約21mgの範囲である投与量水準が、最も望ましく用いられる。 それにもかかわらず、治療される動物種及びその個体のこの医薬品に対する応答 、ならびに選択した薬学的処方物の型及びこのような投与が行われる期間および 間隔に依存して変形が生じる。ある場合には、前述の範囲の下限未満の投与水準 がはるかに適切であるかもしれないし、一方、別の場合には、より大きい投与量 を、有害な副作用を起こすことなく用いることができるかもしれないが、但し、 このようなより大きい投与量は、まず、1日の投与を通していくつかの少量ずつ の投与量に分割する。 一般式Iの化合物及びその薬学的に許容される塩(″治療化合物″)は、既に 指示した3つの経路のいずれかにより単独でまたは薬学的に許容される担体また は希釈剤と組み合わせて投与することができ、このような投与は、1回量でまた は複数回量で 行うことができる。更に詳しくは、本発明の新規な治療薬は、種々の異なる剤形 で投与することができる、即ち、これらは、錠剤、カプセル剤、トローチ剤、ハ ードキャンディー剤、散剤、スプレー剤、クリーム剤、膏薬剤、坐剤、ゼリー剤 、ゲル剤、パスタ剤、ローション剤、軟膏剤、水性懸濁剤、注射用液剤、エリキ シル剤、シロップ剤等の形態で種々の薬学的に許容される不活性な担体と組み合 わせることができる。このような担体としては、固形希釈剤または賦形剤、減菌 水性媒体および種々の非毒性有機溶媒等が挙げられる。更に、経口医薬組成物は 、適切に甘味をつける及び/又は香りをつけることができる。通常、本発明の治 療に効果的な化合物は、このような剤形中に約5.0重量%から約70重量%の 範囲の濃度水準で存在する。 経口投与には、微結晶セルロース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、燐 酸二カルシウムおよびグリシンのような種々の医薬品添加物を含有する錠剤は、 ポリビニルピロリドン、白糖、ゼラチンおよびアラビアゴムのような顆粒化結合 剤と共にデンプン(好ましくはトウモロコシ、バレイショまたはタピオカデンプ ン)、アルギン酸および特定の複合ケイ酸塩のような種々の崩壊剤と合わせて用 いることができる。更に、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム およびタルクのような滑沢剤は、錠剤化目的にはしばしば非常に有用である。同 様の型の固形組成物も、ゼラチンカプセル剤中の賦形剤として用いることができ 、ついでながら、好ましい材料としては、乳糖および高分子量ポリエチレングリ コール類が挙げられる。経口投与に水性懸濁剤および/またはエリキシル剤を所 望である場合、有効成分を、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリ ンおよびそれらの種々の組み合わせのような希釈剤と共に、種々の甘味剤もしく は着香剤、着色剤または染料、および所望に応じて乳化剤および/または懸濁剤 と組み合わせることができる。 非経口投与には、ゴマ油もしくは落花生油または水性プロピレングリコールの いずれかに加えた本発明の治療化合物の液剤を用いることができる。水性液剤は 、必要に応じて適切に緩衝化するほうがよく、初めに液体希釈剤を等張にするの がよい。これらの水性液剤は、静脈注射目的に適している。油性液剤は、関節内 、筋肉内および皮下注射目的に適している。減菌条件下でのこれら全ての液剤の 調製は、当業者等に周知の標準薬学技法により容易に達成される。 さらに、皮膚の炎症症状を治療する場合、本発明の化合物を局所的に投与する こと も可能であり、これは、好ましくは、標準医薬慣習により、クリーム剤、ゼリー 剤、ゲル剤、パスタ剤および軟膏等により行うことができる。 P物質受容体拮抗薬としての本発明の治療化合物の活性は、オートラジオグラ フィーの手段によりタキキニン受容体を可視化する放射性配位子を用い、ウシ尾 部組織内のその受容体部位でP物質の結合を阻害するその能力により測定するこ とができる。本明細書で述べた化合物のP物質を拮抗する活性は、Journal of B iological Chemistry,Vol.258,p.5158(1983)に報告されたようなM.A.Cascieri 等により述べられた標準アッセイ手法を用いることにより評価することができる 。この方法は、実質的に、この単離したウシ組織内のその受容体部位の放射線標 識したp物質配位子の量を50%まで減少させるのに必要とする個々の化合物の 濃度を測定し、それにより検査される各化合物の特徴的IC50値を得ることを含 む。 この手法では、ウシ尾部組織を−70℃の冷凍庫から取りだし、pH7.7を 有する50容量(w./v.)の氷冷50mMトリス(即ち、2−アミノ−2− ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールであるトリメタミン)塩酸塩緩衡 液中で均質化する。ホモジネートを30,000 x Gで20分間遠心分離す る。ペレットを50容量のトリス緩衝液に再懸濁し、再均質化し、次いで、30 ,000 x Gで更に20分間再遠心分離する。次いで、ペレットを、2mM の塩化カルシウム、2mMの塩化マグネシウム、4μg/mlのパシトラシン、 4μg/mlのロイペプチン、2μgのキモスタチンおよび200g/mlのウ シ血清アルブミンを含有する40容量の氷冷50mMトリス緩衝液(pH7.7 )中に再懸濁する。この工程は、組織調製物の製造を終了させる。 次いで、放射性配位子の結合手法を、以下の方法、即ち、1μMの濃度になる ように溶解した試験化合物100μlの添加、続いて最終濃度0.5mMになる ように溶解した放射性配位子100μlの添加、次いで最後に上記のように製造 した組織調製物800μlの添加を通じて反応を開始することにより行う。従っ て、最終容量は、1.0mlであり、次に、反応混合物を撹拌し、室温(約20 ℃)で20分間インキュベートする。