JPH08509528A - 遠心精紡方法及びその装置 - Google Patents

遠心精紡方法及びその装置

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JPH08509528A
JPH08509528A JP6523907A JP52390794A JPH08509528A JP H08509528 A JPH08509528 A JP H08509528A JP 6523907 A JP6523907 A JP 6523907A JP 52390794 A JP52390794 A JP 52390794A JP H08509528 A JPH08509528 A JP H08509528A
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spinning
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JP6523907A
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ケーニッヒ・ラインハルト
ケーニッヒ・フリードリッヒ
ケーニッヒ・ゲオルク
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ケーニッヒ・ラインハルト
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/08Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously cup, pot or disc type, in which annular masses of yarn are formed by centrifugal action

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Abstract

(57)【要約】 遠心器6、ドラフト装置1、加撚装置2及び糸案内管4の利用の下に、段階的に完全に撚られ又は第1段階で部分的に撚られた糸が遠心器6中で紡がれ、取り出されかつ部分的に撚られた糸では取り出しの際第2段階で巻回の間残りの撚りが施される、典型的な特性の糸の精紡のための遠心精紡方法である。遠心器6は負圧puの室7内で回転するが、遠心器6内は標準空気圧pnであり、遠心器6内では標準空気圧で精紡が行われ、負圧puは、遠心器6の回転の際軸受摩擦のみが発生し、ハウジング5’に対する遠心器6、35、45、53の外壁の空気摩擦は抑制にされる。真空遠心器5はハウジング5’の内方に回転可能に配設され、遠心器6とハウジング5’との間の室7は可変負圧puであり、負圧は回転の際遠心器の軸受摩擦のみが発生し、遠心器の外壁の空気摩擦は抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】 遠心精紡方法及びその装置 産業上の利用分野 本発明は、典型的な特性の糸が紡がれることができる、特許請求の範囲第1項 の上位概念による遠心精紡方法及びその装置に関する。 従来の技術 リング精紡−及びロータ精紡法の他に、糸がドラフト装置及び接触する糸案内 によって遠心器中に挿入されて紡がれることが公知である。その際2つの方法が 使用される。 第1の方法では、遠心器に完全に撚られた糸が投入され、その際遠心器からの コップの取り出しの問題が生じる。このためにマンドレルが回転している遠心器 に挿入され、その際マンドレルはコップに達し、その結果操作の端に糸はマンド レル上にあり、マンドレルから糸が他のステップで販売可能な寸法に巻回されな ければならない。この方法では糸切れが問題である、そのわけは糸端は遠心器中 に探られねばならず、このことは著しいコスト高に繋がるからである。 2段階精紡では、遠心器が空にされる。第1段階において遠心器内に部分撚り を伴って精紡が行われる。これが充足されると、糸は引き出されかつ第2段階に おいて巻回され、その際糸に撚りが付与される。しかし段階精紡の際でも糸切れ るは問題のある形でしか除去されない。 たとい遠心精紡方法によって高いスピンドル回転数従って高い出力が達成され たとしても、今日では、この方法を経済的に行うことはできず、このことは比較 できない程の高いエネルギー使用及び投資がある。