JPH08506765A - 側面押抜きユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 開示の押抜きユニットは、ユニットボデー内部の２つのくさびによってプレスの垂直方向運動を水平方向運動に変換し、上部くさびの下降運動が、下部くさびの水平方向変位を決定し、該ユニットは、戻し機構およびユニット停止のためのロックセンサを備えている。該ユニットは、気体減衰器または金属バネを有し、１つの実施例の場合、該ユニットは、該ユニットよりも大きいベースプレートに設置され、上記ベースプレートは、固定プレートに調心され、かくして、内部の空転防止構造体と共働して空転を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】 側面押抜きユニット技術分野 本発明は、プレスによって駆動される押抜き工具に関する。背景技術 垂直運動を水平な押抜き作用に変換するタイプの押抜きデバイスについては、 既に、若干の実施例が知られている。公知の標準タイプの１つは、ポンチを保持 するベースと、２つのホイルの組、即ち、プレスによって駆動される上部ホイル と、水平運動伝達のための空気圧シリンダを有することができポンチホルダの水 平ボデーを押圧する下部ホイルとからなる組を有するダイとからなる。 スペイン特許第１０３５６６号には、水平にセットされ、垂直方向へ可動なス トライカ（ｓｔｒｉｋｅｒ）と、液圧伝達手段によってストライキング部材のス トロークを決定する液圧複動プランジャーとを含む、“Ｕ”字状部材またはシャ シからなる“押抜機工具のストライカを駆動するための改善されたデバイス”が 開示されている。これは、従来の構成であり、運動伝達は、ストライキング・ユ ニットの受容方向と同一の方向へ行われる。 スペイン特許第２３７２６１号は、上述のデバイスに先行し、上記デバイスの 構造および操作に関して極めて類似の特徴を有する、“改善された押抜きユニッ ト”に関する。発明の開示 本発明の目的は、圧力または対応するプレスストロークの印加方財から９０° の方向へ押抜き運動を伝達するよう設計された部材の組からなる、横方向押抜き ユニットを提供することにある。このユニットの主要利点は、その簡単さ、小さ い寸法、くさびおよびその空転防止系に含まれるタイプの調心（ａｌｉｇｎｍｅ ｎｔ）操作の不要性、戻りストロークの誤差を検知し、水平運動への垂直運動の 有効な変換から外れて上部ピストンにプレスから更にストロークが加えられるの を阻止できる特徴にある。上記部材は、更に、実質的に経済的に作製できる。 このユニットは、実質的に２つの可動部材、即ち、垂直方向へ運動する部材と 、水平方向へ運動する部材とを有し、垂直部材で水平部材を把持して水平部材に 現れ得るトルクが阻止されるよう双方の部材を接続した全アセンブリの支承を構 成するボデーからなる。 それぞれ５つの図面に示した２つの実施例を参照して、以下に、本発明を詳細 に説明する。図面の簡単な説明 第１図は、押抜き操作を開始できる状態の第１実施例の縦断面図である。 第２図は、ピストンが下降された状態の上記実施例の縦断面図である。 第３図は、第１図の横断面図である。 第４図は、第２図の横断面図である。 第５図は、部材の上面図である。 第６図は、押抜き操作を開始できる状態の第２実施例の縦断面図である。 第７図は、ピストンが下降された状態の上記実施例の縦断面図である。 第８図は、第６図の横断面図である。 第９図は、第７図の横断面図である。 第１０図は、部材の下面図である。発明を実施するための最良の形態 上記図面において、支持ボデーを１で示し、上部くさびを２で示し、上部ピス トンを３で示し、下部くさびを４で示し、ポンチホルダをクランプする固定プレ ートまたはフロント部材を５で示し、もどしバネを６で示し、摩擦係数が小さく 高圧に耐え潤滑剤（例えば、グラハイト）を備えたプレートを７で示し、消音ス トッパを８で示した。９はピストン・スクレーパであり、１０は内部横部材であ り、１１は下部くさびのボデーのスロットであり、１２はポンチホルダの固定孔 であり、１３は下部くさび４を移動させるためのスペースまたは孔を被うプレー トであり、１４は近接検知器のための孔であり、１５は平滑なプレートであり、 例えば自己潤滑性または非自己潤滑性ブロンズからなる減摩ブロンズであり、１ ７は作動ベースに確保するためのスロットであり、１８は垂直運動によって下部 くさび内に入る上部くさび部分であり、１９は上部くさび内に入る下部くさび部 分である。上部くさびから作用を受けた際の下部くさびの下部形状を２０で示し 、直角に貫通したアセンブリ固定孔（第５図参照）を２１で示し、調心孔を２２ で示した。 第６−１０図に示した実施例の場合、先行実施例に対して若干の変更が行われ ており、２３は下部くさびスクレーパであり、２４は気体バネ確保カバーであり 、２６はベースプレートにボデーを確保するための孔である。２７はベースプレ ートまたは第２空転防止デバイスであり、２８はピストン３のストロークを制限 するネジであり、２９はベースプレートに対して支持ボデーを調心（ａｌｉｇｎ ）する孔であり、３１はベースプレートの調心孔である。発明の作用および効果 本発明の作用を以下に示す。支持ボデー１は、加工面に固定できる構造体から 形成され、上部くさび２と、上記上部くさびに接続されポンチホルダの前部クラ ンプ部材または固定プレート５を有する下部くさび４とを有し、上記前部クラン プ部材は、１つの側で横部材１０を支持し反対側で下部くさび４自体を支持する バネ６の作用によってもどされる。