この試験管の内容物を、次いで、セルハー ベスターを用いて濾過し、ガラス繊維フィルター(ワットマンGF/B)を、5 0mMのトリス緩衝液(pH7.7)で4回洗浄するが、このフィルターは予め 濾過手法前に2時間予備浸 漬しておく。次いで、放射能をベータカウンター内で53%の計数効率で測定し 、IC50値を、標準統計手法を用いることにより算定する。 P物質が誘導する作用をインビボで阻害する本発明の治療化合物の能力は、以 下の″a″から″d″の手法により測定することができる。(″a″から″c″ の手法は、Nagahisa等,European Journal of Pharmacology,217,191-5(1992) に述べられており、参照によりその全体を本明細書に含めるものとする。) a. 皮膚における血漿血管外遊出 測定体重450−500gのペントバルビタール(25mg/kg腹腔内)麻 酔したオスのHartleyモルモットの背面皮膚にP物質(50μl、0.01% BSA-食塩溶液)の皮内投与により血漿血管外遊出を誘導する。試験しようと する化合物を0.1%メチルセルロース-水(MC)に溶解し、P物質挑戦(3 ピコモル/部位)の1時間前に経口投与する。エバンスブルー染料(30mg/ kg)を、挑戦の5分前に静脈により投与する。10分後、動物を屠殺し、背面 皮膚を取りだし、コルクボーラーを用いてブルーのスポットを穿孔する(11. 5mmオーラルドース(o.d.))。組織の染料含有量を、一晩のホルムアミ ド抽出後、600nmの吸収で定量する。 b. カプサイシンが誘導する血漿血管外遊出 ペントバルビタール麻酔した(25mg/kg腹腔内)モルモットにカプサイ シン(0.1%BSA/食塩水中の30μM溶液10ml)の腹腔内注射によっ て血漿血管外遊出を誘導する。試験しようとする化合物を、0.1%MCに溶解 し、カプサイシン挑戦の1時間前に経口投与する。エバンスブルー染料(30m g/kg)を、挑戦の5分前に静脈により投与する。10分後、動物を屠殺し、 左右両方の尿管を取りだす。組織の染料含有量を、上記″a″のように定量する 。 c. 酢酸が誘導する腹部伸縮 測定体重14−18gのオスddyマウス(SLC、日本)を一晩断食させた 。試験しようとする化合物を、0.1%MCに溶解し、酢酸(AA)注射(0. 7%、0.16ml/10g体重)の0.5時間前に経口投与する。動物を透明 なビーカー(ビーカー1個につき1匹)に入れ、AA注射後、伸縮応答を10か ら20分(10分間隔で)カウントする。 d. P物質が誘導する運動過剰例 種々の精神病性疾患制御用神経遮断薬としての本発明の治療化合物の抗精神病 活性は、モルモットにおけるP物質が誘導する又はP物質作動薬が誘導する運動 過剰を抑制するその能力の調査により測定することができる。この調査は、まず 、モルモットに対照の化合物または本発明の適切な試験化合物を投与し、次いで 、カニューレを介した脳内投与によりモルモットにP物質またはP物質作動薬を 注射し、その後、この剌激に対する個々の運動応答を測定することにより行う。 本発明を以下の実施例により具体的に説明する。しかしながら、本発明は、こ れらの実施例の特定の細部に制限されるものではないことは当然のことである。 調製例1 2-メトキシ-5-[N-メチル-N-(2,4-ジメチル-5-チアゾール-スルホニ ル)アミノ]ベンズアルデヒド A. N-(4-メトキシフェニル)-N,2,4-トリメチルチアゾール-5-ス ルホンアミド 滴下漏斗、撹拌棒および冷却器を取り付けた火炎乾燥した丸底フラスコの中に 、窒素下で30mlの無水テトラヒドロフラン(THF)中のN-メチル-p-ア ニシシン(1.0g、7.29ミリモル)を加えた。これにトリエチルアミン( 1.01ml、7.29ミリモル)を加え、氷浴を用いてフラスコを0℃に冷却 した。次に、20mlのTHF中の2,4-ジメチル-5-チアゾールスルホニル クロライド(1.54g、7.29ミリモル、Maybridge Chem.Co.)を滴下し、 反応物を25℃で一晩撹拌した。それを200mlの飽和水性重炭酸ナトリウム に徐々に注ぎいれることにより反応を停止させ、粗生成物をジクロロメタン(C H2Cl2)で抽出した。有機抽出物を硫酸マグネシウム(MgSO4)上で乾燥 後、真空で暗褐色油状物質になるまで溶媒を除去した。ヘキサン類:酢酸エチル (EtOAc)(4:1)で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより 380mgの淡褐色油状物質を得た。 質量スペクトル(%):m/e 312(12,M+),136(100). 1H NMR(CDCl3)δ2.2(s,3H),2.7(s,3H),3.3(s,3H),3.8(s,3H),6.8( m,2H),7.1(m,2H). B. 2-メトキシ-5-[N-メチル-N-(2,4-ジメチル-5-チアゾールス ルホニ ル)アミノ]ベンズアルデヒド 窒素注入口および撹拌棒を具備した火炎乾燥した丸底フラスコに、工程″A″ から得た上記中間物質(0.20g、0.7ミリモル)および20mlの無水C H2Cl2を加えた。0℃に冷却後、塩化チタン(0.33ml、3ミリモル)を 滴下し、反応物を0℃で30分間撹拌した。次いで、ジクロロメチルメチルエー テル(0.14ml、1.56ミリモル)を注射器を介して加え、反応物を、0 ℃で更に3時間、次いで、室温で更に18時間撹拌したが、この時点での薄層ク ロマトグラフィー(tlc)は、出発物質の残存を示さなかった。それを200 mlの飽和水性重炭酸ナトリウム(NaHCO3)に注ぎいれることにより反応 を停止させ、30分間撹拌し、CH2Cl2で抽出した。抽出物を乾燥し(MgS O4)、真空で油状物質になるまで濃縮した。ヘキサン類:EtOAc(3:2 )で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーにより標記生成物を70mg( 29%)の黄色油状物質として得た。 