使用エネルギーを減少させる ために、英国特許明細書A918963号から、空気力学的損失を小さくするた めに、静止の容器中に遠心器を挿入することが公知である。しかしこの方法によ って僅かな改良しかもたらされない、そのわけは遠心器の被覆によって空気渦の 流過が防止されるのみであるからである。例えば西独国特許明細書210371 7において提案されているような、圧力の僅かな低下も僅かしか作用しない、そ のわけは回転体の空気抵抗はリニアーではなく、むしろ圧力に従って極端に低下 するからである。 英国特許明細書第918963号に記載された解決は,その上確実には機能し ない、そのわけは第2段階における精紡材料は静止している糸案内を介して引き 出されるからである。それによってロータ精紡によって長い間公知の「仮撚り効 果」が引き出しノズルで生じ、これは真正撚りではマイナスに作用する。このシ ステムにおける最も小さな障害は糸案内管の巻付けに通じかつそれによって精紡 工程の厳しい障害に通じる。 本発明は、小さい投資とエネルギー消費によって作動される、上記の分野の遠 心精紡方法を創造することを課題とする。 本発明は従来技術によるリング精紡及びロータ精紡によって可能にされるより も僅かなコスト及び僅かなエネルギー消費によって高い品質のリング精紡状の糸 を製造する目的とを達成する。 発明の開示及びその利点 本発明の課題は本発明によれば、特許請求の範囲第1項に記載された構成、遠 心器、ドラフト装置、加撚装置及び遠心器中で接触する糸案内管の利用の下に、 1つの段階で完全に撚りをかけられ又は第1段階で部分的に撚りをかけられた糸 が遠心器中で紡かれかつ取り出されそして部分的に撚られた糸では糸は第2段階 で取り出しの際巻回の間残りの撚りをかけられる、典型的な特性の糸の精紡のた めの遠心精紡方法におてい、遠心器は負圧の室内で回転し、しかし遠心器内では 標準空気圧でありかつ遠心器内では標準空気圧の下に精紡が行われ、その際負圧 は、遠心器の回転の際遠心器の軸受摩擦のみが発生し、遠心器の外壁の空気摩擦 は抑制されるように調整されることを特徴とする前記方法によって解決される。 好適なフランジ状に形成された遠心器と取り囲むハウジングとの間の空間は周囲 に対して緊密にされかつ負圧を印加される。漏洩を補償するために、真空は常に ポンプによって維持されることができる。シールは遠心器の回転軸線に対して僅 かな距離にある個所に、好ましくは首部にある。 それによって真空遠心精紡装置は、特許請求の範囲第9項に記載された、典型 的な特性の糸の精紡のための装置にして、1段階で完全に撚られた糸が精紡され かつ取り出される遠心器と、ドラフト装置と、加撚装置と遠心器中で接触する糸 案内管とを備えた装置において、遠心器はハウジングの内方に回転可能に配設さ れかつ遠心器とハウジングとの間の内室は負圧を作用され、しかし遠心器の内方 は標準空気圧であり、その際負圧は回転の際遠心器の軸受摩擦のみが発生し、ハ ウジングに対する遠心器の外壁の空気摩擦は抑制されるように調整可能であるこ とを特徴とする前記装置によって特徴づけられる。原理的にハウジング及び又は 遠心器は相互に移動可能な少なくとも2つの部分から成り、その際遠心器の第1 の部分はハウジングのアキシャル方向において一部分に、そして他の部分はハウ ジングの他の部分においてアキシャル方向で回転可能に支承されている。本発明 の他の有利な構成は従属する請求の範囲に含まれる。 真空遠心精紡方法及び真空遠心精紡装置は相対的な投資及びエネルギー消費が 、同等な強度及び繊度の糸に関して、公知のリング精紡及びロータ精紡のそれと 同一であるという顕著な利点を有する。真空遠心精紡装置によって、充分に簡単 な精紡装置が構成されることができ、その際回転数は、装置の運転のためのエネ ルギー消費が高められることなしに、遠心器の強度によってのみ決定される。そ の際80,000R.P.M.及びそれ以上の回転数が達成されることができ、その結 果連条装置は高い供給速度で運転されることができる。従ってリング精紡及びロ ータ精紡で可能であるよりも低いエネルギー消費によって精紡されることができ る。発明者は、空気中で回転する遠心器の空気力学的損失は、遠心器のまわりの 残留圧力が標準の空気圧に関して略5%よりも小さい場合にのみ、大幅に減少さ れるという認識をもった。最適の結果は、この限界に達しない場合に達成される 、勿論このことは完全なシールと高いポンプコストを前提としている。 純粋な遠心精紡では運転中生じた糸切れは阻害されず、糸切れは巻回中に除去 されることができる。