上部くさび２は、グラハイトをはめ込んだ平 滑なプレート７からなる下部くさび４と接触する内部セクションを有し、このセ クションと接触するくさび４の傾斜面は、平滑である。上部ピストン３は、スク レーパ９の間に設置され、生ずる騒音を減少するためゴム、ポリウレタンなどか らなるストッパ８を有する。前部部材の戻りバネは、支持ボデーに確保された内 部横部材１０に固定され、従って、下部くさび４のボデーには、上記横部材１０ を導入するスロット１１が設けてある。前部部材５は、ポンチホルダを確保する ための孔１２を有し、端面において、スクレーパ９まで下部くさび４を移動する ための孔を被うプレート１３によって被われている。後部には、近接検知器を備 えた孔１４が設けてある。近接検知器は、ストローク後に対応する戻り運動が起 きないか否かを検知し、起きた場合はプレス運動をロックする。ボデー１の内部 には、平滑なプレート１５およびブロンズブシュ１６が設けてある。上部くさび ２および下部くさび４は、くさび４を囲む“Ｕ”字形のくさび２によって、一緒 にロックされ、従って、すべての可能なトルクが阻止される。下部くさび５の空 転防止デバイスは、上記下部くさび４の回転を阻止するよう整合する共面形状の 部分１８，１９，２０からなる。加工操作は、第５図に示した貫通孔２１，２２ によって確保される。 部材４，３の間の可能で必要なクリアランスによって、多数回の加工後に回転 傾向に帰因して非調心状態が誘起されるので、第６−１０図に示した実施例は、 補助の空転防止機構を含み、更に、より高負荷のユニットのために、ボデー１と ベースプレート２７とを分離した構造が考案されている。このために、２つのタ イプの調心方式が考案されている。第１の方式の場合、支持プレートにおいて加 工面に関して、確保スロット１７、ベースプレートの調心孔３１およびベースプ レート３０の固定孔によって調心を行う。第２の場合、ボデー１およびベースプ レート２７を、ベースプレート９に対して支持ボデーを調心する孔によって調節 し、支持ボデーの固定孔によってベースプレート２６に固定する。くさび４とピ ストン３との間の空転防止系は、ほぼ、ポンチホルダのクランププレート５とベ ースプレート２７との間に置かれる。このベースプレートは、既述の如く、ユニ ットの垂直投影面から突出し、第２空転防止機構を構成する。従って、プレート ５の下端は、図６，７から明らかな如く、平滑なベースプレートに整合し、上記 ベースプレート上を摺動して前進し、かくして、内部の回転防止デバイスが加工 部材から解放され、ユニットの使用期間が延長される。 この実施例の場合、バネ２５は、気体バネであり、もどり運動に関してより有 効であり、小寸法であり、金属バネの脆弱性はない。この場合、更に、下部くさ びの後部には、くさびの操作運動時に塵埃の侵入を阻止するスクレーパ２３が僅 かに拡張して設けてある。 この実施例は、押抜き機に工業的に使用される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．側面押抜きユニットにおいて、連結くさびの形の２つの部材を設けた支持ボ デー（１）と戻し機構とを有し、上部くさび（２）が、上部ピストン（３）を上 部に有する実際にくさび形状の部材から形成され、これら双方、即ち、上部くさ びおよび上部ピストンが、垂直方向へ可動であるが側方へまたは横方向へ可動で なく、下部くさび（４）が、上部くさびの側部の共面部分と一致する平坦な形状 の実質的に円筒形の部材から形成され、そしてポンチホルダ用の固定プレートを 前部に有しそして水平方向へ可動な部分に沿って、上部くさびに接続されている ことを特徴とする、側面押抜きユニット。 ２．水平方向へ可動な下部くさびが、縦方向スロット（１１）を有し、横部材（ １０）が、支持のため上記スロットを貫通し、ボデー（１）に対してバネ（６， ２５）または同様の部材の一端を保持し、上記バネの逆の端部が、下部くさび（ ４）に接続されていることを特徴とする、請求の範囲第１項記載の側面押抜きユ ニット。 ３．上部くさびが、摩擦係数が小さく、高圧に耐え、場合によっては、減摩材（ 例えば、グラハイト）を備えていることを特徴とする、請求の範囲第１項記載の 側面押抜きユニット。 ４．ボデー（１）の内面が、埋込んだグラハイトと接触するブロンズまたは別の 材料からなるブッシュと整合されていることを特徴とする、請求の範囲第１項記 載の側面押抜きユニット。 ５．ポンチホルダの固定プレート（５）が、固定プレートの外側端からブッシュ （９）まで水平に延びるプレート（１３）を有することを特徴とする、請求の範 囲第１項記載の側面押抜きユニット。 ６．該ユニットが、ボデー（１）の後部に形成された縦方向孔（１４）を有し、 上記孔には、プレスの運動または対応する自動デバイスの運動に関連された近接 検知器を設けることができることを特徴とする、請求の範囲第１項記載の側面押 抜きユニット。 ７．ユニットのボデー（１）が、ベースプレート（２７）上に設置され、かくし て、上記ベースプレートは、上記ユニットよりも大きい表面積を有し、ポンチホ ルダの固定プレート（５）の下部が、全長にわたって上記ベースプレート（２７ ）の表面に対して調心されることを特徴とする、請求の範囲第１項記載の側面押 抜きユニット。 ８．ベースプレートが、ベースプレート（２７）に対して支持ボデー（１）を固 定するための孔（２６）と、ベースプレートに対して支持ボデーを調心するため の孔（２９）と、加工面（３）に対してベースプレートを確保するための孔と、 ベースプレートの調心孔（３１）と、作業ベースに対して上記ベースプレートを 確保するためのスロット（１７）とを有することを特徴とする、請求の範囲第７ 項記載の側面押抜きユニット。