質量スペクトル(%):m/e 340(10,M+),164(100). 1H NMR(CDCl3)δ2.1(s,3H),2.5(s,3H),3.1(s,3H),3.9(s,3H),7.0( d,1H),7.5(m,1H),7.6(m,1H),10.4(s,1H). 一般式Xの以下の中間物質アルデヒド類を、調製例1で述べたものと同様の手 法により調製した。 調製例2 2-メトキシ-5-[N-(4,5-ジメチル-2-チアゾリル)-N-メタンスルホ ニル)アミノ]ベンズアルデヒド ろう状固形物、39%収率。 MS:m/e 340(M+,20%),261(65%). 1H NMR(CDCl3)δ2.3(d,6H),3.4(s,3H),4.0(s,3H),7.0(d,1H),7.7( q,1H),10.5(s,1H). 調製例3 2-メトキシ-5-[N-(4,5-ジメチル-2-チアゾリル)-N-メチル]アミ ノベンズアルデヒド 油状物質、7%収率。 MS:m/e 277(M+1,20%),276(100%),126(30). 1H NMR(CDCl3)δ2.1(d,6H),3.4(s,3H),4.0(s,3H),7.0(d,1H),7.6( q,1H),7.8(d,1H),10.5(s,1H). 調製例4 2-メトキシ-5-[N-(4,5-ジメチル-2-チアゾリル)]アミノ-ベンズア ルデヒド Mp 137-139℃、20%収率。 MS:m/e 262(M+,100%). 1H NMR(CDCl3)δ2.15(s,3H),2.25(s,3H),3.9(s,3H),7.0(d,1H),7.6 (dd,1H),7.7(dd,1H),10.5(s,1H). 調製例5 2-イソプロポキシ-5-[N-メチル-N-(2,4-ジメチル-5-チアゾールス ルホニル)アミノ]ベンズアルデヒド 油状物質、34%収率。 1H NMR(CDCl3)δ1.4(d,6H),2.20(s,3H),2.6(s,3H),3.25(s,3H),4.7 0(m,1H),6.95(d,1H),745(d,1H),7.55(dd,1H),10.4(s,1H). 調製例6 2-イソプロポキシ-5-[N-イソブチル-N-(2,4-ジメチル-5-チアゾー ルスルホニル)アミノ]ベンズアルデヒド 油状物質、54%収率。 MS:m/e 411(M+1,100),412(M+2,30),236. 1H NMR(CDCl3)δ0.9(d,6H),1.45(d,6H),1.6(m,1H),2.2(s,3H),2.7 (s,3H),3.4(d,2H),4.7(m,1H),70(d,1H),7.5(m,2H),10.4(s,1H). 調製例7 2-メトキシ-5-[N-イソブチル-N-(2,4-ジメチル-5-チアゾールスル ホニル)アミノ]ベンズアルデヒド 油状物質、96%収率。 MS:m/e 383(M+1,100),384(M+2,30),208. 1H NMR(CDCl3)δ1.0(d,6H),1.6(m,1H),2.2(s,3H),2.6(s,3H),3.4( d,2H),3.9(s,3H),7.0(d,1H),7.5(m,2H),10.4(s,1H). 調製例8 2-メトキシ-5-[N-イソプロピル-N-(2,4-ジメチル-5-チアゾールス ルホニル)アミノ]ベンズアルデヒド 油状物質、48%収率。 MS:m/e 369(M+1,100),194(30). 1H NMR(CDCl3)δ1.1(d,6H),2.35(s,3H),2.65(s,3H),3.9(s,3H),4.5 (m,1H),7.0(d,1H),7.4(m,1H),7.5(d,1H),10.4(s,1H). 調整例9 2-イソプロポキシ-5-[N-イソプロピル-N-(2,4-ジメチル-5-チアゾ ールスルホニル)アミノ]ベンズアルデヒド 油状物質、52%収率。 MS:m/e 397(M+1,100),398(M+2,30),222(45). 1H NMR(CDCl3)δ1.1(d,6H),1.4(d,6H),1.4(d,6H),2.4(m,3H),2.6( m,3H),4.5(m,1H),4.7(m,1H),7.0(d,1H),7.4(q,1H),7.5(d,1H),10.4 (s,1H). 調整例10 2-トリフルオロメトキシ-5-[N-(4,5-ジメチル-2-チアゾリル)-N- メタンスルホニル)アミノ]ベンズアルデヒド 油状物質。 1H NMR(CDCl3)δ2.3(s,3H),2.7(s,3H),3.4(s,3H),7.4(d,1H),7.6( d,1H),7.8(dd,1H),10.3(s,1H). 実施例1 2,4-ジメチルチアノール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-メチルアミド二 塩酸塩半水塩 ジーンスターク(Dean-Stark)トラップ、冷却器、窒素注入口および撹拌棒を 取り付けた火炎乾燥した丸底フラスコの(+)-(2S,3S)-3-アミノ-2- フェニルピペリジン(36mg、0.21ミリモル)に5mlの無水トルエン中 の調製例1の標記化合物(70mg、0.21ミリモル)を加えた。混合物を約 3時間還流し、溶媒を真空で除去し、残分を5mlの1,2-ジクロロエタンに 溶解した。水素化トリアセトキシ硼素ナトリウム(62mg、0.29ミリモル )を加え、反応物を25℃で一晩撹拌した。次に、溶媒を真空で除去し、残分を 10mlの水で処理し、4x20mlの CH2Cl2で抽出した。有機抽出物を乾燥し(MgSO4)、真空で黄色油状物 質に濃縮した。CH2Cl2:CH3OH:濃NH4OH(97:2:1)で溶出す るシリカゲル上のクロマトグラフィーにより遊離塩基を清澄な油状物質37mg として得た。これを通常の方法(遊離塩基をエチルエーテル(Et2O)に溶解 し、塩化水素ガスで処理し、真空で濃縮し、CH3OH:Et2Oからクルードの 塩を再結晶する)で塩酸塩に変換して白色塩31mg(24%)、m.p.26 0−264℃を得た。 