遠心精紡では糸端は回転する遠心器に求められかつ見出さ れ、このことは本出願人の西独国特許明細書特許出願第P4400999.2の 目的物である。 遠心器に設定される真空に基づいてかつそれによって可能な遠心器の高い回転 数に基づいて、ドラフト装置の供給能率は驚異的に増大し、従って高い最高出力 ドラフト装置が使用されることができかつそれによって精紡がケンスからフライ ヤなしに可能にされる。 図面の簡単な説明 図1は本発明による真空遠心精紡装置の原理図である。 図2はケンス精紡におけるドラフト装置とケンスとの間の精紡装置を示す図で ある。 図3は補助吸引ダクトを備えた精紡装置を示す図である。 図4a〜図4eは種々の精紡状態を示す図である。 図5は切断及び締付け装置を備えた段階精紡のための真空遠心精紡装置を示す 図である。 図6はカルダン状に懸架された純粋遠心精紡のための真空遠心精紡装置を示す 図である。 図7は特に段階的精紡のための他のカルダン状に懸架された真空遠心精紡装置 を示す図である。 図8は他のカルダン状に懸架された真空遠心精紡装置を示す図である。 本発明の実施方法 図1は方法を実施するための真空遠心精紡装置5の例の原理図を示す。ドラフ ト装置1からドラフトされたスライバ13が、自動的に撚りをかけられる加撚装 置2に達する。加撚装置2は形成される糸導入管3中の粗糸を、遠心器6中に二 重矢印の方向に挿入される糸案内管4中に導く。段階的な遠心精紡の際に糸案内 管は糸を粗い十字巻回をもって、段階精紡ではこれに対して二段階で一種の平行 巻回に配向する。 遠心器6は、原理的に遠心器の取り出しのために開放されることができる、ハ ウジング5’内に、このことは分離線73、73’によって示されているが、軸 受10によって自由に懸架されて又は自由に立てられて、遠心器6のびん状の首 部62のまわりに回転可能に支承されている。遠心器6の首部62は中空でかつ 同時に遠心器6の回転軸線及び、好ましくはびん状に形成されることができる遠 心器6内に糸案内管4のための通路を形成する。遠心器6の外壁とハウジング5 ’との間の内室は空気がなく、空気はそこで真空をつくり、このことは図1の符 号「pu」によって示されているが、従って遠心器6の首部62は外方からハウ ジング5’の内方7にシール11によって好適にシールされているが、遠心器の 内方には標準空気圧「pu」がかかっている。遠心器首部62は直径dhを有し 、直径は遠心器6の直径dzに関して比較的小さい。遠心器6ははずみ車によっ て駆動され、このことは湾曲された図矢印12によって示されている。 コップ9の内径が略40mmである場合、遠心器6が充填される。純粋な遠心 精紡では回転数が略1/10に低下され、負圧は除去されかつコップ9はハウジ ングから取り出され、その際ハウジングは開放され又は、糸はハウジング又は遠 心器が開放されることなしにハウジングから巻回されることができる。 遠心精紡方法は非常に高い回転数を可能にするので、ケンスから直接精紡され ることができ、それによって高出力ドラフト装置に結合した資本が良好に利用さ れる。ケンスからの精紡ではドラフト装置へのスライバの搬送は、ドラフト装置 の前に仮撚り装置が配設されていることによって容易にされる。厚いスライバが 加工されるべき場合、仮撚り装置とドラフト装置との間に、両ドラフト装置に供 給される粗糸分配器が配設されている。 図2は2つのドラフト装置1、1’とケンス14との間に設置された精紡装置 を示し、即ち仮撚り装置15と粗糸分配器16を示す。仮撚り装置15はスライ バ13に仮撚りを与え、それによって無用の張力のない搬送が可能にされる。粗 糸分配器は比較的厚いスライバでは仮撚り装置15からでる粗糸を2つのドラフ ト装置1、1’に分配する。 図3はドラフト装置と精紡装置2の断面図である。ドラフト装置1の出力ロー ル17に精紡装置2の吸引ダクト18が向かい合って位置しその際吸引ダクトの 内方に2つの空気を付勢された2つの接線ダクト19、19’があり、追加的に 吸引ダクト18の口部の範囲に補助吸引ダクト20が配設されることができる。 形成された粗糸が糸導入管3及び糸案内管4を通って遠心器の壁に達すると、精 紡のために必要な補助空気吸引部が補助吸引ダクト20によって停止される。 吸引ダクト18の直径は好ましくは3mmよりも小さい。圧力puがダクト1 9、19’を介して糸導入管3に達しかつ、その中心に負圧が存在する渦を形成 する。