JPH08501610A - 自動駐車用建屋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 駐車場所（１４Ａ）がその上に星状に配置されている複数の駐車平面（１４）を持った円筒状の自動駐車用建屋（１）は中央に固定支柱（３）を有し、この支柱（３）に少なくとも二つの自動車搬送装置（４）が回転可能に保持されている。これらの自動車搬送装置は数台の自動車を垂直に且つ水平に同時に互いに無関係に搬送することができる。このことは自動車の高速収納および駐車用建屋の非常に確実な運転を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 自動駐車用建屋 本発明は請求の範囲第１項の上位概念部分に記載の円筒状の駐車用建屋に関す る。このような駐車用建屋はＤ０３０６０５８号明細書およびＰＣＴ／ＩＴ／９ １／０００２７号明細書で公知である。ＰＣＴ／ＩＴ／９１／０００２７号明細 書に示されている駐車用建屋は４台のリフトを持った旋回塔を利用している。こ れらのリフトは旋回塔に沿って互いに無関係に動ける。しかしリフト間の角度は 一定している。この方式は以下の四つの欠点を有している。 １．旋回塔が停止したとき、設備全体が拘束されたままとなる。 ２．自動車は１台づつしか出入りできないので、自動車の収納速度が制限される 。 ３．その収納速度を増大するために、すべてのリフトが同時に利用できるように 駐車用建屋の直径を決めねばならない。しかしこれは、 ３．１ 床面積の有効な利用を阻害する。 ３．２ それでも複数台の自動車を同時に操作することはあまりできない。 ４．旋回塔における規定の点検作業は駐車用建屋の作業 を大きく妨げ、これによって非常に高価となる。 本発明の目的は上述の欠点を除去することにある。 これは冒頭に述べた形式の駐車用建屋において、請求の範囲第１項の特徴部分 に記載の手段によって達成される。この本発明に基づく構成によって、複数の自 動車搬送装置は同時に互いに無関係に中心軸線を中心として回転できる。唯一の 制限は自動車搬送装置が互いにそばを通過できないことである。各自動車搬送装 置は一つのリフトと駆動ユニットが装備されている。これによって、駐車用建屋 全体が旋回塔の欠陥によって休止される危険は回避される。 特に作業過程がコンピュータによって支援されるとき、すべての自動車搬送装 置をほとんどいつでも同時に自動車の操作に対して採用することができるので、 収納速度が大きく増大される。駐車用建屋の大きさを有用な床面積に良好に適合 させることができる。系統全体における規定の点検作業は問題なしに実施できる 。 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 第１図は中央支柱と二つの独立した自動車搬送装置とを持った駐車用建屋の垂 直断面図であり、第２図はその水平断面図である。 有利な駐車用建屋は四つの自動車搬送装置４を有している。各自動車搬送装置 の重量はそれぞれ固有のアキシャルセグメント軸受７に載り、自動車搬送装置の 垂直の 調節は三個のラジアルセグメント軸受６によって保証されている。各自動車搬送 装置はアキシャル軸受７からの飛び出しを避ける固有の係止フランジ１５を利用 している。ねじり応力の発生を避けるために、回転駆動は支持面１１上に設けら れた２台のステップモータ１２によって行われる。駆動力の伝達は歯車により行 われ、その補助的な不動の伝動装置は内部ピット１の中に配置されている。自動 車は固有の歯車系における牽引装置によってリフトにあるいはそこから搬送され る。その電子制御はコンピュータによって支援されている。 駐車用建屋１における駐車過程は電子制御装置によって制御され監視される。 中央支柱３に複数の自動車搬送装置４が取り付けられている。各自動車搬送装 置は一つの主梁５と一つあるいは複数の補助梁５Ａを有している。これらの梁は 中央支柱３に沿って配列されている。主梁５は中央支柱３に軸受６，７によって 、自動車搬送装置４全体が支柱３を中心として回転できるように取り付けられて いる。 自動車搬送装置の重量はアキシャル軸受７によって支えられている。自動車搬 送装置の支柱３に沿っての垂直の調節はラジアル軸受６によって保証されている 。アキシャル軸受７は中央支柱３に形成されている軸受ベッド７Ａ上に載ってい る。自動車搬送装置は昇降可能なプラットホーム８を利用している。昇降ガイド ９は一つある いは複数の梁から成っている。補助梁５Ａないし主梁５は、プラットホーム・カ ウンタウェイト１０に対して十分な場所が残っているように配置されている。 支柱３は機械式および電子式のすべての補助装置に対する保持体でもある。自 動車搬送装置の上端および下端に支持プラットホーム１１が設けられている。支 持プラットホーム１１は自動車搬送装置の駆動に必要な機械式および電子式装置 に対する保持体である。 中央支柱３に自動車搬送装置による旋回運動の実施にとって必要な装置が設け られている。プラットホームへのあるいはそこからの自動車の搬送は請求項６記 載の固有の歯車系における牽引装置によって実施され、その場合、駐車場所は駐 車済み自動車に対する係止装置を有している。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＵ，ＢＧ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＦＩ， ＨＵ，ＪＰ，ＫＲ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＫ，ＵＡ，Ｕ Ｓ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 中央の円筒状内部ピット（２）および出入り口付きの駐車場所（１４Ａ ）がその上に星状に配置されている複数の駐車平面（１４）を持った円筒状の駐 車用建屋（１）において、円筒状の内部ピットの中央に固定中央支柱（３）が配 置され、互いに無関係に動ける少なくとも二つの自動車搬送装置（４）が存在し 、これらの自動車搬送装置が垂直方向に移動できる昇降可能なプラットホーム（ ８）を有し、中央支柱にこれを中心として回転可能に保持されていることを特徴 とする駐車用建屋。 ２． 各自動車搬送装置（４）の運動が電子制御によって互いに無関係に制御 でき、自動車搬送装置間の干渉を避けるための手段が設けられていることを特徴 とする請求の範囲第１項記載の駐車用建屋。 ３． 支柱が、駐車用建屋の運転に利用される機械式、電子式および電動式装 置に対する支持要素として形成されていることを特徴とする請求の範囲第１項な いし第３項のいずれか１項に記載の駐車用建屋。 ４． 自動車搬送装置の重量が一つあるいは複数の軸受（７）によって支えら れ、自動車搬送装置の中央支柱に沿った垂直の調節が複数のラジアル軸受（６） によって保証されていることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第３項のいず れか１項に記載の駐車用建屋。 ５． 自動車搬送装置（４）が軸方向に整列されている一つあるいは複数の梁 から成り、これらの梁の少なくとも一つ（５）がアキシャル軸受およびラジアル 軸受により中央支柱に結合され、前記梁の一つあるいは複数（５Ａ）がそれに沿 ってプラットホームおよびプラットホーム・カウンタウェイトが滑るようにプラ ットホーム・ガイド（８）として使用されるか使用でき、前記梁の一つあるいは 複数に最上階の上側および最下階の下側において、モータ（１３，１２）および 自動車搬送装置の運動に必要な別の補助装置を設置するための一つあるいは複数 の支持プラットホーム（１１）が設けられていることを特徴とする請求の範囲第 １項ないし第４項のいずれか１項に記載の駐車用建屋。 ６． 自動車搬送が固有の歯車系における牽引装置によって行われ、駐車場所 が駐車済み自動車に対する係止装置を有していることを特徴とする請求の範囲第 １項ないし第５項のいずれか１項に記載の駐車用建屋。