C253243S・2HCl・1/2H2Oから算定した理論植:C,51.54; H,6.06;N,9.62.測定値:C,51.31;H,5.79;N,9.76. 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.3-2.0(m,5H),2.05(d,1H),2.15(s,3H),2. 7(s,3H),2.8(m,2H),3.15(s,3H),3.25(d,1H),3.35(d,1H),3.45(s,3H ),3.6(d,1H),3.85(d,1H),6.55(d,1H),6.8(d,1H),6.95(dd,1H),7.25 (m,5H). 実施例2−10の標記化合物を実施例1のそれと同様の手法により調製した。 実施例2 N-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-N-[4-メトキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-メタンス ルホンアミド二塩酸塩半水塩 40%収率、mp247−249℃。 MS:m/e 501(M+1),421,381,247(100%). 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.4(d,1H),1.6(t,1H),1.75(m,2H),1.9(m, 1H),2.15(d,1H),2.3(m,6H),2.85(m,2H),3.25(d,1H),3.35(d+s,4H),3 .55(s,3H),3.7(d,1H),3.9(d,1H),6.7(d,1H),7.15(d,1H),7.25(m,6H ). C253243S・2HCl・1/2H2Oから算定した理論値:C,51.54; H,6.06;N,9.62.測定値:C,51.87;H,5.81;N,9.55. 実施例3 {5-[(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)メチルアミノ]-2-メトキシ ベンジル]-((2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イル)アミン三塩酸 塩含水塩 26%収率、mp220−225℃。 MS:m/e 436(M+,16%),317(45%),262(100%). 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.5(m,1H),1.6(m,1H),1.9(m,1H),2.1(s,3 H),2.2(s,3H),2.8(m,2H),3.2(m,1H),3.3(s,3H),3.4(d,1H),3.5(s,3 H),3.6(d,1H),3.9(d,1H),6.4(d,1H),6.9(d,1H),7.1(q,1H),7.4(m,5 H). C25324OS・3HCl・3/2H2Oから算定した理論値:C,52.40;H ,6.68;N,9.78.測定値:C,52.12;H,6.64;N,9.55. 実施例4 {5-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イルアミノ)-2-メトキシベンジル} -(2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミン三塩酸塩 28%収率、mp272−275℃。 MS:m/e 422(M+,40%),303(54%),248(100%). 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.35-2.15(m,7H),2.18(s,3H),2.23(s,3H), 28(m,2H),3.28(d,1H),3.4(d,1H),3.5(s,3H),3.65(d,1H),3.9(d,1H) ,6.65(d,1H),6.75(d,1H),7.15(dd,1H),7.3(m,5H). C24304OS・3HClから算定した理論値:C,54.19;H,6.25;N,10. 53.測定値;C,53.91;H,6.39;N,1027. 実施例5 4,5-ジメチルチアゾール-2-スルホン酸メチル-[3-((2S,3S)-2 -フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)-4-トリフルオロメトキシフェニ ル]-アミド三塩酸塩含水塩 12%収率、mp239−240℃(分解)。 MS:m/e 555(M+1),380. 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.5(m,1H),1.7(m,1H),1.9(m,4H),2.1(m,1 H),2.2(s,3H),2.7(s,3H),2.8(m,2H),3.2(s,3H),3.3(m,1H),3.5(q,2 H),3.9(d,1H),7.0(m,3H),7.2(m,5H). C25293432・3HCl−H2Oから算定した理論値:C,44.09;H, 4.88;N,8.23.測定値:C,44.36;H,4.95;N,8.51. 実施例6 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-メチルア ミド二塩酸塩 10%収率、mp227−230℃。 MS:m/e 529(M+1,100),354. 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.05(dd,6H),1.35-2.10(m,6H),2.15(s,3H) ,2.70(s,3H),2.85(m,2H),3.15(s,3H),3.30(d,1H),3.45(m,2H),3.85( d,1H),4.30(m,1H),6.65(d,1H),6.83(d,1H),6.95(dd,1H),7.3(m,5H) . C2736432・2HClから算定した理論値:C,53.90;H,6.37;N, 9.31.