それによって粗糸は吸引されかつ撚られ、このことは補助吸引部20によ って支持される。糸導入管3は好ましくは6mmよりも小さい直径を有しかつ糸 案内管4の上死点が糸導入管に通じている。 標準的にドラフト装置軸線72と糸導入管の軸線とは垂直に同列に位置する。 しかしドラフト装置軸線72はある角度、好ましくは45°の角度で無段階に糸 導入管の軸線に対して傾倒可能である。それによって糸特性が限界まで調整され ることができる。作業装置の精密な整合によってドラフト装置の締付け線まで精 紡張力の最適な連続性が達成され、それ粗糸の遠心器中への弦状の投出が回避さ れる。 図4a〜図4cは純粋遠心精紡の際の方法ステップを示す。遠心器6は2つの 遠心部分から成り、即ち遠心上部分21と遠心下部分22とからなり、内方には コップ9が存在する。ドッファ23が付設されており、ドッファは保持部分42 から成り、保持部分は好適に機械装置に保持されることができかつ回転可能なマ ンドレル67を支持し、マンドレル上には回転可能にスリーブ28が配設されて いる、スリーブはコップを支持する状態にある。 図4bによれば、遠心器6は運転回転数の1/10の回転数の保持の下に運転 され、その結果ドッファ23はコップに導入されることができる。 ドッファ23のスリーブ28が載せられかつ回転する遠心器下部分22によっ て回転させられた後、回転数はゼロに低下し、それによってコップ9はスリーブ 28上にある。コップ9は取り出されかつスリーブ28からヘッドを介して巻回 されることができる、このことは図4cにおいて糸8を引き出す矢印24によっ て示されている。遠心器6は閉鎖されかつさらに精紡が行われる。 図4dによるコップ9が中心のマンドレル26によって補助遠心器25に移送 される場合、極端に高い巻回速度が可能である。移送後停止状態において補助遠 心器25が略10,000R.P.M.にされる。糸8は図4eによれば、内方から外 方へ追加の回転付与の下にヘッドを介して巻回されることができる。2000R. P.M.以上で巻回される場合、糸にはそれにより追加的に1m当たりの小さい撚り が付与される。全プロセスが考慮される場合、再び段階精紡方法が存在する。 段階精紡方法によって作業が行われる場合、遠心器が糸が充ちた後、糸は連続 した撚り付与の下に遠心器から引き出されかつ遠心器の直ぐ近くにあるスプール 上に巻回され、このことは図5に示されている。その際二段階遠心精紡で第1段 階で糸に少なくとも回転の90%、好ましくは95%が付与され、そして第2段 階で残りの回転が付与されることが有利である。 糸案内管4と図1の装置に類似している真空遠心精紡装置5のハウジング5’ との間に切断及び締付け装置27と巻回装置29がある。遠心器6が充填される と、糸案内管4はその上死点に達する。糸8は切断及び締付け装置27によって 固定されかつ補助ローラ30によって巻回装置29上に投出されて巻回され、そ れによって作業工程が反復される。切断及び締付け装置27は図5の二重矢印方 向に走行可能でありかつ糸の綺麗な切断を考慮している。 図6において、ことる純粋遠心精紡のための真空遠心精紡装置の好適な実施形 態が示されている。純粋遠心精紡のための遠心器は略100gの糸の収容能力を 有する。 真空遠心精紡装置は2部分から成るハウジング31から成り、その内方にはび ん状遠心器35が配設されており、室40内にはハウジング31と遠心器35と の間に負圧がかかっており、遠心器35の内方には標準圧力がかかっている。 原理的に遠心器は少なくとも2つの部分から成り、その部分は伸縮可能にされ 又は略円錐状に形成されており、その際遠心器部分の回転挙動は遠心力の下に、 好適な材料選択によって並びに遠心器部分の好適な形状によって、両遠心器部分 の回転の際気密な遠心器が得られるように構成される。追加的に部分はアキシャ ル方向作用する圧縮空気によって圧縮されることができる。遠心器部分は、ハウ ジングの他の部分に回転可能に支承されている、ハウジングの一方の部分あり、 その際駆動モータは遠心器部分に付設されている。遠心器部分の摩擦対形成のた めに、遠心器は、中間回転数まで高められ、その回転数は、両遠心器部分が相異 なる膨張に基づいて相互に空気密に張力を作用されるような値に選択され、その 際嵌合している遠心器部分は遠心力の下に膨張され、その結果遠心器は空気密な システムを形成しかつハウジングと遠心器との間の空間は真空puにまで真空に される。