測定値:C,54.55;H,6.29;N,9.33. 実施例7 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S(-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソプロ ピルアミド二塩酸塩 24%収率、mp250−254℃。 MS:m/e 557(M+1,100),398,382(100). 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.0-1.15(m,12H),1.4(d,1H),1.5-1.95(m,4H ),2.05(d,1H),2.30(s,3H),2.65(s,3H),2.8(m,2H),3.25(m,2H),3.55 (d,1H),3.85(d,1H),4.3(m,1H),4.6(m,1H),6.6(d,1H),6.8(d,1H),6. 85(dd,1H),7.25(m,5H). C2940432・2HClから算定した理論値:C,55.31;H,6.72;N,8 .90.測定値:C,55.55;H,6.51;N,8.64. 実施例8 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソプロピルア ミド二塩酸塩 15%収率、mp240−242℃。 MS:m/e 530(M+2,100),371,355(100). 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ1.05(d,6H),1.4(d,1H),1.55-1.95(m,4H),2 .05(d,1H),2.35(s,3H),2.70(s,3H),2.80(m,2H),3.25(m+d,2H),3.45( s,3H),3.65(d,1H),3.85(d,1H),4.6(m,1H),6.6(d,1H),6.8(d,1H),6.9 (dd,1H),7.25(m,5H). C2736432・2HClから算定した理論値:C,53.90;H,6.37;N,8 .32.測定値:C,53.73;H,6.30;N,8.44. 実施例9 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[メトキシ-3-((2S,3S)- 2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソブチルアミド二 塩酸塩含水塩 16%収率、mp225−230℃。 MS:m/e 544(M+2,70),385,369(100). 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ0.9(d,6H),1.4(d,1H),1.5-1.95(m,6H),2.0 5(d,1H),2.15(s,3H),2.70(s,3H),2.8(m,1H),3.25(m,3H),3.35(d,1H ),3.45(s,3H),3.6(d,1H),3.85(d,1H),6.6(d,1H),6.8(d,1H),6.9(dd ,1H),7.25(m,5H). C2838432・2HCl・H2Oから算定した理論値:C,53.07;H,6.6 8;N,8.84.測定値:C,52.88;H,6.38;N,8.85. 実施例10 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソブチ ルアミド二塩酸塩 5%収率、mp150−160℃。 MS:m/e 572(M+2,100),570(M+),397. 1H NMR(CDCl3,遊離塩基)δ0.9(d,6H),1.02(d,3H),1.12(d,3H),1.35-2 .10(m+s,8H),2.7(s,3H),2.8(m,2H),3.2-3.55(m+d,5H),3.85(d,1H),4. 3(m,1H),6.6(d,1H),6.8(d,1H),6.9(dd,1H),7.25(m,5H). C3042432・2HCl−Et2Oから算定した理論値:C,57.05;H,7 .32;N,7.83.測定値:C,57.41;H,6.89;N,8.25. 実施例11 6-フェニルピペリジン-2,5-ジオン 320mlのジクロロメタンおよび320mlのメタノール中の5-ニトロ-2 -オキソ-6-フェニルピペリジン(20g、90.8ミリモル)の撹拌溶液に、 カリウム三級ブトキシド(10.19g、90.8ミリモル)を1分にわたって 少しづつ加えた。25℃で15分間撹拌後、溶液を−78℃に冷却し、オゾンで 約1時間処理して青色溶液を得た。次いで、溶液を窒素ガスで15分間処理して 余分のオゾンを除去した。ジメチルスルフィド(12ml、163ミリモル)を 加え、反応物を室温に温めた。 真空で溶媒を除去することにより黄色残分を得、これを濾過し、ジクロロメタン およびジエチルエーテルで洗浄し、12.1g(70%)の白色固形物に乾燥し た。 1H NMR(CDCl3):δ2.6-2.8(m,4H),5.0(s,1H),6.7(bs,1H),7.4(s,5H) .
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07D 277/28 AAH 9283−4C C07D 277/28 AAH AAN 9283−4C AAN AAP 9283−4C AAP AAT 9283−4C AAT ABA 9283−4C ABA ABB 9283−4C ABB ABE 9283−4C ABE ABN 9283−4C ABN ACD 9283−4C ACD ADR 9283−4C ADR AEG 9283−4C AEG 277/36 ACV 9283−4C 277/36 ACV 417/12 211 9159−4C 417/12 211 453/00 9283−4C 453/00 453/02 9283−4C 453/02 471/08 9283−4C 471/08 498/08 ACJ 8415−4C 498/08 ACJ 513/08 AAK 8415−4C 513/08 AAK

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記一般式の化合物またはこのような化合物の薬学的に許容される塩 {ここで、環Aは、フェニル、ナフチル、チエニル、ジヒドロキノリニルおよび インドリニルから選ばれるアリール基であり、−CH2PR3側鎖は、環Aの炭素 原子に結合しており; Pは、NR2、O、S、SOまたはSO2であり; SO2−の環Aへの結合点は、窒素原子であり、R1への結合点は、硫黄原子であ る)であり; Wは、水素、(C1−C6)アルキル、S−(C1−C3)アルキル、ハロまたは 、1個から3個のフッ素原子で任意に置換した(C1−C6)アルコキシであり; R1は、硫黄、窒素および酸素から選ばれる1個から3個のヘテロ原子を含有 する4から6員の複素環(例えば、チアゾリル、ピロリル、チエニル、トリアゾ リル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリルまたはイミダゾリル) であり、ここで、当該複素環は、フェニル、1個から3個のフッ素原子で任意に 置換された(C1−C6)アルキル、1個から3個のフッ素原子で任意に置換され た(C1−C6)アルコキシおよびハロから独立に選ばれる1個から3個の置換基 、好ましくは0から2個の置換基で任意に置換されてもよく; R2は、水素または−CO2(C1−C10)アルキルであり; R3は、下記から選ばれ (ここで、R6およびR10は、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフ ェニルおよびフェニルから独立に選ばれ、ここで、当該フェニルは、ハロ、1個 から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルキル、1個から3 個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルコキシ、カルボキシ、ベ ンジルオキシカルボニルおよび(C1−C3)アルコキシ−カルボニルから独立に 選ばれる1個から2個の置換基で任意に置換されてもよく; R7は、(C3−C4)分枝アルキル、(C5−C6)分枝アルケニル、(C5−C7 )シクロアルキルおよびR6の定義で命名される基から選ばれ; R8は、水素または(C1−C6)アルキルであり; R9およびR19は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ピリジル、ベンズヒド リル、チエニルまたはフリルから独立に選ばれ、R9およびR19は、ハロ、1個 から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルキルおよび、1個 から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10)アルコキシから独立に 選ばれる1個から3個の置換基で任意に置換されてもよく; Yは、lが1から3の整数である(CH2lであるか又は、Yは、一般式 の基であり; Zは、酸素、硫黄、アミノ、(C1−C3)アルキルアミノまたは、nが0、1 もしくは2である(CH2nであり; xは、0、1または2であり; yは、0、1または2であり; zは、3、4または5であり; oは、2または3であり; pは、0または1であり; rは、1、2または3であり; (CH2zを含有する環は、0から3個の二重結合を含有してもよく、(CH2zの炭素原子の1個は、酸素、硫黄または窒素により任意に置換することがで き; R11は、ハロ、1個から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10) アルキルおよび、1個から3個のフッ素原子で任意に置換された(C1−C10) アルコキシから独立に選ばれる1個または2個の置換基で任意に置換されたチエ ニル、ビフェニルまたはフェニルであり; Xは、qが1から6までの整数である(CH2qであり、当該(CH2qの炭 素-炭素単結合のいずれか1つは、炭素-炭素二重結合により任意に置換すること ができ、当該(CH2qの炭素原子のいずれか1つは、R14で任意に置換しても よく、当該(CH2qの炭素原子のいずれか1つは、R15で任意に置換してもよ く; mは、0から8の整数であり、(CH2mの炭素-炭素単結合(このような結 合の両方の炭素原子は、相互におよび(CH2m鎖の他の炭素原子と結合してい る)のいずれか1つは、炭素-炭素二重結合または炭素-炭素三重結合により任意 に置換することができ、当該(CH2mの炭素原子のいずれか1つは、R17で任 意に置換することができ; R12は、水素、(C1−C6)直鎖または分枝鎖アルキル、(C3−C7)シクロ アルキル(ここで、炭素原子の1つは、窒素、酸素または硫黄により任意に置換 することができる);ビフェニル、フェニル、インダニルおよびナフチルから選 ばれるアリール;チエニル、フリル、ピリジル、チアゾリル、イソチアゾリル、 オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラアゾリルおよびキノリ ルから選ばれるヘテロアリール;フェニル−(C2−C6)アルキル、ベンズヒド リルおよびベンジルから選ばれる基であり、ここで、R12上の結合点は、R12が 水素でない限り炭素原子であり、ここで、当該アリールおよびヘテロアリール基 の各々ならびに当該ベンジル、フェニル−(C2−C6)アルキルおよびベンズヒ ドリルのフェニル部分は、ハロ、ニトロ、1個から3個のフッ素原子で任意に置 換された(C1−C10)アルキル、1個から3個のフッ素原子で任意に置換され