その後遠心器の回転数は、その運転回転数に達するまで高められる。張 力はそれによって大きく選択され、後続する負圧によって作用されるアキシャル 方向力が吸収されるようになる。 ハウジング31は遠心器35同様2つの部分32、33又は36、37から成 り、その際上法の外方遠心器部分36はアキシャル方向の固定軸受34、34’ によって上方ハウジング部分32に支承されている。アキシャル方向シール38 はハウジング31に対して上方遠心器部分36又は遠心器首部69を気密にシー ルする。コップを収容する下方の内法遠心器部分37はアキシャル方向に可動軸 受39、39’によって下方ハウジング部分33に支承されており、下方ハウジ ング部分は上方ハウジング部分32及び上方遠心器部分36に対して移動される ことができる。下方ハウジング部分33は電動モータ41を受け、電動モータは 下方遠心器部分37を駆動する。軸受は回転力の負荷の下にのみ走行し、全シス テムは弾性的に支承されておりその結果原理的に自由な回転が存在する。 遠心器部分36、37は相互に係合しかつ回転の際に気密にシールされる。遠 心器部分36、37を確実に対にしておくために、アキシャル方向において外方 から下方ハウジング部分33に過圧pueが印加され、過圧は相対的に運動可能 な部分を移動させる。可動回転の際過圧は零にされる。遠心器部分36、37の 材質及び寸法は、遠心器部分36、37のジャケット壁の間に構成される遠心力 では摩擦的気密な連結が得られるように形成される。遠心器35が最小回転数に 達しかつ遠心器部分36、37が相互に移動されると、室40が真空にされ、そ の後遠心器35はハウジング31の内方でその運転回転数に達する。 図7において二段階の段階精紡のための真空遠心精紡装置の好適な実施形態が 示され、この実施形態は糸を平行巻回に巻回かつ通常の方法で少なくとも50g の糸の収容能力を有する。鉢状に形成されたハウジング43の内方には1つの軸 線62のみを有する遠心器45があり、遠心器は図6における遠心器に類似して 2つの遠心器部分46、47から成り、その際上方、外方の遠心器部分46又は 遠心器首部70はハウジング43の内方で固定軸受68、68’によって回転可 能に支承されかつ外方に対して気密にシール38によってシールされている。電 動モータ41’はハウジング43及び上方の遠心器部分46の一体の構成部分で ありかつここでは有利に真空中に配設されている。ハウジング43は不動的に支 承されており、その結果遠心器45はカルダン状に懸架されている。反対側の端 にはハウジング43は運動可能な蓋44によって気密に開放可能に閉鎖されてお り、このことは二重矢印によって示されている。内方の遠心器部分47は容器状 に遠心器部分46内に係合し、ハウジング43、蓋44及び遠心器45の間の室 48は真空にされることができる。 そこで精紡が行われる、真空遠心精紡装置は、糸切れの際に糸くずの残りが除 去されなければならない場合、開放されるだけでよい。そのような場合、蓋44 は外されかつハウジング43は開放される。軸49は負圧puによって下方又は 上方の遠心器47の底で吸着されかつこれを上方又は外方遠心器部分46から引 き出す。軸49が回転可能にされている場合、糸くずは正しく取り出されること ができる、そのわけは糸は遠心力のために遠心器部分47の壁に留まるからであ る。これに対して純粋な遠心精紡では糸切れにもかかわらず精紡が続けられるこ とができる。 共通して前記の例においては、それぞれ各ハウジング部分に1つの遠心器部分 が懸架されかつ遠心器部分の摩擦による結合は過圧の印加によって形成されるこ とができるようにされることができる。遠心器が運転開始されるや否や、遠心器 は気密に閉鎖される。過圧が零に低下しかつ充分な回転数でハウジングと遠心器 との間の室が実質的に真空にされる。遠心器の軸受には力は全く作用しない、そ のわけは軸受の1つは固定軸受で、他の軸受は可動軸受として形成されているか らである。遠心器はカルダン状に懸架されている。 図8は真空遠心精紡装置の他の実施形態を示す。ハウジング部分51、52か ら成る、ハウジング50の内方には遠心器53が配設されており、遠心器は2つ の遠心器部分54、55から成る。ハウジング50と遠心器53との間の室56 は実際に真空にされることができる。上方、外方の遠心器部分54はハウジング 50の上方ハウジング部分51において軸受57を有し、軸受は成形ゴム58に カルダン的な支承のために弾性的に支承されておりかつ成形ゴム58に対して外 方に向かって遠心器首部71に対してシール59によって気密にシールされてい る。上方のハウジング部分51は制動装置60を有する。 下方、内方の遠心器部分55はその下方の、図示しない端に好適に支承されか つ駆動される。下方、内方の遠心器部分はアキシャル方向において−図6、7の 遠心器35、45と同様に−上方の遠心器部分54から分離されることができ、 それぞれ糸又は糸残部は段階精紡の際に内方の遠心器部分55から分離されるこ とができる。 遠心器部分54、55の間の摩擦的及び又は形状一体的係合は、それぞれ最も 外方のホイール又は遠心器部分の端が相互に摩擦的に又はねじ61、61’又は バヨネット結合部を備えていることによって達成され、その結果遠心器部分54 、55の端は図8によれば相互に移動可能に係合している。両遠心器部分55、 54の間の連結を形成するために、遠心器部分54はブレーキ60によって回転 を阻止され、その際下方の遠心器部分55はアキシャル方向かつ回転の下に上方 の遠心器部分54に対して動かされ、その結果遠心器53の閉鎖が行われる。 遠心器53の開放は反転した順序で行われ、その際遠心器は停止されかつ上方 の遠心器部分54はブレーキ60によってブロックされ、モータは短時間反対方 向に回転し、その結果遠心器部分54、55は分離される。内方にある糸巻回は 縮減される。両遠心器部分54、55の相互移動の後下方の遠心器部分55は電 動モータによって別個に再び駆動され、それぞれコップは開放されかつ強固にな り、その結果ドッファは導入されかつ糸は取り出されることができる。 原理的にハウジングのハウジング部分は保持され、相対的に運動可能な遠心器 の遠心器部分に対して制動のための及び所属の遠心器部分の停止のための制動装 置を有し、その際この遠心器部分は好ましくは付設のハウジング部分内の固定軸 受によって回転可能に支承されている。 ドッファは真空遠心精紡装置の機械装置に配設されることができ、例えばドッ ファは遠心器の両遠心器部分の相互の移動の後コップを有する遠心器部分に自動 的に導入可能である。 用途 真空遠心精紡方法及び真空遠心精紡装置は特に典型的な特性の糸の製造のため に好適であり、その際従来技術によるリング精紡及びロータ精紡よりも比較的低 いエネルギー消費及び投下資本によって、精紡が行われることができる。同一の 強度及び繊度の糸に関して、比較的エネルギー消費及び所要投下資本が、従来技 術によるリング精紡及びロータ精紡よりも低い。 図中符号 1 ドラフト装置 1’ ドラフト装置 2 加撚装置 3 糸導入管 4 糸案内管 5 真空遠心精紡装置 5’ ハウジング 6 遠心器 35 遠心器 45 遠心器 53 遠心器 7 内室 8 糸 9 コップ(糸巻回物) 10 軸受 11 シール 12 渦巻部 13 スライバ 14 ケンス 15 仮撚り装置 16 粗糸分割器 17 出力ロール 18 吸引ダクト 19 接線ダクト 19’接線ダクト 20 補助吸引ダクト 21 遠心器上部分 22 遠心器下部分 23 ドッファ 24 矢印 25 補助遠心器 26 マンドレル 27 切断及び締付装置 28 スリーブ(チーズ) 29 巻回装置 30 補助ローラ 31 ハウジング 32 ハウジング部分 33 ハウジング部分 34 固定軸受 34’固定軸受 36 遠心器部分 37 遠心器部分 46 遠心器部分 47 遠心器部分 54 遠心器部分 55 遠心器部分 38 バッキング 39 可動軸受 39’可動軸受 40 内室 41 電動モータ 41’電動モータ 42 保持部分 43 ハウジング 44 蓋 48 内室 49 軸 50 ハウジング 51 ハウジング部分 52 ハウジング部分 56 内室 57 軸受 58 成形ゴム 59 パッキング 60 制動装置 61 ねじ又はバヨネット結合部 61’ねじ又はバヨネット結合部 62 遠心器首部又は遠心器の回転軸線 63 遠心器の軸線 64 回転皿状体 65 軸線 66 ダクト 67 マンドレル 68 固定軸受 68’固定軸受 69 遠心器首部又は遠心器の回転軸線 70 遠心器首部又は遠心器の回転軸線 71 遠心器首部又は遠心器の回転軸線 72 ドラフト装置 73 分離線 pu 負圧 pn 標準空気圧 dz 遠心器の直径 dh 遠心器首部の直径 α 糸導入管の軸線に対するドラフト装置軸線の角度