た(C1−C10)アルコキシ、アミノ、ヒドロキシ−(C1−C6)アルキル、( C1−C6)アルコキシ−(C1−C6) アルキル、(C1−C6)−アルキルアミノ、 基で任意に置換することができ;ここで、当該ベンズヒドリルのフェニル部分の 1つは、ナフチル、チエニル、フリルまたはピリジルにより任意に置換すること ができ; R13は、水素、フェニルまたは(C1−C6)アルキルであるか; またはR12およびR13は、それらが結合している炭素と共に、3個から7個の 炭素原子を有する飽和炭素環式環を形成し、スピロ環の結合点でもなくこのよう な結合点に隣接もしていない当該炭素原子の1つは、酸素、窒素または硫黄によ り任意に置換することができ; R14およびR15は、水素、ヒドロキシ、ハロ、アミノ、オキソ(=O)、シア ノ、ヒドロキシ−(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ−(C1−C6 )アルキル、(C1−C6)アルキルアミノ、ジ−(C1−C6)アルキルアミノ、 (C1 −、およびR12の定義で明示された基から各々独立に選ばれ; 14およびR15の定義のいずれかで明示された基の一つであり; R17は、オキシイミノ(=NOH)または、R12、R14およびR15の定義のい ずれかで明示された基の一つであり; R18は、(C1−C6)アルキル、水素、フェニルまたはフェニル(C1−C6) アルキルであり; 但し、(a)mが0である場合、R16およびR17の内一方は存在せず、他方は 水素であり、(b)R3が一般式VIIIの基である場合、R14およびR15は、 同じ炭素原子に結合することができず、(c)R14およびR15が同じ炭素原子に 結合している場合、R14およびR15の各々は、水素、フルオロ、(C1−C6)ア ルキル、ヒドロキシ−(C1−C6)アルキルおよび(C1−C6)アルコキシ−( C1−C6)アルキルから独立に選ばれるか又は、R14およびR15は、それらが結 合している炭素と共に、それらが結合している窒素を含む環とスピロ化合物を形 成する(C3−C6)飽和炭素環式環を形成し;(d)R1が、アミノ、(C1−C6 )アルキルアミ 合、R3は、一般式II、III、IV、VまたはVIの基であり、(e)R14 およびR15が、環窒素に隣接したXまたは(CH2yの炭素原子に結合している 場合、R14およびR15は、各々、結合点が炭素原子である置換基でなければなら ない)}。 2. 窒素を含有するR3の環の″2″および″3″の位置の置換基がシス形 である、請求項1に記載の化合物。 3. R3が、一般式II、III、VIIまたはIXの基であり;R2が水素 であり;環Aがフェニルであり;Wが、1個から5個のフッ素 アルキルであり、R1が5-チアゾリルである、請求項1に記載の化合物。 4. (a)R3が一般式IIIの基であり、R9がベンズヒドリルである;( b)R3が一般式VIIの基であり、R12がフェニルであり、R13、R14、R15 およびR16の各々が水素であり、mが0であり、Xが−(CH23−であるか; または(c)R3が一般式IXの基であり、rが2であり、R19がベンズヒドリ ルである、請求項2に記載の化合物。 5. (a)R3が一般式IIIの基であり、R9がベンズヒドリルである;( b)R3が一般式VIIの基であり、R12がフェニルであり、R13、R14、R15 およびR16の各々が水素であり、mが0であり、Xが−(CH23−であるか; または(c)R3が一般式IXの基であり、rが2であり、R19がベンズヒドリ ルである、請求項3に記載の化合物。 6. (a)R3が、窒素を含有する環の″2″および″3″の位置の置換基 がシス形である一般式IIIの基であり、R9がベンズヒドリルであり、環Aが フェニルである;(b)R3が、R12および、窒素を含有する環の″3″の位置 の置換基がシス形である一般式VIIの基であり、環Aがフェニルであり、R12 がフェニルであり、R2、R13、R14、R15およびR16の各々が水素であり、m が0であり、Wがメトキシ、トリフルオロメトキシまたはイソプロポキシであり 、Xが−(CH23−であり、Qが ジメチル-5-チアゾリルであるか;または(c)R3が、窒素を含有する環の″ 2″および″3″の位置の置換基がシス形である一般式IXの基であり、R19が ベンズヒドリルであり、rが2であり、環Aがフェニルである、請求項1に記載 の化合物。 7. (a)R3が、窒素を含有する環の″2″および″3″の位置の置換基 がシス形である一般式IIIの基であり、R9がベンズヒドリルであり、環Aが フェニルである;(b)R3が、R12および、窒素を含有する環の″3″の位置 の置換基がシス形である一般式VIIの基であり、環Aがフェニルであり、R12 がフェニルであり、R2、R13、R14、R15およびR16の各々が水素であり、m が0であり、Wがメトキシ、トリフルオロメトキシまたはイソプロポキシであり 、Xが−(CH23−であり、Qが ジメチル-5-チアゾリルであるか;または(c)R3が、窒素を含有する環の″ 2″および″3″の位置の置換基がシス形である一般式IXの基であり、R19が ベンズヒドリルであり、rが2であり、環Aがフェニルである、請求項2に記載 の化合物。 8. R3が一般式VIIの基であり、R12がフェニルであり、R13、R14、 R15およびR16の各々が水素であり、mが0であり、Xが−(CH23−であり 、環Aがフェニルであり、Wが、OCF3、OCH3、イソプロポキシ、OCHF2 およびOCH2CF3から選ばれ、Qが に記載の化合物。 9. R3が一般式VIIの基であり、R12がフェニルであり、R13、R14、 R15およびR16の各々が水素であり、mが0であり、Xが−(CH23−であり 、環Aがフェニルであり、Wが、OCF3、OCH3、イソプロポキシ、OCHF2 およびOCH2CF3から選ばれ、Qが に記載の化合物。 10. 下記一般式の化合物 (ここで、R1、Q、W、環AおよびR3は、請求項1の通りに定義され、Gは水 素である)。 