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.遠心器、ドラフト装置(1、1’)、加撚装置(2)及び遠心器中に進入す る糸案内管(4)の利用の下に、一段階で完全に撚りをかけられ又は第1段階で 部分的に撚りをかけられた糸が遠心器(6、35、45、53)中に紡がれかつ 取り出されそして部分的に撚られた糸では糸は第2段階で取り出しの際巻回の間 残りの撚りをかけられる、典型的な特性の糸の精紡のための遠心精紡方法におて い、 遠心器(6、35、45、53)は負圧(pu)の室(7、40、48、56 )内で回転し、しかし遠心器内では標準空気圧(pn)でありかつ遠心器内では 標準空気圧(pu)の下に精紡が行われ、その際負圧(pu)は、遠心器の回転 の際遠心器の軸受摩擦のみが発生し、遠心器(6、35、45、53)の外壁の 空気摩擦は抑制されるように調整されることを特徴とする前記方法。 2.段階的遠心精紡方法では遠心器(6、35、45、53)が充満した後、回 転数は称呼回転数の著しく下方に低下され、好ましくは称呼回転数の略1/10 に低下され、負圧(pu)は除去されかつコップ(9)はドッファ(23)によ って取り出される、請求の範囲第1項記載の遠心精紡方法。 3.加撚のために加撚装置(2)の直ぐ上方で空気が吸引されかつ自動的に加撚 されそして生じた糸が遠心器(6、35、45、53)の壁に達するや否や、空 気吸引部(20)は停止される、請求の範囲第1項又は第2項記載の遠心精紡方 法。 4.遠心器(6、35、45、53)は停止後、その際内方にあるコップ(9) は縮合されてハウジング(5’、31、43、50)から取り出されかつ遠心器 はハウジングの外方で回転され、その結果コップ(9)は再び開放されかつ更に 処理されることができる請求の範囲第1項又は第2項記載の遠心精紡方法。 5.2段階遠心精紡では、糸に第1段階で少なくとも撚りの90%、好ましくは 95%、第2段階で撚りの残りが付与される、請求の範囲第1項記載の遠心精紡 方法。 6.ケンス(14)で精紡されかつケンス出口とドラフト装置(1、1’)の入 口との間でスライバ(13)に仮撚り装置(15)によって撚りが付与される、 請求の範囲第1項記載の遠心精紡方法。 7.スライバ(13)が仮撚り装置(15)の後に分割されかつ2つのドラフト 装置(1、1’)に送られる、請求の範囲第2項記載の遠心精紡方法。 8.ハウジング及びそこで回転する遠心器の使用の下に、両者は少なくとも2分 分に接続可能でありかつ遠心器部分は相異なる回転を有する、請求の範囲第1項 記載の遠心精紡方法において、 遠心器部分の摩擦的対形成のために、遠心器は中間回転数に高められ、その回 転数は、両遠心器部分が相異なる膨張に基づいて相互に気密に嵌合されるように 選ばれ、その際張力は、後続の負圧(pu)によって作用されるスラスト力が受 けられ、続いて遠心器が運転回転数に高められるような大きさに選択される、請 求の範囲第1項記載の遠心精紡方法。 9.典型的な特性の糸の精紡のための装置にして、一段階で完全に撚られた糸が 精紡されかつ取り出される遠心器(6、35、45、53)と、ドラフト装置( 1、1’)と、加撚装置(2)と遠心器中で接触する糸案内管(4)とを備えた 装置において、 遠心器(6、35、45、53)はハウジング(5’、21、22、31、4 3、50)の内方に回転可能に配設されかつ遠心器とハウジングとの間の内室( 7、40、48、50)は負圧を作用されしかし遠心器の内方は標準空気圧であ り、その際負圧は回転の際遠心器の軸受摩擦のみが発生し、ハウジング(5’、 21、22、31、43、50)に対する遠心器(6、35、45、53)の外 壁の空気摩擦は抑制されるように調整可能であることを特徴とする前記装置。 10.第1段階で部分的に撚られた糸が精紡されかつ糸は第2段階で取り出しの 際巻回の間残りの撚りを付与される、遠心器(6、35、45、53)と、ドラ フト装置(1、1’)と、加撚装置(2)と遠心器中に進入する糸案内管(4) とを備えた典型的特性の糸の精紡のための装置において、 遠心器(6、35、45、53)はハウジング(5’、21、22、31、4 3、50)内に回転可能に配設されておりかつ遠心器とハウジングとの間の内室 (7、40、48、56)は負圧をかけられ、しかし遠心器の内方には標準空気 圧(pu)がかかっており、その際負圧(pn)は、回転の際遠心器の軸受摩擦 のみが発生し、ハウジング(5’、21、22、31、43、50)に対する遠 心器(6、35、45、53)の外壁の空気摩擦は抑制にされるように調整可能 であることを特徴とする前記装置。 11.遠心器(6、35、45、53)はびん状に形成されかつ回転軸線と同心 に形成された首部(62、69、70、71)を介して接合され、その直径は遠 心器(6、35、45、53)の直径(dz)に比して小さくかつ真空の維持の ためにハウジング(5’、21、22、31、43、50)に対して空気密にシ ールされている、請求の範囲第9項又は10項記載の装置。 12.ハウジング(5’、31、43、50)及び又は遠心器(6、35、45 、53)は少なくとも2つの部分(21、22、32、33、36、37、43 、44、46、47、51、52、54、55)から成り、これらは相互に移動 可能でありかつ遠心器の一方の部分はハウジンクの一部分中をアキシャル方向に 、他方の部分はハウジングの他方の部分中で回転可能に支承されている、請求の 範囲第9項又は10項記載の装置。 13.ハウジング(43)は開放可能な鉢状に形成されておりかつ取り外し可能 な蓋(44)を有し、その際遠心器(45)は1つの軸線(62)のみを有しか つその軸線によってハウジング(43)の内方で回転可能であてりかつ気密に支 承されておりそして電動モータ(41’)がハウジング内で、好ましくは軸線( 62)のまわりに設けられている、請求の範囲第9項又は10項記載の装置。 14.遠心器(35、45)の遠心器部分(36、37、46、47)は円錐形 又は伸縮可能であり、その際遠心器部分の膨張は遠心力の下に好適な材料選択に よって並びに遠心器部分の好適な形状によって、回転の際、真空下で発生するス ラスト力を受けるような空気密な遠心器が得られるように構成されている、請求 の範囲第9項又は10こう記載の装置。 15.遠心器の一方の部分は固定軸受によって、他方の部分は可動軸受によって 所属のハウジング部分に対して回転可能に支承されており、その際可動軸受の側 に対形成のために、精紡位相ではゼロにされる補助過圧(pue)が印加可能で ある、請求の範囲第9項又は10項記載の装置。 16.ハウジング(31、43)及び又は遠心器は弾性的に支承されており、そ の結果遠心器はカルダン状に懸下されておりかつ回転軸線は自由に調整される、 請求の範囲第9項又は10項記載の装置。 17.ハウジング(5’、31、43、50)と遠心器(6、31、45、53 )との間の内室(7、40、48、56)に真空ポンプが接続可能である、請求 の範囲第9項又は10項記載の装置。 18.遠心器(45)には回転皿状体(64)と軸線(65)とを備えた軸(4 9)が付設されており、軸はケンス(66)を有し、ケンスを介して負圧(pu )が下方の遠心器部分(47)の吸引のために印加可能であり、その際回転皿状 体(64)は下方の遠心器部分(47)に結合可能である、請求の範囲第9項又 は10項記載の装置。 19.固定軸受の側でハウジング(50)の内方にスリーブ−又はリング状の成 形ゴム(58)が配設されており、その内方に遠心器(53)の遠心器部分(5 4)が回転可能にかつシールされて保持されており、その際遠心器部分(54、 55)はその重なった縁にそれぞれシールしているねじ−又はバヨネット結合部 (61、61’)を備える、請求の範囲第9項又は10項記載の装置。 20.ハウジング(50)のハウジング部分(51)の1つが遠心器(53)の 相対的に可動の、保持されている遠心器部分(54)に対して所属の遠心器部分 (54)の制動及び停止のための制動装置(60)を有しその際この遠心器部分 (54)は好ましくは所属のハウジング部分(51)の内方の固定軸受(57) によって回転可能に支承されている請求の範囲第9項又は10項記載の装置。 21.遠心器の範囲にドッファ(23)が旋回可能に配設されており、ドッファ は保持部分(42)に回転可能に配設されたマンドレル(67)から成り、マン ドレル上にはスリーブ(28)が配設されている、請求の範囲第9項又は10項 記載の装置。 22.糸案内管(4)の上死点の範囲に糸(8)の切断及び締付け装置(27) が配設されている、請求の範囲第9項又は10項記載の装置。 23.ドラフト装置が糸導入管の軸線に対してある角度(α)、好ましくは45 ゜の角度まで傾倒可能である、請求の範囲第9項又は10項記載の装置。
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