11. 請求項1に記載の化合物であって、 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-メチルアミド; N-(4,5−ジメチルチアゾール-2-イル)-N-[4-メトキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イル-アミノメチル)フェニル]-メタンス ルホンアミド; {5-[(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)メチルアミノ]-2-メトキシ ベンジル}-((2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イル)アミン; {5-(4,5−ジメチルチアゾール-2-イルアミノ)-2-メトキシベンジル }-((2S,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミン; 4,5-ジメチルチアゾール-2-スルホン酸メチル-[3-((2S,3S)-2 -フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)-4-トリフルオロメトキシフェニ ル]-アミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-メチルア ミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソプロ ピルアミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソプロピルア ミド; 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-メトキシ-3-((2S,3S )-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソブチルアミ ド;および 2,4-ジメチルチアゾール-5-スルホン酸[4-イソプロポキシ-3-((2S ,3S)-2-フェニルピペリジン-3-イルアミノメチル)フェニル]-イソブチ ルアミドから選ばれる前記化合物。 12. 哺乳類における、炎症性疾患、不安、大腸炎、うつ病または気分変調 疾患、尿失禁、胃腸疾患、精神病、疼痛、アレルギー、慢性閉塞性気道疾患、過 敏性疾患、血管れん縮疾患、結合組織増殖症および膠原病、反射性交感神経性ジ ストロフィー、嗜癖疾患、ストレスが関連した身体疾患、抹消神経障害、神経痛 、神経病理学的疾患、免疫増強または抑制に関連した疾患、ならびにリウマチ性 疾患から成る群から選ばれる症状を治療または予防するための医薬組成物であっ て、このような症状を予防または治療するのに効果的な量の請求項1に記載の化 合物、および薬学的に許容される担体を含んで成ることを特徴とする前記医薬組 成物。 13. 哺乳類における、炎症性疾患、不安、大腸炎、うつ病または気分変調 疾患、尿失禁、胃腸疾患、精神病、疼痛、アレルギー、慢性閉塞性気道疾患、過 敏性疾患、血管れん縮疾患、結合組織増殖症および膠原病、反射性交感神経性ジ ストロフィー、嗜癖疾患、ストレスが関連した身体疾患、抹消神経障害、神経痛 、神経病理学的疾患、免疫増強または抑制に関連した疾患、ならびにリウマチ性 疾患から成る群から選ばれる症状を治療または予防する方法であって、このよう な症状を予防または治療するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物をこのよ うな治療または予防を必要とする哺乳類に投与して成ることを特徴とする前記方 法。 14. 哺乳類におけるP物質の作用を拮抗する医薬組成物であって、P物質 を拮抗するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物および薬学的に許容される 担体を含んで成る前記医薬組成物。 15. 哺乳類におけるP物質の作用を拮抗する方法であって、P物質を拮抗 する のに効果的な量の請求項1に記載の化合物を当該哺乳類に投与して成る前記方法 。 16. P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防を成し遂 げる又は容易にする、哺乳類における症状を治療または予防するための医薬組成 物であって、その受容体部位でP物質の作用を拮抗するのに効果的な量の請求項 1に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含んで成る前記医薬組成物。 17. P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防を成し遂 げる又は容易にする、哺乳類における症状を治療または予防する方法であって、 その受容体部位でP物質の作用を拮抗するのに効果的な量の請求項1に記載の化 合物または薬学的に許容されるその塩を、このような治療または予防を必要とす る哺乳類に投与して成る前記方法。 18. P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防を成し遂 げる又は容易にする、哺乳類における症状を治療または予防するための医薬組成 物であって、このような症状を治療または予防するのに効果的な量の請求項1に 記載の化合物または薬学的に許容されるその塩、および薬学的に許容される担体 を含んで成る前記医薬組成物。 19. P物質が仲介する神経伝達の減少によりその治療または予防を成し遂 げる又は容易にする、哺乳類における症状を治療または予防する方法であって、 このような症状を治療または予防するのに効果的な量の請求項1に記載の化合物 を、このような治療または予防を必要とする哺乳類に投与して成る前記方法。
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